JP2822074B2 - 直流モータ駆動回路 - Google Patents

直流モータ駆動回路

Info

Publication number
JP2822074B2
JP2822074B2 JP2005401A JP540190A JP2822074B2 JP 2822074 B2 JP2822074 B2 JP 2822074B2 JP 2005401 A JP2005401 A JP 2005401A JP 540190 A JP540190 A JP 540190A JP 2822074 B2 JP2822074 B2 JP 2822074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
motor
pulse
output
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005401A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03212190A (ja
Inventor
修 矢口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority to JP2005401A priority Critical patent/JP2822074B2/ja
Priority to US07/512,825 priority patent/US5051672A/en
Priority to CA002015618A priority patent/CA2015618C/en
Priority to DE4013624A priority patent/DE4013624A1/de
Priority to FR9005458A priority patent/FR2646459B1/fr
Priority to DE4042496A priority patent/DE4042496C2/de
Priority to GB9009638A priority patent/GB2232255B/en
Priority to GB9306238A priority patent/GB2264825B/en
Priority to US07/669,022 priority patent/US5166586A/en
Publication of JPH03212190A publication Critical patent/JPH03212190A/ja
Priority to GB9316438A priority patent/GB2268644B/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2822074B2 publication Critical patent/JP2822074B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電機子の回転速度に応じて発生する誘導起
電力を検出して、直流モータの駆動を制御するようにし
た誘導起電力感知形の直流モータ駆動回路に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、電圧比較器、駆動トランジスタおよびパル
ス発生回路によって直流モータの拘束状態を判定するよ
うに構成されている。そして、本発明では、前記電圧比
較器に入力される拘束トルクの設定電圧を大きさと、前
記パルス発生回路から出力されかつ前記駆動トランジス
タを周期的に瞬間オフにする遮断パルスの周期の大きさ
とを調節手段により互いに同方向に変化させることがで
きる。従って、拘束トルクに関連してモータの駆動状態
を広範囲に制御することができる。
〔従来の技術〕
本発明者は、拘束トルクの制御が可能な誘導起電力感
知形の直流モータ駆動回路として、第3図に示す回路を
先に提案した。
第3図において、直流モータ1は、直流電圧+Vcが供
給される直流電源端子6に一端を接続され、他端を電界
効果トランジスタ(FET)2のドレインDに接続されて
いる。このFET2側の直流モータ1の端子は、抵抗R3を介
して電圧比較器3の反転入力端子に接続されている。FE
T2のソースは接地され、ゲートGはアンドゲート4の出
力端子に接続されている。
抵抗R1、可変抵抗器VR1および抵抗R2から成る直列回
路の一端は直流電源端子6に接続され、この直列回路の
他端(抵抗R2側)は接地されている。可変抵抗器VR1
抵抗R1とR2との間に接続されている。可変抵抗器VR1
摺動接点は、電圧比較器3の非反転入力端子に接続され
ている。従って、この電圧比較器3の非反転入力端子に
は、直流電圧+Vcを抵抗R1、R2および可変抵抗器VR1
