JPH0329780B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0329780B2
JPH0329780B2 JP60188720A JP18872085A JPH0329780B2 JP H0329780 B2 JPH0329780 B2 JP H0329780B2 JP 60188720 A JP60188720 A JP 60188720A JP 18872085 A JP18872085 A JP 18872085A JP H0329780 B2 JPH0329780 B2 JP H0329780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
nitrobenzene
dichloro
chlorination reaction
nitrophenol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60188720A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6160634A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Publication of JPS6160634A publication Critical patent/JPS6160634A/ja
Publication of JPH0329780B2 publication Critical patent/JPH0329780B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/34Couplers containing phenols
    • G03C7/346Phenolic couplers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/16Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C213/00Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C213/02Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton by reactions involving the formation of amino groups from compounds containing hydroxy groups or etherified or esterified hydroxy groups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な2,4−ジクロロ−3−アルキ
ル−6−ニトロフエノールの合成方法に関する。
4−クロロ−5−メチルフエノールから出発し
て、まずスルフオン化し、つぎに塩素化し、さら
にニトロ化することによる2,4−ジクロロ−3
−メチル−6−ニトロフエノールの合成は公知で
ある(たとえば、ドイツ特許2501899号、ドイツ
特許公開2216804号、イギリス特許1361714号およ
び特公昭47−34326号参照)。
この方法の欠点は、1つの、合成に何段階もの
反応を経なければならないことと、もう1つに
は、必要な出発物質が入手し難いことである。た
とえばm−クレゾールのようなm−アルキルフエ
ノールならびにこれから誘導される4−クロロ−
5−アルキルフエノールとは純粋なものを合成す
るのがきわめて困難であることは公知である。し
たがつて、たとえばm−エチルフエノールの合成
の場合に、ドイツ特許公開2229776号では、アセ
トフエノンのニトロ化に続く還元によつて合成し
た。m−アミノアセトフエノンのジアゾ化と煮沸
を行なつている。ヨーロツパ特許80880号に記載
されているm−アルキルフエノールの合成方法で
は、まず初めにアルキルベンゼンをスルフオン化
してo−、m−およびp−異性体の混合物を得、
つぎに生成したo−とp−アルキルベンゼンスル
フアン酸を脱スルフオン化し、その後に残つてい
るm−アルキルベンゼンスルフオン酸のアルカリ
溶液を行つている。もう一つの可能なm−アルキ
