JP2849858B2 - 気圧式倍力装置 - Google Patents

気圧式倍力装置

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JP2849858B2
JP2849858B2 JP2128579A JP12857990A JP2849858B2 JP 2849858 B2 JP2849858 B2 JP 2849858B2 JP 2128579 A JP2128579 A JP 2128579A JP 12857990 A JP12857990 A JP 12857990A JP 2849858 B2 JP2849858 B2 JP 2849858B2
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pneumatic booster
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眞二 神代
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のブレーキ系統等に用いられる気圧式
倍力装置に関する。
(従来の技術) 近年、多くの自動車に、エンジンの吸込み負圧と大気
圧との圧力差を利用してマスタシリンダで発生するブレ
ーキ液圧を増加させ、小さなペダル踏力で大きな制動力
が得られるようにした気圧式倍力装置が取付けられてい
る。
この気圧式倍力装置において全長を短くして小型化を
図ったものが本出願人により、実開昭61−172857号公報
で提案されている。
これには、バルブボディの筒状部に、この筒状部の開
口端部に当接する外フランジと筒状部の内周部に係合す
る複数個の爪とを有する略リング状のリテーナを装着
し、筒状部を覆うブーツをその一端を前記リテーナを介
して前記筒状部に保持させ他端を前記シェルに保持させ
て設けたものが開示されている。そして、外フランジ筒
状部の開口端部に当接することによりリテーナの嵌入位
置を規制し、また爪が筒状部の内周部に係合することに
よりリテーナをバルブボディに固定するようにしてい
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した気圧式倍力装置では、リテーナを
バルブボディに嵌入するときにリテーナがバルブボディ
に対して傾いたりあるいは軸心がずれたりした状態で挿
入され易くこれにより一部の爪が筒状部の開口端部また
は内周に当って曲ってしまい、この曲がった状態でバル
ブボディに装着されると確実にリテーナが固定されず、
使用中に外れてしまう虞がある。そこで、この装着不良
を避けるためにリテーナ装着後その都度チェック・整備
を強いられているというのが実状であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
で、バルブボディに嵌入するだけで確実に固定されるリ
テーナを有する気圧式倍力装置を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、シェル本体から後方に突
出したバルブボディの筒状部に略筒状のリテーナを装着
し、一端を前記リテーナを介して前記筒状部に保持させ
他端を前記シェル本体に保持させて前記筒状部を覆うブ
ーツを設けた気圧式倍力装置において、 リテーナが、筒状部の内周部に嵌入されて係合する爪
と、この爪の嵌入方向前側に位置して前記内周部に摺動
可能なガイド部と、を有することを特徴とする。
(作 用) 上記構成によれば、リテーナをバルブボディの筒状部
の内周部に押圧すれば、爪に先立ってガイド部が筒状部
の内周部に摺動され、リテーナの傾きあるいは軸心のず
れを防止して一部の爪が筒状部の開口端部または内周に
当って曲がることなく、リテーナを正常な状態でバルブ
ボディに装着できる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の気圧式倍力装置を第1図な
いし第4図に基づいて説明する。
シェル本体1の内部にダイアフラム2を備えたパワー
ピストン3及びこのパワーピストン3に係合されて一体
的に移動する合成樹脂製のバルブボディ4を設けてい
る。バルブボディ4の後方の筒状部5はシェル本体1の