抵抗値で分圧した設定電圧V2が供給される。この設定電
圧V2は直流モータ1の拘束トルク(モータ1が拘束状態
になったと判定してモータ1を停止させるときの限界ト
ルク)を設定する電圧である。
電圧比較器3は、非反転入力端子に供給される設定電
圧V2と、反転入力端子に供給される電圧VMとを比較す
る。そして、電圧比較器3は、電圧V2が電圧VMよりも大
きいときに高レベルの電圧V0を出力し、電圧V2が電圧VM
よりも小さいときに低レベルの電圧V0を出力する。この
電圧比較器3の出力端子は、アンドゲート4の一方の入
力端子に接続されている。
アンドゲート4の他方の入力端子は、発振器5の出力
端子に接続されている。アンドゲート4のこの入力端子
は、発振器5から遮断パルスP1を供給される。アンドゲ
ート4は、電圧比較器3の出力電圧V0と遮断パルスP1
の論理積をとって、出力信号をFET2のゲートGに供給す
る。そして、アンドゲート4の出力信号が高レベルのと
きにFET2はオン状態となり、低レベルのときにFET2はオ
フ状態となる。上述の遮断パルスP1は一定周期T毎に一
瞬だけ低レベルになる発振信号である。
次に、このような構成の第3図に示す直流モータ駆動
回路の動作を説明する。
直流モータ1の出力軸(図示せず)が外力で回転させ
られ、その電機子が回転したとする。この電機子の回転
によって、直流モータ1の両端に、第3図に示すよう
に、電機子の回転速度に比例した誘導起電力EMが発生す
る。このため、FET2のドレインDには、次式で表わされ
る電圧VMが生じる。
VM=VC−EM この電圧VMは電圧比較器3の反転入力端子に供給され
る。そして、誘導起電力EMが大きくなって、電圧VMが設
定電圧V2よりも小さくなると、電圧比較器3は出力電圧
V0を低レベルから高レベルに変化させる。このため、ア
ンドゲート4の出力信号として、遮断パルスP1がFET2の
ゲートGに供給される。そして、FET2は遮断パルスP1
高レベルのときにオン状態となる。従って、直流モータ
1に直流電圧+VCが印加されて、直流モータ1の出力軸
は回転を継続する。
直流モータ1の出力軸が回転を継続している間にも、
遮断パルスP1は周期的に瞬時に低レベルになる。このた
め、FET2も同様に周期的に瞬時にオフ状態となる。この
FET2のオフ状態の期間において、電圧VMが設定電圧V2
りも小さければ、アンドゲート4の出力信号として遮断
パルスP1がFET2のゲートGに継続して供給される。従っ
て、FET2は継続してオン状態とオフ状態とを繰返す。逆
に、FET2のオフ状態のときに電圧VMが設定電圧V2よりも
大きくなっていれば、電圧比較器3の出力電圧V0が低レ
ベルに変化する。従って、アンドゲート4の出力信号は
継続して低レベルになるので、FET2はオフ状態を継続し
て給電遮断状態になる。
なお、モータ1が回転を持続できるか、或いはFET2が
オフ状態を継続して給電遮断状態になるかの境界時に直
流モータ1に流れる電流IMは、直流モータ1の内部抵抗
をrMとすると、次式で表わされる。
IM≒V2/rM(=(VC−EM)/rM) 従って、電圧V2を制御することによって、直流モータ
1の拘束トルクを制御して、その駆動状態を制御するこ
とができる。そして、この電圧V2の制御のために、可変
抵抗器VR1が調節される。
〔発明が解決しようとする課題〕
第3図に示す上述の直流モータ駆動回路の場合には、
遮断パルスP1の周期Tが一定であるために、直流モータ
1の拘束トルクの可変幅が狭いという問題があった。即
ち、FET2がオン状態になるためには、誘導起電力が所定
値以上であることが必要であり、周期Tが短いと、拘束
トルクを最大にするために可変抵抗器VR1を抵抗R1側に
設定しても、最大駆動電流IM′(=VC/rM)を得るのが
困難であるという問題があった。これとは逆に、周期T
が長いと、拘束トルクを小さくするために可変抵抗器VR
1を抵抗R2側に設定しても、拘束トルク時の駆動電流IM
を充分に小さくすることができないという問題があっ
た。
本発明は、このような欠点を解消して、直流モータの
駆動状態を広範囲に制御し得る直流モータ駆動回路を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による直流モータ駆動回路は、直流モータの端
子に生じる誘導起電力と予め設定された設定電圧とを比
較する電圧比較器と、この電圧比較器の出力信号に応じ
てオンとなり、前記直流モータに駆動電圧を与える駆動
トランジスタと、この駆動トランジスタを周期的に瞬間
オフにするための遮断パルスを発生するパルス発生回路
とを備えている。
そして、その一つの発明では、前記設定電圧の大きさ
と前記遮断パルスの周期の大きさとを互いに同方向に変
化させる調節手段を備えている。
即ち、前記調節手段を調節することによって、前記設
