JP2715348B2 - 自動現像プリント装置 - Google Patents

自動現像プリント装置

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JP2715348B2 JP16916291A JP16916291A JP2715348B2 JP 2715348 B2 JP2715348 B2 JP 2715348B2 JP 16916291 A JP16916291 A JP 16916291A JP 16916291 A JP16916291 A JP 16916291A JP 2715348 B2 JP2715348 B2 JP 2715348B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影済写真フィルムの
現像に連続して該フィルムの画像を自動的にプリントす
る自動現像プリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影済の写真フィルムを処理液に浸漬処
理して現像し、現像後のフィルムを再装填する作業を必
要とせずに、フィルム画像に基づいてプリント物を自動
的に得る装置は公知である。この種の装置の一例が特開
昭64−15741号公報に記載されている。
【0003】該公報に記載の装置は、撮影済で未現像の
ネガフィルムを収容したパトローネを装置に装填した状
態で装置を作動させると、フィルムの現像を自動的に行
い、更に該フィルム現像に連続して、現像済のフィルム
を透過した光により感光紙を露光した後に該感光紙を現
像し、ネガフィルムに対応したプリントを自動的に作製
することができる。
【0004】このような未現像のフィルムを現像し更に
現像後のフィルムからプリントを得る自動現像プリント
装置は、一般に市中の写真店に設置されており、迅速な
現像プリントサービスとして有用なものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に現像後のフィル
ムは数コマずつに切断したピースフィルムの形で保存さ
れる。
【0006】現像後のピースフィルムからの焼き増しが
必要な場合には、プリント装置のフィルムキャリアにピ
ースフィルムを装填し、所定のコマを露光位置へ動かし
て必要なコマの画像をプリントすることが行われてい
る。
【0007】しかし、上述のようなフィルム現像とプリ
ントを連続して自動的に処理する装置では、前記特開昭
64−15741号公報の装置の構成から明らかなよう
に、装置の中でのフィルムキャリア部の配置位置がフィ
ルム現像部の出口と印画紙の搬送路との関係で制約を受
けてしまう。そのため、キャリア部は操作が容易でない
位置に配置されてしまい、ピースフィルムを装填したり
露光位置に動かす操作が容易でない。また、ピースフィ
ルムのプリントスタートは随時可能なわけではない。フ
ィルム現像後のプリントが行われている最中はもちろん
のこと、ピースフィルムからのプリント中に現像を終え
たフィルムがプリント部へ到達し、両者が干渉する可能
性のあるタイミングのときも、ピースフィルムからのプ
リントをスタートさせることはできないという制約があ
る。
【0008】干渉を避けるため先行するフィルムを途中
で強制排出すると、フィルムを再度セットし残っている
コマを探してプリントを行い、更に別々に集積されたプ
リントをフィルムと照合して袋詰めすることが必要で、
作業が極めて煩雑で非効率的になる。
【0009】フィルム現像後のプリントが完了するタイ
ミングを正確に判断することは、撮影時の露光状態によ
ってプリント時間が変わるので難しい。また、ピースフ
ィルムのプリント中に現像を終えたフィルムがプリント
部へ到達するか否かを判断するには、そのフィルムが現
像部のどこを通過中かも知る必要があり更に難しい。し
たがって、オペレータが焼き増しプリントのためピース
フィルムを装填する際には、装置の前で待機しながら十
分余裕を見てスタート可能になるタイミングを判断しな
ければならず、作業性及び効率が悪い。
【0010】本発明の目的は上記問題を解決することに
あり、未現像写真フィルムの現像処理とプリントを連続
して自動的に行え、しかもピースフィルムからのプリン
ト作業が容易で効率良い自動現像プリント装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明に係る上
記目的は、写真フィルムを湿式現像する現像装置と、現
