JP2813163B2 - 4,6−ジアミノレゾルシノールの製造方法 - Google Patents

4,6−ジアミノレゾルシノールの製造方法

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JP2813163B2
JP2813163B2 JP7300441A JP30044195A JP2813163B2 JP 2813163 B2 JP2813163 B2 JP 2813163B2 JP 7300441 A JP7300441 A JP 7300441A JP 30044195 A JP30044195 A JP 30044195A JP 2813163 B2 JP2813163 B2 JP 2813163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、1,3−ジクロロベンゼンをジ
ニトロ化して1,3−ジクロロ−4,6/2,4−ジニ
トロベンゼン混合物を生じさせ、続いてナトリウムベン
ジラート(benzylate)と反応させることで
1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン
を生じさせた後、触媒水添を行うことにより、4,6−
ジアミノレゾルシノールを製造する方法に関する。
【0002】4,6−ジアミノレゾルシノールは、プラ
スチック、特にポリベンゾキサゾール類(Macrom
olecules 1981、915)のブロックを構
成する重要なモノマーである。
【0003】ヨーロッパ特許第0 402 688号に
は、1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンをナ
トリウムベンジラートと反応させることで1,3−ジベ
ンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼンを生じさせた
後それの触媒水添を行うことによって4,6−ジアミノ
レゾルシノールを合成することが記述されている。この
記述されている方法の欠点は、その合成では高純度の
1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンを用いる
必要があるが、1,3−ジクロロベンゼンのジニトロ化
を行うと4,6/2,4−ジニトロ異性体混合物が生
じ、この混合物からそれを入手するのは、例えばエタノ
ールなどに再溶解させることでのみ可能であり、これに
よって収率が低下する点である。また、ヨーロッパ特許
第0 402688号の実施例1および2を反復した結
果、50または55℃のベンジルアルコールの中で高純
度の1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンとナ
トリウムベンジラートとを反応させると未知の副反応で
ベンズアルデヒドがかなりの量で生じ、これによって、
1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン
を生じさせる時の収率と品質が低下することが示され
た。さらなる欠点は、Pd/活性炭触媒を用いた1,3
−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼンの不均
一触媒水添をバッチ式水添として行った後この水添バッ
チを塩酸水で処理することが記述されている態様で、そ
の高価な貴金属触媒を経済的に再利用することが全くで
きない点である。
【0004】1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベン
ゼンとナトリウムベンジラートとをベンジルアルコール
の中で反応させて1,3−ジベンジルオキシ−4,6−
ジニトロベンゼンを生じさせた後その1,3−ジベンジ
ルオキシ−4,6−ジニトロベンゼンの触媒水添を貴金
属触媒を用いて行うことで生じさせる4,6−ジアミノ
レゾルシノールの製造で、例えば、ベンズアルデヒドを
もたらす望ましくない副反応が本質的に生じない穏やか
な条件下で1,3−ジクロロベンゼンのジニトロ化を段
階的に温度を上昇させながら行うことによってベンジル
オキシ基による塩素原子の置換を段階的に生じさせるこ
とで得られる如き1,3−ジクロロ−4,6/2,4−
ジニトロベンゼン異性体混合物から、高純度の1,3−
ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼンを直接生
じさせるならば、有機溶媒の中で貴金属触媒を用いたポ
ンプ輸送触媒水添(catalytic pumped
hydrogenation)を高温高圧下で行うこと
によって上記1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニ
トロベンゼンを反応させて4,6−ジアミノレゾルシノ
ールを生じさせることができることをここに見い出し
た。
【0005】本発明は、1,3−ジクロロベンゼンのジ
ニトロ化を行うことで1,3−ジクロロ−4,6−ジニ
トロベンゼンを生じさせた後ベンジルアルコールの中で
ナトリウムベンジラートと反応させて1,3−ジベンジ
ルオキシ−4,6−ジニトロベンゼンを生じさせそして
次に貴金属触媒を用いて1,3−ジベンジルオキシ−
4,6−ジニトロベンゼンの触媒水添を行うことによっ
て4,6−ジアミノレゾルシノールを製造する方法に関
するものであり、この方法は、 a)第一段階で、遊離SO3を0から10重量%含んで
いる無水硫酸の中で、硝酸と硫酸を含んでおりそしてS
3を硝酸1モル当たり0.7から1.5モル、好適に
は0.8から1.2モル、特に好適には0.9から1.
