JP2757826B2 - 回線監視システム - Google Patents

回線監視システム

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JP2757826B2
JP2757826B2 JP7147416A JP14741695A JP2757826B2 JP 2757826 B2 JP2757826 B2 JP 2757826B2 JP 7147416 A JP7147416 A JP 7147416A JP 14741695 A JP14741695 A JP 14741695A JP 2757826 B2 JP2757826 B2 JP 2757826B2
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  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル通信回線の
回線品質を監視する回線監視システムに係わり、特に回
線品質に関する情報をセントラルターミナルで集中管理
する回線監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声信号以外の各種データを回線
を通じて伝送する機会が多くなり、音声信号の伝送に求
められる以上の回線品質が求められている。また、伝送
路を含めた伝送システムの運用、保守、管理において
も、これらを容易かつ低コスト化することが求められて
いる。これらの要求を効率良く満たすため伝送システム
の管理は局舎における中央集中管理方式へと移行しつつ
ある。
【0003】遠隔の加入者を取りまとめるリモートター
ミナルと、中央に配されたセントラルターミナルとの間
の通信においても、その回線品質の管理をセントラルタ
ーミナル側で集中して行う要求が高まって来ている。リ
モートターミナルとセントラルターミナルとの間の通信
は、電話の音声信号などリモートターミナルに接続され
た複数の加入者装置の信号をディジタル化しこれを時分
割多重した1次群ディジタル回線を通じて行われてい
る。一次群ディジタル回線の信号の伝送速度は1544
Kbpsであり、24チャネルの加入者装置からの低速
度の信号が時分割多重されている。一次群ディジタル回
線によって伝送される一次群速度の信号をDS1信号、
低速の加入者装置との間の信号をDS0信号と呼ぶこと
にする。
【0004】図4は、一次群ディジタル信号伝送システ
ムの構成の概要を表わしたものである。遠隔地の複数の
電話装置1011 〜101N はリモートターミナル10
2に収容されている。リモートターミナル102は、上
り一次群ディジタル回線103および下り一次群ディジ
タル回線104を通じてセントラルターミナル105と
接続されている。上り、および下り一次群ディジタル回
線103、104の伝送路の途中には伝送損失を補償す
るための中継器1061 〜1064 が配置されている。
また、セントラルターミナル105には加入者交換機1
07が接続されている。
【0005】一次群速度のDS1信号のフレームフォー
マットには、スーパーフレームフォーマット(Superfra
me Format)と、エクステンド・スーパーフレームフォー
マット(Extended Superframe Format)の2種が、アメリ
カン・ナショナル・スタンダード・インスティテュート
(American National Standard Institute 以下ANS
Iと表わす。) のT103に勧告されている。
【0006】図5は、スーパーフレームフォーマットの
信号形式を表わしたものである。1つのフレーム111
は、1ビットのフレームビット112(以下Fビットと
表わす。)と、24個のタイムスロット1131 〜11
24 から構成されている。さらに、各タイムスロット
は、8ビットになっている。Fビットはフレーム同期や
伝送誤りの監視などに利用される。Fビットと24チャ
ネルのタイムスロットを合わせて各フレームは193ビ
ットで構成されている。スーパーフレームフォーマット
のDS1信号は、12個のフレームを1つの単位として
取り扱っており、12個のフレームの集まりをマルチフ
レームと呼んでいる。また各マルチフレームは1.5m
sで伝送される。
【0007】図6は、エクステンド・スーパーフレーム
