JP2814095B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

Info

Publication number
JP2814095B2
JP2814095B2 JP1029916A JP2991689A JP2814095B2 JP 2814095 B2 JP2814095 B2 JP 2814095B2 JP 1029916 A JP1029916 A JP 1029916A JP 2991689 A JP2991689 A JP 2991689A JP 2814095 B2 JP2814095 B2 JP 2814095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
block
sipes
pneumatic tire
tread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1029916A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02212204A (ja
Inventor
晋吾 吉見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP1029916A priority Critical patent/JP2814095B2/ja
Publication of JPH02212204A publication Critical patent/JPH02212204A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2814095B2 publication Critical patent/JP2814095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、氷上・雪上制動性能を向上させた空気入り
タイヤに関する。
〔従来の技術〕
従来、空気入りタイヤの踏面のブロック表面には、第
7図(A)に示すように、複数のサイプが互いに適当に
間隔をおいて設けられていた。第7図(A)は新品時の
タイヤの踏面のブロックのタイヤ周方向断面説明図であ
る。第7図(A)において、ブロック1の表面にはサイ
プ2が設けられている。3は接地面である。このように
サイプを設けたタイヤは、走行に際して第7図(B)に
示すように、矢印tの方向に回転して矢印Tの方向に進
行する。この場合、ブロック1の蹴り出し側が踏み込み
側よりも遅れて接地面3から離れるために、蹴り出し側
が踏み込み側よりも多く摩耗するといういわゆるヒール
・アンド・トウ摩耗が発生する。ヒール・アンド・トウ
摩耗が発生すると、摩耗初期〜摩耗中期にかけて氷上・
雪上制動性能が低下してしまう。特に、非駆動輪に装着
されたタイヤの場合に、この傾向が大きい。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、タイヤ踏面のブロック表面に設けられたサ
イプを工夫することにより氷上・雪上制動性能を向上せ
しめた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、タイヤ踏面のブロック表面に、タイヤ幅方
向に複数のサイプを設けたタイヤにおいて、2本以上の
サイプを1組とし、これらの組相互間のタイヤ周方向距
離および前記ブロックの周方向端とこれらの組のうちで
該周方向端に最も近い組との間の距離をそれぞれ組内の
サイプ間のタイヤ周方向距離よりも大としたことを特徴
とする空気入りタイヤを要旨とする。
以下、図を参照してこの手段につき詳しく説明する。
なお、第7図(A),(B)と同様な箇所および部品は
同じ番号で示す。
第1図は、本発明の空気入りタイヤの踏面に形成され
るトレッドパターンの一例の平面視説明図である。第1
図において、踏面10にはブロック1からなるトレッドパ
ターンが形成されている。ブロック1の表面には、タイ
ヤ幅方向FF′に複数のサイプ2が設けられている。この
サイプ2については、2本のサイプ22,22が1組となっ
ている。mはタイヤ赤道線を、Wはタイヤ踏面展開幅を
それぞれ示す。
第2図に第1図におけるブロック1のタイヤ周方向E
E′の拡大断面を示す。第2図において、これらの組相
互間のタイヤ周方向距離、すなわち一方の1組のサイプ
22,22と他方の1組のサイプ22,22との間のタイヤ周方向
距離l2は、組内のサイプ22,22間のタイヤ周方向距離d
よりも大となっている(l2>d)。また、ブロック1の
周方向端とこれらの組のうちで該周方向端に最も近い組
との間の距離l1,l3は、それぞれ、組内のサイプ22,22
のタイヤ周方向距離dよりも大となっている(l1>d、
l3>d)。このようにl1>d、l2>d、l3>dとしたの
は、組内のサイプ22,22間のブロック剛性を他の部分の
ブロック剛性よりも低めるためである。l1、l2、l3のう
ちで最小のものをlとすると、dとlとは下記式の関係
を満足することが好ましい。
1/5l<d<1/3l dが1/5l以下の場合には、dが狭くなり過ぎて組内の
サイプ22,22間のブロック部分が摩耗時に千切れてしま
う。また、dが1/3l以上の場合には、組内のサイプ22,2
2間が広くなり過ぎるのでこのサイプ22,22間のブロック
部分にもヒール・アンド・トウ摩耗が発生するからであ
る。
第3図および第4図に、それぞれ、本発明の空気入り
タイヤの踏面に形成されるトレッドパターンの別例を示
す。第3図は、3本のサイプ22,22,22が1組となってい
る場合である。第4図は、第1図に比してブロック1の
平面視形状が異なる場合である。
本発明において、このように2本以上のサイプを1組
としてブロック1の表面に配置した場合には、第5図
(A)に示すように新品時にはサイプ22,22間のブロッ
ク部分aは他の部分と面一ではあるが、第5図(B)に
示すように走行に際してタイヤが矢印tの方向に回転し
て矢印Tの方向に進行する場合、ブロック部分aの剛性
が他の部分の剛性よりも低いために、他の部分よりも摩
耗しにくい。このため、他の部分が摩耗するにつれてブ
ロック部分aが若干飛び出ることになる。
したがって、ブロック1の表面に複数のサイプを互い
に適当に間隔をおいてそれぞれ独立して設けた従来の空
気入りタイヤでは、第6図(A)に示すように氷雪上を
矢印Tの方向に進行するときには、ヒール・アンド・ト
ウ摩耗が発生するので前述したように氷上・雪上制動性
能が低下してしまう。これに対し、本発明の空気入りタ
イヤでは、第6図(B)に示すように氷雪上を矢印Tの
方向に進行するに際し、他の部分が摩耗するにつれてブ
ロック部分aが若干飛び出るために、ブロック部分aの
先端部hが制動時にエッジ効果を発揮するので摩耗初期
〜摩耗中期にかけての氷上・雪上制動性能の低下はみら
れない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、タイヤ踏面のブ
ロック表面に複数のサイプをタイヤ幅方向に設け、これ
らのサイプについて2本以上のサイプを1組とし、これ
らの組相互間のタイヤ周方向距離および前記ブロックの
周方向端とこれらの組のうちで該周方向端に最も近い組
との間の距離をそれぞれ組内のサイプ間のタイヤ周方向
距離よりも大としたために、摩耗初期〜摩耗中期にかけ
ての氷上・雪上制動性能の低下を防止することができ
る。したがって、本発明によれば、氷上・雪上制動性能
を向上させることが可能となる。本発明の空気入りタイ
ヤは、特にヒール・アンド・トウ摩耗が発生し易い非駆
動輪に装着するタイヤに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空気入りタイヤの踏面に形成されるト
レッドパターンの一例の平面視説明図、第2図は第1図
におけるブロックのタイヤ周方向断面を拡大して示す説
明図、第3図および第4図はそれぞれ本発明の空気入り
タイヤの踏面に形成されるトレッドパターンの別例を示
す平面視説明図である。 第5図(A)は本発明の空気入りタイヤの新品時の踏面
のブロックのタイヤ周方向断面説明図、第5図(B)は
その摩耗時のタイヤ周方向断面説明図、第6図(A)は
従来の空気入りタイヤの制動時のブロック形状を示すタ
イヤ周方向断面説明図、第6図(B)は本発明の空気入
りタイヤの制動時のブロック形状を示すタイヤ周方向断
面説明図、第7図(A)は従来の空気入りタイヤの新品
時の踏面のブロックのタイヤ周方向断面説明図、第7図
(B)はその摩耗時のタイヤ周方向断面説明図である。 1……ブロック、2,22……サイプ、3……接地面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 11/11 B60C 11/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ踏面のブロック表面に、タイヤ幅方
    向に複数のサイプを設けたタイヤにおいて、2本以上の
    サイプを1組とし、これらの組相互間のタイヤ周方向距
    離および前記ブロックの周方向端とこれらの組のうちで
    該周方向端に最も近い組との間の距離をそれぞれ組内の
    サイプ間のタイヤ周方向距離よりも大としたことを特徴
    とする空気入りタイヤ。
JP1029916A 1989-02-10 1989-02-10 空気入りタイヤ Expired - Lifetime JP2814095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1029916A JP2814095B2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1029916A JP2814095B2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02212204A JPH02212204A (ja) 1990-08-23
JP2814095B2 true JP2814095B2 (ja) 1998-10-22

