JP2856285B2 - 印刷用塗被紙およびその製造方法 - Google Patents
印刷用塗被紙およびその製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、印刷適正の優れた高光沢塗被紙の製造方法
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] 顔料とそのバインダーからなる塗被層を有するコート
紙は高級印刷用紙として用いられており、インク吸収性
や塗被層強度等の印刷適正の外に塗被層表面の光沢が重
要な要素である。ところで、光沢度を高めるために塗被
層表面を加圧して平滑化すれば、必然的に塗被層の空隙
が潰れインク吸収能が低下する。また、光沢度を高める
に顔料のバインダーとして使用される重合体ラテックス
等の水溶性あるいは水分散性高分子物質を多量に使用す
ると、塗被層強度と光沢は向上するもののやはり塗被層
の空隙が減少してインク吸収能力が低下するなど、光沢
と印刷適正は相反する部分がある。このようにコート紙
に於て、顔料や接着剤の種類や配合、塗料の塗布量や平
滑処理の程度など、光沢と印刷適正の程よいバランスの
上で決定されており、印刷適正のよい高光沢紙を得るに
は別の技術を必要とされている。
紙は高級印刷用紙として用いられており、インク吸収性
や塗被層強度等の印刷適正の外に塗被層表面の光沢が重
要な要素である。ところで、光沢度を高めるために塗被
層表面を加圧して平滑化すれば、必然的に塗被層の空隙
が潰れインク吸収能が低下する。また、光沢度を高める
に顔料のバインダーとして使用される重合体ラテックス
等の水溶性あるいは水分散性高分子物質を多量に使用す
ると、塗被層強度と光沢は向上するもののやはり塗被層
の空隙が減少してインク吸収能力が低下するなど、光沢
と印刷適正は相反する部分がある。このようにコート紙
に於て、顔料や接着剤の種類や配合、塗料の塗布量や平
滑処理の程度など、光沢と印刷適正の程よいバランスの
上で決定されており、印刷適正のよい高光沢紙を得るに
は別の技術を必要とされている。
印刷用塗被紙の光沢度は一般に、微塗工紙、コート
紙、アート紙、スーパーアート紙、キャストコート紙の
順で高くなり、本発明でいう高光沢とはスーパーアート
紙以上の光沢度をさし、従って高光沢紙とはスーパーア
ート紙以上の光沢度をゆうする印刷用塗被紙の意味で持
ちいる。
紙、アート紙、スーパーアート紙、キャストコート紙の
順で高くなり、本発明でいう高光沢とはスーパーアート
紙以上の光沢度をさし、従って高光沢紙とはスーパーア
ート紙以上の光沢度をゆうする印刷用塗被紙の意味で持
ちいる。
高光沢紙の製造に関しては従来より、キャストコータ
ーによる方法がある。この方法は、顔料及びバインダー
よりなる湿潤塗被層を鏡面仕上げのキャストドラムに圧
接して加熱乾燥する方法で、一般のアート紙、コート紙
あるいは微塗工紙の製造速度より数段遅いという問題点
がある。
ーによる方法がある。この方法は、顔料及びバインダー
よりなる湿潤塗被層を鏡面仕上げのキャストドラムに圧
接して加熱乾燥する方法で、一般のアート紙、コート紙
あるいは微塗工紙の製造速度より数段遅いという問題点
がある。
また、キャストドラムによらず、加熱カレンダーを利
用する方法が知られている。例えば、特開昭56−68188
号公報、特公昭64−10638号公報、特公昭64−11758号公
報には、顔料と重合体ラテックスあるいは水溶性高分子
樹脂とを混合塗布乾燥した塗工層を加熱カレンダー処理
する方法が開示されている。使用する重合体ラテックス
としてガラス転移温度が5℃以上あるいは38℃以上のも
のを選択し、加熱カレンダーは、塗工層の温度が、使用
するラテックスのガラス転移温度より高い温度になるよ
うに加熱温度を設定して行なう。この方法は通常のコー
ト紙の製造法に於てラテックスとカレンダー条件を規定
したものであるから、簡便な方法であり、生産性はよい
が光沢という点では不十分であり、キャスト塗被紙はも
ちろんスーパーアート紙以上とする事はできず、キャス
ト塗被紙に匹敵する光沢を得ることはできない。
用する方法が知られている。例えば、特開昭56−68188
号公報、特公昭64−10638号公報、特公昭64−11758号公
報には、顔料と重合体ラテックスあるいは水溶性高分子
樹脂とを混合塗布乾燥した塗工層を加熱カレンダー処理
する方法が開示されている。使用する重合体ラテックス
としてガラス転移温度が5℃以上あるいは38℃以上のも
のを選択し、加熱カレンダーは、塗工層の温度が、使用
するラテックスのガラス転移温度より高い温度になるよ
うに加熱温度を設定して行なう。この方法は通常のコー
ト紙の製造法に於てラテックスとカレンダー条件を規定
したものであるから、簡便な方法であり、生産性はよい
が光沢という点では不十分であり、キャスト塗被紙はも
ちろんスーパーアート紙以上とする事はできず、キャス
ト塗被紙に匹敵する光沢を得ることはできない。
更に、別の方法として、特開昭59−22683号公報に開
示された方法がある。この方法はシート単体あるいは顔
料塗工層を有するシート上に最低造膜温度の異なる2種
以上の重合体ラテックスを併用して塗布乾燥し、必要に
応じてカレンダーで平滑化する技術であって、最低造膜
温度の異なるラテックスを併用して乾燥することにより
