JP2825143B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2825143B2
JP2825143B2 JP5074492A JP7449293A JP2825143B2 JP 2825143 B2 JP2825143 B2 JP 2825143B2 JP 5074492 A JP5074492 A JP 5074492A JP 7449293 A JP7449293 A JP 7449293A JP 2825143 B2 JP2825143 B2 JP 2825143B2
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holding plate
connector
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substrate
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利正 吉儀
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Yazaki Corp
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Yazaki Sogyo KK
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  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車の自動
変速機のケーシング内に設置される油圧回路に接続され
る電線と、ケーシング外の制御機器とを接続するための
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機は、トルクコンバータ
と変速ギア機構を備えており、クランクシャフトによっ
て取り出されたエンジンの回転をトルクコンバータを介
してインプットシャフトに伝え、さらに変速ギア機構に
伝達する構造となっている。変速ギア機構には、多板ブ
レーキまたは多板クラッチが設けられ、これらの摩擦係
合手段を係脱してギア段の変速が行われるようにしてい
る。
【0003】上記の摩擦係合手段の係脱は、油圧回路に
よって行われ、油圧回路には、バルブ、油圧サーボモー
タ、アキュムレータ等が配設され、これら各要素の信号
圧を形成するためのソレノイドバルブが設けられてい
る。ソレノイドバルブを作動するソレノイドは、バルブ
ボディに取り付けられた状態でミッションケース内に収
容されており、ソレノイド、油温センサ等を制御する機
器との接続は、ミッションケースに設けられた開口部を
通じて行われるようになっている。そのため、開口部に
は、オイルパン内の油が外部に漏出しないように封止体
が設けられている。
【0004】封止体と電気的な接続端子であるコネクタ
とは、別体で構成されていてワイヤーハーネスにより接
続するようにしているが、両者間のワイヤー部分で断線
が生じるおそれがあるだけでなく、加締め箇所が増加し
て工数が増えるなどの欠点がある。
【0005】そこで、図4および図5に示すように、封
止体とコネクタを一体化したコネクタ装置Kが提案され
ている(特開平2−278673号公報)。コネクタ装
置Kは、自動変速機のミッションケース(図示せず)に
取付けられるケーシングa内に、端子bを保持するイン
ナープレートcを設け、ミッションケース内から封止体
dを貫通して引き出される電線eと、端子bとを接続し
ている。一方、ミッションケース内の油が毛細管現象に
よって電線eを伝わって嵌合面fに漏出するのを防ぐた
め、インナープレートcと端子bとの間隙に漏出防止材
としてエポキシ樹脂gを充填している。しかしながら、
ケーシングa内の構造が複雑なため、上記のエポキシ樹
脂gを充填する作業は極めて煩雑であり、生産性を著し
く悪化させる問題点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、漏出防止用の樹脂材充填
を行うことなく、油の漏出を確実に遮断できる自動変速
機用のコネクタを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明は、複数の端子を挿着した基板の端子挿着孔
と該端子との間をハンダ付けにより密封して形成した端
子保持板と、内壁の中間に前記端子保持板が着設された
筒状のハウジングとから成り、該筒状のハウジングはイ
ンサート成形により前記端子保持板と一体に成型される
と共に、該筒状のハウジングの後半の電線導入部には液
体漏出防止用の封止体が装着されていることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、端子保持板を構成する基板の
端子挿着孔と端子との間隙をハンダ付けにより密封した
後、一体成型によって筒状のハウジングの内壁に該端子
保持板を着設すると共に後半の電線導入部に液体漏出防
止用の封止体を装着するようにしているため、端子挿着