定電圧の大きさと前記遮断パルスの周期の大きさとを同
時に大きくしたり、これとは逆に、同時に小さくしたり
することができる。
また、他の一つの発明では、前記パルス発生回路は、
前記駆動トランジスタに入力される前記遮断パルスに応
じて鋸波状電圧を形成する鋸波形成回路と、この鋸波形
成回路の出力電圧と前記設定電圧とを比較する第2の電
圧比較器と、前記鋸波形成回路の前記出力電圧と予め設
定された基準電圧とを比較する第3の電圧比較器と、前
記第2の電圧比較器の出力信号と前記第3の電圧比較器
の出力信号とから前記遮断パルスを形成するパルス形成
回路とを有し、前記設定電圧の大きさと前記遮断パルス
の周期の大きさとを互いに同方向に変化させる調節手段
をさらに備えている。また、この場合、前記鋸波形成回
路は、前記鋸波状電圧の上昇速度と下降速度とを互いに
逆方向に変化させる速度設定手段を有していてもよい。
即ち、前記速度設定手段を調節することによって、前記
上昇速度と前記下降速度とを同時に大きくしたり、これ
とは逆に、同時に小さくしたりすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の直流モータ駆動回路の一実施例を示
す回路図である。第1図において、第3図と同一の符号
は同一のものを示す。そして、第3図の説明との重複を
避けるために、第3図の構成と異なる部分についての
み、以下において説明する。
第1図において、FET(駆動トランジスタ)2のゲー
トGには、鋸波形成回路12の入力端子が接続されてい
る。この鋸波形成回路12は、抵抗R4、R5、可変抵抗器
(速度設定部)VR2、ダイオードD1、D2およびコンデン
サC1から成っている。即ち、FET2のゲートGと可変抵抗
器VR2の摺動接点との間には、抵抗R4が接続されてい
る。可変抵抗器VR2の一端は抵抗R5の一端に接続され、
抵抗R5の他端はダイオードD1のアノードに接続され、ダ
イオードD1のカソードはコンデンサC1に接続されてい
る。可変抵抗器VR2の他端はダイオードD2のカソードに
接続され、ダイオードD2のアノードはコンデンサC1に接
続されるとともに、ダイオードD1のカソードに接続され
ている。つまり、コンデンサC1の一端はダイオードD1
D2とに接続され、コンデンサC1の他端は接地されてい
る。コンデンサC1とダイオードD1、D2との接続点は鋸波
形成回路12の出力端子となっている。
鋸波形成回路12の出力端子は、電圧比較器7の反転入
力端子と電圧比較器8の非反転入力端子とに接続されて
いる。電圧比較器7の非反転入力端子はトルク制御用の
可変抵抗器VR1の摺動接点に接続されている。従って、
この電圧比較器7の非反転入力端子には、設定電圧V2
供給される。従って、電圧比較器7は、設定電圧V2と鋸
波形成回路12の出力電圧VNとを比較する。そして、この
電圧比較器7は、設定電圧V2が出力電圧VNよりも大きい
ときに高レベルHの電圧V3を出力し、電圧V2が電圧VN
りも小さいときに低レベルLの電圧V3を出力する。この
電圧比較器7の出力端子は、パルス形成回路11のセット
入力端子SETに接続されている。
電圧比較器8の反転入力端子には、直流電圧+VCを抵
抗R6およびR7の抵抗値で分圧した基準電圧V1が供給され
る。従って、この電圧比較器8は、非反転入力端子に供
給される電圧VNと、反転入力端子に供給される基準電圧
V1とを比較する。そして、この電圧比較器8は、電圧VN
が電圧V1よりも大きいときに高レベルHの電圧V4を出力
し、電圧VNが電圧V1よりも小さいときに低レベルLの電
圧V4を出力する。この電圧比較器8の出力端子は、パル
ス形成回路11のリセット入力端子RESに接続されてい
る。
パルス形成回路11は、本実施例では、ナンドゲート
9、10から成るRSフリップフロップから構成されてい
る。従って、ナンドゲート9側のセット入力端子SETと
ナンドゲート10側のリセット入力端子RESとが共に高レ
ベルの電圧に設定されると、パルス形成回路11の出力端
子(ナンドゲート10の出力端子)は高レベルHの電圧P2
を出力する。この状態でセット入力端子SETの入力が一
瞬でも低レベルになると、パルス形成回路11の出力端子
は低レベルLの電圧P2を出力してその状態を保持する。
また、リセット入力端子RESの入力が低レベルになる
と、パルス形成回路11の出力端子は高レベルHの電圧P2
を出力する。このパルス形成回路11の出力端子はアンド
ゲード4の一方の入力端子に接続されている。アンドゲ
ート4のこの入力端子には、第3図では、発振器5が接
続されているが、第1図では、第3図の発振器5に代え
て、鋸波形成回路12、比較器7、8、パルス形成回路11
などから成るパルス発生回路が接続されている。
