JP2859995B2 - シートのクッション性可変機構 - Google Patents

シートのクッション性可変機構

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JP2859995B2
JP2859995B2 JP8576092A JP8576092A JP2859995B2 JP 2859995 B2 JP2859995 B2 JP 2859995B2 JP 8576092 A JP8576092 A JP 8576092A JP 8576092 A JP8576092 A JP 8576092A JP 2859995 B2 JP2859995 B2 JP 2859995B2
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林  正樹
博治 末永
賢一郎 秋月
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Arako KK
Toyota Motor Corp
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Arako KK
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートのクッション性可
変機構に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シートのごとく着座者が好みの座
り心地を得られるように、シートのクッション性を調整
できるクッション性可変機構を備えたシートがある。当
該形式のシートにおいては、実開昭63−77548号
公報または実開平2−125659号公報に示されてい
るように、一般にシートを構成するシ−トクッション側
被支持部材をフロア側支持部材に弾撥的に支持している
バネ部材の伸張量または圧縮量を調整するクッション性
可変機構を備えている。このようなクッション性可変機
構を備えたシートにおいては、着座の際のシートの硬さ
が変化はするがバネ部材のバネ定数が変化しないため、
着座者の座り心地を変化させることはできない。
【0003】このような問題を解決するために、バネ定
数を変更可能なクッション性可変機構を備えたシートが
実開平2−125656号公報にて提案されている。同
公報に提案されているシートに装備されたクッション性
可変機構は、シートを構成する枠状の支持部材に張設さ
れて被支持部材を弾撥的に支持するS字状でジクザグの
バネ部材と、支持部材の上下方向へ移動可能に設けられ
てバネ部材の中間部を解除可能に把持する把持腕を備
え、所望により把持腕を上方へ移動させてバネ部材の中
間部を把持する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したバ
ネ定数を変更できるクッション性可変機構においては、
バネ部材の中間部の1箇所を把持しまたは同把持部を開
放できるにすぎないためバネ定数を2段階に変更するこ
とができるにすぎず、バネ定数を無段階にかつ広い調整
範囲で変更することはできない。従って、本発明の目的
は、このような問題を解決することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シートを構成
するシ−トクッション側被支持部材をフロア側支持部材
に弾撥的に支持されたシートのクッション性可変機構で
あり、前記被支持部材および支持部材のいずれか一方に
一端を掛止されたコイルスプリングと、前記被支持部材
および支持部材のいずれか他方に回転可能かつ前記コイ
ルスプリングに同軸的に支持されて同コイルスプリング
の他端部が進退可能に螺合するスクリューと、同スクリ
ューを回転させる駆動手段を備えていることを特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の作用・効果】かかる構成のクッション性可変機
構においては、駆動手段を駆動させるとスクリューが回
転してコイルスプリングの他端部を同スクリュー上に進
退させるため、コイルスプリングにおいてはその進退に
よりバネとして作用する部位の長さおよび巻数が変化す
る。このため、コイルスプリングのバネ定数は無段階に
変更されるとともに、スクリューの螺旋溝の長さに対応
する分がバネ定数の調整範囲となる。従って、当該クッ
ション性可変機構によれば、バネ定数を無段階にかつ広
い調整範囲で変更することができて、着座者の座り心地
を大きく変更することができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
するに、図1〜図3には本発明に係るクッション性可変
機構が示され、かつ図4にはクッション性可変機構およ
び同可変機構を備えたシートを構成するシ−トクッショ
ンの分解斜視図が示されている。当該シ−トにおいて
は、シ−トクッション10、支持機構20およびクッシ
