JP2839140B2 - 塵芥収集システム - Google Patents

塵芥収集システム

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JP2839140B2
JP2839140B2 JP11243497A JP11243497A JP2839140B2 JP 2839140 B2 JP2839140 B2 JP 2839140B2 JP 11243497 A JP11243497 A JP 11243497A JP 11243497 A JP11243497 A JP 11243497A JP 2839140 B2 JP2839140 B2 JP 2839140B2
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昭夫 岡崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭から出された
ゴミを投入管を介して塵芥貯留容器に一時貯留し、この
貯留されたゴミを、例えば塵芥収集装置を搭載した塵芥
収集車の吸引装置によって塵芥収集室に収集する塵芥収
集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、家庭から出されるゴミの収集
は、各家庭が収集日に指定場所にゴミを出し、これを作
業者が塵芥収集車で回収することによって行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、回収作業に手間がかかるため、多くの作
業者が必要になり、またゴミ収集日にはゴミが指定場所
である路上等に載置されるため、町の美観が損なわれる
とともに、回収時にゴミが路上に散乱するなど非衛生的
であった。
【0004】また、集合住宅等では、その最下階に塵芥
貯留室を設け各階に設けられた投入口からシュートを経
て投入されたゴミを塵芥貯留室に貯留し、該塵芥貯留室
に設けられたスクリュー等の排出手段によりゴミを塵芥
収集車に回収するように設けられたものもあるが、回収
時において、ゴミを塵芥貯留室の排出口から塵芥収集車
の投入口に投入する際にどうしてもゴミが外気に触れる
ため、周囲に悪臭が漂うとともに、ゴミ汁やゴミがあた
りに散乱し非衛生的であった。また、上記排出手段によ
り装置が大掛りなものになる。
【0005】本発明は、塵芥の回収作業の自動化を図
り、この回収作業に必要な作業者の削減を図るととも
に、回収作業を衛生的で迅速且つ容易に行うことができ
る塵芥収集システムを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の塵芥収集
システムは、投入口を備えた投入管が第1開閉弁を介し
て接続されるとともに、内部に外気を取り入れる吸気管
が第2開閉弁を介して接続され、且つ内部に貯留された
塵芥を輸送するための輸送路となる輸送管が第3開閉弁
を介して接続された少なくとも1つの塵芥貯留容器と、
前記輸送管に接続可能な塵芥収容室と前記塵芥貯留容器
内を減圧する吸引装置とを備えた塵芥収集車とからな
り、前記塵芥貯留容器には、該塵芥貯留容器の内圧を検
出する内圧検出装置が設けられるとともに、前記第1開
閉弁、第2開閉弁、第3開閉弁の開閉状態を検出する開
閉検出装置が設けられる一方、前記塵芥収集車には、前
記塵芥貯留容器から延設された信号線とドッキングステ
ーションを通じて接続可能な制御装置が搭載され、制御
装置は、前記吸引装置を作動制御するとともに、上記内
圧検出装置及び開閉検出装置の各検出結果に基づいて第
1開閉弁、第2開閉弁、第3開閉弁の開閉等を制御する
ように構成され、該制御装置により塵芥貯留容器内の塵
芥を塵芥収集車に吸引輸送するようになされたものであ
る。
【0007】請求項2記載の塵芥収集システムは、前記
塵芥貯留容器には、該塵芥貯留容器内に貯留された塵芥
を検出するレベルセンサが設けられ、前記制御装置で
は、レベルセンサの検出結果に基づいて塵芥の吸引輸送
