JP2729377B2 - 交通信号機 - Google Patents

交通信号機

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JP2729377B2
JP2729377B2 JP63067684A JP6768488A JP2729377B2 JP 2729377 B2 JP2729377 B2 JP 2729377B2 JP 63067684 A JP63067684 A JP 63067684A JP 6768488 A JP6768488 A JP 6768488A JP 2729377 B2 JP2729377 B2 JP 2729377B2
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光紘 岡村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は交差点や横断路に用いる交通信号機に関し、
特にこの装置により発生される聴覚信号の設定に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来この種の交通信号機は交差点に設置された交通信
号制御機に接続され、歩行者用の交通信号が青になると
スピーカから音楽を放出するものがある。そして、この
音楽が流れることにより、信号が青になったことを知る
ことが出来るようになっていた。また、スピーカの放出
する音楽に影響を受けない位置に設置されたマイクロホ
ンにより交差点周囲の騒音レベルが測定され、スピーカ
から放出される音楽は周囲の騒音により打ち消され無い
レベルに設定されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように従来の装置は、交差点周囲の騒音レベルを
測定するためにスピーカとマイクロホンとの間隔にある
程度の距離を取ることにより、お互いの干渉を無くす設
置位置の調整をしなければならない。このため、この設
置位置の制約により、交差点の形態によっては騒音レベ
ル測定のためのマイクロホンの設置が行えなかったり、
あるいは、設置工事に著しい制約が加えられて設置工事
の自由度が奪われるという課題を有していた。
また、この課題を解消するため、マイクロホンを設け
ずにスピーカから放出音が発生される直前の騒音レベル
を測定し、この騒音レベルによりスピーカの出力レベル
を決定するようにすれば良い。しかし、交差点周囲の騒
音レベルは、歩行者の道路横断中においても、つまり、
スピーカから聴覚信号が発生されている最中においても
動的に絶えず変化するため、ある時間帯においてはスピ
ーカの発生する音楽が聞こえなくなる事態が発生する。
このため、横断が可能な状態にあるにも係わらず横断す
ることが出来なかったり、あるいは、横断途中において
音楽が聞こえなくなってあわてて横断をしてしまうとい
う課題が発生する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、所定の騒音周波数帯域で周囲の騒音レベル
を測定する騒音測定回路と、騒音周波数帯域と異なる周
波数帯域で聴覚信号を出力するとともに、騒音測定回路
の測定結果に応じて聴覚信号の出力レベルを可変する信
号発生回路とを備えるものである。
〔作用〕
交差点周囲の騒音と聴覚信号とが混在していても騒音
レベルは常に確実に測定される。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を表すブロック構成図であ
る。
同図において、1は交差点に設置されて車両に交差点
の横断の可否を知らせる主道路側灯器、2は交差点に設
置されて歩行者に交差点の横断の可否を知らせる歩行者
用灯器、3はこれら主道路側灯器1および歩行者用灯器
2の信号の点滅を制御して交差点における車両および歩
行者の交通整理の制御をする交通信号制御機、4はこの
交通信号制御機3の出力する制御信号を入力して音楽ま
たは音声等を放出する音楽(音声)発生装置、5は歩行
者が道路を横断する際に押される押しボタン箱、6は聴
覚信号としての音楽(例えば「通りゃんせ」等の曲)等
が放出されるスピーカ、7は交差点における周囲の騒音
レベルを測定するためのマイクロホンである。
音楽発生装置4は、マイクロホン7から入力した信号
に基づき交差点周囲の騒音レベルを測定する図示しない
騒音測定回路と、スピーカ6から放出される音楽の周波
数帯域を交差点周囲の騒音と異なる周波数帯域に設定す
ると共に、この音楽の出力レベルを決定する図示しない
信号発生回路とを備えている。
第2図のグラフは、マイクロホン7が収集する騒音の
騒音周波数−騒音レベル特性(曲線11)と、スピーカ6
が放出する音楽の聴覚信号周波数−聴覚信号レベル特性
(曲線12)とを表しており、同図において、横軸は周波
数,縦軸はレベルを示す。また、Aはマイクロホン7か
らの入力信号により騒音測定回路が測定する騒音の周波
数帯域、Bは信号発生回路からの出力信号によりスピー
カ6が放出する聴覚信号の周波数帯域である。
同図に示されるように、スピーカ6から放出される音
楽の周波数帯域Bは、人間の聴覚の特性に鑑みて騒音の
周波数帯域Aよりも高く設定してある。これは、交差点
における騒音(70dB以上)の源となっているのは主に周
波数帯域Aに示される周波数帯域の低い自動車のエンジ
ン音や電車等の機械音であるためである。このため、音
楽と騒音とが混在していても騒音測定回路はマイクロホ
ン7から収集した信号から騒音と音楽とを区別すること
が出来、スピーカ6の発する音楽に影響されずに周囲の
騒音のみを測定することが出来る構成になっている。
なお、曲線11は、人間の聴覚における周波数レスポン
スを考慮し、各周波数値における騒音の収集レベルを圧
縮して使用することも可能である。
第3図のグラフは、信号発生回路からの信号によりス
ピーカ6が放出する聴覚信号の出力レベル(縦軸)と、
交差点の周囲の騒音レベル(横軸)との関係を示す。
一般的に交差点周囲の騒音レベルは、昼間の交通ラッ
シュ等のある喧噪時に深夜における静寂時とでは約20〜
50dBのレベル差がある。このため、信号発生回路は、騒
音測定回路からの周囲騒音の測定結果に応じ、スピーカ
6から放出する音楽の出力レベルを可変する構成になっ
ている。つまり、信号発生回路は騒音レベルに応じて第
3図に示される3本の出力レベル−騒音レベル特性直線
21,22,23の中からその時の交差点の状態に一番適した特
性直線を選択し、その特性直線に従った信号を発生して
スピーカ6に出力する。そして、スピーカ6はこの信号
に基づく出力レベルの音楽を放出する。なお、24はスピ
ーカ6から出力される音楽の最低レベルであり、夜間の
静寂時(40dB以下)等における騒音のほとんど無い状態
時に、出力される音楽が実用に供し得ない程度のレベル
に低下するのを防止している。
このような構成において、交通信号制御機3は、通常
は主道路側灯器1および歩行者用灯器2を制御してい
る。しかし、歩行者が本装置の設置してある交差点にお
いて押しボタン箱5の押しボタンを操作すると、この操
作は音楽発生装置4により検出される。そして、この音
楽発生装置4は、交通信号制御機3から歩行者用灯器2
へ青信号が送出されるのを待ち、歩行者に道路の横断の
通行権を与えるこの青信号の送出と同期して信号発生回
路から音楽信号を出力する。この信号の出力は交通制御
機3から歩行者用灯器2へ青信号が送出されている間継
続され、スピーカ6は音楽信号を入力している間は予め
定められている音楽を放出する。また、この音楽は、前
述したように、その出力レベルはマイクロホン7からの
周囲騒音のレベルに応じた最適なレベルが選択され、そ
の周波数帯域は騒音の周波数帯域と異なるものに設定さ
れる。このため、スピーカ6から出力される音楽は常に
必要かつ十分な音量の音楽とすることが出来る。
以上のように本実施例は、騒音測定回路が騒音と音楽
とを区別して騒音を測定することが出来るため、マイク
ロホン7の設置位置は従来のように制約を受けない。こ
のため、歩行者の耳に入る音を検出する位置にこのマイ
クロホン7を設置することが出来、歩行者は最適な音量
の音楽を聞くことが出来る。また、この信号装置を設置
する工事には自由度が生まれ、限られたスペースの交差
点等においても本装置を設置することが出来る。
また、騒音測定回路の騒音の測定結果に応じて信号発
生回路が音楽の出力レベルを選択して出力するようにし
たことにより、交差点が鉄道のガード下近くに有った
り、また、交差点の近くにエンジン音の大きい車両が停
車したりして、音楽を放出している最中に交差点周囲の
騒音レベルが変動しても、音楽発生装置4は常に最適な
レベルの、つまり、騒音に打ち消されないレベルの音楽
をスピーカ6から放出することが出来る。さらに、昼夜
の差による騒音レベルの差が生じても、同様である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、周囲の騒音レベルを測
定する騒音測定回路と、聴覚信号の周波数帯域を設定す
ると共に出力レベルを可変する信号発生回路とを備えた
ことにより、交差点周囲の騒音と聴覚信号とが混在して
いても騒音レベルは常に確実に測定される。
このため、本装置により発生される聴覚信号は騒音レ
ベルの測定結果に応じて常に最適レベルに設定すること
が出来、周囲の騒音に打ち消されることが無いため、歩
行者は常に明瞭な聴覚信号を察知することが出来て安全
に道路を横断することが出来るという効果を有する。
また、スピーカとマイクロホンとの設置位置に従来有
った制約は無くなって設置工事に自由度が生まれ、いか
なる形態の交差点でも本装置を設置することが可能とな
り、しかも、歩行者にとって最も良く聴覚信号を伝える
ことの出来る最適な位置にこれらスピーカとマイクロホ
ンとを設置することが出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を表すブロック構成図、第2
図はマイクロホン7から測定される騒音およびスピーカ
6から出力される音楽の周波数−レベル特性を表すグラ
フ、第3図はスピーカ6から出力される音楽の出力レベ
ルと交差点の周囲騒音レベルとの関係を表すグラフであ
る。 1……主道路側灯器、2……歩行者用灯器、3……交通
信号制御機、4……音楽(音声)発生装置、5……押し
ボタン箱、6……スピーカ、7……マイクロホン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横断歩道を横断する歩行者に歩行者用信号
    が青になったことを音楽や音声などの聴覚信号により知
    らせる交通信号器において、 所定の騒音周波数帯域で周囲の騒音レベルを測定する騒
    音測定回路と、 前記騒音周波数帯域と異なる周波数帯域で前記聴覚信号
    を出力するとともに、前記騒音測定回路の測定結果に応
    じて前記聴覚信号の出力レベルを可変する信号発生回路
    とを備えることを特徴とする交通信号機。
JP63067684A 1988-03-22 1988-03-22 交通信号機 Expired - Fee Related JP2729377B2 (ja)

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