次に、このような構成の第1図に示す直流モータ駆動
回路の動作を、第2図に示すタイムチャートと共に説明
する。ここで、第2図は第1図の直流モータ駆動回路の
主要部の電圧波形を示すタイムチャートである。
まず、直流モータ1が静止状態にある場合について説
明する。直流モータ1が静止しているときには、誘導起
電力EMはゼロであるので、電圧VMは直流電圧+VCの値と
なっている。従って、電圧VMが設定電圧V2よりも大きい
ので、電圧比較器3の出力電圧V0は低レベルになってい
る。このため、アンドゲート4の出力信号も低レベルに
なっているので、FET2のドレイン−ソース間はオフ状態
になっている。また、アンドゲート4の出力信号が低レ
ベルであるので、鋸波形成回路12の出力電圧VNも低レベ
ルの電圧(0V)になっている(第2図の時点t1以前の状
態である)。
この場合、コンデンサC1に電荷が多少あったとして
も、ダイオードD2、可変抵抗器VR2および抵抗R4から成
る経路を介して、コンデンサC1の電荷は放電してしま
う。
鋸波形成回路12の出力電圧VNが低レベルの電圧になっ
ていると、電圧比較器7の出力電圧V3は高レベルHの電
圧になっている。また同様に、電圧比較器8の出力電圧
V4は低レベルLの電圧になっている。このため、パルス
形成回路11のセット入力端子SETには高レベルHの電圧V
3が供給され、リセット入力端子RESには低レベルLの電
圧V4が供給される。パルス形成回路11は、リセット入力
端子RESに供給される電圧V4が低レベルLになっている
ので、第2図の時点t1に示すように、その出力端子に高
レベルHの出力信号P2を出力する。この高レベルHの出
力信号P2は、アンドゲート4の入力端子に供給される。
つぎに、直流モータ1の出力軸(図示せず)が外力で
回転させられ、この出力軸に接続されている電機子が回
転したとする。この電機子の回転によって、第3図の場
合に述べるように、直流モータ1の両端に誘導起電力EM
が発生する。このため、電圧VMは直流電圧+VCの値から
低下する。そして、この電圧VMが設定電圧V2よりも小さ
くなると、電圧比較器3は出力電圧V0を低レベルから高
レベルに変化させる。このときには、パルス形成回路11
の出力信号P2は高レベルHの電圧になっているので、ア
ンドゲート4の両入力電圧は高レベルになる。従って、
アンドゲート4の出力信号は高レベルの電圧となるの
で、FET2のドレイン−ソース間はオン状態となる。この
結果、直流モータ1に直流電圧+VCが印加されて、直流
モータ1の出力側は回転を継続する。
一方、アンドゲート4の出力信号が高レベルの電圧に
なると、鋸波形成回路12では、抵抗R4、可変抵抗器V
R2、抵抗R5およびダイオードD1から成る経路を電流が流
れて、コンデンサC1が充電されていく(第2図の時点t1
からt2の期間)。従って、鋸波形成回路12の出力電圧VN
は徐々に上昇する。そして、この電圧VNが基準電圧V1
値に達すると、電圧比較器8は出力電圧V4を低レベルL
から高レベルHに変化させる(第2図の時点t2)。パル
ス形成回路11は、リセット入力端子RESに供給される電
圧V4が高レベルHになるので、リセット状態を解除され
る。ただし、この場合、パルス形成回路11の出力信号P2
は依然として高レベルの電圧になっている。
時点t2以後においても、鋸波形成回路12の出力電圧VN
は徐々に上昇を続ける。そして、この電圧VNが設定電圧
V2の値に達すると、電圧比較器7は出力電圧V3を高レベ
ルHから低レベルLに変化させる(第2図の時点t3)。
電圧V3が低レベルLになると、パルス形成回路11は、セ
ット入力端子SETの入力が低レベルの電圧となるので、
その出力信号P2を低レベルLの電圧にしてこの状態を保
持する。このため、アンドゲート4は、その一方の入力
信号が低レベルになるので、その出力信号は低レベルに
なる。従って、FET2はオフ状態になる。
アンドゲート4の出力信号が低レベルになると、コン
デンサC1に充電されていた電荷は、ダイオードD2、可変
抵抗器VR2および抵抗R4から成る経路を介して、直ちに
放電を開始する。このため、鋸波形成回路12の出力電圧
VNは、すぐに設定電圧V2の値よりも低下する。従って、
電圧比較器7は出力電圧V3を再び低レベルLから高レベ
ルHに変化させる。このとき、パルス形成回路11の出力
信号P2は低レベルLの電圧に保持されている(第2図の
時点t3とt4の間)。
このように、パルス形成回路11の出力信号P2が低レベ
ルLの電圧のときには、FET2はオフ状態になっており、
直流モータ1が拘束状態になったか否かが検知される。
この場合、電圧VMが設定電圧V2よりも大きければ、電圧
比較器3の出力電圧V0が低レベルに変化する。従って、
アンドゲート4の出力信号は低レベルになるので、FET2
