JP2769474B2 - 糸を繊維機械に供給するための装置 - Google Patents

糸を繊維機械に供給するための装置

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JP2769474B2
JP2769474B2 JP1042878A JP4287889A JP2769474B2 JP 2769474 B2 JP2769474 B2 JP 2769474B2 JP 1042878 A JP1042878 A JP 1042878A JP 4287889 A JP4287889 A JP 4287889A JP 2769474 B2 JP2769474 B2 JP 2769474B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は糸を連続的に繊維機械に供給するための装置
に関する。この装置は、糸を貯蔵ドラム上に巻取り且つ
糸を貯蔵ドラムから繰出すことにより糸部分を中間貯蔵
するための貯蔵ドラムと、貯蔵ドラムから糸を引出すた
めに貯蔵ドラムの軸線の延長部分に配置されている糸ガ
イドと、糸回転角度測定装置として構成され貯蔵ドラム
に配属され、貯蔵ドラム上に巻取られた糸部分の長さを
検出するために用いられる第1の装置と、貯蔵ドラムか
ら引出された糸部分の長さを検出するために用いられる
第2の装置と、第1及び第2の装置に接続されていて巻
取られた糸部分と繰出された糸部分との長さを比較する
ことにより、その都度、貯蔵ドラム上に存在している糸
部分の長さを検出するために用いられる第3の装置とを
備えている。
貯蔵フルニセール(Speicherfournisseure)とも称さ
れるこの種の供給装置は、可変長さの糸部分を持続的に
貯蔵することが可能であり、特に繊維機械の糸消費量が
不規則であるような場合に、或る所定の糸長さを有する
糸部分を中間貯蔵し、次いで必要に応じてこの糸部分を
送り出すために利用される。
織機および編機の場合には、この種の供給装置を、例
えば複数の糸交換装置と協働させて使用するが、これら
の糸交換装置は、それぞれ異った特性、例えば異なる色
を有する前後に配置された糸区分から構成された1本の
糸を織機ないし編機に供給する。各糸区分から1本の糸
を構成するためには、糸区分の各端部がそれぞれ結節
(ノット)等によって結合される。この場合、全ての結
節またはそれに類する結合部を機械により製造された生
地の内部における予め定められた箇所に位置せしめるた
めには、貯蔵ドラム上に位置する糸部分の長さを何時い
かなる時点でも極めて正確に認識しているか、或いはこ
の長さを常に一定に保っておくことが必要である。
(従来の技術) 冒頭に述べた形式による装置(ヨーロッパ特許願第00
63371号)においては、糸が巻取フィンガーにより不動
の貯蔵ドラム上に巻取られ、ポジティブな、即ちバック
ラッシュなしに作動する供給装置により貯蔵ドラムから
軸方向で引出される。結節またはそれに類する結合部を
形成している間は糸が貯蔵ドラムのインレット側で静止
状態を保っていなければならないので、その時間中には
貯蔵ドラムに供給されるより多くの糸が貯蔵ドラムから
引出され、従って貯蔵された糸部分の長さが漸減するこ
とになる。然しそれにも拘らず、各結節の形成に先立っ
て貯蔵される糸部分の長さを常に等しくしておくことを
保証しうるようにするためには、結節の形成直後に貯蔵
ドラムが暫くの間、送り出す分より多くの糸を供給され
るような措置を講じておかねばならない。
この目的を達成するため、上述した公知の装置では巻
取フィンガーの回転数を測定して、その値からその都度
供給される糸部分の長さを算定する一方、後続のポジテ
ィブな供給装置における供給ロールの回転数を測定し
て、その値から引出された糸部分の長さを検出するとい
う措置がとられている。次いでこれら2つの値の差に基
づいて、結節の形成前に常に同量の糸を貯蔵ドラム上に
存在せしめるように巻取フィンガーの駆動装置が制御さ
れる。
然し乍ら、この方法を実地で応用した場合、貯蔵され
る糸の量が次第に増加するか減少することが明らかにさ
れており、このことは単に貯蔵ドラムの機能を全般的に
低下させるのみならず、織物または編成物における糸の
結合部乃至結節等の極めて不都合なずれをも生ぜしめ
る。このような欠陥が生ずる原因は、装置のインレット
及びアウトレットにおける長さ測定がそれぞれ異った形
式によって行われると共に、それぞれ異る運動(一方で
は巻取フィンガー、他方では供給ロール)から派生した
ものであるところに帰せしめられる。従って、2つの測
定装置が実際に送り込まれる糸部分または送り出される
糸部分の長さとは僅かに異なっている数値を出すと、当
然その総計に誤差が生じ、両測定装置の測定値における
差を算出する際には、この総計誤差が常に増大して、そ
の都度貯蔵される糸部分の長さが次第に増加するか、或
いは減少する結果になる。しかもこのことは測定誤差、
例えば2つの結節またはそれに類する結合部の間隔に関
する測定誤差が極めて小さい場合ですら当てはまる。こ
の場合、特にポジティブな糸供給装置を用いて行われる
長さ測定は婁々不正確なものになる。何故ならば、この
糸供給装置によって搬送される糸は、仮にそれが僅かな
ものであるにせよ、ある程度のバックラッシュ(スリッ
