JP2874342B2 - デプシペプチド誘導体,その製法およびその用途 - Google Patents
デプシペプチド誘導体,その製法およびその用途Info
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Description
体に関するものである。 背景技術 デプシペプチド誘導体の製造法として微生物を用いる
方法が特開平3−35796号公報に記載されている。 発明の開示 この発明の目的化合物であるデプシペプチド誘導体
(I)は次の一般式で表すことができる。 (式中、Aは適当な置換基を有するベンジル基または適
当な置換基を有していてもよいフェニル基、Aaは適当な
置換基を有していてもよいベンジル基または適当な置換
基を有していてもよいフェニル基、BおよびCはそれぞ
れ低級アルキル基、Cは水素または低級アルキル基を意
味する)。 この発明によれば、目的化合物であるデプシペプチド
誘導体(I)は下記の方法で製造する。 下記製造法においては以下の点を指摘しておく。 すなわち、D体、L体およびDL体のいずれの場合もこ
の発明の範囲内に含まれる。しかし下記の製造法の説明
においては、便宜上、特定のD体、L体の場合について
説明する。 (式中、A、Aa、B、CおよびDはそれぞれ前と同じ意
味であり、Rは水素またはアミノ保護基、A1は低級アル
コキシ基を有し若しくは有しないベンジル基、A2はニト
ロ基若しくはニトロ基と低級アルコキシ基を有するベン
ジル基、A3はアミノ基若しくはアミノ基と低級アルコキ
シ基を有するベンジル基、A4はモノ若しくはジ低級アル
キルアミノベンジル基、またはモノ若しくはジ低級アル
キルアミノ基及び低級アルコキシ基、A5は環状アミノ基
または環状アミノ基及び低級アルコキシ基を有するベン
ジル基、A6は水酸基または水酸基及び低級アルコキシ基
を有するベンジル基、A7は低級アルコキシ基を有するベ
ンジル基である)。 この明細書を通じてアミノ酸、ペプチド、保護基、縮
合剤等は、この技術分野においては普通に使用されるIU
PAC−IUB(生化学命名法委員会)による略号によって示
すことにする。 さらにまた特に指示がなければ、アミノ酸およびそれ
らの残基がそのような略号によって示される場合には、
L型配置の化合物および残基を意味し、D型配置の化合
物および残基はD−なる記載によって示される。 この発明に用いる略語を以下に示す。 p−MeOPhLac :2−ハイドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)プロピオン酸 [β−(p−メトキシフェニ
ル)乳酸] Man :2−ハイドロキシフェニル酢酸 [マンデル酸] p−Me2NPhLac :3−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)乳酸] p−PipPhLac :2−ハイドロキシ−3−(4−ピ
ペラジノフェニル)プロピオン酸 [β−(p−ピペラジノフェニ
ル)乳酸] p−PyrPhLac :2−ハイドロキシ−3−(4−ピ
ロリジノフェニル)プロピオン酸 [β−(p−ピロリジノフェニ
ル)乳酸] p−NO2PhLac :3−(4−ニトロフェニル)−2
−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(p−ニトロフェニル)
乳酸] p−NH2PhLac :3−(4−アミノフェニル)−2
−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(p−アミノフェニル)
乳酸] p−Et2NPhLac :3−(4−ジエチルアミノフェニ
ル)−2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(p−ジエチルアミノフ
ェニル)乳酸] p−Hex2NPhLac :3−(4−ジ−n−ヘキシルアミ
ノフェニル)−2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(p−ジ−n−ヘキシル
アミノフェニル)乳酸] p−PylPhLac :2−ハイドロキシ−3−(1H−ピ
ロール−1−イル−フェニル)プロピオン酸 [β−[p−(1H−ピロール−
1−イル)−フェニル]乳酸] p−OHPhLac :2−ハイドロキシ−3−(4−ハ
イドロキシフェニル)プロピオン酸 [β−(p−ハイドロキシフェ
ニル)乳酸] p−EtOPhLac :3−(4−エトキシフェニル)−
2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(p−エトキシフェニ
ル)乳酸] p−HexOPhLac :3−(4−n−ヘキシロキシフェ
ニル)−2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(p−n−ヘキシロキシ
フェニル)乳酸] p−MEPhLac :2−ハイドロキシ−3−[4−
(2−メトキシエトキシ)フェニル]プロピオン酸 [β−[p−(2−メトキシエ
トキシ)フェニル]乳酸] p−MEEPhLac :2−ハイドロキシ−3−{4−
[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]フェニル)
プロピオン酸 [β−{p−[2−(2−メト
キシエトキシ)エトキシ]フェニル}乳酸] o−MeOPhLac :2−ハイドロキシ−3−(2−メ
トキシフェニル)プロピオン酸 [β−(o−メトキシフェニ
ル)乳酸] m−MeOPhLac :2−ハイドロキシ−3−(3−メ
トキシフェニル)プロピオン酸 [β−(m−メトキシフェニ
ル)乳酸] 3,4−DMOPhLac :3−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)乳酸] 2,4−DMOPhLac :3−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)−2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)乳酸] 3,4−MODPhLac :2−ハイドロキシ−3−(3,4−
メチレンジオキシフェニル)−プロピオン酸 [β−(3,4−メチレンジオキ
シフェニル)乳酸] 3−MA−4−MOPhLac :3−(3−ジメチルアミノ−4−
メトキシフェニル)−2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(3−ジメチルアミノ−
4−メトキシフェニル)乳酸] 3,4−DMAPhLac :3−[(3,4−ビス(ジメチルア
ミノ)フェニル]−2−ハイドロキシフェニル]プロピ
オン酸 [β−[3,4−ビス(ジメチル
アミノ)フェニル]乳酸] o−FPhLac :3−(2−フルオロフェニル)−
2−ハイドロキシブロピオン酸 [β−(o−フルオロフェニ
ル)乳酸] m−FPhLac :3−(3−フルオロフェニル)−
2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(m−フルオロフェニ
ル)乳酸] p−FPhLac :3−(4−フルオロフェニル)−
2−ハイドロキシプロピオン酸 [β−(p−フルオロフェニ
ル)乳酸] Glycol :グリコール酸 PhLac :2−ハイドロキシ−3−フェニル
プロピオン酸 [β−フェニル乳酸] Lac :2−ハイドロキシプロピオン酸 [乳酸] p−MorPhLac :2−ハイドロキシ−3−(4−モ
ルフォリノフェニル)プロピオン酸 [β−(p−モルフォリノフェ
ニル)乳酸] 化合物(I)の好適な塩類は、慣用の無毒性の塩すな
わち各種塩基との塩ならびに酸付加塩を挙げることがで
きる。より具体的には、アルカリ金属塩(例えば、ナト
リウム塩、カリウム塩、セシウム塩等)、アルカリ土類
金属塩(例えば、カルシウム塩、マグネシウム塩等)、
アンモニウム塩のような無機塩基との塩、有機アミン塩
(例えば、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン
塩、エタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、ジ
シクロヘキシルアミン塩、N,N′(ジベンジルエチレン
ジアミン塩等)のような有機塩基との塩、無機酸付加塩
(例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩
等)、有機カルボン酸付加塩または有機スルホン酸付加
塩(例えば、ギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、マ
レイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼン
スルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩等)、塩基性
アミノ酸または酸性アミノ酸との塩(例えば、アルギニ
ン、アスパラギン酸、グルタミン酸等)等が挙げられ
る。 この明細書の以上の記載および以下の記載において、
この発明の範囲内に包含される種々の定義の適切な例と
説明とを以下詳細に説明する。 「低級」とは特に指示がなければ炭素原子1〜6個、
好ましくは1〜4個の範囲を意味する。 「置換基を有するベンジル基」、「置換基を有してい
てもよいフェニル基」および「置換基を有していてもよ
いベンジル基」における好適な置換基としては、ヒドロ
キシ、低級アルコキシ、低級アルコキシ低級アルコキ
シ、低級アルコキシ低級アルコキシ低級アルコキシ、ハ
ロゲン、低級アルキル、アミノ、環状アミノ、ニトロ、
例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン、等の
基が挙げられ、これら置換基は1または2以上有してい
てもよい。 好適な「低級アルキル基」としては、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、第三級ブチル基、ペンチル基、ヘキシル等の様な
炭素原子1個ないし6個を有する直鎖または分岐鎖アル
キル基などが挙げられる。 好適な「低級アルコキシ」としては、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブ
トキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、ヘキシ
ルオキシ、等の基があげられる。 好適な「低級アルコキシ低級アルコキシ」としては、
メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、メトキシプロポ
キシ、エトキシイソプロポキシ等の基があげられる。 好適な「低級アルコキシ低級アルコキシ低級アルコキ
シ」としては、メトキシメトシエトキシ、メトキシエト
キシエトキシ、メトキシエトキシプロポキシ、エトキシ
メトキシイソプロポキシ等の基があげられる。 好適な「環状アミノ基」としては、ヘテロ原子として
窒素原子を1個以上有する芳香環式または脂環式基であ
って、飽和または不飽和の、単環式または縮合多環式の
いずれであってもよく、また、当該環内に更に一または
二以上の窒素原子、酸素原子、硫黄原子等のヘテロ原子
を含んでいてもよい。さらに、この環状アミノ基はスピ
ロ環式であっても橋かけ環式であってもよい。この環状
アミノ基の構成原子数は特に限定されないが、例えば単
環式の場合は3〜8員環であり、二環式の場合は7〜11
員環である。 かかる環状アミノ基の例としては、1−アゼチジニル
基、ピロリジノ基、2−ピロリン−1−イル基、1−ピ
ロリル基、ピペリジノ基、1,4−ジヒドロピリジン−1
−イル基、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−1−イル
基、ホモピペリジノ基などのヘテロ原子として窒素原子
を1個含有する飽和または不飽和の単環式基、1−イミ
ダゾリジニル基、1−イミダゾリル基、1−ピラゾリル
基、1−トリアゾリル基、1−テトラゾリル基、1−ピ
ペラジニル基、1−ホモピペラジニル基、1,2−ジヒド
ロピリダジン−1−イル基、1,2−ジヒドロピリミジン
−1−イル基、パーヒドロピリミジン−1−イル基、1,
4−ジアザシクロヘプタン−1−イル基、などのヘテロ
原子として窒素原子を2個以上含有する飽和または不飽
和の単環式基、オキサゾリジン−3−イル基、2,3−ジ
ヒドロイソオキサゾール−2−イル基、モルホリノ基な
どのヘテロ原子として窒素原子1〜3個と酸素原子1〜
2個を含有する飽和または不飽和の単環式基、チアゾリ
ジン−3−イル基、イソチアゾリン−2−イル基、チオ
モルホリノ基などのヘテロ原子として窒素原子1〜3個
と硫黄原子1〜2個を含有する飽和または不飽和の単環
式基、インドール−1−イル基、1,2−ジヒドロベンズ
イミダゾール−1−イル基、パーヒドロピロロ[1,2−
a]ピラジン−2−イル基などの縮合環式基、2−アザ
スピロ[4,5]デカン−2−イル基などのスピロ環式
基、7−アザビシクロ[2,2,1]ヘプタン−7−イル基
などの橋かけヘテロ環式基等が含まれる。 これらの、低級アルコキシ、低級アルキル、アミノ、
環状アミノ基等は適当な置換基を有していてもよく、そ
のような置換基としては、例えば、モノまたはジ置換さ
れた低級アルキルアミノ、低級アルケニル基、アラルキ
ル基、アリール基、ヒドロキシ基、ヒドロキシ低級アル
キル基、ニトロ基、シアノ基、上記したような環状アミ
ノ基、上記した低級アルコキシ基、低級アルコキシ低級
アルキル基、ハロゲン原子、ハロ低級アルキル基、アミ
ノ基、保護されたアミノ基、アミノ低級アルキル基、保
護されたアミノ低級アルキル基、シクロ低級アルキルア
ミノ基、などが挙げられる。 これらの置換基の数は特に限定されないが、好ましく
は1〜4個であり、これらの置換成分は同一であっても
異なっていてもよい。また、2個の同一もしくは異なっ
た置換基が環状アミノ基上の同一原子に置換していても
よい。 「モノもしくはジ低級アルキルアミノ基」としては、
アミノ基に例えばメチル基、エチル基、イソプロピル
基、第三級ブチル基、第三級ペンチル基などの低級アル
キル基が1または2個置換した基が挙げられ、その好適
な例として、メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチ
ルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジ−n−プロピルアミ
ノ基、ジイソプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基など
が挙げられる。 「低級アルケニル基」としては、例えばビニル基、ア
リル基、イソプロペニル基などが挙げられる。 「アラルキル基」としては、例えばベンジル基、1−
フェニルエチル基などが挙げられる。 「アリール基」としては、例えばフェニル基、ナフチ
ル基などが挙げられる。 「ヒドロキシ低級アルキル基、アルコキシ低級アルキ
ル基、ハロ低級アルキル基、アミノ低級アルキル基、保
護されたアミノ低級アルキル基は、前記のような低級ア
ルキル基の任意の炭素原子が、それぞれヒドロキシ基、
アルコキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、保護されたア
ミノ基、で置換されたものである。 「アミノ保護基」としては、例えばホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ピバロイル、ヘキサノイル等の低級
アルカノイル基、例えばクロロアセチル、ブロモアセチ
ル、ジクロロアセチル、トリフルオロアセチル等のモノ
(もしくはジもしくはトリ)ハロ(低級)アルカノイル
基、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、第三級ブトキシカルボニル、第
三級ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボ
ニル等の低級アルコキシカルボニル基、カルバモイル
基、例えばベンゾイル、トルオイル、ナフトイル等のア
ロイル基、例えばフェニルアセチル、フェニルプロピオ
ニル等のアル(低級)アルカノイル基、例えばフェノキ
シカルボニル、ナフチルオキシカルボニル等のアリール
オキシカルボニル基、例えばフェノキシアセチル、フェ
ノキシプロピオニル等のアリールオキシ(低級)アルカ
ノイル基、例えばフェニルグリオキシロイル、ナフチル
グリオキシロイル等のアリールグリオキシロイル基、例
えばベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカル
ボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル等の、適
当な置換基を有してもよいアル(低級)アルコキシカル
ボニル基、等のアシル基、例えばベンジリデン、ヒドロ
キシベンジリデン等の置換されたまたは非置換アル(低
級)アルキリデン基、例えばベンジル、フェネチル、ベ
ンズヒドリル、トリチル等のモノ(またはジまたはト
リ)フェニル(低級)アルキル基のようなアル(低級)
アルキル基等が挙げられる。 上記アミノ保護基にはアミノ酸やペプチド化学の分野
でよく使用されるアミノ基を一時的に保護する作用を持
つ保護基が含まれる。 好適な「低級アルコキシで置換されたベンジル基」と
しては、例えば4−メトキシベンジル、2,4−ジメトキ
シベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4,5−トリメ
トキシベンジル、2,3,4−トリメトキシベンジル、2−
エトキシベンジル、4−ヘキシルオキシベンジル等の低
級アルコキシ置換ベンジル基が挙げられる。 好適な「ハロゲンで置換されたベンジル基」として
は、例えば2−フルオロベンジル、3−フルオロベンジ
ル、4−フルオロベンジル、2−フロロベンジル、4−
フロロベンジル、2,4−ジクロロベンジル、3,4−ジクロ
ロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2−ブロモベン
ジル、2−ブロモー4−クロロベンジル等のハロゲン置
換ベンジル基が挙げられる。。 好適な「低級アルキルで置換されたベンジル基」とし
ては、例えば4−メチルベンジル、4−エチルベンジ
ル、4−プロピルベンジル、4−イソプロピルベンジ
ル、4−ブチルベンジル、4−イソブチルベンジル、4
−第三級ブチルベンジル、4−ペンチルベンジル、4−
ヘキシルベンジル、2,3−ジメチルベンジル、2,6−ジメ
チルベンジル、3,4−ジメチルベンジル、2,4,6−トリメ
チルベンジル、等の低級アルキル置換ベンジル基が挙げ
られる。 そのような置換基を有するフェニル基の好適な例とし
ては、例えば4−メトキシフェニル、3,4−ジメトキシ
フェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、2,3,4−トリ
メトキシフェニル、2−エトキシフェニル、4−ヘキシ
ルオキシフェニル等の低級アルコキシ置換フェニル基、
例えば2−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,4
−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,6−ジ
クロロフェニル、2−ブロモフェニル、2−ブロモー4
−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、2,4−ジフ
ルオロフェニル等のハロゲン化フェニル基、2−ヒドロ
キシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキ
シフェニル等のヒドロキシ置換フェニル基、2−(ヒド
ロキシメトキシ)フェニル等の低級アルコキシおよびヒ
ドロキシ基置換フェニル基が挙げられる。 そのような置換基を有するベンジル基の好適な例とし
ては、例えば4−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシ
ベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル、2,3,4−トリ
メトキシベンジル、2−エトキシベンジル、4−ヘキシ
ルオキシベンジル等の低級アルコキシ置換ベンジル基、
例えば2−クロロベンジル、4−クロロベンジル、2,4
−ジクロロベンジル、3,4−ジクロロベンジル、2,6−ジ
クロロベンジル、2−ブロモベンジル、2−ブロモー4
−クロロベンジル等のハロゲン化ベンジル基、2−ヒド
ロキシベンジル、3−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロ
キシベンジル等のヒドロキシ置換ベンジル基、2−(ヒ
ドロキシメトキシ)ベンジル等の低級アルコキシおよび
ヒドロキシ基置換ベンジル基が挙げられる。 「置換基を有していてもよい環状アミノ基」のさらに
好適な具体例を挙げると、ピロリジノ基、モルホリノ
基、1−ピペラジノ、4−メチルピペラジノ、ピペラジ
ノなどが挙げられる。 目的化合物(I)の製造法を以下詳細に説明する。 製造法1 目的化合物(I)またはその塩は、化合物(II)また
はアミノ基もしくはカルボキシ基におけるその反応性誘
導体、またはその塩を閉環反応に付することにより製造
することができる。 出発化合物(II)、その反応性誘導体またはその塩は
新規であり、後述の製造例に記載の方法またはそれと同
様の方法により製造することができる。 化合物(II)のアミノ基の反応性誘導体としては、化
合物のアミノ基とアルデヒド、ケトン等のようなカルボ
ニル化合物との反応によって生成するシッフの塩基型イ
ミノまたはそのエナミン型互変異性体;化合物のアミノ
基とビス(トリメチルシリル)アセトアミド、モノ(ト
リメチルシリル)アセトアミド、ビス(トリメチルシリ
ル)尿素等のようなシリル化合物との反応によって生成
するシリル誘導体;化合物のアミノ基と三塩化リンまた
はホスゲンとの反応によって生成する誘導体等が挙げら
れる。 化合物(II)のカルボキシ基における好適な反応性誘
導体としては、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性化アミ
ド、活性化エステル等が挙げられる。反応性誘導体の好
適な例としては、酸塩化物;酸アジド;例えば酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、トリクロロ酢酸等の脂肪族カルボン
酸または例えば安息香酸等の芳香族カルボン酸のような
酸との混合酸無水物;対称酸無水物等が挙げられる。こ
