JP2514708B2 - 電動リ―ルにおけるソレノイド制御方法 - Google Patents

電動リ―ルにおけるソレノイド制御方法

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JP2514708B2 JP3059889A JP3059889A JP2514708B2 JP 2514708 B2 JP2514708 B2 JP 2514708B2 JP 3059889 A JP3059889 A JP 3059889A JP 3059889 A JP3059889 A JP 3059889A JP 2514708 B2 JP2514708 B2 JP 2514708B2
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健宏 小林
憲二 丸山
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電動リールにおけるソレノイド制御方法に関
する。
(背景技術) 電動リールは、回動自在に設けられたスプールの外周
に釣糸が巻回されており、釣糸の繰出し時にはスプール
はフリー回転状態にある。しかし、釣糸の繰出し量が所
定量に達した場合や、釣糸の巻取のためモータでスプー
ルを回転させようとする場合はクラッチ機構を接続して
スプールのフリー回転を不能にしなくてはならない。そ
のクラッチ機構の接続にソレノイドが用いられている。
従来のソレノイドを含むクラッチ機構の一例として
は、実開昭55−56586号に開示される技術が有る(第3
図参照)。このクラッチ機構は、本体部に設けられた操
作片が操作されると、制御装置がソレノイド100の通電
を制御してソレノイド100をON/OFF作動させる。このソ
レノイド100の作動に伴って伸縮するロッド102に軸着さ
れた可動体104が矢印A方向へ揺動する。可動体104の揺
動により、可動体104の歯部106とギア108の噛合関係が
接・断する。その結果、クラッチ機構を構成する不図示
の主動体と従動体が結合または離間するのでモータ回転
力のスプールへの伝達が接・断されるという周知の構成
を有するものである。
釣りの現場においては釣糸の繰出し量を調整するため
にスプールを少し回転させては停止させるという動作を
繰り返すことが有る。その度にソレノイドへ通電してク
ラッチ機構を接続するのであるが、短時間に何回もソレ
ノイドを作動させるとソレノイドのコイルが発熱する。
このコイルの発熱により巻線抵抗が大きくなる。すると
ソレノイド通電時の突入電流が抑えられてしまいクラッ
チ機構が作動しなくなってしまうという課題が有る。
従って、本発明はクラッチ機構の作動不能防止可能な
電動リールにおけるソレノイド制御方法を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本発明は次の構成を備える。
すなわち、フリー回転可能なスプールと、該スプール
のフリー回転をソレノイドの駆動によって停止させるク
ラッチ機構と、前記ソレノイドを駆動するためのスイッ
チとを有する電動リールにおいて、基準となる前記ソレ
ノイドの駆動開始時もしくは駆動終了時から予め設定さ
れている所定時間の計時を開始すると共に、ソレノイド
の駆動回数の計数を開始し、前記所定時間の計時が終了
する前に、計数した前記ソレノイドの駆動回数が予め設
定された所定回数に達したら、前記スイッチが操作され
てもソレノイドを駆動不能にすることを特徴とする。
(作用) 作用について説明する。
クラッチ機構のソレノイドの駆動回数が所定時間内
で、所定回数に制限されるため、ソレノイドが発熱し、
ソレノイドが使用不能になる前にソレノイドの使用を制
限するためクラッチ機構の作動不良を抑制することが可
能となる。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に
詳述する。
第1図に本発明に係るソレノイド制御方法を用いた電
動リールの外観を示す。
電動リール10は、フリー回転可能に設けられたスプー
ル14の外周に釣糸12が巻回されており、操作部16でコン
トロールされるモータ18がスプール14を回転させて釣糸
12を巻上げるようになっている。スプール14は釣糸12の
繰出しの際はフリー回転可能であり、釣糸12の繰出し量
が所定量に達した場合や、モータ18が釣糸12の巻上げの
ためスプール14を回転させる場合等にはスプール14のフ
リー状態を停止させるべくクラッチ機構20のソレノイド
(不図示)が作動してクラッチを接続状態にする。
クラッチの接続、切離は使用者がクラッチスイッチ24
を操作することにより行われる。また、モータ18の回転
はモータスイッチ22を操作することにより行われる。さ
らに、本実施例の電動リール10には瞬動スイッチ26が設
けられており、釣糸12の繰出し量を微調整すべく押して
いる間だけモータ18を釣糸12の巻上げ方向へ回転させる
ことができる。但しモータスイッチ22、瞬動スイッチ26
を押してモータ18を作動させる場合はクラッチが自動的
に接続状態となり、スプール14にモータ18の回転が伝わ
るようになっている。クラッチスイッチ24、モータスイ
ッチ22、瞬動スイッチ26が操作され、クラッチ接続の信
号が入力されると、マイコンを含む制御部(後述)がク
ラッチ機構20のソレノイドへ通電を指示し、当該ソレノ
イドの駆動によってクラッチ機構20が作動してクラッチ
が接続される。
なお、本実施例におけるソレノイドを含むクラッチ機
構20等の構成は、「背景技術」の項で例示した実開昭55
−56586号に開示される構成と同一の周知の構成が採用
されている。
次に第2図、第4図および第5図を参照して電動リー
ル10の電気回路構成について説明する。
前記ソレノイド27は、巻線とアーマチュアから成る周
知の構成を有する。各スイッチ22、24、26が操作され、
マイコン搭載の制御部33からクラッチ接続用の駆動信号
がソレノイド27へ入力されることにより巻線へ通電さ
れ、アーマチュアが作動してクラッチ機構20がクラッチ
接続動作を行う。
29は第1の計時回路であり、制御部33の指示により後
述する所定時間T1を計測する。第1の計時回路29は、例
えば実公昭55−43744号公報に開示される電動リールに
おける計時回路のようにクロックパルスのパルス数をカ
ウントして時間を計測するカウンタ回路を採用すること
ができる。
31は第2の計時回路であり、制御部33の指示により後
述する所定時間T2を計測する。第2の計時回路31も、例
えば実公昭55−43744号公報に開示される電動リールに
おける計時回路のようにクロックパルスのパルス数をカ
ウントして時間を計測するカウンタ回路を採用すること
ができる。
制御部33は、演算・制御機能を有するマイコンから成
る。本発明に係る動作については後述するが、制御部33
はプログラムおよび各スイッチ22、24、26からの入力に
基づきソレノイド27、モータ18等の各部の動作を制御す
る。
35は記憶部であり、例えば周知のマイコンシステムに
おけるROM、RAMが用いられる。記憶部35のROMには制御
部33のマイコンのオペレーティングシステムおよび制御
用のプログラムが記憶されている。また、予め定められ
ている前述の時間T1、T2の値はプログラム上で設定され
ている。本実施例では後述するソレノイド27の駆動回数
CをRAMを用いて計数している。なお、ソレノイド27の
駆動回数CはRAMに限らずカウンタを用いて計数できる
のはもちろんのことである。
釣りの最中に釣糸12の繰出し量が予定した量に近づく
と、使用者は瞬動スイッチ26を断続的に操作して釣糸12
の繰出し量を微調整する。その際には何回も瞬動スイッ
チ26を操作するためクラッチ機構20のソレノイドへは短
時間に何回も通電が行われる。ソレノイドに短時間に何
回も通電すると、発明が解決しようとする課題の項で説
明したようにソレノイドが発熱してクラッチ機構20が作
動しなくなることがある。そこで本実施例の電動リール
10にはクラッチ機構20のソレノイドの発熱を抑えるべく
制御部33(第4図)がソレノイドへの通電をコントロー
ルするようになっている。
次に本発明に係るソレノイド制御方法について第2図
と、第4図および第5図共に説明する。
電動リール10に電源が投入されると、制御部33は第1
の計時回路29、第2の計時回路31のカウンタをクリア
し、記憶部35における駆動回数Cの計数値をクリアする
等のリセットを行う(ステップ100)。制御部33は、モ
ータスイッチ22、クラッチスイッチ24もしくは瞬動スイ
ッチ26が操作され、ONになったことを検知すると(ステ
ップ102)、ソレノイド27へ駆動信号を送り、ソレノイ
ド27を駆動する(ステップ104)。
このソレノイド27の駆動は、第2図において基準とな
るに示す最初の駆動である。制御部33は、のソレノ
イド27の駆動終了時から予め定められている所定時間T1
(例えば2分間)の計時を行うため、第1の計時回路29
へ計時開始を指示する(ステップ106)。
続いて制御部33は、各スイッチ22、24、26の操作の有
無を検出し(ステップ108)、スイッチ22、24、26が操
作された場合はソレノイド27を駆動し(ステップ11
0)、所定時間T1が経過したか否かをチェックする(ス
テップ112)。もし、所定時間T1が経過した後であれば
再びステップ100へ戻る。一方、所定時間T1が未だ経過
していない場合は制御部33は記憶部35のソレノイド駆動
回数Cに1を加算し(ステップ114)、加算後の駆動回
数Cが予め設定されている所定数(例えば15回)に達し
たか否かをチェックする(ステップ116)。
ステップ116において、駆動回数Cが15回に達してい
なければステップ108へ戻る。一方、ステップ116におい
て、第2図に示すようにのソレノイド27駆動終了時か
ら2分以内に、、、・・・に示すソレノイド27の
駆動が行われ、駆動回数Cが15回であると判定された場
合、ソレノイド27は15回の作動により過熱状態にある。
そこで制御部33は、第2の計時回路31へ予め設定されて
いる設定時間T2(例えば5分間)の計時開始を指示し
(ステップ118)、設定時間T2の経過を待つ(ステップ1
20)。すなわち、に示す所定時間T1内の最後のソレノ
イド27の駆動終了時から設定時間T2の間はソレノイド27
の駆動は停止される。設定時間T2内にモータスイッチ2
2、クラッチスイッチ24、瞬動スイッチ26が操作されて
も制御部33は原則として駆動信号をソレノイド27へ送ら
ないのでソレノイド27へは通電が行われず、クラッチ機
構20は作動しない。この設定時間T2の間の通電停止によ
りソレノイド27を十分冷却することができる。但し、ス
プール14が釣糸12の繰出し方向へ回転している場合は、
釣糸12の繰出し量が所定量に達した時点で釣糸12の繰出
し停止を行わねばならず、設定時間T2内であっても、割
り込み処理(ステップ122)としてソレノイド27の駆動
は可能になっている。このスプール14の釣糸12の繰出し
方向への回転を検知するには釣糸12の繰出し量の増加か
ら検知可能であるし、また、スプール14の回転方向をホ
ール素子等を用いて検知することも可能である。
所定時間T2経過後であれば再びステップ100へ復帰
し、次の基準となるソレノイドの駆動′の終了時から
再び所定時間T1が計時開始される。
上記実施例では所定時間T1内で所定回数ソレノイドが
駆動された後、ソレノイド冷却用の設定時間T2を設けた
が、設定時間T2は必ずしも設けなくてもよい。また、所
定時間T1の計時開始時点を基準となるソレノイド駆動の
終了時点としたが、基準となるソレノイド駆動の開始時
点からでもよい。同様に設定時間T2の計時開始時点も所
定回数目のソレノイド駆動開始時点から計時してもよ
い。さらには、モータスイッチ22もしくは瞬動スイッチ
26でのソレノイド駆動はスプール約14が釣糸12を繰出し
後は所定時間T1内に1回だけとしてもよい。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来た
が、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発
明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのは
もちろんである。
(発明の効果) 本発明に係る電動リールにおけるソレノイド制御方法
を用いると、予め所定時間内のソレノイドの駆動回数を
制限できるので、ソレノイドが発熱することによるクラ
ッチ機構の作動不良状態を未然に回避することができ
る。また、請求項2の構成を採用すると、作動不良に至
らないまでも熱をもったソレノイドを冷却することがで
き、ソレノイドの寿命を伸ばすことができる。さらに、
請求項3の構成を採用すると繰出し中の釣糸の量が所定
量に達した際に設定時間内であってもソレノイドを作動
させて釣糸の繰出しを停止させることができるという著
効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電動リールにおけるソレノイド制
御方法を採用した実施例の電動リールの平面図、第2図
はソレノイドの駆動を説明したタイミングチャート、第
3図は公知のクラッチ機構の一例を示すソレノイド近傍
の説明図、第4図は実施例の電動リールの電気回路構成
を示したブロックダイアグラム、第5図は実施例の電動
リールにおけるソレノイド制御方法を示したフローチャ
ート。 10……電動リール、12……釣糸、14……スプール、16…
…制御部、18……モータ、20……クラッチ機構、27……
ソレノイド、29……第1の計時回路、31……第2の計時
回路、33……制御部、35……記憶部。
フロントページの続き (72)発明者 丸山 憲二 広島県府中市目崎町762番地 リョービ 株式会社内 (72)発明者 肥田 金治 長野県須坂市大字須坂字八幡裏1588番地 株式会社神林製作所内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フリー回転可能なスプールと、該スプール
    のフリー回転をソレノイドの駆動によって停止させるク
    ラッチ機構と、前記ソレノイドを駆動するためのスイッ
    チとを有する電動リールにおいて、 基準となる前記ソレノイドの駆動開始時もしくは駆動終
    了時から予め設定されている所定時間の計時を開始する
    と共に、ソレノイドの駆動回数の計数を開始し、 前記所定時間の計時が終了する前に、計数した前記ソレ
    ノイドの駆動回数が予め設定された所定回数に達した
    ら、前記スイッチが操作されてもソレノイドを駆動不能
    にすることを特徴とする電動リールにおけるソレノイド
    制御方法。
  2. 【請求項2】前記所定時間内における前記ソレノイドの
    駆動回数が前記所定回数に達した際には、所定回数目の
    ソレノイドの駆動開始時もしくは駆動終了時から予め設
    定された設定時間内において、前記スイッチが操作され
    てもソレノイドを駆動不能にすることを特徴とする請求
    項1記載の電動リールにおけるソレノイド制御方法。
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