1モル含んでいる混合酸と、1,3−ジクロロベンゼン
とを、この1,3−ジクロロベンゼンに対するHNO3
のモル比が2から3になるように、0から40℃の温度
範囲で反応させ、 b)第二段階で、a)で得られる、異性体混合物の全重
量を基準にして1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベ
ンゼンを0.1から60重量%含んでいる1,3−ジク
ロロ−4,6/2,4−ジニトロベンゼン異性体混合物
を、2から5モルのベンジルアルコールおよび2から5
当量の強塩基と、不活性溶媒の存在下で反応させるが、
この過程を、段階的に最初−15から+15℃の温度範
囲で行った後20−40℃の温度範囲で行い、そして c)第三段階で、b)で得られる1,3−ジベンジルオ
キシ4,6−ジニトロベンゼンのポンプ輸送触媒水添
を、不活性有機溶媒の中で貴金属触媒を用いて1から1
00バールのH2圧力下20から100℃の温度で行う
ことによって、これを4,6−ジアミノレゾルシノール
に変換する、ことを特徴としている。
【0006】本発明に従う方法の段階a)の実施では、
該ニトロ化を無水硫酸、例えば純度が100%の硫酸か
或は遊離SO3を0から10重量%含んでいる硫酸の中
で実施する必要がある。更に、このニトロ化では硝酸と
硫酸を含んでおりそしてSO3を硝酸1モル当たり少な
くとも0.7モル含んでいる混合酸を用いる必要があ
る。この混合酸はSO3を好適には硝酸1モル当たり
0.8から1.2モル含んでおり、特に好適にはSO3
を0.9から1.1モル含んでいる。このような混合酸
は硝酸を発煙硫酸と混合することによって製造可能であ
る。この混合酸の中に入れる硫酸の比率は所望に応じて
選択可能であるが、一般的には1,3−ジクロロベンゼ
ンの3から10倍(重量/重量)である。
【0007】この混合酸の形態で硝酸を1,3−ジクロ
ロベンゼン1モル当たり少なくとも2.0モル、例えば
硝酸を2から3モル、好適には硝酸を2.1から2.5
モル、特に好適には硝酸を2.15から2.30モル用
いる。
【0008】本発明に従う方法の段階a)は下記の2つ
の異なる変法を用いて実施可能である。
【0009】変法1:最初に、遊離SO3を0から10
重量%含んでいる無水硫酸または硫酸の一部に1,3−
ジクロロベンゼンを滴下した後、硝酸と硫酸を含んでお
りそしてSO 3を硝酸1モル当たり少なくとも0.7モ
ル含んでいる混合酸を加える。1,3−ジクロロベンゼ
ンの滴下時間は5分から5時間であり、混合酸の滴下時
間は15分から10時間であるが、これらは本質的に、
反応温度、使用する冷蔵装置の効率、およびバッチサイ
ズの関数である。1,3−ジクロロベンゼンの好適な滴
下時間は15から60分であり、そして混合酸の好適な
滴下時間は1から3時間である。
【0010】変法2:遊離SO3を0から10重量%含
んでいる無水硫酸または硫酸の一部に、硝酸と硫酸を含
んでおりそしてSO3を硝酸1モル当たり少なくとも
0.7モル含んでいる混合酸と1,3−ジクロロベンゼ
ンを同時に添加する。この好適な変法におけるその同時
添加時間は15分から10時間、好適には30分から3
時間であるが、これは、反応温度、使用する冷蔵装置の
効率、およびバッチサイズの関数である。この好適な変
法では、特に遊離SO3を0から10重量%含んでいる
硫酸を用いると1,3−ジクロロベンゼンスルホン酸が
本質的に完全に生じなくなる。
【0011】本発明に従う方法の段階a)の温度は0か
ら40℃、好適には10から30℃、特に15から25
℃の範囲である。
【0012】本発明に従う方法で得られるニトロ化混合
物の処理を、本質的に知られている様式、例えば水また
は氷/水混合物の中に排出させて濾過および水洗浄を行
うことなどによって行う。
【0013】本発明に従う方法の段階b)の実施では、
適宜不活性溶媒の存在下で、段階a)で得られる工業グ
レードの1,3−ジクロロ−4,6/2,4−ジニトロ
ベンゼン異性体混合物を少なくとも2モルのベンジルア
ルコールおよび少なくとも2当量の強塩基と反応させる
必要がある。この異性体混合物は、この混合物の全重量
を基準にして一般に0.1から60重量%の量で1,3
−ジクロロ−2,4−ジニトロベンゼンを含んでいる。
好適には、1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベンゼ
ンを5から25%含んでいる混合物を用いる。非常に特
に好適なものは、1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロ
ベンゼンが8から15%で1,3−ジクロロ−4,6−
ジニトロベンゼンが85から92%の混合物である。
【0014】この1,3−ジクロロ−4,6/2,4−
ジニトロベンゼン異性体混合物を2から5モル、好適に
は2から3モルのベンジルアルコールおよび2から5当
量の強塩基と反応させる。この使用する強塩基は、アル
カリ金属、例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、ル
ビジウムまたはセシウムなど、好適にはナトリウムまた
はカリウム、アルカリ土類金属、例えばマグネシウム、
カルシウム、ストロンチウムまたはバリウムなど、好適
にはマグネシウムまたはカルシウム、アルカリ金属の水
酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウムな
ど、好適には水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、
アルカリ土類金属の水酸化物、例えば水酸化マグネシウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウムまたは水
酸化バリウムなど、好適には水酸化マグネシウムまたは
水酸化カルシウム、アルカリ金属の炭酸塩、例えば炭酸
リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ルビジ
ウムまたは炭酸セシウムなど、好適には炭酸ナトリウム
または炭酸カリウム、並びにアルカリ土類金属の炭酸
塩、例えば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸ス
トロンチウムまたは炭酸バリウムなど、好適には炭酸マ
グネシウムまたは炭酸カルシウム、から成る群から選択
される1種以上の塩基である。好適には、アルカリ金
属、アルカリ金属の水酸化物およびアルカリ金属の炭酸
塩から成る群から選択される強塩基を用い、特に好適に
はナトリウム金属、水酸化ナトリウムおよび炭酸ナトリ
ウムから成る群から選択される強塩基を用いる。同様
に、ベンジルアルコールをそれのアルコラート形態で直
接用いることも可能である。
【0015】第一段階の温度範囲が−15℃から+15
℃、好適には0から15℃、特に5から15℃になるよ
うにしそして第二反応段階の温度が20から40℃、好