孔に対し合成樹脂材等の漏出防止材を用いることなく、
端子の電線接続部側から端子挿通孔の端子嵌合部側へ油
などの液体の漏出を確実に防止することができる。した
がって、端子挿着孔に漏出防止材を充填する工程が省略
されるので、生産性および信頼性が向上する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すコネクタAの
縦断面図である。コネクタAは、筒状のハウジング1の
内壁1aに、複数の端子3を挿着した端子保持板2を一
体成型により着設して形成されたもので、図1において
は、端子3に外部からハウジング1内に導入した電線4
を接続した状態を示している。
【0010】ハウジング1は筒状に形成され、前半に相
手側コネクタとの嵌合部1bが設けられ、後半にミッシ
ョンのケーシング等へ結合される電線導入部1cが形成
されている。1dは、ケーシング内の油の漏出防止用の
封止体である。電線導入部1cを通じて導入された電線
4と、端子保持板2に挿着された端子3の電線接続部3
aとを加締め等により接続することにより電気的に導通
が行われるようにしている。
【0011】図2は、端子保持板2を作成する工程の説
明図である。端子保持板2は、耐熱性樹脂材として、ポ
リイミドを成型加工により形成した基板5を端子固定治
具6に載置して、端子3の挿着とハンダ付けを行って形
成する。
【0012】基板5の表面5aには、端子挿着用孔7お
よび位置決め用孔8が穿設され、端子挿着孔7の周囲に
は、プリント加工などで導電性の金属箔を着設した接合
部7aが形成されている。端子固定治具6の上面6aに
は、基板5の端子挿着用孔7および位置決め用孔8に対
応する位置に、それぞれ端子保持用穴9および位置決め
用突起10が設けられている。
【0013】端子3の挿着は、図3に示すように、端子
固定治具6に基板5を載置して、位置決め用突起10と
位置決め用孔8を合致させ、矢印で示すように端子挿着
孔7に雄型の端子3を挿入する。そして、挿着された端
子3′の電線接続部3aと接合部7aとをハンダ付けs
によって接続すると共に、端子挿着孔7と端子3との間
隙を密封する。上記の工程を繰り返して、基板5の全て
の端子挿着孔7に挿入した端子3と、基板5のそれぞれ
の接合部7aとをハンダ付けして端子挿着孔7を密封す
ることにより、端子保持板2が作成される。
【0014】基板5の素材は、ポリイミドに限定される
ものではなく、耐熱性、耐油性の優れた材料であれば使
用できる。上記の工程で作成された端子保持板2を、ハ
ウジング1の一体成型用の金型に装着し、いわゆるイン
サート成形を行うことにより、図1に示したように、ハ
ウジング1の内壁1aに端子保持板2が着設されたコネ
クタAが形成される。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、端子の挿着部をハンダ
付けにより密封して形成した端子保持板をハウジング内
に着設すると共に後半の電線導入部には液体漏出防止用
の封止体が装着してあるため、端子を挿着した端子挿着
孔に液体漏出防止の漏出防止部材を充填する必要がな
い。したがって、漏出防止材を充填する工程が省略され
ると共に、端子挿着部からの液漏れなどの障害が確実に
排除され、生産性および信頼性が向上するなどの利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるコネクタの断面図であ
る。
【図2】図1の端子保持板を作成する工程の説明図であ
る。
【図3】図2の基板に端子を挿着する工程の説明図であ
る。
【図4】従来の自動変速機用コネクタの縦断面図であ
る。
【図5】図4のコネクタの正面図である。
【符号の説明】
A コネクタ 1 ハウジング 1a 内壁 2 端子保持板 3 端子 5 基板 7 端子挿着孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/52 H01R 9/16 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子を挿着した基板の端子挿着孔
    と該端子との間をハンダ付けにより密封して形成した端
    子保持板と、内壁の中間に前記端子保持板が着設された
    筒状のハウジングとから成り、該筒状のハウジングはイ
    ンサート成形により前記端子保持板と一体に成型される
    と共に、該筒状のハウジングの後半の電線導入部には液
    体漏出防止用の封止体が装着されていることを特徴とす
    るコネクタ。
JP5074492A 1993-03-31 1993-03-31 コネクタ Expired - Fee Related JP2825143B2 (ja)

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JPS6019835B2 (ja) * 1980-08-25 1985-05-18 三洋電機株式会社 自動販売機のタイマ−制御方法
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