JP2880420B2 - 油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末処理部 - Google Patents

油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末処理部

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JP2880420B2
JP2880420B2 JP461695A JP461695A JP2880420B2 JP 2880420 B2 JP2880420 B2 JP 2880420B2 JP 461695 A JP461695 A JP 461695A JP 461695 A JP461695 A JP 461695A JP 2880420 B2 JP2880420 B2 JP 2880420B2
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光章 柏本
政利 丸山
貢 斉藤
知弘 横山
孝一 横須賀
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Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油浸紙絶縁ケーブルの
油止め端末処理部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油浸紙絶縁ケーブルにおいては、相手ケ
ーブルとの接続に際して、該油浸紙絶縁ケーブルをその
端末で段剥ぎして、露出されたケーブル導体の端部には
接続端子の基部を嵌合して圧縮接続し、また露出された
油浸紙絶縁層の外周には油止め処理をする油止め端末処
理部を設ける必要がある。
【0003】従来のこの種の油浸紙絶縁ケーブルの油止
め端末処理部は、油浸紙絶縁ケーブルをその端末で段剥
ぎして、外被の端部から油浸紙絶縁層とケーブル導体と
を順次露出させ、露出されたケーブル導体の端部には接
続端子の基部を嵌合して圧縮接続し、接続端子の基部外
周と外被の端部外周とに跨がって油浸紙絶縁層の外周に
は油止め用熱収縮チューブを収縮状態で被覆し、該油止
め用熱収縮チューブの両端は接続端子と外被に対して油
止め処理部で油止め封止した構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末処理部で
は、相手ケーブルとの接続に際して、油止め用熱収縮チ
ューブの外周に筒状のストレスコーンを回転させながら
嵌め付ける際に、該油止め用熱収縮チューブに皺が発生
し、電気的特性が極端に悪化する問題点があった。即
ち、実験によれば、該油止め用熱収縮チューブに皺が存
在すると、破壊電圧が低下し、ストレスコーンと該油止
め用熱収縮チューブとの界面で内面閃絡が発生した。
【0005】本発明の目的は、油止め用熱収縮チューブ
に皺が発生するのを防止できる油浸紙絶縁ケーブルの油
止め端末処理部を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、油浸紙絶縁ケ
ーブルがその端末で段剥ぎされて、外被の端部から油浸
紙絶縁層とケーブル導体とが順次露出され、露出された
前記ケーブル導体の端部には接続端子が接続され、前記
接続端子の基部外周と前記外被の端部外周とに跨がって
前記油浸紙絶縁層の外周には油止め用熱収縮チューブが
収縮状態で被覆され、該油止め用熱収縮チューブの両端
は前記接続端子と前記外被に対して油止め処理部で油止
め封止されている油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末処理
部を改良の対象としている。
【0007】本発明に係る油浸紙絶縁ケーブルの油止め
端末処理部においては、前記油止め用熱収縮チューブの
外周に該油止め用熱収縮チューブより厚肉で筒状のスト
レスコーンが嵌め付けられる補強用熱収縮チューブが収
縮状態で被覆されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】このように油止め用熱収縮チューブの外周に
油止め用熱収縮チューブより厚 肉で筒状のストレスコー
ンが嵌め付けられる補強用熱収縮チューブを収縮状態で
被覆しておくと、その外周に筒状のストレスコーンを嵌
め付ける際に、該補強用熱収縮チューブの存在により、
該補強用熱収縮チューブは勿論のこと、油止め用熱収縮
チューブにも皺が発生しなくなることが確認された。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係る油浸紙絶縁ケーブルの
油止め端末処理部の一実施例を示したものである。
【0010】本実施例の油浸紙絶縁ケーブルの油止め端
末処理部においては、油浸紙絶縁ケーブル1がその端末
で段剥ぎされて、鉛被よりなる外被2の端部から油浸紙
絶縁層3とケーブル導体4とが順次露出されている。
【0011】露出されたケーブル導体4の端部には雄型
の接続端子5の基部が嵌合されて圧縮接続されている。
接続端子5の基部外周と外被2の端部外周とに跨がって
油浸紙絶縁層3の外周には、油止め用熱収縮チューブ
(本実施例では、厚みが0.05mm程度のポリエステルチュ
ーブ)6が収縮状態で被覆されている。該油止め用熱収
縮チューブ6の外周には、該油止め用熱収縮チューブ6
より厚肉の補強用熱収縮チューブ(本実施例では、厚み
が0.5 〜1mm程度のふっ素樹脂チューブ)7が収縮状態
で被覆されている。該補強用熱収縮チューブ7を構成す
るふっ素樹脂チューブとしては、例えば4ふっ化エチレ
ン・6ふっ化プロピレン共重合樹脂チューブ(収縮温度
120 ℃)を用いることができる。該補強用熱収縮チュー
ブ7の一端は油浸紙絶縁層3の先端部で油止め用熱収縮
チューブ6の外周に存在し、他端は外被2の先端部で油
止め用熱収縮チューブ6の外周に存在するように設けら
れている。該油止め用熱収縮チューブ6の両端は、接続
端子5と外被2に対して油止め処理部8a,8bで油止
め封止されている。この場合、補強用熱収縮チューブ7
の他端も油止め用熱収縮チューブ6の端部と一緒に油止
め処理部8bで油止め封止されている。本実施例の油止
