JPH0440466B2 - - Google Patents

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JPH0440466B2
JPH0440466B2 JP63292822A JP29282288A JPH0440466B2 JP H0440466 B2 JPH0440466 B2 JP H0440466B2 JP 63292822 A JP63292822 A JP 63292822A JP 29282288 A JP29282288 A JP 29282288A JP H0440466 B2 JPH0440466 B2 JP H0440466B2
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JP
Japan
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frame
embroidery
hat
curved
eaves
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JP63292822A
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Yoshio Shibata
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Barudan Co Ltd
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Barudan Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01229861A publication Critical patent/JPH01229861A/ja
Publication of JPH0440466B2 publication Critical patent/JPH0440466B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は筒状物、例えば帽子、シヤツの袖部
に対して刺繍縫い、即ち、布地に色糸で絵画や模
様を縫い表す場合に用いる刺繍ミシンに関するも
のである。
この種の刺繍用張枠にあつては、刺繍模様より
も大きい面積(例えば5cm×5cm、或いは10cm×
10cm)の環状の張枠上に布を重ね、その上に環状
のやや小径の中子を重ね、張枠の内面と中子の外
面で布を挾み状態にして布を引張つていた。そし
てその後は上記張枠の一部に設ける連結部を駆動
装着に連結することにより上記の張枠を平面上で
前後、左右移動させて布面に刺繍していた。しか
し上記張枠は、庇付の帽子には利用することがで
きないという大きな欠点があつた。
そこで上述の欠点を除くようにしたものとし
て、上下動自在の刺繍用の針と、上記針に対向す
る位置に釜を備えるベツドと、上記針が上昇位置
にあるときその針とベツドとの間において釜の下
方位置を回動中心として左右動自在に存置させる
曲布張枠とを有し、上記曲布張枠の外面は、かま
ぼこ状の曲面に形成してあると共に帽子の前面に
逢着される刺繍の絵画や模様よりも大きな面積の
刺繍用透孔を具有させることにより、かまぼこ曲
面にしてある枠に対して筒状物の内面を沿え付
け、その状態でもつて広い面積に渡つて刺繍でき
るようにした刺繍ミシンを提供してみた。
しかし、上記曲布張枠に対して帽子を被せ付け
て刺繍する場合、帽子の刺繍予定部の周囲は刺繍
用透孔縁の曲面で支持されるが、曲布張枠におけ
る刺繍用透孔が大きいため帽子の前面中央部は支
持されない。従つてこの帽子の前面中央部は支持
がないことと、一般に帽子は布が固いこともあつ
て針の上下動に伴つて上下に撓む。この撓みが大
きいと刺繍の絵画や模様が乱れ、品質低下をもた
らす問題点が生じる。
そこで本願発明にあつては、上記問題点解決の
為に、上記刺繍用透孔よりも元部側には、上記刺
繍用透孔の周囲の曲面に帽子の前側内面が当接
し、かつ帽子の庇が起立する状態で上記曲布張枠
