JP2777095B2 - 連続加熱炉における蓄熱式バーナの燃焼システム - Google Patents

連続加熱炉における蓄熱式バーナの燃焼システム

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JP2777095B2
JP2777095B2 JP7266981A JP26698195A JP2777095B2 JP 2777095 B2 JP2777095 B2 JP 2777095B2 JP 7266981 A JP7266981 A JP 7266981A JP 26698195 A JP26698195 A JP 26698195A JP 2777095 B2 JP2777095 B2 JP 2777095B2
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  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Air Supply (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の蓄熱式バー
ナを操炉条件に応じて適切な材料加熱状態が得られるよ
う運転する連続加熱炉における蓄熱式バーナの燃焼シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、連続加熱炉では操炉条件に応
じて様々な温度管理が行われている。例えば、長尺材料
を炉幅方向に平行な状態を保ちながら搬送加熱する場
合、炉内温度を全炉幅方向に均一に保ち、この長尺材料
を一様に加熱するように温度が管理される。逆に、同様
な搬送方法で短尺材料を加熱する場合、これら短尺材料
が搬送される領域の温度を均一に保ち、材料が存在しな
い領域では材料の温度分布が最適に維持できる範囲で低
く管理される。また、炉内温度を炉幅方向に順次差をつ
けて材料を傾斜加熱する場合もある。
【0003】一方、蓄熱器とバーナから構成される2台
の蓄熱式バーナを1ペアとし、一方の蓄熱式バーナで燃
料を燃焼しながら他方の蓄熱式バーナで燃焼排ガスを吸
引して廃熱を回収する状態と、他方の蓄熱式バーナで燃
料を燃焼して一方の蓄熱式バーナで廃熱を回収する状態
とに交互に切り替え、回収された廃熱を用いて燃焼用空
気を加熱する燃焼システムが提案されている。
【0004】この燃焼システムでは、ペアを構成する2
台の蓄熱式バーナを同一燃焼条件に設定し、蓄熱器のオ
ーバーヒートを防止する必要がある。また、ペアを構成
する2台の蓄熱式バーナを配置する方法として、それぞ
れのバーナを相対向する炉壁に対向して取り付ける方法
(対向ペア方式)と、一方の炉壁に隣接して取り付ける
方法(隣接ペア方式)がある。
【0005】図1を参照して対向ペア方式について説明
する。この図において、1は炉、10、20は材料の移
動方向(炉長方向)に延びる炉壁を示す。11〜16、
21〜26は蓄熱式バーナで、点線で囲った対向する蓄
熱式バーナ11と21、12と22、…、16と26が
それぞれペアを構成している。操炉時の所定時間帯で
は、図示するように、蓄熱式バーナ11、13、15
と、これらに隣接する蓄熱式バーナ12、14、16と
ペアを構成する蓄熱式バーナ22、24、26が燃焼状
態に保たれ、その他の蓄熱式バーナ12、14、16、
21、23、25が熱回収状態に保たれる。また、次の
所定時間帯、蓄熱式バーナ11、13、15、22、2
4、26が熱回収状態に保たれ、その他の蓄熱式バーナ
12、14、16、21、23、25が燃焼状態に保た
れる。そして、これらの状態が所定時間ごとに繰り返さ
れる。
【0006】この対向ペア方式は、炉内ガスが炉幅方向
に効率よく撹拌されるので、図2に示すように、炉内温
度が炉幅方向に均一に保たれるという利点がある。ま
た、それぞれの蓄熱式バーナを燃焼状態から熱回収状態
又は熱回収状態から燃焼状態に切り替える場合、例え
ば、最初に蓄熱式バーナ11と21を切り替え、次に蓄
熱式バーナ12と22…というように、ペアごとに順次
切り替えられる。したがって、図3に示すように、例え
ば蓄熱式バーナ13と23を切り替える瞬間に対向する
蓄熱式バーナ13と23の火炎が干渉して中央部分が高
温となるということがなく、材料加熱の均一性が保たれ
る。
【0007】次に、図4を参照して隣接ペア方式を説明
する。この隣接ペア方式では、同一炉壁10、20上で
