JPH03144796A - 視覚障害者用交通信号状態通知システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、視覚障害者用交通信号状態通知システムに関
し、特に道路を横断しようとする視覚障害者に無線を利
用して交通信号の状態を知らせるようにした視覚障害者
用交通信号状態通知システムに関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の視覚障害者用交通信号状態通知システム
は、第６図に示すように、信号状態検出回路１３と、テ
ープレコーダ等の音声発生部１５と、音声発生部１５を
制御する音声発生部制御回路１４と、音声増幅回路１６
、およびスピーカ１７とから構成される装置 交通信号機１１が横断可能であることを示しているとき
には、そのことを信号状態検出回路１３で検知して音声
発生部１５を動作させ、交通信号機１１の近くに設置さ
れたスピーカ１７から道路横断者（視覚障害者に限定せ
ず）に対して放送していた。交通信号機１１の状態は、
音楽、チャイムパターンの区別と、スピーカ１７の設置
場所や設置方向により、識別可能とされていた。また、
交通騒音の度合いによって、場所ごとにスピーカ１７の
音量を調整するようにしていた。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来の視覚障害者用交通信号状態通知システム
は、通行人全員に対して無差別に交通信号の状態を音声
にて知らせていたために、また交通騒音の中で知らせて
いたために、大きな音量が必要となっていた。

そのために、住宅地域等では騒音となるために、場所的
に或いは時間的に視覚障害者用交通信号状態通知システ
ムを使用できないという問題点がある。

また、従来の視覚障害者用交通信号状態通知システムは
、全交通信号機には普及していないので、音声による交
通信号状態の通知がない場合に、横断可能なのか、未だ
視覚障害者用交通信号状態通知システムが設置されてい
ないのか判断できないという問題点がある。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、周囲
に迷惑となる騒音を出すことなく、視覚障害者だけに交
差点の位置、横断歩道の位置、および交通信号の状態を
知らせ、視覚障害者が安全に一般道路を通行できるよう
にすることを目的とし、この目的を達成するために、交
通信号機と、交通信号機の信号灯を点灯制御する信号灯
制御回路と、信号灯の点灯状態を検出する信号状態検出
回路と、信号状態検出回路の出力信号を変調して送信す
る送信機と、送信機の出力信号を空中に送出する送信送
信アンテナと、送信送信アンテナから送信された信号を
受信する受信アンテナと、受信アンテナの受信信号を受
信して復調する受信機と、受信機が復調した信号から信
号状態検出回路の出力信号を検出する信号検出回路と、
信号検出回路の出力に応じて警報音を発生する警報音発
生器とを設けるように構成されている。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明による視覚障害者用交通信号状態通知
システムの一実施例を示すブロック図である。

第１図において、交通信号機１の信号状態（赤、黄、ま
たは緑）は、信号灯制御回路２に接続された信号状態検
出回路３によって検出され、信号状態検出回路３の出力
は送信機４に送られる。送信機４では信号状態検出回路
３の出力により、例えば、横断可能である場合にはＮＩ
Ｎ、横断禁止の場合にはＮＯ″となるような変調（例え
ば振幅変調や周波数変調）を行い、送信アンテナ５より
信号を送出する。

この送信機４は交通信号機１或いは信号灯制御回路２の
近傍に設置されることが望ましい、また、送信電力は、
視覚障害者が数メートル以内に近付いたときに信号を受
信されれる方が好ましいので被弱電波で良く、また使用
する無線周波数は、行政機関により指定される周波数帯
を使用するのが好ましい。

送信機４の送信信号は、視覚障害者が所持している受信
装置１０の受信アンテナ６によって受信され、受信機７
で増幅かつ復調が行われ、信号検出回路８で元の”１″
および”Ｏ”の信号が検出される。この信号検出回路８
で検出された信号は、警報音発生器９により、例えば第
３図に示すような断続的な警報音に変換され、受信装置
１０の所持者（視覚障害者）に交通信号機１の信号状態
が”横断可能”または”横断禁止”であることを知らせ
る。第３図に示すような断続的な警報音で視覚障害者に
知らせるのは、第２図に示すような単一の横断歩道に視
覚障害者用交通信号状態通知システムが設置された場合
に適している。