に帽子を装着した状態で、その帽子の庇を引き倒
し、その状態で庇を固定する為の庇用の布押えを
具備させることにより、庇を引き倒した場合に発
生する帽子中央部の「張り」を利用し、これによ
り帽子前面中央部の撓みを減少させるようにした
ものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図は刺繍ミシンの全体を示すもので、1
は機枠、2は基部が機枠1の上面に取着されたヘ
ツドで、図面では2つ設けられているが、このヘ
ツド2は1つ又は3つ以上であつても良い。3は
ヘツド2の先端部に備えられた刺繍針で、周知の
如く上下動自在に設けられている。4はヘツド2
の下方に配設されたベツドで、基部が機枠1に固
着され、先端部には第2図、第5図に示すように
上記刺繍針3に対向する孔5aを有する針板5を
備えている。また内部には周知の如く釜が備えて
ある。6は機枠1の上面上に載せられた可動枠
で、図示しない移動機構により前後方向(矢印7
方向)と左右方向(矢印8方向)へ所定のプログ
ラム等に基いて移動されるようになつている。次
に、9は上記ベツド4の上方に配設された筒形の
曲布張枠で、上記可動枠6の前後移動によつて前
後移動され、可動枠6の左右移動によつて自体の
軸線を中心にして回動されるように第2図〜第6
図に示すように構成されている。この曲布張枠9
は第1図では一方のベツド4部分にのみ図示され
ているが、この曲布張枠9は両方のベツド4部分
に夫々備えてある。なお、曲布張枠9を備えない
場合には、可動枠6に周知の布張枠を取付けて周
知の方法による刺繍を行ない得るようになつてい
る。上記曲布張枠9において、10は中空筒状に
形成された枠本体で、第4図に示すように軸線と
直交する面で分断された基部側の第1本体11と
先端部側の第2本体12とで構成されている。1
3は第1本体11の一端側端面に形成された嵌合
凹部で、複数形成されている。14は第2本体1
2の一端側端面に形成された嵌合凸部で、第2本
体12と第1本体11の軸線を同じくした状態で
上記嵌合凹部13に嵌合して第1本体11と第2
本体12の軸線を中心とする相対回動を阻止し得
るように形成されている。15は第1本体11に
形成された係合孔、16は第2本体12に形成さ
れたねじ孔、17はねじ孔16に螺合された取付
ねじ18によつて第2本体12の外周に取付けら
れたばね性を有する連結体で、その先端部には第
3図に示すように枠本体10の中心側に突出する
係合部19が形成され、この係合部19が上記係
合孔15に係合されて第1本体11と第2本体1
2の軸線方向への離反を阻止するようになつてい
る。この連結体17は複数個用いられる。20は
枠本体10の上側に形成された曲布張面で、枠本
体10の軸線を中心とする孤状に形成され上側面
はかまぼこ状となつている。この曲布張面20は
被縫製物(曲布とも呼ぶ)として例示する帽子2
1の外周部を当て付ける為の面で、図面では円弧
面に形成されているが複数の平面から成る多角面
に形成してあつても良い。上記曲布張面20の一
端は帽子21の開口部を嵌め込んで被せ付け得る
ように自由端に形成されている。22は枠本体1
0の内側に形成された存置空間で、この存置空間
22内に上記ベツド4を第9図、第8図に示すよ
うに存置させ得るように形成されている。また、
この存置空間22は枠本体10をその軸線を中心
として所定量回動させ得るように充分な大きさに
形成されている。23は第2本体12の曲布張面
20に形成された刺繍用透孔で、帽子の前面に通
常付される刺繍の大きさに対応させ窓状に広い面
積(例えば横巾が14cm、奥行きが6.5cmから成る
面積)にしてある。以下刺繍窓とも言う。この窓
23は第2本体12の上側から内側のベツド4に
向けて刺繍針3を挿通させうるように透孔に形成
されている。24は一端部が第2本体12の外周
に止着された布押えで、ばね性を有する材料にて
構成され、その他端部によつて第2本体12の外
周面との間で帽子21の布を挾持し得るようにな
つている。この布押え24は第2本体12に複数
取付けられている。この内、庇21aと対向する
位置にある布押さえ、即ち、上記刺繍用透孔より