を継続もしくは終了するように構成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1及び図2は、本発明に係る塵芥収集シ
ステムの概略構成を示しており、本例では、この塵芥収
集システムを集合住宅Aに設けたものについて説明す
る。
【0010】塵芥収集システムは家庭から出されたゴミ
を塵芥貯留容器10(以下単に容器と言う)に一時貯留
し、この貯留したゴミを塵芥収集車30に設けられた吸
引装置31によって該塵芥収集車30の塵芥収容室33
に収容するように構成されたものである。
【0011】容器10は、図1に示すように、集合住宅
Aの最下階に複数個連接して配置されており、図中左側
から第1容器10a、第2容器10b、第3容器10
c、第4容器10dの順に配設されている。
【0012】図2に示すように、第1容器10aの天面
には開口11が形成されており、この開口11には建物
の各階に亘って垂直に配設されたシュート(投入管)1
2の下端が連設されている。シュート12には各階ごと
に投入口12a…がそれぞれ設けられている。
【0013】開口11には該開口11を開閉する第1開
閉弁13が設けられており、第1開閉弁13はエアシリ
ンダ15の伸縮によって開閉作動される。また、この第
1開閉弁13の近傍には該第1開閉弁13の開閉を検出
するリミットスイッチLSc1,LSo1が設けられて
おり、リミットスイッチLSc1は第1開閉弁13の閉
塞状態を検出し、リミットスイッチLSo1は第1開閉
弁13の開放状態を検出するようになされている。
【0014】第1容器10aの側壁やや下部には吸気口
16が形成されている。この吸気口16には吸気管17
の基端が接続されており、吸気管17の先端は第1容器
10a内に外気を供給できるように配設されている。吸
気管17には該吸気管17を開閉する第2開閉弁18が
設けられており、第2開閉弁18はエアシリンダ20の
伸縮によって開閉作動される。この第2開閉弁18の近
傍には該第2開閉弁18の開閉を検出するリミットスイ
ッチLSc2,LSo2が設けられており、リミットス
イッチLSc2は第2開閉弁18の閉塞状態を検出し、
リミットスイッチLSo2は第2開閉弁18の開放状態
を検出するようになされている。
【0015】また、後述する制御装置50に備えられた
カウンタにより第2開閉弁18の開回数を計数するよう
になっている。このカウンタは第2開閉弁18の閉回数
を計数するようにしてもよい。
【0016】第1容器10aの側壁の下部には排出口2
1が形成されており、この排出口21は漏斗状に形成さ
れた連結部材22を介して輸送管23に接続されてい
る。排出口21の近傍の輸送管23には該輸送管23を
開閉する第3開閉弁25が設けられており、第3開閉弁
25はエアシリンダ26の伸縮によって開閉作動され
る。
【0017】この第3開閉弁25の近傍には該第3開閉
弁25の開閉を検出するリミットスイッチLSc3,L
So3が設けられており、リミットスイッチLSc3は
第3開閉弁25の閉塞状態を検出し、リミットスイッチ
LSo3は第3開閉弁25の開放状態を検出するように
なされている。
【0018】さらに、第1容器10aには、この第1容
器10a内の圧力を計測する圧力計VSが設けられると
ともに、第1容器10a内のゴミの貯留レベルを検出す
るレベルセンサLVが設けられている。このレベルセン
サLVは、近接スイッチ、光電スイッチなど塵芥を検出
できるものであればよい。
【0019】他の第2〜第4容器10b〜10dも前記
第1容器10aと同様に構成されており、これら第1〜
第4容器10a〜10dにそれぞれ接続されている輸送
管23は合流して図3に示すドッキングステーション2
7に延設されている。ドッキングステーション27に位
置する輸送管23の先端部は、図3に示すようにカップ
リング28によって、塵芥収集車30に設けられた吸引
ホース32の先端部と着脱自在に接続されている。
【0020】各エアシリンダ15,20,26には、図
中破線で示すエアホース19の分岐端がそれぞれ電磁弁
