JP2015142486A - 高圧ケーブルの端部構造 - Google Patents

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貴文 伏屋
直丈 山浦
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直丈 山浦
幸博 早坂
Yukihiro Hayasaka
幸博 早坂
広二 赤坂
Hiroji Akasaka
広二 赤坂
貴史 木村
Takashi Kimura
貴史 木村
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Takuto Arae
拓人 新榮
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【課題】簡易な構造で、ケーブルシース層のシュリンクバック現象による遮蔽層の損傷を有効に抑制することができる高圧ケーブルの端部構造を提供する。【解決手段】高圧ケーブル11は、ケーブル芯線の外周に内部半導電層、絶縁体層、外部半導電層15及び遮蔽層16が順に被覆されるとともに、前記遮蔽層16の外周にはケーブルシース層17が被覆されている。そして、高圧ケーブル11の端部を端末材料に接続する場合には、ケーブル芯線の外周に被覆された各層を段剥きした状態で、外部半導電層15からケーブルシース層17にわたって把持カバー25を被せ、その把持カバー25の外周に電気絶縁性の締付用テープ30を巻付けて、把持カバー25を外部半導電層15とケーブルシース層17に固定する。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばCVケーブルのような高圧ケーブルの端部において段剥きされ、端末材料に対する接続処理が施された後、ケーブルシース層の収縮による遮蔽層の損傷を抑制することができる高圧ケーブルの端部構造に関する。
一般に、6600V以上の高電圧送電を行うための高圧ケーブルは、銅製のケーブル芯線の外周に内部半導電層、絶縁体層、外部半導電層及び遮蔽層が被覆形成されるとともに、その外周に塩化ビニル樹脂製のケーブルシース層が被覆されて構成されている。このように積層構成された高圧ケーブルの端部における電気接続に際しては、ケーブル芯線の外周の各層が段剥きされて端末材料に接続される。
このように高圧ケーブルの端部が端末材料に接続された後、ケーブルシース層が経時的に長手方向へ収縮するシュリンクバック現象を引き起こす。この現象により遮蔽層が引っ張られ、その遮蔽層の巻き崩れや皺が発生し、さらには遮蔽層が切断されて、最悪の場合、地絡故障に発展し、電力供給に支障が生ずる。
この種の高圧ケーブルの端部構造として、例えば特許文献1には電力ケーブルの端末処理部が記載されている。この電力ケーブルの端末処理部は、電力ケーブルの端末部を段剥ぎしてケーブル導体、ケーブル絶縁体、ケーブル外部半導電層及びケーブル遮蔽銅テープ層がそれぞれ露出されている。そして、ケーブル絶縁体上には、両端にテーパ部を形成した差込型ストレス緩和チューブがその弾性による締付力を利用して装着され、その下部テーパ部からケーブル外部半導電層にわたって半導電性テープ巻層が設けられている。
特開平9−93779号公報
前述した特許文献1に記載されている従来構成の電力ケーブルの端末処理部では、差込型ストレス緩和チューブがケーブル絶縁体を被覆するように設けられ、ケーブル遮蔽銅テープ層及びケーブルシース層は被覆されていない。このため、ケーブルシース層のシュリンクバック現象による収縮力に基づくケーブル遮蔽銅テープ層の損傷を抑えることは困難であった。
さらに、半導電性テープ巻層も差込型ストレス緩和チューブの一端部から外部半導電層まで巻き付けられているだけであることから、ケーブルシース層のシュリンクバック現象によりケーブル遮蔽銅テープ層が引っ張られたとき、その引張力に対する耐性を示すことはできない。従って、ケーブル遮蔽銅テープ層にはケーブルシース層の収縮力が強く作用し、巻き崩れや皺が発生し、最悪の場合にはケーブル遮蔽銅テープ層が断裂するおそれがあるという問題があった。
加えて、特許文献1に記載の電力ケーブルの端末処理部では、ストレス緩和チューブがケーブル絶縁体上に装着され、温度上昇によるケーブル絶縁体の膨張収縮に追従することはできるが、ケーブルシース層のシュリンクバック現象によるケーブル遮蔽銅テープ層の損傷を抑制することはできなかった。