像済フィルムの画像をプリントするプリント装置とを備
えた自動現像プリント装置において、現像後の長尺フィ
ルムを一時保持するリザーバーと、ピースフィルムを保
持するストッカーとを、前記プリント装置のフィルム導
入口を共用するように設け、更に前記リザーバー又は前
記ストッカーの一方と前記フィルム導入口との搬送路を
選択して接続する搬送路切換ガイドを設けたことを特徴
とする自動現像プリント装置によって達成される。
【0012】また上記目的は、前記ストッカーに保持し
た前記ピースフィルムのプリント内容に関する情報を記
憶する記憶手段と、前記リザーバーの使用状態を検出す
る検出手段と、前記記憶手段内のプリントに関する情報
と、前記検出手段により検出した前記リザーバーの使用
状態に関する情報とに基づいて、前記現像済フィルムと
前記ピースフィルムのプリント順序を制御する制御手段
を備えたことを特徴とする上述の自動現像プリント装置
によって達成される。
【0013】長尺フィルムの現像処理は複数のフィルム
を連続して行うことが多く、また、所定の現像性能を得
るためにはフィルムは常に一定速度で処理液の中を搬送
させる必要があるので、プリント装置へのフィルムの導
入は、ピースフィルムより長尺フィルムを優先するよ
う、前記搬送路切換ガイドを適正に作動させることが好
ましい。
【0014】セットされたストッカーに入ったピースフ
ィルムをプリント装置に導入スタートするか否かは、現
像処理中のフィルムの有無、リザーバー部が満杯になる
までの時間的余裕、ピースフィルムのプリント内容(ど
のコマを何枚)から予想されるプリント時間等を知れ
ば、自動的に判断することができ、オペレータが装置の
そばで待機していなくてもプリント装置を好ましいタイ
ミングでスタートさせることができる。
【0015】ピースフィルムをプリント装置に導入しプ
リントしている最中に現像装置から出てきたフィルム
は、とりあえずリザーバーに溜めておかれ、ピースフィ
ルムのプリント終了を待ってプリント装置に導入され
る。該リザーバーが複数あると、リザーバーが満杯にな
るまでの時間的な余裕が大きくなり、時間がかかる内容
のピースフィルムのプリントが割り込める可能性が大き
くなる。一方、ストッカーがセットされていないときや
ピースフィルムが導入可能なタイミングでないときに
は、現像済フィルムをリザーバーにあまり溜めることな
くプリント装置で導入することで、このフィルムを最短
時間でプリント完了させることができる。
【0016】本発明において現像装置において現像され
る写真フィルムは銀塩写真方式であればネガ、ポジのい
ずれであってもよい。また、プリント装置において用い
られる記録材料は、銀塩写真方式、電子写真方式、感熱
記録方式、インクジェット方式、ドットインパクト方式
等のいかなる記録方式でもよい。
【0017】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明の一実施
態様を説明する。ただし本発明は本実施態様のみに限定
されず、実施態様は本発明の技術的思想に基づいてあら
ゆる変形が可能である。
【0018】図1は撮影済カラーネガフィルムを自動現
像した後に、該ネガフィルムの画像を自動的にプリント
する自動現像プリント装置の構成図である。ネガフィル
ムを湿式現像する自動現像装置2は、撮影済フィルム4
を収容したパトローネ6を装着した後に、該フィルム4
を現像槽8、漂白槽10、定着槽12、水洗槽14、乾
燥部16に順次搬送してカラー現像する構成である。ま
た、自動現像装置2は乾燥部16に隣接してプリント装
置34が設けられており、該プリント装置34により現
像後のフィルム4の画像をカラーペーパーにプリントす
るようになっている。プリント装置34を通過したフィ
ルム4はカッター19により数コマずつのピースフィル
ムに切断されてネガシート内に装填される。
【0019】自動現像装置2の上部にはピースフィルム
4aを一枚ずつ保持しておくストッカー90が矢印B方
向に移動可能に設けてある。図2はプリント装置34の
構成図である。プリント装置34はカラーペーパー36
を露光装置38により露光した後に、現像槽40、漂白
定着槽42、水洗槽44、乾燥部46に順次搬送して画
像を形成する構成である。露光装置38はフィルム4、
4aを透過した光によりカラーペーパー36をアナログ
露光する構成であってもよく、フィルム4、4aを読み
取って得た画像情報に基づいてレーザー光等を変調して
