JP2777905B2 - 広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズームレンズ - Google Patents

広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズームレンズ

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、バックフォーカスの制約が小さいコンパク
トカメラ用に適したズームレンズに関するもので、特
に、半画角が約37゜というコンパクトカメラ用ズームレ
ンズとしては従来にない広角化を計り、かつ小形で2.5
倍以上の高変倍比を有するズームレンズに関するもので
ある。
「従来の技術」 コンパクトカメラ用ズームレンズとしては、いろいろ
なタイプが知られているが、3群以上のレンズ群から成
り、かつ変倍比が2倍を越えるものとしては、次のタイ
プが知られている。
(i)正の第1レンズ群と、負の第2レンズ群と、その
後方に絞りを配置し、さらに正の第3レンズ群と、負の
第4レンズ群とから成り、すべてのレンズ群が物体側に
別々に移動(4群の中の1部が一体に動くものも含む)
する4群ズームタイプ。(例えば特開昭63−43115号,
同63−159818号,同63−157120号) (ii)正の第1レンズ群と、負の第2レンズ群(絞りを
含み、絞りより物体側の負の第2aレンズ群及び絞りより
像面側の正の第2bレンズ群から成り、上記4群タイプの
第2レンズ群と第3レンズ群に相当するレンズ群)と、
負の第3レンズ群(上記4群タイプの第4レンズ群に相
当するレンズ群)とから成り、すべてのレンズ群が物体
側に別々に移動する3群ズームタイプ。
(例えば特開昭63−153513号,同63−161423号) 参考までに3群以上のレンズ群から成り、2倍に満た
ない(約1.5〜1.6倍)低変倍比のものでは、4群ズーム
タイプの特開昭60−57814号,3群ズームタイプの特開昭6
2−78522号がある。尚、これらは、レンズ群,絞りの構
成(並び順)としては(i),(ii)と同じである。
(iii)正の第1レンズ群と、正の第2レンズ群(物体
側から負の第2aレンズ群と正の第2bレンズ群から成る事
は(ii)と同じであるが、第2レンズ群の中には絞りを
含んでいない)と、その後方に絞りを配置し、さらに負
の第3レンズ群とから成り、すべてのレンズ群が物体側
に移動する3群ズームタイプ。
(例えば本出願人の出願に係わる特願昭63−225294号) (iv)上記(iii)において、第2a,第2bレンズ群が別々
に移動する、実質的には4群ズームタイプ(同特願昭63
−225294号の実施例3) 「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、(i)のタイプは4群すべてのレンズ
群を別々に移動するというズームタイプであり、小さい
スペースの中に多くのカムを必要とするため機構的に難
しい方法であるという課題があった。
また(i),(ii)タイプとも、絞りを、第2aレンズ
群と第2bレンズ群(4群タイプの場合は第2レンズ群と
第3レンズ群)の間に配置しているが、製作誤差に対し
て、性能劣化の影響の大きい2つのレンズ群の間にシャ
ッターブロックを配置しなければならないので、構造が
複雑になり機械的精度が出しにくく、加えて、光学的に
も感度が高いので光学性能を安定させることが難しいタ
イプである。さらに、コンパクトカメラ用としては、コ
ンパクト性に対し、まだ不十分であるという課題があっ
た。
本出願人は上記課題を解決すべく先に特願昭63−2252
94号の発明を提供したが、従来の技術(i),(ii),
(iii),(iv)すべて(以下、従来例という)、短焦
点側の半画角は約30゜で、長焦点側の焦点距離を重視
し、より望遠効果を目的としている。これに対し、写真
撮影するユーザーのニーズとして、例えば風景写真を目
的とした広角化が考えられる。これらのユーザーには、
短焦点側の半画角は約30゜では物足りず、コンパクトカ
メラでも、広角で、かつ、高変倍という要求があるが、
かかる要求を満足するものは従来見当らなかった。
換言すると、従来例は、コンパクトカメラ用として当
然の事ながら(バックフォーカスの制約が小さいから)
基本的にはズーム全域において望遠タイプのズームレン
ズであり、コンパクトカメラ用には半画角が約37゜を包
括する広角かつ高変倍ズームレンズが知られていない事
からも、望遠タイプが基本となるコンパクトカメラに対
し、広角化と高変倍を同時に達成する事がいかに難しい
かがわかる。
本発明は、上述のことに鑑みなされたもので、従来例
を改良し、特に第1レンズ群を工夫することによって、
コンパクトカメラ用ズームレンズとして、従来にない広
角化を高変倍と小型化と同時に達成した、広角を包括す
るコンパクトカメラ用ズームレンズを提供することを目
的とするものである。
「課題を解決するための手段」 本発明の広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズ
ームレンズは、物体側から順に、正の焦点距離を有する
第1レンズ群と、正の焦点距離を有する第2レンズ群
と、負の焦点距離を有する第3レンズ群とから構成さ
れ、短焦点距離端から長焦点距離端へズーミングすると
き、第1、第2レンズ群間隔は増大し、第2、第3レン
ズ群間隔は減少するように、第1、第2、第3レンズ群
のすべてが物体側へ移動するコンパクトカメラ用ズーム
レンズにおいて、 (A)第2レンズ群は、物体側から順に、負の焦点距離
を有する第2aレンズ群と、正の焦点距離を有する第2bレ
ンズ群とから構成されていること、 (B)第2レンズ群は、ズーミングの際に該第2レンズ
群と共に移動する絞りを有すること、及び (C)次の(1)及び(2)の条件を満足すること、 を特徴としている。
(1)1.09<hIMAX/hI-1<1.4 (2)0.5<fT/fI<1.5 ただし、 hIMAX:第1レンズ群内の近軸軸上光線の高さの最大値、 hI-1 :第1レンズ群の第1面における近軸軸上光線の高
さ、 fT:長焦点距離端の全系の焦点距離、 fI:第1レンズ群の焦点距離、 である。
かかる特徴を有する上記ズームレンズにおいて、第1
レンズ群は、物体側から両凹負レンズの第1レンズ,両
凸正レンズの第2レンズ,及び物体側に凸面を向けた正
レンズの第3レンズから成り、かつ ただし XI :第1レンズ群のズーミング移動量 XIII:第3レンズ群のズーミング移動量 fI :第1レンズの焦点距離 fW :短焦点距離端の全長の焦点距離 r1 :第1レンズの物体側の面の曲率半径 (r1<0) d2 :第1レンズと第2レンズの間の空気間隔の諸条件
を満足して構成され、 第2aレンズ群は、物体側から、物体側に凸の曲率大な
る貼り合わせ面を有する両凹負レンズの第4レンズと正
レンズの第5レンズとの貼り合わせ負レンズ,及び物体
側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第6レンズから
成り、 ただし fII a:第2aレンズ群の焦点距離 f6 :第6負レンズの焦点距離 r10 :第6レンズの物体側の面の曲率半径 の諸条件を満足して構成され、 第2bレンズ群は、物体側から物体側に凹の曲率大なる
貼り合わせ面を有する正レンズの第7レンズと負メニス
カスレンズの第8レンズとの貼り合わせ正レンズ,及び
正レンズの第9レンズから構成され、 第3レンズ群は、物体側から、像面側に凸の曲率大な
る正レンズとの第10レンズ,及び共に物体側に凹の曲率
大なる負レンズ第11,第12レンズから構成されている。
更に、本発明は、上記ズームレンズにおいて、ズーミ
ングの際、絞りは、第2レンズ群の後方、第3レンズ群
との間に配置され、第2レンズ群と一体に移動する事、
また、フォーカシングの際、第1レンズ群,絞り,及
び第3レンズ群を固定し、第2レンズ群のみを物体側に
移動させる事、あるいは、第1レンズ群,第2レンズ
群,及び絞りを固定し、第3レンズ群のみを像面側に移
動させる事、が好ましい。
「作用」 本発明は、高変倍なコンパクトカメラ用ズームレンズ
を得るために、従来例とほぼ同様の3群ズームタイプ
(あるいは4群ズームにも適用可能)を採用している
が、更に広角化を達成するためには、レトロタイプのレ
ンズ構成の第1レンズ群において、従来例より第1レン
ズ内の近軸軸上光線の高さの最大値と第1面の近軸軸上
光線の高さの比(条件(1)…以下、レトロ比という)
を大きくする必要がある。近軸軸上光線とは、無限遠に
ある光軸上の物点からの光線を意味する。
条件(1)の上限を越えると、収差を補正するために
は有利であるが、前玉径は大きくなり小型化に反し、逆
に下限を越えると、従来例と同程度のレトロ比になり、
半画角約30゜では問題ないが、より広角化(半画角約37
゜)する場合、ズーミングに伴う諸収差の変動が増大
し、特に広角化に伴う非点収差,像面わん曲,歪曲収差
の変動を補正する事は難しい。
条件(2)は、第1レンズ群のパワーに関するもの
で、特にズーミング移動量、つまり、短焦点距離端から
長焦点距離端へズーミングする際のレンズ移動量に関係
する。第1レンズ群のパワーを大きくする程、移動量を
小さくできるので、小型化に有利であるが、本発明は従
来例と比べると短焦点側の広角化が目的であるので、長
焦点側の焦点距離もほぼ同じ比率で小さくなっている。
従って、従来例と同程度の移動量を達成するためには、
従来例の第1レンズ群のパワーより少し小さくても構わ
ない。この条件(2)の上限を越えると、上述したよう
にズーミング移動量を小さくする事には有利であるが、
条件(1)の範囲内にレトロ比を設定する事が困難とな
り、収差補正が難しい。逆に下限を越えると、収差補正
上は有利であるが、第1レンズ群の正のパワーが小さく
なり過ぎて、ズーミング移動量が急激に増大し、小型化
に反する。
条件(3)〜(6)は、第1レンズ群に関するもので
ある。
条件(3)は、第1レンズ群と第3レンズ群の移動量
に関するもので、上限を越えると、レンズ径の大きい第
1レンズ群の移動量が増大し、コンパクト化に反し、逆
に下限を越えると、長焦点側の第1レンズ群から第3レ
ンズ群までのレンズ全長が小さくなるので、特に長焦点
側の収差の補正が困難になるが、ズーミングに伴う諸収
差の変動(短焦点側はマイナス,長焦点側はプラスにな
りやすい)が大きくなり、ズーム範囲全域の収差のバラ
ンスが困難となる。
条件(4),(5),(6)は、条件(1)を達成す
るために必要なものであるが、それぞれ上限を越える
と、条件(1)の上限を犯しやすくなり、前玉径の増大
を招く。また、それぞれ下限を越えると、条件(1)の
下限を犯しやすくなり、ズーミングに伴う諸収差の変動
が増大する。
条件(7),(8)は、第2aレンズ群に関するもの
で、ズーミングに伴う収差の変動、特に球面収差の変動
を小さくするのに有効な条件である。従来例(iii),
(iv)の実施例が両凹負レンズと正レンズの貼り合せ負
レンズ(本発明の第4,第5レンズに相当)の1群2枚の
構成であったのに対し、本発明は更に、その後方に物体
側に凹面を向けた負メニスカスレンズの第6レンズを配
置し、貼り合せ負レンズの負担を小さくしている。
条件(7)は、上記第6レンズの第2aレンズ群全体の
パワーに対する配分に関するもので、第2aレンズ群とし
ては、貼り合せ負レンズが主体で、第6レンズは補助レ
ンズである。この条件(7)の上限を越えると、第6レ
ンズの方が、主レンズであり貼り合せ負レンズよりも、
パワーが大きくなり、好ましくない。2aレンズ群とし
て、軸外光線の通過する高さの大きい貼り合せ負レンズ
の方のパワーを大きくした方が、収差を発散させる効果
が大きく、他の収束レンズ群で発生する収差とバランス
を取りやすい。逆に下限を越えると、負のパワーを持つ
ことにならない。
条件(8)は、2aレンズ群の第6レンズの物体側の面
の曲率半径を規定する条件である。条件(7)で上記第
6レンズは補助レンズと説明したが、広角化に伴い2aレ
ンズ群を単に貼り合せ負レンズだけで構成させると、負
担が大きく、ズーミングに伴う諸収差の変動が大きくな
るため、負メニスカスレンズの第6レンズが必要とな
る。そして、この第6レンズは発散させる効果を分担し
ているので、物体側の面は凹面である必要がある。この
条件(8)の上限を越えると、曲率半径が大きくなり収
差を発散させる効果が小さくなり、負メニスカスレンズ
の第6レンズを1枚増やした意味がなくなる。逆に下限
を越えると、曲率半径が小さくなり過ぎて、補正過剰と
なり、高次の球面収差も発生しやすく好ましくない。
尚、球面収差,コマ収差の変動を小さくする手段とし
て、第2レンズ群内に非球面を設ければ、補正が容易で
あり、また構成枚数の低減も期待できる。第2レンズ群
でも、絞りに近く、レンズ径の小さい第2bレンズ群に非
球面を設けるのが効果も大きく、非球面レンズの製作も
容易となる。
広角化を目的とすると、どうしても第1レンズ群の径
が大きくなり勝ちであるが、コンパクトカメラとして
は、画角が大きくなれば、逆にバリヤー条件等で、むし
ろレンズの径を小さくする事が要求される。SLRカメラ
用の交換レンズは、まだバリヤー付きが一般的になって
いないが、コンパクトカメラ用のレンズは保護等の役目
でバリヤー付きで、かつカメラの形状を小さくするため
には非球面は有効である。
フォーカシングに関しては、従来例(iii),(iv)
と同様の方式が可能である。即ち、パワーの小さい第1
レンズ群それだけによるフォーカシングは周辺光量不足
を招くので不適当で、パワーの大きい第2レンズ群ある
いは第3レンズ群による方法が良い。当然のことながら
(機構的にゆるされるなら)第2,第3レンズ群を同時に
反対側に移動させれば、移動量を少なくできる。他の群
と一緒に第1レンズ群をわずかに移動させる方法も考え
られるが、大きな第1レンズ群を動かすメリットは少な
い。尚、機構的に許されるなら、絞りを第2a,第2bレン
ズ群の間あるいは第2bレンズ群の中に配置した方が前玉
径の小型には有利である。
第2あるいは第3レンズ群によるフォーカシング方法
は、各焦点距離によって同じ物体距離でも繰り出し量が
異なる(いわゆるバリフォーカルレンズ)が、この時、
各焦点距離情報を検出できるようにすれば、それと物体
距離の情報から電気的に演算して繰り出し量を検出で
き、表面的にはズームレンズと同じにできる。
尚、本発明は、従来例(i)〜(iv)のどのタイプに
も適用可能であるが、従来例(iii),(iv)のタイプ
に適用すれば、ズーミング,フォーカシングに関係な
く、レンズブロックとシャッターブロックを分離できる
ので、構造上あるいは組立上、容易で好ましい。
「実施例」 以下、本発明の実施例1,2を記載する。ここで、FNO
Fナンバー,Fは焦点距離,ωは半画角,fBはバックフォ
ーカス,rはレンズ各面の曲率半径,dはレンズ厚もしくは
レンズ間隔,Nは各レンズのd−lineの屈折率,νは各レ
ンズのアッベ数である。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、コンパクトカ
メラ用ズームレンズとして、前記各要件を満足して構成
することにより、高変倍及び小型化と共に広角化を達成
し、しかも機構的にも簡単で性能良好なズームレンズが
得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図,第3図は、それぞれ本発明の実施例1,2の短焦
点側のレンズ系構成図である。 第2図,第4図は、それぞれ本発明の実施例1,2の諸収
差図で、(a)は短焦点側,(b)は中間焦点距離,
(c)は長焦点側の状態を示す。 図中、riはレンズ各面の曲率半径、diはレンズ厚もしく
はレンズ間隔、Aは絞りを示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−78522(JP,A) 特開 昭63−153511(JP,A) 特開 平1−204013(JP,A) 特開 平1−314218(JP,A) 特開 平2−16515(JP,A) 特開 平1−230013(JP,A) 特開 平1−252916(JP,A) 特開 平1−252917(JP,A) 特開 平2−16516(JP,A) 特開 平2−50117(JP,A) 特開 平2−103014(JP,A) 特開 平2−135312(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 15/00 - 15/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、正の焦点距離を有する第
    1レンズ群と、正の焦点距離を有する第2レンズ群と、
    負の焦点距離を有する第3レンズ群とから構成され、 短焦点距離端から長焦点距離端へズーミングするとき、
    第1、第2レンズ群間隔は増大し、第2、第3レンズ群
    間隔は減少するように、第1、第2、第3レンズ群のす
    べてが物体側へ移動するコンパクトカメラ用ズームレン
    ズにおいて、 (A)第2レンズ群は、物体側から順に、負の焦点距離
    を有する第2aレンズ群と、正の焦点距離を有する第2bレ
    ンズ群とから構成されていること、 (B)第2レンズ群は、ズーミングの際に該第2レンズ
    群と共に移動する絞りを有すること、及び (C)次の(1)及び(2)の条件を満足すること、 を特徴とする広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍
    ズームレンズ。 (1)1.09<hIMAX/hI-1<1.4 (2)0.5<fT/fI<1.5 ただし、 hIMAX:第1レンズ群内の近軸軸上光線の高さの最大値、 hI-1 :第1レンズ群の第1面における近軸軸上光線の高
    さ、 fT:長焦点距離端の全系の焦点距離、 fI:第1レンズ群の焦点距離。
  2. 【請求項2】請求項1記載のズームレンズにおいて、正
    の焦点距離を有する第1レンズ群は、物体側から順に、
    両凹負レンズの第1レンズ、両凸正レンズの第2レン
    ズ、及び物体側に凸面を向けた正レンズの第3レンズか
    らなり、かつ次の(3)ないし(6)の条件を満足する
    広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズームレン
    ズ。 (3)0.95<XI/XIII<1.3 (4)2.0<fI/|f1|<5.0 (5)0<fW/|r1|<0.7 (6)0<d2/fW<0.25 ただし、 XI:第1レンズ群のズーミング移動量、 XIII:第3レンズ群のズーミング移動量、 f1:第1レンズの焦点距離、 fW:短焦点距離端の全系の焦点距離、 r1:第1レンズの物体側の面の曲率半径(r1<0) d2:第1レンズと第2レンズの間の空気間隔。
  3. 【請求項3】請求項2記載のズームレンズにおいて、負
    の焦点距離を有する第2aレンズ群は、物体側から順に、
    物体側に凸の曲率大なる貼り合わせ面を有する両凹負レ
    ンズの第4レンズと正レンズの第5レンズとの貼り合わ
    せ負レンズ、及び物体側に凹面を向けた負メニスカスの
    第6レンズからなり、次の(7)及び(8)の条件を満
    足する広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズーム
    レンズ。 (7)0.0<fII a/f6<0.5 (8)−1.5<fW/r10<−0.5 ただし、 fII a:第2aレンズ群の焦点距離、 f6:第6レンズの焦点距離、 r10:第6レンズの物体側の面の曲率半径。
  4. 【請求項4】請求項3記載のズームレンズにおいて、正
    の焦点距離を有する第2bレンズ群は、物体側から順に、
    物体側に凹の曲率大なる貼り合わせ面を有する正レンズ
    の第7レンズと負メニスカスレンズの第8レンズとの貼
    り合わせ正レンズ、及び正レンズの第9レンズからなる
    広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズームレン
    ズ。
  5. 【請求項5】請求項4記載のズームレンズにおいて、負
    の焦点距離を有する第3レンズ群は、物体側から順に、
    像面側に凸の曲率大なる正レンズの第10レンズと、及び
    共に物体側に凹の曲率大なる単レンズの第11、第12レン
    ズとからなる広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍
    ズームレンズ。
  6. 【請求項6】請求項1記載のズームレンズにおいて、絞
    りは、第2レンズ群の後方、第3レンズ群との間に配置
    され、ズーミングの際、第2レンズ群と一体に移動する
    広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズームレン
    ズ。
  7. 【請求項7】請求項1記載のズームレンズにおいて、フ
    ォーカシングの際、第1レンズ群、絞り、及び第3レン
    ズ群を固定し、第2レンズ群のみを物体側に移動させる
    広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズームレン
    ズ。
  8. 【請求項8】請求項1記載のズームレンズにおいて、フ
    ォーカシングの際、第1レンズ群、第2レンズ群、及び
    絞りを固定し、第3レンズ群のみを像面側に移動させる
    広角を包括するコンパクトカメラ用高変倍ズームレン
    ズ。
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