Family

ID=12289319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1029916A Expired - Lifetime JP2814095B2 (ja) 1989-02-10 1989-02-10 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2814095B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5385189A (en) * 1991-11-01 1995-01-31 Bridgestone Corporation Pneumatic tire with paired sides in the tread
DE69213161T2 (de) * 1991-11-01 1997-01-09 Bridgestone Corp Luftreifen, Form und Verfahren zur Herstellung
JP3993902B2 (ja) * 1996-01-17 2007-10-17 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
CN102180065B (zh) * 2011-04-13 2013-01-16 厦门正新橡胶工业有限公司 全天候用摩托车充气轮胎
JP6154798B2 (ja) * 2014-12-12 2017-06-28 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02212204A (ja) 1990-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6000450A (en) Studless tire
JPH0134161B2 (ja)
JPH07215017A (ja) スタッドレスタイヤ
JP2772638B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
EP0865943B1 (en) Pneumatic tire
JP4262817B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2814095B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH07186626A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2755995B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2003182315A (ja) 空気入りタイヤ
JP2900264B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH0764166B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2000016024A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP4157210B2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JPH0976711A (ja) ラジアルタイヤ
JP3018097B2 (ja) 重荷重用空気入りスタッドレスタイヤ
JPH03153401A (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP3776568B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2659705B2 (ja) 牽引、制動性能にすぐれる、空気入りタイヤ
JP3581203B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP3170518B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH061442Y2 (ja) 空気入りラジアルタイヤ
JP2736016B2 (ja) ラグ付空気入りタイヤ
JP2973024B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2973026B2 (ja) 空気入りタイヤ