カラーペーパー36をディジタル露光する構成であって
もよい。
【0020】プリント装置34において、潜像が形成さ
れたカラーペーパー36は、現像、漂白定着、水洗、乾
燥された後に、カッター52により1画像ずつに切断さ
れて排出される。
【0021】図3はプリント装置34のフィルム導入部
分の構成図である。ストッカー90はピースフィルム4
aを斜めに収容する複数の収容部91が形成されてい
る。また、ストッカー90はフィルム供給口92aを有
するフィルム供給台92の上で矢印Bで示す方向に移動
可能であり、ステップモータ(図示せず)等により駆動
されるスライダ96に結合している。収容部91はスト
ッカー90を上下方向に貫通して形成されており、収容
部91に収容されたピースフィルム4aは下端を供給台
92に支持されている。
【0022】フィルム供給口92aの下方には、供給口
92a内に落下したピースフィルム4aをプリント装置
34へ案内するガイド部材94が設けられている。ガイ
ド部材94はフィルム通路94aがフィルム供給口92
aと連通する位置と連通しない位置との間で矢印Cで示
すように回動可能であり、ストッカー90の移動と共に
回動を制御される。
【0023】ストッカー90及びガイド部材94は、プ
リント装置34にピースフィルム4aを供給してプリン
ト処理可能なときのみ供給位置に移動され、ストッカー
90内のピースフィルム4aは供給口92aを通ってガ
イド部材94によりプリント装置34へ供給されるよう
になっている。なお、ストッカー90の供給位置とはピ
ースフィルム収容部91が供給口92aと連通する位置
であり、ガイド部材94の供給位置とは通路94aが供
給口92aと連通する位置である。
【0024】複数枚のピースフィルム4aはストッカー
90の各収容部91に収容されて待機している。このと
き、ストッカー90は例えば図示の位置よりわずかに左
方で待機しており、いずれの収容部91も供給口92a
と連通しないようになっている。また、ガイド部材94
も想像線で示す位置にあり、長尺フィルム4がプリント
装置34へ供給される状態になっている。
【0025】ストッカー90は矢印B方向へ駆動される
スライダ96に結合されて共に移動される。ストッカー
90はICカード等のメモリ98を内蔵しており、スト
ッカー90がスライダ96に結合されたときにメモリ9
8とスライダ96のコネクタ100が接続される。コネ
クタ100はプリント装置34のCPUと電気的に接続
されており、該CPUによりメモリ98内の情報を読み
出せるようになっている。メモリ98内には、プリント
しようとするピースフィルム4aのコマ指定情報、枚数
情報、オーバー露光やアンダー露光等に対する補正情報
等が書き込み装置によりあらかじめ書き込まれている。
そして、プリント装置34においてCPUがメモリ98
内の情報に基づいて露光装置等を制御して所望のプリン
トを行う。
【0026】ピースフィルム4aのプリント開始信号が
CPUから出力されると、図示のようにガイド部材94
が供給位置に移動し、ストッカー90が第1枚目のピー
スフィルム供給位置に移動する。ストッカー90が供給
位置に達すると、それまで供給台92に下端を支持され
ていたピースフィルム4aが支持を解除されて、ガイド
部材94の通路94a内を滑落する。このとき、プリン
ト装置34内へフィルムを搬送する搬送ローラ対102
は上下に離間しており、ピースフィルム4aが搬送ロー
ラ対102間に達した後にピースフィルム4aをニップ
するように制御される。そして、滑落したピースフィル
ム4aは搬送ローラ対102にニップされてプリント装
置34内へ搬送される。第1枚目のピースフィルム4a
がプリント装置34内でのプリントに用いられ所定の時
間が経過すると、ストッカー90が更に右方へ移動して
第2枚目のピースフィルム4aが同様に滑落して供給さ
れる。第3枚目以降のピースフィルム4aも同様に供給
される。
【0027】なお、ストッカー90は、ピースフィルム
4aが自重により滑落して搬送ローラ対102に達する
構成であり、搬送ローラ対102までの搬送手段を特に
必要としないが、ストッカー90にフィルム搬送手段を
付加してもよい。また、フィルム収容部91の下部開口
や、供給口92aにシャッタを設けて、シャッタにより
供給路を開閉してもよい。
【0028】一方、フィルム供給台92の下方は現像処
理後の長尺フィルム4の搬送路となっており、乾燥され
た長尺フィルム4はプリント装置34へ向けて搬送され