そこで、本発明の目的とするところは、簡易な構造で、ケーブルシース層のシュリンクバック現象による遮蔽層の損傷を有効に抑制することができる高圧ケーブルの端部構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の高圧ケーブルの端部構造は、ケーブル芯線の外周には内部半導電層、絶縁体層、外部半導電層及び遮蔽層が順に被覆されるとともに、前記遮蔽層の外周にはケーブルシース層が被覆された高圧ケーブルの端部構造であって、前記ケーブル芯線の外周に被覆された各層を段剥きした状態で、外部半導電層からケーブルシース層にわたって把持カバーを被せ、その把持カバーの少なくとも両端部に電気絶縁性の締付用テープを巻付けて、把持カバーを外部半導電層とケーブルシース層に固定したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明の高圧ケーブルの端部構造は、請求項1に係る発明において、前記把持カバーは、ケーブルシース層側が大径化されてケーブルシース層に密着し、外部半導電層側が小径化されて外部半導電層に密着するように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明の高圧ケーブルの端部構造は、請求項1又は請求項2に係る発明において、前記把持カバーは、ケーブルシース層の収縮力による変形が抑制されるゴムにより形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明の高圧ケーブルの端部構造は、請求項3に係る発明において、前記把持カバーはエチレンープロピレン系の共重合ゴムで形成され、ケーブルシース層は塩化ビニル系樹脂で形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明の高圧ケーブルの端部構造は、請求項1から請求項4のいずれか一項に係る発明において、前記締付用テープは、把持カバー全体を覆うように巻付けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明の高圧ケーブルの端部構造は、請求項1から請求項5のいずれか一項に係る発明において、前記外部半導電層からケーブルシース層にわたる最外周には、耐紫外線性の保護層が形成されていることを特徴とする。
本発明の高圧ケーブルの端部構造によれば、簡易な構造で、ケーブルシース層のシュリンクバック現象による遮蔽層の損傷を有効に抑制することができるという優れた効果を奏する。
実施形態における高圧ケーブルの端部が端末材料に接続された状態を示す部分破断正面図。 段剥きした状態の高圧ケーブルの端部を示す部分拡大正面図。 高圧ケーブルの端部に端末材料を接続し、外部半導電層、遮蔽層等に半導電性のテープを巻付けた状態を示す正面図。 複数の高圧ケーブルの端部をそれぞれ端末材料に対向させた状態を示す正面図。 高圧ケーブルの端部を端末材料に接続した後、その接続部に把持カバーを被せた状態示す部分破断正面図。 把持カバーを示す拡大正面図。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
図2に示すように、高圧ケーブル11は、ケーブル芯線12の外周に内部半導電層13、絶縁体層14、外部半導電層15及び遮蔽層16が順に被覆されるとともに、前記遮蔽層16の外周にはケーブルシース層17が被覆されて形成されている。ケーブル芯線12は、銅、アルミニウム等の金属により、断面円形状に形成されている。
絶縁体層14は、ポリエチレン樹脂等の電気絶縁材料により形成されている。遮蔽層(シールド層)16は、銅テープ、アルミニウムテープ、鉄テープ等により静電遮蔽や電磁遮蔽を行うものである。ケーブルシース層17は、塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン樹脂等により形成され、高圧ケーブル11の機械的保護を行うようになっている。前記遮蔽層16の外周には、接地線18の一端部が巻付けられてはんだ付けされている。その接地線18の他端部は引き出されて接地されている。引き出された接地線18の外周には、図示しないシールテープが巻付けられ、電気絶縁が図られている。
