JP2872306B2 - 床洗浄装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は床を擦（こす）り洗いする洗浄機（以下、単
に「床洗浄機」と呼ぶ）に関し、より詳しくは、２つの
異なるモードで作動できる床洗浄機に関する。本発明の
床洗浄機は、第１の作動モードにおいては従来の「手押
し形」床洗浄機として働き、第２の作動モードは洗浄が
困難な場所において特に有効な作動モードであり、手動
操作可能な床杖（floor wand）を備えた「洗浄（擦り洗
い）・回収」機として使用することができる。

ファーストフードレストランの急増及びこれらのレス
トランの営業時間の延長に伴い、レストランの顧客領域
及び作業領域の双方に所望のレベルの清潔さを維持する
のに多くの問題点が生じている。

多くの異種の問題があるため、遭遇するあらゆる環境
又は殆どの環境下において、ファーストフードレストラ
ンの床をきれいに保つことができる単一の機械は存在し
ていない。

床をきれいに維持することに関連してファーストフー
ドレストランのオーナ又は従業員が遭遇する主要な問題
点の１つは、広い開放領域の清掃を行うのに最も効率の
良い形式の機械（例えば、従来の「手押し形」の床洗浄
機）では、テーブルや固定の座席の下又は割れ目（クレ
ビス）等に一般に見られるような場所に近づくこと及び
これらの場所を掃除できないことである。このようなア
クセス（接近）の困難な場所は、レストランのキッチン
領域において多数見出されるため、顧客領域並びにキッ
チン領域すなわち調理領域を備えた最近のファーストフ
ードレストランにおいて通常遭偶する全ての条件に対応
できる単一の機械が要望されている。しかしながら、そ
のような機械は現在のところ市販されていない。実際に
提案されている１つの解決策は、建物を貫通している真
空出口を設けることであるが、このような方法は高価で
ありかつ床から遊離した微細屑の収集にのみ限定され、
床に付着したグリースその他の材料の除去には有効では
ない。

床をきれいに維持することに関連してファーストフー
ドレストランのオーナ又は従業員が遭遇する他の問題点
は、幾つか存在する従来の清掃方法では、所望の効果を
簡単に上げられないことである。例えば、多くのファー
ストフードレストランでは、従来のモップ及びバケツを
用いて顧客領域並びにキッチン領域の床を清掃してい
た。この方法では、作業者が強い洗浄剤を使用してグリ
ースの溶解及び汚れの除去を行うことにより床を清掃す
ることは可能であるが、床から遊離した状態にある塵埃
（ダート）や微細屑を回収することは不可能である。す
なわち、モップは、塵埃や微細屑に洗浄剤を塗布してこ
れらを床から遊離させるには有効であるが、モップによ
り除去できるのはモップの表面に付着した物質のみであ
る。また、モップを使用する場合、不慣れな人が行う
と、床から遊離した塵埃や汚れが、壁の幅木（ベースボ
ード）の上や椅子の支持体の下部のように、以前には塵
埃や汚れが存在していなかった場所にも散らかってしま
うことが知られている。

従来の手押し形床洗浄機には、使用した洗浄液（廃
液）及び該廃液中に含まれた塵埃や微細屑を収集して除
去できる真空回収装置を備えたものがあり、かような手
押し形床洗浄機によれば汚れの除去に関する上記問題点
を解決することができる。しかしながら、かような手押
し形床洗浄機は、テーブルや座席の下又は狭い空間のよ
うなあらゆる場所にアクセスすることは不可能である。

本発明によれば、手押しモード又は手動の「洗浄・回
収」モードのいずれにも使用できる床洗浄機が提供され
る。本願において使用する「手押し形」なる用語は、支
持論を備えていて、バッテリを内蔵した形式又は延長コ
ードを介して壁のコンセントから電力の供給を受ける形
式の床洗浄機であって、作業者が、作業中に機械の後ろ
に立って機械と共に移動する形式の床洗浄機を意味する
ものであり、床洗浄機は自走形のものでもよいし、作業
者が押す形式のものでもよい。