適には25から35℃の範囲になるようにして温度を段
階的に高めて反応を実施する。
【0016】使用する不活性溶媒は、脂肪族、芳香族も
しくはアルキル芳香族の炭化水素、またはハロゲン置換
されている芳香族炭化水素であるか、或は上記2から5
モルを越えて追加的に用いるベンジルアルコールであ
る。上記溶媒の例は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、デカン、ドデカン、および直鎖もしくは分枝
の高級脂肪族炭化水素およびそれらの混合物、例えばリ
グロインまたは石油エーテルなど、ベンゼン、トルエ
ン、エチルベンゼン、クロロベンゼン、ブロモベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ジブロモベンゼン、クロロトル
エン、ジクロロトルエンまたはシクロヘキサンなどであ
る。複数の上記溶媒から成る混合物もまた明らかに使用
可能である。
【0017】好適な態様では、ベンジルアルコールを反
応相手および溶媒として同時に用いる。この場合、ジク
ロロ−ジニトロベンゼン1重量部を基準にして3から2
0重量部、好適には5から15重量部の量でベンジルア
ルコールを用いる。上記不活性溶媒との混合物の状態で
このベンジルアルコールを用いることもまた明らかに可
能である。
【0018】この反応は反応圧力から独立しており、従
って好都合には大気圧下で反応を実施する。低沸点の溶
媒を用いる場合、圧力を高くするのが好都合であり得
る。この場合、好適には自動的に樹立される固有の圧力
それ自身を用いる。第一および/または第二段階におい
て、温度を段階的に高める反応を一定沸騰温度の還流下
で実施する場合、圧力を低くするのが好都合である。
【0019】上記塩基の存在下でジクロロジニトロベン
ゼンとベンジルアルコールとを反応させる、本発明に従
って温度を段階的に高くする反応では、第一段階の反応
温度を5から15℃にすると反応時間を一般に15分か
ら3時間にする必要があり、そして第二段階の反応温度
を25から35℃にすると反応時間を一般に30分から
6時間にする必要があり、この場合90%を越える高い
収率が得られる。
【0020】この反応生成物はその反応媒体に難溶であ
り、従って簡単な濾過を行うことでこれを単離すること
ができる。次に、これを水の中に入れてスラリーを生じ
させた後再び濾過を行うことによって、無機の副生成物
(例えばアルカリ金属の塩化物および/またはアルカリ
土類金属の塩化物)を除去することができる。
【0021】本発明に従う方法の段階c)の実施では、
有機溶媒の中で貴金属触媒を用いたポンプ輸送触媒水添
を高温高圧下で実施することによって1,3−ジベンジ
ルオキシ−4,6−ジニトロベンゼンを4,6−ジアミ
ノレゾルシノールに変化させる必要がある。この態様で
は、有機溶媒の中に貴金属触媒が入っている懸濁液と、
有機溶媒の中に4,6−ジアミノレゾルシノールが入っ
ている溶液をH圧力下で予め入れた水添用オートクレ
ーブの中に、有機溶媒の中に1,3−ジベンジルオキシ
−4,6−ジニトロベンゼンが入っている溶液または懸
濁液を水添条件下でポンプ輸送する。
【0022】この1,3−ジベンジルオキシ−4,6−
ジニトロベンゼンの触媒水添を行って4,6−ジアミノ
レゾルシノールを生じさせる時、これらのニトロ基が同
時に還元されてアミノ基が生じる還元が進行し、そして
そのベンジル基が除去されることでヒドロキシル基とト
ルエンが生じる。この使用する触媒は、適切な支持体の
上に支持されている白金族の金属、例えばパラジウム、
白金、ロジウムまたはルテニウムなどであり、好適には
パラジウムまたは白金である。適切な支持体は活性炭、
SiO2、Al23などである。非常に特に好適には、
パラジウム/活性炭触媒を用いる。1,3−ジベンジル
オキシ−4,6−ジニトロベンゼンの重量を基準にした
白金族金属の量が0.1から10重量%、好適には0.
2から2重量%になるような量で、この白金族金属/支
持体触媒を用いる。1から100バール、好適には5か
ら50バール、特に10から30バールのH2圧および
20から100℃、好適には40から80℃の温度範囲
で水添を実施する。
【0023】この水添で用いる液状反応媒体はアルコー
ル、エーテル、芳香族もしくはアルキル芳香族炭化水
素、有機酸、またはこれらの複数から成る混合物であっ
てもよい。上記液状反応媒体の例はメタノール、エタノ
ール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノ
ール、イソブタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメトキシ−エタ
ン、ジエトキシ−エタン、1,2−ジメトキシプロパン
および他のグリコールモノ−およびジエーテル類、酢
酸、プロピオン酸、またはそれらの複数から成る混合物
である。水溶性液状反応媒体の場合、この反応媒体の有
機部分を75重量%の度合に及んで水で置き換えること
ができる。しかしながら、この白金族金属/支持体触媒
の分離および再利用を、例えば焼結金属フリットが備わ
っているライザーパイプに窒素を通してその溶解してい
る4,6−ジアミノレゾルシノールをその水添用オート
クレーブから排出させてこれの濾過を行うなどの如く簡
単に行おうとする場合、この液状反応媒体は、その生じ
て来る4,6−ジアミノレゾルシノールを水添温度で充
分に溶かす能力を有している必要がある。好適にはメタ
ノールを液状の反応媒体として用いる。1,3−ジベン
ジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン1重量部を基準
にして全体で2から50重量部、好適には5から25重
量部の量で、この水添用液状反応媒体を用いる。
【0024】詳細には、下記の如く本発明に従う方法を
実施する:1,3−ジクロロベンゼンと混合酸発煙硫
酸65(SO とH SO の等モル混合物)としての
SOとHNOとの等モル混合物を同時に20℃の
硫酸一水化物の一部にHNO:1,3−ジクロロベン
ゼンのモル比を例えば約2.2:1にして冷却しながら
約1時間かけて加える。このニトロ化混合物を20℃で
更に約4時間撹拌し、温度が最大で20℃になるように
氷/水混合物の中に排出させた後、その結果として生じ
る水懸濁液を20℃で更に1時間撹拌する。濾過が非常
に容易な生成物を単離し、水で洗浄して酸を除去した
後、適宜乾燥させる(工業グレードの4,6/2,4−
ジニトロ−1,3−ジクロロベンゼン混合物)。
【0025】この得られた工業グレードの4,6/2,
4−ジニトロ−1,3−ジクロロベンゼン混合物(9
0:10)を、新しく調製したナトリウムベンジラート
が入っている約10℃のベンジルアルコール溶液に、こ
の4,6/2,4−ジニトロ−1,3−ジクロロベンゼ
ン混合物:ナトリウムベンジラートのモル比を例えば約
1:2.4にして窒素下で冷却しながら約0.5時間か
けて導入する。その結果として生じる主に1−ベンジル