図4に示すように、複数の高圧ケーブル11は結束具20で束ねられ、その端部は撚りが解かれて各高圧ケーブル11がクランプ21によりブラケット22に固定されている。ブラケット22に固定された部分より先端側の高圧ケーブル11は、端末材料23との電気的な接続ために必要な長さだけ延出されている。
高圧ケーブル11の端部の接続は、複数本(本実施形態では3本)の高圧ケーブル11の各端部を、それぞれ端末材料23に常法に従って電気的に接続することにより行われる。この場合、図2に示すように、高圧ケーブル11の端部は各層が段剥きされ、ケーブル芯線12、内部半導電層13、絶縁体層14、外部半導電層15及び遮蔽層16が所定長さで露出される。
図3に示すように、高圧ケーブル11の端部の各層が段剥きされた状態で、少なくとも外部半導電層15及び遮蔽層16の外周には、半導電性のテープ24が巻付けられて遮蔽されている。この半導電性のテープ24は、ゴム系の材料を用いた粘着テープにより形成されている。このため、半導電性のテープ24を外部半導電層15と遮蔽層16の外周に締付けながら巻付けることにより、半導電性のテープ24を外部半導電層15及び遮蔽層16の外周面に簡単に密着させることができる。
図5に示すように、ケーブル芯線12の外周に被覆された各層が段剥きされた状態で、少なくとも外部半導電層15からケーブルシース層17にわたって把持カバー25が被せられている。
図5及び図6に示すように、この把持カバー25は、ケーブルシース層17を被覆する拡径部26と、絶縁体層14を覆う縮径部27と、それらの拡径部26及び縮径部27を接続し、外部半導電層15及び遮蔽層16を被覆する傾斜部28とにより構成されている。該把持カバー25の拡径部26及び縮径部27は端部ほど外周面が縮径して薄肉となるテーパ状に形成され、把持カバー25の装着性を向上させている。また、把持カバー25の拡径部26から傾斜部28にかけて切欠き部29が把持カバー25の軸線方向に延びるように切欠き形成され、その切欠き部29から前記接地線18が引き出されるようになっている。
この把持カバー25は、エチレン−プロピレン系の共重合ゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム等により筒状に成形されている。また、把持カバー25は、ケーブルシース層17の収縮力による変形が抑制されるゴムにより形成され、ケーブルシース層17のシュリンクバック現象による収縮力(引張力)に対する耐性を発揮できるようになっている。
また、把持カバー25は外部半導電層15及び遮蔽層16の全体を覆うことが好ましく、ケーブルシース層17の軸線方向の長さとして例えば30mm以上の範囲を覆うことが好ましい。このように、把持カバー25が外部半導電層15及びケーブルシース層17を十分な被覆面積をもって被覆することにより、ケーブルシース層17の収縮力による遮蔽層16への影響を緩和することができる。
図1に示すように、前記把持カバー25の全面を覆うように電気絶縁性の締付用テープ30が巻付けられ、把持カバー25が外部半導電層15、遮蔽層16及びケーブルシース層17に固定されている。この締付用テープ30は、把持カバー25の少なくとも両端部において巻付けられておればよい。締付用テープ30は、前記把持カバー25と同種の材料により形成されている。
前記外部半導電層15からケーブルシース層17にわたる最外周には、耐紫外線性に優れた保護テープを巻付けた保護層31が形成されている。この保護層31としては、塩化ビニル系樹脂、架橋ポリエチレン樹脂等の耐紫外線性の良好な材料により形成されている。
次に、上記のように構成された高圧ケーブル11の端部構造について作用を説明する。
さて、図4に示すように、高圧ケーブル11の端部を端末材料23に接続する場合には、各高圧ケーブル11の端部を電気的接続のために必要な所定長さだけ残し、ブラケット22に対してクランプ21で固定する。
続いて、図2に示すように、各高圧ケーブル11の端部を段剥きする。すなわち、高圧ケーブル11の端部の内部半導電層13、絶縁体層14、外部半導電層15、遮蔽層16及びケーブルシース層17をそれぞれ所定長さで段剥きし、ケーブル芯線12、内部半導電層13、絶縁体層14、外部半導電層15及び遮蔽層16を露出させる。なお、段剥きした各層の端部に面取りを施す。次いで、接地線18の端部を遮蔽層16に巻付けてはんだ付けする。そして、絶縁体層14、ケーブルシース層17等の表面を溶剤等が浸み込んだ布で拭いて清掃する。