はオフ状態を継続する。この結果として、直流モータ1
には直流電圧+VCが印加されなくなるので、直流モータ
の出力軸は回転を停止する。
一方、パルス形成回路11の出力信号P2が低レベルの電
圧のときに、電圧VMが設定電圧V2よりも小さければ、電
圧比較器3の出力電圧V0は高レベルを保持する。
前述のとおり、第2図の時点t3とt4との間では、コン
デンサC1に充電されていた電荷は放電され続けているの
で、電圧VNは低下し続けている。そして、電圧VNが基準
電圧V1の値に達すると、電圧比較器8は出力電圧V4を高
レベルHから低レベルLに変化させる(第2図の時点
t4)。パルス形成回路11は、リセット入力端子RESに供
給される電圧V4が低レベルになるので、リセット状態と
なる。即ち、パルス形成回路11の出力信号P2は高レベル
Hの電圧になる。
アンドゲート4は、両方の入力信号が高レベルHの電
圧になるので、その出力信号を再び高レベルにする。こ
のため、FET2のドレイン−ソース間は再びオン状態にな
るので、直流モータ1の出力軸は回転を継続する。アン
ドゲート4の出力信号が高レベルの電圧になると、鋸波
形成回路12では、抵抗R4、可変抵抗器VR2、抵抗R5およ
びダイオードD1から成る経路を介して、コンデンサC1
直ちに充電を開始する。このため、鋸波形成回路12の出
力電圧VNは、すぐに基準電圧V1の値よりも上昇する。従
って、電圧比較器8は出力電圧V4を再び低レベルLから
高レベルHに変化させる。
以後、パルス形成回路11の出力信号P2か低レベルLの
ときに、電圧VMが設定電圧V2よりも小さければ、第2図
に示すように、時点t2から時点t4までを一周期として、
同様の動作が繰り返される。
この場合、出力信号P2は、第3図に示す発振器5が出
力する遮断パルスP1に相当している。しかしながら、本
実施例においては、電圧比較器7は、電圧VNと設定電圧
V2とを比較して出力信号P2の高レベルHの期間を設定す
るようにしている。従って、本実施例では、直流モータ
1の拘束トルクを広範囲に制御することができる。
例えば、拘束トルク制御用の可変抵抗器VR1を抵抗R1
側(高トルク側)に設定すると、設定電圧V2が大きな値
になる。このため、直流モータ1の出力軸の回転数が多
少下がっても、電圧比較器3の出力電圧V0は高レベルを
保持するから、FET2はオン状態を継続する。これと同時
に、電圧比較器7の非反転入力端子に供給される電圧が
大きくなるので、設定電圧V2の大きくなるのに応じて出
力信号P2の高レベルの期間が長くなる。つまり、この出
力信号(遮断パルス)P2の周期が長くなるから、拘束ト
ルクを必要に応じて充分大きくして最大駆動電流IM′=
(VC/rM)を容易に得ることができる。
これとは逆に、可変抵抗器VR1を抵抗R2側(低トルク
側)に設定すると、直流モータ1の出力軸の回転数が少
し下がっただけでも、FET2がオフ状態になる。これと同
時に、出力信号P2の周期も短くなるから、拘束トルク時
の駆動電流IMを必要に応じて充分小さくすることが可能
である。
次に、鋸波形成回路12中の可変抵抗器VR2は出力電圧V
Nの電圧上昇速度と電圧下降速度とを同時に互いに逆方
向に変えて、直流モータ1の出力軸の回転数(速度)の
制御を行なうためのものである。つまり、可変抵抗器VR
2の抵抗値を変えることによって、出力電圧VNの電圧上
昇速度(第2図の時点t2から時点t3までの時間の逆数に
比例)と、電圧下降速度(第2図の時点t3から時点t4
での時間の逆数に比例)とを同時に互いに逆方向に変え
ることができるから、出力信号P2のデューティサイクル
を変えることができる。そして、出力信号P2のデューテ
ィサイクルを変えることにより、直流モータ1の速度制
御を行うことができる。
〔発明の効果〕
本発明は、電圧比較器、駆動トランジスタおよびパル
ス発生回路によって直流モータの拘束状態を判定するよ
うにしたので、その構成が簡単で動作が確実であって、
発熱によって発火の危険や電力ロスがない。
また、請求項1および2に記載の発明によれば、拘束
トルクの設定電圧の大きさと遮断パルスの周期の大きさ
とを調節手段により互いに同方向に変化させるようにし
たから、必要に応じて、直流モータの最大駆動電流を充
分大きくしたり、これとは逆に、拘束トルク時の駆動電
流を充分小さくしたりすることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、遮断パルスの
デューティサイクルを速度設定手段により変化させるよ
うにしたから、直流モータの速度制御を簡単な構成でも
って確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の直流モータ駆動回路の一実施例を示す