オキシ−3−クロロ−4,6/2,4−ジニトロベンゼ
ン混合物が入っている懸濁液を10℃で更に約0.5時
間撹拌した後、完全な変換が生じてジベンジルオキシ化
合物の混合物が生じるまで、30℃で更に約3時間撹拌
する。この混合物の中に入っている、NaClで析出し
そして濾過が非常に容易な1,3−ジベンジルオキシ−
4,6−ジニトロベンゼンを、30℃でガラス焼結体に
通して吸引濾過することで単離し、圧縮してその液体を
完全に除去する。NaClおよび付着しているベンジル
アルコールを分離除去する目的で、この生成物を約5倍
量の水の中に入れてスラリーを生じさせ、室温(20
℃)で1時間撹拌し、再び濾過を1回行った後、水で洗
浄する。
【0026】メタノールの中にPd(5%)/活性炭触
媒が入っている懸濁液を水添用オートクレーブの中に入
れる。メタノールの中に1,3−ジベンジルオキシ−
4,6−ジニトロベンゼンが5−10重量%の濃度で入
っている懸濁液を、メタノールの全量を基準にした1,
3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン濃度
が5から7.5重量%になりそして1,3−ジベンジル
オキシ−4,6−ジニトロベンゼン:パラジウムの重量
比が約85:1になるように、水添条件(60℃;20
バールのH2)下30−90分かけてポンプ輸送した。
水素の吸収が終了した後、この反応混合物を20バール
のH2下60℃で更に約60分間撹拌し、撹拌機を停止
し、そして例えば焼結金属フリットが備わっているライ
ザーチューブを通して4,6−ジアミノレゾルシノール
が約75%入っているメタノール溶液をその水添用オー
トクレーブから受け槽の中に窒素を用いて排出させるこ
とで、塩酸水溶液の中に流し込んだ。有機溶媒を蒸留で
除去した後、その結果として生じる塩酸水溶液を蒸発さ
せることによって、この4,6−ジアミノレゾルシノー
ルを安定な二塩酸塩として単離し、そして適宜再び溶解
させることでそれの精製を行うことができる。その使用
したPd(5%)/活性炭触媒が示す触媒活性を低下さ
せることなく同様にして次から次に水添を多数回実施す
ることができ、その結果として、触媒消費量が非常に低
くなる。
【0027】段階a)において、本発明に従う条件を用
いると、無害な様式で1,3−ジクロロ−4,6−ジニ
トロベンゼンを改良された収率および品質で成功裏に製
造することができることは明らかに驚くべきことである
と考えている(比較実施例を参照)。本発明に従う混合
酸を用いると、従来技術よりもかなり低い温度で1,3
−ジクロロベンゼンのジニトロ化を実施することがで
き、これによって、衝撃に敏感性を示す高度にニトロ化
された生成物の生成が回避される。更に、異性体である
1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベンゼンの含有量
が実質的に低いことから、収率低下をもたらすところ
の、エタノールに再溶解させることによる生成物の精製
をなくすことができる。
【0028】本発明に従う方法の段階b)においてベン
ジルアルコールを反応相手および溶媒として同時に用い
る好適な態様では、混合物の全重量を基準にして60%
に及ぶ量で1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベンゼ
ンを含んでいる1,3−ジクロロ−4,6/2,4−ジ
ニトロベンゼン異性体混合物をこの反応で用いたとして
も1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼ
ンが純粋な形態で得られることは更に驚くべきことであ
ると考えている。この場合、その主要生成物として存在
する異性体である1,3−ジベンジルオキシ−2,4−
ジニトロベンゼンは完全に溶液の状態で残存する。更
に、本発明に従う方法では、温度を段階的に高める反応
を用いることから、ベンジルアルコールから未知の副反
応で生じるベンズアルデヒドの量が従来技術よりも有意
に少なくなる。
【0029】本発明に従う方法の段階c)において、結
果として生じるアミン類は、一般的なアミン類と同様
に、その反応過程で白金族金属触媒を阻害することが知
られていてその生じるアミン類と結合させる目的で酸を
添加することが推奨されているにも拘らず[Hoube
n−Weyl著「有機化学のハンドブック」(Hand
buch der organischen Chem
ie)、4巻、1c、509頁(1980)]、触媒活
性を低下させることなくポンプ輸送触媒水添で次から次
に水添を多数回実施することができることは驚くべきこ
とであると考えている。
【0030】本発明に従う方法は不連続および連続的に
実施可能である。
【0031】
【実施例】実施例1 (工業グレードの1,3−ジクロロ−4,6/
2,4−ジニトロベンゼン混合物) 内部温度計と1,3−ジクロロベンゼンおよび混合酸用
の計量滴下漏斗を2個取り付けるように組み立てた多口
フラスコ撹拌装置の中に硫酸一水化物を700g(7.
14モル)入れた。撹拌および氷冷却しながら20℃で
1時間かけて99.4%純度の1,3−ジクロロベンゼ
ンを147g(0.99モル)および混合酸を506g
(2.20モルのHNO3)を同時に加えた後、約30
分後にニトロ化生成物の結晶が生じ始めた。この反応混
合物を20℃で更に4時間撹拌した。こ反応混合物を、
最大温度が20℃になるように撹拌しながら約30分か
けて氷/水混合物の一部3640gの中に注ぎ込んだ。
その結果として生じる生成物の懸濁液を20℃で更に1
時間撹拌し、濾過が非常に容易な反応生成物をガラス焼
結体に通して吸引濾過することで単離し、全体で約37
50gの水を用いて洗浄して酸を除去した後、真空乾燥
を40℃で行った。
【0032】1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベン
ゼン(乾燥)が226g得られた。
【0033】この単離した生成物をGCで測定した時の
内容物は下記の通りであった:89.7重量%が1,3
−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼン、10.1重量
%が1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベンゼン、
0.1重量%が1,3−ジクロロ−2−ニトロベンゼ
ン、0.1重量%が1,3−ジクロロ−4−ニトロベン
ゼン。
【0034】4,6/2,4−ジニトロ混合物の形態に
おける1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンの
収率はその使用した1,3−ジクロロベンゼンを基準に
して理論収率の86.4%であった。
【0035】上記混合酸の調製を下記の如く行った:純
度が90%のHNO3を141.4g=2.20モル計
量した。最大温度が35℃になるように氷冷却および撹
拌しながら数時間かけて発煙硫酸65を365g(3.