ルフエノールの合成方法は、比較的容易に得られ
るo−アルキルフエノールを触媒を使つて異性化
する方法である〔フーベン=ヴエイル(Houben
−Weyl)、有機化学の方法(Methoden der
organischen Chemie)、第/C巻、1073〜
1081頁〕。この場合にもアルキルフエノールのo
−、m−およびp−異性体の混合物が得られる。
この方法の欠点はその異性化ばかりでなく、アル
キル基の移動、つまりフエノールと同時に2つ以
上のアルキル置換フエノール類の生成、がおこる
ので、この方法は安定なカルボニウムイオンを形
成するアルキル基に対してのみ適用可能である。
もう一つの欠点は、蒸留による異性体混合物の後
処理が不可欠で、しかも沸点の差が小さいために
m−アルキルフエノール留分はm−とp−異性体
の混合物としてしか得られないことである。m−
とp−異性体の混合物からm−アルキルフエノー
ルをとり出すためには、比較的高価なスルフリル
クロリドを用いて選択的な塩素化反応を行なう必
要があり、こうしてm−、アルキルフエノール
は、蒸留による分離の容易な4−クロロ−5−ア
ルキルフエノールに塩素化される。それでもな
お、この分離方法の欠点は所望の4−クロロ−5
−アルキルフエノールばかりでなく対応するo−
クロロフエノールも同時に生成し、後者は収率の
40重量%にも達することもある。
今や一般式() 式中、Rは次に述べる意味を有する、 によつてあらわされる1−アルキル−4−ニトロ
ベンゼンを、触媒の存在下で塩素によつて、その
塩素化反応混合物中で少なくとも60重量%のトリ
クロロアルキルニトロベンゼンを含むようになる
まで塩素化し、その塩素化反応混合物から触媒を
とり除き、つぎにその塩素化反応混合物を加水分
解し、次いで沈でんした反応生成物を分離して、
水性無機酸で処理することを特徴とする、一般式
() 式中、Rは2〜8個の炭素原子をもつアルキル
基を示す、 によつてあらわされる2,4−ジクロロ−3−ア
ルキル−6−ニトロフエノールの合成方法が見出
された。
本発明の方法によつて合成された一般式() 式中、Rは炭素数2〜8のアルキル基を示す、 によつてあらわされる2,4−ジクロロ−3−ア
ルキル−6−ニトロフエノールは新規である。
本発明の方法に使用する1−アルキル−4−ニ
トロベンゼンは好ましくはC2〜C6−、とくり好
ましくはC2〜C4−、のアルキル基を有している。
例としてあげることのできるアルキル基は、エ
チル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、
シクロヘキシル、ブチルおよびオクチル基であ
る。
本発明の方法によつて合成でき、例としてあげ
ることのできる新規な2,4−シグロロ−3−ア
ルキル−6−ニトロフエノールは、2,4−ジク
ロロ−3−エチル−6−ニトロフエノール、2,
4−ジクロロ−3−イソプロピル−6−ニトロフ
エノール、2,4−ジクロロ−3−tert−ブチル
−6−ニトロフエノール、2,4−ジクロロ−3
−シクロヘキシル−6−ニトロフエノールおよび
2,4−ジクロロ−3−イソアミル−6−ニトロ
フエノールなどで、好ましいものは2,4−ジク
ロロ−3−エチル−6−ニトロフエノール、2,
4−ジクロロ−3−イソプロピル−6−ニトロフ
エノールおよび2,4−ジクロロ−3−tert−ブ
チル−6−ニトロフエノールである。
本発明の方法に用いられる触媒は、たとえば、
フーベン=ヴエイル(Houben−Weyl)、第/
3巻、651〜725頁に記載されているようなすべて
公知の塩素化反応触媒である。例としてあげるこ
とのできる化合物は、塩化鉄()、塩化アンチ
モン()、塩化アルミニウム()およびヨウ
素である。塩素化触媒は、本発明の方法に於い
て、単独で用いることも混合物として用いること
もできる。
塩素化触媒の量は、本発明の方法に対して臨界
的でなく、予備実験で簡単に決定することができ
る。本発明の方法で通常使用する触媒の量は、使
用する1−アルキル−4−ニトロベンゼンに対し
て約1〜10重量%好ましくは4〜7重量%であ
る。
1−アルキル−4−ニトロベンゼンの塩素化反
応に際して、この化合物は純粋の物質を使用する
ことも不活性な有機溶媒に溶かした状態で使用す
ることもできる。適合しそして好ましい不活性な
有機溶媒は、メチレンクロリド、クロロホルムお
よび/またはテトラクロロエタンなどの、ハロゲ
ン化された脂肪族炭化水素である。しかしなが
ら、ニトロベンゼン、o−クロロニトロベンゼ
ン、1,2,4−トリクロロベンゼンおよび/ま
たはCS2などの、その他の不活性な有機溶媒を使
用することも可能である〔フーベン=ヴエイル
(Houben−Weyl)、第/3巻、674頁〕。
使用する不活性な有機溶媒の量は本発明の方法
に対して臨界的ではなく、広い範囲で変化させる
ことができる。その量は、存在している1−アル
キル−4−ニトロベンゼンを溶解させるのに十分
な量だけ存在することが必要である。その不活性
な有機溶媒は、通常用いる1−アルキル−4−ニ
トロベンゼン1Kgあたり約1〜10、好ましくは
2〜4、の割合で使用される。
1−アルキル−4−ニトロベンゼンの塩素化反
応は、約0〜150℃、好ましくは30〜80℃、の温
度で実施される。
本発明の方法に於いて、1−アルキル−4−ニ
トロベンゼンの塩素化反応はその塩素化反応混合
物中の1,3,4−トリクロロ−2−アルキル−
5−ニトロベンゼンの含有率が、少なくとも60重
量%、好ましくは70〜90重量%、とくに好ましく
は75〜85重量%、に達するまで続けられる。この
ために、塩素の1−アルキル−4−ニトロベンゼ
ンに対するモル比は、およそ2:1〜4:1、好
ましくは2.7:1〜3.5:1に限定される。
用いた塩素化反応触媒は、例えば水で洗うなど
り、常法に従つて塩素反応で得られた反応生成物
から除去され〔たとえば、フーベン=ヴエイル
(Houben−Weyl)、第/3巻、651〜725頁参
照〕、それからその生成物は加水分解に使用され
る。
その塩素化反応生成物を加水分解し終つた混合
物には、水および水と混合し得る有機溶媒の他
に、アルカリ性反応を有する化合物を含んでい
る。低級アルコール、ケトンおよび/または環状
エーテルが、水と混合しうる有機溶媒として使用
される。しかし、メタノール、エタノール、プロ
パノール、イソプロパノール、ブタノールおよ
び/またはイソブタノールなどのC1〜C5のアル
コール類が好ましく、中でもとりわけメチノール
がとくに好ましい。加水分解に用いる混合溶媒の
量はあまり厳密でなく、変化させることができ
る。加水分解反応混合物を撹拌できるように保つ
のに十分な量だけは使用することが最低必要であ
る。
アルカリ性反応を有する化合物として用いるこ
とのできるものは、アルカリ金属および/または
炭酸塩である。しかしアルカリ金属の水酸化物、
酸化物、炭酸塩および/または炭酸塩である。し
かしアルカリ金属の水酸化物を本発明の方法に用
いるのが好ましい。
加水分解反応に用いる反応物、つまりアルカリ
性反応を有する化合物と塩素化反応生成物、の割
合は広範囲に変えることができる。最適の反応比
は予備実験によつて容易に決定することができ
る。通常加水分解される塩素化物1モルあたり、
および2〜10モル、好ましくは5〜7モル、のア
ルカリ性反応を有する化合物が使用される。
加水分解の反応温度も同様に広範囲に変化させ
うるが、その最低温度は加水分解の反応速度でき
まり、最高温度はその加水分解反応混合物を大気
圧下の沸点でとり扱う場合で決定される。この加
水分解は、約20〜100℃の温度で行うのが好まし
く、40〜80℃で行うのがとくに好ましい。
加水分解の反応終了後、もし必要ならその加水
分解反応混合物を冷却することによつて、沈でん
した反応生成物を吸引ろ過することによつて、
2,4−シグロロ−3−アルキル−6−ニトロフ
エノールの対応するアルカリ金属あるいはアルカ
リ土類金属塩が実質的に純粋な形で得られる。一
方、塩素化反応の段階から含有されていた副生成
物や加水分解で生成された副生成物はろ液中に残
る。
遊離のフエノール誘導体とするために、得られ
たニトロフエノラートを、塩酸および/または稀
硫酸などの、水性無機酸を用い公知の方法によつ
て処理する〔たとえば、フーベン=ヴエイル
(Houben−Weyl)、第/c巻、146〜173頁参
照〕。
本発明の方法は次式によつてあらわすことがで
きる: 本発明の方法は連続的に実施することも不連続
的に実施することも可能である。
本発明の方法によつて合成される2,4−ジク
ロロ−3−アルキル−6−ニトロフエノールは高
純度でしかも高収率で得られる。
m−メチルフエノールを出発物質として2,4
−ジクロロ−3−メチル−6−ニトロフエノール
を合成する公知の方法(たとえば、ドイツ特許公
開第2216804号およびドイツ特許公開第2501829
号)と比較すると、本発明の方法では、反応の段
階数が著しく減少するので、その結果本発明の方
法は経済的に優れている。その上、本発明の方法
では精密真空蒸留のような労力を要する分離操作
を必要としない。また、本発明の範囲内で提案さ
れている操作では、たとえばきわめて高温におけ
るアルキルフエノールの異性化によつてo−、m
−およびp−アルキルフエノール異性体の混合物
を得る場合に必要とされるような、特殊な装置を
使用せず実施することができる。
本発明の方法による1−アルキル−4−ニトロ
ベンゼンの塩素による塩素化反応において、その
塩素化反応混合物中における1,3,4−トリク
ロロ−2−アルキル−5−ニトロベンゼンの含有
率がきわめて高い(およそ75〜85%の1,3,4
−トリクロロ−2−アルキル−5−ニトロベンゼ
ンの他、5〜10%のジクロロ−1−アルキル−4
−ニトロベンゼンと5〜20%のテトラクロロ−1
−アルキル−4−ニトロベンゼン)ということは
とくに驚くことである。1,3,4−トリクロロ
−2−メチル−5−ニトロベンゼンの加水分解に
おいて生成されるものは、対応する2,4−ジク
ロロ−3−メチル−6−ニトロフエノールではな
く、脱水素反応がおこつて10倍量の置換ジフエニ
ルが生成するのに反して、C2〜C8のアルキル基
を有する1,3,4−トリクロロ−2−アルキル
−5−ニトロベンゼンの加水分解においては定量
的に2,4−ジクロロ−3−アルキル−6−ニト
ロフエノールが生成するということもまた驚くべ
きことである。
本発明の方法によつて得られる新規な2,4−
ジクロロ−3−アルキル−6−ニトロフエノール
は、公知の方法で還元されて対応するアミノ化合
物に誘導することができ、この化合物は印画用紙
シアンカツプラーを合成するための中間体として
使用される(たとえば、ドイツ特許公開第
2028601号参照)。
例えば、式()の2,4−ジクロロ−3−ア
ルキル−6−ニトロフエノールの還元による、式
() 式中、Rは2〜8の炭素原子をもつアルキル基
を示す、 によつてあらわされるところの対応する2,4−
ジクロロ−3−アルキル−6−アミノフエノール
の合成は、たとえばパラジウム/活性炭触媒を用
いるか、またはラネーニツケル触媒を用いるかし
て触媒的に行なうか、あるいは氷酢酸中で鉄によ
る還元反応によつて実施される。
式()の2,4−ジクロロ−3−アルキル−
6−アミノフエノールならびにその塩酸塩は新規
物質である。次の化合物をその新規物質の例とし
てあげることができる:2,4−ジクロロ−3−
エチル−6−アミノフエノール、2,4−ジクロ
ロ−3−イソプロピル−6−アミノフエノール、
2,4−ジクロロ−3−tert−ブチル−6−アミ
ノフエノール、2,4−ジクロロ−3−シクロヘ
キシル−6−アミノフエノールおよび2,4−ジ
クロロ−3−イソアミル−6−アミノフエノー
ル、この中で好ましいものは、2,4−ジクロロ
−3−エチル−6−アミノフエノール、2,4−
ジクロロ−3−イソプロピル−6−アミノフエノ
ールおよび2,4−ジクロロ−3−tert−ブチル
−6−アミノフエノールなどである。
次の実施例は本発明の方法を説明するためのも
のであつて、本発明を実施例のみに限定するもの
ではない。
実施例 1 1−エチル−4−ニトロベンゼン906g(6モ
ル)に鉄18gとヨウ素0.5gを加えて35℃で塩素
と反応させ、その粗生成物中におれる1,3,4
−トリクロロ−2−エチル−5−ニトロベンゼン
の割合が82〜85%になるまで続ける;このために
は出発物質1モルあたり約3.2モルの塩素が必要
であつた。反応生成物を鉄イオンが検出されなく
なるまで塩酸で洗い、つぎに中世になるまで水で
洗う。こうして次の組成の粗生成物1465gが得ら
れた: 5.8% ジクロロエチルニトロベンゼン異性
体 1.9% 83.6%トリクロロエチルニトロベンゼン 6.4%テトラクロロエチルニトロベンゼン 実施例 2 4−ニトロクメン495g(3モル)にSbCl38g
とI20.5gを加えて38℃で塩素と反応させ、その
粗生成物中における2,3,6−トリクロロ−4
−ニトロクメンの割合が76%になるまで続ける
が、このためには出発物質1モル当り約3.65モル
の塩素が必要であつた。反応生成物を触媒が検出
されなくなるまで濃塩酸で洗い、つぎに中性にな
るまで水で洗う、こうして次の組成の粗生成物
817.3gが得られた: 5.2% 0.8% ジクロロニトロクメン異性体 75.3%2,3,6−トリクロロ−4−ニトロク
メン 18.7% テトラクロロニトロクメン 実施例 3 1−エチル−4−ニトロベンゼン906g(6モ
ル)をテトラクロロエタン2000mlに溶かした溶液
に鉄18gとヨウ素1gを加え、つぎに40℃で塩素
を導入しはじめる。粗生成物の組成が実施例1の
場合と同じになつた時に塩素化反応を止め、次に
鉄が検出されなくなるまで塩酸で洗い、さらに中
性になるまで水で洗う。もし必要なら真空下で蒸
留によつて溶媒を除いた後に、実施例1で示した
組成の粗生成物1462gを得た。
実施例 4 まず初めに丸底フラスコにメタノール900ml、
水100mlおよびKOH134gよりなる混合物を入れ、
それから還流温度(73℃)まで加熱し、つぎに撹
拌しながら、実施例1で得られた粗生成物101.8
gをすばやく加えた。4時間還流後溶液は暗赤色
になり、生成したニトロフエノールのカリウム塩
が赤い沈でんとなつて析出した。その混合物を室
温まで冷却し、ニトロフエノールのカリウム塩を
吸引ろ過後、まず50mlのメタノールで2回洗浄し
つぎに75mlの冷水で洗い、その後水で湿つたまま
の赤い固体を2番目の丸底フラスコに移し、20%
の濃度の硫酸200mlを加えて70〜75℃で撹拌した。
3時間後、2,4−ジクロロ−3−エチル−6−
ニトロフエノールが。ニトロフエノールのカリウ
ム塩から形成され溶融物(融点約45℃)としてフ
ラスコの底に凝縮したので分液によつてとり出す
ことができた。
元素分析: 計算値、C、40.7%、H、2.9%、N、5.9%、
Cl、30.1%; 実測値、C、40.7%、H、2.9%、N、5.9%、
Cl、30.2%。
融点:45℃ 収量:61.8g(=用いたトリクロロエチルニトロ
ベンゼンの量に対して79%);純度97〜98
%。
実施例 5 まず初めに丸底フラスコにメタノール900ml、
水100mlおよびNaOH80gよりなる混合物を入
れ、それから還流温度まで加熱し、つぎに撹拌し
ながら、実施例1で得られた粗生成物を蒸留して
分離した1,3,4−トリクロロ−2−エチル−
5−ニトロベンゼン103.5gを溶融状態(38℃)
ですばやく加えた。4時間還流後溶液は暗赤色に
なり、出発物質はもはや検出できなかつた。その
混合物を室温まで冷却し、水2000mlを加えてから
濃度50%の硫酸を用いてPH1の酸性とし、その後
クロロホルム200mlで3回抽出した。溶媒を蒸発
させてから水蒸気蒸留によつて2,4−ジクロロ
−3−エチル−6−ニトロフエノール59.4gを得
た(=96%の純度の物質として理論値の63%)。
実施例 6 実施例5のメタノールの代りにエチノールを用
いた時、所望の最終生成物の収率は53%であつ
た。
実施例 7 実施例5のNaOHの代りに等しい当量の水酸
化カリウムまたは酢酸ナトリウムを用いて、加水
分解を行ない、2,4−ジクロロ−3−エチル−
6−ニトロフエノールを得た。しかしこの場合に
は反応を完了させるのにかなり長時間を必要とし
た。
実施例 8 実施例5のメタノールの代りに同体類のアセト
ンを用いた時、混合物溶媒中で4時間還流して反
応させた後で、得られた2,4−ジクロロ−3−
エチル−6−ニトロフエノールの収率は24%であ
つた。
実施例 9 ジクロロニトロクメン6%、2,3,6−トリ
クロロ−3−ニトロクメン75.3%およびテトラク
ロロニトロクメン18.7%という組成の実施例2の
クロル化反応で得られた粗生成物53.7gを、沸と
うしているメタノール450ml、水50mおよび
KOH67gよりなる溶液中に撹拌しながらすばや
く加えた。4時間還流して暗赤色の懸濁液が生成
したので、これを室温まで冷却後吸引ろ過した。
ろ別した固体を水酸化カリウムのメタノール溶液
100mlで洗い、その後濃度20%の硫酸120mlおよび
クロロホルム300mlとともに激しく撹拌した。水
相を除いた後溶媒を蒸発させて、純度97〜97%の
2,4−ジクロロ−3−イソプロピル−6−ニト
ロフエノール11.4gが得られた。吸引ろ過で固体