れらの反応性誘導体は、使用すべき化合物(II)の種類
に従って上記のものから選択することができる。この反
応は、通常の閉環反応に用いられる方法、例えば加熱ま
たは縮合剤の存在下で行われる。化合物(II)のR基が
アミノ保護基である場合は、閉環反応に先立ってアミノ
保護基の脱離が行われる。 好ましい縮合剤としては、カルボジイミドまたはその
塩[例えば、N−N′−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、N−シクロヘキシル−N′−モルホリノエチルカル
ボジイミド、N−シクロヘキシル−N′−(4−ジエチ
ルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド、N−エチル
−N′−(3(ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ドまたはその塩酸塩、ジフェニルリン酸アジド、ジエチ
ルリン酸シアニド、塩化ビス(2−オキソ−3−オキサ
ゾジニル)ホスフィン等];N,N′−カルボジイミダゾー
ル、N,N′−カルボニルビス−(2−メチルイミダゾー
ル);ケテンイミン化合物(例えばペンタメチレンケテ
ン−N−シクロヘキシルイミン、ジフェニルケテン−N
−シクロヘキシルイミン等);エトキシアセチレン;1−
アルコキシ−1−クロロエチレン;エチル ポリホスフ
ェート;イソプロピル ポリホスフェート;オキシ塩化
リン;三塩化リン;チオニルクロリド;オキサリクロリ
ド;トリフェニルホスフィンと四塩化炭素もしくはシア
ゼンカーボキシレートとの組合わせ;2−エチル−7−ヒ
ドロキシベンズイソキサゾリウム塩;2−エチル−5−
(m−スルホフェニル)イソキサゾリウムヒドロキシド
分子内塩;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)
−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール;1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール;N,N−ジメチルホルムアミドチオニ
ルクロリド、ホスゲン、オキシ塩化リン等との反応によ
って調整したいわゆるビルスマイヤー試薬等が挙げられ
る。 この縮合剤の存在下の反応は、反応に悪影響を与えな
いような通常の有機溶媒(例えばジクロロメタン、メタ
ノール、エタノール、プロパノール、アセトニトリル、
ピリジン、N,N−ジエチルホルムアミド、4−メチル−
2−ペンタノン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トル
エン、キシレン等またはそれらの混合溶媒中で行われ
る。また、反応温度は特に限定されないが、通常冷却下
ないし加温下に行われる。さらに、加熱下における閉環
反応は、上記のような有機溶媒中で、使用した溶媒の沸
点以下に加熱して行なうことができる。 製造法2 目的化合物(Ia)またはその塩は、化合物(III)ま
たはその塩をニトロ化反応に付することにより製造する
ことができる。 出発原料化合物(III)は公知(特開平3−35796号)
および新規化合物を含み、該新規化合物は後記製造例、
実施例およびそれらと同様の方法により製造できる。 この反応は、化合物(III)またはその塩に例えば硝
酸等のニトロ化剤を作用させることにより行なわれる。 反応は通常、反応に悪影響を及ばさないの慣用の溶媒
(例えばジクロルメタン等)中で行うこともできる。 反応温度は特に限定されないが、通常、冷却下ないし
室温で反応が行われる。物質であり、例えば後述の製造
例に記載した方法により製造することができる。 後述の実施例7記載の方法に準じて行うことができ
る。 製造法3 目的化合物(Ib)またはその塩は、化合物(Ia)また
はその塩を還元反応に付することにより製造することが
できる。 この反応はニトロをアミノに還元する際に用いられる
常法により行うことができ、化学的還元および接触還元
が挙げられる。 化学還元に用いる好適な還元剤としては、金属(例え
ば錫、亜鉛、鉄等)または金属化合物(例えば塩化クロ
ム、酢酸クロム等)と有機酸あるいは無機酸(例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、p−トリ
エンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸等)の組み合わせを
挙げることができる。 触媒還元に使用される好適な触媒としては、白金触媒
(例えば白金板、白金海綿、白金黒、コロイド白金、酸
化白金、白金線等)、パラジウム触媒(例えばパラジウ
ム海綿、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム−
炭素、コロイドパラジウム、パラジウム−硫酸バリウ
ム、パラジウム−炭酸バリウム等)、ニッケル触媒(例
えば還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネ−ニッケル
等)、コバルト触媒(例えば還元コバルト、ラネ−コバ
ルト等)、鉄触媒(例えば還元鉄、ラネ−鉄等)、銅触
媒(例えば還元銅、ラネ−銅、ウルマン銅等)等を挙げ
ることができる。 還元は通常、反応に悪影響を及ぼさない慣用の溶媒、
例えば水、メタノール、エタノール、プロパノール、N,
N−ジメチルホルムアミド、またはそれらの混合物等の
溶媒中で行われる。また、化学還元に用いる前記酸が液
状の場合、これらは溶媒として使用することもできる。
触媒還元に用いる好適な溶媒としては、前記溶媒、その
他の慣用の溶媒、例えばジエチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等あるいはそれらの混合物を挙
げることができる。 還元の反応温度は特に限定されないが、通常、冷却な
いし加温下に反応が行われる。 製造法4 目的化合物(Ic)またはその塩は、製造法3により得
られた化合物(Ib)またはその塩を単離し、もしくは単
離せずに、アルキル化反応に付すことにより製造するこ
とができる。この反応は、アルデヒドと還元剤との組み
合わせまたはアルキルハライドと塩基との組み合わせに
より行うことができる。好ましい還元剤としては金属水
素錯化合物(例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素化シ
アノホウ素ナトリウム、水素化ホウ素カリウム、ビス
(2−メトキシエトキシ)アルミニウムハイドライド
等)、又は水素、ギ酸もしくはギ酸アンモニウム等及び
パラジウム溶媒(例えばパラジウム炭素、水酸化パラジ
ウム炭素、パラジウム黒等)が挙げることができる。 好ましい塩基としては、無機塩基(例えば炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム等)または有機塩基(例えばピ
リジン、トリエチルアミン等)が挙げられる。 これらの反応は通常は、反応に悪影響を及ぼさない慣
用の溶媒中で行われる。 アルデヒドと還元剤の組み合わせによる反応は後述の
製造例23または実施例8記載の方法に準じて行うことが
できる。 またアルキルハライドと塩基の組み合わせによる反応
は後述の製造例41記載の方法に準じて行うことができ
る。 2つのアルデヒドを有する化合物と還元剤の組み合わ
せによる反応は、後述の実施例31記載の方法に準じて行
うことができる。 製造法5 目的化合物(Id)またはその塩は製造法3により得ら
れた化合物(Ib)またはその塩を単離し、もしくは単離
せずに、環状アルキル化反応に付すことにより製造する
ことができる。この反応は、分子中に2つのアルデヒド
基を有する化合物と還元剤との組み合わせ、または2つ
のハロゲン基を有する化合物と塩基との組み合わせによ
り行うことができる。 製造法6 目的化合物(Ie)またはその塩は製造法3により得ら
れた化合物(Ib)またはその塩を単離しまたは単離せず
に、ジアゾ化反応それに引き続くジアゾ分解によるヒド
ロキシル化反応に附することにより製造することができ
る。この反応は、化合物(Ib)またはその塩を無機酸ま
たは有機酸の存在下、亜硝酸ナトリウムと反応させ生成
するジアゾニウム塩を水中または有機酸中で室温から加
熱下に分解し、必要ならば加水分解を行うことにより、
化合物(Ib)またはその塩のアミノ基を水酸基に変換す
ることにより化合物(Ie)またはその塩を製造すること
ができる。 好ましい無機酸としては硫酸、塩酸、ホウフッ化水素
酸等、好ましい有機酸としては酢酸、トリフルオロ酢酸
等が挙げられる。 製造法7 目的化合物(If)またはその塩は製造法6により得ら
れた化合物(Ie)またはその塩をアルキル化反応に附す
ことにより製造することができる。この反応は、アルキ
ルハライドと塩基の組み合わせにより製造することがで
きる。 後述の実施例15及び16の方法に準じて行うことができ
る。 好ましい塩基としては、無機塩基(例えば炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム等)または有機塩基(例えばピ
リジン、トリエチルアミン等)が挙げられる。 本発明の化合物またはその塩は、動物および人間の駆
虫剤として優れた殺寄生虫活性を有している。特に豚、
羊、山羊、牛、馬、犬、猫、および鶏のような家畜、家
禽およびペットに感染する次の線虫に有効である。 ヘモンクス属(Haemonchus)、 トリコストロンギルス属(Trichostrongylus)、 オステルターギヤ属(Ostertagia)、 ネマトディルス属(Nematodirus)、 クーペリア属(Cooperia)、 アスカリス属(Ascaris)、 ブノストムーム属(Bunostomum)、 エスファゴストムーム属(Oesophagostomum)、 チャベルチア属(Chabertia)、 トリキュリス属(Trichuris)、 ストロンギルス属(Strongylus)、 トリコネマ属(Trichonema)、 デイクチオカウルス属(Dictyocaulus)、 キャピラリア属(Capillaria)、 ヘテラキス属(Heterakis)、 トキソカラ属(Toxocara)、 アスカリディア属(Ascaridia)、 オキシウリス属(Oxyuris)、 アンキロストーマ属(Ancylostoma)、 ウンシナリア属(Uncinaria)、 トキサスカリス属(Toxascaris)、 パラスカリス属(Parascaris)及び ニポストロンギルス属(Nippostrongylus) メタストロンギルス属(Metastrongylus) ヒオストロンギルス属(Hyostrongylus) ストロンギィロイデス属(Strongyloides) キアソストーマ属(Cyathostomum) ネマトディルス属、クーペリア属及びエソファゴストム
ーム属のある種のものは腸管を攻撃し、一方へモンクス
属及びオステルターギア属のみのは胃に寄生し、ディク
チオカウルス属の寄生虫は肺に見いだされるが、これら
にも活性を示す。 また、フィラリア科(Filariidae)やセタリヤ科(Se
tariidae)の寄生虫は心臓及び血管、皮下及びリンパ管
組織のような他の組織及び器官に見いだされ、これらに
も活性を示す。 また、人間に感染する寄生虫に対しても有用であり、
人間の消化管の最も普通の寄生虫は、 アンキロストーマ属(Ancylostoma)、 ネカトール属(Necator)、 アスカリス属(Ascaris)、 ストロンギィロイデス属(Strongyloides)、 トリヒネラ属(Trichinella)、 キャピラリア属(Capillaria)、 トリキュリス属(Trichuris)及び エンテロビウス属(Enterobius)である。 消化管の外の、血液または他の組織及び器官に見出され
る他の医学的に重要な寄生虫であるフィラリア科のブツ
ヘレリア属(Wuchereria)、ブルージア属(Brugia)、
オンコセルカ属(Onchocerca)及びロア糸状虫属(Lo
a)並びに蛇状線虫科(Dracunculidae)のドラクンクル
ス属(Dracunlus)の寄生虫、腸管内寄生虫の特別な腸
管外寄生状態におけるストロンギロイデス属及びトリヒ
ネラ属にも活性を示す。 目的化合物(I)の薬理学的有用性を示すために、そ
の薬理学的試験を以下に説明する。 試験 試験例1 (1)試験化合物 実施例1、実施例3、実施例4、実施例5、実施例1
0、実施例17、実施例23、実施例24、実施例25、実施例2
9で示す化合物およびPF1022(特開平3−35796号公報の
特許請求の範囲第1項に記載された化合物) (2)試験 ラット寄生線虫ニポストロンギルス ブラジリエンシ
ス(Nippostrongylus brasiliensis)を感染させたラッ
トでの駆虫効果を調べた。 供試ラットはWistar系のラット(体重120g−130g,6週
令雌)を用い、ラット1匹あたり約3000隻の感染子虫を
皮下接種して感染させた。 試験化合物は50mgをジメチルスルホキシド0.25mlで溶
解し、0.5%メチルセルロース水溶液を加えて、100,10,
5,2.5,1.25,1.0,0.63,0.32mg/kgの投薬量になるように
液量を調整して使用した。感染後7,8,9日目に試験化合
物を上記の濃度で経口投与し、同11日目に試験ラットを
解剖し、小腸内の虫体数を測定した。 得られた測定値をもとに無投薬のラット(コントロー
ル)の虫体数との100分率から、駆虫率を算出した。 その結果を表1に示した。 試験例2 試験例1において経口投与の代わりに皮下投与した以
外は、試験例1と同様にして駆虫率を算出した。 その結果を表2に示した。 試験例3 1群2匹の8週令のスナネズミにストロンギロイデス
ベネズエレンシス(Strongyloides venezuelensis)
の感染子虫を1頭あたり5,000匹経皮感染させた。感染
後10日目に懸濁させた試験化合物を、各々の設定投薬料
で経口1回投与した。効果は、糞便中の虫卵数及び腸管
内の虫体数をもとに判定した。虫卵数の測定はOリング
法により、投薬前、投薬日及び投薬後1,2,3,4日目の糞
便1g中の虫卵数(EPG)を求めた。虫体数は、投薬後4
日目(感染14日目)にスナネズミを解剖して測定した。
その測定法は、小腸内に寄生している虫を生理食塩水へ
1晩遊出させ遊出虫体数を寄生母虫数とした。 その結果を(各群の平均値)を表3に示した。 試験結果 本発明化合物を動物及び人における駆虫剤として使用
する場合は、液体飲料として経口的に投与することがで
きる。飲料は、普通、ベントナイトのような懸濁剤およ
び湿潤剤またはその他の賦形剤と共に適当な非毒性の溶
剤または水での溶液、懸濁液または分散液である。一般
に飲料または消泡剤を含有する。飲料処方は一般に活性
化合物を約0.01〜0.5重量%、好適には0.01〜0.1重量%
を含有する。乾燥した固体の単位使用形態で経口投与す
ることが望ましい場合は、普通、所望量の活性化合物を
含有するカプセル、丸薬または錠剤を使用する。これら
の使用形態は、活性成分を適当な細かく粉砕された希釈
剤、充填剤、崩壊剤及び/または結合剤、例えばデンプ
ン、乳糖、タルク、ステアリン酸マグネシウム、植物性
ゴムなど均質に混和することによって製造される。 このような単位使用処方は、治療される宿主動物の種
類および寄生虫の種類および宿主の体重によって駆虫剤
の重量および含量に関して広く変化させることができ
る。 動物飼料によって投与する場合は、それを飼料に均質
に分散させるか、トップドレッシングとして使用される
かまたはペレットの形態として使用される。普通、望ま
しい抗寄生虫効果を達成するためには、最終飼料中に活
性化合物を0.0001〜2%含有している。 また、液体担体賦形剤に溶解または分散させたもの
は、前胃内、筋肉内、気管内または皮下に注射によって
非経口的に動物に投与することができる。非経口投与の
ために、活性化合物に好適には落花生油、綿実油のよう
な適当な植物油と混合する。このような処方は、一般に
活性化合物を0.05〜50重量%含有する。 また、ジメチルスルホキシドまたは炭化水素溶剤のよ
うな適当な担体と混和することによって局所的に投与し
得る。この製剤はスプレーまたは直接的注加によって動
物の外部表面に直接適用される。 最善の結果を得るための活性化合物の最適使用量は、
治療される動物の種類および寄生虫感染の型および程度
によって決まるが、一般に動物体重1kg当たり約0.01〜1
00mg、好適には0.5〜50.0mgを経口投与することによっ
て得られる。このような使用量は一度にまたは分割した
使用量で1〜5日のような比較的短期間にわたって与え
られる。 次にこの発明の実施例を示す。 製造例1 Boc−Tyr(Me)−OH(5.1g)を4N−塩酸・ジオキサン
(87.5ml)に溶解し、氷冷下、2時間攪拌した。ジオキ
サンを減圧留去した後、残渣を6N−塩酸水溶液(45ml)
に溶解し、0℃で、亜硝酸ナトリウム(1.9g)を少しず
つ加えた。そのまま4時間攪拌後、反応溶液をエーテル
(100ml×3)で抽出した。エーテル層を飽和食塩水で
洗浄後、塩化カルシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
た。残渣にベンゼン(30ml)、ベンジルアルコール(3.
4ml)及びp−トルエンスルホン酸1水和物(0.22g)を
加え、ジーンスターク装置を用いて3時間加熱還流を行
った。室温まで冷却後、溶媒を留去して得られた粗生成
物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、酢酸
エチル、ヘキサンの混液(1:10,v/v)で溶出した。所望
の生成物を含む溶出画分の溶媒を留去し、(S)−2−
クロロ−3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸ベ
ンジルエステル(1.79g)を得た。NMR(CDCl3′δ):3.
12(dd,1H),3.29(dd,1H),3.78(s,3H),4.44(t,1
H),5.07−5.25(m,2H),6.77−7.36(m,9H). 製造例2 Boc−MeLeu−OH(1.37g)のメタノール(30ml)、水
(10ml)の溶液に20%炭酸セシウム水溶液を加えpH7.0
とした。溶媒を減圧留去した後、トルエン(10ml)で3
回共沸した。残渣をジメチルホルムアミド(20ml)に溶
解し、氷冷下、(S)−2−クロロ−3−(4−メトキ
シフェニル)プロピオン酸ベンジルエステル(1.7g)を
加えた後、室温で24時間攪拌した。反応液を水(150m
l)に注ぎ、エーテル(100ml×3)で抽出し、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去し、得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグ
ラフィーにより精製し、酢酸エチルとヘキサンの混液
(1:8v/v)で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の
溶媒を留去し、Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−OBzl
(1.59g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.90(d,6H),1.41(s)及び1.49
(s)(9H),1.40−1.58(m,3H),2.62−2.67(m,3
H),3.06−3.15(m,2H),3.77(s,3H),4.68−4.80
(m)及び,4.97−5.29(m)(4H),6.78(d,2H),7.0
6(d,2H),7.26−7.36(m,5H). 製造例3 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−OBzl(1.36g)のメ
タノール(15ml)溶液に10%パラジウム炭素(0.4g)を
加え、水素ガス雰囲気中大気圧下常温で45分間水素添加
を行った。触媒を慮去し溶媒を留去し、Boc−MeLeu−D
−p−MeOPhLac−OH(1.08g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.89−0.95(m,6H),1.44(s,9H),
1.44−1.79(m,3H),2.66−2.82(m,3H),3.01−3.20−
(m,2H),3.79(s,3H),4.40−4.75(m,1H),5.15−5.3
8(m,1H),6.82(d,2H),7.14(d,2H). 製造例4 Boc−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.04g)を4N−塩酸・ジ
オキサン(12.5ml)に溶解し、氷冷下、3時間攪拌し
た。溶媒を減圧留去後、トルエン(10ml)で2回共沸を
し、H−MeLeu−D−Lac−OBzl・HCl(1g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.94−1.00(m,6H),1.59(d,3H),
1.78−2.13(m,3H),2.62−2.75(m,3H),3.78−3.85
(m,1H),5.09−5.29(m,3H),7.25−7.43(m,5H),9.8
0−10.00(m,1H),10.30−10.55(m,1H). 製造例5 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−OH(1g),H−MeLeu
−D−Lac−OBzl・HCl(1g),ジクロルメタン(20ml)
及びトリエチルアミン(1.5ml)の混合液に氷冷下塩化
ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン
(0.98g)を加え、そのまま13時間攪拌した。水(50m
l)を加え、酢酸エチル(50ml×3)で抽出し、飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去して得られた粗生成物をシリゲルクロマトグラ
フィーにより精製し、酢酸エチル−ヘキサンの混液(1:
3v/v)で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒
を留去し、Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D
−Lac−OBzl(1.59g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−0.99(m,12H),1.42−1.80
(m,18H),2.66−3.04(m,8H),3.78(s,3H),4.64−5.