プ)を余儀なくされ、このバックラッシュに起因する全
ての測定誤差が加算されざるを得ないからである。
このような総計誤差は、糸を中間貯蔵しておくための
他の公知の装置(ヨーロッパ特許願第0106035号)では
原則的に回避されている。この公知の装置は単一の測定
装置を備えており、送り込まれる糸部分と送り出される
糸部分との長さがこの測定装置によって検出され、これ
ら2つの測定は同一の形式で行われ、同一の運動から派
生せしめられる。然しこの公知の装置においては、貯蔵
される糸部分が先づ第1の時間区分内で完全に貯蔵ドラ
ム上に巻取られ、次いで第2の時間区分で貯蔵ドラムか
ら再び完全に繰出されることが前提条件とされている。
従ってこのような形式による装置は、糸部分の巻取と繰
出しとが程度の差こそあれ、殆ど同時に且つ連続的に行
われねばならない上述の使用例に適していない。
(発明が解決しようとする課題) そこで本発明の課題とするところは、冒頭に述べた形
式による給糸装置に改良を加えて、総計誤差が生じない
ようにすると共に、貯蔵ドラム上に存在している糸部分
の長さをどの時点においても極めて正確に検出しうるよ
うに、且つ1又は少くとも所定の時点で極めて正確に所
定の目標値に調整しうるようにすることにある。
(課題を解決する為の手段) 本発明によれば、上記の課題を解決するために、第1
の装置(糸検出器)及び第2の装置(糸検出器)とも貯
蔵ドラムに、すなわち同一の比較基準体に配属されてお
り、なおかつ両者とも、糸が貯蔵ドラムに巻き取られる
際あるいは糸が貯蔵ドラムから繰り出される際の糸の回
転角度を測定する装置(糸回転角度測定装置)として構
成されている。
即ち、この発明の糸を繊維機械に供給するための装置
は、糸を貯蔵ドラム上に巻取り且つ糸を貯蔵ドラムから
繰出すことにより糸部分を中間貯蔵するための貯蔵ドラ
ムと、貯蔵ドラムから糸を引出すために貯蔵ドラムの軸
線の延長部分に配置されている糸ガイドと、糸回転角度
測定装置として構成され、貯蔵ドラムに配属され、貯蔵
ドラム上に巻取られた糸部分の長さを検出するために用
いられる第1の装置と、貯蔵ドラムから引出された糸部
分の長さを検出するために用いられる第2の装置と、第
1及び第2の装置に接続されていて巻取られた糸部分と
繰出された糸部分との長さを比較することにより、その
都度、貯蔵ドラム上に存在している糸部分の長さを検出
するために用いられる第3の装置とを備えている形式の
ものにおいて、第2の装置(23)、(35)もやはり貯蔵
ドラム(6a)、(33)に配属された糸回転角度測定装置
として構成されていることを特徴としている。
(発明の作用と効果) 本発明によれば、2つの測定装置が用いられるにも拘
らず総計誤差が生ずることはないという利点が生ずる。
つまり、両測定装置は貯蔵ドラムに、即ち同一の比較標
準体に配属されており、両測定装置は糸の巻掛け角度に
基いて糸長さを検出する。従って仮に測定誤差が生じた
としても、その誤差は両測定装置によって検出された測
定値の差を算出するに当って相殺される。更に、本発明
による給糸装置は、貯蔵された糸部分が常に所定の長さ
を有しているか、或いは各時点で認識される可変の長さ
を有しているかということとは無関係に利用することが
出来る。
(実施例) 次に添付図面に示した各実施例につき本発明を詳細に
説明する。
第1図には、例えば織機または編機としての繊維機械
Tが示されており、この繊維機械Tには給糸装置F1から
糸Yが供給され、給糸装置F1自体には結節装置Nから糸
が供給される。結節装置Nは、多数のストックスプール
B1、B2、B3…Bnに接続されており、これらのストックス
プールにはそれぞれ異なった色の糸が巻かれている。
繊維機械Tと給糸装置F1のアウトレットとの間の糸Y
の長さL1は、定められ認識されている数値であり、給糸
装置F1のインレットと結節装置Nとの間の糸Yの長さL2
も、やはり定められ認識されている数値である。これに
対して、給糸装置F1のインレットとアウトレットとの間
の糸Yの長さL3は、可変未知の数値である。
第2図によれば、給糸装置F1はパイプ状のシャフト1
を有しており、第2図の図平面で見て左側に位置するシ
ャフト端部は結接装置Nに向けられ、右側のシャフト端
部は繊維機械Tに向けられているので、シャフト1の左
端部は糸Yのインレットとなり、その右端部はアウトレ
ットとなる。パイプ状のシャフト1は回転可能であり、
例えば直流モータとしての駆動モータ3のロータ2を担
持している。駆動モータ3のステータ4は、ボールベア
リング5の外レース上に固定されており、その内レース
はシャフト1上に固定されている。駆動モータ3のステ
ータ4は多数のロッド6に結合されており、これらのロ
ッド6はシャフト1の軸線を中心として同心的に分配さ
れ、1つの位置固定的(不動)な貯蔵ドラム6aを形成し
ている。各ロッド6の他端部は、第2のボールベアリン
グの外レースに結合された1枚のディスク7に固定され
ており、第2のボールベアリングの内レースはやはりシ
ャフト1上に座着している。シャフト1の軸線に対して
傾斜配置された軸線を有する2つの偏心的なリング8、
9は、互いに間隔をおいて且つロッド6により囲繞され
たスペース内で、シャフト1上に固定されている。これ
らのリング8、9、即ち内レースはそれぞれ1つのボー
ルベアリング10乃至11を担持しており、その外レースは
ディスク12乃至13に結合され、各ディスクの周囲にはシ
ャフト1の軸線と平行に配置されたロッド14が取付けら
れている。
内レース8、9の偏心性および勾配に基いてディスク
12、13の縁部区分はシャフト1の回転中にシャフト1の
軸線に対して傾斜した平面内で楕円運動を行う。この楕
円運動は各ロッド14にも伝えられるので、これらのロッ
ド14は交互に定置のロッド6により形成された貯蔵ドラ
ム6a内に進入し、且つこのドラムから追出し、これによ
って貯蔵ドラム6a上に巻取られた糸Yは軸方向(第2図
の図平面で見て左方)に移動せしめられる。尚、糸の巻
きをこのように移動させることは給糸装置において一般
に公知となっている手段である。
駆動モータ3とは反対側に位置するシャフト1の端部
は、ディスク7の直径より大きな直径を有するディスク
15を担持している。このディスク15に対して垂直に配置
された案内通路16は、ディスク15の周辺区分を貫通して
おり、周辺区分はディスク7の直径を越えた外部に配置
されている。この案内通路16の役割は、結節装置Nから
供給され、パイプ状のシャフト1から出て来た糸を、貯
蔵ドラム6aを形成する各ロッド6上に巻くことにある。
従って、ディスク15と案内通路16とは糸の巻取フィンガ
ーを形成している。
貯蔵ドラム6aはケーシング17の内部に配置されてお
り、このケーシング17はシャフト1の軸線延長部に、貯
蔵ドラム6a上に中間貯蔵された糸部分のための出口開口
部乃至糸ガイド18を有している。ケーシング17は複数の
光源19を有しており、これらの光源19はディスク15の軸
線の周りに角度間隔をおいて配分され、ディスク15にお
ける研磨されたリング状の縁部15aに向けられている。
これらの光源19の軸線は、ほぼシャト1の軸線間に包摂
される半径方向平面内にあり、ディスク15の縁部15aを
通って延びる中心平面に対して小さな角度を成すように
配置されている。これらの同じ半径方向平面内には、そ
れぞれフォトダイオード20が光源19から放射されて縁部
15aの研磨された表面で反射する光線を受けるように配
置されている。貯蔵ドラム6a上に巻取られた糸が出口開
口部18を通って再び貯蔵ドラム6aから繰出される際に
は、リング状の縁部15aと光源19及びフォトダイオード2
0を担持するケーシング17の内壁との間のスペースを糸
が通過しなければならず、シャフト1の軸線を中心にし
て回転運動を行わねばならない。従って、ディスク15の
縁部15aと反対側のケーシング内壁との間のスペース内
には常に若干の糸が存在しており、この糸は主としてシ
ャフト1の軸線を包摂する或る半径方向平面内に配置さ
れている。この糸部分が光を反射する縁部15aと、この
糸部分と同じ半径方向平面内に位置する光源19及び光源
に配属されたフォトダイオード20との間を通過する際に
は、常にフォトダイオード20が受ける、所属の光源19か
ら発せられた光線が中断されるので、その正確な時点に
糸の瞬間的な角度位置を算定することが可能である。斯
くして、光源19及びフォトダイオード20はディスク縁部
15aと共に光電式の糸検出器を形成することになる。
第3図に示された二者択一的な実施例においては、糸
のその都度の角度位置を割り出すための手段が上述実施
例に類似の、但し容量性の糸検出器として構成されてい
る。この場合、ケーシング17の内壁にはリング21が設け
られており、このリング21は等間隔をおいてリング状の
ディスク縁部15aに向う方向でジグザグに突出した突起
を有している。このリング21とリング状の縁部15aとは
導電性の材料から構成されているので、両者間に電圧が
印加された場合には、周方向で見て交互に所定の2つの
値の間を変動するキャパシタンスを有するコンデンサと
して作用する。糸がより大きなキャパシタンスのゾー
ン、つまりリング21とリング状縁部15aとの表面が最も
近接するゾーン内に進入した場合には常に、測定される
キャパシタンスが増大することになる。このキャパシタ
ンスの変動は糸が連続的に引出されるならば周期的に生
ずるので、この周期性からはディスク15を中心とした糸
の角度変位をも導き出すことが出来る。この場合、例え
ばジグザグ部分をその他の部分の角度間隔とは異なった
角度間隔で配置しておくことによって特別なマーキング
を行うことが可能である。糸の通過するコンデンサが発
生する出力信号の周期性は、光電式の糸検出器を用いた
場合と同じように、糸の回転数とその端数との検出を可
能ならしめる。
方式構成図といての第4図には、本発明による給糸装
置F1の全体的な配置形式が概略的に示されている。この
給糸装置F1は、既述の貯蔵ドラム6aと、貯蔵ドラム上に
巻取られる糸部分のための糸回転角度測定装置として構
成された第1の装置22と、貯蔵ドラム6aから繰出される
糸部分のための、やはり糸回転角度測定装置として構成
された第2の装置23と、第1の装置22及び第2の装置23
に接続されていてその都度貯蔵ドラム6a上に存在する糸
部分の長さを検出するための第3の装置24とを備えてい
る。第1の装置22は、例えば第2図に示されたように構
成されている駆動モータ25の出力信号をカウントするカ
ウンタであり、駆動モータ25はやはり第2図に示された
ように構成されて糸部分を貯蔵ドラム6a上に巻取るため
の巻取フィンガー15、16を駆動するために用いられる。