をとり除いた後のろ過にも13.6gの生成物が含ま
れていたので、得られた全収率は理論値の65.4%
であつた。
元素分析: 計算値、C、43.2%、H、3.6%、N、5.5%、
Cl28.4%; 実測値、C、43.4%、H、3.6%、N、5.2%、
Cl、28.4%。
融点:33℃。
実施例 10 2,4−ジクロロ−3−エチル−6−アミノフ
エノール塩酸塩を得るための水素化反応 2,4−ジクロロ−3−エチル−6−ニトロフ
エノール34.4gをメタノール180mlとともにオー
トクレーブ中に入れ。ラネーニツケル3gを加
え、室温で水素圧10バールの下で水添した。もは
や水素が吸収されなくなつた時、圧力を解放し、
ヒドラジンヒドラート0.4mlを添加後保護ガスの
下で触媒をろ別してメタノール20mlで洗つた。ろ
液に濃塩酸200mlを加え、20℃に冷却すると目的
のアミンが塩酸塩の形で沈でんした。保護ガスの
下でもう一度吸引ろ過し、その塩酸塩を冷却した
アセトン約200mlで洗つた後、真空乾燥した。
収量:吸引ろ過した物質は目的のアミン塩酸塩で
27.3g、純度99%以上(HPLCによる)、
理論量の82%。
元素分析: 計算値、C、39.6%、H、4.1%、N、5.7%、
Cl、43.9%; 実測値、C、39.4%、H、4.5%、N、5.8%、
Cl、43.1%。
融点:180℃(分解)。
実施例 11 2,4−ジクロロ−3−イソプロピル−6−ア
ミノフエノール塩酸塩 2,4−ジクロロ−3−イソプロピル−6−ニ
トロフエノール80g(0.31モル)をメタノール
425mlとともにオートクレーブ中に入れ、ラネー
ニツケル5gを加え、25〜30℃で水素圧10バール
の下で水添した。もはや水素が吸収されなくなつ
てからさらに30分間反応生成物を撹拌してから圧
力を解放し、その水添反応溶液にヒドラジンヒド
ラート0.5mlを添加後、保護ガスの下で触媒をろ
別してメタノール50mlで洗い、ろ液を15〜20℃に
冷やしながら濃塩酸200mlを加えて酸性にした。
沈でんした結晶を吸引ろ別し冷却したアセトン
200mlで洗つた後乾燥した。得られた結晶1は98
%の純度で53.5gあつたが。これは理論量の70%
にあたる。アセトン洗浄液を蒸発させて純度85〜
90%の目的物をさらに11〜12g得たが、これは理
論量の15%にあたる。水添反応の母液は捨てた。
元素分析: 計算値、C、42.1%、H、4.7%、N、5.4%、
Cl、41.5%; 実測値、C、42.3%、H、4.8%、N、5.4%、
Cl、41.4%。
融点:220℃(分解)。
実施例 12 2,4−ジクロロ−3−tert−ブチル−6−ア
ミノフエノール塩酸塩 2,4−ジクロロ−3−tert−ブチル−6−ニ
トロフエノール64.8g(0.24モル)をメタノール
400mlとともにオートクレーブ中に入れ、ラネー
ニツケル5gを加え、室温で水素圧10バールの下
で水添した。もはや水素が吸収されなくなつてか
らさらに30分間反応混合物を撹拌してから圧力を
解放し、ヒドラジンヒドラート0.5mlを添加後、
保護ガスの下で触媒をろ別してメタノール50mlで
洗い、水添反応の母液を20℃に冷やしながら濃塩
酸200mlを加えた。沈でんした結晶を吸引ろ過し、
冷却したアセトン200mlで洗つた後乾燥した。
収量:結晶:純度96%の物質52.2g(理論量の
80%)。
元素分析: 計算値、C、44.4%、H、5.1%、N、5.1%、
Cl、39.3%; 実測値、C、44.8%、H、5.1%、N、5.15%、
Cl、39.2%。
融点:205℃(分解)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、Rは2〜8個の炭素原子をもつアルキル
    基を示す、] によつてあらわされる2,4−ジクロロ−3−ア
    ルキル−6−ニトロフエノールの製造方法であつ
    て、 一般式 [式中、Rは上記の意味を有する、] によつてあらわされる1−アルキル−4−ニトロ
    ベンゼンを、触媒の存在下で塩素によつて、その
    塩素化反応混合物中で少なくとも60重量%のトリ
    クロロアルキルニトロベンゼンを含むようになる
    まで塩素化し、その塩素化反応混合物から触媒を
    とり除き、つぎにその塩素化反応混合物を加水分
    解し、次いで沈でんした反応生成物を分離して、