「手押し」モードにおいて、本発明の床洗浄機は従来
の床洗浄機と同様に作動する。洗浄液は、洗浄機のベー
スに設けられた回転ブラシに隣接した箇所において、重
力の作用により供給される。ブラシは、洗浄液を塵埃中
に染み込ませて、床から汚れを遊離させるように作用す
る。また、廃液（すなわち汚れた洗浄液）は真空回収装
置により洗浄機内に収集されかつ貯蔵されるため、洗浄
機のシングルパス（１回掛け）により床はきれいになり
かつ実質的に乾燥される。このモードは、広い開放領域
を掃除するのに最も有効である。

一方、手動の「洗浄・回収」モードにおいては、床洗
浄機は静止した状態に維持（又は必要に応じて移動）さ
れ、実質的に動力源、洗浄液供給源、及び廃液の回収リ
ザーバとして作用する。洗浄液は、作業者により操作さ
れる手動杖を介して加圧下で供給される。剛性のある吸
引チューブを備えた杖の一端には、２つの使用位置の間
で移動できる反転可能な作動ヘッドが設けられている。
１つの使用位置において、作動ヘッドはブラシを備えて
おり、該ブラシを手で操作することにより、床上の塵埃
や汚れ中に洗浄液を染み込ませるようになっている。塵
埃や汚れが床から遊離されたならば、ブラシの手動操作
により床から遊離されたあらゆる微細屑を含有している
廃液が、真空拭き取り装置を介して収集され、また杖の
剛性真空チューブを介して床洗浄機の回収タンクに回収
される。

従って本発明の床洗浄機は、ファーストフードレスト
ランにおいて通常見られるような広い開放スペースを充
分に掃除できる点で従来の手押し形床洗浄機と同じ利点
を有していると同時に、床から遊離された塵埃や微細屑
の実質的に全てを除去することができる。本発明の床洗
浄機の別の利点は、座席又はテーブルの下のようなアク
セスの困難な領域に洗浄液を噴霧するのにも使用するこ
とができる。作業者は、ブラシで洗浄液をゴシゴシ擦っ
て塵埃や汚れ中に染み込ませ、次に杖の作業ヘッドを回
収位置に回転するだけで、上記のようなアクセスが困難
な場所においてさえも、洗浄液、塵埃及び汚れの実質的
に全てを除去することができる。また、吸引ピックアッ
プ（真空ピックアップ）を使用すれば、床に余分な水が
存在しない状態にすることができる。

本発明の床洗浄機によれば、廃液、塵埃及び汚れの大
部分を除去でき、残留液体を最小限にできかつ非常に迅
速に乾燥させることが可能であり、かような特徴は、清
掃作業後に廃液を回収することがない、モップのような
従来の多くの清掃技術には見られないものである。これ
により、顧客又は従業員が立ち入りを制限される時間が
短縮される。

本発明によれば、開放床領域の掃除において、廃液の
収集及び貯蔵を行う真空回収装置を使用した従来の手押
し形床洗浄機と同様の、大きなフレキシビリティ、便利
性並びに効率及び安全性を得ることができるだけでな
く、反転可能な作動ヘッドを備えた手動形の床杖を有し
ていて、この床杖が、１つの位置において、洗浄液を床
面に擦りつけるブラシとして働き、別の位置において、
アクセスが困難な領域において廃液を回収するための真
空ピックアップとして働くようになっている。

本発明の他の特徴及び利点は、添付図面に示す本発明
の好ましい実施例についての以下の詳細な説明により、
当業者に明らかになるであろう。尚、添付した図面にお
いて、同類の部品には同一の参照符号が使用されてい
る。

第１図には、本発明の床洗浄機の全体が参照符号10で
示してあり、床洗浄機10は、この床洗浄機の後ろを歩く
作業者により操作されるように構成されている。第１図
には、この床洗浄機10が右から左に向かって移動する状
態が示されており、従って、作業者は第１図において床
洗浄機10の右側に立ち、左側に向いていることになる。
床洗浄機10は本体Ｍを含み、この本体Ｍはシャーシ11を
有しており、このシャーシ11には前輪及び後輪が取り付
けられている（第１図には、左側の後輪13の一部が示さ
れている）。