塗被紙表面に微細なクラックが生じて、光沢を損なうこ
となく良好なインク吸収性が得られるというものであ
る。この技術に於て、重要な点は塗被紙表面に微細なク
ラックをが生ぜしめることであり、そのためには乾燥条
件に細心の注意が必要である。即ち、低い最低造膜温度
のラテックスを溶融し、高い最低造膜温度のラテックス
を部分的に溶融するような乾燥条件を設定する必要があ
る。しかし、周知の通り乾燥条件は一般に多数の要因に
よって変動し易いものであり、この技術の工業的適用を
考えた場合、製造工程全体亘り乾燥条件を常に、均一
に、かつ一定に保つことは事実上不可能である。そのた
め一定の安定した品質を保持することがきわめて難し
い。
示された方法がある。この方法はシート単体あるいは顔
料塗工層を有するシート上に最低造膜温度の異なる2種
以上の重合体ラテックスを併用して塗布乾燥し、必要に
応じてカレンダーで平滑化する技術であって、最低造膜
温度の異なるラテックスを併用して乾燥することにより
塗被紙表面に微細なクラックが生じて、光沢を損なうこ
となく良好なインク吸収性が得られるというものであ
る。この技術に於て、重要な点は塗被紙表面に微細なク
ラックをが生ぜしめることであり、そのためには乾燥条
件に細心の注意が必要である。即ち、低い最低造膜温度
のラテックスを溶融し、高い最低造膜温度のラテックス
を部分的に溶融するような乾燥条件を設定する必要があ
る。しかし、周知の通り乾燥条件は一般に多数の要因に
よって変動し易いものであり、この技術の工業的適用を
考えた場合、製造工程全体亘り乾燥条件を常に、均一
に、かつ一定に保つことは事実上不可能である。そのた
め一定の安定した品質を保持することがきわめて難し
い。
[発明が解決すべき課題] 上記状態に鑑み、本発明は、印刷適性が実用上十分で
あって、高光沢を有する印刷用塗被紙と、一定の品質を
容易かつ安価に製造することができる印刷用塗被紙の製
造方法の提供を課題とした。
あって、高光沢を有する印刷用塗被紙と、一定の品質を
容易かつ安価に製造することができる印刷用塗被紙の製
造方法の提供を課題とした。
「課題を解決する手段] 上記課題は、支持体上に顔料塗工層を設けた基材の顔
料塗工層上に、二次転移温度が80℃以上の熱可塑性重合
体ラテックスからなる表面層を0.3g/m2〜3g/m2有する印
刷用塗被紙であって、前記表面層が熱可塑性重合体ラテ
ックスの二次転移温度以下でカレンダー処理されている
印刷用塗被紙を得ることにより解決された。
料塗工層上に、二次転移温度が80℃以上の熱可塑性重合
体ラテックスからなる表面層を0.3g/m2〜3g/m2有する印
刷用塗被紙であって、前記表面層が熱可塑性重合体ラテ
ックスの二次転移温度以下でカレンダー処理されている
印刷用塗被紙を得ることにより解決された。
一般に印刷用基材としては、紙、合成紙、プラスティ
ックフィルム、不織布等が使用され、中でも紙が最も一
般的である。紙は、アート紙、コート紙、微塗工紙、コ
ート白ボール等の顔料塗工紙と、上質紙、中質紙、新聞
紙、片艶紙、特グラビヤ紙等の非塗工紙がある。
ックフィルム、不織布等が使用され、中でも紙が最も一
般的である。紙は、アート紙、コート紙、微塗工紙、コ
ート白ボール等の顔料塗工紙と、上質紙、中質紙、新聞
紙、片艶紙、特グラビヤ紙等の非塗工紙がある。
本発明において、高光沢と印刷適正を両立させるため
用いる基材は、上記印刷用基材のうち、支持体の上に顔
料塗工層を設けた基材でなければならない。支持体とし
ては顔料塗工層が設けられるものであれば特に制限がな
いが、中質紙や上質紙などの非塗工紙が適当である。非
塗工紙の上に顔料塗工層を設ける方法は、通常の顔料塗
工紙の製造法で十分達せられるが、望まれる品質に応じ
て、塗料中の顔料、バインダーの種類、あるいは顔料と
バインダーの量比を適宜変更して使用する。顔料塗工紙
は塗被層の塗工量が片面2〜40g/m2程度の片面または両
面塗被紙である。顔料塗工後、この顔料塗工層上に熱可
塑性重合体ラテックスを上塗りして表面層とするが、上
塗り前に顔料塗工層をスーパーカレンダーやグロスカレ
ンダー等によって平滑化処理を行なっても差し支えな
い。
用いる基材は、上記印刷用基材のうち、支持体の上に顔
料塗工層を設けた基材でなければならない。支持体とし
ては顔料塗工層が設けられるものであれば特に制限がな
いが、中質紙や上質紙などの非塗工紙が適当である。非
塗工紙の上に顔料塗工層を設ける方法は、通常の顔料塗
工紙の製造法で十分達せられるが、望まれる品質に応じ
て、塗料中の顔料、バインダーの種類、あるいは顔料と
バインダーの量比を適宜変更して使用する。顔料塗工紙
は塗被層の塗工量が片面2〜40g/m2程度の片面または両
面塗被紙である。顔料塗工後、この顔料塗工層上に熱可
塑性重合体ラテックスを上塗りして表面層とするが、上
塗り前に顔料塗工層をスーパーカレンダーやグロスカレ
ンダー等によって平滑化処理を行なっても差し支えな
い。
非塗工紙を基材として、その上に直接熱可塑性重合体
ラテックスを上塗りした場合は、印刷適正は確保される
ものの、期待される高光沢は得られない。
ラテックスを上塗りした場合は、印刷適正は確保される
ものの、期待される高光沢は得られない。
合成紙やプラスティックフィルムを基材として、その