る。長尺フィルム4の搬送経路には、フィルム4を一時
保持しておく2つのリザーバー104、106が設けら
れている。各リザーバー104、106は隣接する3つ
の搬送ローラ対108、110、112の間に形成され
ており、各リザーバー104、106には水平位置と垂
直位置とに移動可能なフラップ114、116が設けら
れている。リザーバー104、106は具体的には長尺
フィルム4b、4cを垂下状態で保持して、プリント装
置34への次の供給に備えてフィルム4b、4cを待機
させることができる。例えばプリント装置34で他のフ
ィルム4、4aのプリント処理を行っているときや、ス
トッカー90からピースフィルム4aを供給していると
きなどに、リザーバー104、106内で後続の長尺フ
ィルム4b、4cを待機させ、プリント装置34内で複
数のフィルムが干渉しないようにしている。
【0029】すべての搬送ローラ108、110、11
2はフィルム4の搬送に際して回転及び停止を制御され
る。プリント装置34が稼働中で後続の現像済の長尺フ
ィルム4をまだプリント装置34へ供給できないとき、
長尺フィルム4aは前方(プリント装置34へ向かう方
向)側の第1リザーバー104で待機する。
【0030】以下に第1リザーバー104に長尺フィル
ム4bを一時保持する動作を説明する。まずフラップ1
14が水平状態にあるときに第1搬送ローラ対108が
フィルム4bをニップすると、該第1搬送ローラ対10
8は回転を停止される。次いでフラップ114を垂直状
態に回動させてフィルム4bの支持を解除し、隣接する
第2搬送ローラ対110をその後もしばらく回転させる
と、第1搬送ローラ対108と第2搬送ローラ対110
との間でフィルム4bがループ状に垂れ下がる。フィル
ム4bのループが適当な長さになったところで第2搬送
ローラ110の回転を停止すると、フィルム4bはルー
プ形状で第1リザーバー104内に保持される。ループ
の長さは適当に調整され、フィルム4bは後方側の第2
リザーバー106にまたがってもよい。
【0031】第1リザーバー104に長尺フィルム4b
が保持されているときに、現像済の長尺フィルム4が更
に搬送されてくると、後続の長尺フィルム4は第2リザ
ーバー106に保持されることになる。第1リザーバー
104内で長尺フィルム4bがループ状に保持されてい
るときに後続のフィルム4が来ると判断すると、まず第
2搬送ローラ対110を回転して第1リザーバー104
にあった長尺フィルム4bの後端側を搬送してニップを
解除する。すると、第1リザーバー104内で長尺フィ
ルム4bは前方側のみをニップされた状態で垂れ下がっ
て保持される。次いで第2リザーバー106のフラップ
116を水平状態にして第3搬送ローラ対112を回転
し後続の長尺フィルム4cを搬送し、フィルム4cの先
端部を第2搬送ローラ110にニップさせる。第2搬送
ローラ110はフィルム4cの先端部をニップすると停
止する。次いで、フラップ116が垂直状態に移動し第
3搬送ローラ対112が引き続き回転することにより、
第2リザーバー106内で長尺フィルム4cはループ状
に垂れ下がる。ループが適当な長さになるように第3搬
送ローラ対112を停止すれば、長尺フィルム4cは第
2リザーバー106内で保持される。
【0032】上述の態様はリザーバーを2つ設けた構成
であるが、リザーバーの数は限定されない。次に、ガイ
ド部材94による搬送路の切換動作について説明する。
【0033】ガイド部材94が図3に実線で示す位置に
あるときはピースフィルム4aの搬送路がプリント装置
34と接続されており、想像線で示す位置にあるときは
現像装置2からの長尺フィルム4の搬送路がプリント装
置34と接続される。ガイド部材94はプリント装置3
4内での処理状態に応じて、上記2つの搬送路を適宜切
り換える。
【0034】ストッカー90をセットしたときに、プリ
ント装置34内に長尺フィルム4、4aがなく、ストッ
カー90にセットされた1件分のピースフィルム4aを
プリントしている最中にリザーバー104、106が満
杯にならないと判断される時には、ガイド部材94はピ
ースフィルム供給位置に移動し、ピースフィルム4aが
プリント装置34に供給される。そして、プリント装置
34においてピースフィルム4aからのプリントを行っ
ているときに、現像後の長尺フィルム4b、4cがリザ
ーバー104、106に蓄えられ、プリント中のピース
フィルム4aのプリント完了時に、ガイド部材94が想