0モルのSO3;1.3モルのH2SO4)滴下した。
【0036】実施例2(工業グレードの1,3−ジクロ
ロ−4,6/2,4−ジニトロベンゼン混合物) 実施例1と同様に反応を実施したが、但しここでは、実
施例1で用いた混合酸の形態でHNO3を2.3モル用
い、これを1.0モルの1,3−ジクロロベンゼンと同
時に1.5時間かけて10℃の硫酸一水化物600gに
加えることで、1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベ
ンゼン(乾燥)が228g得られた。この単離した生成
物をGCで測定した時の内容物は下記の通りであった:
89.8重量%が1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロ
ベンゼン、9.3重量%が1,3−ジクロロ−2,4−
ジニトロベンゼン、0.2重量%が1,3−ジクロロ−
2−ニトロベンゼン、0.7重量%が1,3−ジクロロ
−4−ニトロベンゼン。
【0037】4,6/2,4−ジニトロ混合物の形態に
おける1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンの
収率はその使用した1,3−ジクロロベンゼンを基準に
して理論収率の86.4%であった。
【0038】実施例3(工業グレードの1,3−ジクロ
ロ−4,6/2,4−ジニトロベンゼン混合物) 実施例1と同様に反応を実施したが、但しここでは、実
施例1で用いた混合酸の形態でHNO3を2.2モル用
い、これを1.0モルの1,3−ジクロロベンゼンと同
時に2時間かけて40℃の硫酸一水化物700gに加え
ることで、1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼ
ン(乾燥)が220g得られた。この単離した生成物を
GCで測定した時の含有量は下記の通りであった:8
7.6重量%が1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベ
ンゼン、11.5重量%が1,3−ジクロロ−2,4−
ジニトロベンゼン、0.2重量%が1,3−ジクロロ−
2−ニトロベンゼン、0.7重量%が1,3−ジクロロ
−4−ニトロベンゼン。
【0039】4,6/2,4−ジニトロ混合物の形態に
おける1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンの
収率はその使用した1,3−ジクロロベンゼンを基準に
して理論収率の81.3%であった。
【0040】実施例4(工業グレードの1,3−ジクロ
ロ−4,6/2,4−ジニトロベンゼン混合物;本発明
に従わない比較実施例) 実施例1に記述したのと同様に組み立てた装置の中に硫
酸一水化物を795g(8.1モル)入れた。撹拌しな
がら約45分かけて99.4%純度の1,3−ジクロロ
ベンゼンを259g(1.75モル)滴下した。次に、
約4時間かけて本発明に従わない混合酸を740g(H
2SO4が67%でHNO3が33%、全体で3.88モ
ルのHNO3)加え、約40分後に55℃を達成した。
この温度をこの反応過程を通して更に維持した。この反
応混合物を55℃で更に4時間撹拌した。こ反応混合物
を、最大温度が20℃になるように撹拌しながら約30
分かけて氷/水混合物の一部4000gの中に注ぎ込ん
だ。その結果として生じる生成物の懸濁液を20℃で更
に1時間撹拌し、その反応生成物をガラス焼結体に通し
て吸引濾過することで単離し、水で洗浄して酸を除去し
た後、真空乾燥を40℃で行った。
【0041】1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベン
ゼン(乾燥)が374g得られた。
【0042】この単離した生成物をGCで測定した時の
内容物は下記の通りであった:85.4重量%が1,3
−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼン、14.3重量
%が1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベンゼン、
0.1重量%が1,3−ジクロロ−2−ニトロベンゼ
ン、0.2重量%が1,3−ジクロロ−4−ニトロベン
ゼン。
【0043】4,6/2,4−ジニトロ混合物の形態に
おける1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンの
収率はその使用した1,3−ジクロロベンゼンを基準に
して理論収率の76.6%であった。
【0044】実施例5(工業グレードの1,3−ジクロ
ロ−4,6/2,4−ジニトロベンゼン混合物;本発明
に従わない比較実施例) 実施例1に記述したのと同様に組み立てた装置の中に本
発明に従わない混合酸を336g(H2SO4が67%で
HNO3が33%、全体で1.76モルのHNO3)を入
れた。撹拌および冷却しながら5から15℃で1時間か
けて99.4%純度の1,3−ジクロロベンゼンを64
g(0.44モル)滴下した。その冷却浴を取り外す
と、発熱反応が生じる結果として温度が顕著に上昇し
た。この反応混合物を80℃で更に2時間撹拌した。こ
反応混合物を、最大温度が20℃になるように撹拌しな
がら約30分かけて氷/水混合物の一部1800gの中
に注ぎ込んだ。その結果として生じる生成物の懸濁液を
20℃で更に1時間撹拌し、その反応生成物をガラス焼
結体に通して吸引濾過することで単離し、水で洗浄して
酸を除去した後、真空乾燥を40℃で行った。
【0045】1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベン
ゼン(乾燥)が91g得られた。
【0046】この単離した生成物をGCで測定した時の
内容物は下記の通りであった:84.0重量%が1,3
−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼン、14.3重量
%が1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベンゼン、
1.7重量%が未知化合物。
【0047】4,6/2,4−ジニトロ混合物の形態に
おける1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンの
収率はその使用した1,3−ジクロロベンゼンを基準に
して理論収率の73.2%であった。
【0048】実施例6(1,3−ベンジルオキシ−4,
6−ジニトロベンゼン) 内部温度計と固体用の入り口を取り付けるように組み立
てた多口フラスコ撹拌装置にベンジルアルコールを15