上に直接熱可塑性重合体ラテックスの表面光沢層を設け
た場合、光沢は望ましい値が得られるものの、インクの
乾燥性が不十分で印刷適正がないものとなり不適当であ
る。
上に直接熱可塑性重合体ラテックスの表面光沢層を設け
た場合、光沢は望ましい値が得られるものの、インクの
乾燥性が不十分で印刷適正がないものとなり不適当であ
る。
本発明において使用する熱可塑性重合体ラテックス
は、熱可塑性性を示す重合体あるいは共重合体のエマル
ジョンであって、二次転移温度が80℃以上のものである
(以下、熱可塑性を示す重合体あるいは共重合体からな
るエマルジョンを、単に重合体ラテックスとして使用す
る)。コア−シェル形のラテックスの場合は、シェル部
分の二次転移温度が80℃以上のものでなければならな
い。80℃以上の二次転移温度になるものであれば重合体
ラテックスを構成する単量体の種類や製造方法は問わな
い。好ましく使用される単量体としては、スチレン及び
その誘導体、塩化ビニリデン、アクリル酸またはメタク
リル酸エステルを例示することができる。
は、熱可塑性性を示す重合体あるいは共重合体のエマル
ジョンであって、二次転移温度が80℃以上のものである
(以下、熱可塑性を示す重合体あるいは共重合体からな
るエマルジョンを、単に重合体ラテックスとして使用す
る)。コア−シェル形のラテックスの場合は、シェル部
分の二次転移温度が80℃以上のものでなければならな
い。80℃以上の二次転移温度になるものであれば重合体
ラテックスを構成する単量体の種類や製造方法は問わな
い。好ましく使用される単量体としては、スチレン及び
その誘導体、塩化ビニリデン、アクリル酸またはメタク
リル酸エステルを例示することができる。
重合体ラテックスの二次転移温度の上限は特に限定す
るものではなく、主として重合体ラテックスの製造に使
用する単量体の種類や可塑剤などの添加剤で決まり、通
常上限としては約130℃程度である。
るものではなく、主として重合体ラテックスの製造に使
用する単量体の種類や可塑剤などの添加剤で決まり、通
常上限としては約130℃程度である。
二次転移温度が80℃以下の重合体ラテックスを使用す
ると、カレンダー処理時カレンダーロールへの付着が生
じる、得られた塗被紙の光沢度が不十分である、表面層
の剥離強度が弱くなり印刷適性が無いなどの問題を生
じ、本発明の目的を達成することができない。
ると、カレンダー処理時カレンダーロールへの付着が生
じる、得られた塗被紙の光沢度が不十分である、表面層
の剥離強度が弱くなり印刷適性が無いなどの問題を生
じ、本発明の目的を達成することができない。
一般に紙塗工分野で使用されているラテックスの粒径
は、塗料用などの他の用途のものより概して小さく、平
均粒径で100nm〜500nm程度のものが多いが、本発明の重
合体ラテックスは更に小さい平均粒径100nm以下のもの
が好ましいようである。
は、塗料用などの他の用途のものより概して小さく、平
均粒径で100nm〜500nm程度のものが多いが、本発明の重
合体ラテックスは更に小さい平均粒径100nm以下のもの
が好ましいようである。
本発明の重合体ラテックスは通常単独で顔料塗工層の
上に塗布するが、本発明の目的を損なわない範囲で、本
発明の重合体ラテックスに、塗被層の表面強度を調節す
るための一般紙塗工用天然あるいは合成樹脂バインダ
ー、塗工に際しての塗料の塗工適性を調節するための流
動調節剤や消泡剤、カレンダーロール等のロールへの付
着を減少させる離型剤、および塗工層表面を着色するた
めの着色剤、更に少量の顔料などを適宜組み合わせ混合
し、表面層用塗料としてもよい。
上に塗布するが、本発明の目的を損なわない範囲で、本
発明の重合体ラテックスに、塗被層の表面強度を調節す
るための一般紙塗工用天然あるいは合成樹脂バインダ
ー、塗工に際しての塗料の塗工適性を調節するための流
動調節剤や消泡剤、カレンダーロール等のロールへの付
着を減少させる離型剤、および塗工層表面を着色するた
めの着色剤、更に少量の顔料などを適宜組み合わせ混合
し、表面層用塗料としてもよい。
このようにして得られた表面層用塗料を顔料塗工層の
上に塗布して表面層とする。塗布量は所望の性質が得ら
れるように適宜調節することができるが、塗布量があま
り多くなると、コストが高くなるだけでなく、インク吸
収性が低下しインクセットが不十分となるとともに、表
面層の強度が低下するなどの好ましくない傾向が出現す
るので、あまり多量に塗布することは得策でなく、通常
片面0.1g/m2以上、好ましくは0.3〜3g/m2程度の塗布量
で十分である。
上に塗布して表面層とする。塗布量は所望の性質が得ら
れるように適宜調節することができるが、塗布量があま
り多くなると、コストが高くなるだけでなく、インク吸
収性が低下しインクセットが不十分となるとともに、表
面層の強度が低下するなどの好ましくない傾向が出現す
るので、あまり多量に塗布することは得策でなく、通常
片面0.1g/m2以上、好ましくは0.3〜3g/m2程度の塗布量
で十分である。
表面層用塗料の塗工は、通常紙塗工の分野で使用され
るブレードコーター、ロールコーター、エアナイフコー
ター、バーコーター、グラビヤコーター、フレキソコー
ター等で行なうことができる。塗工後の乾燥も、本発明
の重合体ラテックスを使用する場合、何等特別な条件設