隣接する点線で囲った蓄熱式バーナ11と12、13と
14、15と16、21と22、23と24、25と2
6がそれぞれペアを構成する。操炉時の所定時間帯で
は、図示するように、蓄熱式バーナ11、13、15、
22、24、26が燃焼状態に保たれ、残りの蓄熱式バ
ーナ12、14、16、21、23、25が熱回収状態
に保たれる。次の所定時間帯では、蓄熱式バーナ11、
13、15、22、24、26が熱回収状態に保たれ、
残りの蓄熱式バーナ12、14、16、21、23、2
5が燃焼状態に保たれる。そして、これらの状態が所定
時間ごとに繰り返される。
【0008】しかしながら、隣接ペア方式は、図5に示
すように、燃焼状態から熱回収状態又はその逆に状態を
切り替える場合、ペアを構成する蓄熱式バーナ11と1
2、21と22、12と14、23と34、15と1
6、25と26の順番で切り替えられるため、ある瞬間
に対向する蓄熱式バーナの火炎が干渉し、局部的に高温
状態となる危険がある。これに対して、図6、7に示す
ように、隣接ペア方式は、それぞれの炉壁10、20に
配置された蓄熱式バーナの燃焼条件を違えることによっ
て炉内温度に変化を持たせることができるので、短尺材
料の加熱や傾斜加熱に適している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、蓄
熱式バーナを用いた連続加熱炉であって、操炉条件に応
じて適切な材料加熱状態が得られる切替燃焼システムを
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、材料搬送方向に沿った左右
の側壁にそれぞれ偶数の蓄熱式バーナを設けた連続加熱
炉において、所定の炉内温度を得るに必要な燃焼制御を
行うために一定の制御信号を出力する第1制御部と、一
方の炉壁の蓄熱式バーナとこれに対向する他方の炉壁の
蓄熱式バーナとの組み合わせからなる複数のペア状態
と、それぞれの炉壁の蓄熱式バーナ同士の組み合わせか
らなる複数のペア状態とに操炉条件に応じて切り替える
とともに、それぞれのペアの蓄熱式バーナを交互に燃焼
状態と熱回収状態とに切り替える第2制御部と、を設け
たものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本考案の一つの実施の形態
を添付図面を参照して説明する。図8において、連続加
熱炉1の材料搬送方向に沿った一方の炉壁10には6台
の蓄熱式バーナ11、12、13、14、15、16が
所定の間隔を置いて設けてある。炉壁10に対向する炉
壁20には、蓄熱式バーナ11、12、13、14、1
5、16に対向して蓄熱式バーナ21、22、23、2
4、25、26が設けてある。なお、相対向する蓄熱式
バーナは必ずしも真正面で対向するとは限らず、炉によ
っては若干位置がずれている場合もある。これらの蓄熱
式バーナ11等はその内部において燃焼用空気の流路と
排ガス流路を共有しており、この流路中に蓄熱媒体(図
示せず)が配置されている。したがって、排ガスを吸引
することにより蓄熱媒体に廃熱を回収し、この回収され
た廃熱を燃焼空気の予熱に利用できる。
【0012】炉壁10に設けた蓄熱式バーナ11は、燃
料切替弁111、空気切替弁211、排ガス切替弁31
1を介して、それぞれ燃料供給管31、空気供給管4
1、排ガス排出管51に接続されている。さらに、これ
らの燃料供給管31、空気供給管41、排ガス排出管5
1にはそれぞれ燃料制御弁33、空気制御弁43、排ガ
ス制御弁53が設けてあり、例えば後述する第1制御部
又は第2制御部若しくはその他の制御部からの信号によ
って開度調整できるようになっている。その他の炉壁1
0に設けた蓄熱式バーナ12〜16も、蓄熱式バーナ1
1と同様に燃料制御弁、空気制御弁、排ガス制御弁を介
してそれぞれ燃料供給管31、空気供給管41、排ガス
排出管51に接続されている。なお、蓄熱式バーナ1
2、13、14、15、16に付設された燃料切替弁、
空気切替弁、排ガス切替弁は、各蓄熱式バーナの符号に
それぞれ“100”、“200”、“300”を加えた
符号で表示してある。
【0013】同様に、炉壁20に設けた蓄熱式バーナ2
1、22、23、24、25、26はそれぞれ燃料制御
弁、空気制御弁、排ガス制御弁を介して燃料供給管3
2、空気供給管42、排ガス排出管52に接続されてい
る。これらの燃料供給管32、空気供給管42、排ガス
排出管52にはそれぞれ燃料制御弁34、空気制御弁4
4、排ガス制御弁54が設けてあり、例えば後述する第
1制御部又は第2制御部若しくはその他の制御部からの
信号によって開度調整できるようになっている。なお、
各蓄熱式バーナ21、22、23、24、25、26に
付設された燃料切替弁、空気切替弁、排ガス切替弁は、
各蓄熱式バーナの符号にそれぞれ“100”、“20
0”、“300”を加えた符号で表示してある。
【0014】図9は本発明に係る切替燃焼システムの制
御回路を示す。ここで、第1制御部100は信号出力部
101A、101B、102A、102B、103A、
103B、104A、104B、105A、105B、
106A、106Bを備えており、操炉時、これらの信
号出力部101A等は炉内温度を目的とする温度に維持
する燃焼制御を行うために一定のタイミングで燃料制御
信号、空気制御信号、排ガス制御信号を出力する。第2
制御部200は、第1制御部100の信号出力部101
A〜106Bに接続された信号入力部201A、201
B、202A、202B、203A、203B、204
A、204B、205A、205B、206A、206
Bと、それぞれの蓄熱式バーナ11〜26の各燃料切替
弁、空気切替弁、排ガス切替弁に対して制御信号を出力
する信号出力部110、210、120、220、13
0、230、140、240、150、250、16
0、260(図10、11参照)を備えている。また、
第2制御部200は、操炉条件、すなわち炉1を対向ペ
ア方式で操業するか隣接ペア方式で操業するかによっ
て、信号入力部201A〜206Bと信号出力部110
〜260との結線状態を切り替えるようになっている。
【0015】結線切替について図10、11を参照して
説明する。対向ペア方式の場合、図10に示すように、
対向する蓄熱式バーナ11と21、12と22、13と
23、14と24、15と25、16と26がペアを構
成する。そして、第2制御部200の信号入力部201
A、201B、202A、202B、203A、203
B、204A、204B、205A、205B、206
A、206Bが、信号出力部110、210、220、
120、130、230、240、140、150、2
50、260、160にそれぞれ接続される。
【0016】隣接ペア方式の場合、図11に示すよう
に、隣接する蓄熱式バーナ11と12、21と22、1
3と14、23と24、15と16、25と26がペア
を構成する。そして、第2制御部200では、信号入力
部201A、201B、202A、202B、203
A、203B、204A、204B、205A、205
B、206A、206Bが、信号出力部110、12
0、220、210、130、140、240、23
0、150、160、260、250にそれぞれ接続さ
れる。なお、対向ペア方式と隣接ペア方式が選択されて
いるときの結線状態の一部を図9においてそれぞれ直線
矢印と点線矢印で示してある。
【0017】対向ペア方式の操炉状態について説明す
る。対向ペア方式が選択されると、燃料制御弁33と3
4、空気制御弁43と44、排ガス制御弁53と54が
それぞれ同一流量になる開度に設定される。また、第2
制御部200の内部では、信号出力部201A等と信号
出力部110等が図10に示すように結線され、第1制
御部100から出力された切替弁制御信号によってそれ
ぞれの蓄熱式バーナ11等が制御される。
【0018】具体的には、図1に示すように、所定時間
帯に、蓄熱式バーナ11、13、15、22、24、2
6に燃料と燃焼用空気を供給して燃焼を行い、蓄熱式バ
ーナ12、14、16、21、23、25から炉内の排
ガスを吸引して廃熱をそれらの蓄熱器に回収する。次の
所定時間帯では、蓄熱式バーナ12、14、16、2
1、23、25が燃焼状態に切り替えられ、蓄熱器を通
り予熱された燃焼用空気によって燃料が燃焼され、蓄熱
式バーナ11、13、15、22、24、26から排ガ
スを吸引して廃熱をそれらの蓄熱器に回収して次回の燃
焼時に燃焼用空気の予熱に利用する。そして、上記燃焼
状態と熱回収状態がそれぞれの蓄熱式バーナについて繰
り返される。なお、対向する蓄熱式バーナ11と21等
の燃焼量が等しく、炉内温度はほぼ一様に保たれ、一点
鎖線で示す幅の長尺材料は均一に加熱される。
【0019】図6に示すように、隣接ペア方式を用い
て、炉壁10に設けた蓄熱式バーナ11等では大きな火
炎を形成し、対向する炉壁20に設けた蓄熱式バーナ2
1等では小さな火炎を形成する操炉状態について説明す
る。隣接ペア方式が選択されると、制御弁34、44、
54の開度が制御弁33、43、53のそれよりも小さ
な状態で開き、蓄熱式バーナ21〜26に供給される燃
料と燃焼用空気の量及び排出する排ガス量が、蓄熱式バ
ーナ11〜16のそれよりも低く抑えられる。第2制御
部200の内部では、信号出力部201A等と信号出力
部110等とが図11に示すように結線される。
【0020】これにより、所定時間、蓄熱式バーナ1
1、13、15、22、24、26に燃料と燃焼用空気
を供給して燃焼を行い、蓄熱式バーナ12、14、1
6、21、23、25からは炉内の排ガスを吸引して廃
熱をそれらの蓄熱器に回収する。また、上述のように蓄
熱式バーナ22、24、26に供給される燃料、燃焼用
空気の量は蓄熱式バーナ11、13、15に供給される
それよりも少ないので、図示するように蓄熱式バーナ2
2、24、26では小さな火炎が形成される。したがっ
て、一点鎖線で示す幅の短尺材を加熱する場合、材料は
蓄熱式バーナ11、13、15で形成される火炎によっ
て加熱されるとともに、対向する蓄熱式バーナ22、2
3、25で形成される火炎によって材料上の温度がほぼ
均一に保たれる。また、蓄熱式バーナ12、14、16
では高温域の排ガスが回収され、反対側の蓄熱式バーナ
21、23、25では低温域の排ガスが回収され、それ
ぞれ回収される熱量は次に行われる燃焼の燃焼量に対応
している。
【0021】次の所定時間帯では、蓄熱式バーナ12、
14、16、21、23、25が燃焼状態に切り替えら
れ、蓄熱器を通り予熱された燃焼用空気によって燃料が
燃焼され、蓄熱式バーナ11、13、15、22、2
4、26から排ガスを吸引して廃熱をそれらの蓄熱器に
回収し、これを次回の燃焼時に燃焼用空気の予熱に利用
する。そして、上記燃焼状態と熱回収状態がそれぞれの
蓄熱式バーナについて繰り返される。
【0022】なお、隣接ペア方式の際の制御弁33、3
4、43、44、53、54の開度は、例えば炉内に設
けた温度計から得られる情報に基づいて調節してもよい
し、予め実験によって制御弁33、43、54の開度に
対する制御弁34、44、54の開度の比率を定め、そ
れに基づいて調節してもよい。また、低温域の温度が上
昇し過ぎる場合には、蓄熱式バーナ21〜26をペアご
とに間引き運転してもよい。
【0023】蓄熱式バーナ11等を燃焼状態から熱回収
状態及びその逆に切り替える際の処理について、図12
を参照して説明する。いま対向ペア方式が選択されてい
る場合、第1制御部100の信号出力部101A、10
1B、102A、102B…から出力された制御信号は
第2制御部200の信号出力部110、210、22
0、120…に出力される。これにより、所定時間(モ
ードI)、蓄熱式バーナ11、22等の空気切替弁と燃
料切替弁が開放され、排ガス切替弁が閉鎖される。ま
た、蓄熱式バーナ12、21等の空気切替弁と燃料切替
弁が閉鎖され、排ガス切替弁が開放される。次の所定時
間(モードII)、まずモードIからモードIIへの切替処
理が行われ、蓄熱式バーナ11について燃料切替弁と空
気切替弁が順次閉鎖された後排ガス切替弁が閉鎖され、
この蓄熱式バーナ11が排ガス排出状態に切り替わる。
次に、蓄熱式バーナ11とペアを構成する蓄熱式バーナ
21について、排ガス切替弁が閉鎖された後、空気切替
弁と燃料切替弁が順次開放され、この蓄熱式バーナ21
が燃焼状態に切り替わる。蓄熱式バーナ11、21の切
替処理終了後、同様にしてまず蓄熱式バーナ22が燃焼
状態から熱回収状態に切り替わり、その後蓄熱式バーナ
12が熱回収状態から燃焼状態に切り替わる。その他の
ペアをなす蓄熱式バーナについても、図示する順序で逆
の状態に切り替わる。
【0024】隣接ペア方式が選択されている場合、第1
制御部100の信号出力部101A、101B、102
A、102B…から出力された制御信号は第2制御部2
00の信号出力部110、120、220、210…に
出力される。これにより、所定時間(モードI)、蓄熱
式バーナ11、22等の空気切替弁と燃料切替弁が開
き、排ガス切替弁が閉じる。また、蓄熱式バーナ12、
21等の空気切替弁と燃料切替弁が閉じ、排ガス切替弁
が開く。次の時間帯(モードII)では、まずモードIか
らモードIIへの切替処理が行われ、蓄熱式バーナ11に
ついて燃料切替弁と空気切替弁が順次閉じた後排ガス切
替弁が閉じ、この蓄熱式バーナ11が排ガス排出状態に
切り替わる。次に、蓄熱式バーナ12について、排ガス
切替弁が閉じた後、空気切替弁と燃料切替弁が順次開
き、この蓄熱式バーナ12が燃焼状態に切り替わる。続
いて、蓄熱式バーナ22について燃料切替弁と空気切替
弁が順次閉じ、排ガス切替弁が閉じ、この蓄熱式バーナ
22が熱回収状態に切り替わる。さらにその後、蓄熱式
バーナ21について、排ガス切替弁が閉じた後、空気切
替弁と燃料切替弁が順次開き、この蓄熱式バーナ21が
燃焼状態に切り替わる。その他のペアをなす蓄熱式バー
ナについても、図示する順序で逆の状態に切り替わる。
【0025】このように、第1制御部100は、選択さ
れている方式に拘わらず一定の周期で各出力信号部10
1A、101B〜106A、106Bから制御信号を出
力し、第2制御部200は選択されているペア方式に応
じて第1制御部100から出力された切替制御信号を必
要な切替弁に出力する。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る蓄熱式バーナの切替燃焼システムでは、第2制御
部において対向した蓄熱式バーナ同士又は同一壁上で隣
接した蓄熱式バーナ同士をペアとして組み合わせ、第1
制御部から出力された一定の信号に基づいて第2制御部
で必要な蓄熱式バーナを燃焼状態と熱回収状態に切り替
えできる。したがって、第2制御部でペアを組み替える
だけで対向ペア方式又は隣接ペア方式に自由に設定し、
加熱する材料等の操炉条件に応じた炉内温度分布を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 対向ペア方式の説明図である。
【図2】 図1のII−II線に沿った炉幅方向の温度分布
を示す図である。
【図3】 図1に示す状態から特定の蓄熱式バーナを別
の状態に切り替えるときの燃焼状態を示す図である。
【図4】 隣接ペア方式の説明図である。
【図5】 図1に示す状態から特定の蓄熱式バーナを別
の状態に切り替えるときの燃焼状態を示す図である。
【図6】 隣接ペア方式により短尺材料を加熱するとき
の火炎の状態を示す図である。
【図7】 図6に示す状態から特定の蓄熱式バーナを別
の状態に切り替えるときの燃焼状態を示す図である。
【図8】 各蓄熱式バーナに対する配管の接続図であ
る。
【図9】 第1制御部と第2制御部の制御回路図であ
る。
【図10】 対向ペア方式の結線状態を示す図である。
【図11】 隣接ペア方式の結線状態を示す図である。
【図12】 実際の操炉状態を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1…炉、10、20…炉壁、11〜16、21〜26…
蓄熱式バーナ、100…第1制御部、200…第2制御
部、111、121…燃料切替弁、211、221…空
気切替弁、311、321…排ガス切替弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27D 17/00 101 F27D 17/00 101A 19/00 19/00 A (56)参考文献 特開 平6−194054(JP,A) 特開 平6−200321(JP,A) 特開 平6−200329(JP,A) 特開 平8−209234(JP,A) 特開 平9−53114(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21D 1/52 C21D 9/00 101 C21D 11/00 - 11/00 105 F27B 9/36 F27D 17/00 101 F27D 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料搬送方向に沿った左右の側壁にそれ
    ぞれ偶数の蓄熱式バーナを設けた連続加熱炉において、
    所定の炉内温度を得るに必要な燃焼制御を行うために一
    定の制御信号を出力する第1制御部と、一方の炉壁の蓄
    熱式バーナとこれに対向する他方の炉壁の蓄熱式バーナ
    との組み合わせからなる複数のペア状態と、それぞれの
    炉壁の蓄熱式バーナ同士の組み合わせからなる複数のペ
    ア状態とに操炉条件に応じて切り替えるとともに、それ
    ぞれのペアの蓄熱式バーナを交互に燃焼状態と熱回収状
    態とに切り替える第2制御部と、を設けたことを特徴と
    する連続加熱炉における蓄熱式バーナの燃焼システム。
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