フォーマットの信号形式を表わしたものである。エクス
テンド・スーパーフレームフォーマットの各フレーム構
成はスーパーフレームフォーマットと同様になってい
る。ただし、24個のフレームを1つの単位として取り
扱っており、1つのマルチフレーム121は、3msで
伝送される。
【0008】スーパーフレームフォーマットは1つのマ
ルチフレームに12個のFビットを備えており、12ビ
ットを単位として各ビットの役割が定義されている。ま
たエクステンド・スーパーフレームフォーマットでは2
4フレーム分の24個のFビットを単位として各ビット
の役割が勧告により定められている。
【0009】図7は、スーパーフレームフォーマットに
おける各ビットの機能割り当てを表わしたものである。
最左のフレーム番号131は、各マルチフレーム内にお
けるフレーム番号を表わしている。Fビット用途132
は、各フレームのFビットの用途を表わしている。FT
はフレーム同期を取るための同期ビットとして使用され
るビットとそのFビットの取るべき値を表わしている。
S は各種情報を伝送するためのシグナルビットとして
用いられるFビットと、そのときの値を表わしている。
【0010】第12フレームのFビット(以後、F12
ビットと表わす。)133は、相手ターミナルから受信
した信号を基に回線品質の障害を検出したとき、障害の
有無をその送信元に伝えるためのアラームに利用されて
いる。各チャネルのビット用途134は、各タイムスロ
ットにおける各ビットの用途を表わしている。各タイム
スロットのビットは任意の情報を伝送するためのデータ
ビット135と、所定のシグナルを伝送するためのシグ
ナリングビットとして用いられる。
【0011】図8は、エクステンド・スーパーフレーム
フォーマットにおける各ビットの機能割り当てを表わし
たものである。スーパーフレームフォーマットの場合と
同様に、フレーム番号141、Fビット用途142、各
チャネルのビット用途143およびシグナリングビット
用途144が規定されている。ここで、エクステンド・
スーパーフレームフォーマットのマルチフレームは24
ビットで構成されているので、スーパーフレームフォー
マットのマルチフレームに比べてFビットを12個多く
備えている。これらのビットはFビット用途142のう
ちのFDL(145)の欄の“M”と示されたビットに
割り付けられており、任意のメッセージの伝送に利用さ
れている。
【0012】“M”と表わされたFビットにより、エク
ステンド・スーパーフレームフォーマットでは、4Kb
it/secのデータリンクが設けられている。すなわ
ち、1秒間にFビットを利用して4Kbitの情報を伝
送することができる。これにより、エクステンド・スー
パーフレームフォーマットでは、リモートターミナルで
検出された回線品質に関する情報をセントラルターミナ
ルに伝送するようになっている。リモートターミナルが
セントラルターミナルに伝送する回線品質に関する情報
をパフォーマンス情報と呼ぶことにする。パフォーマン
ス情報は、回線障害の有無だけでは無く、どの程度回線
品質が劣化しているがなど回線品質をより詳細に表わす
ようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】スーパーフレームフォ
ーマットは、F12ビットだけを回線状態の伝送用に割
り当てているので、回線障害の有無しかセントラルター
ミナルに伝送できない。このため、既存の伝送システム
がスーパーフレームフォーマットしかサポートできない
場合には、センタ局において遠隔に配置されたリモート
ターミナルとの間の回線品質の集中管理をきめ細かく行
うことができないという問題がある。既存の設備をすべ
てエクステンド・スーパーフレームフォーマットをサポ
ートできるものに変更すれば、メッセージ用のFビット
を利用しパフォーマンス情報を伝送することができ、セ
ントラルターミナル側で回線品質の管理を適切に行うこ
とができる。しかしながら、リモートターミナル、セン
トラルターミナルおよびそれらの間の中継器のすべてを
エクステンド・スーパーフレームフォーマットをサポー
ト可能なものに変更するには、多額の設備投資を要する
という問題がある。
【0014】そこで本発明の目的は、スーパーフレーム
フォーマットをサポートする設備を利用してパフォーマ
ンス情報をセントラルターミナル側に伝送することので
