JP2597325Y2 - 細径樹脂チューブ接続用コネクター - Google Patents

細径樹脂チューブ接続用コネクター

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JP2597325Y2
JP2597325Y2 JP1991029399U JP2939991U JP2597325Y2 JP 2597325 Y2 JP2597325 Y2 JP 2597325Y2 JP 1991029399 U JP1991029399 U JP 1991029399U JP 2939991 U JP2939991 U JP 2939991U JP 2597325 Y2 JP2597325 Y2 JP 2597325Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一般に自動車或いは各種
の機械、装置等に給油、給気の供給路として配設される
太さ20m/m程度以下の比較的細径からなる樹脂チュ
ーブの接続用コネクターの構造の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続用コネクターとして
は例えば図7aに示すように、軸芯内部の流通孔(12)に
連って内部に弾性シールリング(14)を内装した筒状コネ
クター本体(11)の拡径室(13)のなす段付き部に、図7b
に示すような中央孔の先端周縁部を爪壁(15') となす円
板状の把持部材(15)をもって係合した状態で、止め具(1
6)によるコネクター本体(11)側の後端周縁部でのカシメ
により挾持せしめて構成されていた。尚(17)は止め具(1
6)の軸芯孔周縁部に係着されて前記爪壁(15') 部による
樹脂チューブ(P')での喰い込みを解除する前後方向に移
動する解放具である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来の技術においては、把持部材(15)のなす円板状の
形状に伴う爪壁(15') の構造のため、爪壁(15') の剛性
が高く樹脂チューブ(P')の挿入の際爪壁が撓まず樹脂チ
ューブの外周面に管軸方向の擦れ傷を生じ、更に把持部
材(15)の成型に際し太さを異にする接続される樹脂チュ
ーブ(P')毎にプレス成型時の打抜き金型を必要となし、
また前記止め具(16)の使用による挾持構造のために該止
め具の前記カシメに際して内部での把持部材(15)の位置
決めによる保持が必要となり、同時にカシメ作業とによ
って組付けを煩わしくなす等、製品コストを高価となす
問題があった。
【0004】本考案は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、樹脂チューブの挿入時に樹脂チ
ューブの外周面の擦れ傷の発生を防止し、爪壁での把持
並びにシールリングでのシール性の低下を防ぎ、更に把
持部材を長尺材により連続して成形して異なる樹脂チュ
ーブの太さに適合して切断することにより容易に得るこ
とができ、また別途止め具の使用とそのカシメ作業とを
不要となすと共に、該把持部材の組付けの簡易とによっ
て製品コストを安価となし、且つコネクター自体をコン
パクトとなして狭い場所での使用を可能となすことので
きる細径樹脂チューブ接続用コネクターを提案すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、軸芯内部に先端側の流通孔に連って段付き拡
径室を設けたコネクター本体の該拡径室の段付き部に環
状の弾性シール部材を挿着し、更にその背後に間隔をお
いて位置して先端側に短寸の舌片状からなる複数の爪壁
を内方に傾斜して周壁部に軸芯方向のスリットを有する
横断面C字状の金属バネ板材からなる筒環状の把持部材
を、前記拡径室のなす内周壁面に周方向への弾発張持状
に当接した状態をもってその後端部を前記コネクター本
体の後端周縁部の内方に突出した掛支壁に係合して構成
した細径樹脂チューブ接続用コネクターを特徴とするも
のである。
【0006】
【作用】本考案はこのように構成されているため、把持
部材を短寸状の舌片状の爪壁を突設した周壁部に軸芯方
向のスリットを有するよう横断面C字状の筒環状の構造
をもって形成し、コネクター本体の内部に弾発状に係合
するように構成するため、開放方向への爪壁の剛性が低
くく樹脂チューブの外面に擦れ傷が付きにくく、樹脂チ
ューブの引抜き力に抗して短寸状の爪壁の剛性が高く、
且つ把持部材の筒環状部の後端がコネクター本体の後端
周縁に係合して高い引抜き強度を有するものであり、更
に把持部材を長尺材により連続して成形して異なる樹脂
チューブの太さに適合して切断することにより容易に得
ることができ、また別途止め具の使用とそのカシメ作業
を全く不要となすと共に、該把持部材のスリットにより
生ずる組付けの簡易さによって製品コストを安価となす
ことができ、また弾性シール部材が一定箇所に保持され
て軸方向に移動することがなく、且つ弾性シール部材と
把持部材との当接が避けられるため該シール部材の耐久
性を大幅に向上し、更にまたコネクター自体をコンパク
トとなして狭い場所での使用を可能となすことができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
れば、図1は本考案の細径樹脂チューブ接続用コネクタ
ーの接続状態時の縦断面図、図2は図1の把持部材単体
のを示す図で、(a)は拡大正面図、(b)は(a)の
展開図、図3は他の実施例の同上図1相当図、図4は図
3で用いた把持部材を示す図で、(a)は拡大正面図、
(b)は(a)の展開図、図5は更に他の実施例の同上
図1相当図、図6は図5の把持部材を示す図で、(a)
は側面図、(b)は(a)の拡大正面図、(c)は
(a)の拡大展開図であって、(1) はコネクター本体で
あり、先端側の外周に取付け螺子壁(3) を設け、軸芯内
部に先端側の流通孔(2) に連って段付き拡径室(2′)を
設けて該拡径室の段付き部にゴム材等からなる弾性シー
ル部材(5)を挿着、保持してなるものである。また(4)
は把持部材であり、図2(b)に示すようなバネ鋼、ス
テンレス鋼、りん青銅等の長尺材より連続して成形した
金属バネ板体の先端側に複数からなる短寸状の舌片状の
爪壁(4′)を内方に傾斜して突設し、次いでこの金属バ
ネ板体を周壁部に軸芯方向のスリット(4″)を有するよ
う横断面C字状の筒環状に成形してなるものである。そ
して前記把持部材(4) を弾性シール部材(5) の背後に空
間をおいて位置せしめてコネクター本体(1) のなす内方
に僅かに突出した後端周縁(1′)部と拡径室(2′)の内周
壁面に周方向への弾発張持状に当接した状態をもってス
リット(4″)により簡易に弾発状に係合されており、短
寸状の爪壁(4′)が内部に挿着される樹脂チューブ(P)
の外周面に食い込み把持する。更に(6) は解放具(図3
参照)であり、必要に応じて把持部材(4) の内側に設け
たコネクター本体(1) 側の後端周縁(1′)部に前後への
移動可能に係合し前方への押圧によって短寸状の爪壁
(4′)の樹脂チューブ(P) への喰い込みを解除できるも
のである。尚(7) は他の実施例(図5参照)として拡径
室(2′)の内部に挿着し、弾性シール部材(5) と把持部
材(4) との当接を防止すると共に、該シール部材を一定
位置に保持するスペーサである。また、前記把持部材
(4) の周壁の略中腹部に爪壁(4′)を突設しその前端縁
部をスペーサ(7) に係着してシール部材(5) と間隔をあ
け、またその後端縁部を後端周縁(1′)に係着せしめて
設けてもよい。
【0008】尚図4a及び図6a、6bはそれぞれ図3
及び図5に用いた把持部材単体を示すものであり、それ
ぞれ図4b及び図6cに示す形状の金属バネ板体を横断
面C字状の筒環状に成形してなるものである。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように本考案による細径樹
脂チューブ接続用コネクターは、特に金属バネ板材から
なる把持部材(4) を先端側に短寸状の爪壁(4′)を突設
して周壁部に軸芯方向のスリット(4″)を有し、且つ横
断面C字状の筒環状に形成し、しかも拡径室(2′)のな
す内周壁面に周方向への弾発張持状に当接した状態をも
ってその後端部をコネクター本体(1) の内部にあって、
該コネクター本体のなす後端周縁(1′)部側の前記掛支
壁に係合せしめて構成するため、爪壁(4′)での樹脂チ
ューブ(P) の挿入、接続時の変形方向への低い剛性によ
る良好な撓み性によって、樹脂チューブ(P) の外周面で
の擦れ傷の発生がなく、且つ引抜き方向には剛性が高い
ため樹脂チューブ(P) を確実に保持し、更に把持部材
(4) を長尺材により連続して成形して異なる樹脂チュー
ブ(P) の太さに適合して切断することにより容易に得る
ことができ、また別途止め具とそのカシメ作業とを不要
となすと共に、該把持部材の全長に亘るスリット(4″)
に簡易な組付けによって製品コストを安価となすことが
でき、更に弾性シール部材(5) が拡径室(5′)の段付き
部に挿着されるか、又はスペーサ(7) により一定箇所に
保持されて軸方向に移動することがなく、また弾性シー
ル部材(5) と把持部材(4) とが当接しないため該シール
部材の耐久性を大幅に向上し、またコネクター自体をコ
ンパクトとなして狭い個所での接続使用を可能となすこ
とができる等、極めて有用な細径樹脂チューブ接続用コ
ネクターである。
【図面の簡単な説明】
【図1】細径樹脂チューブ接続用コネクターの接続状態
時の縦断面図である。
【図2】図1の把持部材単体を示す図で、(a)は拡大
正面図、(b)は(a)の拡大展開図である。
【図3】他の実施例の同上図1相当図である。
【図4】図3の把持部材単体を示す図で、(a)は拡大
正面図、(b)は(a)の拡大展開図である。
【図5】更に他の実施例の同上図1相当図である。
【図6】図5の把持部材を示す図で、(a)は側面図、
(b)は(a)の拡大正面図、(c)は(a)の拡大展
開図である。
【図7】従来例を示す図で、(a)は樹脂チューブ接続
時の縦断面図、(b)は(a)の把持部材単体の拡大正
面図である。
【符号の説明】
1 コネクター本体 1′ 後端周縁 2 流通孔 2′ 拡径室 3 螺子壁 4 保持部材 4′ 爪壁 4″ スリット 5 弾性シール部材 6 解放具 7 スペーサ P 樹脂チューブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯内部に先端側の流通孔(2) に連って
    段付き拡径室(2′)を設けたコネクター本体(1) の該拡
    径室の段付き部に環状の弾性シール部材(5) を挿着し、
    更にその背後に間隔をおいて位置して先端側に短寸の舌
    片状からなる複数の爪壁(4′)を内方に傾斜して周壁部
    に軸芯方向のスリット(4″)を有する横断面C字状の金
    属バネ板材からなる筒環状の把持部材(4) を、前記拡径
    室(2′)のなす内周壁面に周方向への弾発張持状に当接
    した状態をもってその後端部を前記コネクター本体(1)
    の後端周縁(1′)部の内方に突出した掛支壁に係合して
    構成したことを特徴とする細径樹脂チューブ接続用コネ
    クター。
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