JP2000045920A - エンジン始動装置、始動方法及びスタータモータ - Google Patents

エンジン始動装置、始動方法及びスタータモータ

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JP2000045920A
JP2000045920A JP10215283A JP21528398A JP2000045920A JP 2000045920 A JP2000045920 A JP 2000045920A JP 10215283 A JP10215283 A JP 10215283A JP 21528398 A JP21528398 A JP 21528398A JP 2000045920 A JP2000045920 A JP 2000045920A
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pinion
engine
ring gear
motor
plunger
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Yasuhiko Maruhashi
康彦 丸橋
Keisuke Nishidate
圭介 西舘
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Hitachi Ltd
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0851Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by means for controlling the engagement or disengagement between engine and starter, e.g. meshing of pinion and engine gear
    • F02N11/0855Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by means for controlling the engagement or disengagement between engine and starter, e.g. meshing of pinion and engine gear during engine shutdown or after engine stop before start command, e.g. pre-engagement of pinion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2300/00Control related aspects of engine starting
    • F02N2300/20Control related aspects of engine starting characterised by the control method
    • F02N2300/2006Control related aspects of engine starting characterised by the control method using prediction of future conditions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピニオンとリングギヤとを穏やかに噛み合わ
せ、ピニオン等の摩耗や欠けを防止すると共にエンジン
の最適始動制御を行い、耐久性に優れ、騒音が少なく、
信頼性の高いエンジン始動装置を実現する。 【解決手段】コントローラ30のエンジン運転状態判定
部でエンジンが停止したことを検出すると、ピニオン制
御部によりピニオンを穏やかにリングギヤ3に噛合わ
せ、所定時間経過後、ピニオン駆動ソレノイド13への
通電を遮断する。コントローラ30のモータ制御部は、
運転者が自動車のキースイッチを投入したときモータ1
1に通電し、エンジン運転状態判定部でエンジンの回転
数が始動が完了したと判定できる回転数以上であること
を検出したとき、モータ11の通電を遮断する。同時
に、保持手段制御部がプランジャストッパ19に通電す
る。その後、プランジャストッパ19への通電を遮断し
て、エンジンの始動を完了させる。そして、再び、コン
トローラ30のエンジン運転状態判定部はエンジンが停
止したか否かを検出し、以降、同様な動作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンを始動す
るためのエンジン始動装置、始動方法及びスタータモー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを始動するためのスタータモー
タにおいては、マグネティックスイッチに大電流が通電
され、プランジャに作用する吸引力が大きいため、ピニ
オンが急激にリングギヤ方向に移送され、ピニオンとリ
ングギヤとが激しく衝突する。