きる回線監視システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、相手局から伝送されてくる信号を受信する受信手段
と、受信した信号を基に相手局との間の回線品質を表わ
した回線品質情報を生成する回線品質情報生成手段と、
受信信号の中に含まれている相手局で信号の受信に際し
て同期はずれが起きていることを表わす同期アラームを
検出する同期アラーム検出手段と、同期を確立するため
の同期ビットを複数有しそのうちの任意ビットを除いた
残りの同期ビットだけで同期はずれの有無を検出できる
所定のフレームフォーマットに伝送すべき情報を変換す
るフレーム化手段と、このフレーム化手段によってフレ
ーム化された信号を相手局に送信する送信手段と、同期
アラーム検出手段によりこの送信手段の送信信号を相手
局が同期はずれ無く受信していることが検出されたとき
複数の同期ビットのうち予め定めた情報伝送用同期ビッ
トに回線品質情報を載せる同期ビット転用手段とを備え
た端局装置と、この端局装置から送られてくる所定のフ
レームフォーマットの信号を受信しその同期検出を行う
同期検出手段と、この同期検出手段によって同期が外れ
ていることが検出されたとき同期アラームを生成する同
期アラーム生成手段と、この同期アラーム生成手段によ
って生成された同期アラームを載せた信号を端局装置に
送信する端局宛送信手段と、同期検出手段により端局装
置からの信号の受信に際して同期はずれが生じていない
ことが検出されているとき受信している信号中の情報伝
送用同期ビットから回線品質情報を抽出する回線品質情
報抽出手段とを備えた中央局装置とを具備することを特
徴とする回線監視システム。
【0016】すなわち請求項1記載の発明では、複数あ
る同期ビットの一部を除外しても同期はずれを検出でき
るフレームフォーマットにより端局装置側から中央局装
置側に情報の伝送を行っている。そして、端局装置は、
中央局装置側で同期が確立されているとき同期ビットの
一部を利用して回線品質情報を伝送し、中央局装置側で
同期が確立されていないときは、そのビットにより同期
情報を送っている。これにより、同一のビットを同期の
確立用と、回線品質情報を伝送するための2つの用途に
利用でき、専用のビットを備えていなくても回線品質情
報を転送することができる。
【0017】請求項2記載の発明では、所定のフレーム
フォーマットは、同期ビットをそれぞれ備えた複数の単
位フレームから成るマルチフレームであり、情報伝送用
同期ビットは予め定められた所定の単位フレームの同期
ビットを用いている。
【0018】すなわち請求項2記載の発明では、マルチ
フレームの中の所定のフレームの同期ビットを利用して
回線品質情報を転送をしている。マルチフレームの各フ
レームごとに同期ビットを備えているので、これらの一
部を情報転送用に用いても同期はずれが生じているかど
うかを識別することができる。
【0019】請求項3記載の発明では、回線品質情報
は、情報伝送用同期ビットの数よりも多く、同期ビット
転用手段は回線品質情報の各ビットを複数の所定のフレ
ームフォーマットの情報伝送用同期ビットに順次載せて
いる。
【0020】すなわち請求項3記載の発明では、回線品
質情報を複数に分割して順次情報伝送用同期ビットに載
せている。たとえば、1つのフレームフォーマットで情
報伝送用に利用できる同期ビットが1ビットしかなくて
も、1秒に1回程度回線品質情報を伝送すれば良い場合
には、回線品質情報を複数のフレームに分けることで伝
送することができる。
【0021】請求項4記載の発明では、同期検出手段
は、同期引込み時には複数の同期ビットのすべてを参照
して同期の確立を行うとともに、同期引込みを完了した
後は一定数以上の同期ビットが同期はずれを起こしてい
るときだけ同期がはずれと判別している。
【0022】すなわち請求項4記載の発明では、同期引
込みを行う際には情報伝送用に割り当てられているビッ
トを同期確立のために参照し、一旦同期が確立した後
は、一定数以上の同期ビットが同期はずれの状態になっ
たときだけ、同期がはずれたと判別している。同期確立
後は、任意の値をとる回線品質情報が特定の同期ビット
により伝送されてくるので、このビットが同期はずれの
状態を示すことがある。しかし、一定数以下の同期ビッ
トの同期はずれは無視されるので、同期アラームは相手
