JP2716877B2 - フォークリフトの制御装置 - Google Patents

フォークリフトの制御装置

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幸夫 内山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォークリフトの制御装
置に関し、特にパレットに載置した荷物の荷役を行なう
場合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトは、積載した荷物を上下
させるマストを車体の前方に備え、場所間の移動ができ
るようにした荷役用の産業車両である。
【0003】図3はフォークリフトの前部、すなわち昇
降部分を抽出して概念的に示す説明図である。同図に示
すように、リフトシリンダ1はアウターマスト2に固定
され、ピストンロッド1aの伸縮に伴ないアウターマス
ト2をガイドとしてインナーマスト3を昇降することに
なっている。このときアウターマスト2は車体(図示せ
ず)に固定してある。
【0004】一方、荷物を直接積載するフォーク4は、
その基端部がブラケット5に固着されて前方に突出して
おり、ブラケット5と一体的にチェーン6に懸架してあ
る。チェーン6は、インナーマスト3に回動可能に支承
したチェーンホイール7に懸架するとともに、一端をブ
ラケット5に、他端をアウターマスト2に夫々固定して
ある。
【0005】かくして、昇降部であるフォーク4及びブ
ラケット5は、インナーマスト3の上昇に伴ない上昇す
るばかりでなく、固定部(アウターマスト2)に対しチ
ェーンホイール7が上昇することによりインナーマスト
3に対する相対位置が上昇する。すなわち、昇降部の地
表面に対する上昇量は、インナーマスト3の上昇分にチ
ェーン6の長さで規定される昇降部のインナーマスト3
に対する相対上昇分を加えた値となる。
【0006】昇降部の下降に関しては移動方向が逆にな
るだけで上昇時と同様の関係が成立する。
【0007】上記フォークリフトを用いる荷役の際に
は、図4に示すように、一般に荷物(図示せず)をパレ
ット30に載置した状態でこの荷物の昇降、運搬を行な
っている。パレット30は、平板からなる上板30aと
同様の下板30bとを空間部30cを介して相対向させ
たものであり、荷物を上板30a上に載置するとともに
フォーク4を空間部30cに挿入し得るようになってい
る。
【0008】また、上記荷役において、荷物を降ろす場
合には、パレット30の下板30bが地表等の所定の荷
降ろし場所に当接する迄フォーク4を下降させ、その後
車体を後退させ、フォーク4を水平方向に移動させて空
間部30cから引き抜いている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、フォーク
4をパレット30の空間部30cから引き抜く際に、図
5に示すように、フォーク4が空間部30cに浮いた状
態であれば問題はないのであるが、フォーク4の下降が
充分でなく、図4に示すように、フォーク4が上板30
aの下面に当接したままとなっている場合には、フォー
ク4の引き抜きの際、パレット30を引きずって所定の
荷降ろし作業に支障をきたす場合がある。ちなみに、図
4に示すような状態は、床面ではなく、特にオペレータ
の視線の死角となる高い位置に設けられた棚に荷降ろし
をする場合に招来し易い。
【0010】また、フォーク4を降ろし過ぎ、図6に示
すように、チェーン6が緩んだ状態となっている場合に
は、フォーク4及びブラケット5の重量がパレット30
の下板30bに作用するので、この状態でフォーク4を
引き抜くとパレット30をフォーク4で引きずることに
よりパレット30を損傷する虞がある。
【0011】本発明は、上記従来技術に鑑み、フォーク
のパレットからの引き抜き作業を良好に行ない得るよう
に、無負荷状態のときには、この状態を表示し得るフォ
ークリフトの制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の構成は、
【0013】リフトシリンダのピストンロッドの伸縮に
伴ないチェーンに懸架したブラケットを昇降し、このブ
ラケットに基端部を固着したフォークに積載した荷物を
昇降するようになっているフォークリフトの制御装置で
あって、前記リフトシリンダに作用する負荷の荷重を検
出する荷重検出手段と、空荷時に荷重検出手段で検出し
て予め記憶しておく無負荷荷重と、リアルタイムで荷重
検出手段で検出した荷重とを比較し、両者の値が等しい
とき無負荷信号を送出するコントローラと、前記無負荷
信号を入力したとき無負荷状態であることを表示する表
示手段とを有することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成の本発明によれば、フォークに作用し
ている荷重が無負荷重量であることは表示手段に表示さ
れる。したがって、この表示手段に無負荷状態が表示さ
れた状態で、パレットからフォークを引き抜くことによ
り良好な荷降ろし作業を行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づき詳細に説明す
る。なお、図3〜図6と同一部材には同一符号を付す。
【0016】図2は本発明の実施例を適用するフォーク
リフトの一例を示す斜視図である。同図に示すように、
リフトシリンダ1は、左右一対のアウターマスト2に固
定され、ピストンロッド1aの伸縮に伴ないアウターマ
スト2をガイドとして左右一対のインナーマスト3を昇
降するようになっている。このとき、アウターマスト2
は車体7の前方でこの車体7に固定してある。この結
果、インナーマスト3の昇降に伴ないチェーン6(図3
〜図6参照)に懸架してあるブラケット5及び直接荷物
を積載するフォーク4からなる昇降部が昇降する。
【0017】チルトシリンダ8は、アウターマスト2及
びインナーマスト3とともに昇降部を前方(反車体7
側)及び後方(車体7側)に傾動するためのものであ
る。すなわち、荷降ろしの場合には前方に傾動するとと
もに、荷上げ及び荷物の運搬時には後方に傾動し、夫々
の作業性を良好に保つとともに安全性も確保するように
なっている。
【0018】作業機レバー9a,9bは、これらをオペ
レータが操作することによりコントローラ10及び電磁
比例制御弁11を介してリフトシリンダ1及びチルトシ
リンダ8の動作を制御するものであり、緊急停止を行な
うための安全スイッチ12とともにジョイステックボッ
クス13に収納してある。作業機レバー9c,9d,9
eは各種のアタッチメント、例えばロールクランプ、ベ
ールクランプ等を取付けた場合に対処するためのもので
ある。シートスイッチ14は運転席15にオペレータが
坐ったとき動作するスイッチでその出力信号はコントロ
ーラ10に送出する。
【0019】図1は本発明の実施例を示すブロック線図
である。同図中、図2と同一部分には同一符号を付し重
複する説明は省略する。
【0020】図1に示すように、作業機レバー9aは、
ポテンショメータで形成してあり、電流値が操作量に比
例するレバー操作信号S1 をコントローラ10に送出す
る。コントローラ10は、レバー操作信号S1 に基づき
電磁比例制御弁11のスプールの開度を調整する流量制
御信号S2 を送出する。電磁比例制御弁11は流量制御
信号S2 の大きさに比例してそのスプールが移動するこ
とにより、油圧管路16を流れる圧油の流量を制御して
リフトシリンダ1の動作速度を作業機レバー9a,9b
の操作量に対応するよう制御する。
【0021】油圧センサ17は油圧管路16に配置して
あり、この油圧管路16の油圧の圧力を表わす油圧信号
3 を送出する。コントローラ10は油圧信号S3 を処
理してリフトシリンダ1に作用する負荷荷重を演算す
る。すなわち、本実施例においては、油圧センサ17が
リフトシリンダ1に作用する負荷の荷重を検出する荷重
検出手段となっている。
【0022】記憶スイッチ18は、これを投入した時点
で油圧センサ17が送出している油圧信号S3 をコント
ローラ10に読み込んで記憶させるためのものである。
したがって、無負荷状態で記憶スイッチ18を投入すれ
ば、無負荷荷重(昇降部を形成するフォーク4及びブラ
ケット5等に基づく荷重)をコントローラ10に記憶さ
せることができる。本実施例では、無負荷時に記憶スイ
ッチ18に投入してコントローラ10に無負荷荷重を予
め記憶させている。かくして、コントローラ10は、リ
アルタイムで検出した油圧信号S3 に基づき演算した荷
重と予め記憶している無負荷荷重とを比較し、両者の値
が等しいとき無負荷信号S4 を送出する。
【0023】表示部19は、例えばランプで形成されて
運転席15の近傍のコンソールボックス20に配設して
あり、無負荷信号S4 により動作(ランプの場合には点
灯)して運転席15のオペレータに無負荷状態であるこ
とを告知するようになっている。
【0024】さらに、コントローラ10は、警告灯21
とともにコンソールボックス20に納めてあるスタータ
スイッチ22の投入によりバッテリ23から電力を供給
されて動作するとともに、安全スイッチ12を操作した
とき及びシートスイッチ14が動作していないときには
流量制御信号S2 の電流値を零として電流比例制御弁1
1の開度が零となるよう制御する。
【0025】なお、図中24は油圧ポンプ、25は作動
油源である。また、電磁比例制御弁11、油圧管路1
6、油圧センサ17等の油圧系の部品は作業機レバー9
a,9eの数に対応する数だけ設けてある。
【0026】上記実施例においては、フォークリフトの
無負荷状態で記憶スイッチ18を投入してコントローラ
10に読み込んだ油圧信号S3 に基づいて無負荷荷重が
演算され、この値がコントローラ10に記憶されてい
る。
【0027】一方、コントローラ10は、リアルタイム
で検出した油圧信号S3 に基づき演算したリアルタイム
の負荷荷重と、前記無負荷荷重とを比較し、両者の値が
等しいとき、無負荷信号S4 を送出して表示部19を駆
動する。
【0028】図5に示すように、フォーク4がパレット
30の空間部30cに在り、パレット30からフォーク
4を引き抜いても良い状態ではリアルタイムで検出され
る負荷荷重は無負荷荷重となる。そこで、オペレータ
は、図5に示す状態になっているときに駆動される表示
部19の表示を視認して作業を進めれば良い。
【0029】
【発明の効果】上記実施例とともに具体的に説明したよ
うに、本発明によれば、フォークリフトの無負荷状態を
表示手段により確認することができるので、荷降ろし時
のフォークのパレットからの引き抜き作業を、パレット
等を損傷するとなく良好に実施し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック線図である。
【図2】本発明の実施例を適用するフォークリフトを示
す斜視図である。
【図3】フォークリフトの昇降部分を概念的に示す説明
図である。
【図4】フォークリフトのフォークでパレットを支持し
た状態(フォークをパレットから引き抜くと不都合を生
起する状態)を概念的に示す説明図である。
【図5】フォークリフトのフォークをパレットから良好
に引き抜き得る状態を概念的に示す説明図である。
【図6】フォークリフトのフォークをパレットから引き
抜くとこのパレットを損傷する虞がある状態を概念的に
示す説明図である。
【符号の説明】
1 リフトシリンダ 1a ピストンロッド 4 フォーク 5 ブラケット 6 チェーン 10 コントローラ 17 油圧センサ 19 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緑川 利幸 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・ エイチ・アイさがみハイテック株式会社 内 (56)参考文献 実開 昭60−193428(JP,U) 実開 昭61−72594(JP,U) 実開 平1−147394(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトシリンダのピストンロッドの伸縮
    に伴ないチェーンに懸架したブラケットを昇降し、この
    ブラケットに基端部を固着したフォークに積載した荷物
    を昇降するようになっているフォークリフトの制御装置
    であって、前記リフトシリンダに作用する負荷の荷重を
    検出する荷重検出手段と、空荷時に荷重検出手段で検出
    して予め記憶しておく無負荷荷重と、リアルタイムで荷
    重検出手段で検出した荷重とを比較し、両者の値が等し
    いとき無負荷信号を送出するコントローラと、前記無負
    荷信号を入力したとき無負荷状態であることを表示する
    表示手段とを有することを特徴とするフォークリフトの
    制御装置。
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