60g入れた。最大温度が25℃になるように氷冷却し
ながら乾燥窒素を流しつつ約15分間かけて、粉砕した
NaOHを74g(1.85モル)導入した。この反応
混合物を室温(20℃)で更に約12時間撹拌すること
で完全に溶解させた。この若干曇りのある黄色の反応溶
液に、氷/NaClで冷却しながら乾燥窒素を流しつつ
10℃で約30分かけて、1,3−ジクロロ−4,6/
2,4−ジニトロベンゼン異性体混合物を183g
(0.685モルの1,3−ジクロロ−4,6−ジニト
ロベンゼンと0.085モルの1,3−ジクロロ−2,
4−ジニトロベンゼン)導入した。その結果として生じ
る明黄色の懸濁液を10℃で更に30分間撹拌した後、
30℃に加熱し、そしてこの温度で更に約3時間撹拌し
た。沈澱して来た、濾過が非常に容易な、1,3−ジベ
ンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼンとNaClの
生成物混合物を30℃でガラス焼結体に通して吸引濾過
することで単離し、吸引で完全に乾燥させてベンジルア
ルコール母液を除去する。この単離した粗生成物を撹拌
している20℃の水の一部2500gの中に注ぎ込み、
その結果として生じる懸濁液を20℃で約1時間撹拌す
ることでNaClを完全に溶解させ、この精製された本
質的に無色の生成物をもう一度濾過し、約5000gの
水を多数回に分けて用いて洗浄を行うことでベンジルア
ルコールを完全に除去した後、真空乾燥を60℃で行
う。
【0049】高純度の生成物(乾燥)が237g得られ
た。
【0050】この単離した生成物を高圧液クロ(HPL
C)で分析した時の内容物は下記の通りであった: 分子量が380の内容物(チタン還元) 99.8重量% この中に存在している量 (HPLCで) 1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン 99.1重量% 1−ベンジルオキシ−3−クロロ−4,6− ジニトロベンゼン 0.6重量% 1,3−ジベンジルオキシ−2,4−ジニトロベンゼン <0.1重量% 未知の化合物 0.2重量%。
【0051】1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニ
トロベンゼンの収率は、1,3−ジクロロ−4,6/
2,4−ジニトロベンゼン混合物の形態で使用した1,
3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンを基準にして
理論収率の91.0%であった。ベンジルアルコール母
液の中に入っているベンズアルデヒド含有量はGCで
0.5%であった。
【0052】実施例7(1,3−ジベンジルオキシ−
4,6−ジニトロベンゼン) 実施例6と同様に反応を実施したが、但しここでは、1
000mLのベンジルアルコールと500mLのトルエ
ンから成る混合物を用いることで高純度の生成物(乾
燥)が236g得られた。
【0053】この単離した生成物を高圧液クロ(HPL
C)で分析した時の内容物は下記の通りであった: 分子量が380の内容物(チタン還元) 99.8重量% この中に存在している量 (HPLCで) 1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン 98.8重量% 1−ベンジルオキシ−3−クロロ−4,6− ジニトロベンゼン 0.6重量% 1,3−ジベンジルオキシ−2,4−ジニトロベンゼン <0.1重量% 未知の化合物 0.5重量%。
【0054】1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニ
トロベンゼンの収率は、1,3−ジクロロ−4,6/
2,4−ジニトロベンゼン混合物の形態で使用した1,
3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼンを基準にして
理論収率の90.5%であった。ベンジルアルコール母
液の中に入っているベンズアルデヒド含有量はGCで
0.6%であった。
【0055】実施例8(1,3−ジベンジルオキシ−
4,6−ジニトロベンゼン) 実施例6と同様に反応を実施したが、但しここでは、高
純度の1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼン
(0.77モル)を用いることで高純度の生成物(乾
燥)が271g得られた。
【0056】この単離した生成物を高圧液クロ(HPL
C)で分析した時の内容物は下記の通りであった: 分子量が380の内容物(チタン還元) 99.9重量% この中に存在している量 (HPLCで) 1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン 99.1重量% 1−ベンジルオキシ−3−クロロ−4,6− ジニトロベンゼン 0.8重量% 未知の化合物 0.1重量%。
【0057】1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニ
トロベンゼンの収率は、使用した1,3−ジクロロ−
4,6−ジニトロベンゼンを基準にして理論収率の9
2.5%であった。ベンジルアルコール母液の中に入っ
ているベンズアルデヒド含有量はGCで0.3%であっ
た。
【0058】実施例9(1,3−ジベンジルオキシ−
4,6−ジニトロベンゼン) 実施例6と同様に反応を実施したが、但しここでは、
1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベンゼンが59%
入っている1,3−ジクロロ−4,6/2,4−ジニト
ロベンゼン混合物(0.77モル)を用いることで高純
度の生成物(乾燥)が99g得られた。
【0059】この単離した生成物を高圧液クロ(HPL
C)で分析した時の内容物は下記の通りであった: 分子量が380の内容物(チタン還元) 99.9重量% この中に存在している量 (HPLCで) 1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン 97.5重量% 1−ベンジルオキシ−3−クロロ−4,6− ジニトロベンゼン 1.4重量% 1,3−ジベンジルオキシ−2,4−ジニトロベンゼン 0.9重量% 未知の化合物 0.2重量%。
【0060】1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニ
トロベンゼンの収率は、使用した1,3−ジクロロ−
4,6−ジニトロベンゼンを基準にして理論収率の8
2.0%であった。ベンジルアルコール母液の中に入っ
ているベンズアルデヒド含有量はGCで0.7%であっ
た。
【0061】実施例10(1,3−ジベンジルオキシ−
4,6−ジニトロベンゼン、本発明に従わない比較実施
例) 実施例6と同様に反応を実施したが、但しここでは、高
純度の1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロベンゼン
(0.77モル)を50℃以下の温度でナトリウムベン
ジラート/ベンジルアルコール溶液の中に注ぎ込んだ後
その反応混合物を50℃で更に30分間撹拌すること
で、褐色がかった生成物(乾燥)が262g得られた。
【0062】この単離した生成物を高圧液クロ(HPL
C)で分析した時の内容物は下記の通りであった: 分子量が380の内容物(チタン還元) 98.9重量% この中に存在している量 (HPLCで) 1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン 97.8重量% 1−ベンジルオキシ−3−クロロ−4,6− ジニトロベンゼン 0.4重量% 未知の化合物 1.8重量%。
【0063】1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニ
トロベンゼンの収率は、使用した1,3−ジクロロ−
4,6−ジニトロベンゼンを基準にして理論収率の8
8.5%であった。ベンジルアルコール母液の中に入っ
ているベンズアルデヒド含有量はGCで2.5%であっ
た。
【0064】実施例11(4,6−ジアミノレゾルシノ
ール) 160gのメタノールの中にPd(5%)/活性炭触媒
が15g(湿った状態でPdが6g;乾燥した状態でP
dが0.3g)入っている懸濁液を1.3リットルの水
添用オートクレーブの中に入れた。20バールのH2
よび60℃の水添条件下、約30分かけて、5重量%濃
度の1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベン
ゼン/メタノール懸濁液を480g(0.063モル)
ポンプ輸送して入れた。水素吸収が終了するまで、この
反応混合物を20バールのH2下60℃で更に約3時間
撹拌した後、撹拌機を停止し、そして窒素を用い、4,
6−ジアミノレゾルシノールが約75%入っているメタ
ノール溶液を、その水添用オートクレーブから焼結金属
フリットが備わっているライザーチューブを通して、1
0重量%濃度の塩酸水溶液の一部120gの中に排出さ
せた。有機溶媒を蒸留で除去した後、その結果として生
じる塩酸溶液を蒸発させることによって、この生じた
4,6−ジアミノレゾルシノールを安定な二塩酸塩とし
て単離した。その水添用オートクレーブの中に残存して
いる約160gの4,6−ジアミノレゾルシノール/メ
タノール溶液の中にPd(5%)/活性炭触媒が入って
いる懸濁液の中に、60℃および20バールのH2
で、約30分かけて更に5重量%濃度の1,3−ジベン
ジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン/メタノール懸
濁液を480gポンプ輸送することで、同様に水添を行
ったが、この水添は触媒活性低下を示すことなく生じ
た。このようにして、この触媒を4回再使用して次から
次に水添を全体で5回実施した。
【0065】二塩酸4,6−ジアミノレゾルシノール
(乾燥)が全体で64.1g得られた。
【0066】HPLCに従い、この使用した1,3−ジ
ベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼンの変換は完
全であり、その単離した二塩酸4,6−ジアミノレゾル
シノールはクロマトグラフィーで本質的に均一であっ
た。1H NMRに従い、この単離した生成物は全くベ
ンジル基を含んでいなかった。
【0067】 分子量が213の内容物(塩素から) 97.3重量% 分子量が213の内容物(窒素から) 98.1重量%。
【0068】4,6−ジアミノレゾルシノールの収率
は、使用した1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニ
トロベンゼンを基準にして理論収率の93.0%(塩素
から)であるか或は使用した1,3−ジベンジルオキシ
−4,6−ジニトロベンゼンを基準にして理論収率の9
3.7%(窒素から)であった。
【0069】実施例12(4,6−ジアミノレゾルシノ
ール) 実施例11と同様に反応を実施したが、但しここでは、
7.5重量%濃度の1,3−ジベンジルオキシ−4,6
−ジニトロベンゼン/メタノール懸濁液を480g
(0.095モル)ポンプ輸送して入れ、4回再使用し
て水添を全体で5回行うことで、二塩酸4,6−ジアミ
ノレゾルシノール(乾燥)が85.5g得られた。
【0070】 分子量が213の内容物(塩素から) 97.0重量%。
【0071】4,6−ジアミノレゾルシノールの収率
は、1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベン
ゼンを基準にして理論収率の82.0%(塩素から)で
あった。
【0072】実施例13(4,6−ジアミノレゾルシノ
ール) 実施例11と同様に反応を実施したが、但しここでは、
160gのメタノールの中にPd(5%)/活性炭触媒
が24g(湿った状態でPdが8.9g;乾燥した状態
でPdが0.44g)入っている懸濁液を1.3リット
ルの水添用オートクレーブの中に入れ、触媒を4回再使
用して水添を全体で5回行うことで、二塩酸4,6−ジ
アミノレゾルシノール(乾燥)が63.8g得られた。
【0073】 分子量が213の内容物(塩素から) 98.2重量%。
【0074】4,6−ジアミノレゾルシノールの収率
は、使用した1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニ
トロベンゼンを基準にして理論収率の93.4%(塩素
から)であった。 本発明の特徴および態様は以下のと
うりである。
【0075】1. 1,3−ジクロロベンゼンのジニト
ロ化を行うことで1,3−ジクロロ−4,6−ジニトロ
ベンゼンを生じさせた後、ベンジルアルコールの中でナ
トリウムベンジラートと反応させて1,3−ジベンジル
オキシ−4,6−ジニトロベンゼンを生じさせ、そして
次に、貴金属触媒を用いて1,3−ジベンジルオキシ−
4,6−ジニトロベンゼンの触媒水添を行うことによっ
て、4,6−ジアミノレゾルシノールを製造する方法に
おいて、 a)第一段階で、遊離SO3を0から10重量%含んで
いる無水硫酸の中で、硝酸と硫酸を含んでおりそしてS
3を硝酸1モル当たり0.7から1.5モル、好適に
は0.8から1.2モル、特に好適には0.9から1.
