JP2795837B2 - 石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合物の分解処理方法及び分解処理装置 - Google Patents

石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合物の分解処理方法及び分解処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば廃棄物と
なった冷蔵庫や冷房装置などに使用されているフロンガ
スを分解処理するための石灰焼成炉を用いた有機ハロゲ
ン化合物の分解処理方法及び分解処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、フロンガスなどの有機ハロゲン化
合物の分解処理は、廃棄物の焼却炉において熱分解する
方法により行われている。また、その他の処理方法とし
ては、プラズマにより分解するプラズマ分解法やセメン
ト製品の製造に使用されるセメントキルン内で熱分解す
る方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、焼却炉によ
る熱分解法やプラズマ分解法においては、有機ハロゲン
化合物の分解によりフッ化水素(HF)、塩化水素(H
Cl)等のガスが発生する。このため、分解処理後のガ
スをさらにアルカリ吸収剤で吸収して処理しなければな
らない。従って、処理工程が増えるとともに、アルカリ
吸収剤で吸収処理したときに生ずる二次的な生成物を処
分しなければならないという問題があった。
【0004】さらに、焼却炉による熱分解法において
は、フッ化水素や塩化水素等の分解ガスにより焼却炉の
内壁面が腐食されるという問題があった。また、セメン
トキルンによる熱分解法においては、熱分解生成物がセ
メント製品の品質に悪影響を与えることから、セメント
製品の品質管理上の問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、分解処理後に余分な工程を必要とせず、
二次的な腐食生成物を生ずることなく、炉を腐食するお
それを防止できる石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合
物の分解処理方法及び分解処理装置を提供することにあ
る。また、他の目的とするところは、石灰石の焼成によ
り生成する生石灰に所定の品質を維持し、さらに消化速
度、結晶粒子の大きさ等について特殊な性質を付与でき
る石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合物の分解処理方
法及び分解処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の石灰焼成炉を用いた有機
ハロゲン化合物の分解処理方法では、石灰焼成炉を用
い、炉内に石灰石を配置した後、炉の一端部より有機ハ
ロゲン化合物を導入し、800〜1400℃に加熱し
て、石灰石の焼成により製造された生石灰と有機ハロゲ
ン化合物又はその分解物とを反応させるものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合物の分解処理
方法において、前記石灰石の焼成により製造された生石
灰と有機ハロゲン化合物又はその分解物とを反応させた
後に得られた生石灰中のハロゲンの含有量を0.01〜
10重量%に設定したものである。
【0008】請求項3に記載の発明の石灰焼成炉を用い
た有機ハロゲン化合物の分解処理装置では、内部に石灰
石を配置し、その石灰石を加熱するための加熱装置を設
けるとともに、下部から空気を導入し、上部からガスを
排出する立型石灰焼成炉と、前記石灰焼成炉の下部に有
機ハロゲン化合物の導入部とを備えたものである。
【0009】従って、請求項1又は3に記載の発明にお
いては、石灰焼成炉内の石灰石が加熱装置により800
〜1400℃に加熱焼成されて分解し、生石灰が製造さ
れる。また、炉の一端部より導入された有機ハロゲン化
合物又はその分解物は生石灰と反応しやすいので、石灰
石の焼成により製造された生石灰と反応して分解され
る。その分解処理されたガスは炉より排出される。
【0010】このため、有機ハロゲン化合物の分解処理
後に余分な工程を必要としない。しかも、分解処理後に
二次的な腐食生成物を生ずることがないので、炉を腐食
するおそれを防止できる。
【0011】請求項2に記載の石灰焼成炉を用いた有機
ハロゲン化合物の分解処理方法においては、石灰石の焼
成により製造された生石灰と有機ハロゲン化合物又はそ
の分解物とを反応させた後に得られる生石灰中のハロゲ
ンの含有量が0.01〜10重量%に設定される。この
ため、製造される生石灰の表面にハロゲンが付着し、生
石灰に特殊な性質を付与することができる。例えば、生
石灰の結晶の大きさを大きくできるとともに、生石灰が
消石灰に変化する消化反応の速度を遅くできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、立型
の石灰焼成炉11は円筒状に形成され、その上下両端は
上蓋12及び下蓋13により密閉されている。所定の大
きさに砕かれた石灰石14は、焼成炉11内の支持板1
5上にグラスウール層16を介して配置され、その上に
もグラスウール層16が設けられている。加熱装置17
は、電気炉により構成され、焼成炉11の周囲に配設さ
れ、焼成炉11内の石灰石14を800〜1400℃に
加熱する。
【0013】この加熱温度は、石灰石14の焼成により
製造される生石灰に、消化反応速度の遅延性や生石灰の
結晶粒子の増大性を発揮させるために、1000〜12
00℃の範囲に設定することが好ましい。温度測定装置
18は、焼成炉11内の温度検出部19と、一端が温度
検出部19に接続されたリード線20と、温度記録部2
1とを備え、焼成炉11内の温度を検出して記録する。
【0014】なお、立型の石灰焼成炉11としては、メ
ルツ炉、ベッケンバッハ炉、混合焼き立炉、国井式炉、
KHD炉、コマ式炉等が用いられる。ボンベ22は、有
機ハロゲン化合物としてのフロンガス(フロン12、C
Cl 2 2 )が充填され、上端部のバルブ23によりフ
ロンガスを放出できるようになっている。石灰石14の
焼成により製造される生石灰に特殊な性質、すなわち消
化反応速度の遅延や生石灰の結晶粒子の増大を図るため
に、有機ハロゲン化合物としてハロゲン濃度が高いこと
が望ましい。また、有機ハロゲン化合物は、常温で気体
又は加熱により容易に気化する化合物が生石灰との反応
性が良いため好ましい。
【0015】導入部としての第1導入管24は一端がボ
ンベ22上端のバルブ23に接続され、他端が焼成炉1
1の下蓋13を貫通して焼成炉11内に突出し、ボンベ
22内のフロンガスを焼成炉11内に供給する。流量計
25は、第1導入管24に設けられ、第1導入管24中
を流れるフロンガスの流量を示す。フロンガスの導入量
は、石灰石の焼成により製造された生石灰と有機ハロゲ
ン化合物又はその分解物とを反応させた後に得られる生
石灰中のハロゲン含有量が0.01〜10重量%となる
ように設定することが好ましい。得られる生石灰に前述
のような特殊な性質を付与するためである。
【0016】第2導入管26は、シリカゲルが充填され
た乾燥筒27と活性炭が充填された吸着筒28とを介し
て焼成炉11の下蓋13を貫通して焼成炉11内に突出
し、焼成炉11内に空気を導入する。
【0017】排出部としての排出管29は、一端が焼成
炉11の上蓋12から焼成炉11内に突出し、他端は2
つの吸収びん30,31、流量計32及びポンプ33を
介して大気中へ開放されている。吸収びん30,31に
は水酸化ナトリウム水溶液が収容され、排出管29から
排出される酸性ガスを中和する。なお、これら吸収びん
30,31は、フロンガス又はその分解物を石灰石の焼
成により製造される生石灰と反応させる場合には不要で
あって、後述する従来の比較例の試験を行うために設け
たものである。そして、焼成炉11内の反応ガスがこの
排出管29を介して大気中へ放出される。
【0018】さて、フロンガス(フロン12)を含むガ
スを分解処理する場合、まず焼成炉11内の支持板15
上にグラスウール層16を介して所定の大きさに砕いた
石灰石14を配置した後、加熱装置17を作動させて焼
成炉11内の温度を800〜1400℃まで上昇させ
る。このとき、石灰石14は加熱、焼成されて生石灰が
製造される。
【0019】この状態で、ボンベ22のバルブ23を開
き、ボンベ22内のフロンガスを第1導入管24を介し
て焼成炉11内に導入する。それとともに、空気を第2
導入管26より乾燥筒27と吸着筒28を介して焼成炉
11内に導入する。焼成炉11内に導入されたフロンガ
スは、石灰石14の焼成により製造された生石灰と次の
ような反応式(1)に基づいて反応して分解される。
【0020】 CCl2 2 +2CaO → CO2 +CaCl2 +CaF2 ・・・(1) また、フロンガスは、空気中の酸素により、次式(2)
のように反応して酸化分解される。
【0021】 CCl2 2 +O2 → CO2 +Cl2 +F2 ・・・(2) さらに、焼成炉11内では上記(1)、(2)の反応式
で示される反応以外に、種々の反応が起きている。
【0022】しかし、生石灰はフロンガスとの反応性が
高いことから、(1)式の反応は、(2)式の反応やそ
の他の反応に比べて起きやすい。このため、生成ガスは
ほとんど二酸化炭素(CO2 )となる。
【0023】反応後のガスは、ポンプ33の吸引動作に
より、排出管29から吸収びん30,31に導入され
る。その後、排出管29より大気中へ生成ガスが放出さ
れる。前記の実施形態によって発揮される効果につい
て、以下に記載する。 (1) この実施形態における有機ハロゲン化合物の分
解処理装置を用いた処理方法によれば、石灰石14の焼
成により製造される生石灰はフロンガスとの反応性が高
いことから、腐食性の酸性ガスなどの二次的な生成物の
生成を抑制することができる。 (2) 従って、その後の二次処理を不要にできる。 (3) 生石灰とフロンガスとの反応により生成するガ
スは、腐食性のガスではないので、焼成炉11を腐食す
るおそれを防止できる。 (4) 石灰石14の焼成により製造された生石灰と有
機ハロゲン化合物又はその分解物とを反応させた後に得
られる生石灰中のハロゲンの含有量を0.01〜10重
量%に設定することにより、生石灰の消化速度を遅くで
きるとともに、生石灰の結晶粒子の粒子径を大きくする
ことができる。 (5) 一般に使用されている石灰石の立型の石灰焼成
炉11を用いることができ、簡易な設備により、有機ハ
ロゲン化合物を容易に分解処理することができる。 (6) 石灰石14の焼成により製造される生石灰に、
有機ハロゲン化合物を導入しない場合に得られる生石灰
と同様の品質を維持でき、さらに特殊な性質、例えば消
化反応速度の遅延や生石灰の結晶粒子の増大を図ること
ができ、有機ハロゲン化合物を有効に利用することがで
きる。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げてこの発明を
さらに具体的に説明する。 (実施例1及び2)前記実施形態において説明した設備
を用い、フロンガス(フロン12)の処理を行った。フ
ロンガスの供給量、空気の供給量、焼成炉11内の石灰
石14の量、焼成温度は、表1に示すような条件にて処
理を行った。なお、石灰石14は粒子径2〜4mmのもの
を使用した。
【0025】その結果、表1に示すようなフロンガスの
分解率(%)、生石灰中の塩素(Cl)捕集率(%)及
びフッ素(F)捕集率(%)が得られた。 (比較例1)焼成炉11内に石灰石14を配置しないこ
と以外は、前記実施例1と同じ条件下で処理を行った。
その結果を表1に示した。 (比較例2)焼成炉11内にフロン12を導入しないこ
と以外は、前記実施例1と同じ条件下で処理を行った。
その結果を表1に示した。
【0026】
【表1】 表1に示したように、実施例1及び2では、フロンガス
のほとんど全てを分解処理することができる。しかも、
塩素やフッ素をほとんど生石灰中に捕集することができ
る。従って、分解処理後のガスを大気中にそのまま放出
することができる。
【0027】これに対して、焼成炉11中に石灰石を配
置しない場合(比較例1)、フロンガスの分解率が低下
する。次に、前記実施例1、2及び比較例2で得られた
生石灰を150mμ以下に粉砕し、消化温度曲線測定用
の試料とした。消化温度の測定は、図2に示す装置を用
いて行った。同図に示すように、収容容器34内には所
定厚さの断熱材36を介してジュワーびん35が収容配
置されている。ジュワーびん35内には50mlの純水3
7と10gの生石灰の試料が収容され、上端が蓋体35
aで密栓されている。ジュワーびん35内の温度は20
℃に設定されている。
【0028】ジュワーびん35内には攪拌機38が蓋体
35aを通って支持され、上端のモータ39により純水
37を500 rpmで攪拌する。さらに、ジュワーびん3
5内には温度測定装置40が蓋体35aを介して挿入さ
れ、その温度測定装置40は接続線42を介して温度記
録計41に接続されている。そして、温度測定装置40
によりジュワーびん35内の温度が測定され、温度変化
が温度記録計41に記録される。
【0029】このようにして測定した結果を図3に示し
た。図3に示したように、実施例1及び2の生石灰は消
化反応の速度が遅く、温度上昇が緩やかであることがわ
かる。これに対し、比較例2の生石灰は消化反応の速度
が速く、温度上昇が急激であることがわかる。
【0030】各実施例の生石灰は、表面にハロゲンが付
着して消化反応の速度が遅くなるのに対して、比較例2
の生石灰は表面にハロゲンが付着していないので、消化
反応速度が速くなるものと考えられる。
【0031】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (a) 焼成炉11内の上部から石灰石14を連続的に
導入し、焼成炉11内の下部から熱分解後に製造される
生石灰を焼成炉11の下部から連続的に抜き出すように
すること。
【0032】このように構成すれば、連続的に生石灰を
