JP2706379B2 - 作業機械の走行時での機能停止装置 - Google Patents

作業機械の走行時での機能停止装置

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JP2706379B2 JP3342891A JP3342891A JP2706379B2 JP 2706379 B2 JP2706379 B2 JP 2706379B2 JP 3342891 A JP3342891 A JP 3342891A JP 3342891 A JP3342891 A JP 3342891A JP 2706379 B2 JP2706379 B2 JP 2706379B2
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幸夫 内山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気油圧制御を用いた
フォークリフト等の作業機械の走行時における機能停止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】作業機械、例えば荷役運搬を
行なうフォークリフトは、その車両の性質からして荷物
の積み降しや運搬を行なう関係上、作業の安全性を確保
する必要がある。すなわち、油圧シリンダを用いたフォ
ークのチルトや昇降に当っては、荷物の確実な載置や荷
上げ荷降ろしを行なう必要があり、運搬に当っても荷く
ずれや荷物の落下が生じないような注意走行が必要であ
る。
【0003】一方、最近ではフォーク等を動かす油圧シ
リンダの操作を、操作とストローク軽減のためフィンガ
タッチの作業機レバーにて行なう電気油圧制御が用いら
れ、オペレータの労力軽減に役立っている。
【0004】ところが、この作業機レバーは、操作性向
上のため軽く小さくなっており簡単に操作できる反面、
誤って作業機レバーを操作した場合には、危険を招くこ
とがある。すなわち、走行中に誤って作業機レバーに触
れたりすると油圧シリンダが作動してしまい、荷物の落
下が起こったり、フォークが地面に刺さったり、あるい
は作業機の重力モーメントにより車両が転倒するという
事故が起きている。
【0005】本発明は、上述の問題に鑑み荷物の落下等
の事故を防止して危険を除くようにした作業機械の走行
時での機能停止装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、作業機レバーの操作入力にてコントローラが機能
を実行する油圧機器を制御する作業機械において、上記
コントローラの入力装置として車速センサを備え、この
車速センサによる車速が一定値以上になったとき上記作
業機レバーの操作入力による上記油圧機器への制御出力
を阻止する上記コントローラを備えた、ことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】作動機械が一定速度以上の走行状態では、作業
機レバーによる入力を無視するようにしたので、一定速
度以上の走行状態で誤まって昇降やチルト等の機能が実
行されることもなくなり、安全走行に寄与する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
【0009】図4は本実施例を適用するフォークリフト
の一例を示す斜視図である。同図に示すように、リフト
シリンダ1は、左右一対のアウターマスト2に固定さ
れ、ピストンロッド1aの伸縮に伴ないアウターマスト
2をガイドとして左右一対のインナーマスト3を昇降す
るようになっている。このとき、アウターマスト2は車
体7の前方でこの車体7に固定してある。この結果、イ
ンナーマスト3の昇降に伴ないチェーン(図示省略)に
懸架してあるブラケット5及び直接荷物を積載するフォ
ーク4からなる昇降部が昇降する。
【0010】チルトシリンダ8は、アウターマスト2及
びインナーマスト3とともに昇降部を前方(反車体7
側)及び後方(車体7側)に傾動するためのものであ
る。すなわち、荷降ろしの場合には前方に傾動するとと
もに、荷上げ及び荷物の運搬時には後方に傾動し、夫々
の作業性を良好に保つとともに安全性も確保するように
なっている。
【0011】作業機レバー9a,9bは、これらをオペ
レータが操作することによりコントローラ10及び電磁
比例制御弁11を介してリフトシリンダ1、チルトシリ
ンダ8の動作を制御するものであり、緊急停止を行なう
ための安全スイッチ12とともにジョイステックボック
ス13に収納してある。作業機レバー9c,9d,9e
は各種のアタッチメントを取付けた場合に対処するべく
予備的に設けたものである。シートスイッチ14は運転
席15にオペレータが坐ったとき動作するスイッチでそ
の出力信号はコントローラ10に送出する。
【0012】図5は上記フォークリフトの制御装置の一
例を示すブロック線図である。同図中、図4と同一部分
には同一番号を付し重複する説明は省略する。
【0013】図5に示すように、作業機レバー9a,9
bは、ポテンショメータで形成してあり、電流値が操作
量に比例するレバー操作信号S1 をコントローラ10に
送出する。コントローラ10は、レバー操作信号S1
基づき電磁比例制御弁11のスプールの開度を調整する
流量制御信号S2 を送出する。電磁比例制御弁11は流
量制御信号S2 の大きさに比例してそのスプールが移動
することにより、油圧管路16を流れる圧油の流量を制
御してリフトシリンダ1、チルトシリンダ8の動作速度
を作業機レバー9a,9bの操作量に対応するよう制御
する。
【0014】油圧センサ17は油圧管路16に配設して
あり、この油圧管路16の圧油の圧力を表わす油圧信号
3 を送出する。コントローラ10は油圧信号S3 を処
理してリフトシリンダ1及びチルトシリンダ8に作用す
る負荷荷重を演算する。