局に送出されない。これにより、相手局は同期ビットに
回線品質情報を載せ続けることができる。
【0023】請求項5記載の発明では、所定のフレーム
フォーマットは、一次群インタフェースで用いられるス
ーパーフレームフォーマットである。
【0024】すなわち請求項5記載の発明では、スーパ
ーフレームフォーマットの有する同期ビットの中の所定
のビットを利用して回線品質情報の伝送を行っている。
【0025】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施例における回線監
視システムの構成の概要を表わしたものである。回線監
視システムは、セントラルターミナル11とリモートタ
ーミナル12と、これらの間を結ぶ上り一次群ディジタ
ル回線13および下り一次群ディジタル回線14とから
構成されている。リモートターミナル12は、下り一次
群ディジタル回線14を通じて送られてくるスーパーフ
レームフォーマットのDS1信号のフレーム同期をとる
同期検出回路21を備えている。同期検出回路21は、
Fビットを基にしてフレーム同期をとり、同期信号であ
るFビットと24チャネルの各タイムスロットに含まれ
るDS0信号を識別する。そして同期が確認されるたと
きタイミング信号22を出力するようになっている。
【0027】リモートアラーム検出回路23にはタイミ
ング信号22とスーパーフレームフォーマットのDS1
信号が入力されている。リモートアラーム検出回路23
は、セントラルターミナル11から送られてくるDS1
信号からタイミング信号を基にしてリモートアラーム情
報24を抜き出す回路である。リモートアラーム情報2
4は、リモートターミナル12からセントラルターミナ
ル11側に向けて送信した信号をセントラルターミナル
側で受信する際にセントラルターミナル側で同期はずれ
が生じたかどうかを表わしている。
【0028】セントラルターミナル11からのスーパー
フレームフォーマットによるDS1信号は、ニア・エン
ド・パフォーマンス検出回路(以後、ニア・エンドPM
検出回路と表わす。)25に入力されている。ニア・エ
ンドPM検出回路25は、DS1信号におけるエラー状
況を監視する回路である。エラー検出は、伝送符号の送
出規則の不一致や同期確認後の同期信号のパターン比較
により行われる。すなわち、マルチフレームの有する1
2個のFビットのビットパターンが予め定められたパタ
ーンとどの程度一致するかを調べエラーの程度等を識別
する。ニア・エンドPM検出回路25は検出されたエラ
ー情報を一定時間積算し、パフォーマンス情報26とし
て出力するようになっている。
【0029】ニア・エンドPM検出回路25から出力さ
れるパフォーマンス情報26は、リモートターミナル1
2側の図示しないパフォーマンス管理部に送られ、リモ
ート側でのエラー表示に用いられる。またニア・エンド
PM検出回路25から出力されるパフォーマンス情報2
6は、ファ・エンド・パフォーマンス検出回路(以後、
ファ・エンドPM検出回路と表わす。)27に入力され
る。ファ・エンドPM検出回路27は、セントラルター
ミナル11側への伝送に適したフォーマットにパフォー
マンス情報を変換する回路である。たとえば、上位プロ
トコルのヘッダ部や伝送エラーが混入した場合のエラー
処理のためのエラーチエックコードなどの余剰ビットを
パフォーマンス情報に追加したフレーム化パフォーマン
ス情報28に変換する。
【0030】フレーム化パフォーマンス情報28および
リモートアラーム検出回路23から出力されるリモート
アラーム情報24はパフォーマンス情報挿入回路29に
入力されている。また、同期信号としてのF12ビット
を生成するF12生成回路31からF12ビット信号3
2がパフォーマンス情報挿入回路29に入力される。パ
フォーマンス情報挿入回路29は、スーパーフレームフ
ォーマットのF12ビットとして、F12生成回路31
からのF12ビット信号32を載せるか、フレーム化パ
フォーマンス情報28を載せるかを、リモートアラーム
情報24を基に切り替える回路である。パフォーマンス
情報挿入回路29は、リモートアラーム情報がセントラ
ルターミナル側で同期はずれが生じたことを表わしてい
るときはF12信号31を選択し、同期はずれが生じて
いないことを表わしているときはパフォーマンス情報を
