JP2898642B2 - 自動変速機のライン圧制御装置 - Google Patents

自動変速機のライン圧制御装置

Info

Publication number
JP2898642B2
JP2898642B2 JP63278955A JP27895588A JP2898642B2 JP 2898642 B2 JP2898642 B2 JP 2898642B2 JP 63278955 A JP63278955 A JP 63278955A JP 27895588 A JP27895588 A JP 27895588A JP 2898642 B2 JP2898642 B2 JP 2898642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line pressure
correction amount
shift
automatic transmission
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63278955A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02125169A (ja
Inventor
靖史 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP63278955A priority Critical patent/JP2898642B2/ja
Publication of JPH02125169A publication Critical patent/JPH02125169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2898642B2 publication Critical patent/JP2898642B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機のライン圧制御装置、特に変速中
にライン圧を適正に制御するための装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 自動変速機は変速歯車機構の各種摩擦要素(クラツチ
やブレーキ等)をライン圧により選択的に油圧作動させ
て所定変速段を選択し、作動する摩擦要素を変更するこ
とにより他の変速段への変速を行う。
このためライン圧が高過ぎると、摩擦要素の過渡的締
結容量が過大となつて大きな変速シヨツクを生じ、ライ
ン圧が低過ぎると、摩擦要素の過渡的締結容量が過小と
なつて摩擦要素の滑りにともなう寿命低下を招く。従つ
て、ライン圧は適正に制御する必要があり、従来は例え
ば1987年3月日産自動車(株)発行「オートマチツクト
ランスミツシヨンRE4R01A型整備要領書」(A261C07)に
記載の如く、変速中と非変速中とで異なるが夫々の第6
図(Aは非変速用、Bは変速用)に示すテーブルデータ
から、エンジンスロツトル開度を基にライン圧制御ソレ
ノイドの駆動デユーテイを決定してライン圧を制御して
いた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、かかる従来のライン圧制御装置にあつては、
ライン圧制御ソレノイドに製品のバラツキがあつたり、
特性の経時変化を生じた時、或いは摩擦要素に製品のバ
ラツキがあつたり、摩擦材の経時変化を生じた時、これ
らに対処できず、前者の場合同じソレノイド駆動デユー
テイでもライン圧が適正値からずれ、後者の場合ライン
圧が狙い通りに制御されても摩擦要素に対し適切な値で
なかつたりし、いずれにしてもライン圧の過不足によつ
て大きな変速シヨツクや摩擦要素の寿命低下は免れな
い。
本発明は、第8図に示す如く、前記文献の自動変速機
が瞬時t1にシフトソレノイドをONからOFFして第1速か
ら第2速へアツプシフト変速する場合につき述べると、
ライン圧が低い場合これを元圧とする2速選択圧が実線
で示すように上昇して対応する摩擦要素を締結進行さ
せ、変速歯車機構の入出力回転比NT/NO(NT:入力回転
数、NO:出力回転数)で表わされるギヤ比が第1速相当
値から実線で示す如く第2速相当値に変化し、変速機出
力トルクを実線の如くに変化させるのに対し、ライン圧
が高い場合点線で示す如き動作波形となり、ギヤ比NT/N
Oが変化している時間、つまりイナーシヤフエーズ時間
Tよりライン圧が前記のバラツキや経時変化を加味した
適正値か否かを判断できるとの観点から、 基本的には、第6図のようなラインソレノイド駆動デ
ューティをスロットル開度ごとの基本ライン圧として定
め、これに、スロットル開度ごとのライン圧補正量を加
算して求めた圧力値にライン圧を制御するようにし、 更に、前回変速中のイナーシャフェーズ時間および目
標イナーシャフェーズ時間の偏差が小さくなるようスロ
ットル開度ごとに上記のライン圧補正量を修正するよう
にしたライン圧制御装置を提案するものである。
ところで、かかる学習制御によるライン圧制御方式に
おいて、自動変速機の作動油温が高く、ライン圧制御ソ
レノイドを含む制御系が不安定な間(キヤビテーシヨン
等)も上記の学習制御を継続すると、ライン圧制御がこ
の間でたらめとなり、学習制御が却つて仇になる。
ちなみに従来、特開昭63−203948号公報に記載のよう
に、エンジン負荷などのエンジン運転状態が、変速時間
の基準値(上記目標イナーシャフェーズ時間に対応す