後方に開口して形成されたバルブボディ案内部6に摺接
させかつこのバルブボディ案内部6から後方突出させて
いる。バルブボディ4の内部にこのバルブボディ4と相
対的に変位可能に入力軸7を挿入すると共に入力軸7と
バルブボディ4の相対的な変位等によって開閉する弁機
構8を設けている。
そして、入力軸7に押圧力が加わると弁機構8が作動
してパワーピストン3によって画成されている定圧室9
及び変圧室10間に圧力差が生じ、この圧力差によってバ
ルブボディ4がその筒状部5がバルブボディ案内部6に
案内されて変位しこれによりダイアフラム2ひいてはパ
ワーピストン3に取付けられている出力軸11を大きな力
で前進させる。
次に、本発明の要部であるリテーナについて説明す
る。
この気圧式倍力装置には、バルブボティ案内部6が摺
接する筒状部5の外周に塵埃等が付着するのを防止して
バルブボディ4がバルブボディ案内部6に案内されてス
ムーズに進退動されるようにするためのブーツ12が一端
をバルブボディ案内部6にまた他端を筒状部5に位置さ
せて設けられており、筒状部5の内周にはブーツ12を筒
状部5に固定するためのリテーナ13が取付けられてい
る。
リテーナ13は、略筒形状のリテーナ本体部14と、この
リテーナ本体部14の開口側に設けられ径方向外方に延び
てリテーナ13の装着時に筒状部5の開口端面15に当接し
得る外フランジ16とから構成されている。
リテーナ本体部14には周方向に一定間隔で径方向外方
に向けて打ち抜いて筒状部5の内周部17に係合可能な爪
18が設けられている。この爪18は、板状で後側に一定の
角度で傾いて形成されており、その端面の外側の角19が
バルブボディ4の内周面に食込むようにその角19がバル
ブボディ4の内径よりも微小寸法大きな径で設定されて
いる。
また、リテーナ本体部14には、爪18の前側(第2図左
方向)に位置させて周方向に一定間隔で径方向外方に向
けて打ち抜かれてガイド部20が内周部17に摺動可能に設
けられている。ガイド部20は前方は湾曲した形状に形成
されており、その外側に外形寸法はバルブボディ4の内
径と同一としてもよく、本実施例では内径のバラツキを
考慮して内径の最大公差で設定されている。また、ガイ
ド部20は湾曲した形状であるので弾性変形可能であり、
リテーナ13を筒状部5の内周部17に向けて押圧したとき
ガイド部20は軸方向及び径方向に変形させられるが、そ
のようなときであってもガイド部20と内周部17との摺接
部が爪18と内周部17との摺接部より前側に位置するよう
にガイド部20と爪18の寸法及び剛性を設定している。
このように構成された気圧式倍力装置では、リテーナ
13を筒状部5の内周部17に向けて押圧すれば、ガイド部
20が筒状部5の内周部17に沿って摺動して案内され、こ
れによりリテーナ13が傾斜したりあるいは軸心がずれた
りすることなく前進し、所定量の前進により爪18が撓ん
で筒状部5の内周部17に挿入すると共に、外フランジ16
が筒状部5の開口端面15に当接してこの外フランジ16の
当接によりリテーナ13は適正な位置に位置決めされる。
そして、リテーナ13に引き抜き方向(第1図右方向)の
力が加わると爪18の角19が内周部に食込んでバルブボデ
ィ4に確実に固定される。このようにガイド部20が爪18
に先立ってリテーナ13を案内するので、従来のもののよ
うに一部の爪18が筒状部5の開口端面15に当接して折曲
げられてしまうことがなくなりリテーナ13をバルブボデ
ィ4に正常な状態で装着でき、そのため、装着後にチェ
ック・整備を行なう必要がなくなる。
第5図及び第6図は、本発明の他の実施例を示す。こ
のものは上記実施例に示すものと比べ、バルブボディ4
は筒状部5の内周部17の端部に奥行寸法e1の大径部31を
形成し、この筒状部5の形状に合わせて以下のようにリ
テーナ32を構成したことが主に異なっており、他の部
分、部材は上記実施例に示すものと同一のものが用いら
れ、これらは同一符号で示し(なお、これらの一部は第
1図ないし第4図のものを流用して第5図及び第6図へ
の記載は省略する)、その説明は省略する。
すなわち、このリテーナ32は概略大径部33及び高さ寸
法がe2(e2>e1)の小径部34からなる段付きの略筒形状