【0003】このピニオンとリングギヤとが激しく衝突
するのを回避する技術としては、例えば、実公昭63−
38382号公報に記載された電磁スイッチ装置があ
る。
【0004】前記公報においては、始動電動機の始動時
に、内燃機関の従動歯車(リングギヤ)と、始動電動機
側の駆動歯車(ピニオン)との噛み合い時に、衝撃力が
緩和された始動電動機の電磁スイッチ装置を提供するこ
とを目的としている。そして、この目的を達成するため
に、キースイッチの投入時点から前記駆動歯車と従動歯
車との接触時点まで、始動電動機への通電を遅延させる
遅延回路と、プランジャを移動させるためのコイルであ
って、キースイッチの投入により通電されるコイルと、
前記遅延回路からの出力信号により通電されるコイルと
に分け、プランジャの移動を、2段階とするコイルとが
電磁スイッチ装置に備えられている。
【0005】前記遅延回路により、始動電動機は、駆動
歯車と従動歯車とが接触した後に回転駆動されるので、
駆動歯車と従動歯車との噛み合い時の衝撃力が緩和され
る。また、プランジャを、2段階にわたり、徐々に移動
するように構成されることにより、駆動歯車の急速移動
による従動歯車への激しい衝突が回避される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、エンジン始動時に、駆動歯車が従動歯車側に移動
しなければならないので、駆動歯車と従動歯車との激し
い衝突は回避されるものの、エンジン始動時における両
者の衝突自体は、避けることができなかった。
【0007】また、前記従来技術では、上述したよう
に、始動電動機は、駆動歯車と従動歯車とが接触した後
に回転駆動されるので、駆動歯車と従動歯車との噛み合
い時の衝撃力が緩和されるものの、駆動歯車の回転の立
上がりの制御が考慮されておらず、回転衝撃力を、それ
以上低減することができなかった。
【0008】さらに、エンジン始動後、ピニオンを速や
かに離脱させることについても考慮されていなかった。
【0009】本発明の目的は、前記点に着目してなされ
たもので、ピニオンとリングギヤとを穏やかに噛み合わ
せて、ピニオンやリングギヤの摩耗や欠けを防止すると
共に、エンジンの最適始動制御を行い、耐久性に優れ、
騒音が少なく、信頼性の高いエンジン始動装置、始動方
法及びスタータモータを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、次のように構成される。
【0011】(1) エンジンに回転力を伝達するため
のリングギヤと、前記エンジンを始動させるための回転
力を発生させるモータと、該モータの出力回転軸に摺動
可能に支持され該出力回転軸の回転に従って回転し前記
リングギヤとの噛み合い及びその噛み合いの解除が可能
なピニオンと、該ピニオンを前記出力回転軸上で摺動さ
せるピニオン駆動手段とを備えるエンジン始動装置にお
いて、キースイッチによるエンジンの始動指示を受けて
前記モータ及び前記ピニオン駆動手段を制御するコント
ローラと、前記ピニオンと前記リングギヤとが噛み合わ
されたとき該噛み合い状態を保持する保持手段とを有
し、前記コントローラは、前記エンジンが停止した状態
で前記ピニオン駆動手段により前記ピニオンと前記リン
グギヤとを噛み合わせるように制御するピニオン制御部
と、前記エンジンの始動指示に基づき、該噛み合わせ状
態で前記モータにより前記ピニオンを回転させて前記リ
ングギヤを回転させるモータ制御部と、前記エンジンが
所定の回転数以上のときに、前記保持手段による前記ピ
ニオンと前記リングギヤとの噛み合いを解除させる保持
手段制御部とを備える。
【0012】エンジンが停止状態となったときに、ピニ
オンをリングギヤに向かって移動させ、互いに噛み合っ
た状態とし、この状態が保持手段により保持される。こ
の場合、直ちにエンジンを始動しなければならない状態
ではないので、ピニオンをリングギヤ側に移送するとき
の移動速度を充分抑えることができる。
【0013】また、キースイッチにより、エンジンの始
動が指示されたときは、ピニオンとリングギヤとが既に
噛み合った状態から、ピニオンが回転されるので、ピオ
ニンの歯とリングギヤの歯との衝突による衝撃は、最小
のものに抑制されるとともに、エンジン始動が短時間で
行われる。
【0014】(2)好ましくは、前記(1)において、
前記ピニオン駆動手段は、前記ピニオンを駆動するピニ
オン駆動ソレノイドと、該ピニオン駆動ソレノイドの動
作電力の供給及び停止を行うためのピニオン制御リレー
と、該ピニオン制御リレーと前記モータの間に接続され
る抵抗とを備え、前記保持手段は、電磁ソレノイドと、
該電磁ソレノイドにより駆動され前記ピニオン駆動手段
を固定する保持部材とを備える。
【0015】(3)また、好ましくは、前記(1)又は
(2)において、前記コントローラは、前記エンジンの
回転センサ及びキースイッチからの出力信号に基づき、
該エンジンの運転状態を判定し、出力するエンジン運転
状態判定部を備えている。
【0016】(4)また、モータの出力軸にローラクラ
ッチとピニオンとが摺動可能に支持され、該ローラクラ
ッチ及びピニオンが、ピニオン駆動ソレノイドによりシ
フトレバーを介して前記出力軸の軸方向に摺動可能に構
成され、前記出力軸と前記ローラクラッチとがヘリカル
スプラインで互いに係合しているスタータモータにおい
て、前記ピニオン駆動ソレノイドのプランジャに、電磁
ソレノイドを備えたプランジャストッパを設け、該プラ
ンジャーストッパのプランジャ保持部材を、押しバネで
前記プランジャ側に押しつけている。
【0017】(5)また、エンジンに回転力を伝達する
ためのリングギヤと、エンジンを始動させるための回転
力を発生させるモータと、このモータの出力回転軸に摺
動可能に支持され、前記出力回転軸の回転に従って回転
し、前記リングギヤとの、噛み合い及びその噛み合いの
解除が可能なピニオンと、このピニオンを前記出力回転
軸上で摺動させるピニオン駆動手段と、エンジンの始動
を指示するキースイッチとを備えるエンジン始動装置に
よるエンジンの始動方法において、前記エンジンが停止
した状態で、前記ピニオン駆動手段により前記ピニオン
とリングギヤとを噛み合わせ、該ピニオンとリングギヤ
とを噛み合わせた状態で、前記キースイッチにより、エ
ンジンの始動が指示されたとき、前記モータにより前記
ピニオンを回転させて、前記リングギヤを回転させ、前
記エンジンの始動後、該エンジンの運転中、前記保持手
段のピニオンとリングギヤとの噛み合いを解除させる。
【0018】本発明によれば、ピニオンとリングギヤと
を穏やかに噛み合わせ、ピニオン等の摩耗や欠けを防止
すると共にエンジンの最適始動制御を行い、耐久性に優
れ、騒音が少なく、信頼性の高いエンジン始動装置、始
動方法及びスタータモータを提供することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。まず、図1〜図6により、本発明の第1
の実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形
態のエンジン始動装置の概略構成図である。図1におい
て、エンジン1の動力伝達部のクランク軸2にはリング
ギヤ3が取付けられており、このリングギヤ3の回転数
が回転センサ4により検出され、検出された回転数か
ら、エンジン1の回転数が検出される。
【0020】スタータ10は、ボルトでエンジン1に装
着固定されている。このスタータ10は、動力を発生す
るモータ11と、このモータ11の動力をエンジン1に
伝達するためのピニオン17と、このピニオン17とリ
ングギヤ3との噛み合いを制御するピニオン駆動ソレノ
イド13と、このピニオン駆動ソレノイド13を作動状
態で保持するためのプランジャストッパ(保持手段)1
9とを備えている。この保持手段は、ピニオンとリング
ギヤとが噛み合わされたときこの噛み合い状態を保持す
る機能を有するものである。
【0021】また、30はコントローラであり、キース
イッチによるエンジンの始動指示を受けてモータ11及
び前記ピニオン駆動手段を制御する。このコントローラ
30は、回転センサ4及びキースイッチ5からの出力信
号を取り込む入力ポート301と、この入力ポート30
1からの信号を受けてメモリ(ROM)302に格納さ
れた制御プログラムに従って、メモリ(RAM)303
と相互接続されてデータ処理を行う中央演算処理装置
(CPU)304と、このCPU304の出力信号を外
部に送信するための出力ポート305とを備えている。
【0022】出力ポート305からの出力信号は、ピニ
オン駆動ソレノイド13を制御するためのピニオン制御
リレー41と、モータ11を制御するためのモータ制御
リレー42と、プランジャストッパ19を制御するため
のプランジャストッパ制御リレー43とに供給される。
【0023】図2は、第1の実施形態を、制御回路を主
体にして示したものである。図2において、エンジン始
動装置は、スタータ10と、コントローラ30と、バッ
テリ50と、ピニオン駆動ソレノイド13へ電流を供給
するか否かの選択を行うピニオン制御リレー41と、モ
ータ11へ電流を供給するか否かの選択を行うモータ制
御リレー42と、プランジャーストッパ19へ電流を供
給するか否かの選択を行うプランジャーストッパ制御リ
レー43と、抵抗60とを備えている。
【0024】コントローラ30のCPU、メモリ及び制
御プログラムや等によって実行される機能を大別する
と、 エンジン運転状態判定部310、モータ制御部3
12、ピニオン制御部314及び保持手段制御部316
がある。
【0025】エンジン運転状態判定部310は、エンジ
ンの回転センサ4及びキースイッチ5からの出力信号に
基づき、エンジンが停止しているか否か、運転中の場合
回転数は所定値以上か等の運転状態を判定し、出力す
る。
【0026】モータ制御部312は、エンジンが始動を
指示されている状態にあるときに、ピニオンとリングギ
ヤの噛み合わせ状態で、モータ11によりピニオンを回
転させてリングギヤを回転させる。
【0027】ピニオン制御部314は、エンジンが停止
した状態で、ピニオン制御リレー41及びピニオン駆動
ソレノイド13により、ピニオンとリングギヤとを噛み
合わせるように制御する。
【0028】保持手段制御部316は、エンジンが所定
の回転数以上のときに保持手段によるピニオンとリング
ギヤとの噛み合いを解除させる。
【0029】なお、抵抗60は、その一方端がピニオン
制御リレー41とピニオン駆動ソレノイド13との間に
接続され、抵抗60の他方端は、モータ制御リレー42
とモータ11との間に接続されている。
【0030】図3は、上述したエンジン始動装置におけ
るスタータ10の構造を示したものである。図3におい
て、スタータ10のモータ11の出力軸12は、フロン
トブラケット14のノーズ部14aに設けた軸受部14
bとリヤブラケット15の軸受部15aとにより支持さ
れる。また、出力軸12には、ローラクラッチ16とピ
ニオン17とが、摺動可能に支持され、これらローラク
ラッチ16とピニオン17とは、ピニオン駆動ソレノイ
ド(電磁ソレノイド)13の動力によりシフトレバー1
8を介して出力軸12の軸方向に摺動される。
【0031】出力軸12とローラクラッチ16とは、回
転動力を伝達するためのヘリカルスプライン12a、1
6aで互いに係合している。
【0032】ピニオン駆動ソレノイド13のプランジャ
13aには、励磁コイル19cを有する電磁ソレノイド
を備えたプランジャストッパ19が設けられている。こ
のプランジャーストッパ19のプランジャ保持部材19
aは、押しバネ19bでプランジャ13a側に押されて
いる。21はエンジンのスタータ取付部で、このスター
タ取付部21は、フロントブラケット14のインロー部
14cと嵌合し、フロントブラケット14のフランジ部
14dにボルト20により固定される。これにより、ス
タータ10が、エンジン1に装着される。
【0033】次に、本発明の第1の実施形態の動作につ
いて説明する。エンジン運転状態判定部310が、回転
センサ4の信号により、エンジン1が動作状態から停止
状態となったことを検出すると、ピニオン制御部314
はピニオン制御リレー41をオンさせる。これにより、
スタータ10のピニオン駆動ソレノイド13に通電され
る。
【0034】バッテリ50からピニオン駆動ソレノイド
13に通電されると、プランジャ13aが、ピニオン駆
動ソレノイド13側に吸引され、シフトレバー18を介
してローラクラッチ16とピニオン17をリングギヤ3
側に移送する。
【0035】ここで、ピニオン駆動ソレノイド13の吸
引力は、小さく設定されており、また、プランジャ13
aには、プランジャ保持部材19aが、押しバネ19b
のバネ力でプランジャ13a側に押されているので、プ
ランジャ保持部材19aのブレーキ効果で、プランジャ
13aの移動速度は小さくなるように構成されている。
【0036】したがって、ピニオン17の移動速度も小
さくなる。このとき、ピニオン17の端面とリングギヤ
3の端面とが接触しない場合には、ピニオン17は、そ
のままリングギヤ3に噛み合う。また、ピニオン17の
端面とリングギヤ3の端面とが接触した場合には、抵抗
60を介してモータ11に小さな電流が通電されている
ので、モータ11の回転トルクは小さく、回転立上がり
の角加速度が小さいので、ピニオン17は穏やかに回転
する。
【0037】ピニオン17の端面とリングギヤ3の端面
との接触が解除されると、図4に示すように、ピニオン
17はリングギヤ3と穏やかに噛み合う。
【0038】この場合、直ちにエンジンを始動しなけれ
ばならない状態ではないので、ピニオン17をリングギ
ヤ3側に移送するときの移動速度を充分抑えることがで
き、ピニオン17の端面とリングギヤ3の端面とが接触
した場合の衝撃力を低減することができる。
【0039】また、上述したように、直ちにエンジンを
始動しなければならない状態ではないので、モータ11
の回転トルクは小さくでき、ピニオン17の端面とリン
グギヤ3の端面との接触が解除され、ピニオン17がリ
ングギヤ3に噛み合うときの歯面の接触による回転衝撃
力を低減することができる。
【0040】次に、図4に示すように、ピニオン17が
リングギヤ3に噛み合い、プランジャ13aが最大吸引
位置まで吸引されると、プランジャ保持部材19aが、
押しバネ19bのバネ力で図の下方に移動して、プラン
ジャ13aが元の位置に戻るのを阻止する。
【0041】つまり、プランジャ保持部材19aのプラ
ンジャ13a側の端部には、切り欠きが形成され、この
切り欠きと、プランジャ13aの端面とが係合する構造
となっている。
【0042】ピニオン駆動ソレノイド13に通電を開始
してから所定時間、例えば、1〜2秒が経過すると、自
動的に通電が遮断される。通電遮断後は、プランジャ保
持部材19aにより、ピニオン17はリングギヤ3に噛
合った状態で保持される。
【0043】その後、ピニオン17とリングギヤ3とが
噛み合った状態で、運転者が自動車のキースイッチ5を
投入すると、モータ制御リレー42がオンとされ、モー
タ11に通電され、モータ11に回転動力が発生され
る。モータ11の回転動力は、ローラクラッチ16及び
ピニオン17を介してリングギヤ3に伝達され、エンジ
ン1を始動する。
【0044】エンジン1が始動して、エンジン1の回転
速度がピニオン17の回転速度を超過した際には、リン
グギヤ3がピニオン17を駆動することになるので、出
力軸12とローラクラッチ16のヘリカルスプライン1
2a、16aには、スプラインのねじれの効果でピニオ
ン17をリングギヤ3から離脱させる方向に、リングギ
ヤ3の駆動トルクに比例する軸方向の推力が発生する。
【0045】しかし、プランジャー保持部材19aが、
プランジャ13aが元の位置に戻るのを阻止しているの
で、シフトレバー18を介してピニオン17は、リング
ギヤ3に噛み合ったままで保持される。
【0046】エンジン始動後、エンジン1の回転数が回
転センサ4によりエンジン1の始動が完了したと判定で
きる回転数、例えば、600r/min以上の回転を検
出した時に、エンジン1が始動したと、コントローラ3
0のモータ制御部312が判定してモータ制御リレー4
2をオフとすると同時に、保持手段制御部316により
プランジャーストッパー制御リレー43をオンとする。
【0047】モータ制御リレー42がオフとなると、バ
ッテリ50からモータ11への通電が遮断されてモータ
11が停止し、同時に、プランジャストッパ19の励磁
コイル19cに通電され、この励磁コイル19cによ
り、プランジャ保持部材19aは、押しバネ19bを圧
縮して吸引され、プランジャ13aの端面との係合が解
除される。
【0048】このため、プランジャ13a、ローラクラ
ッチ16及びピニオン17は、プランジャ戻しバネ13
bのバネ力で元の位置、つまり、図3に示すように、ピ
ニオン17とリングギヤ3とが、離間した状態に戻る。
【0049】その後、プランジャストッパ制御リレー4
3が、コントローラ30によりオフとされて、プランジ
ャストッパ19の励磁コイル19cへの通電が遮断さ
れ、プランジャ保持部材19aは、押しバネ19bのバ
ネ力で元の位置、つまり、プランジャ13aの側面を押
圧している状態に戻る。
【0050】そして、上述したように、エンジン運転状
態判定部310が、回転センサ4の信号により、エンジ
ン1が動作状態から停止状態となったことを検出する
と、ピニオン制御部314は、シフトレバー18を介し
てローラクラッチ16とピニオン17をリングギヤ3側
に移送し、ピニオン17とリングギヤ3とを噛み合わせ
る。
【0051】上述したエンジン始動装置におけるエンジ
ン始動の動作フローチャートを図5に、またエンジン及
び始動装置の各要素の動作のタイムチャートを図6に、
概略的に示す。
【0052】図5において、コントローラ30は、回転
センサ4からの出力信号に基づいて、エンジン1が停止
したことを検出すると(図5のステップS1、図6の時
間T4)、ピニオン制御リレー41を介して、ピニオン
駆動ソレノイド13に通電して(ステップS2)、ピニ
オン17を穏やかにリングギヤ3に噛合わせる(ステッ
プS3)。
【0053】従って、エンジンの停止状態(図6のT4
−T5、あるいはT0−T1の状態)では、ピニオン17
とリングギヤ3は噛合った状態にある。
【0054】ピニオン駆動ソレノイド13に通電を開始
してから所定時間経過後(ステップS4)、ピニオン駆
動ソレノイド13への通電を遮断する(ステップS
5)。
【0055】その後、運転者が自動車のキースイッチ5
を投入したとき(ステップS6、図6のT5あるいはT
1)、モータ11に通電する(ステップS7)。そし
て、エンジン1の回転数が回転センサ4によりエンジン
1の始動が完了したと判定できる回転数Ns、例えば、
600r/min以上の回転数を検出したときに(ステ
ップS8、図6のT2)、エンジン1が始動したと判定
して、モータ11の通電を遮断すると共に、プランジャ
ストッパ19に通電する(ステップS9)。
【0056】その後、プランジャストッパ19への通電
を遮断して(ステップS10、図6のT3)、エンジン
1の始動を完了させる(ステップS11)。そして、処
理は、ステップS1に戻り、エンジン1が停止したか否
かを検出し、以降、ステップS2〜S11を実行する。
【0057】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、エンジンが動作状態から停止状態となったとき
に、ピニオン17をリングギヤ3に向かって移動させ、
互いに噛み合った状態とし、この状態を保持する。この
場合、直ちにエンジンを始動しなければならない状態で
はないので、ピニオン17をリングギヤ3側に移送する
ときの移動速度を充分抑えることができるとともに、モ
ータ11の回転トルクを充分小さくすることができ、ピ
ニオン17の端面とリングギヤ3の端面とが接触した場
合の衝撃力を低減することができるばかりではなく、ピ
ニオン17がリングギヤ3に噛み合うときの歯面の接触
による回転衝撃力を低減することができる。
【0058】従来は、図6に二点鎖線で示すように、
ピニオンとリングギヤの噛合い期間は、モータ11が起
動してからその停止後所定の時間までの短い期間に限ら
れており、 ピニオンとリングギヤが噛合っていない状
態でエンジンを起動するため、ピニオン17の端面とリ
ングギヤ3の端面とが接触した場合の衝撃力が大きかっ
た。
【0059】また、運転者が自動車のキースイッチ5を
投入し、エンジンを始動しようとするときは、ピニオン
17とリングギヤ3とが噛み合った状態から、ピニオン
17が回転して、その回転動力がリングギヤ3に伝達さ
れ、エンジン1を始動する。
【0060】この場合、ピニオン17の回転開始時に
は、ピニオン17とリングギヤ3とは既に噛み合った状
態であるので、ピオニン17の歯とリングギヤ3の歯と
の衝突による衝撃は、最小のものに抑制することができ
る。
【0061】また、ピニオン17とリングギヤ3とは既
に噛み合った状態であるので、従来のように、エンジン
始動は、ピニオンとリングギヤとが離間した状態から開
始される場合と比較して、エンジン始動を短時間で行う
ことができる。
【0062】また、エンジン始動後、エンジン1の回転
数が回転センサ4によりエンジン1の始動が完了したと
判定できる回転数を検出した時に、エンジン1が始動し
たと、コントローラ30が判定して、ピニオン17を移
動し、リングギヤ3との係合を解除する。これにより、
エンジン1の始動が確実に行われた後に、ピニオン17
とリングギヤ3との係合を解除することができる。
【0063】さらに、エンジン1の始動後、運転者が錯
誤によりキースイッチ5を投入したとしても、エンジン
1が回転している状態では、ピニオン17は、リングギ
ヤ3の方向に移送されることはない。つまり、本発明の
第1の実施形態においては、エンジン1が停止している
状態においてのみ、ピニオン17がリンギグギヤ3の方
向に移動し、噛み合わされるように構成されている。こ
れにより、エンジン始動後に、誤って、キースイッチ5
を投入したとしても、ピニオン17とリングギヤ3との
衝突を回避することができる。
【0064】したがって、ピニオンとリングギヤとを穏
やかに噛み合わせて、ピニオンやリングギヤの摩耗や欠
けを防止すると共に、エンジンの最適始動制御を行い、
耐久性に優れ、騒音が少なく、信頼性の高いエンジン始
動装置を実現することができる。
【0065】次に本発明の第2の実施形態について図
7、図8で説明する。図7は、本発明の第2の実施形態
におけるスタータ10の構造を示したものである。な
お、回路構成等は、第1の実施形態と同様となるので、
詳細な説明は省略する。
【0066】また、スタータ10の構造については、第
1の実施形態と概略同様となるので、第1の実施形態と
の相違点についてのみ説明する。
【0067】図7において、第2の実施形態であるスタ
ータ10の構造は、第1の実施形態に対して、ローラク
ラッチ16を廃止した構造となっている。
【0068】出力軸12には、ピニオン17が、摺動可
能に支持され、出力軸12とピニオン17とは、回転動
力を伝達するためのヘリカルスプライン12a、17a
で互いに係合している。
【0069】ピニオン17には、皿形状円盤17bが係
合しており、ピニオン17は、ピニオン駆動ソレノイド
(電磁ソレノイド)13の動力によりシフトレバー18
及び皿形状円盤17bを介して出力軸12の軸方向に摺
動される。
【0070】ここで、皿形状円盤17bの外径は、フロ
ントブラケット14の内径部14eの内径と略等しい寸
法となっており、皿形状円盤17bとフロントブラケッ
ト14の内径部14eの間隙が小さくなるように構成さ
れている。
【0071】また、図8に示すように、ピニオン17が
リングギヤ3に噛み合った状態においても、皿形状円盤
17bとフロントブラケット14の内径部14eの間隙
が小さくなるように構成されている。
【0072】以上のように、本発明の第2の実施形態に
よれば、第1の実施形態によって得られる効果の他、ス
タータ10のローラクラッチ16を廃止して、スタータ
10の軸長短縮、軽量化を図り、コストを低減すること
ができる。
【0073】また、皿形状円盤17bにより、スタータ
10の内部に水や塵埃が浸入するのを防止することがで
きる。
【0074】図9は、本発明の第3の実施形態のエンジ
ン始動装置におけるエンジン始動の動作フローチャート
である。なお、回路構成等は、第1の実施形態と同様と
なるので、詳細な説明は省略する。
【0075】図9において、この第3の実施形態の動作
フローチャートは、図5に示した動作フローチャートの
ステップS5とステップS6との間にステップS12
が、追加されており、他のステップは、図5に示したス
テップと同様となっている。
【0076】つまり、ステップS1からステップS5ま
での処理が行われた後、ステップS12において、コン
トローラ30は、ピニオン17とリングギヤ3とが噛み
合ったか否かを判断し、噛み合っていれば、ステップS
6に進む。
【0077】また、S12において、ピニオン17とリ
ングギヤ3とが噛み合っていなければ、ステップS1に
戻り、以降、ステップS1〜ステップS12を実行す
る。
【0078】ピニオン17とリングギヤ3とが噛み合っ
たか否かの判断は、ピニオン17の位置を検出する手
段、又はプランジャ保持部材19aが初期状態からプラ
ンジャ保持状態に移動し、停止しているか否かを検出す
る手段を設けることにより行うことができる。
【0079】以上のように、本発明の第3の実施形態に
よれば、第1の実施形態によって得られる効果の他、ピ
ニオン17とリングギヤ3との噛み合いに、万が一、失
敗したとしても、これを検知し、ピニオン17とリング
ギヤ3とを確実に噛み合わせることができる。
【0080】なお、上述した例においては、ピニオン1
7をリングギヤ3方向に移動し、互いに噛み合わせる条
件を、エンジン停止の状態としたが、前記条件をその他
の条件、例えば、ドアの開閉、運転席のシートベルト装
着等と組合わせても良く、また、エンジンキーの挿入等
の条件に置き換えても有効である。
【0081】また、上述した例においては、プランジャ
保持部材により、プランジャ13aの移動を停止するよ
うに構成したが、他の部材により、プランジャ13aの
移動を停止するように構成することもできる。例えば、
シフトレバー18の移動を停止する部材により、プラン
ジャ13aの移動を停止させることもできる。
【0082】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次のような効果がある。
【0083】ピニオンをリングギヤ側に移送するときの
移動速度を充分抑えることができるとともに、モータの
回転トルクを充分小さくすることができ、ピニオンの端
面とリングギヤの端面とが接触した場合の衝撃力を低減
することができるばかりではなく、ピニオンがリングギ
ヤに噛み合うときの歯面の接触による回転衝撃力を低減
することができる。
【0084】また、運転者が自動車のキースイッチを投
入し、エンジンを始動しようとするときは、ピニオンと
リングギヤ3とが噛み合った状態から、ピニオンが回転
されるので、ピオニンの歯とリングギヤの歯との衝突に
よる衝撃は、最小のものに抑制することができる。
【0085】また、ピニオンとリングギヤとは既に噛み
合った状態であるので、エンジン始動を短時間で行うこ
とができる。
【0086】つまり、ピニオンとリングギヤとを穏やか
に噛み合わせて、ピニオンやリングギヤの摩耗や欠けを
防止すると共に、エンジンの最適始動制御を行い、耐久
性に優れ、騒音が少なく、信頼性の高いエンジン始動装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるエンジン始動装
置の概略構成図である。
【図2】第1の実施形態であるエンジン始動装置の回路
を示す図である。
【図3】第1の実施形態であるエンジン始動装置におけ
るスタータの構造を示す図である。
【図4】第1の実施形態であるエンジン始動装置の動作
説明図である。
【図5】第1の実施形態であるエンジン始動装置におけ
るエンジン始動の動作フローチャートである。
【図6】第1の実施形態であるエンジン始動装置におけ
るエンジン動作のタイムチャートである。
【図7】第2の実施形態であるエンジン始動装置におけ
るスタータの構造を示す図である。
【図8】第2の実施形態であるエンジン始動装置の動作
説明図である。
【図9】本発明の第3の実施形態であるエンジン始動装
置におけるエンジン始動の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クランク軸 3 リングギヤ 4 回転センサ 5 キースイッチ 10 スタータ 11 モータ 12 出力軸 13 ピニオン駆動ソレノイド 17 ピニオン 19 プランジャストッパ 19a プランジャ保持部材 19b 押しバネ 19c 励磁コイル 30 コントローラ 41 ピニオン制御リレー 42 モータ制御リレー 43 プランジャストッパ制御リレー 50 バッテリ 60 抵抗

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに回転力を伝達するためのリング
    ギヤと、前記エンジンを始動させるための回転力を発生
    させるモータと、該モータの出力回転軸に摺動可能に支
    持され該出力回転軸の回転に従って回転し前記リングギ
    ヤとの噛み合い及びその噛み合いの解除が可能なピニオ
    ンと、該ピニオンを前記出力回転軸上で摺動させるピニ
    オン駆動手段とを備えるエンジン始動装置において、 キースイッチによるエンジンの始動指示を受けて前記モ
    ータ及び前記ピニオン駆動手段を制御するコントローラ
    と、前記ピニオンと前記リングギヤとが噛み合わされた
    とき該噛み合い状態を保持する保持手段とを有し、 前記コントローラは、前記エンジンが停止した状態で前
    記ピニオン駆動手段により前記ピニオンと前記リングギ
    ヤとを噛み合わせるように制御するピニオン制御部と、 前記エンジンの始動指示に基づき、該噛み合わせ状態で
    前記モータにより前記ピニオンを回転させて前記リング
    ギヤを回転させるモータ制御部と、 前記エンジンが所定の回転数以上のときに、前記保持手
    段による前記ピニオンと前記リングギヤとの噛み合いを
    解除させる保持手段制御部とを備えていることを特徴と
    するエンジン始動装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエンジン始動装置におい
    て、前記ピニオン駆動手段は、前記ピニオンを駆動する
    ピニオン駆動ソレノイドと、該ピニオン駆動ソレノイド
    の動作電力の供給及び停止を行うためのピニオン制御リ
    レーと、該ピニオン制御リレーと前記モータの間に接続
    される抵抗とを備え、 前記保持手段は、電磁ソレノイドと、該電磁ソレノイド
    により駆動され前記ピニオン駆動手段を固定する保持部
    材とを備えることを特徴とするエンジン始動装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のエンジン始動装置に
    おいて、前記コントローラは、前記エンジンの回転セン
    サ及びキースイッチからの出力信号に基づき、該エンジ
    ンの運転状態を判定し、出力するエンジン運転状態判定
    部を備えていることを特徴とするエンジン始動装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3のいずれかに記載のエ
    ンジン始動装置において、前記ピニオン駆動手段は、電
    磁ソレノイドと、該電磁ソレノイドによりピニオンを前
    記出力回転軸上で摺動させる駆動部材とを有し、前記コ
    ントローラのピニオン制御部は、前記ピニオン駆動手段
    の前記電磁ソレノイドに通電開始後、所定の時間が経過
    すると、前記ピニオン駆動手段の前記電磁ソイレノイド
    への通電を停止することを特徴とするエンジン始動装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3記載のエンジン始動装置におい
    て、前記コントローラは、エンジン回転数検出手段によ
    りエンジン回転数が所定の回転数よりも高くなったこと
    が検出されると、前記モータの回転を停止させると共
    に、前記保持手段のピニオンとリングギヤとの噛み合い
    を解除させることを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 【請求項6】請求項1、3又は5記載のエンジン始動装
    置において、前記出力回転軸と前記ピニオンが直接に係
    合し、前記ピニオンに前記出力回転軸上で摺動させるた
    めの円盤手段を設けていることを特徴とするエンジン始
    動装置。
  7. 【請求項7】モータの出力軸にローラクラッチとピニオ
    ンとが摺動可能に支持され、該ローラクラッチ及びピニ
    オンが、ピニオン駆動ソレノイドによりシフトレバーを
    介して前記出力軸の軸方向に摺動可能に構成され、前記
    出力軸と前記ローラクラッチとがヘリカルスプラインで
    互いに係合しているスタータモータにおいて、 前記ピニオン駆動ソレノイドのプランジャに、電磁ソレ
    ノイドを備えたプランジャストッパを設け、該プランジ
    ャーストッパのプランジャ保持部材を、押しバネで前記
    プランジャ側に押しつけていることを特徴とするスター
    タモータ。
  8. 【請求項8】モータの出力軸にピニオンが摺動可能に支
    持され、該ピニオンが、ピニオン駆動ソレノイドにより
    シフトレバーを介して前記出力軸の軸方向に摺動可能に
    構成され、前記出力軸と前記ピニオンとが直接ヘリカル
    スプラインで互いに係合しているスタータモータにおい
    て、 前記ピニオンに前記出力回転軸上で摺動させるための円
    盤手段を設け、 前記ピニオン駆動ソレノイドのプランジャに、電磁ソレ
    ノイドを備えたプランジャストッパを設け、該プランジ
    ャーストッパのプランジャ保持部材を、押しバネで前記
    プランジャ側に押しつけていることを特徴とするスター
    タモータ。
  9. 【請求項9】エンジンに回転力を伝達するためのリング
    ギヤと、エンジンを始動させるための回転力を発生させ
    るモータと、このモータの出力回転軸に摺動可能に支持
    され、前記出力回転軸の回転に従って回転し、前記リン
    グギヤとの、噛み合い及びその噛み合いの解除が可能な
    ピニオンと、このピニオンを前記出力回転軸上で摺動さ
    せるピニオン駆動手段と、エンジンの始動を指示するキ
    ースイッチとを備えるエンジン始動装置によるエンジン
    の始動方法において、 前記エンジンが停止した状態で、前記ピニオン駆動手段
    により前記ピニオンとリングギヤとを噛み合わせ、 該ピニオンとリングギヤとを噛み合わせた状態で、前記
    キースイッチにより、エンジンの始動が指示されたと
    き、前記モータにより前記ピニオンを回転させて、前記
    リングギヤを回転させ、 前記エンジンの始動後、該エンジンの運転中、前記保持
    手段のピニオンとリングギヤとの噛み合いを解除させる
    ことを特徴とするエンジンの始動方法。
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