【0015】さらに、コントローラ10は、警告灯18
とともにコンソールボックス19に納めてあるスタータ
スイッチ20の投入によりバッテリ21から電力を供給
されて動作するとともに、安全スイッチ12を操作した
とき及びシートスイッチ14が動作していないときには
流量制御信号S2 の電流値を零として電流比例制御弁1
1の開度が零となるよう制御する。すなわち、リフトシ
リンダ1及びチルトシリンダ8の昇降位置や姿勢をその
ままの状態に保持する。
【0016】なお、図中22は油圧ポンプ、23は作動
油源である。また、電磁比例制御弁11、油圧管路1
6、油圧センサ17等の油圧系は作業機レバー9a〜9
eの数に対応する数だけ設けてある。本実施例は、昇降
及びチルト動作を行なわせるべく昇降及びチルト用の2
個の作業機レバー9a,9bを有しているので、2系統
の油圧系を設けている。
【0017】図1は本実施例の主要部を抽出した制御回
路を示すブロック線図である。図4、図5にも示すよう
にコントローラ10は作業機レバー9a,9bに接続さ
れ、また、このコントローラ10はリフトシリンダ1や
チルトシリンダ8を動作させるそれぞれの電磁比例制御
弁11に接続される。更に、コントローラ10はその入
力装置である車速センサ30に接続されている。
【0018】コントローラ10は、その内部において作
業機レバー9a,9bによる信号S1 をA/D変換する
A/Dコンバータ10a、コントローラ10の中心とな
る中央処理装置であるCPU10b、CPU10bのタ
イミングをとるクロック10c、RAM10d、ROM
10e、CPU10bの演算結果に基づき制御される電
磁弁駆動回路10f、電源回路10gが存在すると共
に、車速センサ30のセンサ出力であるパルス数を得る
パルスカウンタ10jが備えられている。
【0019】図2は、図1に示す制御回路にあって、特
にRAM10d,ROM10eを含めたコントローラ1
0の処理動作につき示している。すなわち、図4、図5
のシートスイッチ14がオンし、安全スイッチ12がオ
フの状態で、作業機レバー9aが操作されると、その操
作信号S1 が制御量抽出手段100に入力され、この制
御量抽出手段100ではRAM10d,ROM10eに
格納された操作量/制御量対応テーブルより操作信号S
1 に対応する制御量が抽出される。
【0020】一方、油圧回路にて検出された油圧センサ
17による油圧から流量算出手段101による得られた
流量と許容最大流量(設定値)とを比較手段102にて
比べ、この比較結果が設定値>流量の場合には、制御量
出力手段103では、制御量抽出手段100による制御
量にて電磁比例制御弁11を制御し、逆に設定値<流量
の場合にはこの設定値による制御量にて電磁比例制御弁
11を制御するように動作する。
【0021】更に、車速センサ30からの車速信号は、
比較手段104にて一定の速度以上か否かの比較がさ
れ、一定車速以上のスピードが出ていた場合には、制御
量出力手段103の出力を零にするものであり、シリン
ダはその位置に保持される。この場合、しきい値となる
一定の車速は作業機レバー9aの操作に基づくリフトシ
リンダの昇降により荷物が落下したり等事故につながる
車速に設定される。比較手段104による比較結果によ
り一定車速以下となった場合には、制御量出力手段10
3の出力は作業機レバー9aの操作に応じた制御量がそ
のまま出力される。
【0022】図3は制御フローであり、プログラムのス
タートによってイニシャライズが行なわれた後、ブロッ
クAでは車速が一定値以上か否かが判定され、以上の場
合には出力値が零とされ(ブロックB)、以下の場合に
はブロックCにて上昇、下降等の制御処理となり、そし
てブロックDにてブロックB,Cによる演算値が電磁比
例制御弁11に出力される。
【0023】図2、図3ではリフトシリンダ1のみに係
る説明を行なっているが、チルトシリンダの場合も適用
されることはもちろんである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両走行中車速に応じて油圧シリンダ機構を制御すること
にしたので、危険な荷物の落下、フォークの刺さり、車
両の転倒等の事故を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の制御回路ブロック図である。
【図2】主にコントローラの制御動作を示すブロック図
である。
【図3】制御フローチャートである。
【図4】フォークリフトの全体構成図である。
【図5】フォークリフトの制御回路の構成図である。
【符号の説明】
1 リフトシリンダ 8 チルトシリンダ 9a,9b 作業機レバー 10 コントローラ 10b CPU 10d RAM 10e ROM 11 電磁比例制御弁 17 油圧センサ 30 車速センサ 100 制御量抽出手段 103 制御量出力手段 104 比較手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緑川 利幸 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・ エイチ・アイさがみハイテック株式会社 内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機レバーの操作入力にてコントロー
    ラが機能を実行する油圧機器を制御する作業機械におい
    て、上記コントローラの入力装置として車速センサを備
    え、この車速センサによる車速が一定値以上になったと
    き上記作業機レバーの操作入力による上記油圧機器への
    制御出力を阻止する上記コントローラを備えた、ことを
    特徴とする作業機械の走行時での機能停止装置。
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