を介して接続されるとともに、このエアホース19の合
流した先端は、ドッキングステーション27に延設さ
れ、塵芥収集車30に設けられたエア源から延長された
エアホース34とカップリング35を介して着脱自在に
接続されている。
【0021】電磁弁はそのソレノイドを励磁することで
切換えられ、これによりエアシリンダを伸縮動させて第
1〜第3開閉弁13,18,25を開閉するようになさ
れている。
【0022】エア源は塵芥貯留容器10側に設けてもよ
く、この場合、制御装置50との信号ケーブルがいるも
のの、カップリング35、エアホース34は不要にな
る。
【0023】塵芥貯留容器10の各第1〜第4容器10
a〜10dからは、各リミットスイッチLSc1〜LS
o3,レベルセンサLV等の各検出器で検出された信号
を後述する制御装置50に、または、制御装置50から
出力された信号を各ソレノイドSOLc1〜SOLo3
に電気的あるいは光学的に伝送するための信号ケーブル
29が制御信号切換ユニット24を介してドッキングス
テーション27に延設されており、この信号ケーブル2
9は制御装置50を備えた塵芥収集車30から延長され
た同様な信号ケーブル36とコネクター37を介して着
脱自在に接続される。制御信号切換ユニット24は、塵
芥貯留容器10の各容器10a〜10dと制御装置50
との接続を第1容器10aから順次第4容器10dへ切
換えていくように構成されたものである。
【0024】塵芥収集車30は、吸引装置31と、この
吸引装置31により吸引したゴミを収容する塵芥収容室
33とを備えている。
【0025】図4に示すように、車枠41上の前部に吸
引装置31が搭載されるとともに、車枠41上の後部に
吸引装置31と連通した塵芥収容室33が搭載されてい
る。
【0026】塵芥収容室33は吸引装置31と着脱自在
に構成されており、その後部下方が車枠41に枢支され
ている。塵芥収容室33の前部には吸引ホース32の基
端が接続されており、該吸引ホース32の先端が塵芥収
容室の後部に垂下されている。
【0027】塵芥収容室33の上面にはガイドアーム4
2の基端が枢支され、このガイドアーム42が水平方向
に回動自在になされており、ガイドアーム42の先端に
設けられた把持部43に吸引ホース32の中途部が把持
されている。よって、吸引ホース32は、吸引ホース旋
回用シリンダ(図示省略)でガイドアーム42を回動さ
せることで、その先端部が車両の幅方向に移動可能にな
り、これによって、ドッキングステーション27に容易
に接続することができる。
【0028】吸引装置31で吸引された空気は、吸引ホ
ース32、塵芥収容室33、吸引装置31を経て排気孔
31aから排気され、これにともなって吸引ホース32
から吸い込まれたゴミ袋は塵芥収容室33内に収容され
る。
【0029】塵芥収容室33の後部開口にはテールゲー
ト45が開閉シリンダ46によって開閉自在に設けられ
るとともに、このテールゲート42を閉塞状態で固縛す
る固縛シリンダ(図示省略)が設けられている。
【0030】塵芥収容室33の底部にはダンプシリンダ
47が設けられ、このダンプシリンダ47により、枢支
部48を中心に傾動自在に構成されている。
【0031】塵芥収集車30には後述するマイコン等か
らなる制御装置50(図5参照)が搭載されている。
【0032】塵芥収集車30には操作スイッチ部39a
と表示部39bとからなるコントロールパネル39が設
けられている。このコントロールパネル39は運転席側
に設けてもよい。
【0033】図5は、以上のように構成された塵芥収集
システムの制御系を示すブロック図である。
【0034】制御装置50は塵芥収集車30に搭載され
ており、ドッキングステーション27を介して第1〜第
4容器10a〜10dと接続されている。ドッキングス
テーション27には制御信号切換ユニット24が設けら
れている。
【0035】制御信号切換ユニット24には、制御装置
50から出力される切換信号がその切換出力端子24b
に供給され、この切換信号に基づいて各第1〜第4容器