を成し、大径部33は筒状部5に形成された段差部35に当
接し得るようになっており、大径部33には周方向に一定
間隔で径方向外方に向けて打ち抜いて爪36が設けられて
いる。この爪36は、板状で後側に一定の角度で傾いて形
成されており、その端面の外側の角37が筒状部5の大径
部31の内周面に食込むようにその角37が筒状部5の大径
部31の内径よりも微小寸法大きな径で設定されている。
また、リテーナ32の小径部34には、周方向に一定間隔
で径方向外方に向けて打ち抜いてガイド部38が筒状部5
の内周部17に摺動可能に設けられている。ガイド部38は
径方向へ湾曲した形状に形成されており、その外側の外
径寸法は筒状部5の内周部17の内径31と同一にするのが
よいが、内周部17の内径のバラツキを考慮して内径の最
大公差で設定されている。また、ガイド部38は湾曲した
形状であるので弾性変形可能であり、リテーナ32を筒状
部5の内周部17に向けて押圧したときガイド部38は軸方
向及び径方向に変形させられ、リテーナ32を筒状部5の
内周部17に向けて押込むときガイド部38が段差部35に当
接して軸方向の寸法が縮むように変形させられるが、そ
のようなときであっても爪31が内周部17にまだ係合しな
いようにガイド部38と爪31の寸法及び剛性を設定してあ
る。
このものでは。リテーナ32を筒状部5の内周部17に向
けて押圧すれば、ガイド部38が筒状部5の内周部17に沿
って摺動して案内され、これによりリテーナ32が傾斜し
たりあるいは軸心がずれたりすることなく前進し、所定
量の前進により爪36が撓んで筒状部5の大径部31に挿入
すると共に、リテーナ32の大径部35が筒状部5の段差部
35に当接してこの大径部35の当接によりリテーナ32は適
正な位置に位置決めされる。そして、リテーナ32に引き
抜き方向(第6図右方向)の力が加わると爪36の角37が
大径部31に食込んでバルブボディ4に確実に固定され
る。このようにガイド部38が爪36に先立ってリテーナ32
を案内するので、従来のもののように一部の爪が折曲げ
られてしまうことがなくなりリテーナ32をバルブボディ
4に正常な状態で装着でき、そのため、装着後にチェッ
ク・整備を行なう必要がなくなる。
(発明の効果) 以上説明したように、リテーナをバルブボディの筒状
部の内周部に押圧すれば、爪の係合に先立ってガイド部
が筒状部の内周部に摺動してリテーナを傾けたりあるい
は軸心をずれさせたりせずにリテーナをバルブボディに
装着できるので、一部の爪の折れ曲がりを防止でき、バ
ルブボディへの装着後のチェック及び不良装着時におけ
る整備を行なう必要がなくなる。そのため、検査工程が
削減でき、生産性の向上及び製造コストの低減が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の一実施例の気圧式倍力装
置を示し、第1図は断面図、第2図は同気圧式倍力装置
に用いられるリテーナを示す第3図のII−II線に沿った
断面図、第3図は同リテーナを示す正面図、第4図は同
リテーナのガイド部を示す断面図、 第5図及び第6図は本発明の他の実施例を示し、第5図
は同実施例に用いられるリテーナを示す断面図、第6図
は同リテーナをバルブボディに装着した状態を示す断面
図である。 2……シェル本体、4……バルブボディ、5……筒状
部、12……ブーツ、13……リテーナ、18……爪、20……
ガイド部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シェル本体から後方に突出したバルブボデ
    ィの筒状部に略筒状のリテーナを装着し、一端を前記リ
    テーナを介して前記筒状部に保持させ他端を前記シェル
    本体に保持させて前記筒状部を覆うブーツを設けた気圧
    式倍力装置において、 リテーナが、筒状部の内周部に嵌入されて係合する爪
    と、この爪の嵌入方向前側に位置して前記内周部に摺動
    可能なガイド部と、を有することを特徴とする気圧式倍
    力装置。
  2. 【請求項2】ガイド部を湾曲した弾性変形可能な形状に
    形成してなる請求項1記載の気圧式倍力装置。
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