    水性無機酸で処理することを特徴とする製造方
    法。 2 用いる触媒が塩化鉄()、塩化アンチモン
    ()、塩化アルミニウム()および/またはヨ
    ウ素であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3 用いる触媒の量が用いる1−アルキル−4−
    ニトロベンゼンに対して1〜10重量%であること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の方法。 4 その塩素化反応混合物中で70〜90重量%の
    1,3,4−トリクロロ−2−アルキル−5−ニ
    トロベンゼンを含むようになるまで1−アルキル
    −4−ニトロベンゼンの塩素化反応を行なうこと
    を特徴とする、特許請求の範囲第1〜3項の何れ
    かに記載の方法。 5 使用する塩素の1−アルキル−4−ニトロベ
    ンゼンに対するモル比が2:1〜4:1であるこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1〜4項の何
    れかに記載の方法。 6 その塩素化反応を0〜150℃の温度で実施す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜5項
    の何れかに記載の方法。 7 その加水分解を、アルカリ性反応を有する化
    合物を含む水および水と混合しうる有機溶媒の混
    合物中で実施することを特徴とする、特許請求の
    範囲第1〜6項の何れかに記載の方法。 8 使用するアルカリ性反応を有する化合物の量
    が、加水分解される塩化物1モル当り2〜10モル
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜
    7項の何れかに記載の方法。
JP60188720A 1984-08-29 1985-08-29 2、4―ジクロロ―3―アルキル―6―ニトロフェノールの製造方法 Granted JPS6160634A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19843431687 DE3431687A1 (de) 1984-08-29 1984-08-29 2,4-dichlor-3-alkyl-6-nitrophenole sowie ein verfahren zu deren herstellung
DE3431687.6 1984-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6160634A JPS6160634A (ja) 1986-03-28
JPH0329780B2 true JPH0329780B2 (ja) 1991-04-25

Family

ID=6244152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60188720A Granted JPS6160634A (ja) 1984-08-29 1985-08-29 2、4―ジクロロ―3―アルキル―6―ニトロフェノールの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4670608A (ja)
EP (1) EP0175151B1 (ja)
JP (1) JPS6160634A (ja)
DE (2) DE3431687A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2525575B2 (ja) * 1986-05-12 1996-08-21 キヤノン株式会社 記録装置
JP2525580B2 (ja) * 1986-07-04 1996-08-21 キヤノン株式会社 記録装置
JP2525579B2 (ja) * 1986-07-04 1996-08-21 キヤノン株式会社 記録装置
DE69110377T2 (de) * 1990-08-28 1995-10-26 Taoka Chemical Co Ltd Verfahren zur Herstellung von 2,4-Dichlor-3-alkyl-6-nitrophenol.