選択するようになっている。
【0031】パフォーマンス情報挿入回路29は、たと
えばフレーム化パフォーマンス情報の情報量が120ビ
ットであるとすると、その先頭から1ビットずつF12
ビットとして順次送り出す回路である。したがって、フ
レーム化パフォーマンス情報が120ビットの場合に
は、120フレーム、すなわち10個のマルチフレーム
によりセントラルターミナル側に伝送される。
【0032】FT 生成回路33は、マルチフレームの1
2個のFビットのうち図7に示したFT ビットの部分を
生成する回路である。パフォーマンス情報挿入回路29
の出力するF12ビット用の信号と、FT 生成回路33
からのFT ビット信号および各加入者装置からの音声信
号などをディジタル信号に変換したPCM(パルス・コ
ード・モジュレーション)データのDS0信号は多重化
回路34に入力されている。多重化回路34はこれらの
信号を図5に示したスーパーフレームフォーマットの信
号に多重化してセントラルターミナル11側に送出する
回路である。
【0033】セントラルターミナル11は、上り一次群
ディジタル回線13を通じて送られてくるスーパーフレ
ームフォーマットのDS1信号のフレーム同期をとる同
期検出回路41を備えている。同期検出回路41は、F
ビットを基にしてフレーム同期をとり、同期信号である
Fビットと24チャネルの各タイムスロットに含まれる
DS0信号を識別する。そして同期が確認されたときタ
イミング信号42を出力する。下り1次群ディジタル回
線13からのDS1信号およびタイミング信号42は、
共にパフォーマンス情報検出回路43に入力されてい
る。パフォーマンス情報検出回路43は、マルチフレー
ムのFビットを利用して送られてくるパフォーマンス情
報を抽出する回路である。
【0034】リモートアラーム生成回路44は、セント
ラルターミナル側での受信おける同期はずれ、あるいは
受信回路のエラーを検出し、これを基にリモートターミ
ナル側に送るべきリモートアラーム情報を生成する回路
である。リーモトアラーム生成回路44は、Fビットを
基に同期はずれを検出するが、1つのマルチフレームに
おける12個のFビットのうちの2〜3個が予め定めら
れたビットパターンと相違しても同期がはずれたと判別
しないようになっている。これは、F12ビットによ
り、パフォーマンス情報が送られてくるときは、少なく
ともそのビットはパフォーマンス情報に応じて変化する
ので、予め定められた値と異なることがある。F12ビ
ットが同期ビットとしての値と異なる値のときすぐにリ
モートアラームを生成しないように、リモートアラーム
生成回路はFビットに数ビット以下のパターンの不一致
が生じても同期はずれと判別しないようになっている。
【0035】FT 生成回路45、F12生成回路46は
それぞれリモートターミナル12におけるそれらと同一
の機能を備えている。多重化回路47は、DS0信号4
8と、FT 生成回路45およびF12生成回路からのF
ビットと、リモートアラーム生成回路44からのリモー
トアラーム情報とをスーパーフレームフォーマットのD
S1信号に多重化して送出する回路である。
【0036】図2は、リモートターミナルから送るフレ
ーム化パフォーマンス情報のフレーム構成の一例を表わ
したものである。この図は、エクステンド・スーパーフ
レームフォーマットにおいてパフォーマンス情報を伝送
する際に用いられる、LAPD(Link Access Procedur
e on the D-channel) のプロトコルと同一のフレーム構
成を表わしてる。第1バイト51は、フレームのスター
トフラグを表わす。第2、第3バイト52、53はアド
レスを、第4バイト53は制御バイトをそれぞれ表わし
ている。これらは、ANSIの勧告T1.403におい
て定義されている。第5バイト〜第12バイトまでをA
NSI T1.403でのパフォーマンス・レポート・
メッセージ54と定義している。パフォーマンス・レポ
ート・メッセージの各ビットはリモートターミナルのフ
レーム信号のエラー情報のエラー数や、同期はずれ情
報、スリップ情報などに定義されている。第13バイ
ト、第14バイト55、56はそれぞれこの図で表わし
たフレーム構成におけるエラーを検出するためのフレー
ムチェックシーケンス用のコードに割り当てている。最
後の第15バイト57は、フレームの終端を示すエンド