る)を定めた時の運転状態と異なるときは、当該基準値
そのものが不適切であることから、変速時間が基準値と
なるよう行うライン圧の学習制御を禁止する技術が提案
されている。
しかしこの技術では、自動変速機の作動油温がキャビ
テーション等を生ずるような高温になった時の上記問題
までをも解消することはできず、高油温に起因してキャ
ビテーション等によりライン圧制御が不安定な状態であ
る間に、でたらめなライン圧の学習制御が行われてしま
う弊害を払拭し切れない。
(課題を解決するための手段) 本発明は特に、自動変速機の高油温時における上記の
問題を生ずることのないようにしたライン圧の学習制御
装置を提案しようとするもので、第1図に概念を示すご
とく、 変速歯車機構の各種摩擦要素をライン圧により選択的
に油圧作動させて所定変速段を選択し、作動する摩擦要
素の変更により他の変速段への変速を行うようにした自
動変速機において、 自動変速機の前段におけるエンジンのスロットル開度
ごとに、予め定めた基本ライン圧を求める基本ライン圧
設定手段と、 この基本ライン圧にスロットル開度ごとのライン圧補
正量を加算して求めた圧力値に前記ライン圧を調圧する
ライン圧調整手段と、 変速歯車機構の入力回転数を検出する入力回転センサ
と、 変速歯車機構の出力回転数を検出する出力回転センサ
と、 これらセンサからの信号に基づき前記入出力回転数間
の比で表されるギヤ比が変化している時間を計測するイ
ナーシャフェーズ時間計測手段と、 前回変速中のイナーシャフェーズ時間および目標イナ
ーシャフェーズ時間の偏差が小さくなるよう前記スロッ
トル開度ごとのライン圧補正量を修正するライン圧補正
量修正手段と、 自動変速機の作動油温を検出する油温センサと、 この作動油温が設定値を越える高温中、前記ライン圧
補正量修正手段を作動停止させてライン圧補正量の修正
を禁止するライン圧学習制御禁止手段とを設けた構成に
特徴づけられる。
(作用) 変速歯車機構はライン圧により各種摩擦要素を選択的
に油圧作動されて所定変速段を選択し、この変速段で供
給動力を増減速して出力する。そして変速歯車機構は、
油圧作動される摩擦要素の変更により他の変速段へ変速
される。
この間ライン圧は、基本ライン圧設定手段が設定する
エンジンスロットル開度ごとの基本ライン圧に、スロッ
トル開度ごとのライン圧補正量を加算して求めた圧力値
へ、ライン圧調整手段により調圧される。
一方でイナーシャフェーズ時間計測手段は、入力回転
センサで検出された変速歯車機構の入力回転数と、出力
回転センサで検出された変速歯車機構の出力回転数との
比で表されるギヤ比が変化している時間、つまりイナー
シャフェーズ時間を計測する。
ライン圧補正量修正手段は、前回変速中のイナーシャ
フェーズ時間および目標イナーシャフェーズ時間の偏差
が小さくなるよう上記スロットル開度ごとのライン圧補
正量を修正する。
よって結果的にライン圧は、絶えず目標イナーシャフ
ェーズ時間が達成されるよう制御されることになる。
換言すれば、ライン圧制御要素に製品のバラツキがあ
つたり、特性の経時変化を生じても、或いは摩擦要素に
製品のバラツキがあつたり、摩擦材の経時変化を生じて
も、これら自動変速機の個体差や経時変化を加味した変
速中のライン圧制御がなされることとなり、ライン圧の
過不足によつて大きな変速シヨツクを生じたり、摩擦要
素の寿命低下を招くような事態を回避することができ
る。
ところで、油温センサで検出した自動変速機の作動油
温が設定値以上となる高温中、ライン圧学習制御禁止手
段は上記ライン圧補正量修正手段の作動を停止させて上
記ライン圧補正量の変更を禁止する。これがため当該高
温中、これに伴うキャビテーション等の発生によりライ
ン圧制御系が不安定であつて前記の学習制御によるライ
ン圧制御をでたらめなものにする処、このでたらめ制御
を学習制御の禁止によつて防止することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第2図は本発明ライン圧制御装置を内蔵した自動車の
パワートレーン制御系を示し、1は電子制御燃料噴射エ
ンジン、2は自動変速機、3はデイフアレンシヤルギ
ヤ、4は駆動車輪である。
エンジン1はエンジン制御用コンピユータ5を具え、
このコンピユータには、エンジン回転数NEを検出するエ
ンジン回転センサ6からの信号、車速Vを検出する車速
センサ7からの信号、エンジンスロツトル開度THを検出
するスロツトルセンサ8からの信号、及びエンジン吸入
空気量Qを検出する吸入空気量センサ9からの信号等を
入力する。コンピユータ5はこれら入力情報を基に燃料
噴射パルス幅TPを決定してこれをエンジン1に指令した
り、図示しないが点火時期制御信号をエンジン1に供給
する。エンジン1は燃料噴射パルス幅TPに応じた量の燃
料を供給され、この燃料をエンジンの回転に調時して燃
焼させることにより運転する。
自動変速機2はトルクコンバータ10及び変速歯車機構
11をタンデムに具え、トルクコンバータ10を経てエンジ
ン動力を入力軸12に入力する。軸12への変速機入力回転
は変速歯車機構11の選択変速段に応じ増減速されて出力
軸13に至り、この出力軸よりデイフアレンシヤルギヤ3
を経て駆動車輪4に達して自動車を走行させることがで
きる。
変速歯車機構11は入力軸12から出力軸13への伝動経路
(変速段)を決定するクラツチやブレーキ等の各種摩擦
要素(図示せず)を内蔵し、これら各種摩擦要素をライ
ン圧PLにより選択的に油圧作動されて所定変速段を選択
すると共に、作動される摩擦要素の変更により他の変速
段への変速を行うものとする。
この変速制御のために変速制御用コンピユータ14およ
びコントロールバルブ15を設ける。コンピユータ14はコ
ントロールバルブ15内の変速制御用シフトソレノイド15
a,15bを選択的にONし、これらシフトソレノイドのON,OF
Fの組合せにより対応した変速段が選択されるよう各種
摩擦要素へ選択的にライン圧PLを供給して変速制御を司
どる。変速制御用コンピユータ14はその他にコントロー
ルバルブ15内のライン圧制御用デユーテイソレノイド16
を駆動デユーテイDによりデユーテイ制御してコントロ
ールバルブ15内のライン圧PL(デユーテイDの増大につ
いてライン圧上昇)を本発明の狙い通りに制御するもの
とする。上記変速制御及びライン圧制御のためコンピユ
ータ14には車速センサ7からの信号、スロツトルセンサ
8からの信号を夫々入力する他、軸12の回転数NTを検出
する入力回転センサ17からの信号及び軸13の回転数NO
検出する出力回転センサ18からの信号及び自動変速機の
作動油温TEMを検出する油温センサ19からの信号を入力
する。
コンピユータ14は第3図乃至第5図の制御プログラム
を実行してライン圧制御及び変速制御を行う。
先ず定時割込みにより繰返し実行される第3図のライ
ン圧制御を説明するに、ステツプ20で後述のフラグFLAG
1が1か否かにより変速中か否かをチエツクする。非変
速中ならステツプ21で、第6図に実線Aで示す非変速用
のテーブルデータからスロツトル開度THに対応したライ
ン圧制御ソレノイド駆動デユーテイDをテーブルルツク
アツプし、その後ステツプ22でこの駆動デユーテイDを
ソレノイド16に出力して、ライン圧PLを非変速用の通常
値に制御する。
一方変速中はステツプ23で、第6図に点線Bで示す変
速用のテーブルデータからスロツトル開度THごとの基本
ライン圧に対応したライン圧制御ソレノイド駆動デユー
テイDをテーブルルツクアツプする。次でステツプ24に
おいて、後述する学習制御によりRAMデータとしてメモ
リしてある例えば第7図の如き、スロツトル開度ごとの
ライン圧補正量に対応するライン圧制御ソレノイド駆動
デユーテイ補正量のデータからスロツトル開度THに対応
したライン圧制御ソレノイド駆動デユーテイ補正量ΔD
を読出す。その後ステツプ25でD+ΔDをソレノイド16
に出力してライン圧PLを変速用の値に制御する。
次に定時割込みにより繰返し実行される第4図の変速
制御及びライン圧ソレノイド駆動デユーテイ補正量制御
を説明するに、先ずステツプ30でFLAG1が1か否かを、
つまり変速中か否かをチエツクする。非変速中なら、ス
テツプ31で予め定めた通常の変速パターンを基に車速V
及びスロツトル開度THの組合せに対応した要求変速段を
決定する。次のステツプ32でこの要求変速段が現在の選
択変速段と違うか否かにより変速すべきか否かをチエツ
クする。変速すべきであれば、ステツプ33で変速中を示
すようにFLAG1=1にする他、ソレノイド15a,15bのON,O
FFを切換えて上記要求変速段への変速を実行させる。な
お、これにより変速中になると、ステツプ31〜33をスキ
ツプする。
ステツプ34では、自動変速機の作動油温TEMを読込
み、次のステツプ35でイナーシヤフエーズ中か否かをチ
エツクする。このチエツクに当つては、変速歯車機構11
の入出力回転数比NT/NOで表わされるギヤ比が変速前の
変速段に対応したギヤ比から変速後の変速段に対応した
ギヤ比に向け変化している間をイナーシヤフエーズ中と
判別する。そして、イナーシヤフエーズ中ステツプ36で
タイマTMをインクリメント(歩進)させ、イナーシヤフ
エーズ後ステツプ36をスキツプすることによりタイマTM
によりイナーシヤフエーズ時間を計測する。
次のステツプ37ではイナーシヤフエーズが終了したか
(変速終了か)否かをチエツクし、終了していなければ
プログラムをそのまま終え、終了していればステツプ38
でフラツグFLAG1を変速終了に対応させて0にリセツト
すると共に、第7図のRAMデータを修正する学習制御を
実行させるためのフラツグFLAG2を1にセツトする。
このように変速を終了し、その後変速を行わない間、
制御はステツプ30〜32を経てステツプ39に進むが、上記
通りFLAG2=1にされているためステツプ40が選択され
て以下の学習制御により第7図に示すライン圧ソレノイ
ド駆動デユーテイ補正量ΔDの前回データを修正して更
新した後、ステツプ41の実行によりFLAG2及びタイマTM
をクリアする。
このステツプ40は第5図に示す如きものであり、先ず
ステツプ50で油温TEMが例えば140℃以上の高温か否かを
チエツクする。高温でなければステツプ52でタイマTMの
計測時間、つまりイナーシヤフエーズ時間をチエツクす
る。このイナーシヤフエーズ時間TMが、変速シヨツク防
止上及び摩擦要素の寿命低下防止上好ましいライン圧に
対応した目標値(変速の種類及びスロツトル開度毎に異
なる)TSに一致している時は第7図の補正量ΔDのRAM
データを変更せず、そのまま次の変速中のライン圧制御
に用いる。しかして、TM>TS時はライン圧が低過ぎて摩
擦要素の滑りにともなう寿命低下を生ずるから、ステツ
プ53の実行により第7図の補正量ΔDのRAMデータを0.1
%増大して次の変速中のライン圧制御に用いる。従つ