その後、図3に示すように、絶縁体層14の表面に潤滑剤を薄く塗布するとともに、端末材料23の開口端部にも潤滑剤を塗布する。そして、端末材料23を高圧ケーブル11の撚り方向と同じ方向に回しながら高圧ケーブル11に嵌挿し、高圧ケーブル11の端部を端末材料23に接続する。その状態で、六角ダイス等を使用して、高圧ケーブル11と端末材料23の接続部分を圧着する。そして、遮蔽層16、外部半導電層15及び絶縁体層14から端末材料23の端部にわたる外周に半導電性のテープ24を巻付ける。この場合、半導電性のテープ24を例えば1/2重ねで1往復巻付ける。
次に、図5に示すように、把持カバー25の縮径部27を前にして高圧ケーブル11のケーブルシース層17側から高圧ケーブル11に嵌挿し、把持カバー25を外部半導電層15からケーブルシース層17にわたって装着する。このとき、把持カバー25は、傾斜部28が外部半導電層15及び遮蔽層16を被覆し、拡径部26がケーブルシース層17を被覆する。また、把持カバー25は、そのゴム弾性により、外部半導電層15、遮蔽層16及びケーブルシース層17の外周面に密着する。なお、接地線18を把持カバー25の切欠き部29を通して外部へ引き出す。
引き続き、図1に示すように、把持カバー25の外周の全面にわたって電気絶縁性の締付用テープ30を巻付ける。このとき、把持カバー25が外部半導電層15、遮蔽層16及びケーブルシース層17に対して強固に締付けられる。そのため、ケーブルシース層17にシュリンクバック現象が生じたとき、遮蔽層16は把持カバー25及び締付用テープ30を介してケーブルシース層17に一体的に形成されていることから、ケーブルシース層17の収縮が抑えられ、遮蔽層16にケーブルシース層17の収縮力が作用することが緩和される。従って、ケーブルシース層17の収縮力に基づく遮蔽層16の損傷が抑制される。なお、接地線18の外周にはシールテープを巻付け、接地線18を絶縁する。
その後、外部半導電層15からケーブルシース層17にわたる最外周に耐紫外線性の保護テープを巻付けて保護層31を形成する。このとき、保護テープは例えば1/2重ねで1.5往復巻付ける。このようにして、高圧ケーブル11の端部を端末材料23に対して接続することができる。
以上詳述した実施形態によって得られる効果を以下にまとめて記載する。
(1)本実施形態の高圧ケーブル11の端部構造においては、ケーブル芯線12の外周に被覆された各層を段剥きした状態で、外部半導電層15からケーブルシース層17にわたって電気絶縁性の把持カバー25を被せ、その把持カバー25の外周に電気絶縁性の締付用テープ30を巻付けるように構成されている。
このため、外部半導電層15及び遮蔽層16は、把持カバー25及び締付用テープ30を介してケーブルシース層17に固定される。従って、ケーブルシース層17にシュリンクバック現象が生じて収縮力が発生したとき、その収縮力が把持カバー25や締付用テープ30によって抑えられ、遮蔽層16に及ぶことが抑制される。
よって、本実施形態の高圧ケーブル11の端部構造によれば、簡易な構造で、ケーブルシース層17のシュリンクバック現象による遮蔽層16の損傷を有効に抑制することができるという優れた効果を奏する。加えて、把持カバー25が遮蔽層16から外部半導電層15までを覆うようにして、高圧ケーブル11の端部を端末材料23に接続するように構成したことから、端末材料23の形状によらず、高圧ケーブル11の端部を端末材料23に接続することができる。
(2)前記把持カバー25は、ケーブルシース層17側に拡径部26が設けられてケーブルシース層17に密着し、外部半導電層15及び遮蔽層16側に傾斜部28が設けられて外部半導電層15に密着するように構成されている。そのため、段剥きされた高圧ケーブル11の端部において、外径の異なるケーブルシース層17と外部半導電層15及び遮蔽層16に対する把持カバー25の密着性を向上させることができる。
(3)前記把持カバー25は、ケーブルシース層17の収縮力による変形が抑制されるゴムにより形成されている。このため、把持カバー25にケーブルシース層17の収縮力が作用したとき、そのケーブルシース層17の収縮力を有効に抑えて、遮蔽層16の損傷を一層抑制することができる。
(4)前記把持カバー25はエチレンープロピレン系の共重合ゴムで形成され、ケーブルシース層17は塩化ビニル系樹脂で形成されている。従って、把持カバー25がケーブルシース層17の収縮力を効果的に抑制できるとともに、把持カバー25は電気絶縁性、耐熱性等の優れた特性を発揮でき、ケーブルシース層17は電気絶縁性、機械的物性等の優れた特性を発揮することができる。
(5)前記締付用テープ30は、把持カバー25の全面に巻付けられている。そのため、締付用テープ30は把持カバー25全体を強く締付けることができ、ケーブルシース層17の収縮力が遮蔽層16に及ぶことを一層抑制することができる。
(6)前記外部半導電層15からケーブルシース層17にわたる最外周には、耐紫外線性の保護層31が形成されている。このため、外部半導電層15からケーブルシース層17にわたる部位を紫外線から保護することができ、高圧ケーブル11の端部と端末材料23との接続部における耐久性を向上させることができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・前記締付用テープ30を把持カバー25の両端部のみにおいて、それぞれ一定幅で締付けるように構成してもよい。
・前記把持カバー25を高圧ケーブル11の端部に装着したとき、把持カバー25の縮径部27が外部半導電層15や遮蔽層16を被覆するように設計してもよい。
・前記把持カバー25を、高圧ケーブル11の外部半導電層15、遮蔽層16及びケーブルシース層17の外径に合せて段差状に形成してもよい。
・前記把持カバー25の内周面又は外部半導電層15及び遮蔽層16の外周面に接着剤を塗布した状態で把持カバー25を装着するように構成してもよい。
・前記把持カバー25の内周面に、外部半導電層15と遮蔽層16との段差又は遮蔽層16とケーブルシース層17との段差に係合する係合部を設けてもよい。
11…高圧ケーブル、12…ケーブル芯線、13…内部半導電層、14…絶縁体層、15…外部半導電層、16…遮蔽層、17…ケーブルシース層、24…半導電性のテープ、25…把持カバー、30…締付用テープ、31…保護層。

Claims (6)

  1. ケーブル芯線の外周には内部半導電層、絶縁体層、外部半導電層及び遮蔽層が順に被覆されるとともに、前記遮蔽層の外周にはケーブルシース層が被覆された高圧ケーブルの端部構造であって、
    前記ケーブル芯線の外周に被覆された各層を段剥きした状態で、外部半導電層からケーブルシース層にわたって把持カバーを被せ、その把持カバーの少なくとも両端部に電気絶縁性の締付用テープを巻付けて、把持カバーを外部半導電層とケーブルシース層に固定したことを特徴とする高圧ケーブルの端部構造。
  2. 前記把持カバーは、ケーブルシース層側が大径化されてケーブルシース層に密着し、外部半導電層側が小径化されて外部半導電層に密着するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の高圧ケーブルの端部構造。
  3. 前記把持カバーは、ケーブルシース層の収縮力による変形が抑制されるゴムにより形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の高圧ケーブルの端部構造。
  4. 前記把持カバーはエチレンープロピレン系の共重合ゴムで形成され、ケーブルシース層は塩化ビニル系樹脂で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の高圧ケーブルの端部構造。
  5. 前記締付用テープは、把持カバー全体を覆うように巻付けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の高圧ケーブルの端部構造。
  6. 前記外部半導電層からケーブルシース層にわたる最外周には、耐紫外線性の保護層が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の高圧ケーブルの端部構造。
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