フラグに定義されている。
【0037】図3は、パフォーマンス・レポート・メッ
セージの各ビットの定義を表わしたものである。ビット
欄61は、図2に示しパフォーマンス・レポート・メッ
セージ54中の各ビットを表わしている。値の欄62
は、そのビットが有効となる値を示す。定義欄63は、
各ビットが有効となった場合にそれらが表わす内容を示
してある。たとえば、“G1”のビットが“1”のとき
はフレームエラー数が1であることを表わしている。ま
た、“G2”のビットが“1”のときは、フレームエラ
ーが1以上で5以下であることを表わしている。このよ
うに、エラーの有無だけでなく、そのエラーがどの程度
か、あるいはそのエラーの発生箇所などについて詳しく
表わされている。
【0038】それでは、次に回線監視システムの動作を
説明する。
【0039】まず、セントラルターミナル側で同期引込
みが行われる。同期引込み時には、F12を含めた全て
のFビットにより、リモートターミナル側からのDS1
信号に対して同期確認が行われる。同期引込みが完了す
るまでの間は、リモートアラーム生成回路44はリモー
トアラームを発し、これがリモートターミナル側に伝送
される。リモートターミナル12のパフォーマンス挿入
回路29は、リモートアラーム情報によりセントラルタ
ーミナル側で同期はずれが生じていることを検出し、F
12生成回路31の出力するF12ビット信号32を挿
入する。これにより、同期引込みの間は、F12ビット
は同期信号として利用される。また、同期引込みが完了
するまでの間は、同期検出回路41からタイミング信号
42が出力されないので、パフォーマンス情報検出回路
43は、リモートターミナルからのF12ビットを無視
し、パフォーマンス情報として採用しない。
【0040】同期引込みが完了すると、セントラルター
ミナル側からリモートアラームが発せられなくなる。こ
れにより、リモートターミナル側はセントラルターミナ
ル側が同期の取れた状態であることを識別する。そし
て、パフォーマンス情報挿入回路29は、ニア・エンド
PM検出回路25およびファ・エンドPM検出回路27
により生成されたパフォーマンス情報28をF12ビッ
トとして選択する。これによりF12ビットを利用して
リモートターミナルからセントラルターミナル側にパフ
ォーマンス情報が伝送される。セントラルターミナル側
は同期が取れているのでタイミング信号42を出力す
る。これを受けて、パフォーマンス情報検出回路43
は、リモートターミナルからのDS1信号に含まれるF
12ビットをパフォーマンス情報として抽出する。
【0041】図2に示したLAPDのプロトコルを利用
する場合には、パフォーマンス情報は、スタートフラグ
とエンドフラグに挟まれ、かつアドレスとエラー処理に
使用されるフレームチェックシーケンスが追加されて送
られてくる。パフォーマンス情報検出回路43は、この
データ列を解析しリモートターミナルでの受信信号の回
線品質を監視する。
【0042】同期確認された状態では、F12ビットは
パフォーマンス情報の伝送に利用されるので、少なくと
も12個に1つの割合で、Fビットの同期エラーが検出
される。しかし、2〜3以上のエラーが検出されない限
り、リモートアラームを発しないので、リモートターミ
ナルからはパフォーマンス情報が伝送され続ける。
【0043】エクステンド・スーパーフレームフォーマ
ットで使用しているパフォーマンス情報と同様に、リモ
ートターミナルで検出したニア・エンドPMを1秒に1
回の割合でファ・エンドPMで演算し送出するとする。
この場合、図2に示した形式では、1回のパフォーマン
ス情報の伝送に120ビット(8ビット×15バイト)
を要する。一次群ディジタル回線のスーパーフレームフ
ォーマットでは、1.5msに10フレーム、すなわち
F12ビットを1.5msに10個転送できるので1秒
間に666.7bitの情報をF12ビットにより伝送
できる。パフォーマンス情報の1回の伝送には120ビ
ットあれば良いので、スーパーフレームフォーマットの
F12ビットを利用して1秒に1回の割合でパフォーマ
ンス情報を伝送することは十分可能である。
【0044】以上説明した実施例では、パフォーマンス
情報を伝送するフレームフォーマットとしてLAPDと
同一のもの用いたが、F12ビットにより得られるデー
タリンクの伝送量以下であれば、これ以外の形式で転送
