JP2850543B2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JP2850543B2
JP2850543B2 JP3007808A JP780891A JP2850543B2 JP 2850543 B2 JP2850543 B2 JP 2850543B2 JP 3007808 A JP3007808 A JP 3007808A JP 780891 A JP780891 A JP 780891A JP 2850543 B2 JP2850543 B2 JP 2850543B2
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久夫 阿川
浩一 入江
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相同期回路における
粗同調回路の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は粗同調回路を持ったPLL回路の
従来例を示すブロック図である。電圧制御発振器(Volt
age Controlled Oscillator ;以下VCOと呼ぶ)1の
出力周波数fO は周波数変換器2で周波数変換され、位
相比較器3で参照信号入力の周波数fR と比較される。
位相比較器3の出力は加算器5で粗同調回路4の出力と
加算され、ル―プフィルタ6を介してVCO1の制御入
力となる。粗同調回路4により、VCO1の出力周波数
O は同期可能な周波数範囲に調整される。その結果、
VCO1の出力周波数fO は参照信号周波数fR に対し
周波数変換器2の分周比等で決まる所定の周波数に制御
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなPLL回路の出力周波数を確実に同期範囲に引込
むためには、VCO1の発振周波数を位相同期系の同期
可能な周波数範囲に精度よく合せる必要があり、そのた
め粗同調回路に高安定性が要求されるという問題があっ
た。本発明は、高安定な粗同調回路を用いることなし
に、確実にVCOの発振周波数を同期範囲に引込むこと
のできる位相同期回路を実現することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る位相同期回
路は電圧制御発振器と、この電圧制御発振器の出力周波
数に関連した周波数を参照信号入力の周波数と比較する
位相比較器と、前記電圧制御発振器の出力周波数を電圧
に変換する周波数・電圧変換部と、この周波数・電圧変
換部の出力が所定の設定範囲外に出たことを検出するウ
ィンドコンパレ―タ部と、このウィンドコンパレ―タ部
の出力に応じて正負いずれかの電圧を選択して出力する
スイッチ部とを具備する粗同調回路と、前記位相比較器
の出力と前記粗同調回路の出力を加算して前記電圧制御
発振器の出力周波数を制御する加算器とを備えたことを
特徴とする。
【0005】
【作用】粗同調回路は電圧制御発振器の出力周波数が同
期範囲内にない時は前記周波数が同期範囲内に入るよう
に制御出力を発生するので、電圧制御発振器の出力周波
数は確実に同期範囲に制御される。
【0006】
【実施例】以下本発明を図面を用いて詳しく説明する。
図1は本発明に係る位相同期回路の一実施例を示す構成
ブロック図である。図4と同じ部分は同一の記号を付し
ている。粗同調回路以外の構成は図4の場合と同じであ
る。
【0007】VCO1の出力周波数は周波数変換器2に
より逓増,逓減等され、位相比較器3において参照信号
入力の周波数fR と比較され、位相差と対応した信号が
出力される。また粗同調回路4aはVCO1の出力周波
数fo が設定範囲を越えたときに引き込み用の制御出力
を発生する。位相比較器3の出力と粗同調回路4aの出
力Vp は加算器5で加算され、ル―プフィルタ6を介し
てVCO1の制御入力となる。VCO1の出力は出力端
子7を介して外部に出力される。
【0008】図2は粗同調回路4aの具体例を示す要部
構成回路図である。粗同調回路4aはVCO1出力周波
数(または周期)に対応した電圧を発生する周波数・電
圧変換部(以下T−V変換部と呼ぶ)30と、T−V変
換部30の出力が所定の設定範囲外に出たことを検出す
るウィンドコンパレ―タ部40と、このウィンドコンパ
レ―タ部40の出力に応じて正負いずれかの電圧を選択
して出力するスイッチ部とから構成される。
【0009】T−V変換部30において、11はその一
端が正電圧源+Vに接続する定電流源、12,13は定
電流源11とコモンの間に直列に接続するスイッチであ
る。スイッチ12はVCO1の出力により駆動され、ス
イッチ13はVCO1の出力をNOT回路15で反転し
た信号により駆動される。Cはスイッチ12,13の接
続点とコモンの間に接続する積分用のキャパシタであ
る。また16は参照信号周波数fR と対応した設定用デ
ィジタル信号を入力して対応する電圧を発生するD/A
変換器である。ウィンドコンパレ―タ部40において、
第1のコンパレ―タ17はD/A変換器16の出力値を
上限設定値VHとし、第2のコンパレ―タ18はD/A
変換器16の出力の抵抗R1 ,R2 による分圧値を下限
設定値VL として、それぞれキャパシタ出力電圧Vo
比較する。コンパレ―タ17,18の出力はラッチ回路
19でそれぞれホ―ルドされる。ラッチ回路19はVC
O1出力をNOT回路14で反転した信号をクロックと
して駆動される。スイッチ部50において、ラッチ回路