10a〜10dと制御装置50との信号ケーブルの接続
を順次切換えるようになされている。
【0036】切換ユニット24の確認信号入力端子24
aからは、切換状態を示す確認信号が制御装置50に出
力されている。すなわち、第1〜第4容器10a〜10
dには前記したようにリミットスイッチLSc1〜LS
o3、圧力計VS、レベルセンサLV等が設けられてお
り、制御信号切換ユニット24によって接続している容
器で検出された各検出信号が制御装置50に入力される
ようになされている。
【0037】SOLc1,SOLo1,SOLc2,S
OLo2,SOLc3,SOLo3は各エアシリンダ1
5,20,26を伸縮作動させるための電磁弁を切換え
る各ソレノイドで、制御装置50からの出力信号に基づ
いて各ソレノイドSOLc1〜SOLo3を励磁させて
電磁弁を切換えることにより第1開閉弁13、第2開閉
弁18、第3開閉弁25を開閉作動させる。詳しくはソ
レノイドSOLc1が励磁すると第1開閉弁13が閉じ
られ、また、SOLo1が励磁すると第1開閉弁13が
開き、他のSOLc2,SOLo2,SOLc3,SO
Lo3も同様になされている。
【0038】また、制御装置50からは、各第1〜第4
容器10a〜10dのソレノイドSOLc1〜SOLo
3への他にも塵芥収集車30に設けられた塵芥収集車ア
クチュエータ51及びコントロールパネル39の表示部
39bに信号が出力されている。
【0039】塵芥収集車アクチュエータ51としては、
吸引ホース旋回用シリンダ、ダンプシリンダ47、テー
ルゲートの開閉シリンダ46、テールゲートの固縛シリ
ンダ等がある。
【0040】表示部39bには吸引装置31の圧力、吸
引動作を行う第1〜第4容器10a〜10d内の圧力、
各リミットスイッチLSc1〜LSo3の作動状態を示
す表示ランプ、作業終了を示す終了ランプ等が設けられ
ている。
【0041】制御装置50には、塵芥収集車30に設け
られた塵芥収集車検出装置52及びコントロールパネル
39の操作スイッチ部39aからの検出信号及び操作信
号が入力されている。
【0042】塵芥収集車検出装置52としては、吸引ホ
ース32の回動位置、テールゲート閉鎖、テールゲート
ロック、テールゲートロック解除を検出するリミットス
イッチ、センサ等が設けられている。
【0043】操作スイッチ部39aには吸引装置31の
起動スイッチ及び停止スイッチ、各第1〜第3開閉弁1
3,18,25の各開閉スイッチ、及びこの第1〜第3
開閉弁13,18,25の自動・手動切換スイッチ等が
設けられている。
【0044】自動・手動切換スイッチは、このスイッチ
を自動側あるいは手動側に適宜に切換えることで第1〜
第3開閉弁13,18,25の開閉動作を自動または各
開閉スイッチによる手動に適宜に切換えることができ
る。
【0045】次に、塵芥処理システムの動作を図6及び
図7のフローチャートを参照して説明する。
【0046】まず、ステップS1、S2で塵芥収集車3
0をドッキングステーション27の近傍に停車させ、塵
芥収集車30の吸引ホース32、信号ケーブル36、及
びエアホース34をドッキングステーション27に配置
された輸送管23、信号ケーブル29、エアホース19
にカップリング28,35及びコネクタ37を介して接
続する。
【0047】次に、ステップS3、S4で自動・手動切
換スイッチを自動側にしてコントロールパネル39に設
けられた吸引装置31の起動スイッチをONにすると、吸引
装置31が作動するとともに、制御信号切換ユニット2
4では初期設定が行われ、制御装置50は第1容器10
aと電気的に接続される。
【0048】ステップS5では、制御信号切換ユニット
24の切換えを確認すると、ステップS6で第1開閉弁
13が閉じて開口11を閉塞し、これと同時に制御装置
50に内蔵されたカウンタによって計数される第2開閉
弁18の開回数値nを0に初期設定する。
【0049】この後、ステップS7で第3開閉弁25が
開き、吸引装置31により吸引ホース32と輸送管23
とを介して第1容器10a内の空気を吸い込み、第1容
