JP2773380B2 - スタータ用スイッチ - Google Patents

スタータ用スイッチ

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JP2773380B2
JP2773380B2 JP2103947A JP10394790A JP2773380B2 JP 2773380 B2 JP2773380 B2 JP 2773380B2 JP 2103947 A JP2103947 A JP 2103947A JP 10394790 A JP10394790 A JP 10394790A JP 2773380 B2 JP2773380 B2 JP 2773380B2
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剛志 荒木
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエンジンを始動させるためのスタータに用い
られるスタータ用スイッチに関する。
[従来の技術] 従来より、例えば、特開昭62−150073号公報に示すよ
うに、動力源としてモータを使用したスタータ用スイッ
チがある。
これは、モータの回転軸と係合するシャフトを軸方向
に移動させ、そのシャフトの移動に伴ってピニオンをリ
ングギヤ側に移動させるものである。
これにより、ソレノイドの吸引力でプランジャを駆動
するマグネットスイッチと比較して、噛合性の向上とと
もに、軽量化を実現することができる。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、モータを動力源として使用した従来のスタ
ータ用スイッチは、キースイッチがON状態を保持する
間、動力源であるモータにとって大きな拘束電流が流れ
続けるため、耐熱性の点からモータを小型化するのが困
難であり、軽量化を進める上での課題となっている。
また、動力源のモータに印加される電圧が極端に低く
なった場合には、動力源のモータ回転数が低下するた
め、エンジン始動までの作動時間が長くなり、感性的に
好ましくなかった。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目
的は、動力源であるモータを小型化して軽量化を可能に
するとともに、動力源のモータに印加される電圧が極端
に低下した場合でも、エンジン始動までの作動時間を短
くすることのできるスタータ用スイッチを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、アーマチュアに
電流を流すスタータ回路に設けられた接点を開閉する開
閉手段と、軸方向を一方から他方へ移動することでピニ
オンをリングギヤ側に前進させ、他方から一方へ移動す
ることで前記ピニオンを後退させるピニオン駆動手段
と、係合手段を介して出力軸が前記ピニオン駆動手段と
係合され、前記出力軸の正回転時に前記ピニオン駆動手
段を前記一方から前記他方へ移動させ、前記出力軸の逆
回転時に前記ピニオン駆動手段を前記他方から前記一方
へ移動させるモータと、キースイッチの設定位置に応じ
て前記モータの通電制御を行う制御回路とを備え、 前記キースイッチは、前記モータの出力軸を正回転さ
せる第1設定位置および前記モータの出力軸を逆回転さ
せる第2設定位置が設けられ、前記制御回転は、前記キ
ースイッチが前記第1設定位置または前記第2設定位置
に設定された場合に、それぞれ前記モータへの通電を所
定時間だけ行い、前記ピニオンは、エンジンの停止後、
前記キースイッチを前記第1設定位置に設定することに
より、前記リングギヤ側に押し出されて前記リングギヤ
に当接した状態を維持し、エンジンの始動に当たって、
前記開閉手段によって前記設定を閉じることにより、前
記アーマチュアの回転とともに前記ピニオンが回転され
て、前記リングギヤに噛み合うように設けられ、エンジ
ン始動後は、前記キースイッチを前記第2設定位置に設
定することにより、前記リングギヤより離脱することを
技術的手段とする。
[作用] 請求項1に係る発明は、以下の作用を有する。
まず、エンジンの停止時には、ピニオンがリングギヤ
に当接した状態となっている。
エンジンの始動に当たっては、開閉手段によって接点
を閉じることにより、アーマチュアに電流が流れてアー
マチュアが回転する。このアーマチュアの回転に伴って
ピニオンがリングギヤと噛み合う位置まで回転し、リン
グギヤと噛み合うことによってエンジンを始動させる。
エンジンの始動後、スタータ回路の接点を開くととも
に、キースイッチを第2設定位置に設定することによ
り、モータの出力軸が逆回転し、ピニオン駆動手段が他
方から一方へ移動してピニオンがリングギヤより離脱す
る。
エンジンの停止後、キースイッチを第1設定位置に設
定することにより、モータの出力軸が正回転し、ピニオ
ン駆動手段が一方から他方へ移動して、ピニオンがリン
グギヤ側に押し出され、リングギヤに当接した状態を維
持する。
[発明の効果] 請求項1に係る発明によれば、エンジンの停止後に、
ピニオンがリングギヤ側に押し出されてリングギヤに当
接した状態に維持される。従って、エンジンの始動は、
スタータ回路に設けられた接点を開閉手段によって閉じ
ることにより行い、モータへの通電を行う必要がない。
この結果、モータに印加される電圧が極端に低下した
場合でも、エンジン始動までの作動時間を短縮すること
ができ、使用時に良好なフィーリングを与えることがで
きる。
[実施例] 次に、本発明のスタータ用スイッチを図面に示す一実
施例に基づき説明する。
第1図はスタータ用スイッチの全体構成図である。
スタータ用スイッチ1は、動力源であるモータ2、ス
タータ回路4に設けられた固定設定5、6の開閉を行う
開閉手段32、軸方向の移動に伴ってピニオン7の前進お
よび後退を行わせるピニオン駆動手段(後述する)、キ
ースイッチ8の設定位置に応じてモータ2の通電制御を
行う制御回路9などより構成される。
モータ2は、その出力軸2aの外周に出力軸2aと同期し
て回転するウォームギヤ10が設けられている。
開閉手段32は、可動接点12と、通電時に発生する電磁
力によって可動接点12を駆動するソレノイド33とから成
る。
ピニオン駆動手段は、固定接点5、6を開閉する機能
を持たず、ロッド11、ドライブスプリング13、およびド
ライブレバー14等から成る。
ロッド11は、軸受15、16を介して回転自在に支持され
るとともに、ロッド11の外周には、出力軸2aのウォーム
ギヤ10と共に本発明の係合手段を成すウォームギヤ17が
設けられ、そのウォームギヤ10とウォームギヤ17とが互
いに直交するように噛み合わされている(第1図参
照)。従って、ロッド11は、モータ2の出力軸2aが回転
することにより、回転しながら軸方向(第1図左右方
向)に移動することができる。
ロッド11の他端には、ドライブスプリング13が係止さ
れるかぎ溝22aが形成された係止部22に設けられ、この
係止部22にロッド11の端部が回転自在に嵌め合わされて
いる。
ドライブレバー14は、支点14aを中心に回転可能に設
けられ、第1図に示す下端部が、一方クラッチ23と一体
に形成されたスプラインチューブ24の外周に連結されて
いる。
一方向クラッチ23は、アーマチュア3の回転を一方向
のみに伝達するとともに、スプラインチューブ24がシャ
フト25の外周にヘリカルスプライン嵌合されていること
で、シャフト25上を前後に移動可能に設けられている。
また、エンジン始動時にリングギヤ26と噛み合うピニオ
ン7は、一方向クラッチ23のインナ23aと一体に形成さ
れ、一方向クラッチ23の先端(第1図左側)に配設され
ている。
キースイッチ8は、モータ2の出力軸2aを正回転(第
1図時計回転)させるOFF位置27(本発明の第1設定位
置)、モータ2の出力軸2aを逆回転させるIG位置29(第
2設定位置)、および開閉手段32のソレノイド33に接続
されたST位置28が設定されている。なお、ロッド11は、
モータ2の出力軸2aが正回転することにより、一方(第
1図左方)から他方へ駆動され、モータ2の出力軸2aが
逆回転することにより、他方から一方へ駆動される。
制御回路9は、バッテリ31より電力の供給を受けて作
動する。この制御回路9は、タイマ機能を備え、キース
イッチ8の回転操作部30がOFF位置27またはIG位置29に
設定された場合に、それぞれモータ2への通電を所定時
間だけ行う。また、この制御回路9は、リングギヤ26の
停止状態を検知する検知手段(図示しない)を備え、回
転操作部30をIG位置29からOFF位置27に設定した場合
に、リングギヤ26の回転停止を検知してからモータ2へ
の通電を行うようにプログラムされている。
なお、キースイッチ8の回転操作部30を、ST位置28か
らIG位置29へ操作した場合に、所定時間だけモータ2へ
通電されて、モータ2の出力軸2aが逆回転する。また、
IG位置29からOFF位置27へ操作した場合に、所定時間だ
けモータ2へ通電されて、モータ2の出力軸2aが正回転
する。
以下、本実施例の作動を説明する。
まず、エンジンの停止時(キースイッチ8の回転操作
部30はOFF位置27)には、ロッド11が第1図右方向へ移
動した状態に維持され、ピニオン7の側面がリングギヤ
26の側面に当接した状態となっている。
ここで、使用者がキースイッチ8の回転操作部30をST
位置28に設定すると、ソレノイド33が通電されて可動接
点12が固定接点5、6に接触し、バッテリ31からスター
タ回路4に電流が流れてアーマチュア3が回転する。こ
のアーマチュア3の回転に伴って、ドライブスプリング
13に付勢されたピニオン7がリングギヤ26に噛み合い、
エンジンを始動する。
エンジン始動後に、キースイッチ8の回転操作部30を
IG位置29に設定すると、ソレノイド33への通電が遮断さ
れてアーマチュア3の回転が停止するとともに、制御回
路9を介してモータ2へ所定時間だけ電流が流れ、モー
タ2の出力軸2aが逆回転(第1図反時計回転)する。こ
れにより、ロッド11が第1図左方向へ駆動されるため、
ピニオンがリングギヤ26より離脱する。このとき、所定
時間経過後にモータ2への通電が遮断されても、ウォー
ムギヤ10とウォームギヤ17とが噛み合わされていること
から、ロッド11の位置は固定される。
エンジン停止後、キースイッチ8の回転操作部30をOF
F位置27に設定すると、リングギヤ26の回転停止と同時
に、制御回路9を介してモータ2へ所定時間だけ電流が
流れ、モータ2の出力軸2aが正回転する。これにより、
ロッド11が第1図右方向へ駆動されるため、一方向クラ
ッチ23が前進してピニオン7がリングギヤ26側に押し出
され、ピニオン7の側面がリングギヤ26側面に当接して
停止する。
所定時間だけモータ2の出力軸2aが回転することによ
り、ピニオン7の前進移動が停止した状態で、ドライブ
スプリング13を撓ませながら、さらにロッド11が移動
し、ウォームギヤ17の端面(第2図右側端面)が軸受16
に当接した時点でロッド11の移動が停止する。このと
き、モータ2への通電が遮断されても、ウォームギヤ10
とウォームギヤ17とが噛み合わされていることから、ロ
ッド11の位置は固定され、従って、ピニオン7は、当初
のように、リングギヤ26に当接した状態を保持する。
このように、エンジン停止後に、ピニオン7がリング
ギヤ26に当接した状態に維持されるため、エンジンの始
動は、スタータ回路4に設けられた固定接点5、6を開
閉手段32によって閉じることにより行い、モータ2への
通電を行う必要がない。
この結果、モータ2に印加される電圧が極端に低下し
た場合でも、エンジン始動までの作動時間を短縮するこ
とができ、使用者に良好なフィーリングを与えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスタータ用スイッチの全体構成図である。 図中 1……スタータ用スイッチ、2……モータ 2a……出力軸、3……アーマチュア 4……スタータ回路、5、6……固定接点 7……ピニオン 8……キースイッチ 9……制御回路 10……ウォームギヤ(係合手段) 11……ロッド(ピニオン駆動手段) 12……可動接点 13……ドライブスプリング(ピニオン駆動手段) 14……ドライブレバー(ピニオン駆動手段) 17……ウォームギヤ(係合手段) 26……リングギヤ 27……OFF位置(第1設定位置) 28……ST位置 29……IG位置(第2設定位置) 32……開閉手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02N 11/00 F02N 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)アーマチュアに電流を流すスタータ
    回路に設けられた接点を開閉する開閉手段と、 (b)軸方向を一方から他方へ移動することでピニオン
    をリングギヤ側に前進させ、他方から一方へ移動するこ
    とで前記ピニオンを後退させるピニオン駆動手段と、 (c)係合手段を介して出力軸が前記ピニオン駆動手段
    と係合され、前記出力軸の正回転時に前記ピニオン駆動
    手段を前記一方から前記他方へ移動させ、前記出力軸の
    逆回転時に前記ピニオン駆動手段を前記他方から前記一
    方へ移動させるモータと、 (d)キースイッチの設定位置に応じて前記モータの通
    電制御を行う制御回路とを備え、 前記キースイッチは、前記モータの出力軸を正回転させ
    る第1設定位置および前記モータの出力軸を逆回転させ
    る第2設定位置が設けられ、 前記制御回転は、前記キースイッチが前記第1設定位置
    または前記第2設定位置に設定された場合に、それぞれ
    前記モータへの通電を所定時間だけ行い、 前記ピニオンは、エンジンの停止後、前記キースイッチ
    を前記第1設定位置に設定することにより、前記リング
    ギヤ側に押し出されて前記リングギヤに当接した状態を
    維持し、エンジンの始動に当たって、前記開閉手段によ
    って前記設定を閉じることにより、前記アーマチュアの
    回転とともに前記ピニオンが回転されて、前記リングギ
    ヤに噛み合うように設けられ、エンジン始動後は、前記
    キースイッチを前記第2設定位置に設定することによ
    り、前記リングギヤより離脱するスタータ用スイッチ。
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JPS63274735A (ja) * 1987-05-06 1988-11-11 Ryobi Ltd 耐摩耗性ダイカスト用アルミニウム合金
JP6104643B2 (ja) * 2013-03-04 2017-03-29 三菱重工業株式会社 運用計画作成装置、運用計画作成方法および運用計画作成プログラム

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JPS6030364U (ja) * 1983-08-08 1985-03-01 三菱電機株式会社 スタ−タ
JPS61112774A (ja) * 1984-11-02 1986-05-30 Nippon Denso Co Ltd スタ−タ
JPH0735764B2 (ja) * 1985-09-09 1995-04-19 日本電装株式会社 スタ−タ用スイツチ装置

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