19からの各保持出力VSH,VSLはそれぞれスイッチ2
0,21を駆動する。スイッチ20,21は正負の電源
+V,−Vの間に直列に接続し、その接続点から粗同調
回路4aの制御出力VPが出力される。
【0010】上記のような構成の位相同期回路の動作を
次に説明する。粗同調回路以外の動作は図4の場合と同
様である。図3は粗同調回路の動作を示すタイムチャ―
トである。VCO1出力が1となる半サイクルTW では
スイッチ12が閉、スイッチ13が開となって、キャパ
シタCが定電流源11により充電され、キャパシタCの
電圧VO が直線的に上昇する。定電流源11の電流値を
O とすると、電圧VO のピ―ク値は次式で示すよう
に、VCO1の出力周波数fO のみの関数となる。 VO =IO W /C=(IO /C)(1/2fO ) (V) …(1) VCO1出力が0となる半サイクルではスイッチ13が
閉、スイッチ12が開となって、キャパシタCの両端が
短絡され、キャパシタCの出力VO が0となる(図3
(A)(B))。VCO1の出力周波数が同期範囲にあ
るときは半周期TW におけるキャパシタCの積分電圧V
O は上下限設定値VH ,VL の間にあるので、ラッチ回
路19の出力はいずれも0、スイッチ20,21は共に
開、VP は0となる(図3(C)(D)(E))。VC
O1の出力周波数が同期範囲の上限より大きいときは半
周期TW におけるキャパシタ電圧VO は下限設定値VL
より小さくなるので、コンパレ―タ18の出力が正とな
る。その結果ラッチ回路19のVSL出力のみが1とな
り、スイッチ21が閉、制御出力VP は−Vとなるの
で、VCO1の出力周波数は下降方向に制御される。逆
にVCO1の出力周波数が同期範囲の下限より小さいと
きは半周期TW におけるキャパシタ電圧VO は上限設定
値VH より大きくなるので、コンパレ―タ18の出力が
負となる。その結果ラッチ回路19のVSH出力のみが1
となり、スイッチ20が閉、制御出力VP は+Vとなる
ので、VCO1の出力周波数は上昇方向に制御される。
すなわち粗同調回路4aは、VCO1の出力周波数が設
定範囲により高いときはVCO1の出力周波数fO を下
げるように動作し、設定範囲より低いときはVCO1の
出力周波数fO を上げるように動作するので、出力周波
数は同期範囲内に引込まれる。
【0011】このような構成の位相同期回路によれば、
ウィンドコンパレ―タを使用することにより、出力周波
数が同期範囲にないときは同期範囲内に引込むように周
波数制御用の信号が出力されるので、粗同調回路に高安
定性を必要とすることなく、確実に出力周波数を制御す
ることができる。また周波数比較に要する時間がパルス
の1周期分と短時間で済むので、高速の引き込みが可能
である。
【0012】なお図1において、VCO1の出力を分周
器で分周した後粗同調回路4aに入力すれば、VCO1
の出力周波数が高いところ迄動作させることができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ウィ
ンドコンパレ―タを使用することにより、出力周波数が
同期範囲にないときは同期範囲内に引込むように周波数
制御用の信号が出力されるので、高安定な粗同調回路を
用いることなしに、確実にVCOの発振周波数を同期範
囲に引込むことのできる位相同期回路を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位相同期回路の一実施例の構成ブ
ロック図である。
【図2】図1装置における粗同調回路の構成を示す要部
回路構成図である。
【図3】図2の回路の動作を示すタイムチャ―トであ
る。
【図4】位相同期回路の従来例を示す要部構成ブロック
図である。
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 3 位相比較器 4a 粗同調回路 5 加算器 30 周波数・電圧変換部 40 ウィンドコンパレ―タ部 50 スイッチ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧制御発振器と、この電圧制御発振器の
    出力周波数に関連した周波数を参照信号入力の周波数と
    比較する位相比較器と、前記電圧制御発振器の出力周波
    数を電圧に変換する周波数・電圧変換部と、この周波数
    ・電圧変換部の出力が所定の設定範囲外に出たことを検
    出するウィンドコンパレ―タ部と、このウィンドコンパ
    レ―タ部の出力に応じて正負いずれかの電圧を選択して
    出力するスイッチ部とを具備する粗同調回路と、前記位
    相比較器の出力と前記粗同調回路の出力を加算して前記
    電圧制御発振器の出力周波数を制御する加算器とを備え
    たことを特徴とする位相同期回路。
JP3007808A 1991-01-25 1991-01-25 位相同期回路 Expired - Lifetime JP2850543B2 (ja)

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GB2426879C (en) * 2003-12-12 2008-01-21 Qualcomm Inc A phase locked loop that sets gain automatically

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