第４図は、交差点に視覚障害者用交通信号状態通知シス
テムが設置された場合を示している。この場合は、Ａ方
向およびＢ方向で送信信号を例えばＡ方向を”０．Ｏ”
と０，１”で表し、Ｂ方向を”１．０″と”１．１″で
表すように選定され、それぞれに対して第５図に示すよ
うな断続的な警報音で視覚障害者に知らせる。これによ
り、受信装置１０の所持者（視覚障害者）は、どの方向
に横断が可能であるかを容易に知ることができる。

受信装置１０は、現在の選択受信機（ページャ−）の技
術を利用すれば視覚障害者が通常所持している所謂”白
いつえ”の中に組み込んだり、ペンダントやペンの中に
組み込むことも可能であり、その実現性は極めて高い。

［発明の効果］ 以上で説明したように、本発明は、交通信号機と、交通
信号機の信号灯を点灯制御する信号灯制御回路と、信号
灯の点灯状態を検出する信号状態検出回路と、信号状態
検出回路の出力信号を変調して送信する送信機と、送信
機の出力信号を空中に送出する送信送信アンテナと、送
信送信アンテナから送信された信号を受信する受信アン
テナと、受信アンテナの受信信号を受信して復調する受
信機と、受信機が復調した信号から信号状態検出回路の
出力信号を検出する信号検出回路と、信号検出回路の出
力に応じて警報音を発生する警報音発生器とを設けるよ
うに構成したので、周囲に迷惑となる騒音を出すことな
く、視覚障害者だけに交差点の位置、横断歩道の位置、
および交通信号の状態を知らせ、視覚障害者が安全に一
般道路を通行できるようにすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による視覚障害者用交通信号状態通知
システムの一実施例を示すブロック図、第２図は、本発
明による視覚障害者用交通信号状態通知システムの設置
例を示す平面図、第３図は、本発明による視覚障害者用
交通信号状態通知システムの警報音の例を示す波形図、
第４図は、本発明による視覚障害者用交通信号状態通知
システムの他の設置例を示す平面図、第５図は、本発明
による視覚障害者用交通信号状態通知システムの他の警
報音の例を示す波形図、第６図は、従来の視覚障害者用
交通信号状態通知システムを示すブロック図である。 交通信号機 信号灯制御回路 信号状態検出回路 送信機 送信アンテナ 受信アンテナ 受信機 信号検出回路 警報音発生器 受信装置

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）交通信号機と、該交通信号機の信号灯を点灯制御
   する信号灯制御回路と、前記信号灯の点灯状態を検出す
   る信号状態検出回路と、該信号状態検出回路の出力信号
   を変調して送信する送信機と、該送信機の出力信号を空
   中に送出する送信送信アンテナと、該送信送信アンテナ
   から送信された信号を受信する受信アンテナと、該受信
   アンテナの受信信号を受信して復調する受信機と、該受
   信機が復調した信号から前記信号状態検出回路の出力信
   号を検出する信号検出回路と、該信号検出回路の出力に
   応じて警報音を発生する警報音発生器とを有する視覚障
   害者用交通信号状態通知システム。
2. （２）前記警報音発生器が発生する警報音が、断続音の
   間隔の異なる複数種類であることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の視覚障害者用交通信号状態通知シス
   テム。
3. （３）交差点の縦横の２方向の前記信号灯の点灯状態を
   通知するのに、交差点の縦横の２方向によつて断続音の
   間隔の異なる複数種類の警報音を前記警報音発生器が発
   生することを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の視
   覚障害者用交通信号状態通知システム。