て、このライン圧制御時ライン圧ソレノイド駆動デユー
テイD+ΔDが前回より0.1%増大されてライン圧をそ
の分上昇させることができ、ライン圧を適正値に近付け
て摩擦要素の寿命低下を回避することができる。逆に、
TM<TSの時はライン圧が高過ぎて摩擦要素の締結容量過
大にともなう大きな変速シヨツクを生ずるから、ステツ
プ54の実行により第7図の補正量ΔDのRAMデータを0.1
%減じて次の変速中のライン圧制御に用いる。従つて、
このライン圧制御時ライン圧ソレノイド駆動デユーテイ
D+ΔDが前回より0.1%減小されてライン圧をその分
低下させることができ、ライン圧を適正値に近付けて大
きな変速シヨツクを防止することができる。
かかる作用の繰返し(学習制御)によりライン圧ソレ
ノイド駆動デユーテイ補正量ΔDは変速中のライン圧ソ
レノイド駆動デユーテイD+ΔDを、自動変速機の個体
差や経時変化に関係なく、ライン圧が適正値(イナーシ
ヤフエーズ時間TMが目標値TS)となるような値に修正し
続け、変速中のライン圧をいかなる状況変化のもとでも
摩擦要素の寿命低下や大きな変速シヨツクを生じない適
正値に制御することができる。
ところで第5図中ステツプ50において、TEM>140℃の
高温中と判別する場合、制御をそのまま終了して第7図
の補正量ΔDのRAMデータを変更せず、そのまま次の変
速中のライン圧制御に用いて、学習制御を禁止する。こ
れがため、当該高温中はライン圧制御用デユーテイソレ
ノイド16を含む系が不安定で前記の学習制御によるライ
ン圧制御をでたらめなものにする処、このでたらめ制御
を学習制御の禁止によつて防止することができる。
(発明の効果) かくして本発明装置は上述の如く、イナーシヤフエー
ズ時間TMが目標値TSになるよう変速中のライン圧を学習
制御する構成としたから、自動変速機の個体差や経時変
化があつても、変速中のライン圧を過不足のない適正値
に保つことができ、大きな変速シヨツクや摩擦要素の寿
命低下を防止することができる。又この学習制御を、ラ
イン圧制御系が不安定になる高油温中禁止することとし
たから、この高油温時変速中のライン圧制御がでたらめ
になるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ライン圧制御装置の概念図、 第2図は本発明装置の一実施例を示す自動車パラートレ
ーンの制御システム図、 第3図乃至第5図は同例における変速制御用コンピユー
タのライン圧制御及び変速制御プログラムを示すフロー
チヤート、 第6図はライン圧制御ソレノイド駆動デユーテイの特性
図、 第7図は同デユーテイの補正量に関する或る一瞬のRAM
データを例示する線図、 第8図は変速中におけるイナーシヤフエーズの発生状況
を示す変速動作タイムチヤートである。 1……電子制御燃料噴射エンジン、2……自動変速機、
3……デイフアレンシヤルギヤ、4……駆動車輪、5…
…エンジン制御用コンピユータ、6……エンジン回転セ
ンサ、7……車速センサ、8……スロツトルセンサ、9
……吸入空気量センサ、10……トルクコンバータ、11…
…変速歯車機構、14……変速制御用コンピユータ、15…
…コントロールバルブ、15a,15b……変速制御用シフト
ソレノイド、16……ライン圧制御用デユーテイソレノイ
ド、17……入力回転センサ、18……出力回転センサ、19
……油温センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速歯車機構の各種摩擦要素をライン圧に
    より選択的に油圧作動させて所定変速段を選択し、作動
    する摩擦要素の変更により他の変速段への変速を行うよ
    うにした自動変速機において、 自動変速機の前段におけるエンジンのスロットル開度ご
    とに、予め定めた基本ライン圧を求める基本ライン圧設
    定手段と、 この基本ライン圧にスロットル開度ごとのライン圧補正
    量を加算して求めた圧力値に前記ライン圧を調圧するラ
    イン圧調整手段と、 変速歯車機構の入力回転数を検出する入力回転センサ
    と、 変速歯車機構の出力回転数を検出する出力回転センサ
    と、 これらセンサからの信号に基づき前記入出力回転数間の
    比で表されるギヤ比が変化している時間を計測するイナ
    ーシャフェーズ時間計測手段と、 前回変速中のイナーシャフェーズ時間および目標イナー
    シャフェーズ時間の偏差が小さくなるよう前記スロット
    ル開度ごとのライン圧補正量を修正するライン圧補正量
    修正手段と、 自動変速機の作動油温を検出する油温センサと、 この作動油温が設定値を越える高温中、前記ライン圧補
    正量修正手段を作動停止させてライン圧補正量の修正を
    禁止するライン圧学習制御禁止手段とを設けてなること
    を特徴とする自動変速機のライン圧制御装置。
JP63278955A 1988-11-04 1988-11-04 自動変速機のライン圧制御装置 Expired - Lifetime JP2898642B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63278955A JP2898642B2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04 自動変速機のライン圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63278955A JP2898642B2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04 自動変速機のライン圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02125169A JPH02125169A (ja) 1990-05-14
JP2898642B2 true JP2898642B2 (ja) 1999-06-02

Family

ID=17604391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63278955A Expired - Lifetime JP2898642B2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04 自動変速機のライン圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2898642B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3371486B2 (ja) * 1993-09-29 2003-01-27 アイシン精機株式会社 車両用ドアロツク装置
JP3464354B2 (ja) * 1996-09-25 2003-11-10 本田技研工業株式会社 車両用油圧作動式変速機の制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63203948A (ja) * 1987-02-18 1988-08-23 Japan Autom Transmission Co Ltd 自動変速機の制御装置
JP2766262B2 (ja) * 1987-06-12 1998-06-18 マツダ株式会社 自動変速機の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02125169A (ja) 1990-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2615872B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
US4981053A (en) Line pressure control system for automatic transmission
JPH0563666B2 (ja)
JPH0792141B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
US4982621A (en) Line pressure control system for automatic transmission
JPH02304262A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2898642B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2505254B2 (ja) パワ―トレインの変速ショック軽減用総合制御装置
JP2591007B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2661256B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2600817B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2606310B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2722476B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2611749B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2877818B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JPH0221059A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JPH0523878Y2 (ja)
JPH0523879Y2 (ja)
JP2829980B2 (ja) 自動変速機の変速用ライン圧学習制御装置
JPH0781629B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2615889B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2539007B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JPH0781626B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JPH01203745A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JPH01193445A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312

Year of fee payment: 10