また、本体Ｍはその左右両側面及び前面を覆っている
カバーパネルすなわちカウリング14と、後部パネル15
と、蓋16と、作業者が握るハンドル17とを有している。
本体Ｍ内には、蓋16の直ぐ下に２つのタンク、すなわち
いつでも使用できる洗浄液を貯蔵しておく洗浄液タンク
18（第２図）と、廃液（使用された洗浄液）を貯蔵して
おく回収リザーバとしての回収タンク19とが収容されて
いる。第１図に最も良く示すように、蓋16は、この蓋16
を後部パネル15の頂部に取り付けるヒンジ20を中心とし
て回転できるようになっており、洗浄液タンク18及び回
収タンク19へのアクセスは、蓋16を持ち上げることによ
り行われる。蓋16が押し下げられると、この蓋16は、回
収タンク19の上方の外周部に対してラッチされ且つシー
ルされ、これにより、回収タンク19内に真空を発生させ
るときに、真空が剛性の管状延長部22を介して回収タン
ク19内に伝達されるようになっている。この点につい
て、以下に詳しく説明する。

水平壁23が両タンク18、19の底部を形成しており、両
タンク18、19は垂直壁24によって分離されている。第１
図に最も良く示すように、水平壁23の下には、ブロワ26
を駆動する真空モータ25が取り付けられている。ブロワ
26の入口は、可撓性の導管27を介して垂直なスタンドパ
イプ28（該スタンドパイプ28は水平壁23に取り付けられ
ている）に連結されている。第２図に最も良く示すよう
に、スタンドパイプ28は、回収タンク19の頂部において
該回収タンク19に取り付けられている。スタンドパイプ
28には横方向延長部29が設けられており、該横方向延長
部29の端部には、全体を参照符号30で示す真空遮断弁が
設けられている。

作動に際し、蓋16を閉じて真空モータ25を駆動する
と、ブロワ26が駆動されて、回収タンク19内から、遮断
弁30、延長部29、スタンドパイプ28及び導管27を介して
空気が排出され、これにより、回収タンク19内には部分
真空が形成される。この真空は、前述した剛性の管状延
長部22を介して、後述する回収ピックアップ装置に連通
している。

回収タンク19内の液体レベルが所定レベル以上になる
と、真空遮断弁30のフロートが上昇して横方向延長部29
への入口孔を密封する。このため、ブロワ26により発生
される真空が回収タンク19の内部と更に連通することが
防止される。従って、ブロワ26は、液体を吸入すること
がないように保護される。

水平壁23の下には更にブラシ駆動モータ32も配置され
ており、このブラシ駆動モータ32は、床洗浄機10のシャ
ーシすなわちフレームの一部を構成する下方の水平壁33
に取り付けられている。駆動モータ32は、第１回転ブラ
シ35に連結されていて、この第１回転ブラシ35を垂直軸
線の回りで回転させ、床（概略的に符号Ｆで示す）の洗
浄を行わせるようになっている。

洗浄液タンク18内に貯蔵された洗浄液は、重力の作用
により、一次スクリーンすなわちフィルタ37（第２図）
及び導管38を通って、第１回転ブラシ35の外周に隣接し
て配置された第１供給手段としてのディスペンサ39に導
かれるようになっている。従って、洗浄液は、重力の作
用により、第１回転ブラシ35に隣接する箇所に供給さ
れ、第１回転ブラシ35により、床Ｆの塵埃や微細屑に擦
りつけられる。

廃液すなわち、第１回転ブラシ35により解放された洗
浄、塵埃及び微細屑は、全体を40で示す真空回収装置に
より収集される。この真空回収装置40は、可撓性のある
導管42により連結された拭き取りピックアップ41を備え
ており、可撓性導管42の上端部は、回収タンク19の内部
と連通している剛性管状延長部22の後端部に取り付けら
れている。従って、回収タンク19内に真空が発生した場
合には、この真空は、管状延長部22及び可撓性の導管42
を介してピックアップ41に連通して吸引力を発生する。
これにより、廃液は、回収タンク19内に吸引され、廃棄
されるまで回収タンク19内に貯蔵される。

拭き取りピックアップ41は、ケーブル44を介して、こ
の拭き取りピックアップ41に連結されているレバー43を
操作することにより、床より上の位置に持ち上げること
ができ、これにより、床の洗浄を行わないで床洗浄機10
を移動させることが可能になる。