この場合の駆動モータ25には、例えば角度コーダが設け
られており、角度コーダの出力信号は第1の装置22に送
られて、駆動モータ25の、ひいてはこれによって駆動さ
れる巻取フィンガーのその都度における角度位置を特性
化する。従ってカウンタとして機能する第1の装置22
は、駆動モータ25の回転数とその端数を、ひいては貯蔵
ドラム6a上に巻かれた糸のワインディング数とその端数
を測定する。第2の装置23もやはり例えばカウンタとし
て構成され、第2図または第3図におるように糸検出器
から出された信号、ひいては貯蔵ドラム6aから繰出され
る糸のワインディング数とその端数とはこのカウンタに
よってカウントされる。第1及び第2の装置22、23にお
ける各アウトプットは、それぞれ第3の装置24における
対応インプットに接続されており、例えば、前進/後退
の双方向カウンタとして構成されたこの装置24は、第1
の装置22の出力信号と第2の装置23の出力信号との差を
形成する。これら2つの装置22、23は巻かれる糸ワイン
ディング又は繰出される糸ワインディングもしくはその
部分ワインディングを特性づけているので、第3の装置
24によって形成され両者の差は、常に瞬間的に貯蔵ドラ
ム6a上に位置している糸のワインディング乃至部分ワイ
ンディングの数を、ひいては瞬間的に中間貯蔵された糸
部分の長さを特性づける値となる。第3の装置24のアウ
トプットは、例えばインターフェースとして構成された
別の装置26のインプットに接続されており、インターフ
ェースのアウトプットは駆動モータ25の制御インプット
に接続されている。この場合、制御回路形式による装置
26は、第3の装置24が予め定められた目標値より少なく
貯えられた糸長さを表示するか、或いはそれより多く貯
えられた糸長さを表示するかに応じて駆動モータ25を加
速するか制動するように構成されている。このような措
置がとられていることによって、貯蔵ドラム6a上に位置
する糸部分の長さをほぼ一定に保つことが可能ならしめ
られる。尚、このこととは無関係に、例えば貯蔵ドラム
6aのインレット側で結節またはそれに類する結合部を形
成するために駆動モータ25をも停止させると同時に、貯
蔵ドラム6aのアウトレット側からは連続的に糸を引出す
ようにする配置形式を採用することも可能である。その
場合の装置26は、駆動モータ25が結節またはそれに類す
る結節部の完成後に再び接続されて、暫くの間に所望の
速度、つまり貯蔵ドラム6a上に位置する糸部分が次の結
節形成前に再び所定の長さに達するような速度で回転せ
しめられる。従ってこのような実施態様においては、貯
えられた糸部分の長さが瞬間的にではなく、段階的に修
正されることになるが、第3の装置24は瞬間的に貯蔵ド
ラム6a上に位置する糸部分の長さと、この糸部分が当然
有している筈の長さとの正確な偏差をどの時点において
も表示するという利点も生ずる。
方式構成図としての第5図には、糸の通過が第2図に
おけるようにフォトダイオード20で検出される場合の第
2の装置23が詳細に示されている。個々のフォトダイオ
ード間の距離は互いに等しく、その数は糸回転角度にお
ける所望の精度によって規定される。各フォトダイオー
ド20にはそれぞれ1つの増幅器A1、A2…Anが接続されて
いる。各増幅器の出力信号は、それぞれ異った増幅器に
おける出力信号を組合わせるために用いられるモジュー
ル27に接続されている。ピーク検出器28は、貯蔵ドラム
6aから繰出される糸部分の通過した角度ステップの数に
相当するピークの数をカウントし、この角度ステップの
数を特性づける信号を、前述したように駆動モータ25の
第1の装置22に接続された第3の装置24に供給する。第
3の装置24から供給される比較結果値は、例えばインタ
ーフェースとして構成された装置26を介して駆動モータ
25を制御するために用いられる。
容量性の糸検出器を用いる場合には、第6図に概略的
に示されているような若干の修正を行うことが必要であ
る。繰出される糸に追いつくことの出来る角速度を算定
しようとする場合には、第3図に示されているジグザグ
状に切り欠かれたリング21のステップ列が少な過ぎては
ならない。何故ならば、もしそうでないと受信する信号
が使用不能なものになるからである。然しそれにも拘ら
ず、繰出される糸のかなり小さな回転角度、例えば30°
程度の回転角度を測定可能ならしめようとする場合に
は、複数のコンデンサEを使用することが可能であり、
そのためには、複数のリング21が同軸的に、しかも互い
に絶縁状態で配置される。例えば、それぞれ1つおきに
90°に亘って延び、互いに90°の角度間隔をおいた突出
部を有する3つのリング21を同方向で互いにずらして配
置することが可能であり、この場合、例えば第2のリン
グが第1のリングに対して30°だけ、また第3のリング
が第1のリングに対して60°だけ、それぞれずらされて
装着される。このずらし角度を更に小さくするならば、
その値に応じて4つ以上のリングを設けることも出来
る。尚、各リングにはそれぞれ180°に亘って延在し一
方が他方より小さな半径を有する2つのセクターを設け
ることも可能である。
第6図によれば、このような形式によるコンデンサ
E1、E2…Enが発振器O1、O2…Onに接続され、各発振器が
それぞれ所属の復調器DE1、DE2…DEnに接続され、復調
器はモジュール29に接続されている。このモジュール29
はピーク検出器30に通じており、それぞれ異なった復調
器の出力信号いおいては、この回路装置は第5図による
回路装置と等しい。
本発明による給糸装置を用いるならば、送り込まれる
糸部分乃至送り出される糸部分の長さ測定が糸回転角度
の検出によって行われるので、糸長さの算定における誤
差は未知の糸張力によってのみ生ずるに過ぎない。しか
も、貯蔵ドラムから繰出される際の張力と同じ張力で糸
が貯蔵ドラムに巻かれるならば、これによって生ずる誤
差は、より大きな糸張力、またはより小さな糸張力に応
じて、単に貯蔵ドラム上に貯えられた糸部分の長さに対
してのみ作用する。加うるに、この誤差は冒頭に述べた
形式による公知の給糸装置の場合とは異って非累積的な
値である。つまり、例えば送り込まれる糸部分の長さが
比較的大きな糸張力に基づいて過大評価された場合に
は、送り出される糸部分の長さも同様に過大評価される
ので、誤って算定されるのは給糸装置のインレットとア
ウトトレットとの間に位置する糸部分の長さのみに押え
られる。しかもインレットで生じた誤差はアウトレット
で再び除去されるので、結果として総計誤差が生ずるこ
とはない。
貯蔵ドラム上に貯えられた糸部分の長さが、実際にこ
の糸部分が有しているべき長さと異っている場合には、
その偏倚した長さ値、もしくは所望長さからの瞬間的な
偏倚値を、第3の装置24が設けられていることに基づい
て常に認識することが出来る。その結果として、第1図
に関連して述べるならば、結節装置Nと繊維機械Tとの
間に位置する糸部分の長さは常に既知の数値である。従
ってこの数値が既知のものである以上、次の結節形成前
に予め定められた常に一定の糸量が貯蔵ドラム上に存在
するように給糸装置のインレットにおける巻取フィンガ
ーの駆動モータを制御するか、或いは互いに異った色を
有する2つの糸区分間で形成しようとする次の結節が上
記の偏倚にも拘らず将に作動している糸の部分に正確に
取付けられるように、且つこの結節が他の結節と同様に
織物または編成物における予め定められた範囲に位置す
るように結節装置Nを制御することが可能である。従っ
て、本発明の給糸装置によれば、製織技術ならびに編組
技術に関する多くの新しい可能性が開示される。
上述した各実施例においては、糸Yが第2図に示した
回転する巻取フィンガー15、16により定置の貯蔵ドラム
6a上に巻取られるので、インレットでは常に糸が一方の
回転方向(巻取り方向)で回転するのに対し、アウトレ
ットでは逆の回転方向(繰出し方向)で回転する。これ
に対して第7図に示された給糸装置F2、即ち、回転可能
な貯蔵ドラムを有し、そのインレットでは定置の糸ガイ
ド31を通して供給される糸が、貯蔵ドラム自体の回転運
動により接線方向で巻取られる形式の給糸装置F2が用い
られた場合には、送り込まれる糸部分が常に一定の空間
位置を占めるので、糸の回転は行われず、従って位置固
定的な座標系に関する糸回転角度測定を実施することは
出来ない。しかるに本発明によれば、このような実施態
様に対処すべく、貯蔵ドラム上に位置する糸部分の測定
を比較標準体として用いた総計誤差の生じない糸回転角
度測定に還元することが提案されている。
第8図の方式構成図によれば、駆動モータ32が貯蔵ド
ラム33を駆動するために用いられている。貯蔵ドラム33
上に巻かれた糸部分を検出するための第1の装置34と貯
蔵ドラム33から繰出される糸部分を検出するための第2
の装置35とは、第4図の実施例におけるように第3の装
置36の2つのインプットに接続されている。この第3の
装置36は、その都度貯蔵ドラム33上に位置する糸部分の
長さを検出するために用いられ、そのアウトプットは別
の装置37に接続されている。この別の装置37は、貯えら
れた糸部分の長さが減少乃至増加した際に、貯蔵ドラム
33をより速く又はより遅く回転させるように駆動モータ
32を制御する。
第7図と第8図とに示された実施例の場合、第1図〜
第6図の実施例におけるように貯蔵ドラム33を静止状態
にして糸部分を繰出すならば、糸検出器19、15a、20乃
至21を通過する糸部分が貯蔵ドラム33の軸線を中心にし
て一方の回転方向(繰出し方向)で回転することにな
る。何故ならば、糸Yが貯蔵ドラム33のアウトレットで
再びヘッドを介して引出されるからである。これに対し
て糸もしくは繊維機械の静止状態、つまり糸が消費され
ない状態で貯蔵ドラム33を回転させることにより糸Yを
巻取るならば、同じ糸部分が反対の回転方向(巻取り方
向)に回転せしめられる。この場合、それ自体公知の手
段として、例えば貯蔵ドラムに装着されたブラシ又はそ
れに類するものを用いるならば、ドラム上における糸の
スリップ(バックラッシュを阻止することが保証され
る。貯蔵ドラム33に対する糸供給速度が繊維機械による
糸消費量に見合う値である場合には、糸を引出すと同時
に巻取るならば、前記の糸部分が位置固定的な座標系に
関して不作用状態におかれるのに対し、その他の状況に
おいては、糸消費量または糸供給速度のいづれかがより
大きな値をとるかによって、糸部分は一方または他方の
回転方向で回転する。
本発明の特別な提案によれば、第1の装置34と第2の
装置35とが2つのアウプット39、40を有する単一の装置
38として纏められており、一方または他方の糸回転方向
に関する計数パルスは、この装置38に現出する。第9図
に示された実施例によれば、この合成された装置38が、
例えば第5図の実施例におけるように、フォトダイオー
ド20に接続された増幅器A1…Anと、これらの増幅器に接
続された1つのモジュール41と、やはりこれらの増幅器
に接続された別の付加的なモジュール42とを有してお
り、この場合、一方のモジュール41は繰出し方向におけ
る糸部分の回転を特性づけるパルスをアウトプット39に
提供し、付加的なモジュール42は巻取り方向における糸
部分の回転を特性づけるパルスをアウトプット40に提供
する。尚、この場合、二者択一的にモジュール41、42に
フォトダイオード20をそれぞれ別個のセットとして組合
わせることも可能である。
第10図に示された実施例によれば、例えば第2図の実
施例で述べた光源とフォトダイオードとが用いられる
が、この場合、縁部15aを有するディスク15に相当する
1枚のディスク43と回転可能な貯蔵ドラムとが設けられ
ている点が第2図の実施例と異っている。各フォトダイ
オードはディスク43の周面に沿って互いに等しい角度間
隔で配置されており、この場合、それぞれ隣接する3つ
のフォトダイオードが1つのグループを成している。こ
の実施例では、全部で21個のフォトダイオートa1、b2
c3、a4…が設けられており、そのうちのフォトダイオー
ドa1、b2、c3乃至a4、b5、c6…がそれぞれ1つのグルー
プを形成する。全てのフォトダイオードa1、a4…a19
アウトプットはそれぞれOR−素子44のインプットに接続
されており、OR−素子44のアウトプットは、例えばRS−
フリップフロップ45のセットインプットSのような1つ
のメモリ−に接続されており、フリップフロップ45のQ
−アウトプットはJK−フリップフロップ46のJ−インプ
ットに接続されている。フォトダイオードb2、b5…b20
のアウトプットはそれぞれ別のOR−素子47のインプット
に接続されており、OR−素子47のアウトプットはJK−フ
リップフロップ6のクロックインプットClに接続されて
いる。更にフォトダイオードc3、c6、c21のインプット
は別のOR−素子48を介してRS−フリップフロップ45のリ
セットヂンプットR乃至JK−フリップフロップ46のクリ
アインプットCに接続されている。
次にこの回路の作用形式を述べる。
フォトダイオードa1の応答に際しては、その出力信号
がOR−素子44を介してRS−フリップフロップ45のセット
インプットSに送られて、このフリップフロップのQ−
アウトプットがロジック「1」なる状態におかれる。次
いで糸部分がフォトダイオードb2をも通過すると、その
出力信号がOR−素子47を介してJK−フリップフロップ46
のクロック・インプットに送られて、このフリップフロ
ップのQ−アウトプットがJ−インプットで待機してい
る「1」インフォメーションを受けとる。この信号Sab
は、第9図によるアウトプット39に相当するアウトプッ
トを備えた別のOR−素子49を介して第3の装置36に送ら
れ、この装置36が貯蔵ドラム33の軸線を中心にして糸部
分を繰出し方向でワンステップだけ回動させることを実
現する。この糸部分が更にワンステップだけ繰出し方向
で回動すると、糸部分はフォトダイオードc3をも通過す
るので、リセットパルスはOR−素子48を介してJK−フリ
ップフロップ46のクリア・インプットc及びRS−フリッ
プフロップ45のリセットインプットRに送られ、これに
よってフリップフロップのQ−アウトプットでは再びロ
ジック「0」となる状態が生ずる。斯くして、糸部分が
フォトダイオードa1、a4…a19の1つを通過する一方、
直接このフォトダイオードの出力信号にフォトダイオー
ドb2、b5…b20の1つのアウトプットパルスが追従した
場合にのみ、その都度1つの計数パルスが第3の装置36
に達し、これは糸部分が繰出し方向でワンステップだけ
回動したことを意味する。これとは逆に、先づ初めに、
フォトダイオードc21、c18…c3のうちの1つにおけるア
ウトプットパルスがフォトダイオードa1、a4…a19の1
つのアウトプットパルスに追従したならば、このことは
糸部分の逆の方向、つまり巻取り方向での回動を意味す
る。フォトダイオードb2、b5…b20のパルスの前にあら
われるフォトダイオドc21、c18…c3のアウトプットパル
スは、各フリップフロップ45、46のリセットを惹起する
ので、この回転方向ではパルスがアウトプット39を介し
て、第3の装置36に達することはない。尚、二者択一的
に又は付加的に、信号Sabを介して各フリップフロップ4
5、46のリセットを行わせることも可能である。
第10図に概略的に示されているように、各フォトダイ
オードのアウトプットは適宜な形式により纏められてフ
ォトダイオードb2、b5…b20のアウトプットパルスの直
後に後続のフォトダイオードc3、c6…c21のアウトプッ
トパルスが、またはフォトダイオードc3、c6…c21のア
ウトプットパルスの直後にフォトダイオードa1、a4…a
19のアウトパットパルスが生じた場合には、常に第3の
装置36のための計数パルスSab乃至Scaがあらわれるよう
な構成様式がとられている。これら全ての計数パルスSa
b、Sbc、Scaは、OR−素子49を介して第3の装置36に送
られ、これによって糸部分の繰出し方向における完全な
1回転は全部で21の部分ステップに分けられる。
これとは逆の巻取り方向における糸部分の回転状態を
測定可能ならしめるためには、第10図による別の回路が
適宜な形式で用いられるが、この場合、先づ初めにフォ
トダイオードc21、c18…c3のいづれか1つの出力信号が
いづれか1つのフォトダイオードa1、a4…a19の上にあ
らわれねばならない点が前述の場合とは相違している。
従って第10図による回路に関して言えば、単に次のよう
な相違点、即ち、フォトダイオードc21、c18…c3のアウ
トプットがOR−素子を介してJK−フフリップフロップ46
に相当する別のJK−フリップフロップのクロック・イン
プットに、またフォトダイオードb2、b5…b20のアウト
プットが別のOR−素子を介してフリップフロップ45、46
のリセットインプットC乃至Rに相当する別のリセット
インプットに、それぞれ接続されねばならないという相
違点が生ずる。従って、アウトプット40では第3の装置
36のための計数パルスSac、Scb、Sbaが得られるので、
この装置36は第1図〜第6図に示された実施例における
のと同様に、常に繰出される糸部分と巻取られる糸部分
との差を、ひいてはどお時点においても貯蔵ドラム33上
に貯えられる糸部分の長さを検出することができる。
第7図〜第10図による実施例の場合にも、糸回転角度
の測定により総計誤差が生ずることはない。つまり、例
えば巻取プロセスに際してドラム上に巻かれた糸の張力
に僅かな差が生じたとしても、仕上げられた編地または
織地における1つの結節にこの張力差に応じた僅なずれ
が生ずるのみであって、後続の結節は再び正規の位置を
占めるこになる。
本発明は前出の実施例にのみ限定されるものではな
く、種々異なる他の態様で実施することが可能であっ
て、特にこのことが当てはまるのは、本発明の提案にな
る糸検出器とその回路方式とについてである。更に、第
7図〜第10図による実施例においても、光電式の糸検出
器ではなく容量性の糸検出器を用いることが出来る。
尚、全ての実施例において、圧電式または静電式の糸検
出器を利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による給糸装置によって糸を供給される
繊維機械の概略図、第2図は本発明による給糸装置の縦
断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿った本発明の
二者択一的な実施例における横断面図、第4図は本発明
による給糸装置の一般的な概略方式構成図、第5図は特
に第2図による実施例における概略的な方式構成図、第
6図は特に第3図による実施例における概略的な方式構
成図、第7図〜第9図は本発明による第2実施例として
の給糸装置の第1図、第4図、第5図に相当する図、第
10図は第9図の実施例に関する概略的な方式構成図であ
る。 1……シャフト、2……ロータ 3……駆動モータ、4……ステータ 5……ボールベアリング、6……ロッド 6a……貯蔵ドラム、7……ディスク 8、9……リング(内レース) 10、11……ボールベアリング 12、13……ディスク、14……ロッド 15……ディスク、15a……縁部 16……案内通路、17……ケーシング 18……出口開口部乃至糸ガイド 19……光源、20……フォトダイオード 21……リング 22……糸の回転角度を測定する第1の装置 23……第2の装置 24……糸部分の長さを検出する第3の装置 25……駆動モータ 26……例えばインターフェースとして構成された装置 27……モジュール、28……ピーク検出器 29……モジュール、30……ピーク検出器 31……糸ガイド、32……駆動モータ 33……貯蔵ドラム 34……貯蔵ドラムに巻かれた糸部分を検出する第1の装
置 35……貯蔵ドラムから繰出される糸部分を検出する第2
の装置 36……糸部分の長さを検出する第3の装置 37……駆動モータを制御する装置 38……第1の装置と第2の装置とを1つにまとめた装置 39、40……アウトプット 41、42……モジュール、43……ディスク 44……OR−素子 45……RS−フリップフロップ 47、48、49……OR−素子 50、51……導線、A1〜An……増幅器 B1〜Bn……ストックスプール C……クリアインプット Cl……クロックインプット R……リセットインプット S……セットインプット DE1〜DEn……復調器 E1〜En……コンデンサ F1、F2……給糸装置 L1〜L3……糸の長さ、N……結節装置 O1〜On……発振器 T……繊維機械、Y……糸 a1、a4〜a19・b2、b5〜b20・c3、c6〜c21……フォトダ
イオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャクエス ベルモット―ガウド スイス連邦(ジーイー)パーリーシーエ ッチ―1258 ルート デ セルトワ 23 エー (56)参考文献 特開 昭59−182302(JP,A) 特開 昭59−204948(JP,A) 特開 昭52−66765(JP,A) 特表 昭63−502360(JP,A) 特公 昭59−24058(JP,B2) 特公 昭54−10646(JP,B2)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸を繊維機械に連続的に供給するための装
    置であって、糸を貯蔵ドラム上に巻取り且つ糸を貯蔵ド
    ラムから繰出すことにより糸部分を中間貯蔵するための
    貯蔵ドラムと、貯蔵ドラムから糸を引出すために貯蔵ド
    ラムの軸線の延長部分に配置されている糸ガイドと、糸
    回転角度測定装置として構成され、貯蔵ドラムに配属さ
    れ、貯蔵ドラム上に巻取られた糸部分の長さを検出する
    ために用いられる第1の装置と、貯蔵ドラムから引出さ
    れた糸部分の長さを検出するために用いられる第2の装
    置と、第1及び第2の装置に接続されていて巻取られた
    糸部分と繰出された糸部分との長さを比較することによ
    り、その都度、貯蔵ドラム上に存在している糸部分の長
    さを検出するために用いられる第3の装置とを備えてい
    る形式のものにおいて、第2の装置(23)、(35)もや
    はり貯蔵ドラム(6a)、(33)に配属された糸回転角度
    測定装置として構成されていることを特徴とする糸を連
    続的に繊維機械に供給するための装置。
  2. 【請求項2】第2の装置(23)、(35)は複数の糸検出
    器を有しており、この複数の糸検出器は貯蔵ドラム(6
    a)、(33)の軸線の周りであって、糸が引出される際
    に糸が通過する軌道に沿って配置されていることを特徴
    とする請求項1記載の糸を連続的に繊維機械に供給する
    ための装置。
  3. 【請求項3】糸検出器は、光電式の糸検出器(19)、
    (15a)、(20)で構成されていることを特徴とする請
    求項2記載の糸を連続的に繊維機械に供給するための装
    置。
  4. 【請求項4】糸検出器が糸引出し時に糸の通過する軌道
    に光源(19)と、この光源から出て反射面により反射さ
    れた光を受ける受光器(20)とを備えていることを特徴
    とする請求項3記載の糸を連続的に繊維機械に供給する
    ための装置。
  5. 【請求項5】糸検出器は、容量性の糸検出器(21)で構
    成されていることを特徴とする請求項2記載の糸を連続
    的に繊維機械に提供するための装置。
  6. 【請求項6】糸検出器が糸引出し時に糸の通過する軌道
    の両側に配置されたコンデンサプレートを有しているこ
    とを特徴とする請求項5記載の糸を連続的に繊維機械に
    供給するための装置。
  7. 【請求項7】各糸検出器が互いに等しい角度間隔で配置
    されていることを特徴とする請求項2乃至請求項6のい
    ずれか1項記載の糸を連続的に繊維機械に供給するため
    の装置。
  8. 【請求項8】位置固定的に配置された貯蔵ドラム(6a)
    と、糸をこの貯蔵ドラム上に巻取るためのドラム軸線を
    中心にして回転する巻取りフィンガー(15)、(16)
    と、巻取りフィンガーのための駆動モータ(3)、(2
    5)とを備えており、第1の装置(22)が巻取りフィン
    ガーの回転を検出する装置として構成されていることを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の糸を
    連続的に繊維機械に供給するための装置。
  9. 【請求項9】貯蔵ドラム(33)を回転させることにより
    糸がこの貯蔵ドラム上に接線方向で巻取られるような形
    式で定置の糸ガイド(31)と回転可能に配置された貯蔵
    ドラム(33)と、この貯蔵ドラム(33)のための駆動モ
    ータ(32)とが設けられており、第1の装置(34)と第
    2の装置(35)とがそれぞれ1つの糸検出器を有してお
    り、この糸検出器が貯蔵ドラムの軸線を中心とした円周
    上であって、糸が巻取られるか繰出される際に糸の通過
    する軌道の周囲に配置されていることを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれか1項に記載の糸を連続的に繊維機
    械に供給するための装置。
  10. 【請求項10】貯蔵ドラム(6a)、(33)に貯蔵される
    糸部分の長さを所定の目標値に保つため、第3の装置
    (24)、(36)が、駆動モータ(25)、(32)のための
    制御装置(26)、(37)に接続されていることを特徴と
    する請求項8または9項に記載の糸を連続的に繊維機械
    に供給するための装置。
  11. 【請求項11】第1の装置(34)が一方の回転方向にお
    ける糸回転角度を測定し、第2の装置(35)が反対方向
    における糸回転角度を測定するように構成されているこ
    とを特徴とする請求項9または10項に記載の糸を連続的
    に繊維機械に供給するための装置。
  12. 【請求項12】第1の装置と第2の装置とが共通して利
    用する糸検出器(20)のグループを有しており、これら
    の糸検出器グループと、第3の装置(36)との間に糸回
    転方向を検出するための手段(44)〜(48)が接続され
    ていることを特徴とする請求項11に記載の糸を連続的に
    繊維機械に供給するための装置。
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