JPH06141949A - アームレストの角度調整機構 - Google Patents

アームレストの角度調整機構

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JPH06141949A
JPH06141949A JP4315701A JP31570192A JPH06141949A JP H06141949 A JPH06141949 A JP H06141949A JP 4315701 A JP4315701 A JP 4315701A JP 31570192 A JP31570192 A JP 31570192A JP H06141949 A JPH06141949 A JP H06141949A
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JP
Japan
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armrest
adjusting mechanism
support shaft
lock
angle adjusting
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JP4315701A
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Atsushi Kunisawa
厚志 国澤
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/75Arm-rests
    • B60N2/763Arm-rests adjustable
    • B60N2/767Angle adjustment

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アームレストの角度調整機構の汎用性を向上
させるとともに、設定角度の微調整を可能とする。 【構成】 アームレストの角度調整機構10が、支持シャ
フト12の回動を規制するロック手段14(14-1、14-2) を備
えて形成され、ユニットベース20、ユニットカバー22に
よって、予めユニット化されている。そして、アームレ
ストの角度調整機構10がシートバック16に内蔵され、ユ
ニット本体30から延出された支持シャフト12の延出部
に、アームレスト18が取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートバックのサイ
ドに回動可能に取付けられたアームレストを、シートバ
ックに対して角度調整可能に支持するアームレストの角
度調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】着座者が楽な姿勢を保つために、着座者
の肘を乗せるアームレストをシートバックのサイドに設
けた、いわゆるアームスト付シートが、自動車等のシー
トとして提供されている。そして、このようなシートの
アームレストとして、たとえば、シートバックのリクラ
イニング角度や着座者の好み等に応じて、シートバック
に対するアームレストの設定角度を調整可能に支持する
角度調整機構を備えた構成が知られている。
【0003】アームレストの角度調整機構として、たと
えば、複数の歯部からなるロックギヤと歯部に偏倚力の
もとで噛合可能なロック爪とを有するラチェット式のロ
ック手段を備えた構成がよく知られている。
【0004】このような構成においては、最下段からの
引き上げ操作のもとで、ロックギヤへのロック爪の噛合
位置、つまりはロック位置が順次移動し、ロック手段の
ロック位置に対応する角度に、シートバックに対するア
ームレストの角度が段階的に設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、公知の構成に
おいて、アームレストは、たとえば、シートバックの左
右サイドに延出された支持シャフトに回動可能に取付け
られ、支持シャフトに対するアームレストの設定角度を
調整可能に、角度調整機構がアームレストに内蔵されて
いる。
【0006】しかしながら、角度調整機構をアームレス
トに内蔵する公知の構成においては、アームレストの内
部に、角度調整機構を収納するだけの十分なスペースを
確保しなければならないため、アームレストの大型化が
避けられない。
【0007】そして、アームレスト内での収納スペース
の確保により、アームレストの大きさ、形状等が限定さ
れる。そのため、シートの形状に応じたアームレストの
形状等が容易に得られず、シートの美観を損ねる虞れが
ある。
【0008】ここで、アームレストの大きさ、形状等に
応じて、角度調整機構の各種部材の形状、配置等を変更
する構成も知られているが、このような構成において
は、異なる車種間での共用性に劣り、角度調整機構およ
びアームレスト自体の汎用性が低下するため、好ましく
ない、
【0009】ところで、公知の構成においては、ロック
ギヤの歯部のピッチに応じて、アームレストの設定角度
が調整される。しかしながら、アームレストはロックギ
ヤ、ロック爪間の係合のもとで支持されているにすぎ
ず、着座者等からアームレストに掛かる荷重はロックギ
ヤ、ロック爪間に集中しやすいため、ロックギヤの強度
確保の理由により、ロックギヤの歯部のピッチが十分に
小さくできない、
【0010】そのため、アームレストの設定角度が大き
くなりやすく、シートバックのリクライニング角度に応
じたアームレストの角度の微調整が十分に得られない。
【0011】この発明は、汎用性を向上させるととも
に、設定角度の微調整を可能とするアームレストの角度
調整機構の提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、アームレストの角度調整機構
が、取付部材に固定されるユニットベースと、ユニット
ベースに対して軸支された支持シャフトと、支持シャフ
トの回動を規制して角度を段階的に設定するロック手段
とを具備して予めユニット化されている。
【0013】そして、角度調整機構が、シートバックの
左右の少なくともいずれかのサイドに内蔵され、ユニッ
トベースを基とするユニット本体から延出された支持シ
ャフトの延出部に、アームレストが一体的に回動可能に
取付けられている。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0015】図1、図2に示すように、この発明に係る
アームレストの角度調整機構10は、支持シャフト12と、
ロック手段14(14-1、14-2) とを備えて、支持シャフトを
中心としたシートバック16に対するアームレスト18の設
定角度を調整可能に構成されている。そして、図1に加
えて図3を見るとわかるように、この発明のアームレス
トの角度調整機構10は、ユニットベース20、ユニットカ
バー22によって予めユニット化され、シートバック16の
左右の少なくともいずれかのサイドに内蔵されている。
【0016】図2に示すように、アームレスト18は、た
とえば、車床等の床面に対してほぼ水平に実線で示す使
用位置と、シートバック16とほぼ平行に一点鎖線で示す
跳ね上げ位置との間で揺動可能に設けられ、シートバッ
クに対するアームレストの設定角度が、実線で示すほぼ
水平位置と二点鎖線で示す最下段位置との間で調整可能
となっている。
【0017】このような構成においては、図2に一点鎖
線で示す跳ね上げ位置が、アームレスト18の格納位置と
なり、格納位置において、着座者の乗降車が行われる。
【0018】図3および図4ないし図7を見るとわかる
ように、ユニットベース20、ユニットカバー22は、たと
えば、整列する一対の挿通孔24、25 をそれぞれ有して形
成され、カラー28、29 を介した一対の挿通孔への連続的
な挿通によって、支持シャフト12がユニットベース、ユ
ニットカバー間に架設、軸支されている。
【0019】図3、図5に示すように、支持シャフト12
は、たとえば、段部12a 〜12c および小径の支持端12d
を一体的に有して形成され、支持端、段部12b が、挿通
孔のカラー28、29 によってそれぞれ回動可能に支持され
ている。
【0020】そして、この発明のアームレストの角度調
整機構10によれば、ユニットベース20、ユニットカバー
22からなるユニット本体30に対する支持シャフト12の回
動が、ロック手段14(14-1、14-2) によって規制可能とな
っている。
【0021】図1を見るとわかるように、ロック手段14
は、ロックギヤ32とロック爪34とを有して形成され、同
一構成のロック手段が、第1サイドのロック手段14-1、
第2サイドのロック手段14-2として、それぞれの位置に
配設されている。第1、第2のロック手段14(14-1、14-
2) のロックギヤ32は、複数の歯部として、たとえば、
支持シャフト12と一体的に回動可能なギヤプレート36の
外周面に連続する所定箇所に、それぞれ形成されてい
る。
【0022】図5に示すように、支持シャフトの段部12
b は、たとえば、非円形の回り止め形状に形成され、対
応する非円形の回り止め形状の挿通孔38への段部12b の
挿着によって、支持シャフト12、ギヤプレート36が一体
的に回動可能に連結されている。なお、支持シャフトの
段部12b 、ギヤプレートの挿通孔38の形状は、対応する
非円形であれば足りるため、図示の形状に限定されな
い。
【0023】そして、図1に示すように、ギヤプレート
のロックギヤ32に対向して、第1サイド、第2サイドの
ロック手段14-1、14-2 のロック爪34がそれぞれ配設され
ている。図1に加えて図4を見るとわかるように、ロッ
ク爪34は、たとえば、中空のスペーサ40を一体的に有し
て形成され、ベースプレート20に固着された支持ピン42
によって、回動可能に支持されている。
【0024】ここで、このようなロック手段14(14-1、14
-2) は、たとえば、偏倚手段44の偏倚力のもとでロック
爪34をロックギヤ32に噛合させるラチェット式に形成さ
れている。偏倚手段44として、たとえば、ロック爪のス
ペーサ40に巻装されたねじりばねが利用できる。
【0025】図1、図4に示すように、このような構成
では、ねじりばね(偏倚手段)44の一端がベースブラケ
ット20に、他端がロック爪34にそれぞれ係止され、ねじ
りばねの偏倚力が、ロックギヤ32との噛合方向への回動
力として、ロック爪に作用する。
【0026】図示のような構成のラチェット式のロック
手段14(14-1、14-2) によれば、図1中の反時計方向への
ギヤプレート36の回動がロックギヤ32、ロック爪34の噛
合のもとで阻止される。
【0027】なお、ラチェット式のロック手段14(14-1、
14-2) の構成自体は公知であるとともに、構成およびそ
の動作はこの発明の趣旨でないため、ここでは詳細に説
明しない。
【0028】図1、図4に示すように、ユニットベース
20に係合ピン46が固着され、ギヤプレート36に穿設され
たガイド孔48に遊挿されている。ガイド孔48は、たとえ
ば、支持シャフト12を中心とした円弧上に形成され、後
述するように支持シャフト12に固定されたアームレスト
18の揺動範囲を最下段位置、跳ね上げ位置間で規定可能
な範囲に形成されている。
【0029】ここで、ギヤプレート36、つまり、支持シ
ャフト12は、偏倚手段50の偏倚力のもとで、図1の反時
計方向に偏倚されている。図3、図5に示すように、偏
倚手段50として、たとえば、支持シャフトの段部12a に
巻装されたねじりばねが利用でき、ねじりばねの一端は
係合ピン46に、他端はギヤプレート36の係止ピン52にそ
れぞれ係止されている。
【0030】このような構成では、ギヤプレート36がね
じりばね(偏倚手段)50の偏倚力のもとで図1の反時計
方向に回動するため、ロックギヤ32、ロック爪34の噛合
が強固に得られる。
【0031】また、支持シャフトの段部12の遊挿可能な
挿通孔54、および、係合ピン46の遊挿、係合可能な切欠
き56を有するサポートプレート58が、ギヤプレート36に
隣接して設けられている。サポートプレート58は、第
1、第2のロック爪34に係合可能な係合片60(60-1、60-
2) をそれぞれの対応する位置に有して形成され、係合
片とロック爪との係合によって、ロック爪をロックギヤ
32から離反してロックをフリーとするように構成されて
いる。
【0032】ここで、サポートプレート58は、偏倚手段
62の偏倚力のもとで、ギヤプレート36に圧接されてい
る。偏倚手段62として、たとえば、圧縮コイルばねが利
用でき、圧縮コイルばねは、サポートプレート58とワッ
シャ64を介して支持シャフト12に嵌着された、いわゆる
Cリング66との間に介在されている。
【0033】このような構成では、サポートプレート58
が圧縮コイルばね(偏倚手段)62の偏倚力のもとでギヤ
プレート36に圧接されるため、ギヤプレートは摩擦力の
もとで、サポートプレートと同期して回動しようとす
る。
【0034】また、図1、図5に示すように、ギヤプレ
ート36は、たとえば、外周に突出したストッパ片68を有
して形成され、ストッパ片に係合可能なクッション部材
70、保持部材72が、それぞれ対応する位置でベースブラ
ケット20に取付けられている。
【0035】図1、図4を見るとわかるように、クッシ
ョン部材70として、たとえば、合成ゴム等からなる弾性
体が利用でき、弾性体は、ブラケット74によって支持さ
れている。クッション部材70は、たとえば、図5に示す
アームレスト18の最大引き出し位置でストッパ片68と係
合可能な位置に配設されている。
【0036】このような構成では、アームレスト18の最
下段位置への到達時におけるショックが、クッション部
材70の弾性のもとで緩衝される。
【0037】また、保持部材72は、たとえば、板ばね等
の弾性材からストッパ片68に係合可能な凹部72a を有し
て折曲成形され、ギヤプレートのストッパ片78との係合
のもとで、アームレスト18を跳ね上げ位置、つまり、格
納位置で保持可能な位置に、保持手段が配設されている
(図9参照)。
【0038】このような構成によれば、アームレスト18
が、ギヤプレートのストッパ片78、保持部材72間の係合
力のもとで格納位置に保持されるため、格納位置でのア
ームレストのバタつき、不意な回動等が十分に抑制でき
る。
【0039】図3、図6に示すように、ユニットベース
20をベースにして取付けられた各部材をユニットカバー
22で被覆し、支持ピン42の延出端をカシメて、アームレ
ストの角度調整機構10がユニット化されている。そして
ユニット化されたアームレストの角度調整機構10は、シ
ートバック16のサイドブラケット75等を取付部材とし
て、シートバックの左右サイドに内蔵されている。
【0040】図3を見るとわかるように、ユニット本体
30から延出された支持シャフト12の延出部に、ジョイン
トブラケット76が一体的に回動可能に連結されている。
そして、ジョイントブラケット76を介して、アームレス
ト18が支持シャフト12、つまりは角度調整機構10に取付
けられている。
【0041】図5、図7を見るとわかるように、支持シ
ャフトの段部12c 、ジョイントブラケット76の挿通孔78
は、非円形の対応する回り止め形状にそれぞれ形成さ
れ、回り止め形状のもとで、ジョイントブラケットが支
持シャフトと一体的に回動可能になっている。
【0042】図3、図7に示すように、ジョイントブラ
ケット76は、たとえば、4つの係合爪76a を有する形状
に折曲成形され、アームレスト本体80に設けられた対応
する挿通孔82への挿入によって、ジョイントブラケッ
ト、アームレスト本体間が連結されている。
【0043】アームレスト本体80は、たとえば、アッパ
ーフレーム84、ロアフレーム86との組み合わせから形成
され、アームレスト本体内は、通常、中空となってい
る。
【0044】そして、アームレスト本体80の外方の挿通
孔88から、ブッシュ90を支持シャフトの段部12c の回り
に挿着し、ワッシャ92を介してナット94を支持シャフト
のねじ部96に螺着して、アームレスト本体が支持シャフ
ト12に取付けられている。
【0045】ここで、この発明のアームレストの角度調
整機構10においては、第1サイドのロック手段14-1、第
2サイドのロック手段14-2が、相互にロックギヤ32の歯
部の1/2 ピッチ分だけずれて設定されている。つまり、
第1、第2のロック手段14-1、14-2 は、ギヤプレート36
の回動のもとで、繰り返し交互にロックするように構成
されている。
【0046】上記のような構成のアームレストの角度調
整機構10は、以下のように動作する。
【0047】たとえば、図1に示す最下段位置をアーム
レスト18の初期位置と仮定する。アームレスト18の最下
段位置においては、まず、第1サイド14-1のロック爪34
が、偏倚力のもとでロックギヤ32の1段目に噛合され、
第2サイド14-2のロック爪が、サポートプレートの係合
片60-2によって離脱状態で保持されている。
【0048】そして、このような状態から、アームレス
ト18を引き上げ、ギヤプレート36が支持シャフト12とと
もにロックギヤ32の1/2 ピッチ分だけ回動すると、図1
0に示すように、第2サイド14-2のロック爪34が対応す
るロックギヤの1段目に噛合され、シートバック16に対
するアームレスト18の設定角度が次段位置に変更され
る。
【0049】また、アームレスト18を更に引き上げる
と、次に、第1サイド14-1のロック爪34が対応するロッ
クギヤ32の2段目に噛合され、対応する角度にアームレ
ストが設定される。
【0050】このように、アームレスト18の引き上げ操
作のもとで、第1サイド、第2サイドのロック手段14(1
4-1、14-2) が繰り返しロック、ロック解除されて、シー
トバック16に対するアームレストの角度が順次設定され
る。
【0051】そして、アームレスト18を更に引き上げ
て、ガイド孔48の周縁、係合ピン46間が係合する跳ね上
げ位置まで揺動させると、図9に示すように、ギヤプレ
ートのストッパ片68と保持部材72との係合により、ギヤ
プレート36、つまりはアームレストが跳ね上げ位置に保
持されて、格納される。
【0052】また、アームレスト18を跳ね上げ位置か
ら、保持手段72の保持力に抗する押力のもとで、アーム
レストを前方(図中左方)に押圧すれば、アームレスト
は図8に示す最大引き出し位置まで引き出される。
【0053】図8に示すように、このような状態におい
ては、第1、第2サイドのロック爪34のいずれもが、サ
ポートプレート58の対応する係合片60(60-1、60-2) に係
合、保持されるため、ロック爪、ロックギヤ間は噛合さ
れず、ギヤプレートのガイド孔周縁に係合ピンの係合さ
れる最大引き出し位置まで、アームレストが揺動され
る。
【0054】そして、最大引き出し位置から、アームレ
スト18を上方に引き上げれば、第1サイド、第2サイド
のロック手段14(14-1、14-2) が順次ロックされて、シー
トバック16に対するアームレストの設定角度が調整され
る。
【0055】上記のように、この発明のアームレストの
角度調整機構10は、ユニットベース20、ユニットカバー
22によって予めユニット化されて、シートバック16に内
蔵されている。
【0056】そのため、アームレスト本体80の内部に角
度調整機構を配置する公知の構成と異なり、アームレス
ト18の内部に角度調整機構の収納スペースを確保する必
要がなく、アームレストの大きさ、形状等が自由に形成
できる。従って、アームレスト18の小型化が十分にはか
られるとともに、シートの形状等に応じたアームレスト
のデザイン化が十分に可能となり、シートの全体的な美
観が向上される。
【0057】そして、ユニット化された角度調整機構10
の支持シャフト12に、アームレスト18を固定すれば足り
るため、異なる車種、異なる形状のアームレスト等にお
いても、共通の角度調整機構が十分に利用できる。その
ため、アームレストの角度調整機構10の共用化が可能と
なり、アームレストや角度調整機構の汎用性が確実に改
善される。
【0058】ここで、実施例においては、ロック手段14
が、第1サイド14-1、第2サイド14-2に分割して2組設
けられているが、これに限定されず、1組のロック手段
のみを有する構成として、アームレストの角度調整機構
10を形成してもよい。
【0059】しかしながら、ロック手段14を第1サイド
14-1、第2サイド14-2に分割すれば、一サイドのロック
手段のロックギヤ32を比較的厚く形成しても、アームレ
スト18の設定角度が十分に小さくできる。
【0060】そのため、ロックギヤ32の強度を低下させ
ることなく、アームレストの角度調整機構10によるアー
ムレスト18の設定角度の微調整が十分に得られる。
【0061】また、ロック手段14(14-1、14-2) のロック
ギヤ32は、同一のギヤプレート36の離反した箇所にそれ
ぞれ形成されているが、これに限定されず、たとえば、
別体のギヤプレートにそれぞれ形成してもよい。しかし
ながら、同一のギヤプレート36に第1サイド、第2サイ
ドのロックギヤ32を設ければ、部品点数の増加が防止で
きるため、構成が複雑化しない。
【0062】なお、この発明のアームレストの角度調整
機構は、車両用シートのアームレストに適するとはい
え、これに限定されず、たとえば、電車、飛行機、船舶
等のシートや会議室、リラックスシート等のシートにも
応用できる。
【0063】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るアームレ
ストの角度調整機構によれば、ユニットベースを基に予
めユニット化されて、シートバックに内蔵され、ユニッ
ト本体から延出された支持シャフトの延出部に、アーム
レストが取付けられている。そのため、アームレストの
大きさ、形状等が自由に形成でき、アームレストの小型