も元部側には、上記刺繍用透孔に帽子の前面が重
合し、かつ帽子の庇が起立する状態で上記曲布張
枠に帽子を装着した場合に、その帽子の庇を引き
倒した状態で固定する為の庇用の布押えを具備さ
せてある。25は第1本体11の外周に形成され
た被駆動用連結部として例示する嵌合歯車で、第
1本体11の外周面から突出する多数の係合歯2
5aによつて構成されている。この嵌合歯車25
は第1本体11を曲布張面20に沿う方向へ回動
させる為の回動用連結部と第1本体11を軸線方
向へ移動させる為の進退用連結部とを兼ねてい
る。尚これら回動用連結部と進退用連結部とは別
個の場所に備えさせてもよい。次に、26は上記
曲布張枠9を支える為の枠支持装置で、曲布張枠
9を軸線を中心にして回動可能でかつその軸線の
方向へ進退可能に支持している。この枠支持装置
26において、27は第2図に示すように機枠1
に固着された支持ブラケツト、28は支持ブラケ
ツト27に固定的に取付けられた案内レールで、
底壁28aと両側壁28b,28bとによつて案
内凹部28cが形成されている。この案内凹部2
8cは上記可動枠6の前後移動方向と同方向にな
るように設定されている。また上記両側壁28b
の内側には略水平方向へ延びる案内溝29が夫々
形成されている。30は第7図に示すように自体
の両側部が上記案内溝29に長手方向へ移動自在
に嵌合された移動体で、上記案内凹部28c内に
位置されている。31は移動体30の上面に止着
された取付板、32,33は取付板31に止着さ
れた支柱、34は支柱32に止着された支持腕、
35,36は支柱33に止着された支持腕であ
る。37は上記支持腕34に回動自在に軸支され
た溝歯車で、歯車37aの両側面にフランジ37
b,37bが固着されて構成されている。この歯
車37aは上記嵌合歯車25と噛合するように形
成され、両フランジ37b,37b間の溝37c
の幅は嵌合歯車25を嵌合させ得るように設定さ
れている。38は上記支柱32に回動自在に軸支
された溝歯車で、上記溝歯車37と同様に構成さ
れている。39は支柱33に回動自在に軸支され
たローラ、40,41は支持腕35,36に回動
自在に軸支されたローラで、これらのローラ39
〜41は第8図に示すように第2本体12の外周
下面を回動自在に支え得るように配設されてい
る。上記曲布張枠9は第8図、第9図に示すよう
に嵌合歯車25が溝歯車37,38上に嵌合載置
されると共に第2本体12の下面がローラ39〜
41上に載置され、この状態ではベツド4が存置
空間22の上方に位置され、針板5の上面が第1
0図、第11図に示すように曲布張面20に近接
されるようになつている。次に、42は可動枠6
に取付ねじ43によつて止着された伝動枠で、上
記曲布張枠9を可動枠6の動きによつて軸線を中
心にして回動させたり、その軸線方向へ前後移動
させ得るように構成されている。この伝動枠42
において、44は枠本体、45は枠本体44に形
成された嵌合溝で、上記嵌合歯車25を嵌合させ
得るように形成されている。46は嵌合溝45の
底面に取付けられたラツクで、嵌合歯車25と噛
合可能なラツク歯46aが形成されている。上記
嵌合溝45には上記溝歯車37,38上に載置さ
れた嵌合歯車25が第2図、第9図に示すように
嵌合され、ラツク46はその嵌合歯車25に噛合
されている。
上記構成のものにあつては、例えば曲布として
例示する帽子21の前面外周部に刺繍(絵画や模
様を縫い表すもの)をしたい場合には、連結体1
7の係合部19を係合孔15から外して曲布張枠
9の第2本体12を第4図に示すように第1本体
11から取外し、その取外した状態の第2本体1
2に帽子21を装着する。この第2本体12への
帽子21の装着は第6図に示すように第2本体1
2の自由端部に帽子21を被せ付け、帽子21の
刺繍予定部分を刺繍窓23の中央部に位置させて
曲布張面20に当て付け、この状態で帽子21の
縁部を布押え24と第2本体12外周面の間に挾
ませる。また庇21aは引き倒して庇用の布押え
24で挾んで引き倒し状に固定する。こうすると
庇は左右両端を支点として回動する為帽子中央部
の布面は引き張られる。その後第2本体12の嵌
合凸部14を第1本体11の嵌合凹部13に嵌合
させると共に連結体17の係合部19を係合孔1
5に係合させて第2本体12を第2図に示すよう
に第1本体11に一体的に連結する。このように
第2本体12を第1本体11に連結させた状態で
は、第9図、第10図に示すように刺繍窓23に
張設されている帽子21の刺繍予定部分はベツド
4の針板5直上でかつ刺繍針3の下方に位置され
る。その後刺繍ミシンを運転させると、刺繍針3
が上下動して刺繍糸を帽子21の刺繍予定部分に
縫い付けると共に可動枠6が予め設定されている
刺繍模様に応じて前後、左右に移動される。この
ように可動枠6が前後方向に移動されると、伝動
枠42の嵌合溝45に曲布張枠9の嵌合歯車25
が嵌合され、しかもその嵌合歯車25は移動体3
0上の溝歯車37,38の溝37cに嵌合されて
いるので、移動体30を案内溝29,29に沿つ
て前後方向へ移動させながら曲布張枠9を前後方
向へ一体的に移動させる。また可動枠6が左右方
向に移動されると、曲布張枠9がローラ39〜4
1や溝歯車37,38によつて回動自在に支承さ
れると共に嵌合歯車25が溝歯車37,38に噛
合され、しかも伝動枠42のラツク歯46aが嵌
合歯車25に噛合されているので、ラツク46が
嵌合歯車25を回転させることによつて曲布張枠
9を釜の下方に位置する軸線を中心として回動さ
せる。従つて、刺繍窓23に張設されている帽子
21の刺繍予定部分は可動枠6の前後移動によつ
て一体的に前後移動され、また可動枠6の左右移
動によつて第10図乃至第11図に示すように左
右移動され、これにより帽子21の刺繍予定部分
に所定の刺繍模様が刺繍される。この刺繍予定部
分の広さは、刺繍窓を大きくすると広くなる。帽
子の中央部より偏在した位置にも刺繍をしたいと
きには、セツト替えして刺繍を行うとよい。
なお、上記第2本体12への帽子21の装着は
第2本体12を複数個準備しておくことによつ
て、刺繍ミシンで別の帽子に刺繍している間に行
うことができる。また上記第2本体12への帽子
21の装着は第2図に示すように第2本体12を
第1本体11に連結した状態で行つてもよい。
次に第12図から第14図は曲布張枠に対して
帽子以外のものを装着利用する例を示し、第12
図は自体の弾力性によつて伸縮可能な靴下21e
に刺繍する場合を示し、この場合には靴下21e
を枠本体10eの先端部に被せ付けて靴下21e
の弾力によつて曲布張面20eに固着させれば良
い。
なお、機能上前図のものと同一又は均等構成と
考えられる部分には、前図と同一の符号にアルフ
アベツトのeを付して重複する説明を省略した。
(また次図以降のものにおいても順次同様の考え
でアルフアベツトのf,g,h,i,jを順に付
して重複する説明を省略する。) 次に第13図は長い筒状物であるワイシヤツの
袖21fに刺繍する場合を示し、この場合には袖
21fを枠本体10fに嵌め込んで刺繍予定部分
を刺繍窓23fの上に位置させた後、布押えとし
て2本のゴムバンド47,48をかけて刺繍窓2
3fの両側において袖21fを曲布張面20fに
固定させる。このようにすることによつて袖21
fの布を刺繍窓23fにピーンと張つた状態に保
持でき、刺繍を正しく行うことができる。
次に第14図はシヤツの胸ポケツト21gにマ
ーク等を刺繍する場合を示す。布押え24gにお
いて、49は上下揺動可能に枢着された押え片
で、先端部が下向きに回動されるように図示しな
いばねで付勢されている。この押え片49の先端
部下面には針布50が固着され、この布針50に
よつて布を押えるようになつている。なお、上記
押え片49は枠本体10gに止着されたばね板で
構成しても良い。
次に第15図は曲布張枠の刺繍窓の異なる例を
示すもので、枠本体10hの自由端部に形成され
た切欠溝によつて刺繍窓23hが構成されてい
る。
次に第16図〜第18図は曲布張枠、枠支持装
置及び駆動装置の異なる実施例を示している。こ
の実施例の曲布張枠9iは円筒の下側を4分の1
程度取除いた形の枠本体10iによつて構成され
ている。この枠本体10iは1つの部材で構成さ
れその上面はかまぼこ状の曲布張面20iとなつ
ている。上記曲布張枠9iの枠支持装置26iに
おいて、51は長い支持棒で、機枠に取付けられ
た図示しない支持体によつて軸線方向へ進退動可
能でかつ回動自在に支持されている。52,53
は支持棒51に固着された支持腕で、先端部が上
記枠本体10iの内面に固着され、そこが枠本体
10iの進退用連結部並びに回動用連結部となつ
ている。これらの支持腕52,53は支持棒51
の2箇所に夫々設けられ、これらの支持腕52,
53によつて枠本体10iは支持棒51に支持さ
れている。上記支持棒51は第17図に示すよう
に枠本体10iの外周面の曲率中心に位置されて
いる。54は支持棒51の端部に固着された歯車
で、駆動装置55によつて支持棒51の軸線方向
への進退移動と回動とが行われるようになつてい
る。この駆動装置55において、56は図示しな
い軸受によつて可動自在に支持された断面四角形
の案内角棒で、上記支持棒51と平行に配設さ
れ、モータ57によつて正逆回動されるようにな
つている。58は案内角棒56に軸線方向へ摺動
自在に嵌合された移動体、59は移動体58の外
周に設けられた歯車で、この歯車59の両側には
フランジ60,60が設けられてこれらのフラン
ジ60,60間に溝61が形成されている。この
溝61には上記歯車54が嵌合されると共にこの
歯車54が上記歯車59に噛合されている。62
は移動体58の外周に形成された嵌合溝で、作動
杆63の先端部が嵌合されている。64,65は
一対のプーリで、無端状のタイミングベルト66
が懸回されている。このタイミングベルト66の
一方の移行部66aは上記案内角棒56と平行に
配設され、この移行部66aに上記作動杆63の
基部が固着されている。上記一方のプーリ64は
モータ67によつて正逆回動されるようになつて
いる。上記モータ57,67は刺繍すべき刺繍模
様に応じて作動されるようになつている。
上記構成のものにあつては、モータ57が作動
して案内角棒56を回動させると、移動体58及
び歯車59が回動されて歯車54及び支持棒51
を回動させ、これにより曲布張枠9iが回動され
て曲布を左右移動させる。またモータ67が作動
してタイミングベルト66を回動させると、作動
杆63が前後移動されて摺動体58を前後摺動さ
せ、これにより支持棒51及び曲布張枠9iが前
後移動されて曲布を前後移動させる。従つて、帽
子の曲布に所定の刺繍を行うことができる。
次に第19図は曲布張枠9jに対するベツド位
置の異なる実施例を示すもので、ベツド4jの断
面形状を図示の如く針3jに対向する中央部の針
孔位置が両側に比較して高くなるように形成した
ものである。この実施例にあつては、枠本体10
jに装着された帽子の前面曲布21jが柔軟な場
合には刺繍窓23jにおいて曲布張枠9jの回動
軌跡10Rよりもベツド4jの側に垂れ下がりベ
ツド4jの上面に接触して上記装着された曲布2
1jは持上げられながら移動する。
次に第20図、第21図は曲布張枠の異なる実
施例を示すもので、ベビー用帽子の前面曲布に刺
繍するときに適用し得るようにしたものである。
この実施例の曲布張枠9kの元部は前記第6図に
示されたものと同様の形状に形成され、先端部は
図示されるように細く絞つてある。また先端部の
正面形状は第21図に示すように枠本体の回動中
心10aを中心とする円弧状に形成されて、この
布張枠9kが回動運動してもベツド4kと衝突し
ないようにしてある。
以上のようにこの発明にあつては、釜を備える
ベツドと、上記釜に向けての上下動を自在にして
ある刺繍用の針と、上記針が上昇位置にあるとき
その針とベツドとの間において釜の下方位置を回
動中心として左右回動自在、かつ進退動自在に存
置させる曲布張枠とを有し、上記曲布張枠は先部
側を自由端とし、曲布張枠の外周面は、かまぼこ
状の曲面に形成してあると共にその曲面には帽子
の前面に逢着される刺繍よりも大きな面積の刺繍
用透孔を具有させ、上記刺繍用透孔よりも元部側
には、上記刺繍用透孔の周囲の曲面に帽子の前側
内面を当接させ、かつ帽子の庇を起立させて上記
曲布張枠に帽子を装着した状態で、帽子前面を引
張る為に庇を引倒してその庇を固定する為の庇用
の布押えを具備させているので、帽子21を曲布
張枠9に装着した状態において、その庇21aを
引き倒すと、帽子の前面は引き張り状となり、そ
の引き倒し状態でもつて布押えで固定することに
より、刺繍用の透孔が大きい場合でも帽子の前面
における刺繍部分21bの中央部分の張りを維持
することのできる利点がある。このことは上記帽
子21の前面中央部の引張状態を正確に維持して
そこに綺麗な刺繍ができる効果が有る。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は刺
繍ミシンの全体を示す斜視図、第2図は曲布張枠
部分を示す斜視図、第3図は−線断面図、第
4図は第2図の分解斜視図、第5図は第2図の曲
布張枠から第2本体を取外した状態を示す斜視
図、第6図は第2本体に帽子を装着した状態を示
す斜視図、第7図は矢印方向からみた矢視図、
第8図は−線断面図、第9図は−線断面
図、第10図は第8図の要部拡大図、第11図は
第10図の作動状態を示す断面図、第12図は曲
布張枠に靴下を装着して刺繍する場合を示す説明
図、第13図は曲布張枠を用いてワイシヤツの袖
に刺繍する場合を示す説明図、第14図は曲布張
枠にシヤツのポケツトを装着して刺繍する場合を
示す説明図、第15図は刺繍窓の異なる例を示す
斜視図、第16図は曲布張枠の異なる実施例を示
す斜視図、第17図は矢印方向からみた矢視
図、第18図は第16図の曲布張枠の駆動装置を
示す斜視図、第19図は曲布張枠とベツドの異な
る実施例を示す断面図、第20図は曲布張枠の異
なる実施例を示す斜視図、第21図は第20図の
曲布張枠とベツドとの関係を示す正面図。 9……曲布張枠、10……枠本体、23……刺
繍窓、25……被駆動用連結部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 釜を備えるベツドと、上記釜に向けての上下
    動を自在にしてある刺繍用の針と、上記針が上昇
    位置にあるときその針とベツドとの間において釜
    の下方位置を回動中心として左右回動自在、かつ
    進退動自在に存置させる曲布張枠とを有し、上記
    曲布張枠は先部側を自由端とし、曲布張枠の外周
    面は、かまぼこ状の曲面に形成してあると共にそ
    の曲面には帽子の前面に逢着される刺繍よりも大
    きな面積の刺繍用透孔を具有させ、上記刺繍用透
    孔よりも元部側には、上記刺繍用透孔の周囲の曲
    面に帽子の前側内面を当接させ、かつ帽子の庇を
    起立させて上記曲布張枠に帽子を装着した状態
    で、帽子前面を引張る為に庇を引倒してその庇を
    固定する為の庇用の布押えを具備させていること
    を特徴とする刺繍ミシン。
JP29282288A 1988-11-19 1988-11-19 刺繍ミシン Granted JPH01229861A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29282288A JPH01229861A (ja) 1988-11-19 1988-11-19 刺繍ミシン

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JP29282288A JPH01229861A (ja) 1988-11-19 1988-11-19 刺繍ミシン

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JP1887984A Division JPS60162853A (ja) 1984-02-02 1984-02-02 刺繍ミシン用曲布張枠

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US2189045A (en) * 1938-07-02 1940-02-06 Jr Emil Prazak Label sewing machine
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