器10a内を減圧して真空にしていく(ステップS
8)。
【0050】ステップS9では第1容器10a内の圧力
値が予め設定された設定値(約−2500mmH2O )にな
ると、ステップS10で第2開閉弁18が開き、外の空
気が第1容器10a内に流入し、第1容器10a内のゴ
ミは塵芥収集車30の輸送管23、吸引ホース32を介
して吸引される(ステップS12)。この時、カウンタ
はステップS11で第2開閉弁18の開回数をカウント
する。
【0051】ステップS13、S14では圧力値が上限
(大気圧)に達するか、もしくは吸引時間が経過する
と、第2開閉弁18が閉じられる。吸引時間は制御装置
50に備えられたタイマーによって計側する。
【0052】ステップS15では、レベルセンサLVが
ONすなわち第1容器10a内のゴミを検知しているか、
もしくは制御装置50に備えられたカウンタで計数され
る第2開閉弁18の開回数値nが設定回数でなければ、
再びステップS8に戻り、第1容器10a内を減圧して
吸引動作を繰り返す。
【0053】この吸引動作を繰り返してステップS15
でレベルセンサLVがOFF もしくは第2開閉弁18の開
回数が設定回数になれば、ステップS16で第3開閉弁
25が閉じ、第1開閉弁13が再び開放して(ステップ
S17)、シュート12に投入したゴミが第1容器10
a内に収容可能になる。
【0054】ステップS18では容器No. が最終かどう
かを確認し、最終でなければ制御装置50から制御信号
切換ユニット24に切換信号が出力され、制御信号切換
ユニット24は、次の第2容器10bと制御装置50と
が接続するように切換わる。
【0055】これにより、制御装置50には第2容器1
0bに設けられた各検出器からの信号が入力されるとと
もに、制御装置50からの出力信号は第2容器10bに
設けられた各アクチュエータに出力されることになる
(ステップS19、S20)。
【0056】そして、ステップS21でこの切換えが確
認されると、第2容器10bの第1開閉弁13を閉じて
第3開閉弁25を開き、以下前記した第1容器10aの
動作と同様な動作を行って最終の第4容器10dまで繰
り返し、最終の第4容器10dの吸引動作が終了すると
(ステップS22)、コントロールパネル39の表示部
39bに終了ランプが表示されて終了する。この後、吸
引ホース32、信号ケーブル36、エアホース34をド
ッキングステーション27から離脱させる(ステップS
23)。
【0057】ここで、上述した塵芥吸引時において、容
器10a〜10d内に貯留されているゴミ袋Dは容器1
0a〜10d内が真空(約−2500mmH2O 程度)にな
されているため、ゴミ袋D内も容器10a〜10d内と
同圧になされ、この容器10a〜10d内に吸気口16
から外気を急激に吸気することにより、ゴミ袋D内外に
圧力差が生じ、この圧力差によってゴミ袋Dが圧縮され
ながら輸送管23、吸引ホース32を経て塵芥収集室3
3に吸引されるとともに、吸気口16が下部にあるた
め、容器10a〜10d内に流入した空気が容器10a
〜10d内で旋回気流を発生させ、これによってゴミ袋
Dは容器10a〜10d内を回転しながら輸送管23内
に吸引されていく。
【0058】なお、本例では集合住宅Aに4個の塵芥貯
留容器を連設したシステムについて説明したが、これに
限らず塵芥貯留容器の個数はいくつでもよい。また、一
般家庭を対称にしたゴミ収集の態様としては、ごみ収集
場所の地中に塵芥貯留容器を埋設し、地上に位置する投
入口からゴミを投入するようにすれば、ごみが人目に触
れることがなく町の美観が保たれるとともに、地上のス
ペースを有効利用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1記
載の塵芥収集システムによれば、塵芥収集車の制御装置
が内圧検出装置及び開閉検出装置の各検出結果に基づい
て、第1開閉弁、第2開閉弁、第3開閉弁の開閉等を制
御し、塵芥貯留容器内の塵芥を塵芥収集車に吸引輸送す
ることで、作業者は塵芥収容室側と輸送管側とを接続す