定は不要であり、通常のコート紙の製造に用いられる乾
燥条件で最適な表面層とすることができる。
るブレードコーター、ロールコーター、エアナイフコー
ター、バーコーター、グラビヤコーター、フレキソコー
ター等で行なうことができる。塗工後の乾燥も、本発明
の重合体ラテックスを使用する場合、何等特別な条件設
定は不要であり、通常のコート紙の製造に用いられる乾
燥条件で最適な表面層とすることができる。
次に、このようにして得られた表面層をカレンダー処
理して高光沢層とする。カレンダー処理において、使用
するカレンダーの種類は特定のものである必要はなく、
通常コート紙の平滑化処理に使用されるスーパーカレン
ダーあるいはグロスカレンダーで良く、これらを併用し
ても良い。しかし、カレンダー処理の条件は重要であっ
て、表面層とした重合体ラテックスの二次転移点温度以
下の温度で処理する必要がある。カレンダー処理温度は
二次転移点以下の温度であればその温度は特に制限され
ないが、重合体ラテックスの二次転移温度より5℃以上
低い温度が適当であり、10℃〜30℃程度低い温度が更に
適当である。
理して高光沢層とする。カレンダー処理において、使用
するカレンダーの種類は特定のものである必要はなく、
通常コート紙の平滑化処理に使用されるスーパーカレン
ダーあるいはグロスカレンダーで良く、これらを併用し
ても良い。しかし、カレンダー処理の条件は重要であっ
て、表面層とした重合体ラテックスの二次転移点温度以
下の温度で処理する必要がある。カレンダー処理温度は
二次転移点以下の温度であればその温度は特に制限され
ないが、重合体ラテックスの二次転移温度より5℃以上
低い温度が適当であり、10℃〜30℃程度低い温度が更に
適当である。
[作用] 本発明の印刷用塗被紙が、印刷適性が実用上十分であ
り、かつ高光沢である理由は明かではないが、本発明に
よって得られた塗被紙の表面光沢層の電子顕微鏡での観
察から次に様に推測される。
り、かつ高光沢である理由は明かではないが、本発明に
よって得られた塗被紙の表面光沢層の電子顕微鏡での観
察から次に様に推測される。
本発明の印刷用塗被紙の表面層の電子顕微鏡写真を第
1図に示す。第1図から明かな如く、表面層は重合体ラ
テックスが溶融して連続した均一皮膜でなく、数十ナノ
メータの重合体ラテックス粒子が互いに緻密に配列して
構造となっている。これは、本発明の重合体ラテックス
の二次転移温度が80℃以上と高いため、通常の乾燥条件
下では互いに溶融することなく重合体粒子の形状を保持
し、その後行なうカレンダー処理も、重合体ラテックス
の二次転移点より低い温度で行なう結果、ラテックスの
粒子は互いに溶融して連続皮膜とならずに粒子形状を残
したまま定着していることを示している。そのため、重
合体ラテックスの粒子間隙が多数存在し、印刷インクは
この空隙間に保持されるとともに、粒子間の毛細管を通
過して下部の顔料塗工層に達し吸収されるものと考えら
れる。
1図に示す。第1図から明かな如く、表面層は重合体ラ
テックスが溶融して連続した均一皮膜でなく、数十ナノ
メータの重合体ラテックス粒子が互いに緻密に配列して
構造となっている。これは、本発明の重合体ラテックス
の二次転移温度が80℃以上と高いため、通常の乾燥条件
下では互いに溶融することなく重合体粒子の形状を保持
し、その後行なうカレンダー処理も、重合体ラテックス
の二次転移点より低い温度で行なう結果、ラテックスの
粒子は互いに溶融して連続皮膜とならずに粒子形状を残
したまま定着していることを示している。そのため、重
合体ラテックスの粒子間隙が多数存在し、印刷インクは
この空隙間に保持されるとともに、粒子間の毛細管を通
過して下部の顔料塗工層に達し吸収されるものと考えら
れる。
また、従来の理論によれば、第1図のように互いに溶
融せず粒子形状を保持したままのラテックスは膜として
の強度は全く無いはずであるが、本発明の表面光沢層は
実用に十分な表面強度を有している。その理由は現在の
ところ全く不明であるが、二次転移点温度が80℃以上と
いう本発明の重合体ラテックスはカレンダー処理時にお
いてもある程度の硬さを有していると考えられ、このよ
うなラテックスを顔料塗工層上に塗布した後カレンダー
処理すると、おそらく緻密性や弾性等の顔料塗工層の物
性と、硬度,粒径,塗布量等で決まる重合体ラテックス
の物性及びラテックス相互の化学的親和力とが、カレン
ダー処理という高圧力下に複雑に作用し合い、いわゆる
メカノケミカル効果によるのではないかと考えられる。
融せず粒子形状を保持したままのラテックスは膜として
の強度は全く無いはずであるが、本発明の表面光沢層は
実用に十分な表面強度を有している。その理由は現在の
ところ全く不明であるが、二次転移点温度が80℃以上と
いう本発明の重合体ラテックスはカレンダー処理時にお
いてもある程度の硬さを有していると考えられ、このよ
うなラテックスを顔料塗工層上に塗布した後カレンダー
処理すると、おそらく緻密性や弾性等の顔料塗工層の物
性と、硬度,粒径,塗布量等で決まる重合体ラテックス
の物性及びラテックス相互の化学的親和力とが、カレン
ダー処理という高圧力下に複雑に作用し合い、いわゆる
メカノケミカル効果によるのではないかと考えられる。
また、高光沢を得るにはできるだけ均一な連続面を必
要とする従来野常識的見方からして、本発明の重合体ラ
テックス塗被層表面が、粒子形状を保ったままであるに
も係わらず高光沢が得られたことは、全く予想に反し、
驚きであった。おそらく、重合体ラテックスの粒径が小
さいことや、重合体ラテックスが顔料塗工層の凹部を主
に埋めていると思われることが関係して、全体として表
面層が光学的に平滑化されたものと推測される。
要とする従来野常識的見方からして、本発明の重合体ラ
テックス塗被層表面が、粒子形状を保ったままであるに
も係わらず高光沢が得られたことは、全く予想に反し、
驚きであった。おそらく、重合体ラテックスの粒径が小
さいことや、重合体ラテックスが顔料塗工層の凹部を主
に埋めていると思われることが関係して、全体として表
面層が光学的に平滑化されたものと推測される。
しかし、後に述べる比較例1の印刷用塗被紙の表面層
の状態も第1図と同様に、重合体ラテックスは粒子形状
を保持したままであることからすると、本発明の効果を
現す作用機構に別の要因が関係していることが強く推測
されるが、それが何であるかは不明である。
の状態も第1図と同様に、重合体ラテックスは粒子形状
を保持したままであることからすると、本発明の効果を
現す作用機構に別の要因が関係していることが強く推測
されるが、それが何であるかは不明である。
更に、印刷用塗被紙の製造において、乾燥条件及びカ
レンダー条件は通常のコート紙の製造条件と変わらない
から、生産性を全く損なうことが無く一定の品質を得る
ことができる。
レンダー条件は通常のコート紙の製造条件と変わらない
から、生産性を全く損なうことが無く一定の品質を得る
ことができる。
以下に、実施例をあげて本発明を具体的に説明する
が、本発明は実施例によって何ら制限されるものではな
い。尚、実施例中に示される部および%は、特に断りの
ない限り全て重量部および重量%を意味する。
が、本発明は実施例によって何ら制限されるものではな
い。尚、実施例中に示される部および%は、特に断りの
ない限り全て重量部および重量%を意味する。
[実施例] 上塗り重合体ラテックスの製造 (製造例1) 撹拌機、温度計、冷却器、滴下ロート、窒素ガス導入
管のついた四ツ口フラスコに水300部とドデシルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ9部、ポリオキシエチレンフェノー
ルエーテル(エチレンオキシド付加10モル)4部を仕込
み混合した中に、スチレン80部、αメチルスチレン10
部、メタクリル酸メチル100部、メタクリル酸10部のモ
ノマー混合物の内60部を仕込み、窒素置換しながら昇温
し60℃として、20%過硫酸アンモニウム水溶液7.2部と2
0%無水重亜硫酸ソーダ水溶液4.8部を加え60分重合し
た。次に20%過硫酸アンモニウム水溶液10部を加えた
後、モノマー混合物の残り140部を1時間かけて滴下し
た。90℃で4時間保ち重合を終了し、二次転移温度107
℃、固形分39%のエチレン性単量体共重合ラテックス
(A)を得た。
管のついた四ツ口フラスコに水300部とドデシルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ9部、ポリオキシエチレンフェノー
ルエーテル(エチレンオキシド付加10モル)4部を仕込
み混合した中に、スチレン80部、αメチルスチレン10
部、メタクリル酸メチル100部、メタクリル酸10部のモ
ノマー混合物の内60部を仕込み、窒素置換しながら昇温
し60℃として、20%過硫酸アンモニウム水溶液7.2部と2
0%無水重亜硫酸ソーダ水溶液4.8部を加え60分重合し
た。次に20%過硫酸アンモニウム水溶液10部を加えた
後、モノマー混合物の残り140部を1時間かけて滴下し
た。90℃で4時間保ち重合を終了し、二次転移温度107
℃、固形分39%のエチレン性単量体共重合ラテックス
(A)を得た。
(製造例2) 撹拌機、温度計、冷却器、窒素ガス導入管のついた四
ツ口フラスコに水310部とハイテノールN−08(第一工
業製薬(株)製ポリオキシエチレンノニルフェノールエ
ーテルの硫酸エステル塩)5.6部、およびスチレン48
部、メタクリル酸メチル19部、メタクリル酸エチル8
部、ジビニルベンゼン2.5部、メタクリル酸2.5部を仕込
み、窒素置換しながら70℃まで昇温し16%過硫酸カリウ
ム水溶液5部を加え85℃で4時間保ち重合を終了し、二
次転移温度85℃,固形分21.2%のエチレン性単量体共重
合ラテックス(B)を得た。
ツ口フラスコに水310部とハイテノールN−08(第一工
業製薬(株)製ポリオキシエチレンノニルフェノールエ
ーテルの硫酸エステル塩)5.6部、およびスチレン48
部、メタクリル酸メチル19部、メタクリル酸エチル8
部、ジビニルベンゼン2.5部、メタクリル酸2.5部を仕込
み、窒素置換しながら70℃まで昇温し16%過硫酸カリウ
ム水溶液5部を加え85℃で4時間保ち重合を終了し、二
次転移温度85℃,固形分21.2%のエチレン性単量体共重
合ラテックス(B)を得た。
(製造例3) 製造例1のモノマーをスチレン88部、メタクリル酸メ
チル38部、メタクリル酸n−ブチル70部、メタクリル酸
4部と変更する以外は製造例1と同じ操作を行い、二次
転移温度72℃で固形分39%の共重合ラテックス(C)を
得た。