43(m,6H),6.81(d,2H),7.12−7.39(m,7H). 製造例6 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−OBzlの代わりにBoc
−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.75g)を用いた以外は製造例3と同様にしてBoc−Me
Leu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.67g)
を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−0.94(m,12H),1.46(s,9H),
1.40−1.80(m,9H),2.67−3.29(m,8H),3.77(s,3
H),4.83−5.71(m,4H),6.80(d,2H),7.15(d,2H). 製造例7 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OB
zl(0.75g)を4N−塩酸・酢酸エチル(5.25ml)に溶解
し、氷冷下3時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、ト
ルエン(10ml)で2回共沸して、H−MeLeu−D−p−M
eOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl・HCl(0.74g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−1.00(m,12H),1.21−1.98
(m,9H),2.61−3.10(m,8H),3.77(s,3H),3.62−3.8
2(m,1H),5.04−5.55(m,5H),6.83(d,2H),7.12−7.
34(m,7H),9.30−9.50(m,1H),10.40−10.59(m,1
H). 製造例8 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−OHの代わりにBoc−M
eLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.67
g)を用い、H−MeLeu−D−Lac−OBzl・HClの代わり
に、H−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzl・HCl(0.74g)を用いた以外は製造例5と同様にし
て、Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−
MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.9
4g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−0.99(m,24H),1.10−1.70
(m,27H),2.65−3.10(m,16H),3.77(s,6H),4.61−
5.49(m,10H),6.78−6.85(m,4H),7.12−7.40(m,9
H). 製造例9 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−OBzlの代わりにBoc
−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.92g)を
用いた他は、製造例3と同様にしてBoc−MeLeu−D−p
−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−MeOPhLa
c−MeLeu−D−Lac−OH(0.89g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−0.99(m,24H),1.10−1.80
(m,27H),2.65−3.10(m,16H),3.77(s,6H),4.60−
5.65(m,8H),6.78−6.90(m,4H),7.13−7.25(m,4
H). 製造例10 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−Me
Leu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.89g)
ペンタフルオロフェノール(0.14g)のジクロルメタン
(10ml)溶液に、氷冷下、1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩(0.22
g)を加え、そのまま3時間攪拌した。反応液を減圧濃
縮して得られた粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィ
ーにより精製し、酢酸エチル・ヘキサンの混液(1:1,v/
v)で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を
留去し、Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−L
ac−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OC6F5
(0.8g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−0.99(m,24H),1.10−1.80
(m,27H),2.65−3.18(m,16H),3.77(s,6H),4.60−
5.55(m,8H),6.78−6.90(m,4H),7.10−7.22(m,4
H). 製造例11 H−D−Man−OH(1g),トリエチルアミン(0.92m
l)の酢酸エチル(50ml)溶液に氷冷下臭化フェナシル
(1.31g)を加えた。室温で48時間攪拌後、反応液を水
に注ぎ、酢酸エチル(50ml×3)で抽出した。無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮してH−D−Man−OPa
c(1.7g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):5.30(d,1H),5.41(s,1H),5.47
(d,1H),7.37−7.88(m,10H). 製造例12 Boc−MeLeu−OH(1.54g),H−D−Man−OPac(1.7g)
の塩化メチレン(50ml)溶液に、氷冷下、ジメチルアミ
ノピリジン(77mg),1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩(1.32g)を加
えそのまま3時間攪拌した。塩化メチレンを減圧留去し
た後、酢酸エチル(200ml)を加え、水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧濃縮して得られた粗
生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、
酢酸エチル・ヘキサンの混液(1:3,v/v)で溶出した。
所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を留去し、Boc−MeL
eu−D−Man−OPac(3g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.91−0.97(m,6H),1.39(s)及び
1.43(s)(9H),1.40−1.86(m,3H),2.85(s)及び
2.88(s)(3H),4.80−4.88(m)及び5.04−5.12
(m)(1H),5.29(d,1H),5.40(d,1H),6.11(s)
及び6.15(s)(1H),7.40−7.86(m,10H). 製造例13 Boc−MeLeu−D−Man−OPac(3g)の90%酢酸水溶液
(30ml)に亜鉛粉末(3g)を加え、室温で1時間攪拌し
た。亜鉛残渣を濾過した後、溶媒を減圧留去して、残渣
に酢酸エチル(200ml)を加え、10%クエン酸水溶液、
水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧濃縮して得た粗生成物をシリカゲルクロマト
グラフィーにより精製し、塩化メチレン/エタノール/
酢酸(20:1:0.1,v/v)の混液で溶出した。所望の生成物
を含む溶出画分の溶媒を留去して、Boc−MeLeu−D−Ma
n−OH(2.22g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.91−0.97(m,6H),1.28(s)及び
1.44(s)(9H),1.40−1.80(m,3H),2.86(s,3H),
4.80−4.98(m,1H),5.95(s,1H),7.39−7.50(m,5
H). 製造例14 (S)−2−クロロ−3−(4−メトキシフェニル)
プロピオン酸ベンジルエステルの代わりに(S)−2−
クロロプロピオン酸トリクロロエチルエステル(4.8g)
を用いた他は製造例2と同様にしてBoc−MeLeu−D−La
c−OTce(7.98g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.93−0.98(m,6H),1.47(s,9H),
1.59(d,3H),1.50−1.78(m,3H),2.81(s)及び2.84
(s)(3H),4.64−5.05(m,3H),5.19(q,1H). 製造例15 Boc−MeLeu−D−Lac−OBzlの代わりに、Boc−MeLeu
−D−Lac−OTce(2.7g)を用いた以外は製造例4と同
様にして、H−MeLeu−D−Lac−OTce・HCl(2.45g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):0.95−1.03(m,6H),1.68(d,3H),
1.80−2.16(m,3H),2.74−2.80(m,3H),3.80−3.99
(m,1H),4.67(d,1H),4.96(d,1H),5.32(q,1H),9.
80−10.10(m,1H),10.30−10.60(m,1H). 製造例16 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−OHの代わりに、Boc
−MeLeu−D−Man−OH(2.22g)を用いH−MeLeu−D−
Lac−OBzl・HClの代わりに、H−MeLeu−D−Lac−OTce
・HCl(2.4g)を用いた以外は、製造例5と同様にし
て、Boc−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac−OTce(3.3
3g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−0.99(m,12H),1.35(s,9H),
1.26−1.84(m,9H),2.79−2.98(m,6H),4.53−5.55
(m,5H),6.15−6.24(m,1H),7.39−7.46(m,5H). 製造例17 Boc−MeLeu−D−Man−OPacの代わりに、Boc−MeLeu
−D−Man−MeLeu−D−Lac−OTce(1.5g)を用いた以
外は、製造例13と同様にして、Boc−MeLeu−D−Man−M
eLeu−D−Lac−OH(1.46g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−0.99(m,12H),1.37(s,9H),
1.20−1.83(m,9H),2.79−2.96(m,6H),4.53−5.40
(m,3H),6.14−6.26(m,1H),7.39−7.44(m,5H). 製造例18 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OB
zlの代わりに、Boc−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac
−OTce(1.5g)を用いた他は製造例7と同様にして、H
−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac−OTce・HCl(1.3
g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−0.98(m,12H),1.30−2.24
(m,9H),2.78−2.97(m,6H),3.79−3.99(m,1H),4.5
2−5.56(m,4H),6.27−6.31(m,1H),7.40−7.52(m,5
H),9.52−9.90(m,1H),10.10−10.42(m,1H). 製造例19 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−OHの代わりに、Boc
−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac−OH(1.4g)を用
い、H−MeLeu−D−Lac−OBzl・HClの代わりにH−MeL
eu−D−Man−MeLeu−D−Lac−OTce・HCl(1.3g)を用
いた他は、製造例5と同様にして、Boc−MeLeu−D−Ma
n−MeLeu−D−Lac−OTce(1.7g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.76−1.18(m,24H),1.21−1.98
(m,27H),2.79−3.10(m,12H),4.52−5.59(m,8H),
6.13−6.25(m,2H),7.15−7.55(m,10H). 製造例20 Boc−MeLeu−D−Man−OPacの代わりに、Boc−MeLeu
−D−Man−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−Man−MeLeu−
D−Lac−OTceを用いた他は、製造例13と同様にして、B
oc−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−Man
−MeLeu−D−Lac−OH(1.07g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.70−1.10(m,24H),1.35(s,9H),
1.25−1.98(m,18H),2.78−3.09(m,12H),4.20−5.59
(m,6H),6.10−6.37(m,2H),7.26−7.59(m,10H). 製造例21 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−Me
Leu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代わり
に、Boc−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−Man−MeLeu−D−Lac−OHを用いた以外は、製造例10
と同様にして、Boc−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac
−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac−OC6F5(0.96g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):0.72−1.00(m,24H),1.10−1.95
(m,27H),2.77−3.09(m,12H),4.40−5.68(m,6H),
6.12−6.24(m,2H),7.22−7.58(m,10H). 製造例22 (R)−2−アセトキシ−3−(4−ニトロフェニ
ル)プロピオン酸エチルエステル(5.62g)のエタノー
ル(50ml)溶液に濃塩酸(2.5ml)及び10%−パラジウ
ム炭素(0.6g)を加え、水素ガス雰囲気中大気圧下室温
で3時間水素添加を行った。触媒を濾去し溶媒を減圧留
去した。得られた残渣に0.05N塩酸(200ml)を加えエー
テル(100ml×2)で洗浄した。水層に飽和炭酸水素ナ
トリウム溶液をpH10まで加えエーテル(100ml×4)で
抽出した。エーテル層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣にベン
ゼン(40ml)、ベンジルアルコール(21ml)及びp−ト
ルエンスルホン酸1水和物(4.76g)を加え4時間加熱
還流を行った。室温まで冷却後溶媒を減圧留去した。残
渣に水(200ml)を加えエーテル(100ml×2)で洗浄し
た。水層に飽和炭酸水素ナトリウム溶液をpH10まで加え
エーテル(100ml×4)で抽出した。エーテル層を飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
減圧留去し(R)−3−(4−アミノフェニル)−2−
ハイドロキシプロピオン酸ベンジルエステル(2.84g)
を得た。 NMR(CDCl3,δ)2.85(dd,1H),2.6−3.6(m,3H),3.0
0(dd,1H),4.38(dd,1H),5.15(s,2H),6.53(d,2
H),6.90(d,2H),7.25−7.4(m,5H) IR(ニート):1740cm-1 製造例23 (R)−3−(4−アミノフェニル)−2−ハイドロ
キシプロピオン酸ベンジルエステル(0.26g)の酢酸(6
ml)溶液にパラホルムアルデヒド(0.3g)を加え、更に
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.3g)を徐々に加えそ
の後室温で3時間攪拌した。炭酸水素ナトリウム溶液
(25ml)及び氷(25g)中に反応液を徐々に加え酢酸エ
チル(50ml×2)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧
留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル(7:3V/V)
の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒
を減圧留去して(R)−3−(4−ジメチルアミノフェ
ニル)−2−ハイドロキシプロピオン酸ベンジルエステ
ル(0.22g)を得た。 NMR(CDCl3,δ)2.64(d,1H),2.91(s,6H),2.90(d
d,1H),3.04(dd,1H),4.43(ddd,1H),5.18(s,2H),
6.63(d,2H),7.01(d,2H),7.35(bs,5H) IR(ニート):1733,1612cm-1 製造例24 Boc−MeLeu−OH(1.27g),H−D−p−Me2NPhLac−OB
zl(1.47g)の塩化メチレン(20ml)溶液に氷冷下ジメ
チルアミノピリジン(0.15g)、1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド・塩酸塩
(1.01g)を加え、そのまま15時間攪拌した。溶媒を減
圧留去し、水(50ml)を加え酢酸エチル(50ml×3)で
抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して得た粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、ヘキサン、酢酸エチル(4:1V/V)の混液で溶出し
た。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して
Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzl(1.69g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ)0.90(d,6H),1.4−1.65(m,12H),2.
63(s)及び2.68(s)(3H),2.93(s,6H),3.05−3.
15(m,2H),4.65−4.80(m)及び4.95−5.20(m)(4
H),6.62(d,2H),7.03(d,2H),7.1−7.2(m,5H) IR(KBr):1747,1730,1693,1675,cm-1 製造例25 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzl(1.67g)のメ
タノール(30ml)及びテトラハイドロフラン(5ml)の
溶液に10%−パラジウム炭素(0.3g)を加え、水素ガス
雰囲気中大気下室温で1.5時間水素添加を行った。触媒
を慮去した後、溶媒を減圧留去し、Boc−MeLeu−D−p
−Me2NPhLac−OH(1.44g)を得た。 IR(KBr):1741,1694cm-1 製造例26 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OH(1.44g),HCl・
H−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.17g),トリエチルアミ
ン(1.92ml)及びジクロルメタン(15ml)の混合液に氷
冷下塩化ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)フ
ォスフイン(1.30g)を加えそのまま15.5時間攪拌し
た。溶媒を減圧留去し、水(50ml)を加え酢酸エチル
(50ml×3)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去
して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル(7:3V/V)の混
液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減
圧留去して、Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(1.55g)を得た。 NMR(CDCl3,δ)0.8−1.0(m,12H),1.4−1.7(m,18
H),2.7−3.1(m,8H),2.90(s,6H),5.65−6.5(m,6
H),6.65(d,2H),7.08(d,2H),7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1740,1695,1663cm-1 製造例27 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りに、Boc
−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.77g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−Me
Leu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(637m
g)を得た。 IR(KBr):1739,1694,1663cm-1 製造例28 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzl(765mg)を4N−塩酸−酢酸エチル(5ml)に溶解
し、室温で2時間攪拌した。溶媒は減圧留去した後、ト
ルエン(10ml)で2回共沸して、2HCl・H−MeLeu−D
−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(783mg)を得
た。 IR(KBr):1744,1647cm-1 製造例29 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.64
g),HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りに2HCl・H
−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.78g)を用いた以外は製造例26と同様にして、Boc−
MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.88g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ)0.75−1.0(m,24H),1.2−1.8(m,27
H),2.65−3.1(m,16H),2.91(s,12H),4.65−5.5(m,
10H),6.6−6.75(m,4H),7.0−7.15(m,4H),7.3−7.7
(m,5H) IR(KBr):1740,1694,1662cm-1 FAB−MS 1243[M+H]+ 製造例30 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlに代りにBoc−
MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.87g)を
用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p
−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−Me2NPh
Lac−MeLeu−D−Lac−OH(0.81g)を得た。 IR(KBr):1735,1695,1662cm-1 製造例31 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りに、Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu
−D−Lac−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−La
c−OH(0.81g)を用いた以外は製造例28と同様にして、
3HCl・H−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac
−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.
826g)を得た。 IR(KBr):1743,1646cm-1 製造例32 (R)−3−(4−アミノフェニル)−2−ハイドロ
キシプロピオン酸ベンジルエステル(0.27g)、ビス
(2−クロロエチル)エーテル(0.12ml)、炭酸カリウ
ム(0.28g)及び沃化ナトリウム(0.075g)のジメチル
ホルムアミド(1ml)懸濁溶液を70−90℃で7時間加熱
した。室温まで冷却後、水(50ml)加えエーテル(25ml
×3)で抽出した。エーテル層を飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して得た
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し、ヘキサン、酢酸エチル、エタノール(60:35:5V
/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の
溶媒を減圧留去して(R)−2−ハイドロキシ−3−
(4−モルフォリノフェニル)プロピオン酸ベンジルエ
ステル(0.14g)を得た。 NMR(CDCl3,δ)2.66(d,1H),2.91(dd,1H),3.05(d
d,1H),3.0−3.15(m,4H),3.8−3.95(m,4H),4.45(d
dd,1H),5.18(s,2H),6.79(d,2H),7.05(d,2H),7.3
−7.4(m,5H) IR(ニート):1734cm-1 EI−MS 341[M]+ 製造例33 H−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにH−D−p−M
orPhLac−OBzl(0.90g)を用いた以外は製造例24と同様
にしてBoc−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac
−OBzl(1.36g)を得た。 NMR(CDCl3,δ)0.9(d,6H),1.4−1.65(m,12H),2.6
3(s)及び2.66(s)(3H),3.05−3.2(m,6H),3.85
−3.95(m,4H),4.7−4.8(m)及び4.95−5.25(m)
(4H),6.80(d,2H),7.07(d,2H),7.1−7.2(m,5H) IR(KBr):1740,1695cm-1 製造例34 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−MorPhLac−OBzl(1.35g)を用いた以外
は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−MorPhLac
−OH(1.08g)を得た。 IR(KBr):1742,1695cm-1 製造例35 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−MorPhLac−OH(1.08g),を用いた以外は
製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−MorPhLac−
MeLeu−D−Lac−OBzl(1.49g)を得た。 NMR(CDCl3,δ)0.85−0.95(m,12H),1.4−1.7(m,18
H),2.78(s),2.81(s)及び2.88(s)(6H),3.0
−3.1(m,2H),3.1−3.15(m,4H),3.85−3.9(m,4H),
4.65−4.75(m)及び4.9−5.5(m)(6H),6.82(d,2
H),7.13(d,2H),7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1740,1694,1662cm-1 製造例36 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.7
4g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.64g)を得
た。 IR(KBr):1741,1694,1664cm-1 製造例37 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りに、Boc−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(0.74g)を用いた以外は製造例28と同様
にして、2HCl・H−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(0.73g)を得た。 IR(KBr):1744,1648cm-1 製造例38 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りに、Boc−
MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.64
g),HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りに2HCl・H
−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.73g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−Me
Leu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−
p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.08g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ)0.8−1.05(m,24H),1.15−1.8(m,27
H),2.65−3.2(m,24H),3.8−3.95(m,8H),4.65−4.7
5(m)及び4.9−5.5(m)(10H),6.75−6.9(m,4
H),7.05−7.2(m,4H),7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1738,1694,1663cm-1 FAB−MS 1227[M+H]+ 製造例39 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りに、Boc
−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.07g)を
用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p
−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−MorPhLa
c−MeLeu−D−Lac−OH(0.96g)を得た。 IR(KBr):1739,1694,1663cm-1 製造例40 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D
−Lac−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OH
(0.96g)を用いた以外は製造例28と同様にして、3HCl
・H−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(1.02g)
を得た。 IR(KBr):1741,1646cm-1 製造例41 (R)−3−(4−アミノフェニル)−2−ハイドロ
キシプロピオン酸ベンジルエステル(1.53g)、1.4−ジ
ブロモブタン(0.61ml)、炭酸カリウム(2.07g)及び
沃化ナトリウム(0.37g)のジメチルホルムアミド(5m
l)懸濁溶液を室温で71時間攪拌した。水(50ml)を加
えエーテル(50ml,25ml×2)で抽出した。エーテル層
を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を減圧留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル
(4:1V/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出
画分の溶媒を減圧留去して(R)−2−ハイドロキシ−
3−(4−ピロリジノフェニル)プロピオン酸ベンジル
エステル(1.35g)を得た。 NMR(CDCl3,δ)1.95−2.05(m,4H),2.61(d,1H),2.
90(dd,1H),3.03(dd,1H),3.2−3.3(m,4H),4.43(d
dd,1H),5.18(s,2H),6.45(d,2H),6.99(d,2H),7.3
−7.4(m,5H) IR(ニート):1732cm-1 製造例42 H−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにH−D−p−P
yrPhLac−OBzl(1.34g)を用いた以外は製造例24と同様
にしてBoc−MeLeu−D−p−PyrPhLac−OBzl(1.79g)
を得た。 NMR(CDCl3,δ)0.92(d,6H),1.4−1.65(m,12H),1.
95−2.1(m,4H),2.47(s)及び2.52(s)(3H),3.0
−3.15(m,2H),3.2−3.35(m,4H),4.7−4,8(m)及
び5.0−5.25(m)(4H),6.46(d,2H),7.02(d,2H),
7.1−7.2(m,5H) IR(KBr):1750,1740,1692,1672cm-1 製造例43 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−PyrPhLac−OBzl(1.78g)を用いた以外
は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−PyrPhLac
−OH(1.44g)を得た。 IR(KBr):1740,1695cm-1 製造例44 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−PyrPhLac−OH(1.44g),を用いた以外は
製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−PyrPhLac−
MeLeu−D−Lac−p−OBzl(1.53g)を得た。 NMR(CDCl3,δ)0.8−0.95(m,12H),1.4−1.7(m,18
H),1.95−2.05(m,4H),2.7−3.05(m,8H),3.2−3.3
(m,4H),5.65−5.75(m)及び5.9−6.5(m,6H),6.47
(d,2H),7.06(d,2H),7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1741,1695,1662cm-1 製造例45 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りに、Boc
−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.76g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−Me
Leu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.65g)
を得た。 IR(KBr):1740,1695,1664cm-1 製造例46 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りに、Boc−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(0.76g)を用いた以外は製造例28と同様
にして2HCl・H−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D
−Lac−OBzl(0.77g)を得た。 IR(KBr):1743,1646cm-1 製造例47 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.65
g),HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りに2HCl・H
−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.76g)を用いた以外は製造例26と同様にして、Boc−
MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.82g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ)0.75−1.05(m,24H),1.1−1.75(m,2
7H),1.9−2.1(m,8H),2.65−3.1(m,28H),3.1−3.3
(m,8H),4,6−4,8(m)及び4.9−5.5(m)(10H),
6.35−6.55(m,4H),7.0−7.2(m,4H),7.3−7.4(m,5
H) IR(KBr):1740,1695,1664cm-1 FAB−MS 1295[M+H]+ 製造例48 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.80g)を用
いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−
PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−PyrPhLac
−MeLeu−D−Lac−OH(0.74g)を得た。 IR(KBr):1740,1695,1664cm-1
Bzlの代りに、Boc−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−
D−Lac−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−
OH(0.74g)を用いた以外は製造例28と同様にして3HCl
・H−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.81g)
を得た。 IR(KBr):1741,1647cm-1 製造例50 1,4−ジブロモブタンの代りに1,5−ジブロモペンタン
(0.56ml)を用いた以外は製造例41と同様にして(R)
−2−ハイドロキシ−3−(4−ピペリジノフェニル)
プロピオン酸ベンジルエステル(1.05g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.50−1.80(m,6H),2.65(d,1H),
2.90(dd,1H),3.05(dd,1H),3.05−3.2(m,4H),4.44
(ddd,1H),5.17(s,2H),6.82(d,2H),7.01(d,2H),
7.3−7.4(m,5H) IR(ニート):1720cm-1 製造例51 H−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにH−D−p−P
ipPhLac−OBzl(0.79g)を用いた以外は製造例24と同様
にしてBoc−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac
−OBzl(1.71g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.90(d,6H),1.4−1.8(m,18H),2.
62(s)及び2.66(s)(3H),3.0−3.15(m,6H),4.6
5−4.75(m)及び4.95−5.25(m)(4H),6.82(d,2
H),7.03(d,2H),7.2−7.35(m,5H) IR(KBr):1741,1695cm-1 製造例52 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−PipPhLac−OBzl(1.68g)を用いた以外
は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−PipPhLac
−OH(1.38g)を得た。 IR(KBr):1740,1694cm-1 製造例53 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−PipPhLac−OH(1.38g)を用いた以外は製
造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−PipPhLac−Me
Leu−D−Lac−OBzl(2.01g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.8−0.95(m,12H),1.3−1.75(m,2
4H),2.7−3.15(m,12H),4.65−4.75(m)及び4.9−
6.4(m,6H),6.84(d,2H),7.09(d,2H),7.3−7.4(m,
5H) IR(KBr):1740,1695,1664cm-1 製造例54 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.9
9g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.84g)を得
た。 IR(KBr):1740,1695,1665cm-1 製造例55 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D
−Lac−OBzl(0.98g)を用いた以外は製造例28と同様に
して2HCl・H−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−
Lac−OBzl(1.06g)を得た。 IR(KBr):1744,1649cm-1 製造例56 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.84
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りに2HCl・H
−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(1.06g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−Me
Leu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−
p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.18g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.0(m,24H),1.05−1.8(m,3
9H),2.65−3.2(m,24H),4.65−4.75(m)及び4.9−
5.5(m)(10H),6.8−6.9(m,4H),7.0−7.15(m,4
H),7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1738,1694,1663cm-1 FAB−MS:1323[M+H]+ 製造例57 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.17g)を用
いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−
PipPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−PipPhLac
−MeLeu−D−Lac−OH(1.11g)を得た。 IR(KBr):1739,1693,1662cm-1 製造例58 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D
−Lac−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OH
(1.10g)を用いた以外は製造例28と同様にして3HCl・
H−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu
−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(1.24g)を
得た。 IR(KBr):1742,1652cm-1 製造例59 窒素気流下、無水テトラヒドロフラン(1ml)、金属
マグネシウム(0.3g)の懸濁溶液に、4−(2−メトキ
シエトキシ)ブロモベンゼン(2.9g)の無水テトラヒド
ロフラン溶液(15ml)を室温で滴下した。滴下後、溶液
を100℃で15分間加熱還流を行った後、−10℃まで冷却
し臭化第一銅・ジメチルスルフィド錯体(1.29g)を加
え、−5℃〜3℃で30分間攪拌した。更に、−60℃まで
冷却し、(R)−2,3−エポキシプロピオン酸ベンジル
エステル(0.74g)の無水テトラヒドロフラン溶液(5m
l)を30分で滴下した後、そのまま1.5時間攪拌した。飽
和塩化アンモニウム水(10ml)、水(50ml)を加え、酢
酸エチル(100ml×2)で抽出した。酢酸エチル層を飽
和食塩水(50ml)で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し溶
媒を減圧留去した。溶媒を留去して得られた粗生成物
を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、酢酸
エチル、ヘキサンの混液(1:3V/V)で溶出した。所望の
生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して(R)−4
−(2−メトキシエトキシ)フェニル乳酸ベンジルエス
テル(1.09g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.92(dd,1H),3.06(dd,1H),3.47
(s,3H),3.74(t,2H),4.08(t,2H),4.45(dd,1H),
5.17(s,2H),6.8(d,2H),7.0(d,2H),7.29−7.48
(m,5H) 製造例60 H−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにH−D−p−M
EPhLac−OBzl(0.92g)を用いた以外は製造例24と同様
にしてBoc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac
−OBzl(1.15g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.90(d,6H),1.4−1.65(m,12H),
2.6−2.7(m,3H),3.01−3.12(m,2H),3.45(s,3H),
3.67−3.78(m,2H),4.02−4.12(m,2H),4.62−5.22
(m,4H),6.77−6.86(m,2H),7.02−7.12(m,2H),7.2
2−7.4(m,5H) FAB−MS:458[M−Boc+H]+ 製造例61 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−MEPhLac−OBzl(1.5g)を用いた以外は
製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−MEPhLac−O
H(1.29g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−1.03(m,6H),1.38−1.8(m,1
2H),2.7−2.9(m,3H),3.03−3.3(m,2H),3.45(s,3
H),3.65−3.78(m,2H),4.05−4.17(m,2H),4.4−4.5
1(m)及び4.63−4.77(m)(1H),5.2−5.38(m,1
H),6.85(d,2H),7.13(d,2H) 製造例62 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−MEPhLac−OH(1.29g)を用いた以外は製
造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeL
eu−D−Lac−OBzl(1.87g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−0.95(m,12H),1.4−1.7(m,1
8H),2.79−2.97(m,6H),3.01−3.09(m,2H),3.45
(s,3H),3.64−3.79(m,2H),4.02−4.17(m,2H),4.6
−4.8(m)及び4.9−5.43(m)(6H),6.85(d,2H),
7.07−7.19(m,2H),7.3−7.42(m,5H) FAB−MS:657[M−Boc+H]+ 製造例63 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.85
g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.67g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−0.99(m,12H),1.4−1.7(m,1
8H),2.76−2.95(m,6H),3.0−3.19(m,2H),3.45(s,
3H),3.74−3.8(m,2H),4.04−4.18(m,2H),4.65−4.
9(m)及び5.12−5.39(m)(4H),6.83(d,2H),7.1
5(d,2H) 製造例64 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D
−Lac−OBzl(0.86g)を用いた以外は製造例28と同様に
してHCl・H−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−La
c−OBzl(0.86g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−1.03(m,12H),1.21−2.18
(m,9H),2.56−2.72(m,3H),2.83−2.99(m,3H),2.9
9−3.12(m,2H),3.45(s,3H),3.63−3.8(m,3H),4.0
3−4.17(m,2H),5.03−5.58(m,5H),6.86(d,2H),7.
07−7.43(m,7H) 製造例65 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.66
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H
−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.
84g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeLeu
−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−
MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.24g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−1.0(m,24H),1.15−1.79(m,
27H),2.7−3.17(m,16H),3.45(s,6H),3.66−3.78
(m,4H),4.02−4.14(m,4H),4.6−4.78(m)及び4.9
−5.5(m)(10H),6.78−6.95(m,4H),7.03−7.18
(m,4H),7.3−7.42(m,5H) FAB−MS:1205[M−Boc+H]+ 製造例66 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.22g)を用い
た以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−ME
PhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeL
eu−D−Lac−OH(1.03g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−1.02(m,24H),1.18−1.8(m,
27H),2.7−3.09(m,16H),3.45(s,6H),3.65−3.8
(m,4H),3.98−4.17(m,4H),4.58−5.77(m,8H),6.8
4(d,4H),7.14(d,4H) 製造例67 窒素雰囲気下、−15℃で(R)−イソプロピリデング
リセロール(2g)、及びトリエチルアミン(5.05ml)の
ジクロルメタン溶液に、トリフルオロメタンスルホン酸
無水物(3.05ml)のジクロルメタン溶液を滴下した。そ
のまま30分間攪拌した後、ジクロルメタンを加え、水、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄、無
水硫酸ナトリウムで乾燥し、シリカゲルろ過した。溶媒
を減圧留去し、トルエンで共沸して粗生成物のトリフラ
ートを得た。マグネシウム(0.61g)のテトラヒドロフ
ラン溶液に2−ブロモアニソール(2.82ml)のテトラヒ
ドロフラン溶液を滴下し、30分間加熱還流した後、氷冷
下臭化銅ジメチルスルフィド錯体(0.99g)を加えた。
さらに上記粗トリフラートのテトラヒドロフラン溶液を
滴下しそのまま2時間攪拌した後、塩化アンモニウム水
溶液を加え酢酸エチルで抽出した。硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去した後に得られた粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ヘキ
サン、酢酸エチル(4:1V/V)の混液で溶出した。所望の
生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して(R)−4
−(2−メトキシベンジル)−2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキソラン(2.25g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.35(s,3H),1.44(s,3H),2.81(d
d,1H),3.02(dd,1H),3.66(dd,1H),3.81(s,3H),3.
88(dd,1H),4.37(dt,1H),6.79−6.93(m,2H),7.13
−7.25(m,2H) 製造例68 (R)−4−(2−メトキシベンジル)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソラン(2.2g)をエタノール(20m
l)に溶解し、6N−塩酸水溶液(20ml)を加え室温で2
時間攪拌した。エタノールを減圧留去した後、水を加え
酢酸エチルで抽出した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去
し(R)−3−(2−メトキシフェニル)プロパン−1,
2−ジオール(1.62g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.75−2.93(m,2H),3.40−4.00(m,
3H),3.85(s,3H),6.82−6.97(m,2H),7.12−7.28
(m,2H) 製造例69 氷冷下、(R)−3−(2−メトキシフェニル)プロ
パン−1,2−ジオール(1.62g)とイミダゾール(0.92
g)のジメチルホルムアミド溶液にt−ブチルジメチル
シリルクロリド(1.36g)を加え、そのまま15分間攪拌
した。反応液を水に注ぎ酢酸エチルで抽出し硫酸マグネ
シウムで乾燥した。溶媒を減圧留去した後、得られた粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、ヘキサン、酢酸エチル(7:1V/V)の混液で溶出し
た。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して
(R)−1−t−ブチルジメチルシロキシ−3−(2−
メトキシフェニル)−2−プロパノール(2.22g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.063(s,6H),0.91(s,9H),2.59
(d,1H),2.78−2.84(m,2H),3.45−3.68(m,2H),3.8
8(s,3H),3.89−3.97(m,1H),6.83−6.94(m,2H),7.
16−7.26(m,2H) 製造例70 氷冷下、(R)−1−t−ブチルジメチルシロキシ−
3−(2−メトキシフェニル)−2−プロパノール(2.
2g)のジクロロメタン溶液にエチルジイソプロピルアミ
ン(2.59ml)とメトキシメチルクロリド(0.85ml)を加
え、室温で18時間攪拌した。ジクロルメタンを減圧留去
した後、水を加え酢酸エチルで抽出し硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を減圧留去した後、得られた粗生成物
をシリカゲルカラムクロマトブラフィーにより精製し、
ヘキサン、酢酸エチル(6:1V/V)の混液で溶出した。所
望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して(R)
−1−t−ブチルジメチルシロキシ−2−メトキシメト
キシ−3−(2−メトキシフェニル)プロパン(2.22
g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.04(s,6H),0.89(s,9H),2.68(d
d,1H),2.91(dd,1H),3.15(s,3H),3.63(d,2H),3.7
9(s,3H),3.82−3.99(m,1H),4.52(d,1H),4.67(d,
1H),6.80−6.91(m,2H),7.11−7.26(m,2H) 製造例71 氷冷下、(R)−1−t−ブチルジメチルシロキシ−
2−メトキシメトキシ−3−(2−メトキシフェニル)
プロパン(2.2g)のテトラヒドロフラン溶液にn−テト
ラブチルアンモニウムフロリドのテトラヒドロフラン溶
液(1mol/1,6.46ml)を加え、そのまま2時間攪拌し
た。テトラヒドロフランを減圧留去した後、水を加え酢
酸エチルで抽出し硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製し、ヘキサン、酢酸エチル(1:1V/V)の混液
で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧
留去して(R)−2−メトキシメトキシ−3−(2−メ
トキシフェニル)−1−プロパノール(1.51g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):2.85(d,2H),3.36(s,3H),3.41−
3.70(m,2H),3.83(s,3H),3,82−3.98(m,1H),4.62
(d,1H),4.68(d,1H),6.83−6.92(m,2H),7.12−7.2
6(m,2H) 製造例72 (R)−2−メトキシメトキシ−3−(2−メトキシ
フェニル)−1−プロパノール(1.5g)のジメチルホル
ムアミド溶液(17.5ml)に、ピリジニウムジクロメート
(8.73g)を加え、室温で15時間攪拌した。反応液にシ
リカゲルと酢酸エチルを加え、これをシリカゲルを通し
てろ過した。溶媒を減圧留去し、酢酸エチル−ベンゼン
(1:1)を加え希塩酸水、水で洗浄した後硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去後、テトラヒドロフラ
ン(6ml)、6N−塩酸水(6ml)を加え50℃で2時間攪拌
した。テトラヒドロフランを減圧留去した後、水を加え
酢酸エチルで抽出し水洗後、硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去した後、ジメチルホルムアミド、炭
酸カリウム(0.7g)を加え氷冷下、臭化ベンジルを滴下
した。室温で1.5時間攪拌した後、水を加え酢酸エチル
で抽出し硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
した後に得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル(3:1V
/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の
溶媒を減圧留去して(R)−2−ハイドロキシ−3−
(2−メトキシフェニル)プロピオン酸ベンジルエステ
ル(1.02g)を得た。 NMR(CDC13,δ):2.92(d,1H),3.03(dd,1H),3.18
(dd,1H),3.83(s,3H),4.46−4.58(m,1H),5.11(d,
1H),5.19(d,1H),6.83−6.91(m,2H),7.18−7.38
(m,7H) EI−MS:286〔M〕+ 製造例73 H−D−p−Me2NPhLac−OBz1の代りにH−D−o−M
eOPhLac−OBzl(1g)を用いた以外は製造例24と同様に
してBoc−MeLeu−D−o−MeOPhLac−OBzl(1.73g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):0.88(d,6H),1.18−1.65(m,12H),
2.58−2.78(m,3H),2.98−3.38(m,2H),3.79(s,3
H),4.66−5.00(m,1H),5.08−5.18(m,2H),5.20−5.
40(m,1H),6.76−6.89(m,2H),7.07−7.40(m,7H) 製造例74 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−o−MeOPhLac−OBzl(1.7g)を用いた以外
は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−o−MeOPhLac
−OH(1.54g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−0.95(m,6H),1.20−1.62(m,
12H),2.69−2.74(m,3H),3.02(dd,1H),3.31−3.43
(m,1H),3.82(s,3H),4.51−4.72(m,1H),5.25−5.4
3(m,1H),6.80−6.92(m,2H),7.11−7.26(m,2H) 製造例75 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−o−MeOPhLac−OH(1.5g)を用いた以外は製
造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−o−MeOPhLac−Me
Leu−D−Lac−OBzl(2.09g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−0.99(m,12H),1.20−1.80
(m,18H),2.70−3.34(m,8H),3.84(s)及び3.79
(s)(3H),4.59−5.58(m,6H),6.81−6.92(m,2
H),7.13−7.35(m,7H) 製造例76 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1
g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.98g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−1.01(m,12H),1.10−1.78
(m,18H),2.69−3.21(m,8H),3.86(s,3H),4.62−5.
92(m,4H),6.81−6.92(m,2H),7.12−7.26(m,2H) 製造例77 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−o−MeOPhLac−MeLeu−D
−Lac−OBzl(1g)を用いた以外は製造例28と同様にし
てHCl・H−MeLeu−D−o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac
−OBzl(0.94g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.68−1.01(m,12H),1.10−1.98
(m,9H),2.56−3.40(m,8H),3.67−3.82(m,1H),3.8
4(s,3H),4.95−5.72(m,5H),6.81−6.93(m,2H),7.
15−7.36(m,7H) 製造例78 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.98
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H
−MeLeu−D−o−MeOPhlac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.94g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−Me
Leu−D−o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−
o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.26g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−1.00(m,24H),1.19−1.82
(m,27H),2.72−3.19(m,16H),3.79−3.92(m,6H),
4.61−5.62(m,10H),6.77−6.93(m,4H),7.17−7.38
(m,9H) 製造例79 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−o−MeOPhlac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.25g)を用
いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−o−
MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−o−MeOPhLac
−MeLeu−D−Lac−OH(1.24g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.00(m,24H),1.15−1.82
(m,27H),2.62−3.22(m,16H),3.85(s,6H),4.42−
5.90(m,8H),6.80−6.92(m,4H),7.15−7.26(m,4H) 製造例80 2−ブロモアニソールの代りに3−ブロモアニソール
(2.82ml)を用いた以外は製造例67と同様にして(R)
−4−(3−メトキシベンジル)−2,2−ジメチル−1,3
−ジオキソラン(2.25g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.36(s,3H),1.44(s,3H),2.73(d
d,1H),3.00(dd,1H),3.61(dd,1H),3.79(s,3H),3.
97(dd,1H),4.32(dt,1H),6.76−6.82(m,3H),7.17
−7.23(m,1H) 製造例81 (R)−4−(2−メトキシベンジル)−2,2−ジメ
チル−1,3−ジオキソランの代りに(R)−4−(3−
メトキシベンジル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラ
ン(1.3g)を用いた以外は製造例68と同様にして(R)
−3−(3−メトキシフェニル)プロパン−1,2−ジオ
ール(1g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.93(s,1H),2.06(d,1H),2.67−
2.82(m,2H),3.47−3.79(m,2H),3.81(s,3H),3.90
−4.02(m,1H),6.77−6.84(m,3H),7.20−7.28(m,1
H) 製造例82 (R)−3−(2−メトキシフェニル)プロパン−1,
2−ジオールの代りに(R)−3−(3−メトキシフェ
ニル)プロパン−1,2−ジオール(0.99g)を用いた以外
は製造例69と同様にして(R)−1−t−ブチルジメチ
ルシロキン−3−(3−メトキシフェニル)−2−プロ
パノール(1.4g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.065(s,6H),0.91(s,9H),2.40
(d,1H),2.75(d,2H),3.45(dd,1H),3.61(dd,1H),
3.79(s,3H),3.85−4.00(m,1H),6.75−6.83(m,3
H),7.17−7.26(m,1H) 製造例83 (R)−1−t−ブチルジメチルシロキン−3−(2
−メトキシフェニル)−2−プロパノールの代りに
(R)−1−t−ブチルジメチルシロキン−3−(3−
メトキシフェニル)−2−プロパノール(1.4g)を用い
た以外は製造例70と同様にして(R)−1−t−ブチル
ジメチルシロキシ−2−メトキシメトキシ−3−(3−
メトキシフェニル)プロパン(1.5g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.07(s,6H),0.91(s,9H),2.71(d
d,1H),2.89(dd,1H),3.16(s,3H),3.53−3.68(m,2
H),3.80(s,3H),3.79−3.90(m,1H),4.51(d,1H),
4.68(d,1H),6.72−6.85(m,3H),7.11−7.20(m,1H) 製造例84 (R)−1−t−ブチルジメチルシロキン−2−メト
キシメトキシ−3−(2−メトキシフェニル)プロパン
の代りに(R)−1−t−ブチルジメチルシロキシ−2
−メトキシメトキシ−3−(3−メトキシフェニル)プ
ロパン(1.5g)を用いた以外は製造例71と同様にして
(R)−2−メトキシメトキシ−3−(3−メトキシフ
ェニル)−1−プロパノール(0.93g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.69−2.92(m,2H),3.35(s,3H),
3.45−3.68(m,2H),3.79(s,3H),3.70−3.86(m,1
H),4.57(d,1H),4.68(d,1H),6.73−6.83(m,3H),
7.16−7.26(m,1H) 製造例85 (R)−2−メトキシメトキシ−3−(2−メトキシ
フェニル)−1−プロパノールの代りに(R)−2−メ
トキシメトキシ−3−(3−メトキシフェニル)−1−
プロパノール(0.93g)を用いた以外は製造例72と同様
にして(R)−2−ハイドロキシ−3−(3−メトキシ
フェニル)プロピオン酸ベンジルエステル(0.61g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):2.72(d,1H),2.95(dd,1H),3.10
(dd,1H),3.77(s,3H),4.41−4.55(m,1H),5.18(s,
2H),6.71−6.80(m,3H),7.13−7.39(m,6H) 製造例86 H−D−p−Me2NPhLac−OBz1の代りにH−D−m−M
eOPhLac−OBzl(0.6g)を用いた以外は製造例24と同様
にしてBoc−MeLeu−D−m−MeOPhLac−OBzl(1.06g)
を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.89(d,6H),1.26−1.57(m,12H),
2.62−2.75(m,3H),3.02−3.22(m,2H),3.76(s,3
H),4.62−5.30(m,4H),6.73−6.79(m,3H),7.14−7.
34(m,6H) 製造例87 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−m−MeOPhLac−OBzl(1g)を用いた以外は
製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−m−MeOPhLac−
OH(0.93g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−0.98(m,6H),1.30−1.80(m,
12H),2.64−2.80(m,3H),3.03−3.32(m,2H),3.79
(s,3H),4.42−5.40(m,2H),6.76−6.84(m,3H)7.16
−7.26(m,1H) 製造例88 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−m−MeOPhLac−OH(0.93g)を用いた以外は製
造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−m−MeOPhLac−Me
Leu−D−Lac−OBzl(1.28g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−0.99(m,12H),1.20−1.75
(m,18H),2.75−2.92(m,6H),3.00−3.20(m,2H),3.
78(s,3H),4.62−5.50(m,6H),6.76−6.84(m,3H)7.
17−7.39(m,6H) 製造例89 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.6
4g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.6g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−0.98(m,12H),1.10−1.75
(m,18H),2.73−3.22(m,8H),3.78(s,3H),4.60−5.
85(m,4H),6.75−6.85(m,3H)7.18−7.25(m,1H) 製造例90 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−m−MeOPhLac−MeLeu−D
−Lac−OBzl(0.61g)を用いた以外は製造例28と同様に
してHCl・H−MeLeu−D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−L
ac−OBzl(0.6g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.62−1.00(m,12H),1.10−1.98
(m,9H),2.56−3.10(m,8H),3.70−3.82(m,1H),3.7
9(s,3H),5.02−5.59(m,5H),6.75−6.90(m,3H)7.1
5−7.40(m,6H) 製造例91 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.6
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H
−MeLeu−D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.6g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeL
eu−D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−
m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.82g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.70−1.02(m,24H),1.20−1.79
(m,27H),2.70−3.19(m,16H),3.78(s,6H),5.01−
5.60(m,10H),6.70−6.92(m,6H)7.18−7.34(m,7H) 製造例92 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.82g)を用
いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−m−
MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−m−MeOPhLac
−MeLeu−D−Lac−OH(0.79g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.00(m,24H),1.10−1.80
(m,27H),2.60−3.19(m,16H),3.78(s,6H),4.58−
5.78(m,8H),6.71−6.90(m,6H)7.12−7.35(m,2H) 製造例93 4−(2−メトキシエトキシ)ブロモベンゼンの代り
に1−ブロモ−3,4−ジメトキシベンゼン(1.83g)を用
いた以外は製造例59と同様にして(R)−2−ハイドロ
キシ−3−(3,4−ジメトキシフエニル)プロピオン酸
ベンジルエステル(0.23g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.71(d,1H),2.93(dd,1H),3.08
(dd,1H),3.79(s,3H),3.85(s,3H),4.42−4.55(m,
1H),5.19(s,2H),6.65−6.76(m,3H),7.26−7.40
(m,5H) 製造例94 H−D−p−Me2NPhLac−OBz1の代りにH−D−3,4−
DMOPhLac−OBzl(0.23g)を用いた以外は製造例24と同
様にしてBoc−MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−OBzl(0.34
g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.89(d,6H),1.39−1.62(m,12H),
2.62−2.73(m,3H),3.01−3.19(m,2H),3.82(s,3
H),3.85(s,3H),4.62−5.32(m,4H),6.65−6.80(m,
3H),7.20−7.40(m,5H) 製造例95 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−OBzl(0.34g)を用いた以
外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,4−DMOPh
Lac−OH(0.3g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.85−0.96(m,6H),1.42(s,9H),
1.22−1.69(m,3H),2.73−2.82(m,3H)2.95−3.22
(m,2H),3.85(s,3H),3.87(s,3H),4.38−4.70(m,1
H),5.21−5.39((m,1H),6.72−6.83(m,3H) 製造例96 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−3,4−DMOPhLac−OH(0.3g)を用いた以外は製
造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−M
eLeu−D−Lac−OBzl(0.41g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−0.98(m,12H),1.35−1.69
(m,18H),2.77−3.15(m,8H)3.85(s,3H),3.87(s,3
H),4.62−5.48(m,6H),6.72−6.80(m,3H),7.26−7.
39(m,5H) 製造例97 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.
2g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.2g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−1.00(m,12H),1.24−1.80
(m,18H),2.74−3.16(m,8H)3.85(s,3H),3.87(s,3
H),4.59−5.78(m,4H),6,77(s,3H) 製造例98 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(0.2g)を用いた以外は製造例28と同様
にしてHCl・H−MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D
−Lac−OBzl(0.18g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−0.98(m,12H),1.20−2.00
(m,9H),2.62−3.15(m,8H)3.69−3.82(m,1H),3,85
(s,3H),3.87(s,3H),5.02−5.60(m,5H),6.74−6.8
2(m,3H),7−22−7.38(m,5H) 製造例99 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.2
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H
−MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.18g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−Me
Leu−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.27g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.70−1.00(m,24H),1.20−1.79
(m,27H),2.72−3.18(m,16H)3.84(s,6H),3.86(s,
6H),4.62−5.48(m,10H),6.72−6.83(m,6H),7.21−
7.40(m,5H) 製造例100 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.26g)を
用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,
4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−3,4−DMOPh
Lac−MeLeu−D−Lac−OH(0.26g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.76−1.02(m,24H),1.32−1.75
(m,27H),2.72−3.20(m,16H)3.85(s,6H),3.87(s,
6H),4.60−5.70(m,8H),6.72−6.80(m,6H) 製造例101 4−(2−メトキシエトキシ)ブロモベンゼンの代り
に1−ブロモ−2,4−ジメトキシベンゼン(2.93g)を用
いた以外は製造例59と同様にして(R)−2−ハイドロ
キシ−3−(2,4−メトキシフェニル)プロピオン酸ベ
ンジルエステル(1.28g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.87(d,1H),2.96(dd,1H),3.10
(dd,1H),3.76(s,3H),3.78(s,3H),4.43−4.53(m,
1H),5.12(d,1H),5.19(d,1H),6.36−6.43(m,2H),
6.99(d,1H),7.21−7.40(m,5H) 製造例102 H−D−p−Me2NPhLac−OBz1の代りにH−D−2,4−
DMOPhLac−OBzl(1.27g)を用いた以外は製造例24と同
様にしてBoc−MeLeu−D−2,4−DMOPhLac−OBzl(2.16
g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.89(d,6H),1.36−1.60(m,12H),
2.61−2.70(m,3H),2.92−3.29(m,2H),3.76(s,3
H),3.77(s,3H),4.60−5.35(m,4H),6.31−6.40(m,
2H),6.97(d,1H),7.19−7.40(m,5H) 製造例103 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−2,4−DMOPhLac−OBzl(2.15g)を用いた以
外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−2,4−DMOPh
Lac−OH(1.61g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−0.93(m,6H),1.38−1.62(m,
12H),2.73(brs,3H),2.91−3.39(m,2H),3.78(s,6
H),4.58−4.70(m,1H),5.20−5.39(m,1H)6.37−6.4
4(m,2H)7.03(d,1H) 製造例104 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−2,4−DMOPhLac−OH(1.6g)を用いた以外は製
造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−2,4−DMOPhLac−M
eLeu−D−Lac−OBzl(2.2g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.05(m,12H),1.32−1.65
(m,18H),2.75−3.15(m,8H),3.78(s,3H)3.81(s,3
H),4.60−5.60(m,6H),6.30−6.46(m,2H)7.00−7.0
9(m,1H),7.25−7.40(m,5H) 製造例105 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.
1g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(1g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.00(m,12H),1.15−1.78
(m,18H),2.70−3.12(m,8H),3.78(s,3H),3.83(s,
3H),4.60−5.87(m,4H),6.30−6.42(m,2H)7.04(d,
1H) 製造例106 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(1g)を用いた以外は製造例28と同様に
してHCl・H−MeLeu−D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−
Lac−OBzl(0.98g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.69−1.02(m,12H),1.20−2.00
(m,9H),2.58−3.20(m,8H),3.70−3.80(m,1H),3.7
8(s,3H),3.81(s,3H),5.00−5.71(m,5H),6.37−6.
46(m,2H)7.07(d,1H),7.20−7.42(m,5H) 製造例107 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(1g)、
HC1・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHC1・H−MeLe
u−D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.98
g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−
D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−2,4
−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.48g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−1.00(m,24H),1.15−1.80
(m,27H),2.75−3.21(m,16H),3.72−3.84(m,12H),
4.60−5.60(m,10H),6.31−6.49(m,4H)7.00−7.17
(m,2H),7.21−7.40(m,5H) 製造例108 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.45g)を
用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−2,
4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−2,4−DMOPh
Lac−MeLeu−D−Lac−OH(1.49g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.02(m,24H),1.20−1.90
(m,27H),2.71−3.22(m,16H),3.81(s)及び3.78
(s)(12H),4.60−5.80(m,8H),6.33−6.46(m,4
H),7.01−7.15(m,2H) 製造例109 2−ブロモアニソールの代りに1−ブロモ−3,4−メ
チレンジオキシベンゼン(2.05ml)を用いた以外は製造
例67と同様にして(R)−4−(3,4−メチレンジオキ
シベンジル)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン(1.
64g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.35(d,3H),1.43(s,3H),2.69(d
d,1H),2.91(dd,1H),3.62(dd,1H),3.97(dd,1H),
4.27(dt,1H),5.93(s,2H),6.58−6.78(m,3H) 製造例110 (R)−2,2−ジメチル−5−(2−メトキシベンジ
ル)−1,3−ジオキソランの代りに(R)−2,2−ジメチ
ル−5−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1,3−ジ
オキソラン(1.63g)を用いた以外は製造例68と同様に
して(R)−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)
プロパン−1,2−ジオール(1.37g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.63(dd,1H),2.72(dd,1H),3.48
(dd,1H),3.67(dd,1H),3.80−3.96(m,1H),5.92
(s,2H),6.58−6.78(m,3H) 製造例111 (R)−3−(2−メトキシフェニル)プロパン−1,
2−ジオールの代りに(R)−3−(3,4−メチレンジオ
キシフェニル)−1,2−プロパンジオール(1.25g)を用
いた以外は製造例69と同様にして(R)−1−t−ブチ
ルジメチルシロキシ−3−(3,4−メチレンジオキシフ
ェニル)−2−プロパノール(1.77g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.07(s,6H),0.91(s,9H),2.69
(d,2H),3.46(dd,1H),3.61(dd,1H),3.79−3.85
(m,1H),5.93(s,2H),6.63−6.77(m,3H) 製造例112 (R)−1−t−ブチルジメチルシロキシ−3−(2
−メトキシフェニル)−2−プロパノールの代りに
(R)−1−t−ブチルジメチルシロキシ−3−(3,4
−メチレンジオキシフェニル)−2−プロパノール(1.
77g)を用いた以外は製造例70と同様にして(R)−1
−t−ブチルジメチルシロキシ−2−メトキシメトキシ
−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロパン
(1.79g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.07(s,6H),0.90(s,9H),2.65(d
d,1H),2.83(dd,1H),3.20(s,3H),3.52−3.62(m,2
H)3.71−3.83(m,1H),4.52(d,1H),4.68(d,1H),5.
92(s,2H),6.64−6.75(m,3H) 製造例113 (R)−1−t−ブチルジメチルシロキシ−3−(2
−メトキシフェニル)−2−メトキシメトキシプロパン
の代りに(R)−1−t−ブチルジメチルシロキシ−3
−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−2−メトキシ
メトキシプロパン(1.77g)を用いた以外は製造例71と
同様にして(R)−2−メトキシメトキシ−3−(3,4
−メチレンジオキシフェニル)−1−プロパノール(1.
17g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.69(dd,1H),2.79(dd,1H),3.37
(s,3H),3.49(dd,1H),3.63(dd,1H),3.71−3.82
(m,1H)4.58(d,1H),4.68(d,1H),5.93(s,2H),6.6
2−6.78(m,3H) 製造例114 (R)−2−メトキシメトキシ−3−(2−メトキシ
フェニル)−1−プロパノールの代りに(R)−2−メ
トキシメトキシ−3−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)−1−プロパノール(0.92g)を用いた以外は製造
例72と同様にして(R)−2−ハイドロキシ−3−(3,
4−メチレンジオキシフェニル)プロピオン酸ベンジル
エステル(0.33g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.72(d,1H),2.88(dd,1H),3.04
(dd,1H),4.38−4.55(m,1H),5.19(s,2H),5.92(s,
2H),6.53−6.70(m,3H),7.25−7.40(m,5H) 製造例115 H−D−p−Me2NPhLac−OBz1の代りにH−D−3,4−
MODPhLac−OBzl(0.5g)を用いた以外は製造例24と同様
にしてBoc−MeLeu−D−3,4−MODPhLac−OBzl(0.74g)
を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.91(d,6H),1.38−1.70(m,12H),
2.62−2.83(m,3H),2.98−3.20(m,2H),4.55−5.26
(m,4H),5.92(s,2H),6.52−6.75(m,3H),7.21−7.4
0(m,5H) 製造例116 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−MODPhLac−OBzl(0.73g)を用いた以
外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,4−MODPh
Lac−OH(0.63g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.00(m,6H),1.20−1.80(m,
12H),2.63−2.93(m,3H),2.95−3.25(m,2H),4.43−
4.90(m,1H),5.09−5.36(m,1H),5.93(s,2H),6.60
−6.82(m,3H) 製造例117 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−3,4−MODPhLac−OH(0.63g)を用いた以外は
製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,4−MODPhLac
−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.85g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.00(m,12H),1.20−1.82
(m,18H),2.69−3.06(m,8H),4.60−5.60(m,6H),5.