像線で示す位置に切り換えられ、リザーバー104、1
06内の長尺フィルム4b、4cが順次プリント装置3
4へ供給されるようになる。ガイド部材94はリザーバ
ー104、106内に長尺フィルム4b、4cが溜まり
過ぎないように、プリント装置34へのフィルム搬送路
を切り換える。各リザーバー104、106内にそれぞ
れ1本ずつの長尺フィルム4b、4cを保持することが
できるが、少なくともいずれかのリザーバー内に長尺フ
ィルム4b、4cが保持されている場合には、ピースフ
ィルム4aの供給より長尺フィルム4b、4cの供給を
優先するように、ガイド部材94がフィルム搬送路を切
り換える。図示のガイド部材94は長尺フィルム4b、
4cを案内する機能はないが、ガイド部材94はピース
フィルム4aの搬送路を遮断するように回動したときに
長尺フィルム4b、4cをプリント装置34へ案内でき
る形状であってもよい。
【0035】上記実施態様はストッカー90が供給口9
2aに対して移動する構成であるが、ストッカー90が
位置を固定され、供給口92aとガイド部材94とが一
体で各フィルム収容部91の下方へ順次移動する構成で
あってもよい。
【0036】次にプリント制御について説明する。スト
ッカー90がフィルム供給台92にセットされると、プ
リント装置のCPUはメモリ98内にあらかじめ書き込
まれているコマ指定情報、枚数情報、補正情報などを読
み取り、それらの情報に基づき該ピースフィルム1件分
のプリントシーケンスに必要な時間t1を演算する。
【0037】ピースフィルム4aのプリント開始スタン
バイ信号が操作パネルから入力されると、CPUはまず
プリント装置34でプリント中のフィルム4、4aの有
無と、リザーバー104,106に待機中の現像済長尺
フィルム4b、4cが有るかをチェックし、両方のフィ
ルム4b、4cがリザーバー104、106から無くな
るまでピースフィルム4aを待機させたままにしてお
く。待機中に次の現像済フィルム4が現像装置2から出
てくると、プリント装置34での干渉を避けるため、こ
のフィルム4の処理が終わるまで待機を続ける。一方、
CPUは現像装置2の入口のフィルム検出センサ120
の情報を常に監視しておき、リザーバー104、106
内の両方のフィルム4b、4cが無くなった時点で次の
現像済長尺フィルム4の先端が現像装置2から出てくる
までの時間t2と、該現像済長尺フィルム4をリザーバ
ー104に溜めた場合に後端がリザーバー104に溜ま
りきるまでの時間t3を演算する。そして、t1より
(t2+t3)の方が短い場合には、ピースフィルム4
aはそのまま待機させ、t1より(t2+t3)の方が
長い場合には、ピースフィルム4aをプリント装置34
に導入するピースフィルムプリント開始信号を出力す
る。
【0038】CPUによる上記制御を図4〜図6に示す
フローチャートを参照して更に詳しく説明する。図4〜
図6はCPUによるプリント制御のフローチャートであ
る。
【0039】まず、ステップS1においてピースフィル
ムストッカー90がセットされると、次にステップS2
においてメモリ98内のプリント情報がCPU内に読み
込まれる。次に、ステップS3においてCPUは読み込
んだプリント情報からピースフィルム4aの1件分のプ
リント所要時間t1を演算する。
【0040】次に、ステップS4において、プリント中
のフィルム4、4aが有るか否かを判断する。プリント
中のフィルム4、4aはプリント装置34内のフィルム
搬送路に設けたセンサ124により検出することができ
る。ステップS4においてプリント中のフィルム4、4
aが有ると判断したときは、ステップS11においてリ
ザーバー106に設けたセンサ122が現像済フィルム
4を検出したかを判断する。ステップS11において現
像済フィルム4を検出したときはステップS4に戻る。
ステップS11において現像済フィルム4を検出しない
ときは、ステップS12においてリザーバー104が使
用中かを判断する。ステップS12においてリザーバー
104が使用中であると判断した場合は、ステップS1
3においてリザーバー106にフィルム4cをリザーブ
(一時保持)し、再びステップS4に戻る。ステップS
12においてリザーバー104が使用中でないと判断し
た場合は、ステップS14においてリザーバー104に
フィルム4bをリザーブし、再びステップS4に戻る。
【0041】ステップS4においてプリント中のフィル
ム4、4aが無いと判断したときは、ステップS5にお
