JP2829980B2 - 自動変速機の変速用ライン圧学習制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速用ライン圧学習制御装置

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JP2829980B2 JP63213534A JP21353488A JP2829980B2 JP 2829980 B2 JP2829980 B2 JP 2829980B2 JP 63213534 A JP63213534 A JP 63213534A JP 21353488 A JP21353488 A JP 21353488A JP 2829980 B2 JP2829980 B2 JP 2829980B2
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time
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機のライン圧を変速中変速ショック
が軽減されるよう制御するようにした装置に関するもの
である。
(従来の技術) 自動変速機はライン圧により各種摩擦要素(クラッチ
やブレーキ等)を選択的に油圧作動させて所定変速段を
選択し、作動する摩擦要素の変更により他の変速段への
変速が可能である。
ところで、この変速時ギヤ比の変化にともなう変速シ
ョックが生ずるのを免れず、この変速ショックの大きさ
は当該変速時作動されることとなった摩擦要素の締結容
量、つまりこの作動に供されるライン圧の高低に左右さ
れる。即ち、変速中ライン圧が高過ぎて摩擦要素の容量
が過大である程変速ショックは大きくなる。しかして、
変速中ライン圧が低すぎて摩擦要素の容量が不足する場
合、変速ショックは生じないものの、摩擦要素が激しく
滑って耐久性を損ったり、変速遅れを生ずる。
そこで本願出願人は、変速機の入出力回転比で表わさ
れる見掛け上のギヤ比が変速前ギヤ比から変速後ギヤ比
に向け変化しているイナーシャフェーズ中の時間、つま
り変速時間にライン圧の高低が関与することから、先に
特願昭62−327452号によりこの変速時間が変速ショック
防止用に定めた目標変速時間となるようライン圧を学習
制御する技術を提案した。
(発明が解決しようとする課題) しかして上記の目標変速時間は、変速機入力トルク
(通常エンジンスロットル開度で代表させる)及び変速
の種類に応じ異なるため、これらに関するテーブルデー
タとして定めるが、目標変速時間はこれらのみで決まら
ず変速機作動油温によっても、作動油粘度及び摩擦要素
の摩擦係数が変化するため異なる。ところで上記の提案
技術は、作動油温が高い時も低い時も同じ目標変速時間
をライン圧の学習制御に用いるものであるため、温度に
よっては間違った学習制御を行うこととなり、十分な変
速ショック軽減効果が達成されなかったり、変速時間が
長引く等の懸念がある。
本発明は目標変速時間を作動油温に応じ変更して上述
の懸念をなくすことを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため本発明変速用ライン圧学習制御装置は
第1図に概念を示す如く、 ライン圧による各種摩擦要素の選択的油圧作動により
所定変速段を選択し、作動する摩擦要素の変更により選
択変速段を切換える変速中前記ライン圧を、変速時間計
測手段により計測した変速開始から変速終了までの変速
時間が目標変速時間となるようライン圧学習制御手段に
より制御するようにした自動変速機において、 自動変速機の作動油温を検出する油温センサと、 この作動油温に応じ前記目標変速時間を変更する目標
変速時間変更手段とを設けて構成したものである。
(作 用) 自動変速機はライン圧により各種摩擦要素を選択的に
油圧作動させて所定変速段を選択し、この変速段での動
力伝達を行う。又自動変速機は作動する摩擦要素を変更
することにより他の変速段への変速を行うことができ
る。そしてこの変速中、ライン圧学習制御装置は、変速
時間計測手段により計測した変速時間が目標変速時間と
なるようライン圧を学習制御し、変速ショックを防止す
ると共に変速遅れを防止する。
ところでこの際目標変速時間変更手段は、油温センサ
が検出した自動変速機の作動油温に応じ上記の目標変速
時間を変更する。よって、変速機作動油温の如何にかか
わらず目標変速時間を適切なものとし、ライン圧の学習
制御をいかなる作動油温のもとでも正確に行わせること
ができ、狙い通りの変速ショック防止効果を確実に達成
可能である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第2図は、本発明一実施の態様で、1はエンジン、2
は自動変速機を夫々示す。
エンジン1はエンジン制御コンピュータ3により点火
時期及び燃料噴射量を決定されて運転され、これがため
コンピュータ3にはエンジン回転数NEを検出するセンサ
4からの信号及びエンジンスロットル開度THを検出する
センサ5からの信号を夫々入力する。
自動変速機2はトルクコンバータ6を経てエンジン1
の動力を入力され、選択変速段に応じたギヤ比でこの動
力を出力軸7に伝達して車両を走行させることができ
る。自動変速機2を変速制御するためにコントロールバ
ルブ8を設け、このコントロールバルブは第1及び第2
シフトソレノイド9,10と、ライン圧ソレノイド11とを内
蔵する。これらソレノイド9〜11は自動変速機制御コン
ピュータ12により制御し、シフトソレノイド9,10を次表
に示す組み合わせでON,OFFすることにより、自動変速機
2は摩擦要素(図示せず)をライン圧で選択的に油圧作
動され、対応変速段を選択することができる。
なおライン圧は、ソレノイド11の駆動デューティDを
変更して制御し、デューティの増圧につれ上昇するもの
とする。
かかる変速制御及びライン圧デューティ制御を行うた
めコンピュータ12には、センサ5からのスロットル開度
THに関する情報を入力する他、出力軸7の回転数No(車
速)を検出するセンサ13からの信号、変速機入力回転数
NTを検出するセンサ14からの信号、及び変速機作動油温
tを検出する油温センサ15からの信号を入力する。
第3図及び第4図は夫々コンピュータ12が実行するラ
イン圧制御プログラムで、第3図は学習制御によるライ
ン圧補正量の修正プログラムを、又第4図はこれに基づ
くライン圧制御プログラムを示す。
第3図においては先ずステップ21で変速中か否かをチ
ェックし、変速中でなければ本発明による変速用ライン
圧学習制御が不要であるから制御をそのまま終了する。
変速中であれば以下の学習制御によりライン圧補正量の
修正を行う。
即ち、ステップ22で既に変速時間測定中か否かをチェ
ックし、まだ測定中でなければステップ23で変速機出力
回転数Noに変速前ギヤ比iAを乗じて求まる変速前入力回
転数No×iAから入力回転数NTがずれたか否かにより変速
開始(イナーシャフェーズ開始)か否かをチェックす
る。変速開始時ステップ24で変速時間TMを測定するタイ
マを起動して変速時間の測定を開始する。
これにより変速時間測定中になるとステップ25で、変
速機出力回転数Noに変速後ギヤ比iBを乗じて求まる変速
後入力回転数No×iBに入力回転数NTが一致したか否かに
より変速終了か否かをチェックする。変速終了迄は制御
をそのまま終了して上記のタイマによる計時を継続し、
変速終了時ステップ26でこのタイマを停止させて変速時
間TMの測定を終了する。そしてステップ27以後で、変速
時間を前記目標変速時間に近付けるためのライン圧補正
量(ライン圧デューティ補正量)を両時間の偏差に基づ
き修正する。
つまりステップ27で作動油温tが設定値t1未満の低温
か、それ以上の高温かをチェックし、低温ならステップ
28で変速の種類及びスロットル開度に対応する低温用目
標変速時間TMLを検索し、高温ならステップ29で変速の
種類及びスロットル開度に対応する高温用目標変速時間
TMHを検索する。ステップ28の次にステップ30で変速時
間TMが目標変速時間TMLに対して一致しているか、短い
か、長いかをチェックする。一致していれば、変速時間
(ライン圧)が頂度良いから制御をそのまま終了して変
速用ライン圧補正量、つまり低温用ライン圧デューティ
補正量ΔDLの格納データ(変速の種類及びスロットル開
度毎に別々に用意してある)を修正しない。TM<TML
ら変速時間が短か過ぎて、つまりライン圧が高温過ぎて
変速ショックを生ずるから、ステップ31で低温用ライン
圧デューティ補正量ΔDLの格納データ(変速の種類及び
スロットル開度毎に別々に用意してある)を一定の0.2
%だけ減少する。TM>TMLなら変速時間が長過ぎて、つ
まりライン圧が低過ぎて変速遅れを生ずるから、ステッ
プ32で変速の種類及びスロットル開度に対応する低温用
ライン圧デューティ補正量ΔDLの格納データを一定の0.
2%だけ増大する。
ステップ29に続くステップ33では変速時間TMが目標変
速時間TMHに対して一致しているか、短いか、長いかを
チェックする。一致していれば、変速時間(ライン圧)
が頂度良いから制御をそのまま終了して変速用ライン圧
補正量、つまり変速の種類及びスロットル開度に対応す
る高温用ライン圧デューティ補正量ΔDHの格納データを
修正しない。TM<TMHなら変速時間が短か過ぎて、つま
りライン圧が高温過ぎて変速ショックを生ずるから、ス
テップ34で変速の種類及びスロットル開度に対応する高
温用ライン圧デューティ補正量ΔDHの格納データを一定
の0.2%だけ減少する。TM>TMHなら変速時間が長過ぎ
て、つまりライン圧が低過ぎて変速遅れを生ずるから、
ステップ35で変速の種類及びスロットル開度に対応する
高温用ライン圧デューティ補正量ΔDHの格納データを一
定の0.2%だけ増大する。
第4図は上記のライン圧デューティ補正量に基づくラ
イン圧制御プログラムで、先ずステップ41において変速
中か否かをチェックする。変速中でなければ本発明によ
る変速用のライン圧制御が不要であるから、ステップ4
2,43でスロットル開度に対応する非変速用のデューティ
DNを検索し、これをライン圧デューティDにセットす
る。しかして変速中なら、以下の如くに変速用のライン
圧制御を行う。
即ち、先ずステップ44で例えば第5図の如き各変速の
種類に共通なテーブルデータからスロットル開度THに対
応する基本デューティDBを検索する。次にステップ45で
t<tの低温か、t≧t1の高温かをチェックし、低温な
らステップ46で変速の種類及びスロットル開度に対応す
る低温用ライン圧デューティ補正量ΔDLの格納データを
検索した後、ステップ47でDB+ΔDLをライン圧デューテ
ィDにセットする。又高温ならステップ48で変速の種類
及びスロットル開度に対応する高温用ライン圧デューテ
ィ補正量ΔDHの格納データを検索した後、ステップ49で
DB+ΔDHをライン圧デューティDにセットする。ステッ
プ50でステップ43,47又は49においてセットしたデュー
ティをソレノイド11に出力してライン圧をセット内容に
対応するように制御する。
ところで変速中は、変速時間TMと目標変速時間TML(T
MH)との偏差に基きライン圧の過不足を判定し、これを
補正するようライン圧を学習制御することから、変速用
ライン圧が適正に制御されて変速ショックや変速遅れを
防止することができる。そして、目標変速時間を低温時
と高温時とでTML,TMHに変更することから、変速機作動
油温の如何にかかわらずライン圧を適正に制御でき、上
記の作用効果を常時狙い通りに達成することができる。
(発明の効果) かくして本発明装置は上述の如く、目標変速時間を変
速機作動油温に応じ変更する構成としたから、いかなる
作動油温のもとでも変速用ライン圧の学習制御を正確に
行なって常時狙い通りの変速シッョク防止効果を達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明変速用ライン圧学習制御装置を示す概念
図、 第2図は本発明装置の一実施例を示すシステム図、 第3図及び第4図は同例における自動変速機制御コンピ
ュータのライン圧制御プログラムを示すフローチャー
ト、 第5図はライン圧基本デューティの特性図である。 1……エンジン、2……自動変速機 3……エンジン制御コンピュータ 4……エンジン回転センサ 5……スロットル開度センサ 6……トルクコンバータ、7……変速機出力軸 8……コントロールバルブ 9……第1シフトソレノイド 10……第2シフトソレノイド 11……ライン圧ソレノイド 12……自動変速機制御コンピュータ 13……出力回転センサ、14……入力回転センサ 15……油温センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライン圧による各種摩擦要素の選択的油圧
    作動により所定変速段を選択し、作動する摩擦要素の変
    更により選択変速段を切換える変速中前記ライン圧を、
    変速時間計測手段により計測した変速開始から変速終了
    までの変速時間が目標変速時間となるようライン圧学習
    制御手段により制御するようにした自動変速機におい
    て、 自動変速機の作動油温を検出する油温センサと、この作
    動油温に応じ前記目標変速時間を変更する目標変速時間
    変更手段と を具備してなることを特徴とする自動変速機の変速用ラ
    イン圧学習制御装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0633815B2 (ja) * 1989-08-23 1994-05-02 マツダ株式会社 自動変速機の変速時間制御装置
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