1モル含んでいる混合酸と、1,3−ジクロロベンゼン
とを、この1,3−ジクロロベンゼンに対するHNO3
のモル比が2から3になるように、0から40℃の温度
範囲で反応させ、 b)第二段階で、a)で得られる、異性体混合物の全重
量を基準にして1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベ
ンゼンを0.1から60重量%含んでいる1,3−ジク
ロロ−4,6/2,4−ジニトロベンゼン異性体混合物
を、2から5モルのベンジルアルコールおよび2から5
当量の強塩基と、不活性溶媒の存在下で反応させるが、
この過程を、段階的に最初−15から+15℃の温度範
囲で行った後20−40℃の温度範囲で行い、そして c)第三段階で、b)で得られる1,3−ジベンジルオ
キシ4,6−ジニトロベンゼンのポンプ輸送触媒水添
を、不活性有機溶媒の中で貴金属触媒を用いて1から1
00バールのH2圧力下20から100℃の温度で行う
ことによって、これを4,6−ジアミノレゾルシノール
に変換する、ことを特徴とする方法。
【0076】2. 硝酸を上記混合酸の形態で1,3−
ジクロロベンゼン1モル当たり2.1から2.5モル、
好適には硝酸を2.15から2.30モル使用すること
を特徴とする第1項記載の方法。
【0077】3. 無水硫酸の一部に1,3−ジクロロ
ベンゼンと混合酸を同時に加えることを特徴とする第1
項の方法。
【0078】4. その使用する強塩基が、アルカリ金
属、アルカリ土類金属、アルカリ金属の水酸化物、アル
カリ土類金属の水酸化物、アルカリ土類金属の炭酸塩お
よびアルカリ土類金属の炭酸塩から成る群から選択され
る1種以上の強塩基、好適にはアルカリ金属、アルカリ
金属の水酸化物およびアルカリ金属の炭酸塩から成る群
から選択される1種以上の強塩基、特に好適にはナトリ
ウム金属、水酸化ナトリウムおよび炭酸ナトリウムから
成る群から選択される1種以上の強塩基であることを特
徴とする第1項記載の方法。
【0079】5. その使用する不活性溶媒が、脂肪
族、芳香族もしくはアルキル芳香族の炭化水素、ハロゲ
ン置換されている芳香族炭化水素、または追加的に用い
るベンジルアルコールであり、好適にはジクロロ−ジニ
トロベンゼン1重量部を基準にして3から20重量部、
好適には5から15重量部の量で用いる追加的ベンジル
アルコールであることを特徴とする第1項記載の方法。
【0080】6. 温度を段階的に高くする反応を、第
一段階において5から15℃の温度範囲で実施しそして
第二反応段階において25から35℃の温度範囲で実施
することを特徴とする第1項記載の方法。
【0081】7. 該ポンプ輸送触媒水添で用いる液状
反応媒体がアルコール、エーテル、芳香族もしくはアル
キル芳香族炭化水素、有機酸またはそれら複数の混合物
であり、この媒体を、1,3−ジベンジルオキシ−4,
6−ジニトロベンゼン1重量部を基準にして2から50
重量部、好適には5から25重量部の量で用いることを
特徴とする第1項記載の方法。
【0082】8. 該ポンプ輸送触媒水添で用いる液状
反応媒体がメタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ジメトキシ−エタン、ジエトキシ−エタン、1,
2−ジメトキシプロパンおよび他のグリコールモノ−お
よびジエーテル類、酢酸、プロピオン酸またはそれら複
数の混合物であり、水溶性反応媒体の場合、この反応媒
体を75重量%の度合に及んで水で置き換えることがで
きることを特徴とする第1項記載の方法。
【0083】9. 該ポンプ輸送触媒水添を、1,3−
ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベンゼン1重量部
を基準にして5から25重量部の量のメタノールの中
で、1,3−ジベンジルオキシ−4,6−ジニトロベン
ゼンの重量を基準にした白金族金属の量が0.2から2
重量%になるような量でパラジウム/活性炭触媒を用い
て、10から30バールのH2圧および40から80℃
の温度範囲で実施することを特徴とする第1項記載の方
法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 205/12 C07C 205/12 205/37 205/37 (72)発明者 ハインツ−ウルリヒ・ブランク ドイツ51519オーデンタール・アムゴイ スフエルデ35 (72)発明者 ウベ・ハインツ ドイツ51061ケルン・ヨハネスベーク5 ベー (72)発明者 ボルフガング・アイマン ドイツ51061ケルン・ゲルステンカンプ 5 (56)参考文献 特開 平3−24038(JP,A) 特開 平8−73417(JP,A) 特開 平7−48321(JP,A) 特開 平7−316102(JP,A) 特開 平2−229143(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 215/80 C07C 213/02 C07C 201/08 C07C 205/12 C07C 205/37 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)第一段階で、遊離SOを0から10
    重量%含んでいる無水硫酸の中で、硝酸と硫酸を含んで
    おりそしてSOを硝酸1モル当たり0.7から1.5
    ル、含んでいる混合酸と、1,3−ジクロロベンゼン
    とを、この1,3−ジクロロベンゼンに対するHNO
    のモル比が2から3になるようにして、0から40℃の
    温度範囲で反応させ、 b)第二段階で、a)で得られる、異性体混合物の全重
    量を基準にして1,3−ジクロロ−2,4−ジニトロベ
    ンゼンを0.1から60重量%含んでいる1,3−ジク
    ロロ−4,6/2,4−ジニトロベンゼン異性体混合物
    を、該異性体混合物1モルに対して2から5モルのベン
    ジルアルコールおよび2から5当量の強塩基と、不活性
    溶媒の存在下で反応させるが、この過程を、段階的に最
    初−15から+15℃の温度範囲で行った後20−40
    ℃の温度範囲で行い、そしてc)第三段階で、b)で得
    られる1,3−ジベンジルオキシ4,6−ジニトロベン
    ンを、不活性有機溶媒貴金属触媒含む反応容器
    中にポンプ輸送により導入し、1から100バールのH
    圧力下20から100℃の温度で触媒水添を行うこと
    によって、これを4,6−ジアミノレゾルシノールに変
    換する、ことを特徴とする4,6−ジアミノレゾルシノ
    ールの製造方法。
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