88−5.97(m,2H),6.68−6.80(m,3H),7.26−7.40(m,
5H) 製造例118 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.
42g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu
−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.39g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.00(m,12H),1.20−1.80
(m,18H),2.65−3.20(m,8H),4.60−5.80(m,4H),5.
93(s,2H),6.62−6.78(m,3H) 製造例119 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(0.43g)を用いた以外は製造例28と同様
にしてHCl・H−MeLeu−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D
−Lac−OBzl(0.4g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.05(m,12H),1.20−2.40
(m,9H),2.60−3.25(m,8H),3.60−3.90(m,1H),5.0
2−5.58(m,5H),5.85−5.98(m,2H),6.65−6.92(m,3
H),7.20−7.42(m,5H) 製造例120 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.39
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H
−MeLeu−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.4g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeL
eu−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−
3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.59g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.05(m,24H),1.15−1.90
(m,27H),2.62−3.15(m,16H),4.60−5.60(m,10H),
5.85−5.96(m,4H),6.60−6.80(m,6H),7.26−7.40
(m,5H) 製造例121 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.59g)を
用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,
4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−3,4−MODPh
Lac−MeLeu−D−Lac−OH(0.59g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.00(m,24H),1.15−1.82
(m,27H),2.62−3.20(m,16H),4.56−5.63(m,8H),
5.92(s,4H),6.60−6.80(m,6H) 製造例122 3−ニトロ−L−チロシン(4.52g)のジオキサン(4
0ml)溶液に1N水酸化ナトリウム溶液(40ml)を加え、
更にジ−t−ブチルジカルボネエト(4.8g)を加え室温
で1時間攪拌した。反応溶液に水(200ml)を加え酢酸
エチル(100ml×3)で抽出した。酢酸エチル層を飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
減圧留去した。残渣にヘキサン及びエーテルを加え結晶
化させ、N−(t−ブトキシカルボニル)−3−ニトロ
−L−チロシン(6.50g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.42(s,9H),2.9−3.3(m,3H),4.6
−4.65(m)及び5.0−5.15(m)(1H),7.09(d,1
H),7.44(dd,1H),7.93(d,1H),10.4−10.6(m,1H) IR(KBr);1713,1683cm-1 製造例123 N−(t−ブトキシカルボニル)−3−ニトロ−L−
チロシン(6.49g)のジメチルフォルムアミド(50ml)
溶液に炭酸カリウム(11.05g)を加え更に沃化メチル
(3.7ml)を加え、室温で15時間攪拌した。反応溶液に
水(500ml)を加え酢酸エチル(100ml×3)で抽出し
た。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残渣にヘキサン
及びエーテルを加え結晶化させN−(t−ブトキシカル
ボニル)−O−メチル−3−ニトロ−L−チロシン メ
チルエステル(6.76g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.42(s,9H),3.00(dd,1H),3.17
(dd,1H),3.75(s,3H),3.95(s,3H),4.5−4.65
(m)及び5.0−5.1(m)(1H),7.02(d,1H),7.33
(dd,1H),7.62(d,1H) IR(KBr);1742,1710,1695cm-1 製造例124 N−(t−ブトキシカルボニル)−O−メチル−3−
ニトロ−L−チロシンメチルエステル(6.74g)のエタ
ノール溶液に1規定水酸化ナトリウム溶液(25ml)を加
え室温で2時間攪拌した。溶媒を留去し水(70ml)及び
1規定塩酸溶液(27.5ml)を加え酢酸エチル(50ml×
3)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した。残
渣にヘキサン及びエーテルを加え結晶化させN−(t−
ブトキシカルボニル)−O−メチル−3−ニトロ−L−
チロシン(6.61g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.42(s,9H),2.9−3.3(m,2H),3.9
5(s,3H),4.5−4.65(m)及び5.0−5.1(m)(1H),
7.27(d,1H),7.39(dd,1H),7.69(ds,1H) IR(KBr);1727,1652cm-1 製造例125 N−(t−ブトキシカルボニル)−O−メチル−3−
ニトロ−L−チロシン(6.60g)に4規定塩酸酢酸エチ
ル溶液を加え室温で1時間攪拌した。溶媒を留去し更に
トルエンで共沸し−O−メチル−3−ニトロ−L−チロ
シン塩酸塩(4.95g)を得た。 NMR(DMSO-d6,δ):3.1−3.2(m,2H),3.92(s,3H),
4.21(t,1H),7.35(d,1H),7.59(dd,1H),7.83(d,1
H) IR(KBr):1729cm-1 製造例126 O−メチル−3−ニトロ−L−チロシン塩酸塩(4.93
g)の規定塩酸水の懸濁溶液に、氷冷下亜硝酸ナトリウ
ム(1.97g)を加え同温で1.5時間更に室温で3時間攪拌
した。得られた懸濁溶液より酢酸エチル(50ml×3)で
抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し(S)−2−
クロロ−3−(4−メトキシ−3−ニトロフェニル)プ
ロピオン酸(4.46g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):3.21(dd,1H),3.39(dd,1H)3.96
(s,3H),4.49(dd,1H)7.06(d,1H)7.45(dd,1H),7.
77(d,1H) IR(ニート):1726cm-1 製造例127 (S)−2−クロロ−3−(4−メトキシ−3−ニト
ロフェニル)プロピオン酸(4.46g)のエタノール溶液
に、p−トルエンスルホン酸(0.38g)を加え5時間加
熱還流した。冷却後溶媒を減圧留去し得られた懸濁溶液
より酢酸エチル(50ml×3)で抽出した。酢酸エチル層
を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
溶媒を減圧留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製し、ヘキサン及び酢酸エチ
ル(4:1V/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶
出画分の溶媒を減圧留去して(S)−2−クロロ−3−
(4−メトキシ−3−ニトロフェニル)プロピオン酸エ
チルエステル(4.51g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.26(t,3H),3.17(dd,1H),3.36
(dd,1H),3.96(s,3H),4.15(q,2H),4.41(dd,1H)
7.03(d,1H),7.43(dd,1H),7.74(d,1H) IR(ニート):1735cm-1 製造例128 酢酸(2.3ml)を含むメタノール溶液(50ml)に炭酸
セシウム(6.5g)を加え室温で30分間攪拌した後、溶媒
を留去して酢酸セシウムを得た。酢酸セシウムを(S)
−2−クロロ−3−(4−メトキシ−3−ニトロフェニ
ル)プロピオン酸エチルエステル(4.51g)のジメチル
ホルムアミド溶液に加え4時間攪拌した。水(200ml)
を加えエーテル(100ml×1,50ml×2)で抽出した。エ
ーテル層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を減圧留去した。得られた粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサ
ン及び酢酸エチル(7:3V/V)の混液で溶出した。所望の
生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して(R)−2
−アセトキシ−3−(4−メトキシ−3−ニトロフェニ
ル)プロピオン酸エチルエステル(1.58g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.26(t,3H),2.11(s,3H),3.05−
3.25(m,2H),3.95(s,3H),4.20(q,2H),5.19(dd,1
H)7.03(d,1H),7.42(dd,1H),7.74(d,1H) IR(ニート):1742cm-1 製造例129 (R)−2−アセトキシ−3−(4−メトキシ−3−
ニトロフェニル)プロピオン酸エチルエステル(1.56
g)の37%ホルマリン水溶液(4.0ml)を含むエタノール
溶液(50ml)に10%パラジウム炭素(0.5g)を加え大気
圧下室温で4時間水素添加を行った。触媒を濾去し溶媒
を減圧留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーにより精製し、ヘキサン及び酢酸エ
チル(7:3V/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む
溶出画分の溶媒を減圧留去して(R)−2−アセトキシ
−3−(4−メトキシ−3−ジメチルアミノフェニル)
プロピオン酸エチルエステル(1.58g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.23(t,3H),2.09(s,3H),2.77
(s,6H),2.95−3.15(m,2H),3.87(s,3H),4.18(q,2
H),5.15(dd,1H)6.75−6.9(m,3H) IR(ニート):1
742cm-1 製造例130 (R)−2−アセトキシ−3−(4−メトキシ−3−
ジメチルアミノフェニル)プロピオン酸エチルエステル
(1.56g)のベンジルアルコール(3.7ml)及びベンゼン
(7.4ml)溶液にq−トルエンスルホン酸(0.82g)を加
え6時間加熱還流した。冷却後溶媒を減圧留去し得られ
た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
り精製し、ヘキサン、酢酸エチル及びエタノール(60:3
5:5V/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画
分の溶媒を減圧留去して(R)−2−ハイドロキシ−3
−(4−メトキシ−3−ジメチルアミノフェニル)プロ
ピオン酸ベンジルエステル(0.93g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.68(d,1H),2.74(s,6H),2.92(d
d,1H),5.19(s,2H)6.7−6.8(m,3H),7.3−7.4(m,5
H) IR(KBr):1738cm-1 製造例131 H−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにH−D−3MA−
4MOPhLac−OBzl(0.90g)を用いた以外は製造例24と同
様にしてBoc−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−
Lac−OBzl(1.40g)を得た NMR(CDCl3,δ):0.89(d,6H),1.41(s)及び1.47
(s)(9H),1.4−1.6(m,3H),2.65(s)及び2.68
(s)(3H),2.75(s,6H),3.1−3.2(m,2H),3.85
(s,3H),4.6−4.75(m)及び4.95−5.3(m)(4H),
6.7−6.8(m,3H),7.2−7.4(m,5H) IR(KBr):1741,1695cm-1 製造例132 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3MA−xMOPhLac−OBzl(1.38g)を用いた以
外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−3MA−4MOPh
Lac−OH(1.16g)を得た。 IR(KBr):1740,1694cm-1 製造例133 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−3MA−4MOPhLac−OH(1.16g)を用いた以外は
製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac
−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.80g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.8−1.1(m,12H),1.35−1.7(m,18
H),2.65−3.1(m,12H),3.0−3.1(m,2H),3.85(s,3
H),4.60−3.8(m)及び4.9−5.5(m)(6H),6.7−
6.85(m,3H),7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1740,1694,1664cm-1 製造例134 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.
90g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu
−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.85g)を
得た。 IR(KBr):1740,1696,1662cm-1 製造例135 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(0.90g)を用いた以外は製造例28と同様
にして2HCl・H−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLEU−
D−Lac−OBzl(0.97g)を得た。 IR(KBr):1744,1648cm-1 製造例136 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.84
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りに2HCl・H
−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.96g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−Me
Leu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.15g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.05(m,24H),1.3−1.8(m,2
7H),2.6−3.2(m,16H),2.77(s,12H),3.85(s,6H),
4.65−4.75(m)及び4.9−5.5(m)(10H),6.7−6.9
(m,6H),7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1740,1694,1663cm-1 FAB−MS:1303〔M+H〕+ 製造例137 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.14g)を
用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLec−D−3M
A−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−3MA−4MOPh
Lac−MeLeu−D−Lac−OH(1.09g)を得た。 IR(KBr):1740,1694,1663cm-1 製造例138 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−
D−Lac−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac
−OH(1.08g)を用いた以外は製造例28と同様にして3HC
l・H−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−M
eLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(1.19
g)を得た。 IR(KBr):1741,1646cm-1 製造例139 D−2−ハイドロキシ−3−(4−アミノフェニル)
プロピオン酸エチルエステル(4.2g)のジクロルメタン
溶液に氷冷下、トリエチルアミン(7.36ml)塩化アセチ
ル(2.5g)を加え室温で2.5時間攪拌した。反応液を飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、ジクロルメタンで
抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
した後にシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、ヘキサン、酢酸エチル(1:1V/V)の混液で溶出し
た。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して
(R)−3−(4−アセトアミドフェニル)−2−アセ
シキシプロピオン酸エチルエステル(3.42g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.24(t,3H),2.08(s,3H),2.16
(s,3H),3.06−3.20(m,2H),4.17(q,2H),5.12−5.2
0(m,1H),7.17(d,2H),7.43(d,2H) 製造例140 (R)−3−(4−アセトアミドフェニル)−2−ア
セトキシプロピオン酸エチルエステル(3.12g)無水酢
酸溶液に氷冷下、発煙硝酸(3ml)−無水酢酸(7.5ml)
溶液を滴下し、そのまま30分間攪拌した。反応液を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ中和後、酢酸エチルで
抽出し飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去して(R)−3−(4−アセトアミ
ド−3−ニトロフェニル)−2−アセトキシプロピオン
酸エチルエステル(3.98g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.25(t,3H),2.11(s,3H),2.29
(s,3H),3.10−3.25(m,2H),4.50(q,2H),5.17−5.2
4(m,1H),7.52(dd,1H),8.10(d,1H),8.72(d,1H) 製造例141 (R)−3−(4−アセトアミド−3−ニトロフェニ
ル)−2−アセトキシプロピオン酸エチルエステル(3.
9g)のエタノール(120ml)溶液に濃塩酸(10ml)を加
え75分間加熱還流した。エタノールを減圧留去後、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
飽和食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去して(R)−3−(4−アミノ−3−ニト
ロフェニル)−2−ハイドロキシプロピオン酸エチルエ
ステル(2.59g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.32(t,3H),2.89(dd,1H),3.05
(dd,1H),4.23(q,2H),4.35−4.50(m,1H),6.74(d,
1H),7.30(dd,1H),7.30(d,1H) 製造例142 (R)−3−(4−アミノ−3−ニトロフェニル)−
2−ハイドロキシプロピオン酸エチルエステル(0.8g)
のメタノール(8ml)水(5ml)溶液に鉄粉末(1g)、酢
酸(0.8ml)を加え30分間加熱還流した。反応液をセラ
イトろ過した後、メタノールを減圧留去し飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液で中和後、酢酸エチルで抽出した。硫
酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去した後に、酢酸に
溶解しパラホルムアルデヒド(0.56g)、水素化シアノ
ホウ素ナトリウム(0.59g)を加え室温で19時間攪拌し
た。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え中和
した後に酢酸エチルで抽出し硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去した後にシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル(3:2V
/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の
溶媒を減圧留去して(R)−3−[3,4−ビス(ジメチ
ルアミノ)フェニル]−2−ハイドロキシプロピオン酸
エチルエステル(0.3g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):1.29(t,3H),2.65(s,6H),2.77
(s,6H),2.75−3.16(m,2H),4.23(q,2H),4.35−4.5
0(m,1H),6.70−6.83(m,2H),7.21−7.26(m,1H) EI−MS:281[M]+ 製造例143 (R)−3−(3,4−ビス(ジメチルアミノ)フェニ
ル)−2−ハイドロキシプロピオン酸エチルエステル
(0.54g)のベンゼン溶液にベンジルアルコール(2m
l)、p−トルエンスホン酸(0.8g)を加え5時間加熱
還流した。反応液を希塩酸水溶液に加え、酢酸エチルで
洗浄した後、水層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中
和して酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で洗浄し硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した後にシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサン、
酢酸エチル(3:1V/V)の混液で溶出した。所望の生成物
を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して(R)−3−[3,
4−ビス(ジメチルアミノ)フェニル]−2−ハイドロ
キシプロピオン酸ベンジルエステル(0.3g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):2.74(s,6H),2.75(s,6H),2.91(d
d,1H),3.05(dd,1H),4.40−4.55(m,1H),5.15(d,1
H),5.22(d,1H),6.60−6.80(m,3H),7.25−7.40(m,
5H) IR(KBr):1734cm-1 製造例144 H−D−p−Me2NPhLac−OBz1の代りにH−D−3,4−
DMAPhLac−OBzl(0.32g)を用いた以外は製造例24と同
様にしてBoc−MeLeu−D−3,4−DMAPhLac−OBzl(0.59
g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.89(d,6H),1.32−1.60(m,12H),
2.60−2.70(m,3H),2.75(s,12H),3.00−3.20(m,2
H),4.62−5.30(m,4H)6.65−6.78(m,3H),7.20−7.4
0(m,5H) 製造例145 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−DMAPhLac−OBzl(0.59g)を用いた以
外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,4−DMAPh
Lac−OH(0.47g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.89(d,6H),1.20−1.80(m,12H),
2.60−2.85(m,15H),3.00−3.28(m,2H),4.30−4.80
(m)及び5.18−5.37(m)(2H),6.78−6.90(m,3
H) 製造例146 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−3,4−DMAPhLac−OH(0.47g)を用いた以外は
製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,4−DMAPhLac
−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.67g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−1.00(m,12H),1.38−1.70
(m,18H),2.71−3.18(m,20H),4.60−5.57(m,6H),
6.66−6.80(m,3H),7.22−7.38(m,5H) 製造例147 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.
34g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu
−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.30g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.08(m,12H),1.20−1.75
(m,18H),2.62−3.23(m,20H),4.60−5.82(m,4H),
6.72−6.84(m3H) 製造例148 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(0.33g)を用いた以外は製造例28と同様
にして3HCl・H−MeLeu−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−
D−Lac−OBzl(0.30g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.76−1.12(m,12H),1.25−2.20
(m,9H),2.60−4.20(m,21H),5.05−5.60(m,5H),7.
20−7.62(m,7H),8.30−8.50(m,1H),9.42−9.70(m,
1H),10.92−11.20(m,1H) 製造例149 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.30
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りに3HCl・H
−MeLeu−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl
(0.30g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−Me
Leu−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.35g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.00(m,24H),1.20−1.80
(m,27H),2.63−3.18(m,40H),4.90−5.60(m,10H),
6.65−6.80(m,6H),7.22−7.38(m,5H) FAB−MS:1330[M+H]+ 製造例150 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.34g)を
用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−3,
4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−3,4−DMAPh
Lac−MeLeu−D−Lac−OH(0.35g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.07(m,24H),1.10−1.80
(m,27H),2.30−3.20(m,40H),4.60−5.74(m,8H),
6.70−6.82(m,6H) 製造例151 (S)−2−フルオロフェニルアラニン(3.00g)を6N
−塩酸水(80ml)に溶解し、0℃で亜硝酸ナトリウム
(3.01g)を少しずつ加えた。そのまま4時間攪拌後、
室温に戻し19時間攪拌し、亜硝酸ナトリウム(1.13g)
を加えさらに2時間攪拌した。水(200ml)を加え、エ
ーテル(150ml×1、100ml×2)で抽出した。エーテル
層を(飽和食塩水:水=11:1V/V)(100ml×2)で溶液
で洗浄後、塩化カルシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
た。残渣にベンゼン(20ml)、ベンジルアルコール(1.
32ml)及びp−トルエンスルホン酸一水和物(0.33g)
を加え、ジーン・スターク装置を用いて、1時間加熱還
流を行った。室温まで冷却後、溶媒を留去して得られた
粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製
し、酢酸エチル、ヘキサンの混液(1:19V/V)で溶出し
た。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して
(S)−2−クロロ−3−(2−フルオロフェニル)プ
ロピオン酸ベンジルエステル(2.24g)を得た。 NMR(CDC13,δ):3.25(dd,1H),3.40(dd,1H),4.57
(t,1H),5.16(s,2H),6.98−7.40(m,9H) EI−MS:292〔M〕+ 製造例152 (S)−2−クロロ−3−(4−メトキシフェニル)
プロピオン酸ベンジルエステルの代りに(S)−2−ク
ロロ−3−(2−フルオロフェニル)プロピオン酸ベン
ジルエステル(0.90g)を用いた以外は製造例2と同様
にしてBoc−MeLeu−D−o−FPhLac−OBzl(1.30g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):0.89(d,6H),1.38−1.63(m,12H),
2.58−2.70(m,3H),3.10−3.38(m,2H),4.6−4.78
(m)及び5.1−5.38(m)(4H),6.97−7.42(m,9H) FAB−MS:402[M−Boc+H]+ 製造例153 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−o−FPhLac−OBzl(1.26g)を用いた以外は
製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−o−FPhLac−OH
(1.07g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−1.02(m,6H),1.19−1.82(m,
12H),2.63−2.88(m,3H),3.08−3.9(m,2H),4.26−
4.42(m)及び4.6−4.8(m)及び5.23−5.44(m)
(2H),6.99−7.4(m,4H) 製造例154 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−o−FPhLac−OH(1.03g)を用いた以外は製造
例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−o−FPhLac−MeLeu
−D−Lac−OBzl(1.45g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.05(m,12H),1.18−1.83
(m,18H),2.7−3.2(m,8H),4.6−4.8(m)及び4.88
−5.6(m)(6H),6.99−7.43(m,9H) FAB−MS:601[M−Boc+H]+ 製造例155 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.70
g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.57g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−1.03(m,12H),1.08−1.85
(m,18H),2.59−3.38(m,8H),4.6−4.98(m)及び5.
05−5.6(m)及び5.83−6.0(m)(4H),6.99−7.38
(m,4H) 製造例156 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−o−FPhLac−MeLeu−D−
Lac−OBzl(0.61g)を用いた以外は製造例28と同様にし
てHCl・H−MeLeu−D−o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−
OBzl(0.53g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.62−1.03(m,12H),1.2−2.05(m,
9H),2.58−2.75(m,3H),2.98−3.36(m,5H),3.62−
3.82(m,1H),5.02−5.38(m)及び5.46−5.63(m)
(5H),6.99−7.43(m,9H) 製造例157 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.55g)、
HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H−MeLe
u−D−o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.51g)を
用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−o
−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−o−FPhLac−M
eLeu−D−Lac−OBzl(0.97g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.04(m,24H),1.10−1.82
(m,27H),2.7−3.23(m,16H),4.6−4.8(m)及び5.0
2−5.61(m)(10H),6.98−7.42(m,13H) FAB−MS:1093[M−Boc+H]+ 製造例158 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−
o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.89g)を用いた
以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−o−FPhL
ac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−o−FPhLac−MeLeu−
D−Lac−OH(0.84g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.05(m,24H),1.12−1.82
(m,27H),2.62−3.29(m,16H),4.5−5.87(m,8H),6.
98−7.38(m,8H) 製造例159 (S)−2−フルオロフェニルアラニンの代りに
(S)−3−フルオロフェニルアラニン(5.20g)を用
いた以外は製造例151と同様にして(S)−2−クロロ
−3−(3−フルオロフェニル)プロピオン酸ベンジル
エステル(7.04g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):3.17(dd,1H),3.36(dd.1H),4.47
(t,1H),5.17(s,2H),6.82−7.04(m,3H),7.18−7.5
(m,6H) EI−MS:292[M]+ 製造例160 (S)−2−クロロ−3−(4−メトキシフェニル)
プロピオン酸ベンジルエステルの代りに(S)−2−ク
ロロ−3−(3−フルオロフェニル)プロピオン酸ベン
ジルエステル(1.76g)を用いた以外は製造例2と同様
にしてBoc−MeLeu−D−m−FPhLac−OBzl(1.13g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):0.9(d.6H),1.39−1.78(m,12H),
2.6−2.77(m,3H),3.03−3.22(m,2H),4.63−4.79
(m)及び4.92−5.36(m)(4H),6.8−7.0(m,3H)
7.18−7.42(m,6H) FAB−MS:402[M−Boc+H]+ 製造例161 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−m−FPhLac−OBzl(1.11g)を用いた以外は
製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−m−FPhLac−OH
(1.00g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.82−1.00(m,6H),1.2−1.8(m,12
H),2.76−2.85(m,3H),3.02−3.25(m,2H),4.38−4.
5(m)及び4.62−4.79(m)及び5.19−5.41(m)(2
H),6.86−7.04(m,3H),7.19−7.38(m,1H) 製造例162 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−m−FPhLac−OH(0.99g)を用いた以外は製造
例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−m−FPhLac−MeLeu
−D−Lac−OBzl(1.32g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.01(m,12H),1.39−1.79
(m,18H),2.73−3.18(m,8H),5.03−5.57(m,6H),6.
88−7.07(m,3H),7.21−7.42(m,6H) FAB−MS:601[M−Boc+H]+ 製造例163 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.65
g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.69g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.8−1.02(m,12H),1.1−1.8(m,18
H),2.63−3.3(m,8H),4.62−5.59(m)及び5.73−5.
85(m)(4H),6.83−7.1(m,3H),7.19−7.38(m,1
H) 製造例164 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−m−FPhLac−MeLeu−D−
Lac−OBzl(0.65g)を用いた以外は製造例28と同様にし
てHCl・H−MeLeu−D−m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−
OBzl(0.59g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.69−1.03(m,12H),1.18−2.03
(m,9H),2.58−2.7(m,3H),2.82−3.0(m,3H),3.03
−3.21(m,2H),3.62−3.82(m,1H),5.01−5.38(m)
及び5.41−5.58(m)(5H),6.94−7.07(m,3H),7.17
−7.43(m,6H) 製造例165 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.69g)、
HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H−MeLe
u−D−m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.59g)を
用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−m
−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−m−FPhLac−M
eLeu−D−Lac−OBzl(1.06g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−1.04(m,24H),1.04−1.95
(m,27H),2.6−3.3(m,16H),4.62−4.79(m)及び4.
88−5.58(m)(10H),6.82−7.14(m,6H)7.19−7.42
(m,7H) FAB−MS:1094[M−Boc+H]+ 製造例166 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−
m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.97g)を用いた
以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−m−FPhL
ac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−m−FPhLac−MeLeu−
D−Lac−OH(0.81g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−1.05(m,24H),1.05−1.83
(m,27H),2.58−3.22(m,16H),4.6−4.79(m)及び
4.88−5.78(m)(8H),6.85−7.08(m,6H),7.18−7.
39(m,2H) 製造例167 (S)−2−フルオロフェニルアラニンの代りに
(S)−4−フルオロフェニルアラニン(5.00g)を用
いた以外は製造例151と同様にして(S)−2−クロロ
−3−(4−フルオロフェニル)プロピオン酸ベンジル
エステル(1.8g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):3.16(dd,1H),3.33(dd,1H),4.44
(t,1H),5.15(s,2H),6.88−7.42(m,9H) EI−MS:292[M]+ 製造例168 (S)−2−クロロ−3−(4−メトキシフェニル)
プロピオン酸ベンジルエステルの代りに(S)−2−ク
ロロ−3−(4−フルオロフェニル)プロピオン酸ベン
ジルエステル(2.21g)を用いた以外は製造例2と同様
にしてBoc−MeLeu−D−p−FPhLac−OBzl(1.55g)を
得た。 NMR(CDCl3,δ):0.9(d,6H),1.3−1.62(m,12H),2.
58−2.67(m,3H),3.0−3.12(m,2H),4.6−4.79(m)
及び4.9−5.27(m)(4H),6.9−7.42(m,9H) FAB−MS:402[M−Boc+H]+ 製造例169 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−FPhLac−OBzl(1.45g)を用いた以外は
製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−FPhLac−OH
(1.25g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.83−1.00(m,6H),1.41−1.78(m,
12H),2.7−2.84(m,3H),3.02−3.23(m,2H),4.41−
5.39(m,3H),6.9−7.06(m,2H),7.1−7.26(m,2H) 製造例170 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−FPhLac−OH(1.23g)を用いた以外は製造
例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−FPhLac−MeLeu
−D−Lac−OBzl(2.06g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.7−1.04(m,12H),1.1−1.97(m,1
8H),2.63−2.96(m,6H),3.0−3.18(m,2H),4.6−5.5
(m,6H),6.88−7.1(m,2H)7.15−7.5(m,7H) FAB−MS:601[M−Boc+H]+ 製造例171 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.9
g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.78g)を得
た。 NMR(CDCl3,δ):0.8−1.02(m,12H),1.05−1.8(m,1
8H),2.62−3.3(m,8H),4.6−5.85(m,4H),6.88−7.0
5(m,2H),7.12−7.28(m,2H) 製造例172 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−p−FPhLac−MeLeu−D−
Lac−OBzl(0.89g)を用いた以外は製造例28と同様にし
てHCl・H−MeLeu−D−p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−
OBzl(0.85g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.68−1.05(m,12H),1.18−2.05
(m,9H),2.53−2.68(m,3H),2.82−3.0(m,3H),3.0
−3.18(m,2H),3.63−3.81(m,1H)5.02−5.38(m,4
H),5.4−5.59(m,1H),6.96−7.07(m,2H)7.15−7.42
(m,7H) 製造例173 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.77g)、
HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H−MeLe
u−D−p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(0.84g)を
用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−p
−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−FPhLac−M
eLeu−D−Lac−OBzl(1.32g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.07(m,24H),1.13−1.9(m,
27H),2.62−3.28(m,16H),4.6−4.8(m)及び4.9−
5.57(m)(10H),6.86−7.07(m,4H)7.07−7.42(m,
9H) FAB−MS:1094[M−Boc+H]+ 製造例174 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−
p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.31g)を用いた
以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−FPhL
ac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−p−FPhLac−MeLeu−
D−Lac−OH(0.99g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−1.05(m,24H),1.18−1.93
(m,27H),2.62−3.24(m,16H),4.58−5.8(m,8H),6.
88−7.04(m,4H),7.1−7.38(m,4H) 製造例175 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.96
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H
−MeLeu−D−PhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.42g)
を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeLeu−D−
p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−PhLac−Me
Leu−D−Lac−OBzl(1.28g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−1.02(m,24H),1.02−1.96
(m,27H),2.6−3.25(m,16H),3.78(s,3H),4.6−4.8
(m)及び4.95−5.57(m)(10H),6.78−6.90(m,2
H)7.04−7.4(m,12H) FAB−MS:1087[M−Boc+H]+ 製造例176 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−PhLac−MeLeu−D−Lac−OBzl(1.13g)を用いた以外
は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−MeOPhLac
−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D−PhLac−MeLeu−D−Lac
−OH(0.98g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.72−1.04(m,24H),1.04−1.9(m,
27H),2.6−3.25(m,16H),3.78(s,3H),4.58−4.8
(m)及び4.82−5.56(m)及び5.65−5.82(m)(8
H),6.78−6.9(m,2H),7.03−7.38(m,7H) 製造例177 (S)−2−クロロ−3−(4−メトキシフェニル)
プロピオン酸ベンジルエステルの代りにクロロ酢酸ベン
ジルエステル(1.85g)を用いた以外は製造例2と同様
にしてBoc−MeLeu−Glycol−OBzl(4.0g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.93(d,6H),1.45(s,9H),1.4−1.
8(m,3H),2.78(s)及び2.80(s)(3H),4.6−5.0
(m,3H),5.29(s,2H),7.35(s,5H)IR(KBr):1740,1
695cm-1 製造例178 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−Glycol−OBzl(1.50g)を用い
た以外は製造例28と同様にしてHCl・H−MeLeu−Glycol
−OBzl(1.32g)を得た。 IR(KBr):1753cm-1 製造例179 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−MeOPhLac−OH(0.69g)を用い、HCl・H
−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H−MeLeu−Glyc
ol−OBzl(0.59g)を用いた以外は製造例26と同様にし
てBoc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OBz
l(0.79g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.8−1.0(m,12H),1.2−1.8(m,6
H),1.42(s)及び1.47(s)(9H),2.7−3.0(m,6
H),3.03(d,2H),3.78(s,3H),4.66(s,2H),4.6−5.
5(m,3H),5.28(s,2H),6.82(d,2H),7.14(d,2H),
7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1740,1694,1664cm-1 APCI−MS:599[M+H]+ 製造例180 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OBzl(0.39
g)を用いた以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−
D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OH(0.32g)を得
た。 IR(KBr):1744,1691,1663cm-1 製造例181 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Gl
ycol−OBzl(0.39g)を用いた以外は製造例28と同様に
してHCl・H−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glyco
l−OBzl(0.38g)を得た。 IR(KBr):1745,1653cm-1 製造例182 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OHの代りにBoc−Me
Leu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OH(0.32
g)、HCl・H−MeLeu−D−Lac−OBzlの代りにHCl・H
−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OBzl(0.
37g)を用いた以外は製造例26と同様にしてBoc−MeLeu
−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−MeLeu−D−MeOP
hLac−MeLeu−Glycol−OBzl(0.603g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.8−1.05(m,24H),1.41(s)及び
1.47(s)(9H),1.2−1.9(m,12H),2.65−3.1(m,16
H),3.78(s,6H),4.60−4.85(m)及び5.15−5.5
(m)(10H),5.16(s,2H),6.75−6.90(m,2H),7.05
−7.2(m,2H),7.3−7.4(m,5H) IR(KBr):1744,1689,1667cm-1 FAB−MS:1189[M+H]+ 製造例183 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−OBzlの代りにBoc−
MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−MeLeu−D
−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OBzl(0.58g)を用い
た以外は製造例25と同様にしてBoc−MeLeu−D−p−Me
OPhLac−MeLeu−Glycol−MeLeu−D−p−MeOPhLac−Me
Leu−Glycol−OH(0.55g)を得た。 IR(KBr):1742,1664cm-1 製造例184 Boc−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−O
Bzlの代りにBoc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Gl
ycol−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OH
(0.55g)を用いた以外は製造例28と同様にしてHCl・H
−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−MeLeu−
D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OH(0.53g)を得
た。 IR(KBr):1741,1646cm-1 実施例1 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−Me
Leu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OC6F5(0.4
g)の塩化メチレン(4ml)溶液に氷冷下、トリフルオロ
酢酸(2ml)を加え、そのまま2時間攪拌した。溶媒を
減圧留去して、残渣をジオキサン(30ml)に溶解し、90
℃に加温したピリジン(620ml)中に5時間をかけて滴
下した後、そのまま2.5時間攪拌した。溶媒を減圧留去
し、トルエン(30ml)で共沸をしたのち、残渣に酢酸エ
チル(200ml)を加え、10%クエン酸水溶液、水、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮して得られた粗生成物
をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、酢酸エ
チルヘキサンの混液(1.5:1, v/v)で溶出した。所望の
生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去し、 (0.16g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−1.00(m,24H),1.10−1.80
(m,18H),2.73−3.09(m,16H),3.78(s,6H),4.40−
4.54(m),及び5.00−5.67(m)(8H),6.82(d,4
H),7.15(d,4H). IR(KBr);1741,1662cm-1 FAB−MS;1009(M+H)+ 実施例2 Boc−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−Me
Leu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OC6F5の代わ
りに、Boc−MeLeu−D−Man−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−Man−MeLeu−D−Lac−OC6F5を用いた以外は実施例
1と同様にして、 (0.11g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.70−1.00(m,24H),1.10−1.98
(m,18H),2.75−3.10(m,12H),4.60−5.70(m,6H),
6.44(s,2H),7.30−7.60(m,10H). IR(KBr);1750,1677cm-1 FAB−MS;921(M+H)+ 実施例3 3HCl・H−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−L
ac−MeLeu−D−p−Me2NPhLac−MeLeu−D−Lac−OH
(0.825g)のジクロルメタン(700ml)の溶液に氷冷下
トリエチルアミン(0.45ml)及び塩化ビス(2−オキソ
−3−オキサゾリジニル)フォスフイン(0.27g)を加
えそのまま14時間攪拌し更に室温で4時間攪拌した。溶
媒を減圧留去し、水(50ml)を加え酢酸エチル(50ml×
3)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して得た
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し、ヘキサン、酢酸エチル及びエタノール(60:35:
5V/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分
の溶媒を減圧留去して、 (0.40g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.1(m,24H),1.4−1.85(m,1
8H),2.7−3.1(m,28H),4.4−5.8(m,8H),6.64(d,4
H),7.08(d,4H) IR(KBr);1741,1662cm-1 FAB−MS1035(M+H)+ 実施例4 を4N−塩酸、酢酸エチル(2ml)に溶解し溶媒を減圧留
去した後、再度残渣を4N−塩酸、酢酸エチル(2ml)に
溶解し溶媒を減圧留去した後トルエン(10ml)で2回共
沸して、 (0.157g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.7−1.1(m,24H),1.25−1.85(m,1
8H),2.8−3.4(m,16H),3.15(bs,12H),4.6−5.75
(m,8H),7.35−7.5(m,4H),7.6−7.75(m,4H) IR(KBr):1742,1649cm-1 実施例5 3HCl・H−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−La
c−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.
404g)のジクロルメタン(162ml)の溶液に炭酸水素ナ
トリウム(0.27g)及び塩化ビス(2−オキソ−3−オ
キサゾリジニル)フォスフィン(0.13g)を加えそのま
ま71時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、水(50ml)を加
え酢酸エチル(50ml×3)で抽出した。酢酸エチル層を
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶
媒を減圧留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル及
びエタノール(50:45:5V/V)の混液で溶出した。所望の
生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して、 (0.238g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.8−1.1(m,24H),1.3−1.8(m,18
H),2.7−3.2(m,24H),3.8−3.9(m,8H),,4.4−4.55
(m)及び5.0−5.7(m)(8H),6.82(d,4H),7.13
(d,4H) IR(KBr):1740,1662cm-1 FAB−MS 1119[M+H]+ 実施例6 3HCl・H−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−La
c−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代
りに3HCl・H−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−
Lac−MeLeu−D−p−PyrPhLac−MeLeu−D−Lac−OH
(0.80g)を用いた以外は実施例5と同様にして、 (0.238g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.1(m,24H),1.2−1.8(m,18
H),1.9−2.05(m,8H),2.7−3.1(m,16H),3.15−3.3
(m,8H),4.4−4.55(m)及び5.0−5.7(m)(8H),
6.46(d,4H),7.06(d,4H) IR(KBr):1740,1664cm-1 FAB−MS1087[M+H]+ 実施例7 [PF1022(特開平3−35796号公報の特許請求の範囲第
1項に記載された化合物)] (0.382g)を−10℃に冷却し発煙硝酸(3.5ml)を15分
で滴下した後、同温で1時間攪拌した。反応溶液を飽和
炭酸水素ナトリウム(25ml)中に徐々に加え酢酸エチル
(25ml×3)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去
して、 の粗生成物(0.465g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.65−1.1(m,24H),1.2−1.8(m,18
H),2.7−3.3(m,16H),4.4−4.55(m)及び5.0−5.7
(m)(8H),7..35−7.55(m,4H),8.05−8.15(m,4
H) IR(KBr)1742,1662,1519,1343cm-1 FAB−MS1039[M+H]+ 実施例8 の粗生成物(72mg)のエタノール(5ml)溶液に37%ホ
ルムアルデヒド水溶液(0.4ml)及び10%パラジウム炭
素(0.1g)を加え、水素ガス雰囲気中大気圧下室温で2
時間水素添加を行った。触媒を瀘去し溶媒を減圧留去し
て得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
により精製しヘキサン、酢酸エチル及びエタノール(7
5:20:5V/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む溶
出画分のを減圧留去して (42mg)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.1(m,24H),1.4−1.85(m,1
8H),2.7−3.1(m,28H),4.4−5.8(m,8H),6.64(d,4
H),7.08(d,4H) IR(KBr)1741,1662cm-1 実施例9 の粗生成物(312mg)のメタノール(10ml)溶液に10%
−パラジウム炭素(0.1g)を加え、水素ガス雰囲気中大
気圧下室温で2時間水素添加を行った。触媒を瀘去し溶
媒を減圧留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル及
びエタノール(40:55:5V/V)の混液で溶出した。所望の
生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して (144mg)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.1(m,24H),1.4−1.85(m,1
8H),2.7−3.1(m,16H),4.4−5.8(m,8H),6.64(d,4
H),7.08(d,4H) IR(KBr):1741,1662cm-1 FAB−MS:979[M+H]+ 実施例10 (250mg)のメタノール(10ml)溶液にアセトアルデヒ
ド(0.56g)及び10%−パラジウム炭素(0.15g)を加
え、水素ガス雰囲気中大気圧下室温で4時間水素添加を
行った。触媒を瀘去し溶媒を減圧留去して得た粗生成物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
ヘキサン、酢酸エチル及びエタノール(25:70:5V/V)の
混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を
減圧留去して (147mg)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.7−1.9(m,54H),2.65−3.1(m,12
H),3.2−3.4(m,8H),4.4−4.5(m)及び5.0−5.8
(m)(8H),6.45−6.6(m,4H),7.0−7.1(m,4H) IR(KBr):1741,1662cm-1 FAB−MS:1091[M+H]+ 実施例11 (250mg)のメタノール(10ml)溶液に1−ヘキサナー
ル(0.62g)及び10%−パラジウム炭素(0.15g)を加
え、水素ガス雰囲気中大気圧下室温で11時間水素添加を
行った。触媒を瀘去し溶媒を減圧留去して得た粗生成物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、
ヘキサン、酢酸エチル及びエタノール(25:70:5V/V)の
混液で溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を
減圧留去した。得られた残渣に4N−塩酸−酢酸エチル
(5ml)を加え溶媒を留去し、再度同様の操作を行い (147mg)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.7−2.1(m,86H),2.7−3.6(m,24
H),4.4−4.6(m)及び5.0−5.7(m)(8H),7.3−7.
45(m,4H),7.6−7.75(m,4H) IR(KBr):1743,1656cm-1 FAB−MS:1315[M+H]+ 実施例12 3HCl・H−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−La
c−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代
りに3HCl・H−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−
Lac−MeLeu−D−p−PipPhLac−MeLeu−D−Lac−OH
(1.24g)を用いた以外は実施例5と同様にして (0.82mg)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.7−1.1(m,24H),1.2−1.9(m,30
H),2.65−3.2(m,24H),4.4−4.55(m)及び5.0−5.7
(m)(8H),6.84(d,4H),7.09(d,4H) IR(KBr):1740,1663cm-1 FAB−MS:1115[M+H]+ 実施例13 (0.228g)に2,5−ジメトキシテトラヒドロフラン(045
ml)、酢酸(1ml)を加え室温で3時間攪拌した後、50
℃で3時間攪拌し、更に2,5−ジメトキシテトラヒドロ
フラン(0.045ml)を加えそのまま3時間攪拌した。反
応液を氷飽和炭酸水素ナトリウム水に注ぎ酢酸エチル
(20ml×2)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去
して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル及びエタノール
(50:45:5V/V)の混液で溶出した。所望の生成物を含む
溶出画分の溶媒を減圧留去して (56.6mg)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.77−1.1(m,24H),1.2−1.82(m,1
8H),2.7−3.23(m,16H),5.2−5.73(m,8H),6.28−6.
39(m,4H),6.56−6.7(m,4H),6.96−7.38(m,8H) IR(KBr):1742,1663cm-1 FAB−MS:1079[M+H]+ 実施例14 (48mg)のトリフルオロ酢酸(0.5ml)溶液に室温で亜
硝酸ナトリウム(8mg)を加え、反応液を60℃で1時間
攪拌後、溶媒を減圧留去し残渣をトルエンで共沸した。
残渣に炭酸水素ナトリウム(84mg)、水(0.5ml)、ジ
オキサン(2.5ml)を加え、室温で15時間攪拌した後、
水(50ml)を加え酢酸エチル(25ml×3)で抽出した。
酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を減圧留去して得た粗生成物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサ
ン、酢酸エチル及びエタノール(65:30:5V/V)の混液で
溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留
去して (40.4mg)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.70−1.8(m,42H),2.7−3.15(m,1
6H),4.38−4.55(m)及び4.97−5.68(m)(8H),6.
65−6.83(m,4H),6.94−7.17(m,4H) IR(KBr):1741,1648cm-1 FAB−MS:981[M+H]+ 実施例15 (0.3g)にジメチルホルムアミド(2ml)、炭酸カリウ
ム(128.5mg)、沃化エタン(0.08ml)を加え室温で18
時間攪拌した後、水(30ml)を加え酢酸エチル(20ml×
3)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して得た
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより
精製し、ヘキサン、酢酸エチル(1:1V/V)の混液で溶出
した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去し
て (0.188g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.76−1.09(m,24H),1.3−1.82(m,
16H),2.7−3.15(m,16H),3.99(q,4H),4.4−4.58
(m)及び4.9−5.8(m)(8H),6.76−6.88(m,4H),
7.07−7.39(m,4H) IR(KBr):1743,1664cm-1 FAB−MS:1037[M+H]+ 実施例16 沃化エタンの代りに臭化n−ヘキサン(0.25ml)を用
いた以外は実施例15と同様にして (0.179g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.70−1.9(m,64H),2.68−3.2(m,1
6H),3.91(t,4H),4.42−4.56(m)及び5.03−5.9
(m)(8H),6.69−6.84(m,4H),7.05−7.2(m,4H) IR(KBr):1742,1661cm-1 FAB−MS:1149[M+H]+ 実施例17 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(1.03g)に
4N塩酸−酢酸エチル溶液(20ml)を加え、0℃で50分間
攪拌した。溶媒を減圧留去し残渣をトルエンで共沸した
後、ジクロルメタン(850ml)を加え0℃まで冷却し、
トリエチルアミン(0.47ml)及び塩化ビス(2−オキソ
−3−オキサゾリジニル)フォスフィン(0.32g)を加
えそのまま14時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、5%ク
エン酸(100ml)を加え酢酸エチル(100ml×2)で抽出
した。酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
減圧留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル及びエ
タノール(60:35:5V/V)の混液で溶出した。所望の生成
物を含む溶出画分の溶媒を減圧留去して (0.506g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.08(m,24H),1.2−1.9(m,1
8H),2.62−3.09(m,16H),3.45(s,6H)),3.65−3.82
(m,4H),4.02−4.19(m,4H),4.6−4.78(m)及び5.0
1−5.7(m)(8H),6.8−6.96(m,4H),7.12−7.22
(m,4H) IR(KBr):1740,1662cm-1 FAB−MS:1097[M+H]+ 実施例18 (0.3g)にジメチルホルムアミド(2ml)、炭酸カリウ
ム(128.5mg)、1−ブロモ−2−(2−メトキシエト
キシ)エタン(0.93ml)、沃化ナトリウム(92.9mg)を
加え室温で17時間攪拌した後、50℃で24時間攪拌し、更
に沃化ナトリウム(92.9mg)を加えそのまま8時間攪拌
した。水(30ml)を加えエーテル(20ml×3)で抽出し
た。エーテル層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を減圧留去して得た粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサ
ン、酢酸エチル及びエタノール(30:65:5V/V)の混液で
溶出した。所望の生成物を含む溶出画分の溶媒を減圧留
去して (0.105g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.71−1.82(m,54H),2.84−3.23
(m,16H),3.39(s,6H),3.59−3.63(m,4H),3.63−3.
79(m,4H),3.79−3.92(m,4H),4.03−4.2(m,4H),4.
39−4.56(m)及び5.0−5.77(m)(8H),6.83(d,4
H),7.13(d,4H) IR(KBr):1743,1662cm-1 FAB−MS:1185[M+H]+ 実施例19 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−o−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(1.24g)を用
いた以外は実施例17と同様にして (0.87g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.79−1.08(m,24H),1.20−1.81
(m,18H),2.71−3.15(m,16H),3.85(s)及び3.86
(s)(6H),4.40−5.89(m,8H),6.82−6.93(m,4
H),7.12−7.27(m,4H) IR(KBr):1741,1663cm-1 FAB−MS:1009[M+H]+ 実施例20 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−m−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.79g)を用
いた以外は実施例17と同様にして (0.51g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.15(m,24H),1.20−1.85
(m,18H),2.70−3.18(m,16H),3.78(s,6H),4.40−
5.78(m,8H),6.70−6.88(m,6H),7.10−7.25(m,2H) IR(KBr):1739,1661cm-1 FAB−MS:1009[M+H]+ 実施例21 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu
−D−3,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.26g)を
用いた以外は実施例17と同様にして (0.14g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.72−1.00(m,24H),1.21−1.80
(m,18H),2.72−3.15(m,16H),3.85(s,6H),3.86
(s,6H),4.42−5.72(m,8H),6.72−6.81(m,6H) IR(KBr):1740,1661cm-1 FAB−MS:1069[M+H]+ 実施例22 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu
−D−2,4−DMOPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(1.49g)を
用いた以外は実施例17と同様にして (0.95g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.12(m,24H),1.20−1.80
(m,18H),2.70−3.16(m,16H),3.75−3.90(m,12H),
4.40−5.83(m,8H),6.35−6.43(m,4H),7.01−7.12
(m,2H) IR(KBr):1740,1661cm-1 FAB−MS:1069[M+H]+ 実施例23 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu
−D−3,4−MODPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.59g)を
用いた以外は実施例17と同様にして (0.29g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.80−1.12(m,24H),1.22−2.00
(m,18H),2.63−3.20(m,16H),4.35−4.53(m)及び
5.00−5.70(m,8H),5.82−6.00(m,4H),6.60−6.82
(m,6H) IR(KBr):1740,1661cm-1 FAB−MS:1037[M+H]+ 実施例24 3HCl・H−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac
−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代
りに3HCl・H−MeLeu−D−3MA−4MODPhLac−MeLeu−D
−Lac−MeLeu−D−3MA−4MOPhLac−MeLeu−D−Lac−O
H(1.18g)を用いた以外は実施例5と同様にして (0.390g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.1(m,24H),1.2−2.1(m,18
H),2.6−3.3(m,28H),3.85(s,6H),4.4−4.55(m)
及び5.0−5.7(m)(8H),6.7−6.9(m,6H) IR(KBr):1741,1663cm-1 FAB−MS:1095[M+H]+ 実施例25 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu
−D−3,4−DMAPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.35g)
を、トリエチルアミンの代りにN−メチルモルフォリン
(0.186ml)を用いた以外は実施例17と同様にして (0.19g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.70−1.10(m,24H),1.15−1.90
(m,18H),2.68−3.20(m,40H),4.39−4.60(m)及び
4.95−5.75(m)(8H),6.65−6.80(m,6H) IR(KBr):1739,1662cm-1 FAB−MS:1121[M+H]+ 実施例26 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−o−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.82g)を用いた
以外は実施例17と同様にして (0.58g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.64−1.13(m,24H),1.21−1.83
(m,18H),2.63−3.22(m,16H),4.4−4.57(m)及び
5.02−5.82(m)(8H),6.98−7.38(m,8H) IR(KBr):1743,1663cm-1 FAB−MS:985[M+H]+ 実施例27 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−m−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.77g)を用いた
以外は実施例17と同様にして (0.534g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.7−1.06(m,24H),1.1−1.95(m,1
8H),2.6−3.27(m,16H),4.4−4.58(m)及び5.0−5.
78(m)(8H),6.82−7.1(m,6H),7.18−7.38(m,2
H) IR(KBr):1741,1663cm-1 FAB−MS:985[M+H]+ 実施例28 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−D
−p−FPhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.99g)を用いた
以外は実施例17と同様にして (0.686g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.7−1.1(m,24H),1.18−1.9(m,18
H),2.62−3.23(m,16H),4.4−4.58(m)及び5.0−5.
75(m)(8H),6.89−7.07(m,4H),7.07−7.25(m,4
H) IR(KBr):1741,1662cm-1 FAB−MS:985[M+H]+ 実施例29 Boc−MeLeu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−MeL
eu−D−p−MEPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代りにBoc
−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−D−Lac−MeLeu−
D−PhLac−MeLeu−D−Lac−OH(0.96g)を用いた以外
は実施例17と同様にして (0.461g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.78−1.06(m,24H),1.3−1.82(m,
18H),2.64−3.21(m,16H),3.78(s,3H),4.6−4.78
(m)及び5.02−5.8(m)(8H),6.78−6.93(m,2
H),7.1−7.4(m,7H) IR(KBr):1741,1663cm-1 FAB−MS:979[M+H]+ 実施例30 HCl・H−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac
−MeLeu−D−p−MorPhLac−MeLeu−D−Lac−OHの代
りにHCl・H−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glyco
l−MeLeu−D−p−MeOPhLac−MeLeu−Glycol−OH(0.5
2g)を用いた以外は実施例5と同様にして (0.26g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.75−1.1(m,24H),1.2−18(m,12
H),2.7−3.2(m,16H),3.78(s,3H),3.79(s,3H),4.
2−5.8(m,10H),6.75−6.9(m,4H),7.05−7.2(m,4
H) IR(KBr):1741,1663cm-1 FAB−MS:981[M+H]+ 実施例31 オキシジアセトアルデヒドビス(ジエチルアセター
ル)(0.50g)の水懸濁液(5ml)に酢酸5滴を加え100
℃で30分間加熱した。得られたオキシジアセトアルデヒ
ド水溶液に (0.198g)のアセトニトリル溶液(5ml)を加え、30分
間室温で攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
pHを7.0に調整した。水素化シアノホウ素ナトリウム
(0.055g)を加え酢酸を加えることによりpHを7.5以下
に保ちつつ2時間室温で攪拌した。得られた反応溶液に
水(50ml)及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(5ml)
を加え酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧
留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、ヘキサン、酢酸エチル及びエタノ
ール(55:40:5V/V)の混液で溶出した。所望の生成物を
含む溶出画分の溶媒を減圧留去して (0.045g)を得た。 NMR(CDCl3,δ):0.8−1.1(m,24H),1.3−1.8(m,18
H),2.7−3.2(m,24H),3.8−3.9(m,8H),4.4−4.55
(m)及び5.0−5.7(m)(8H),6.82(d,4H),7.13
(d,4H) IR(KBr):1740,1662cm-1 FAB−MS:1119(M+H)+
Claims (13)
- 【請求項1】一般式: (式中、Aは適当な置換基を有するベンジル基または適
当な置換基を有していてもよいフェニル基、Aaは適当な
置換基を有していてもよいベンジル基または適当な置換
基を有していてもよいフェニル基、BおよびDはそれぞ
れ低級アルキル基、Cは水素または低級アルキル基を意
味する)で示される化合物またはその塩。 - 【請求項2】AおよびAaがそれぞれ環状アミノ、ジ低級
アルキルアミノまたは低級アルコキシで置換されたベン
ジル基、B、CおよびDがそれぞれ低級アルキルである
請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】AおよびAaがそれぞれ環状アミノで置換さ
れたベンジル基である請求項2記載の化合物。 - 【請求項4】AおよびAaがそれぞれモルホリノ、ジメチ
ルアミノ又はメトキシで置換されたベンジル基である請
求項2記載の化合物。 - 【請求項5】AおよびAaがそれぞれモルホリノで置換さ
れたベンジル基、BおよびDがそれぞれイソブチル基、
Cがメチル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項6】AおよびAaがそれぞれアミノ基、ニトロ基
又は水酸基で置換されたベンジル基、BおよびDがそれ
ぞれイソブチル基、Cがメチル基である請求項1記載の
化合物。 - 【請求項7】式: で示される化合物。
- 【請求項8】式: で示される化合物。
- 【請求項9】一般式: で示される化合物またはその塩を環状アルキル化反応に
付すことにより一般式: で示される化合物またはその塩を製造する方法。 (式中、BおよびDはそれぞれ低級アルキル基、Cは水
素または低級アルキル基、A3はアミノ基またはアミノ基
と低級アルコキシ基を有するベンジル基、A5は環状アミ
ノ基または環状アミノ基と低級アルコキシ基を有するベ
ンジル基を意味する)。 - 【請求項10】一般式: で示される化合物またはその塩をアルキル化反応に付す
ことにより一般式: で示される化合物またはその塩を製造する方法。 (式中、BおよびDはそれぞれ低級アルキル基、Cは水
素または低級アルキル基、A3はアミノ基またはアミノ基
と低級アルコキシ基を有するベンジル基、A4はモノ若し
くはジ低級アルキルアミノベンジル基、またはモノ若し
くはジ低級アルキルアミノ基及び低級アルコキシ基を有
するベンジル基を意味する)。 - 【請求項11】一般式: で示される化合物またはその塩をニトロ化反応に付すこ
とにより一般式: で示される化合物またはその塩を製造する方法 (式中、BおよびDはそれぞれ低級アルキル基、Cは水
素または低級アルキル基、A1はベンジル基、A2はニトロ
基を有するベンジル基を意味する。)。 - 【請求項12】請求項1記載の化合物またはその塩を有
効成分とする駆虫剤。 - 【請求項13】請求項7記載の化合物またはその塩を有
効成分とする駆虫剤。
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