第４図及び第５図に最も良く示すように、真空モータ
25及びブラシ駆動モータ32は、内蔵バッテリＢにより付
勢してもよい。バッテリＢを床洗浄機10のシャーシ11に
取り付け、床洗浄機10自体で支持しておけば、床洗浄機
10を自給自足構成にすることができる。別の構成として
延長コードを使用することもできるが、長い延長コード
は不便であり、特に、絶えず人が存在するファーストフ
ードレストランのような場所で床にコードを引き回すこ
とは見苦しいものである。

従って、本発明の床洗浄機10の作動は、従来の「手押
し形」のポータブル床洗浄機と同じである。そのような
従来の床洗浄機の一つとして、本願の譲受人であるHako
Minuteman Inc.社（イリノイ州）によりモデルＢ−43
として市販されているものがある。

バッテリ駆動式の床洗浄機として構成するとき、エネ
ルギの節約をしてバッテリＢの充電時と次の充電時との
間での床洗浄機の作動時間を長くしたい場合には、通常
は床洗浄機を自走式として構成しないけれども、本発明
の床洗浄機10は、作業者が押して使用してもよいし、バ
ッテリＢにより自走させてもよいので、広い開放領域の
洗浄に非常に有効に使用することができる。

本発明の床洗浄機10の有効性を高め且つアクセスが困
難な場所でも作業できるようにするため、床洗浄機10は
手動の「洗浄（擦り洗い）・回収」モードでも作動でき
るようになっている。このため、洗浄液タンクの水平底
壁23に、第２の人口ストレーナすなわちフィルタ45が設
けられている。このフィルタ45の底部は、可撓性のチュ
ーブ46を介して、供給ポンプ47に連結されており、この
ボンブ47は、加圧流体を第２の可撓性チューブ48を介し
て送出するようになっている。第２のチューブ48の他端
は、後部パネル15に取り付けられた迅速着脱コネクタ49
に取り付けられている。

また、第３図には、杖アタッチメント（wand attachm
ent）と呼ばれるアタッチメント組立体の全体が参照符
号50で示されている。杖アタッチメント50は、作業者が
手で保持して手動制御及び手動操作が行えるようになっ
ている。杖アタッチメント50は、入口側端部52と連結側
端部53を備えた剛性管51を備えている。杖アタッチメン
ト50の入口側端部52には、全体を参照符号55で示す反転
手段である作業工具が取り付けられている。この作業工
具55は、洗浄位置と吸引すなわち回収位置との間で反転
できるようになっている。また、この作業工具55は、コ
ネクタスリーブ57に回転自在に取り付けられた作業ヘッ
ド56を備えており、作業ヘッド56は、第３図に参照符号
60で示す洗浄位置と、参照符号61で示す回収位置との間
で回転できるようになっている。このため、回転自在の
作業ヘッド56は、第２ブラシ62と、第２真空ピックアッ
プを構成する液体吸引ピックアップ（wet vacuum pick
−up）63とを備えており、これらの第２ブラシ62及び液
体吸引ピックアップ63は、互いに逆向きの状態で作業ヘ
ッド56に取り付けられている。作業ヘッド56は、単に、
剛性管51を掴み、手で作業ヘッド56を所望の使用位置に
回転させるだけで、第３図に示す２つの使用位置の間で
容易に回転される。

剛性管51の連結側端部53は、床洗浄機10の後部に取り
付けられた前述の剛性延長部22に可撓性導管42を介して
連結されており、これにより、回収タンク19内の真空
が、管状延長部22、可撓性導管42及び杖アタッチメント
の剛性管51を通って、流体吸引ピックアップ63に連通す
るようになっている。真空は流体吸引ピックアップ63ま
では連通しているけれども、第２ブラシ62が作業位置に
回転されているときには、この第２ブラシ62に連通して
はいない。