チル38部、メタクリル酸n−ブチル70部、メタクリル酸
4部と変更する以外は製造例1と同じ操作を行い、二次
転移温度72℃で固形分39%の共重合ラテックス(C)を
得た。
基材(顔料塗工紙)の製造 1級カオリン70部、微粒重質炭酸カルシウム30部、ス
チレン−ブタジエン共重合体ラテックス13部(固形
分)、35%澱粉液5部(固形分)よりなる固形分64%の
コート紙用塗被液を調整した。得られた塗被液を秤量12
7g/m2の上質コート原紙に片面の乾燥重量が14g/m2とな
るように塗工速度500m/分のブレードコータで塗工、乾
燥して、水分5.5%の顔料塗工層を有する上塗り用基材
(顔料塗工紙)を得た。
チレン−ブタジエン共重合体ラテックス13部(固形
分)、35%澱粉液5部(固形分)よりなる固形分64%の
コート紙用塗被液を調整した。得られた塗被液を秤量12
7g/m2の上質コート原紙に片面の乾燥重量が14g/m2とな
るように塗工速度500m/分のブレードコータで塗工、乾
燥して、水分5.5%の顔料塗工層を有する上塗り用基材
(顔料塗工紙)を得た。
<実施例1,2,3,比較例1> 二次転移温度107℃の共重合体ラテックス(A)90部
(固形分)、ポリエチレンワックスエマルジョン系離型
剤5部(固形分)、ステアリン酸カルシウム系離型剤5
部(固形分)よりなる固形分30%の上塗り塗被液を調整
した。得られた塗被液を前記基紙(顔料塗工紙)に片面
の乾燥重量が1.6g/m2となるように塗工速度500m/分のブ
レードコータで塗工、乾燥して、水分6.5%の上塗り塗
工紙を得た。この上塗り塗工紙をチルドロールとコット
ンロールよりなるスーパーカレンダーにて塗工面を金属
ロールに当てて、ニップ圧180kg/cmにて、2ニップ通紙
して高光沢紙を製造した。チルドロールの温度を65℃に
調整したものを実施例1、82℃に調整したものを実施例
2とした。別に、この上塗り塗工紙をチルドロールと耐
熱ゴムロールよりなるグロスカレンダーにて塗工面を金
属ロールに当て、ニップ圧100kg/cmにて、2ニップ通紙
して高光沢紙を製造した。チルドロールの温度を95℃に
調整したものを実施例3とし、共重合体ラテックスの二
次転移温度より高い120℃に調整したものを比較例1と
した。
(固形分)、ポリエチレンワックスエマルジョン系離型
剤5部(固形分)、ステアリン酸カルシウム系離型剤5
部(固形分)よりなる固形分30%の上塗り塗被液を調整
した。得られた塗被液を前記基紙(顔料塗工紙)に片面
の乾燥重量が1.6g/m2となるように塗工速度500m/分のブ
レードコータで塗工、乾燥して、水分6.5%の上塗り塗
工紙を得た。この上塗り塗工紙をチルドロールとコット
ンロールよりなるスーパーカレンダーにて塗工面を金属
ロールに当てて、ニップ圧180kg/cmにて、2ニップ通紙
して高光沢紙を製造した。チルドロールの温度を65℃に
調整したものを実施例1、82℃に調整したものを実施例
2とした。別に、この上塗り塗工紙をチルドロールと耐
熱ゴムロールよりなるグロスカレンダーにて塗工面を金
属ロールに当て、ニップ圧100kg/cmにて、2ニップ通紙
して高光沢紙を製造した。チルドロールの温度を95℃に
調整したものを実施例3とし、共重合体ラテックスの二
次転移温度より高い120℃に調整したものを比較例1と
した。
<実施例4,5> 上塗り塗被液、基紙およびスーパーカレンダー条件を
実施例2と同様にロール温度を82℃とし、手動ブレード
コータ(熊谷理機製)を用いて1〜数回の重ね塗りを行
い、上塗り塗被液の片面の乾燥重量が各々0.7g/m2<実
施例4>、2.8g/m2<実施例5>、の高光沢紙を製造し
た。
実施例2と同様にロール温度を82℃とし、手動ブレード
コータ(熊谷理機製)を用いて1〜数回の重ね塗りを行
い、上塗り塗被液の片面の乾燥重量が各々0.7g/m2<実
施例4>、2.8g/m2<実施例5>、の高光沢紙を製造し
た。
<実施例6,7,比較例2> 実施例1で用いた上塗り塗被液の組成を、二次転移温
度85℃の共重合ラテックス(B)80部(固形分)、ポリ
エチレンワックスエマルジョン系離型剤10部(固形
分)、ステアリン酸カルシウム系離型剤10部(固形分)
よりなる固形分20%の組成に変更し、上塗り塗被液の片
面の乾燥重量を1.2g/m2とした以外は実施例1〜3,比較
例1と同様の方法にて高光沢紙を製造した。チルドロー
ルの温度を共重合体ラテックスの二次転移温度より低い
65℃、82℃としたものをそれぞれ実施例7,8とし、共重
合体ラテックスの二次転移温度より高い120℃としたも
のを比較例2とした。
度85℃の共重合ラテックス(B)80部(固形分)、ポリ
エチレンワックスエマルジョン系離型剤10部(固形
分)、ステアリン酸カルシウム系離型剤10部(固形分)
よりなる固形分20%の組成に変更し、上塗り塗被液の片
面の乾燥重量を1.2g/m2とした以外は実施例1〜3,比較
例1と同様の方法にて高光沢紙を製造した。チルドロー
ルの温度を共重合体ラテックスの二次転移温度より低い
65℃、82℃としたものをそれぞれ実施例7,8とし、共重
合体ラテックスの二次転移温度より高い120℃としたも
のを比較例2とした。
<比較例3,4> 上塗り塗被液の二次転移温度72℃の共重合ラテックス
を(C)に変更し、上塗り塗被液の片面の乾燥重量を1.