してもよい。また、実施例ではスーパーフレームフォー
マットを例に説明したが、これ以外のフォーマットにお
いても本発明を適用できる。つまり、F12ビットは、
通常はエラーの有無を伝送する働きをしているが、スー
パーフレームフォーマットではこのエラーの有無情報が
1秒間に667回も送出されている。これは明らかに冗
長であり、1秒に1回程度、エラー情報を転送すれば十
分である。したがって、このようなビットを備えていれ
ば、そのビットを利用して多くの情報を転送することが
できる。
【0045】特に本発明では、同期合わせのために複数
の同期ビットを備え、その一部のビットを除いても同期
はずれの検出を行うことができるフレームフォーマット
を対象にしているので、このビットを利用して回線品質
情報を伝送することができる。しかも同期引込みの際だ
け、そのビットを同期合わせに用い、同期が一致した以
後そのビットをメッセージの伝送に利用すれば、同一の
ビットで2つの役割を果たすことができる。すなわち、
同期がはずれているときには、メッセージを伝送しても
正常に受信できないので、この間は同期合わせに利用し
ている。これにより、同期合わせの精度の向上および引
込み時間の短縮を図ることができる。また、情報を転送
するためのビットを同期ビットとして用いているか、回
線品質情報を転送するために用いているかを同期がはず
れているかどうかによって判別している。これにより、
同期ビットの用途を判別するための特別なビットを設け
る必要がない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、相手局で同期が確立されているときは、同期
ビットの一部を利用して回線品質情報を伝送し、相手局
で同期が確立されていないときには、そのビットにより
同期情報を送っている。これにより、同一のビットを同
期を確立するためと、回線品質情報を伝送するための2
つの用途に用いることができ、専用のビットを備えてい
なくても回線品質情報を転送することができる。
【0047】また請求項2記載の発明によれば、マルチ
フレームの中の所定のフレームの同期ビットを利用して
回線品質情報を転送をしている。マルチフレームは各フ
レームごとに同期ビットを備えているので、これらの一
部を情報転送用に用いても同期はずれが生じているかど
うかを識別することができる。
【0048】さらに請求項3記載の発明によれば、回線
品質情報を複数に分割して順次同期ビットに載せてい
る。たとえば、1つのフレームフォーマットで情報転送
用に利用できる同期ビットが1ビットしか無くても、回
線品質情報は1秒に1回程度伝送できればよいので、こ
れを複数のフレームに分けることで伝送することができ
る。
【0049】また請求項4記載の発明によれば、一旦同
期が確立した後は、一定数以下の同期ビットが同期はず
れの状態になっても、同期がはずれたと識別しない。し
たがって、回線品質情報を同期ビットを利用して伝送し
ても、中央局装置側で同期がはずれたと認識されない。
これにより、相手局に同期アラームが伝送されないので
相手局は同期ビットに回線品質情報を載せ続けることが
できる。
【0050】さらに請求項5記載の発明によれば、スー
パーフレームフォーマットの有する同期ビットの中の所
定のビットを利用して回線品質情報の伝送を行ってい
る。したがって、スーパーフレームフォーマットしかサ
ポートできない伝送系を用いて、エクステンド・スーパ
ーフレームフォーマット並の回線品質情報を伝送するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における回線監視システムの
構成の概要を表わした説明図である。
【図2】リモートターミナルから送るフレーム化パフォ
ーマンス情報のフレーム構成の一例を表わした説明図で
ある。
【図3】パフォーマンス・レポート・メッセージの各ビ
ットの定義を表わした説明図である。
【図4】従来から使用されている一次群ディジタル信号
伝送システムの構成の概要を表わした説明図である。
【図5】スーパーフレームフォーマットの信号形式を表
わした説明図である。
【図6】エクステンド・スーパーフレームフォーマット
の信号形式を表わした説明図である。
【図7】スーパーフレームフォーマットにおける各ビッ
トの機能割り当てを表わした説明図である。
【図8】エクステンド・スーパーフレームフォーマット
における各ビットの機能割り当てを表わした説明図であ
る。
【符号の説明】
11 セントラルターミナル 12 リモートターミナル 13、14 一次群ディジタル回線 21、41 同期検出回路 23 リモートアラーム検出回路 25 ニア・エンドPM検出回路 27 ファ・エンドPM検出回路 29 パフォーマンス情報挿入回路 31、46F12生成回路 33、45 FT 生成回路 34、47 多重化回路 43 パフォーマンス情報検出回路 44 リモートアラーム生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/08 - 3/14 H04M 3/22 - 3/36 H04Q 1/20 - 1/26 H04L 1/00 H04L 1/08 - 1/24 H04L 29/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手局から伝送されてくる信号を受信す
    る受信手段と、受信した信号を基に相手局との間の回線
    品質を表わした回線品質情報を生成する回線品質情報生
    成手段と、前記受信信号の中に含まれている前記相手局
    で信号の受信に際して同期はずれが起きていることを表
    わす同期アラームを検出する同期アラーム検出手段と、
    同期を確立するための同期ビットを複数有しそのうちの
    任意ビットを除いた残りの同期ビットだけで同期はずれ
    の有無を検出できる所定のフレームフォーマットに伝送
    すべき情報を変換するフレーム化手段と、このフレーム
    化手段によってフレーム化された信号を前記相手局に送
    信する送信手段と、前記同期アラーム検出手段によりこ
    の送信手段の送信信号を前記相手局が同期はずれ無く受
    信していることが検出されたとき前記複数の同期ビット
    のうち予め定めた情報伝送用同期ビットに前記回線品質
    情報を載せる同期ビット転用手段とを備えた端局装置
    と、 この端局装置から送られてくる前記所定のフレームフォ
    ーマットの信号を受信しその同期検出を行う同期検出手
    段と、この同期検出手段によって同期が外れていること
    が検出されたとき前記同期アラームを生成する同期アラ
    ーム生成手段と、この同期アラーム生成手段によって生
    成された同期アラームを載せた信号を前記端局装置に送
    信する端局宛送信手段と、前記同期検出手段により前記
    端局装置からの信号の受信に際して同期はずれが生じて
    いないことが検出されているとき受信している信号中の
    前記情報伝送用同期ビットから前記回線品質情報を抽出
    する回線品質情報抽出手段とを備えた中央局装置とを具
    備することを特徴とする回線監視システム。
  2. 【請求項2】 前記所定のフレームフォーマットは、同
    期ビットをそれぞれ備えた複数の単位フレームから成る
    マルチフレームであり、前記情報伝送用同期ビットは予
    め定められた所定の単位フレームの同期ビットであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の回線監視システム。
  3. 【請求項3】 前記回線品質情報は、前記情報伝送用同
    期ビットの数よりも多く、前記同期ビット転用手段は回
    線品質情報の各ビットを複数の前記所定のフレームフォ
    ーマットの情報伝送用同期ビットに順次載せることを特
    徴とする請求項1記載の回線監視システム。
  4. 【請求項4】 前記同期検出手段は、同期引込み時には
    前記複数の同期ビットのすべてを参照して同期の確立を
    行うとともに、同期引込みを完了した後は一定数以上の
    同期ビットが同期はずれを起こしているときだけ同期が
    はずれと判別することを特徴とする請求項1記載の回線
    監視システム。
  5. 【請求項5】 前記所定のフレームフォーマットは、一
    次群インタフェースで用いられるスーパーフレームフォ
    ーマットであることを特徴とする請求項1記載の回線監
    視システム。
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