ョン性可変機構30を備えている。なお、当該シ−トは
車両用シートを構成するものである。
【0008】シ−トクッション10はクッションパネル
11、クッションパッド12およびクッションカバ−1
3からなり、クッションパネル11およびその上に載置
されたクッションパッド12をクッションカバ−13に
て一体的に被覆して構成されていて、支持機構20を構
成するリンク機構20aを介して支持フレーム21に支
持されている。
【0009】支持機構20を構成する支持フレーム21
は左右一対のフレーム部21aを連結フレーム部21b
にて連結してなり、またリンク機構20aは左右一対の
フロントリンク22a、サブリンク22bおよび両フロ
ントリンク22aを連結する連結ロッド22cと、左右
一対のリヤリンク23aおよび両リヤリンク23aを互
いに連結する連結ロッド23bとからなるものである。
支持フレーム21の両フレーム部21aは車両のフロア
に固定されており、両フレーム部21aのフロントおよ
びリヤ側に各連結ロッド22c,23bの端部が回転可
能に支持されている。各フロントリンク22aの上端に
はサブリンク22bが回動可能に連結されており、同サ
ブリンク22bの他端がクッションパネル11のフロン
ト側の側部に回動可能に連結されている。また、リヤリ
ンク23aの上端はクッションパネル11のリヤ側の側
部に回動可能に連結されている。
【0010】クッション性可変機構30は駆動モータ3
1、左右一対のギヤボックス32、左右一対のフロント
スクリュー33aおよびリヤスクリュー33b、左右一
対のフロントコイルスプリング34aおよびリヤコイル
スプリング34bにて構成されている。駆動モータ31
は支持フレーム21の連結フレーム部21b上の左右の
中央部に固定されていて、各駆動シャフトを介して各ギ
ヤボックス32に駆動モータ31の駆動力が伝達可能に
連結されている。各ギヤボックス32は伝達された駆動
力を前後方向へ分配してフロントスクリュー33aおよ
びリヤスクリュー33bに伝達するもので、各スクリュ
ー33a,33bは駆動モータ31の駆動力により回転
する。フロントスクリュー33aおよびリヤスクリュー
33bは長さ方向が同一直径のもので、それらの螺旋溝
は回転方向を互いに異にして形成されている。
【0011】フロントコイルスプリング34aはその回
転方向をフロントスクリュー33aの螺旋溝と同一にす
るもので、前端がフロントリンク22の下端に直接掛止
されており、かつ後端がフロントスクリュー33aの螺
旋溝内に嵌合されて同スクリュー33aの螺旋溝内に沿
って延びている。リヤコイルスプリング34bはその回
転方向をリヤスクリュー33bの螺旋溝と同一にするも
ので、後端がリヤリンク23aの下端に直接掛止されて
おり、かつ前端がリヤスクリュー33bの螺旋溝内に嵌
合されて同スクリュー33bの螺旋溝内に沿って延びて
いる。なお、各図における符号24aはフロントリンク
22aの所定以上の回動を規制するストッパを示し、ま
た符号24bはリヤリンク23aの所定以上の回動を規
制するストッパを示すものである。
【0012】かかる構成のクッション性可変機構30を
備えたシ−トにおいて、シ−トクッション10は図1に
示すように、リンク機構20aおよびクッション性可変
機構30により上下方向に弾撥的に支持されていて、シ
−トクッション10に対する着座者を弾撥的に支持す
る。図2および図3は図1に示すクッション性可変機構
30のリヤ側部分を拡大して示すもので、図2はリヤコ
イルスプリング34bがリヤスクリュー33b上を後退
している状態を示しており、かつ図3はリヤコイルスプ
リング34bがリヤスクリュー33b上を前進している
状態を示している。
【0013】これら両図において、A1,A2部はリヤス
プリング34bの全コイル部を示し、B1,B2部はバネ
として作用するコイル部を示し、かつC1,C2部はリヤ
スクリュー33b上に巻付いてバネとしては作用しない
コイル部を示している。図2に示す状態において駆動モ
ータ31を所定の方向へ回転させると、図3に示すよう
にリヤコイルスプリング34bが前進してバネとして作
用するB1部が巻数が少ないB2部に変化してバネ定数が
増加する。これとは逆に、図3に示す状態において駆動
モータ31を所定の方向とは逆方向へ回転させると、図
2に示すようにリヤコイルスプリング34bが後退して
バネとして作用するB2部が巻数が多いB1部に変化して
バネ定数が低下する。一方、フロントコイルスプリング
34aにおいても駆動モータ31の駆動によりリヤコイ
ルスプリング34bと同様に動作して、図2に対応する
場合にはバネ定数を低下し、かつ図3に対応する場合に
はバネ定数を増加する。
【0014】このように、当該クッション性可変機構3
0においては、駆動モータ31を駆動させるとフロント
スクリュー33aおよびリヤスクリュー33bが回転し
て、フロントコイルスプリング34aおよびリヤコイル
スプリング34bのバネとして作用する部位の巻数を変
更してバネ定数を変更させることができる。このため、
各コイルスプリング34a,34bのバネ定数が無段階
に変更され、かつ各スクリュー33a,33bの螺旋溝
の長さに対応する分がバネ定数の調整範囲となる。従っ
て、当該クッション性可変機構30によれば、バネ定数
を無段階にかつ広い調整範囲で変更することはできて、
着座者の座り心地を大きく変更することができる。
【0015】図5にはクッション性可変機構30を構成
するスクリューの変形例が示されている。当該スクリュ
ー33cは、その中間部からは先端にかけて漸次小径と
なるテーパ状に形成されているもので、その先端側の螺
旋溝にはコイルスプリング34bが嵌合している。この
ため、コイルスプリング34bは引張られながらスクリ
ュー33c上を前進する際に漸次縮径し、かつ弛緩され
ながらスクリュー33c上を後退する際に漸次拡開する
が、スクリュー33cの先端部がテーパ状に形成されて
いるため漸次縮径、拡開するにもかかわらずスクリュー
33c上を円滑に前進、後退する。従って、バネ定数の
変更が円滑になされ、着座者に対する操作時の違和感を
解消することができ、かつ操作時の異音の発生を防止で
きる。
【0016】図6および図7にはクッション性可変機構
30を構成するコイルスプリングのリンクに対する掛止
手段の変形例が示されている。当該掛止手段において
は、リンク23aの下端に支持ピン23cを介して掛止
されている。支持ピン23cはコイルスプリング34b
の後端を掛止した状態でリンク23aの貫通孔に挿入さ
れかつカシメ止めされていて、コイルスプリング34b
の後端はかかる状態で支持ピン23cの頭部とリンク2
3aの一面との間で挟持されている。コイルスプリング
34bはスクリューの回転に伴い自らも回転しようとす
るが、かかる掛止手段を使用した場合にはリンク23a
と支持ピン23cとによりコイルスプリング34bの回
転が阻止される。従って、バネ定数の変更時のコイルス
プリング34bのガタの発生を防止し得て、バネ定数の
変更時の応答遅れが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクッション性可変機構
を示す側面図である。
【図2】同クッション性可変機構のリヤ部分の作動状態
を拡大して示す部分側面図である。
【図3】同クッション性可変機構のリヤ部分の異なる作
動状態を拡大して示す部分側面図である。
【図4】同クッション性可変機構および同可変機構を備
えたシ−トクッションの分解斜視図である。
【図5】クッション性可変機構を構成するスクリューの
変形例を示す部分拡大側面図である。
【図6】クッション性可変機構を構成するコイルスプリ
ングのリンクに対する掛止手段の変形例を示す部分拡大
正面図である。
【図7】同掛止手段を採用した部位の部分拡大分解斜視
図である。
【符号の説明】
10…シ−トクッション、20…支持機構、20a…リ
ンク機構、21…支持フレーム、22a…フロントリン
ク、22c…連結ロッド、23a…リヤリンク、23b
…連結ロッド、23c…支持ピン、30…クッション性
可変機構、31…駆動モータ、33a,33b、33c
…スクリュー、34a,34b…コイルスプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋月 賢一郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−77548(JP,U) 実開 平2−125659(JP,U) 実開 平2−125656(JP,U) 実開 平4−16940(JP,U) 実開 昭59−34658(JP,U) 実開 昭56−155654(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/28 A47C 7/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを構成するシ−トクッション側の被
    支持部材をフロア側の支持部材に弾撥的に支持されたシ
    ートのクッション性可変機構であり、前記被支持部材お
    よび支持部材のいずれか一方に一端を掛止されたコイル
    スプリングと、前記被支持部材と支持部材のいずれか他
    方に回転可能かつ前記コイルスプリングに同軸的に支持
    されて同コイルスプリングの他端部が進退可能に螺合す
    るスクリューと、同スクリューを回転させる駆動手段を
    備えていることを特徴とするシートのクッション性可変
    機構。
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WO2020238718A1 (zh) * 2019-05-31 2020-12-03 叶枝飞 自重力抱撑减压固正护椎正脊多功效保健座装置

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