手動による「洗浄・回収」モードにおいては、洗浄機
は、剛性管51の入口側端部52にブラケット67を介して取
り付けられた第２供給手段であるスプレーノズル66を通
して、第２ブラシ62に隣接した箇所に供給される。スプ
レーノズル66は、レバー70により作動される手動弁69
に、ホース68を介して連結されている。手動弁69は、ホ
ース71を介してコネクタ49に連結されている。この構成
により、洗浄液は、ポンプ47により発生された圧力によ
り、第２ブラシ62に隣接した箇所においてスプレーパタ
ーンをなして供給され、床の上の微細屑を濡らし、次い
でこれらの微細屑を第２ブラシ62の洗浄作用により床か
ら遊離させる。次ぎに、反転可能な作業ヘッド56を第３
図に参照符号61で示す回収位置（この回収位置において
は、液体吸引ピックアップ63を通して塵埃や微細屑が吸
引される）に回転することにより、廃液を収集する。手
動の第２ブラシ62の幅及び液体吸引ピックアップ63の作
業幅は10〜12インチ（約25.4〜30.5cm）にすることがで
きるけれども、所望の用途に応じてこれらの幅を大きく
（又は小さく）することは当業者が容易になし得ること
である。ブラシ位置と吸引位置との間で反転でき且つス
プレーノズルを備えている洗浄・吸引床工具は市販され
ている。

本発明は、ファーストフードレストランの掃除に際し
直面している多くの問題を解決できるエレメントの組み
合わせからなるものである。本発明の装置は、壁のコン
セントにプラグを差し込む必要がない点で自給自足の構
成になっているが、あらゆる床面上を手動により移動さ
せることもできる。また、本発明の装置は、レストラン
の壁に装備された真空装置を使用するものではない。本
発明の装置は、高度のフレキシビリティを有していて、
移動することができ、従って、作業者は、洗浄液を供給
すること、洗浄液をブラシ掛けして塵埃や微細屑を解放
すること、及び解放された塵埃や微細屑を含む廃液を回
収することの全てを行うことができる。更に、本発明の
装置は、この作業を、手で持つ杖アタッチメント50を使
用しない手押しモードで行うこともできるし、或いは杖
アタッチメント50を使用して、遠隔又はアクセスの困難
な場所での洗浄液の供給、洗浄液のブラッシングによる
塵埃や微細屑の床からの遊離、吸引ピックアップによる
塵埃や微細屑の除去を行うこともできる。本発明の装置
は移動自在で十分なフレキシビリティを有しているた
め、日常の掃除作業の一部として全体領域の掃除に使用
することもできるし、単なるこぼれものの掃除にも使用
することができる。

以上、本発明の好ましい実施例について詳細に説明し
たが、当業者ならば図示の構造の或る部分を変更した
り、均等物と置換して本発明の原理を実施することがで
きるであろう。従って、そのようなあらゆる変更及び置
換は本発明の精神及び範囲に含まれるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を導入するため改良された手押し形床
洗浄機の左側面図であり、洗浄機の内部が見えるように
するために、カバーパネルの一部を断面した状態を示す
ものである。 第２図は、第１図の床洗浄機の蓋を除去した平面図であ
る。 第３図は、第１図の床洗浄機を、手動の「洗浄・回収」
モードに構成したところを示す左側面図であり、内部が
見えるようにするため、カバーパネルの一部を断面した
状態を示すものである。 第４図は、「手押し形」モードに構成された本発明の床
洗浄機を示す後面図である。 第５図は、手動の「洗浄・回収」モードに構成された本
発明の床洗浄機を示す後面図である。 10…床洗浄機、 18…洗浄液タンク、 19…回収タンク、 22…剛性管状延長部、 25…真空モータ、 30…真空遮断弁、 32…ブラシ駆動モータ、 35…第１回転ブラシ、 40…真空回収装置、 50…杖アタッチメント、 55…作業工具、 56…作業ヘッド、 62…第２ブラシ、 63…液体吸引ピックアップ、 66…スプレーノズル、 68…ホース、 69…手動弁

フロントページの続き (72)発明者 ガスト ジー ゴッツィス アメリカ合衆国 イリノイ州 60540 ネイパーヴィル ノース ジュリアン 126 (56)参考文献 特開 昭62−120830（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−139624（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−115452（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A47L 11/00 - 11/40