DE4029709A1 (de) * 1990-09-19 1992-03-26 Boehringer Mannheim Gmbh Substituierte phenole
US6313335B1 (en) 1997-11-25 2001-11-06 3M Innovative Properties Room temperature curable silane terminated and stable waterborne polyurethane dispersions which contain fluorine and/or silicone and low surface energy coatings prepared therefrom
CN110743544B (zh) * 2019-11-07 2023-02-24 西安凯立新材料股份有限公司 一种苯乙酮选择加氢制备α-苯乙醇用钯炭催化剂及其制备方法与应用
CN112920060A (zh) * 2021-01-28 2021-06-08 浙江吉泰新材料股份有限公司 一种2,6-二氯-4-氨基苯酚的合成装置及其应用
CN114031503A (zh) * 2021-12-15 2022-02-11 启东东岳药业有限公司 同时合成5-氟-2-硝基苯酚和3-氟-4-硝基苯酚的方法
CN116283597A (zh) * 2023-03-13 2023-06-23 沈阳感光化工研究院有限公司 一种彩色相纸原料2,3,5-三氯-4-乙基硝基苯的制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49135931A (ja) * 1973-04-06 1974-12-27
JPS5492927A (en) * 1977-12-28 1979-07-23 Daiei Kakou Kk Manufacture of 22nitroo4*66dichlorr55 methylphenol

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3363010A (en) * 1961-08-02 1968-01-09 Pullman Inc Halogenation process
US3413341A (en) * 1964-06-10 1968-11-26 Frontier Chemical Company Hydrolysis of haloaromatics
JPS5039654B1 (ja) * 1971-04-07 1975-12-18
US3772002A (en) * 1971-10-14 1973-11-13 Minnesota Mining & Mfg Phenolic couplers
DE2501899C2 (de) * 1975-01-18 1977-02-17 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von 2- nitro-4,6-dichlor-5-methylphenol
DE2935629A1 (de) * 1979-09-04 1981-03-12 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur herstellung von 5-chlor-2-nitrophenol.
DE3132692A1 (de) * 1981-08-19 1983-03-17 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur halogenierung von organischen verbindungen

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49135931A (ja) * 1973-04-06 1974-12-27
JPS5492927A (en) * 1977-12-28 1979-07-23 Daiei Kakou Kk Manufacture of 22nitroo4*66dichlorr55 methylphenol

Also Published As

Publication number Publication date
DE3567638D1 (en) 1989-02-23
DE3431687A1 (de) 1986-03-13
EP0175151B1 (de) 1989-01-18
EP0175151A1 (de) 1986-03-26
JPS6160634A (ja) 1986-03-28
US4670608A (en) 1987-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0329780B2 (ja)
WO2024109438A1 (zh) 一种高纯度低杂质10-甲氧基亚氨基芪的制备工艺
US20080045756A1 (en) Process for preparation of a nitrophenol
US4387246A (en) Method of preparing orthotrifluoromethyl aniline
US5723676A (en) Process for producing benzophenone compounds
KR910008936B1 (ko) 2,4-디클로로-5-플루오로-벤조산의 제조방법
JP2813163B2 (ja) 4,6−ジアミノレゾルシノールの製造方法
EP2401249B1 (en) Process for producing 3,4' dihydroxybenzophenone as an intermediate for producing 3,4' diacetoxybenzophenone
US4663484A (en) Diaminoalkyldiphenyl ethers, a process for their preparation and their use
US6979749B2 (en) Catalytic process for the production of 3,3′, 4,4′-tetraminobiphenyl
JPH0149137B2 (ja)
KR20010102956A (ko) 폴리할로겐화 파라트리플루오로메틸아닐린의 제조 방법
JP2786315B2 (ja) 塩素化ジフエニルエーテルの製造方法
US6114584A (en) Method of preparing brominated substituted anilines
CA2072084A1 (en) Process for the preparation of 1,4-bis(4-hydroxybenzoyl) benzene
JP3193421B2 (ja) 2−アミノ−4−フルオロ安息香酸の製造方法
JP3106568B2 (ja) 2−アミノ−4,6−ジクロロ−5−アルキルフェノール類の製造方法
US4751314A (en) Preparation of tetrachloro-3-iminoisoindolin-1-one
JPS6054948B2 (ja) α,β↓−不飽和環状脂肪族ケトキシムから芳香族アミンを製造する方法
JPH0242043A (ja) 4―ニトロ―3―トリフルオロメチルアニリンの製造方法
JPS5896056A (ja) 6−クロル−3−トルイジン−4−スルホン酸の製造方法
JP3398340B2 (ja) 4,6−ジニトロレゾルシンの製造方法
JPH01228943A (ja) 2,4―ジクロロ―3―アルキル―6―ニトロフェノールの製造方法
US6002041A (en) Process for preparing di-C1 - C4 -alkyl 5-nitro-isophthalates
US4987266A (en) Process for the manufacture of nitrophenetole

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees