JP3031672U - 天井洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は天井の洗浄装置に関するもので、ビ
ルやマンションの室内天井部を簡単容易に洗浄できるよ
うにした装置である。 【解決手段】 洗浄、水洗い、拭き取りを同時に行える
ようにした装置で、レールＲ上を走行移動させながら天
井面を簡単容易に洗浄でき、底面を汚すことなく作業が
出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はビルやマンションの室内天井部を簡単容易に洗浄できるようにした天 井洗浄装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般にビル内の掃除は清掃業者が電気掃除機やモップ、雑巾などを使って床や 窓ガラスを清掃しているが、天井の掃除となるとこれらの掃除用具を使用するこ とができず仲々簡単にできないのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため特開平４−４９９３１号にみられるような天井洗浄装置が考案されて いる。この先考案はキャスターの付いた昇降機構の上部にケース本体を設け、こ のケース内に洗浄液等を入れ回転ブラシによって洗浄するものであって液を入れ る槽が一つであるため洗浄液、水洗水を別々にその都度入れかえるという不便さ があり、また回転ブラシを使用しているため液が飛散して床を汚すという欠点が あった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

考案者は清潔で迅速に天井の洗浄が出来る装置を開発するため鋭意研究を重ね た結果本考案に到達したものであって、本考案は洗浄機本体Ａと液タンク装置Ｂ を組合せて一体となった洗浄機を高さが調節できる折畳み自在な脚Ｄ間に架設し たレールＲ上を走行移動させることによって天井の洗浄が簡単かつ容易にできる もので、洗浄装置本体Ａ−１には微摺動する２枚のブラシ板とこれに対応する液 噴霧ノズルを設け、洗浄液での洗浄と水洗いを同時に行い、しかもスポンジロー ルを設けることによって余剰の水滴を拭き取るもので、人手を借りることなく迅 速に床などを汚すことなく洗浄が行えるものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の洗浄機はレールＲ上の走行移動に際して特に洗浄面積の広い場合を除 いて人力によって移動させるが洗浄面が広い場合は動力を使用することも考えら れる。

【０００６】

【実施例】

添付図面により本考案を説明すると、図１は洗浄機本体Ａ−１の斜視図であり 、レール上を矢印の方向に走行移動する。（１１），（１３）は板ブラシであっ て図に対して前後に微摺動（振動）する。（１０），（１２）は液噴霧ノズルで あって矢印の走行方向に対して前方の噴霧ノズル（１０）からは洗浄液が噴霧さ れ、後方の噴霧ノズル（１２）からは水洗水が噴霧される。この液の噴霧は後述 する液タンク装置Ｂ−１からポンプＰによって作動させる。ブラシ板の後方の（ １４）はスポンジロールと絞りロールの組合せ体であって水洗いして濡れている 天井面の水滴を吸収する。そして、この本体Ａ−１は洗浄液室Ａ、水槽Ｂ、回収 室Ｃに区分されている。

【０００７】 図２は液タンク装置Ｂ−１の斜視図であって、この液タンク装置Ｂ−１は洗浄 液タンク（１）、洗浄液回収タンク（２）、水洗水タンク（３）水洗水回収タン ク（４）および水滴回収タンク（５）に区切られていて洗浄機本体Ａとそれぞれ は排出ポンプＰ、回収ポンプＰによりパイプで連通されて一体となっていて、洗 浄液タンク（１）と洗浄液回収タンク（２）および水洗水タンク（３）と水洗液 回収タンク（４）は循環して浄化される。また液タンク装置Ｂの下面には車輪（ ６）が設けられている。

【０００８】 図３は本考案の天井洗浄機の使用を示す実施例図である。図においてＤは脚が 伸縮折畳み自在で高さが調節可能な脚で、この脚Ｄを２基設け（図にあっては１ 基を省略している）この脚Ｄ間にレールＲを架設しレールＲ上に洗浄機を載置し て走行移動させて天井面を洗浄する。

【０００９】

【考案の効果】

本考案の天井洗浄装置は上記のような構成であるため洗浄、水洗、拭き取りと １台の装置で同時に行えるため簡単容易であって、レール上を走行させるため迅 速に作業を行うことができて、従来困難であった天井の洗浄をきわめて能率的に 行うことができるという作業上の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】洗浄機本体Ａ−１の斜視図

【図２】液タンク装置Ｂ−１の斜視図

【図３】実施例図

【符号の説明】

（１）…洗浄液タンク （２）…洗浄液回収タンク （３）…水洗水タンク （４）…水洗水回収タンク （５）…水滴回収タンク （１０）…洗浄液噴霧ノズル （１１）…ブラシ板 （１２）…水洗水噴霧ノズル （１３）…ブラシ板 （１４）…スポンジロール

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 微摺動する２枚のブラシ板（１１），
   （１３）を平行に設け、走行方向に対して各ブラシ板の
   前側に噴霧ノズル（１０），（１２）を設け、該前方Ａ
   室で噴霧ノズル（１０）から洗浄液を、後方Ｂ室で噴霧
   ノズル（１２）から水洗水を噴霧させ、ブラシ板（１
   ３）の後方のＣ室で水滴吸引用のスポンジロール（１
   ４）を設けてなる洗浄機本体Ａ−１と、該洗浄機本体Ａ
   −１の下段に車輪（６）を設けた液タンク装置Ｂ−１を
   設け、洗浄機本体Ａ−１と液タンク装置Ｂ−１を圧力パ
   イプで連通させて一体とし、高さ調節可能な２基の脚Ｄ
   間にレールＲを架設し、該レール上に前記洗浄装置を置
   載して移動させることを特徴とした天井洗浄装置。
2. 【請求項２】 液タンク装置Ｂ−１内を洗浄液タンク
   （１）、洗浄液回収タンク（２）水洗水タンク（３）、
   水洗水回収タンク（４）、水滴回収タンク（５）に区切
   り、洗浄液タンク（１）と洗浄液回収タンク（２）を、
   また水洗水タンク（３）と水洗水回収タンク（４）をそ
   れぞれ濾過循環装置で接続することを特徴とした請求項
   １に記載の天井洗浄装置。