4g/m2とした以外は実施例1、3と同様の方法にて高光
沢紙を製造した。チルドロールの温度を二次転移温度よ
り低い65℃に調節したものを比較例3、95℃と高くした
ものを比較例4とした。
を(C)に変更し、上塗り塗被液の片面の乾燥重量を1.
4g/m2とした以外は実施例1、3と同様の方法にて高光
沢紙を製造した。チルドロールの温度を二次転移温度よ
り低い65℃に調節したものを比較例3、95℃と高くした
ものを比較例4とした。
<比較例5> 顔料塗工を施してない秤量127g/m2の上質紙の上に、
直接共重合体ラテックス(B)を用いた実施例7の上塗
り塗被液を乾燥重量で片面2.6g/m2塗布し、温度を82℃
に調節したチルドロールとコットンロールよりなるスー
パーカレンダーを使用して実施例7と同様の方法にて上
塗り塗被紙を製造した。
直接共重合体ラテックス(B)を用いた実施例7の上塗
り塗被液を乾燥重量で片面2.6g/m2塗布し、温度を82℃
に調節したチルドロールとコットンロールよりなるスー
パーカレンダーを使用して実施例7と同様の方法にて上
塗り塗被紙を製造した。
<比較例6> 実施例1から3に用いた顔料塗工層を有する基材上
に、共重合体ラテックス(B)70部(固形分)、基材の
顔料塗工層の塗工に用いた顔料塗料25部(固形分)、ス
テアリン酸カルシウム系離型剤5部(固形分)よりなる
固形分30%の組成の上塗り塗被液を乾燥重量で片面8.7g
/m2塗布した後、実施例8と同様のカレンダー条件でカ
レンダー処理して高光沢紙を製造した。
に、共重合体ラテックス(B)70部(固形分)、基材の
顔料塗工層の塗工に用いた顔料塗料25部(固形分)、ス
テアリン酸カルシウム系離型剤5部(固形分)よりなる
固形分30%の組成の上塗り塗被液を乾燥重量で片面8.7g
/m2塗布した後、実施例8と同様のカレンダー条件でカ
レンダー処理して高光沢紙を製造した。
このようにして得られた塗被紙の品質評価試験結果
を、実施例、比較例に使用した共重合体ラテックス及び
カレンダー処理時の金属ロールの表面ロール温度ととも
に表−1に示した。
を、実施例、比較例に使用した共重合体ラテックス及び
カレンダー処理時の金属ロールの表面ロール温度ととも
に表−1に示した。
表−1の横欄に記載した評価項目と試験方法は以下の
通りである。
通りである。
*白紙光沢度…村上式グロスメターを使用し、60゜反射
方式にて測定した。光沢度試験で通常使用される75゜反
射では、高光沢度になると差が付き難くなるので60゜で
評価した。
方式にて測定した。光沢度試験で通常使用される75゜反
射では、高光沢度になると差が付き難くなるので60゜で
評価した。
白紙光沢度の標準として、スーパーアート紙(SA)と
キャストコート紙(CC)の60゜と75゜での反射率測定値
を示す。
キャストコート紙(CC)の60゜と75゜での反射率測定値
を示す。
60゜反射 75゜反射 SA:54.1% 83.6% CC:63.6% 84.7% SA:神崎製紙(株)製 SA金藤 CC:神崎製紙(株)製 ミラーコートプラチナ *印刷光沢度…RI−II型印刷試験機を用いて印刷を行
い、村上式グロスメターで75゜反射方式にて測定した。
い、村上式グロスメターで75゜反射方式にて測定した。
*インキセット…インキのセットの速さを、RI−II型印
刷試験機を用いて印刷を行い、印刷後の印刷面に白紙を
押し当てて、白紙へのインキ転移を目視評価した。評価
基準は白紙へのインキ転移がない場合を○、インキ転移
が一部生じた場合を△、インキ転移が著しく生じた場合
を×とした。
刷試験機を用いて印刷を行い、印刷後の印刷面に白紙を
押し当てて、白紙へのインキ転移を目視評価した。評価
基準は白紙へのインキ転移がない場合を○、インキ転移
が一部生じた場合を△、インキ転移が著しく生じた場合
を×とした。
*ドライピック…印刷用塗被紙表面の剥離強度を示す試
験であり、RI−II型印刷試験機によりタックNo.の高い
インキタックNo20のインキを使用して印刷を行い、ピッ
キングの生じた程度を目視評価した。ピッキングなしを
○、ピッキングが一部生じた場合を△、ピッキングが著
しく生じた場合が×である。
験であり、RI−II型印刷試験機によりタックNo.の高い
インキタックNo20のインキを使用して印刷を行い、ピッ
キングの生じた程度を目視評価した。ピッキングなしを
○、ピッキングが一部生じた場合を△、ピッキングが著
しく生じた場合が×である。
*グラビヤ印刷適性…グラビヤ印刷試験機(熊谷理機社
製)を用い、図版に網点グラビヤを使用して印刷し、発
生したミスドットの数の全網点数に占める割合(%)で
示した。
製)を用い、図版に網点グラビヤを使用して印刷し、発
生したミスドットの数の全網点数に占める割合(%)で
示した。
表−1から明らかなように、本願発明の印刷用塗被紙
はいずれも光沢度がスーパーアート紙より高く、高光沢
紙となっている。インキのセット、ドライピック、ミス
ドット率などの印刷適性もきわめて優れているか、実用
に耐える程度となっている。また、製造容易性の指標で
あるカレンダー処理時のカレンダーロールへの重合体ラ
テックスの付着状態も良好かあるいは実用し得る程度の
ものとなっている。
はいずれも光沢度がスーパーアート紙より高く、高光沢
紙となっている。インキのセット、ドライピック、ミス
ドット率などの印刷適性もきわめて優れているか、実用
に耐える程度となっている。また、製造容易性の指標で
あるカレンダー処理時のカレンダーロールへの重合体ラ
テックスの付着状態も良好かあるいは実用し得る程度の
ものとなっている。
これに対し、比較例のものはいずれも光沢度が不十分
であり、更に印刷適性を示すし指標のいずれかが悪いも
のや、製造の容易性を示す指標であるカレンダーロール
への付着が不十分であり、本発明の目的を達成していな
いことが分かる。
であり、更に印刷適性を示すし指標のいずれかが悪いも
のや、製造の容易性を示す指標であるカレンダーロール
への付着が不十分であり、本発明の目的を達成していな
いことが分かる。
[効 果] 本発明にしたがって、基材に顔料塗工層を設け、その
顔料塗工層の上に80℃以上の二次転移温度を有する重合
体ラテックスを塗布乾燥して表面層とした後、重合体ラ
テックスの二次転移点温度以下の温度で表面層をカレン
ダー処理する方法により製造すると、スーパーアート紙
以上の高光沢紙が得られ、更に、インク吸収性、表面剥
離強度、ミスドット率等の印刷適性も実用に十分であ
り、カレンダーロールへの付着もなく生産性良く製造す
ることができる。
顔料塗工層の上に80℃以上の二次転移温度を有する重合