いてリザーバー104が使用中かを判断する。ステップ
S5においてリザーバー104が使用中と判断したとき
は、ステップS10においてリザーバー104内のフィ
ルム4bをプリントするプリント開始信号を出力し、再
びステップS4に戻る。
【0042】ステップS5においてリザーバー104が
使用中でないと判断したときは、現像中のフィルム4の
先端が現像装置2から排出されるまでの時間t2を演算
する。次いで、ステップS6において現像装置2から排
出されたフィルム4がリザーバー104内に溜まるまで
の時間t3を演算する。
【0043】次に、ステップS8において、ピースフィ
ルム4aのプリント所要時間t1が、現像中のフィルム
4がリザーバー104に溜まるまでの時間(t2+t
3)より大きいか判断する。t1が(t2+t3)より
小さいと判断すると、ステップS9においてピースフィ
ルム4aのプリント開始信号を出力する。また、t1が
(t2+t3)より大きいと判断すると、ステップS1
5においてリザーバー106に設けたセンサ122が現
像済フィルム4を検出したかを判断する。
【0044】ステップS15においてセンサ122がフ
ィルム4を検出すると、ステップS16において現像済
フィルム4のプリント開始信号が出力される。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、未現像の長尺フィルム
も、ストッカーに収容したピースフィルムも、それぞれ
任意のタイミングで装置にセットするだけで互いに干渉
せずに自動的にプリントができるので、プリント作業が
非常に容易である。しかも、プリント装置が空き状態に
なると、適切な優先順位で順次プリントが行われるの
で、装置の稼動効率が高い。そして、プリント物の集積
が確実に1件単位で行われるので、照合、袋詰め作業も
容易に行うことができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は自動現像プリント装置の構成図である。
【図2】図2はプリント装置の構成図である。
【図3】図3はプリント装置へのフィルム導入部の構成
図である。
【図4】図4はプリント制御のフローチャートである。
【図5】図5はプリント制御のフローチャートである。
【図6】図6はプリント制御のフローチャートである。
【符号の説明】
2 自動現像装置 4 長尺フィルム 6 パトローネ 8 現像槽 10 漂白槽 12 定着槽 14 水洗槽 16 乾燥部 19,52 カッター 34 プリント装置 36 カラーペーパー 38 露光装置 40 現像槽 42 漂白定着槽 44 水洗槽 46 乾燥部 90 ストッカー 91 フィルム収容部 92 フィルム供給台 92a フィルム供給口 94 ガイド部材 94a 通路 96 スライダ 98 メモリ 100 コネクタ 102 搬送ローラ対 104 第1リザーバ 106 第2リザーバ 108 第1搬送ローラ対 110 第2搬送ローラ対 112 第3搬送ローラ対 114,116 フラッパ 120、122、124 センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真フィルムを湿式現像する現像装置と、
    現像済フィルムの画像をプリントするプリント装置とを
    備えた自動現像プリント装置において、現像後の長尺フ
    ィルムを一時保持するリザーバーと、ピースフィルムを
    保持するストッカーとを、前記プリント装置のフィルム
    導入口を共用するように設け、更に前記リザーバー又は
    前記ストッカーの一方と前記フィルム導入口との搬送路
    を選択して接続する搬送路切換ガイドを設けたことを特
    徴とする自動現像プリント装置。
  2. 【請求項2】前記ストッカーに保持した前記ピースフィ
    ルムのプリント内容に関する情報を記憶する記憶手段
    と、 前記リザーバーの使用状態を検出する検出手段と、 前記記憶手段内のプリントに関する情報と、前記検出手
    段により検出した前記リザーバーの使用状態に関する情
    報とに基づいて、前記現像済フィルムと前記ピースフィ
    ルムのプリント順序を制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の自動現像プリント装置。
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