化が十分にはかられるとともに、シートの形状等に応じ
たアームレストのデザイン化が十分に可能となり、シー
トの全体的な美観が向上される。
【0065】そして、ユニット化された角度調整機構の
支持シャフトに、アームレストを固定すれば足りるた
め、異なる車種、異なる形状のアームレスト等において
も、共通の角度調整機構が十分に利用できる。そのた
め、アームレストの角度調整機構およびアームレスト自
体の共用化が可能となり、アームレストや角度調整機構
の汎用性が確実に改善される。
【0066】また、ロック手段を第1サイド、第2サイ
ドに分割すれば、一サイドのロックギヤを比較的厚く形
成しても、アームレストの設定角度が十分に小さくでき
る。そのため、ロックギヤの強度を低下させることな
く、アームレストの設定角度の微調整が十分に得られ
る。
【0067】そして、第1サイド、第2サイドのロック
ギヤを同一のギヤプレートに形成すれば、部品点数が増
加することもなく、構成が複雑化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロック最下段における、この発明に係るアーム
レストの角度調整機構の概略平面図である。
【図2】アームレストの装着されたシートの概略側面図
である。
【図3】アームレストの角度調整機構の概略縦断面図で
ある。
【図4】アームレストの角度調整機構の分解斜視図であ
る。
【図5】アームレストの角度調整機構の分解斜視図であ
る。
【図6】アームレストの角度調整機構の分解斜視図であ
る。
【図7】アームレストの角度調整機構の分解斜視図であ
る。
【図8】アームレストの最大引き出し位置における、ア
ームレストの角度調整機構の図1に類似した作動図であ
る。
【図9】アームレストの跳ね上げ位置における、アーム
レストの角度調整機構の図1に類似した作動図である。
【図10】任意のロック位置における、アームレストの
角度調整機構の図1に類似した作動図である。
【符号の説明】
10 アームレストの角度調整機構 12 支持シャフト 14 ロック手段 14-1 第1サイドのロック手段 14-2 第2サイドのロック手段 16 シートバック 18 アームレスト 20 ユニットベース 22 ユニットカバー 30 ユニット本体 32 ロックギヤ 34 ロック爪 36 ギヤプレート 44 偏倚手段(ねじりばね) 58 サポートプレート 60(60-1、60-2) 係合片 75 サイドブラケット(取付部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックのサイドに回動可能に取付
    けられたアームレストを、シートバックに対して角度調
    整可能に支持するアームレストの角度調整機構におい
    て、 取付部材に固定されるユニットベースと;ユニットベー
    スに対して軸支された支持シャフトと;支持シャフトの
    回動を規制して角度を段階的に設定するロック手段と;
    を具備して予めユニット化され、シートバックの左右の
    少なくともいずれかのサイドに内蔵されるとともに、ユ
    ニットベースを基とするユニット本体から延出された支
    持シャフトの延出部に、アームレストが一体的に回動可
    能に取付けられたことを特徴とするアームレストの角度
    調整機構。
  2. 【請求項2】 ロック手段が、複数の歯部からなるロッ
    クギヤと;歯部に係合可能なロック爪と;ロック爪をロ
    ックギヤとの係合方向に偏倚する偏倚手段と;を備えた
    ラチェット式に形成され、 同一構成のロック手段が第1サイド、第2サイドに分割
    して2組設けられるとともに、第1、第2サイドの一方
    のロック位置が、他方のロック位置からロックギヤの歯
    部の1/2 ピッチ分だけずらして設定された請求項1記載
    のアームレストの角度調整機構。
  3. 【請求項3】 ロック手段の第1、第2サイドのロック
    ギヤが、支持シャフトと一体的に回動可能な共通のギヤ
    プレートの外周面に離反して形成された請求項1または
    2記載のアームレストの角度調整機構。
JP4315701A 1992-10-31 1992-10-31 アームレストの角度調整機構 Pending JPH06141949A (ja)

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