体ラテックスを塗布乾燥して表面層とした後、重合体ラ
テックスの二次転移点温度以下の温度で表面層をカレン
ダー処理する方法により製造すると、スーパーアート紙
以上の高光沢紙が得られ、更に、インク吸収性、表面剥
離強度、ミスドット率等の印刷適性も実用に十分であ
り、カレンダーロールへの付着もなく生産性良く製造す
ることができる。
第1図は、実施例1の印刷用塗被紙表面のラテックス粒
子構造を現わす約50000倍の電子顕微鏡写真である。
子構造を現わす約50000倍の電子顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 勝比興 東京都北区王子5丁目21番1号 十條製 紙株式会社中央研究所内 (72)発明者 秦 邦男 東京都北区王子5丁目21番1号 十條製 紙株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−93193(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】支持体上に顔料塗工層を設けた基材の顔料
塗工層上に、二次転移温度が80℃以上の熱可塑性重合体
ラテックスからなる表面層を0.3g/m2〜3g/m2有する印刷
用塗被紙であって、前記表面層が熱可塑性重合体ラテッ
クスの二次転移温度以下でカレンダー処理されているも
のであることを特徴とする印刷用塗被紙。 - 【請求項2】二次転移温度が80℃以上の熱可塑性重合体
ラテックスの平均粒径が100nm以下であることを特徴と
する請求項1項記載の印刷用塗被紙。 - 【請求項3】支持体上に顔料塗工層を設け、その顔料塗
工層の上に80℃以上の二次転移温度を有する熱可塑性重
合体ラテックスを塗布乾燥して0.3g/m2〜3g/m2の表面層
とした後、前記熱可塑性重合体ラテックスの二次転移温
度以下の温度で前記表面層をカレンダー処理することを
特徴とする印刷用塗被紙の製造方法。
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---|---|---|---|
JP30788889A JP2856285B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 印刷用塗被紙およびその製造方法 |
US07/493,802 US5215812A (en) | 1989-11-27 | 1990-03-15 | Coated printing paper |
EP90306132A EP0430391B1 (en) | 1989-11-27 | 1990-06-06 | Coated printing material and process for producing the same |
DE1990612288 DE69012288T2 (de) | 1989-11-27 | 1990-06-06 | Überzogenes Druckmaterial und Verfahren zur Herstellung davon. |
FI904477A FI95301C (fi) | 1989-11-27 | 1990-09-11 | Päällystetty painopaperi ja menetelmä sen valmistamiseksi |
CA 2036075 CA2036075C (en) | 1989-11-27 | 1991-02-11 | Printing coated-paper and process for producing the same |
US07/977,121 US5360657A (en) | 1989-11-27 | 1992-11-16 | Coated printing paper and process for producing the same |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30788889A JP2856285B2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | 印刷用塗被紙およびその製造方法 |
CA 2036075 CA2036075C (en) | 1989-11-27 | 1991-02-11 | Printing coated-paper and process for producing the same |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=25674480
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---|---|---|---|
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Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0513452B1 (en) * | 1991-05-17 | 1994-11-09 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Coated printing paper and process for producing the same |
US5425851A (en) * | 1991-10-23 | 1995-06-20 | Westvaco Corporation | Method for improving the printability of web offset paper |
JP2940851B2 (ja) * | 1994-07-05 | 1999-08-25 | 日本製紙株式会社 | 印刷用塗被紙 |
JPH08207434A (ja) * | 1995-02-07 | 1996-08-13 | Nisshinbo Ind Inc | 被記録材 |
US7010110B2 (en) | 1999-03-31 | 2006-03-07 | Walker Digital, Llc | Method and apparatus for monitoring telephone status |
EP1180173B1 (de) * | 1999-05-05 | 2004-06-16 | Landqart | Bedruckte sowie bedruckbare substrate |
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