製造しつつ、有機ハロゲン化合物を分解処理することが
できる。 (b) 石灰焼成炉11として、ロータリーキルンやカ
ルシマ炉等の横型の炉を使用すること。 (c) 有機ハロゲン化合物として、フロン12とは異
なるフロン13、フロン14、フロン22、フロン11
4等のフロンガス、トリクロロエタン、パークロルエチ
レン等の有機塩素化合物、臭素を有する有機化合物等を
使用すること。 (d) 石灰焼成炉11内に導入する有機ハロゲン化合
物として、液状のものを用いること。
【0033】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 (1) 焼成炉内の加熱温度を1000〜1200℃に
設定した請求項1に記載の石灰焼成炉を用いた有機ハロ
ゲン化合物の分解処理方法。
【0034】このように構成した場合、生石灰の消化反
応をより遅くしたり、生石灰の結晶粒子をより大きくす
ることができる。 (2) 前記有機ハロゲン化合物は、常温で気体の化合
物又は加熱による気化性の高い化合物である請求項1又
は2に記載の石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合物の
分解処理方法。
【0035】このように構成した場合、分解生成物と生
石灰との反応性が向上する。
【0036】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合物の分解処理
方法によれば、分解処理後に余分な工程を必要とせず、
二次的な腐食生成物を生ずることなく、炉を腐食するお
それを防止できる。
【0037】請求項2に記載の発明の石灰焼成炉を用い
た有機ハロゲン化合物の分解処理方法によれば、石灰石
の焼成により製造される生石灰に所定の品質を維持で
き、さらに消化速度を遅くしたり、結晶粒子を大きくし
たり等の特殊な性質を付与することができる。
【0038】請求項3に記載の発明の石灰焼成炉を用い
た有機ハロゲン化合物の分解処理装置によれば、立型の
石灰焼成炉を利用できるとともに、炉を腐食することな
く、有機ハロゲン化合物を含むガスを効率良く処理する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態におけるフロンガス分解処理装置を
示す概略断面図。
【図2】 生石灰の温度測定装置を示す断面図。
【図3】 消化反応における時間と温度との関係を示す
グラフ。
【符号の説明】
11…石灰焼成炉、14…石灰石、17…加熱装置、2
4…導入部としての第1導入管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 達也 岐阜県大垣市赤坂町3751番地 上田石灰 製造 株式会社 内 (72)発明者 相藤 茂 岐阜県大垣市赤坂町3751番地 上田石灰 製造 株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭63−91129(JP,A) 特開 昭62−169913(JP,A) 特開 昭57−27951(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62D 3/00 B01D 53/70 B01J 19/00 C04B 2/02 C04B 2/10 C04B 2/12 F23G 7/00 F23G 7/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石灰焼成炉を用い、炉内に石灰石を配置
    した後、炉の一端部より有機ハロゲン化合物を導入し、
    800〜1400℃に加熱して、石灰石の焼成により製
    造された生石灰と有機ハロゲン化合物又はその分解物と
    を反応させる石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合物の
    分解処理方法。
  2. 【請求項2】 前記石灰石の焼成により製造された生石
    灰と有機ハロゲン化合物又はその分解物とを反応させた
    後に得られた生石灰中のハロゲンの含有量を0.01〜
    10重量%に設定した請求項1に記載の石灰焼成炉を用
    いた有機ハロゲン化合物の分解処理方法。
  3. 【請求項3】 内部に石灰石を配置し、その石灰石を加
    熱するための加熱装置を設けるとともに、下部から空気
    を導入し、上部からガスを排出する立型石灰焼成炉と、 前記石灰焼成炉の下部に有機ハロゲン化合物の導入部と
    を備えた石灰焼成炉を用いた有機ハロゲン化合物の分解
    処理装置。
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