JP2887914B2 - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
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- JP2887914B2 JP2887914B2 JP1627391A JP1627391A JP2887914B2 JP 2887914 B2 JP2887914 B2 JP 2887914B2 JP 1627391 A JP1627391 A JP 1627391A JP 1627391 A JP1627391 A JP 1627391A JP 2887914 B2 JP2887914 B2 JP 2887914B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電磁継電器に関し、特に
固定端子の形状を改良した電磁継電器に関する。
固定端子の形状を改良した電磁継電器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、かかる電磁継電器は平板状の接極
子や可能接点ばねおよびヒンジばねを固定する接極子組
立体と、コ字形鉄心やコイルスプール，コイルおよび鉄
心の中央に配置した永久磁石を備えたコイル組立体と、
四隈に固定接点を有する固定端子を配置し各種端子を外
部に引き出す外部導出端子を設け且つ接極子組立体およ
びコイル組立体を内側に搭載する絶縁体基台と、絶縁体
基台の上から全体を覆うためのカバーとを有している。
かかる電磁継電器において、絶縁体基台に設けられる固
定端子は四隈の段差部上に配置され、その外部導出端子
となる部分が基台の外側で折曲げられるようになってい
る。
子や可能接点ばねおよびヒンジばねを固定する接極子組
立体と、コ字形鉄心やコイルスプール，コイルおよび鉄
心の中央に配置した永久磁石を備えたコイル組立体と、
四隈に固定接点を有する固定端子を配置し各種端子を外
部に引き出す外部導出端子を設け且つ接極子組立体およ
びコイル組立体を内側に搭載する絶縁体基台と、絶縁体
基台の上から全体を覆うためのカバーとを有している。
かかる電磁継電器において、絶縁体基台に設けられる固
定端子は四隈の段差部上に配置され、その外部導出端子
となる部分が基台の外側で折曲げられるようになってい
る。
【０００３】図４はかかる従来の一例を説明するための
電磁継電器における絶縁体基台の部分断面図である。図
４に示すように、従来の電磁継電器における絶縁体基台
３は固定接点１９を溶着した固定端子１６Ａを四隈の段
差部の上に置かれる構造を有している。この固定端子１
６Ａの延長上の外部導出端子２０は絶縁体基台３の外側
で折曲げられる。
電磁継電器における絶縁体基台の部分断面図である。図
４に示すように、従来の電磁継電器における絶縁体基台
３は固定接点１９を溶着した固定端子１６Ａを四隈の段
差部の上に置かれる構造を有している。この固定端子１
６Ａの延長上の外部導出端子２０は絶縁体基台３の外側
で折曲げられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電磁継
電器は、その絶縁体基台に固定端子を取付ける際、絶縁
体基台の樹脂成形後に外部導出端子を折曲げているの
で、図４に示すように、固定端子が段差部よりも矢印方
向に浮上がり、継電器特性そのものに多大な影響を与え
るという欠点がある。また、従来の電磁継電器は固定端
子自体の熱容量が非常に小さいため、大電流の開閉時に
接点の溶着等の不具合を発生する原因になり易いという
欠点がある。
電器は、その絶縁体基台に固定端子を取付ける際、絶縁
体基台の樹脂成形後に外部導出端子を折曲げているの
で、図４に示すように、固定端子が段差部よりも矢印方
向に浮上がり、継電器特性そのものに多大な影響を与え
るという欠点がある。また、従来の電磁継電器は固定端
子自体の熱容量が非常に小さいため、大電流の開閉時に
接点の溶着等の不具合を発生する原因になり易いという
欠点がある。
【０００５】本発明の目的は、かかる継電器特性を安定
化するとともに、接点自体の溶着を防止する電磁継電器
を提供することにある。
化するとともに、接点自体の溶着を防止する電磁継電器
を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁継電器は、
コイルを巻回したコイルボビンの中央にコ字形鉄心を貫
通させ且つその中央部に永久磁石を配置してなるコイル
組立体と、前記コ字形鉄心の両磁極部に両端が適合する
よう配置される接極子と前記接極子の傾動運動を支持す
るヒンジばねと前記接極子近傍に配置される可動接点ば
ねを絶縁固定体により一体固定する接極子組立体と、固
定接点を被着した固定端子と外部導出端子を植設すると
ともに前記コイル組立体を固定する絶縁体基台と、全体
を覆うカバーとを備え、前記ヒンジばねを前記絶縁体基
台の中立端子に固着する電磁継電器において、前記固定
接点を被着した前記固定端子は折曲部を介して前記固定
接点とは反対側に形成した仮固定端子および突起部を有
し、共に前記絶縁体基台に埋設して構成される。
コイルを巻回したコイルボビンの中央にコ字形鉄心を貫
通させ且つその中央部に永久磁石を配置してなるコイル
組立体と、前記コ字形鉄心の両磁極部に両端が適合する
よう配置される接極子と前記接極子の傾動運動を支持す
るヒンジばねと前記接極子近傍に配置される可動接点ば
ねを絶縁固定体により一体固定する接極子組立体と、固
定接点を被着した固定端子と外部導出端子を植設すると
ともに前記コイル組立体を固定する絶縁体基台と、全体
を覆うカバーとを備え、前記ヒンジばねを前記絶縁体基
台の中立端子に固着する電磁継電器において、前記固定
接点を被着した前記固定端子は折曲部を介して前記固定
接点とは反対側に形成した仮固定端子および突起部を有
し、共に前記絶縁体基台に埋設して構成される。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【０００８】図１は本発明の一実施例を説明するための
電磁継電器の部品組立図である。図１に示すように、本
実施例は接極子組立体１およびコイル組立体２を絶縁体
基台３に搭載し、カバー４で覆うことにより構成され
る。この接極子組立体１は接極子１１と可動接点１２を
有する可動接点ばね１４およびヒンジばね１３を下面に
突起（図示省略）を有する絶縁固定体１５で固定して構
成され、しかも可動接点ばね１４は接極子１１の両側に
設けられる。また、コイル組立体２はコイル７が巻回さ
れるコイルボビン６の中心に配置されるコ字形鉄心５を
有し、コイル端子１０をコイルボビン６の両側に植設す
るとともに、コイルボビン６の中央の穴部８に永久磁石
９を装着して構成される。尚、永久磁石９の上面には前
述した接極子組立体１の絶縁固定体１５に形成した下面
突起が当接し、接極子組立体１のテコ運動を支える。更
に、コイル組立体２等を搭載する絶縁体基台３は箱形形
状を有し、四隈の段差部に固定接点１９を被着した固定
端子１６を配置している。しかも、この絶縁体基台３の
周辺には、接極子組立体１のヒンジばね１３と固定され
る中立端子１７と、コイル組立体２のコイル端子１０に
固定されるコイル導出端子１８とが植設され、側面には
固定端子１６等を電気的に外部に導出する外部導出端子
２０が折り曲げて形成される。
電磁継電器の部品組立図である。図１に示すように、本
実施例は接極子組立体１およびコイル組立体２を絶縁体
基台３に搭載し、カバー４で覆うことにより構成され
る。この接極子組立体１は接極子１１と可動接点１２を
有する可動接点ばね１４およびヒンジばね１３を下面に
突起（図示省略）を有する絶縁固定体１５で固定して構
成され、しかも可動接点ばね１４は接極子１１の両側に
設けられる。また、コイル組立体２はコイル７が巻回さ
れるコイルボビン６の中心に配置されるコ字形鉄心５を
有し、コイル端子１０をコイルボビン６の両側に植設す
るとともに、コイルボビン６の中央の穴部８に永久磁石
９を装着して構成される。尚、永久磁石９の上面には前
述した接極子組立体１の絶縁固定体１５に形成した下面
突起が当接し、接極子組立体１のテコ運動を支える。更
に、コイル組立体２等を搭載する絶縁体基台３は箱形形
状を有し、四隈の段差部に固定接点１９を被着した固定
端子１６を配置している。しかも、この絶縁体基台３の
周辺には、接極子組立体１のヒンジばね１３と固定され
る中立端子１７と、コイル組立体２のコイル端子１０に
固定されるコイル導出端子１８とが植設され、側面には
固定端子１６等を電気的に外部に導出する外部導出端子
２０が折り曲げて形成される。
【０００９】図２は図１に示す固定端子の展開平面図で
ある。図２に示すように、本実施例における固定接点１
９が溶着される固定端子１６はその先端に折曲げ部２１
を介して仮固定端子２２が設けられている。この仮固定
端子２２は破線で示す折曲げ部２１および折曲げ易いよ
うに切込んだ切欠き部２４が設けられている。また、仮
固定端子２２は先端の両側に固定効果を上げるための突
起部２３を形成している。
ある。図２に示すように、本実施例における固定接点１
９が溶着される固定端子１６はその先端に折曲げ部２１
を介して仮固定端子２２が設けられている。この仮固定
端子２２は破線で示す折曲げ部２１および折曲げ易いよ
うに切込んだ切欠き部２４が設けられている。また、仮
固定端子２２は先端の両側に固定効果を上げるための突
起部２３を形成している。
【００１０】図３は図２に示す固定端子を樹脂成形した
絶縁体基台に固定した状態の部分断面図である。図３に
示すように、固定端子１６は折曲げられた仮固定端子２
２を絶縁体基台３の内部に埋設し、しかも突起部２３が
開いているため、固定端子１６は樹脂成形した絶縁体基
台３の段差部上に固定される。しかる後、外部導出端子
２０を直角に曲げれば、固定端子１６は絶縁体基台３の
段差部から浮上がることはなくなる。
絶縁体基台に固定した状態の部分断面図である。図３に
示すように、固定端子１６は折曲げられた仮固定端子２
２を絶縁体基台３の内部に埋設し、しかも突起部２３が
開いているため、固定端子１６は樹脂成形した絶縁体基
台３の段差部上に固定される。しかる後、外部導出端子
２０を直角に曲げれば、固定端子１６は絶縁体基台３の
段差部から浮上がることはなくなる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁継電
器は、固定端子の先端に仮固定端子を設け、折り曲げて
絶縁体基台内に植設することにより、固定端子の先端お
よび根本を絶縁体基台により固定できるので、外部導出
端子を折り曲げる際に固定端子が浮き上がることがなく
なり、継電器特性を安定化できるという効果がある。ま
た、本発明は固定端子自体を大きくしているため、大電
流を開閉した時に発生する熱の放散特性に優れ、接点金
属の転移等による溶着などを防止し、長寿命化できると
いう効果がある。
器は、固定端子の先端に仮固定端子を設け、折り曲げて
絶縁体基台内に植設することにより、固定端子の先端お
よび根本を絶縁体基台により固定できるので、外部導出
端子を折り曲げる際に固定端子が浮き上がることがなく
なり、継電器特性を安定化できるという効果がある。ま
た、本発明は固定端子自体を大きくしているため、大電
流を開閉した時に発生する熱の放散特性に優れ、接点金
属の転移等による溶着などを防止し、長寿命化できると
いう効果がある。
【図１】本発明の一実施例を説明するための電磁継電器
の部品組立図である。
の部品組立図である。
【図２】図１に示す固定端子の展開平面図である。
【図３】図２に示す固定端子を樹脂成形した絶縁体基台
に固定した状態の部分断面図である。
に固定した状態の部分断面図である。
【図４】従来の一例を説明するための電磁継電器におけ
る絶縁体基台の部分断面図である。
る絶縁体基台の部分断面図である。
１ 接極子組立体 ２ コイル組立体 ３ 絶縁体基台 ４ カバー ５ 鉄心 ６ コイルボビン ７ コイル ９ 永久磁石 １１ 接極子 １２ 可動接点 １３ ヒンジばね １４ 可動接点ばね １５ 絶縁固定体 １６ 固定端子 １７ 中立端子 １９ 固定接点 ２０ 外部導出端子 ２１ 折曲げ部 ２２ 仮固定端子 ２３ 突起部 ２４ 切欠き部
Claims (2)
- 【請求項１】 コイルを巻回したコイルボビンの中央に
コ字形鉄心を貫通させ且つその中央部に永久磁石を配置
してなるコイル組立体と、前記コ字形鉄心の両磁極部に
両端が適合するよう配置される接極子と前記接極子の傾
動運動を支持するヒンジばねと前記接極子近傍に配置さ
れる可動接点ばねとを絶縁固定体により一体固定する接
極子組立体と、固定接点を被着した固定端子と外部導出
端子を植設するとともに前記コイル組立体を固定する絶
縁体基台と、全体を覆うカバーとを備え、前記ヒンジば
ねを前記絶縁体基台の中立端子に固着する電磁継電器に
おいて、前記固定接点を被着した前記固定端子は折曲部
を介して前記固定接点とは反対側に形成した仮固定端子
および突起部を有し、共に前記絶縁体基台に埋設される
ことを特徴とする電磁継電器。 - 【請求項２】 前記固定端子の折曲げ部は切欠き部によ
り幅を狭くしていることを特徴とする請求項１記載の電
磁継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1627391A JP2887914B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1627391A JP2887914B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 電磁継電器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04255626A JPH04255626A (ja) | 1992-09-10 |
| JP2887914B2 true JP2887914B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=11911941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1627391A Expired - Fee Related JP2887914B2 (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2887914B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005183285A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Omron Corp | 開閉装置 |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP1627391A patent/JP2887914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04255626A (ja) | 1992-09-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990119 |
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