め処理部8a,8bは、封止すべき部材の双方の外周に
跨がってテトラフルオロエチレンチューブを巻き、その
外周にエポキシ樹脂を塗着することにより形成されてい
る。
【0012】このような油浸紙絶縁ケーブルの油止め端
末処理部の補強用熱収縮チューブ7の外周に筒状のスト
レスコーンを回転させながら嵌め付けたところ、該補強
用熱収縮チューブ7は勿論のこと、油止め用熱収縮チュ
ーブ6にも皺が発生しなくなることが確認された。
【0013】なお、ケーブル導体の端部に対する接続端
子の接続は、圧縮接続に限らず、半田付け接続等でも行
うことができる。
【0014】以下、本願明細書に記載した複数の発明の
うち、いくつかの発明についてその構成要件を以下に記
載する。
【0015】(1) 油浸紙絶縁ケーブルがその端末で
段剥ぎされて、外被の端部から油浸紙絶縁層とケーブル
導体とが順次露出され、露出された前記ケーブル導体の
端部には接続端子が接続され、前記接続端子の基部外周
と前記外被の端部外周とに跨がって前記油浸紙絶縁層の
外周には油止め用熱収縮チューブが収縮状態で被覆さ
れ、該油止め用熱収縮チューブの両端は前記接続端子と
前記外被に対して油止め処理部で油止め封止されている
油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末処理部において、前記
油止め用熱収縮チューブの外周に該油止め用熱収縮チュ
ーブより厚肉の補強用熱収縮チューブが収縮状態で被覆
されていることを特徴とする油浸紙絶縁ケーブルの油止
め端末処理部。
【0016】(2) 前記油止め用熱収縮チューブはポ
リエステルチューブで構成されていることを特徴とする
第1項に記載の油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末処理
部。
【0017】(3) 前記ポリエステルチューブの厚み
は約0.05mmであることを特徴とする第2項に記載の油浸
紙絶縁ケーブルの油止め端末処理部。
【0018】(4) 前記補強用熱収縮チューブはふっ
素樹脂チューブで構成されていることを特徴とする第1
項〜第3項のいずれか1つに記載の油浸紙絶縁ケーブル
の油止め端末処理部。
【0019】(5) 前記ふっ素樹脂チューブは4ふっ
化エチレン・6ふっ化プロピレン共重合樹脂チューブで
構成されていることを特徴とする第4項に記載の油浸紙
絶縁ケーブルの油止め端末処理部。
【0020】(6) 前記ふっ素樹脂チューブの厚みは
0.5 〜1mm程度であることを特徴とする第4項又は第5
項に記載の油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末処理部。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る油浸紙
絶縁ケーブルの油止め端末処理部においては、油浸紙絶
縁層の外周に収縮状態で被覆した油止め用熱収縮チュー
ブの外周に、該油止め用熱収縮チューブより厚肉で筒状
のストレスコーンが嵌め付けられる補強用熱収縮チュー
ブを収縮状態で被覆したので、該補強用熱収縮チューブ
の外周に筒状のストレスコーン等を嵌め付ける際に、該
補強用熱収縮チューブの存在により、該補強用熱収縮チ
ューブは勿論のこと、油止め用熱収縮チューブにも皺が
発生するのを防止することができる。従って、本発明に
よれば、熱収縮チューブの皺の発生により、ケーブル接
続部での電気的特性の極端な悪化を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末
処理部における一実施例の半縦断面図である。
【符号の説明】
1 油浸紙絶縁ケーブル 2 外被 3 油浸紙絶縁層 4 ケーブル導体 5 雄型の接続端子 6 油止め用熱収縮チューブ 7 補強用熱収縮チューブ 8a,8b 油止め処理部
フロントページの続き (72)発明者 丸山 政利 神奈川県川崎市高津区久本1丁目8番1 号 旭電機株式会社内 (72)発明者 斉藤 貢 神奈川県川崎市高津区久本1丁目8番1 号 旭電機株式会社内 (72)発明者 横山 知弘 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 横須賀 孝一 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 東京電力株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−56117(JP,A) 実開 平4−98273(JP,U) 実開 昭57−146726(JP,U) 特公 平2−6286(JP,B2) 特公 昭53−47512(JP,B2) 特公 平3−45606(JP,B2) 特公 昭51−48270(JP,B2) 実公 平3−21172(JP,Y2) 実公 昭63−33325(JP,Y2) 実公 昭46−34034(JP,Y1) 実公 昭49−2298(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 15/20 - 15/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油浸紙絶縁ケーブルがその端末で段剥ぎ
    されて、外被の端部から油浸紙絶縁層とケーブル導体と
    が順次露出され、露出された前記ケーブル導体の端部に
    は接続端子が接続され、前記接続端子の基部外周と前記
    外被の端部外周とに跨がって前記油浸紙絶縁層の外周に
    は油止め用熱収縮チューブが収縮状態で被覆され、該油
    止め用熱収縮チューブの両端は前記接続端子と前記外被
    に対して油止め処理部で油止め封止されている油浸紙絶
    縁ケーブルの油止め端末処理部において、 前記油止め用熱収縮チューブの外周に該油止め用熱収縮
    チューブより厚肉で筒状のストレスコーンが嵌め付けら
    れる補強用熱収縮チューブが収縮状態で被覆されている
    ことを特徴とする油浸紙絶縁ケーブルの油止め端末処理
    部。
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