回路図、第2図は第1図の直流モータ駆動回路の主要部
の電圧波形を示すタイムチャート、第3図は先に提案さ
れた直流モータ駆動回路を示す回路図である。 なお、図面に用いられた符号において、 1……直流モータ 2……電界効果トランジスタ(FET) 3,7,8……電圧比較器 11……パルス形成回路 12……鋸波形成回路 VR1……可変抵抗器(設定電圧および遮断パルス周期の
調節手段) VR2……可変抵抗器(速度設定手段) である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流モータの端子に生じる誘導起電力と予
    め設定された設定電圧とを比較する電圧比較器と、 この電圧比較器の出力信号に応じてオンとなり、前記直
    流モータに駆動電圧を与える駆動トランジスタと、 この駆動トランジスタを周期的に瞬間オフにするための
    遮断パルスを発生するパルス発生回路と、 前記設定電圧の大きさと前記遮断パルスの周期の大きさ
    とを互いに同方向に変化させる調節手段とを備えたこと
    を特徴とする直流モータ駆動回路。
  2. 【請求項2】直流モータの端子に生じる誘導起電力と予
    め設定された設定電圧とを比較する第1の電圧比較器
    と、 この第1の電圧比較器の出力信号に応じてオンとなり、
    前記直流モータに駆動電圧を与える駆動トランジスタ
    と、 この駆動トランジスタを周期的に瞬間オフにするための
    遮断パルスを発生するパルス発生回路とを備え、 前記パルス発生回路は、前記駆動トランジスタに入力さ
    れる前記遮断パルスに応じて鋸波状電圧を形成する鋸波
    形成回路と、 この鋸波形成回路の出力電圧と前記設定電圧とを比較す
    る第2の電圧比較器と、 前記鋸波形成回路の前記出力電圧と予め設定された基準
    電圧とを比較する第3の電圧比較器と、 前記第2の電圧比較器の出力信号と前記第3の電圧比較
    器の出力信号とから前記遮断パルスを形成するパルス形
    成回路とを有し、 前記設定電圧の大きさと前記遮断パルスの周期の大きさ
    とを互いに同方向に変化させる調節手段をさらに備えた
    ことを特徴とする直流モータ駆動回路。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記鋸波形成回路は、
    前記鋸波状電圧の上昇速度と下降速度とを互いに逆方向
    に変化させる速度設定手段を有することを特徴とする直
    流モータ駆動回路。
JP2005401A 1989-04-28 1990-01-12 直流モータ駆動回路 Expired - Fee Related JP2822074B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005401A JP2822074B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 直流モータ駆動回路
US07/512,825 US5051672A (en) 1989-04-28 1990-04-23 Automatic window/door system
DE4013624A DE4013624A1 (de) 1989-04-28 1990-04-27 Quetschsicheres fenster/tuer-schliesssystem sowie sensoren und schaltungen fuer ein solches system
FR9005458A FR2646459B1 (fr) 1989-04-28 1990-04-27 Systeme motorise de commande d'ouverture/fermeture de fenetre ou de porte
DE4042496A DE4042496C2 (de) 1989-04-28 1990-04-27 Sicherheitsvorrichtung für ein Fenster oder eine Tür sowie Schaltungen für eine solche Vorrichtung
CA002015618A CA2015618C (en) 1989-04-28 1990-04-27 Automatic window/door system
GB9009638A GB2232255B (en) 1989-04-28 1990-04-30 Automatic window/door system
GB9306238A GB2264825B (en) 1989-04-28 1990-04-30 Electric motor control circuit
US07/669,022 US5166586A (en) 1989-04-28 1991-03-13 Automatic window/door system