Claims (4)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】手押し形洗浄機又は手動洗浄機の両方に使
   用できる床洗浄機であって、 （ｉ）支持論（13）を備えたシャーシ（11）と、（ii）
   床（Ｆ）を擦り洗いできる位置において前記シャーシ
   （11）により支持された第１回転ブラシ（35）と、（ii
   i）該回転ブラシ（35）を駆動するためのブラシ駆動モ
   ータ（32）と、（iv）洗浄液を貯蔵するための洗浄液タ
   ンク（18）と、（ｖ）該洗浄液タンク（18）から洗浄液
   を受け取って該洗浄液を床に供給するための第１供給手
   段（39）と、（vi）真空回収手段であって、（ａ）回収
   リザーバ（19）と、（ｂ）該回収リザーバ（19）内に真
   空を発生するための真空モータ手段（25）と、（ｃ）前
   記第１回転ブラシ（35）の後ろに配置され、床の洗浄時
   に前記第１回転ブラシ（35）により作業された廃液を回
   収して該廃液を前記回収リザーバ（19）に送給するため
   のピックアップ手段であって、第１回収リザーバ（19）
   に連通された可撓性導管（42）と該可撓性導管（42）に
   着脱自在に連結された拭き取りピックアップ（41）とを
   有するピックアップ手段とを備えた真空回収手段（40）
   と、を含む本体（Ｍ）と、 該本体（Ｍ）に選択的に連結可能な手動操作の杖アタッ
   チメント（50）であって、（ｉ）作業者が手で持って操
   縦でき且つ前記可撓性導管（42）に連結可能な一端（5
   3）を備えて、その他端（52）を通して空気及び液体を
   吸引する手持ち式の剛性管（51）と、（ii）前記洗浄液
   タンク（18）から洗浄液を受け取って該洗浄液を前記剛
   性管（51）の他端（52）近くの床に供給する第２供給手
   段（66）と、（iii）前記剛性管（51）の他端（52）に
   連結され且つ第１使用位置（60）と第２使用位置（61）
   との間で動くことができる、第２ブラシ（62）及び第２
   真空ピックアップ（63）を備えた反転手段（55）と、を
   含む杖アタッチメント（50）とを有し、 作業者が、前記杖アタッチメント（50）を使用しないで
   前記床洗浄機を手押し形床洗浄機として使用し、又は、
   作業者が前記杖アタッチメント（50）を前記本体（Ｂ）
   に取り付け、前記第２供給手段（66）を通じて、前記洗
   浄液を床（Ｆ）上に供給し、前記反転手段（55）を前記
   第１使用位置（60）にセットして、前記第２ブラシ（6
   2）を用いて洗浄液で床を洗浄し、次いで、前記反転手
   段（55）を前記第２使用位置（61）にして前記第２真空
   ピックアップ（63）で廃液を回収し、これを回収リザー
   バ（19）に貯蔵することを特徴とする床洗浄装置。
2. 【請求項２】前記第１供給手段（39）が、導管（38）を
   介して前記洗浄液タンク（18）に連結されて洗浄液を重
   力で前記第１回転ブラシ（35）の近くに供給し、また、
   前記本体（Ｂ）は、前記洗浄液タンク（18）から洗浄液
   を受け取って該洗浄液を、少なくとも前記剛性管に沿っ
   て延びるホース（68）を通じて前記第２供給手段（66）
   に圧送するボンブ（47）を含み、前記ホース（68）に
   は、前記ポンプ（47）から前記第２供給手段（66）に洗
   浄液を供給するために作業者によって操作される手動弁
   （69）が設けられている、請求項１に記載の床洗浄装
   置。
3. 【請求項３】前記床洗浄装置が、移動でき且つポータブ
   ルであり、また、前記ブラシ駆動モータ（32）及び前記
   真空モータ手段（25）に電力を供給するための内蔵バッ
   テリ（Ｂ）を有している、請求項１に記載の床洗浄装
   置。
4. 【請求項４】前記反転手段が、前記第２ブラシ（62）及
   び前記第２真空ピックアップ（63）を備えた作業ヘッド
   （56）からなり、また、前記杖アタッチメント（50）
   が、前記作業ヘッド（56）を前記手持ち式の剛性管（5
   1）の先端に回転可能に取り付けるための取付手段（5
   7）を有し、これにより、手で回転させることにより、
   前記作業ヘッド（56）を、前記第１使用位置（60）と第
   ２作業位置（61）との間で反転させることができる、請
   求項１〜３のいずれか一項に記載の床洗浄装置。