るだけで、後は制御装置によって塵芥の収集を自動的に
行うことができる。これにより塵芥収集作業を迅速且つ
容易にすることができるとともに、この塵芥収集作業に
必要な作業者を削減することができ省力化を図ることが
できる。
【0060】また、制御装置が塵芥収集車に搭載され、
この制御装置が塵芥貯留容器から延設された信号線とド
ッキングステーションを通じて接続可能になされている
ため、塵芥貯留装置側に制御装置を個別に設ける必要が
なく、システムの構成を簡略化できるとともに、保守・
点検も容易に行うことができる。
【0061】さらに、一度投入されたゴミは貯留状態に
おいて外気に触れることがないため、システム周辺に悪
臭が漂うこともなくいつでもゴミを捨てることができ、
しかも塵芥が人目に触れることがないため美観・衛生上
・時代性に適応したものとなる。
【0062】請求項2記載の塵芥収集システムによれ
ば、塵芥貯留容器に、該塵芥貯留容器内に貯留された塵
芥量を検出するレベルセンサを設けたことで、塵芥貯留
容器内の塵芥量が的確に把握でき、これに基づいて制御
装置により塵芥の吸引輸送を継続もしくは終了させるた
め、塵芥を残すことなくしかも無駄のないシステムの制
御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塵芥収集システムを集合住宅に設
置した概略構成を示す側面図である。
【図2】塵芥貯留容器側の構成を示す側面図である。
【図3】塵芥収集車側の構成を示す側面図である。
【図4】塵芥収集車を示す側面図である。
【図5】塵芥収集システムの制御系を示すブロック図で
ある。
【図6】塵芥収集システムの動作を説明するフローチャ
ート図である。
【図7】塵芥収集システムの動作を説明するフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
10 塵芥貯留容器 12 シュート(投入管) 13 第1開閉弁 17 吸気管 18 第2開閉弁 23 輸送管 24 制御信号切換ユニット 25 第3開閉弁 27 ドッキングステーション 30 塵芥収集車 31 吸引装置 33 塵芥収容室 50 制御装置 LSc1〜LSo3 リミットスイッチ SOLc1〜SOLo3 ソレノイド VS 圧力計 VL レベルセンサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65F 5/00 101 B65F 3/00 B65F 3/14 B65F 5/00 B65G 53/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口を備えた投入管が第1開閉弁を介
    して接続されるとともに、内部に外気を取り入れる吸気
    管が第2開閉弁を介して接続され、且つ内部に貯留され
    た塵芥を輸送するための輸送路となる輸送管が第3開閉
    弁を介して接続された少なくとも1つの塵芥貯留容器
    と、 前記輸送管に接続可能な塵芥収容室と前記塵芥貯留容器
    内を減圧する吸引装置とを備えた塵芥収集車とからな
    り、 前記塵芥貯留容器には、該塵芥貯留容器の内圧を検出す
    る内圧検出装置が設けられるとともに、前記第1開閉
    弁、第2開閉弁、第3開閉弁の開閉状態を検出する開閉
    検出装置が設けられる一方、前記塵芥収集車には、前記
    塵芥貯留容器から延設された信号線とドッキングステー
    ションを通じて接続可能な制御装置が搭載され、制御装
    置は、前記吸引装置を作動制御するとともに、上記内圧
    検出装置及び開閉検出装置の各検出結果に基づいて第1
    開閉弁、第2開閉弁、第3開閉弁の開閉等を制御するよ
    うに構成され、該制御装置により塵芥貯留容器内の塵芥
    を塵芥収集車に吸引輸送するようになされたことを特徴
    とする塵芥収集システム。
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