GB9316438A GB2268644B (en) 1989-04-28 1993-08-06 Electric motor control circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005401A JP2822074B2 (ja) 1990-01-12 1990-01-12 直流モータ駆動回路

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10092340A Division JP3065580B2 (ja) 1998-03-20 1998-03-20 直流モータ駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03212190A JPH03212190A (ja) 1991-09-17
JP2822074B2 true JP2822074B2 (ja) 1998-11-05

Family

ID=11610125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005401A Expired - Fee Related JP2822074B2 (ja) 1989-04-28 1990-01-12 直流モータ駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2822074B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0495601B1 (en) * 1991-01-18 1995-09-27 Kabushiki Kaisha Riken Control circuit for a DC motor

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56145785A (en) * 1980-04-09 1981-11-12 Fuji Electric Co Ltd Controller for speed of direct current motor
JP2589989B2 (ja) * 1987-10-13 1997-03-12 株式会社リケン 直流電動機の制御回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03212190A (ja) 1991-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100376923B1 (ko) 차량용 교류발전기의 제어장치
US5038083A (en) Driver circuit for a d.c. motor without commutator
US20080107408A1 (en) Motor Driving Apparatus
JP2822074B2 (ja) 直流モータ駆動回路
US5896487A (en) Opto-electrically controlled direct current motor speed control circuit
JP3065580B2 (ja) 直流モータ駆動回路
US3946295A (en) Sonar flasher speed control
JPS6111075B2 (ja)
JP2965587B2 (ja) モータ速度制御回路
JP2624524B2 (ja) 電動機の過負荷検出装置
JPH06101952B2 (ja) 直流電動機の速度制御装置
JP2771605B2 (ja) 充放電制御回路
JP3455665B2 (ja) 直流モータの速度制御回路
JP2843411B2 (ja) 直流モータ定速度制御装置
JP2927825B2 (ja) 直流モータ制御回路
JP2002204600A (ja) 車両用発電制御装置
JP2546310Y2 (ja) ファンモータの可変速回路
SU1211885A1 (ru) Преобразователь интервала между импульсами в длительность импульсов
JP2844084B2 (ja) 直流モータ駆動回路
JPS63178784A (ja) 電動機の回転数制御装置
JP2889996B2 (ja) 直流モータの制御回路
JP2002171688A (ja) 車両用発電制御装置
JPH08223986A (ja) パルス幅制御駆動装置
JPH0224119B2 (ja)
JPS6137455B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees