JP2756496B2 - モルタルの浮きを確認する方法 - Google Patents
モルタルの浮きを確認する方法Info
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Description
する工事においてモルタルの浮きを確認する方法に関し
ている。
ルタルとコンクリート躯体との間に隙間、所謂モルタル
の浮きが発生したときは、モルタルからコンクリート躯
体に至る穴を穿孔し、この穴内にエポキシ樹脂を注入し
又は樹脂を注入すると同時にアンカーピンを挿入して当
該モルタルと躯体とを一体化させる補修工事が行われて
いる。
浮きの位置、浮きの大きさ、その他の欠陥の有無を正確
に知ることは重要なことである。又、穿孔作業の際に生
じる切粉は樹脂の注入前に穴から除去しているが、除去
しきれないと浮きの隙間を目詰りさせたり、あるいは欠
落したモルタルが残っていると注入した樹脂の流れを阻
害してしまうことになる。
げる目的の一つは、仕上げ面の平滑性を得るためであ
り、モルタルの厚みが場所によって異なるのが一般的で
ある。このため、補修のためにあけられた穴内を観察し
てモルタルの厚さや浮きの状態を確認しないと所望する
補修ができないことになる。
した穴に耳掻き状の金属棒を挿入し、移動させたときの
金属棒の先端が浮き部分に引っかかったりするときの感
触により判断する方法や、内視鏡を使用して観察する方
法が知られている。しかしながら従来技術の前者は、作
業者のかん(勘)に頼る部分が多くて必ずしも正確に穴
の状況を判断できないこと、又、後者は、局部しか写ら
ないので全体の状況が掴めないことの問題点があり、こ
こに、より正確にしかも簡便に穴の確認ができる方法が
望まれる所以である。
する課題は、モルタルを通してコンクリート躯体にあけ
た穴の状態を型取り又は拓本することにより、補修用の
樹脂の注入に適した穴であるか否かを確認する方法を提
供することである。
決するための第1の手段は、モルタルを通してコンクリ
ート躯体にあけられた穴に粘性のある液体樹脂または棒
材と共に液体樹脂を注入し、該液体樹脂をゴム状に硬化
させたのち引き出して穴の内部を型取ることを特徴とす
るものであり、又、第2の手段は、モルタルを通してコ
ンクリート躯体にあけられた穴に筒状の紙を挿入し、紙
を摩擦または圧迫して穴の内部を写し取ることを特徴と
するものである。
にあけられた穴を示しており、1はコンクリート躯体、
2はモルタル、3は補修用の穴であり、コンクリート躯
体1とモルタル2との間に隙間4が発生している状況で
ある。なお、5は切り粉、6はモルタルの一部が欠けた
欠落片である。
おり、穴の状況を樹脂を用いて型取る方法である。穿孔
された穴3内に液状の樹脂10を注入し、ゴム状に硬化
させた後、これを引き出して穴の状況を観察する。注入
する樹脂は、2液型のシリコンなどがよく、接触部分と
あまり接着せず、引き出し易いゴム状の性質を有するも
のを使用する。なお、硬化後、樹脂を引き出し易いよう
に樹脂を注入すると同時に金属棒11を挿入しておくと
よい。
おり、穴の状況を筒状の紙に写し取る方法である。穴3
内に筒状の紙20を挿入し、鉛筆などで擦って穴表面の
状況を写し取るか、あるいは、紙を感圧紙にして穴表面
に押し付けて状況を写し取るものである。
のを使用する。特に、合成紙は薄くて引っ張り応力が強
く耐水性があり最適である。
確認できたら、穴内にピンを打ち込み、次いで樹脂を注
入する補修作業を行う。
面を型取り又は写し取りするものであって、補修用の樹
脂の注入に適する穴であるか否かを正確にかつ簡易に判
定できるものである。
た穴の断面図。
図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 モルタルの浮きを補修する工事におい
て、モルタルを通してコンクリート躯体に穴をあけ、該
穴に粘性のある液体樹脂を注入し、当該液体樹脂をゴム
状に硬化させたのちこれを引き出して穴の内部を型取る
ことによってモルタルの浮き状況を判別するモルタルの
浮きを確認する方法。 - 【請求項2】 穴内に液体樹脂を注入すると同時に棒材
を挿入し、該穴から硬化させた樹脂を棒材と共に引き出
すことを特徴とする請求項1に記載のモルタルの浮きを
確認する方法。 - 【請求項3】 モルタルの浮きを補修する工事におい
て、モルタルを通してコンクリート躯体に穴をあけ、該
穴に筒状にした紙を挿入し、当該紙を摩擦または圧迫し
て穴の内部を写し取ることによってモルタルの浮き状況
を判別するモルタルの浮きを確認する方法。 - 【請求項4】 穴に挿入する紙が、感圧紙であることを
特徴とする請求項3に記載のモルタルの浮きを確認する
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28401794A JP2756496B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | モルタルの浮きを確認する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28401794A JP2756496B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | モルタルの浮きを確認する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120947A JPH08120947A (ja) | 1996-05-14 |
JP2756496B2 true JP2756496B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=17673226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28401794A Expired - Fee Related JP2756496B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | モルタルの浮きを確認する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2756496B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115822309A (zh) * | 2022-12-23 | 2023-03-21 | 北京华清安地建筑设计有限公司 | 一种古建筑墙体加固施工方法 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP28401794A patent/JP2756496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08120947A (ja) | 1996-05-14 |
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