JP2699254B2 - 風呂装置の異常検知方法 - Google Patents

風呂装置の異常検知方法

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JP2699254B2
JP2699254B2 JP5177093A JP17709393A JP2699254B2 JP 2699254 B2 JP2699254 B2 JP 2699254B2 JP 5177093 A JP5177093 A JP 5177093A JP 17709393 A JP17709393 A JP 17709393A JP 2699254 B2 JP2699254 B2 JP 2699254B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は風呂装置の異常検知方
法、更に詳しくは、該泡風呂装置等に組み込まれたポン
プが適正に作動しなくなった場合の異常を検知する方法
に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】最近、疲労回復や健康増進等の入
浴効果の向上を図る為に浴槽内に気泡を噴出させ得るよ
うにした風呂装置が普及している。図1に示すように、
浴槽(B) の下部には循環回路(1) を構成する復路(1b)の
上流端が接続されており、他方、前記循環回路(1) を構
成する往路(1a)の下流部は浴槽(B) の背側と足側の側壁
に形成された吐出口(12)(12)に繋っている。又、上記循
環回路(1) には該回路内をエアー抜きした後に作動させ
る必要のある所謂非自吸式の循環ポンプ(P01) が配設さ
れている。尚、循環ポンプ(P01) として非自吸式のもの
を使用するのは、大きな能力を必要とする該ポンプを自
吸式のものにすると器具が大型化するからである。そし
て、上記循環ポンプ(P01) の吸引側には給湯器(4) から
引き出された湯張り回路(3a)が接続されている。
【0003】更に、循環回路(1) には該回路の一部を迂
回するように形成された強制循環回路(1C)が接続されて
いると共に、該強制循環回路(1C)には、風呂用熱交換器
(11)が配設されている。そして、上記強制循環回路(1C)
には回路内をエアー抜きすることなく作動させ得る形式
の所謂自吸式の小型の循環ポンプ(P02) が挿入されてい
る。
【0004】又、上記浴槽(B) の側壁に形成された吐出
口(12)(12)には、開閉弁(14)を介して外気を吸引する為
の空気吸引回路(13)が接続されている。浴槽(B) へ湯張
りする時には、先ず吐出口(12)が水没するまで給湯器
(4) から浴槽(B) 内に給湯した後に非自吸式の循環ポン
プ(P01) を作動させる。これにより、吐出口(12)近傍に
設けた水位センサ(18)(通常は水圧計で構成されてい
る)の配設部に溜っている可能性のあるエアーを浴槽
(B) 内に押し出し、これにより、前記水位センサ(18)に
よる浴槽(B) 内の水位検知を確実ならしめる。そして、
上記エアー抜きを行った後に、水位センサ(18)で水位監
視しながら浴槽(B) へ給湯器(4) から給湯して湯張り動
作を進行させる。
【0005】又、上記湯張り完了後に自吸式の循環ポン
プ(P02) を作動させると、浴槽下部の吸引口(B1)→復路
(1b)→循環ポンプ(P01) →循環ポンプ(P02) →風呂用熱
交換器(11)→吐出口(12)→浴槽(B) と繋がる回路で入浴
水が強制的に循環加熱せしめられて浴槽(B) 内が追焚さ
れる。又、循環ポンプ(P02) を停止させて他方の循環ポ
ンプ(P01) を作動させると共に吸気用の開閉弁(14)開弁
すると、循環回路(1) 内で入浴水が循環すると共に、吐
出口(12)(12)から浴槽(B) 内に噴出する噴出水のエゼク
タ効果によって空気吸引回路(13)から外気が吸引されて
これが該浴槽(B) 内に噴出せしめられる。これにより、
浴槽(B) 内が泡風呂状態になる。
【0006】ところがこのものでは、上記循環回路(1)
に挿入された非自吸式の循環ポンプ(P01) の上流側回路
の滞留水内にエアーが混入していると、湯張りや気泡運
転させるべく前記循環ポンプ(P01) を作動させた際に該
ポンプ(P01) にエアーが咬み込んでこれが機能しなくな
る。かかる場合の対策として、上記循環ポンプ(P01) に
エアーが咬み込んだ場合には風呂装置を強制停止させる
と共に図示しない表示器に当該異常状態を復旧させる操
作を指示するエラー表示等を行うことも考えられる。例
えば、湯張りスイッチの操作を要求する旨を上記表示器
に表示させるのである。湯張りスイッチを操作すると、
給湯器(4) から循環回路(1) の往路(1a)や復路(1b)を介
して浴槽(B)に一旦所定量の湯が強制的に供給され、こ
れにより、非自吸式の循環ポンプ(P01) の上流側に位置
する復路(1b)等がエアー抜きされた状態になる。従っ
て、該エアー抜きした状態で上記循環ポンプ(P01) を再
び作動させると既述したように浴槽(B) 内が泡風呂状態
になる。
【0007】しかしながら、上記のように器具の強制停
止やエラー表示等(以下、当該処理をエラー処理とい
う)が突然に発生すると技術的知識の乏しい器具使用者
がこれに迅速な対応ができない。従って、非自吸式の循
環ポンプが適正に作動しない場合でも上記のように直ち
にエラー処理をするのは好ましくなく、可能な限り該エ
ラーが発生するのを少なくするのが望ましい。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、『浴槽(B)の構成壁に設けた吐出口(12)と吸
引口(B)を接続し且つ非自吸式の循環ポンプを具備
する循環回路(1)と、前記循環回路(1)における前
記循環ポンプの出口側から入口側に帰還するように設け
られ且ろ過容器(20)を挿入したろ過回路(2)と、
前記循環回路(1)に於ける前記循環ポンプの出口側回
路の一部を迂回するように形成され且つ風呂用熱交換器
(11)と自吸式の循環ポンプを具備する強制循環回路
(1c)を設けたもの』に於いて、循環ポンプ
(Po1)にエアーが咬み込んだ場合に、前記ろ過回路
(2)と循環回路(1)とが共にエアー抜きされる復旧
動作を行った後に異常状態か否かを判断するようにして
エラーの発生頻度を少なくし得るようにすることをその
課題とする。
【0009】
【技術的手段】上記課題を解決するための本発明の技術
的手段は、『前記ろ過回路(2)には、水道に接続され
て所定の流路切替により前記ろ過容器(20)を逆流洗
浄して前記循環回路の外部に排出する逆流洗浄装置を連
設し、非自吸式の前記循環ポンプが作動した際に生じる
水流を検知する為の水流検知手段を設けると共に、非自
吸式の循環ポンプの作動時には上記水流検知手段の出力
を監視し、前記非自吸式の循環ポンプを作動させた後に
水流検知手段から水流検知信号が生じない場合には、前
記逆流洗浄装置を作動させた後に前記ろ過回路(2)の
流れが順方向となるように流路を切り替えて追焚用の強
制循環回路(1c)に挿入した自吸式の循環ポンプを作
動させ、その後は、前記非自吸式の循環ポンプと自吸式
の循環ポンプとを交互に作動させると共に当該動作を所
定回数くり返し、前記所定回数くり返した後においても
水流検知手段から水流検知信号が生じない場合には異常
と判定するようにした』ことである。
【0010】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。非自吸
式の循環ポンプを作動させると、ろ過回路(2)(ろ過
容器(20))を含む経路内も前記非自吸式の循環ポン
プによって循環される。この際に水流検知手段が水流検
知信号を出さない場合は、循環回路(1)等のうち主に
該非自吸式の循環ポンプにエアーが咬み込んでいると考
えられる。前記エアー咬み込みの原因としては種々考え
られるが、前記ろ過容器(20)には特にエアーが咬み
易くこのエアーが前記非自吸式の循環ポンプに吸引され
て前記エアー咬み込みとなることが多い。従って、前記
場合には、該非自吸式の循環ポンプを停止させ、逆流洗
浄装置を作動させて前記ろ過回路(2)のろ過容器を逆
流洗浄状態とする。前記逆流洗浄動作によってろ過容器
(20)を含むろ過回路(2)内がエアーパージされ
る。その後、追焚用の強制循環回路(1c)に挿入され
た自吸式の循環ポンプを作動させる。すると、該循環ポ
ンプの上流側の水回路内の一部に空気が滞留している場
合でも、入浴水が該循環ポンプで吸引されて前記循環ポ
ンプまでの回路のエアーパージが行われる。
【0011】これにより、浴槽(B)内の入浴水は、該
浴槽(B)に形成された吸引口(B)から循環回路
(1)に流入すると共に、該回路に配設された非自吸式
の循環ポンプを通過してその吐出側から強制循環回路
(1c)内の自吸式の循環ポンプに向けて流れる。つま
り、浴槽(B)の吸引口(B)からその下流側の非自
吸式の循環ポンプに繋がる回路のエアー抜きが行え、該
回路に水が充満した状態になる。
【0012】そして、上記自吸式の循環ポンプに代えて
非自吸式の循環ポンプ(循環回路(1)に配設されてい
るポンプ)を再度作動状態にし、これでも水流検知手段
が水流検知信号を出さない場合は、今度は自吸式の循環
ポンプと非自吸式の循環ポンプを交互に作動させ、該非
自吸式ポンプの作動回数が所定回数に達しても水流検知
手段が水流を検知しない場合は異常状態と判断する。こ
のように、上記技術的手段によれば非自吸式の循環ポン
プにエアーが咬み込んだ場合は、該ポンプ及びこれに繋
がる回路のエアー抜き動作、即ち一旦自動的に復旧動作
を行った後に異常状態か否かを判断することができる。
【0013】このように、上記技術的手段によれば非自
吸式の循環ポンプにエアーが咬み込んだ場合は、該ポン
プ及びこれに繋がる回路のエアー抜き動作、即ち一旦自
動的に復旧動作を行った後に異常状態か否かを判断する
ことができる。
【0014】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。循環回路
(1)等のうち主に非自吸式の循環ポンプにエアーが咬
み込んだ場合には、一旦自動的に復旧動作を行った後に
異常状態か否かを判断するから、エラーの発生頻度が少
なくなり風呂装置全体の安定動作が確保できる。特に、
非自吸式の循環ポンプによって循環されるろ過容器(2
0)を含むろ過回路(2)にはエアーが混入し易いが、
この部分のエアーが原因となるエアー咬みは、検知動作
の最初の段階で解消されるから、前記エラーの発生頻度
が一層少なくなる。
【0015】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図2以下に
基づいて詳述する。この実施例の方法を採用する泡風呂
装置は、図2に示す構成を採用し、基本的な構成は既述
の従来例と同様である。浴槽(B) には、上記した吐出口
(12)(12)に対応する足側の吐出口(12a) と背側の吐出口
(12b) とが設けられ、各吐出口には循環回路(1) の往路
(1a)の分岐回路が各別に接続されている。浴槽(B) の吸
引口(B1)からの復路(1b)は非自吸式の大容量の循環ポン
プ(P1)の入口側に接続され、この循環ポンプ(P1)の出口
側に接続される往路(1a)が分岐点(Q) で分岐されてその
一方は足側の吐出口(12a) に、他方は背側の吐出口(12
b) にそれぞれ接続されて循環回路(1) が構成されてい
る。そして、前記吐出口(12a)(12b)には空気吸引回路(1
3)の下流側の分岐回路が各別に接続され、この空気吸引
回路(13)の前記吐出口への経路は前記分岐点の上流側に
挿入した開閉弁(14)によって開閉される。
【0016】循環回路(1) に並列に設けられるろ過回路
(2) は従来例と同様にろ過容器(20)を挿入した構成で、
ろ過容器(20)の両端と循環ポンプ(P1)の入口側及び出口
側とが接続され、ろ過容器(20)のろ過方向が循環ポンプ
(P1)による循環回路の順方向と一致している。尚、ろ過
回路(2) に於けるろ過容器(20)の出口側には切替弁(31)
が、ろ過容器(20)の入口側には切替弁(32)がそれぞれ設
けれ、切替弁(31)には逆洗用回路(3b)が接続され、切替
弁(32)には排出回路(3c)が接続されている。
【0017】この泡風呂装置には、給湯器(4) 及び風呂
用熱交換器(11)が内蔵されている。前記給湯器(4) は、
熱交換器への入口側の給水管(41)からのバイパス回路(4
3)を熱交換器を介する被加熱回路(42)と合流させた、所
謂、バイパスミキシング方式としてある。したがって、
給水管(41)と前記バイパス回路(43)の分岐点に挿入した
制御弁(46)によって分配量を制御することによって出湯
回路(44)からの出湯温度が設定温度に維持される。
【0018】また、この実施例では、出湯回路(44)から
分岐させた湯張り回路(3a)にも給水管(41)からの分岐回
路(45)を合流させて、この合流点に切替制御弁(33)が挿
入されている。この切替制御弁(33)は、サーボモータ
(M) によってその開度が制御されるもので、この実施例
では、湯張り回路(3a)への湯量を制御できると共に、湯
張り回路(3a)と、出湯回路(44)側又は分岐回路(45)側と
を、択一的に連通させられるようになっている。従っ
て、湯張り回路(3a)と分岐回路(45)のみを連通させて水
道水をそのまま浴槽(B) に給水することができ、この場
合に被加熱回路(42)が冷水で満たされることがないか
ら、再出湯時に冷水サンド現象が生じにくい。
【0019】前記湯張り回路(3a)には湯張り弁(30)、湯
張り流量を計量する流量カウンタ(34)、圧送ホッパ(5)
が、この順序で挿入されて、その下流端は後述する循環
加熱用の強制循環回路(1c)の自吸式ポンプ(P2)の上流側
に連通接続されている。そして、この湯張り回路(3a)と
前記強制循環回路(1c)との合流点には切替弁(35)が設け
られている。この切替弁(35)は、湯張り回路(3a)側を遮
断して強制循環回路(1c)のみを連通させた状態と、湯張
り回路(3a)を強制循環回路(1c)の自吸式ポンプ(P2)側及
び循環切替弁(15)側の両側に連通させた状態とに切り替
えられる構成である。
【0020】前記圧送ホッパ(5) は、ケーシング(50)内
の弁室(51)に収容された弁装置(52)と、前記弁室に連設
され且つ大気側に開放する空気室(53)とを具備する構成
としてある。前記弁室(51)と空気室(53)との区画壁には
空気吸引口(54)が開口し、これと対向する位置で且つ弁
室(51)の入口部には弁座口(55)が開口し、この間には、
前記空気吸引口(54)及び前記弁座口(55)に対向する弁体
を具備する弁装置(52)が内蔵されている。そして、この
弁装置(52)は、バネ(図示せず)により常時前記弁座口
(55)を閉塞し且つ前記空気吸引口(54)を開放するように
付勢され、湯張り回路(3a)の水流によって弁座口(55)を
開放し且つ空気吸引口(54)を閉じるように作用する形式
である。
【0021】前記弁室(51)の側壁には湯張り回路(3a)の
下流側回路(3a1) が連通接続され、この下流側回路(3
a1) と空気室(53)とは排水弁(56)を挿入した連通管(57)
によって連通接続されている。強制循環回路(1c)は、循
環回路(1) の背側回路に挿入した循環切替弁(15)と、足
側回路に挿入した循環切替弁(16)との間に自吸式ポンプ
(P2)及び風呂用熱交換器(11)を挿入した構成であり、自
吸式ポンプ(P2)の入口側が前記循環切替弁(15)と接続さ
れると共に、自吸式ポンプ(P2)の出口側が風呂用熱交換
器(11)と接続され、この自吸式ポンプ(P2)と前記循環切
替弁(15)との間に切替弁(35)が挿入されている。又、自
吸式ポンプ(P2)の出口側には水流スイッチ(17)が挿入さ
れ、前記循環切替弁(16)と吐出口(12a) との間には圧力
式の水位センサ(18)が挿入されている。従って強制循環
回路(1c)は、循環切替弁(15)→切替弁(35)→自吸式ポン
プ(P2)→水流スイッチ(17)→風呂用熱交換器(11)→循環
切替弁(16)の経路となる。
【0022】尚、この水位センサ(18)は吐出口(12a) を
介して連通する浴槽(B) 内の水位に対応する圧力を検知
するものである。上記構成の泡風呂装置の動作について
以下に説明する。尚、この実施例では、各部はマイクロ
コンピュータによって制御される構成となっており、主
要各部のに動作については、図8に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0023】[湯張動作について]湯張り操作される
と、図3に示すように、循環ポンプ(P1)及び自吸式ポン
プ(P 2)が停止されたままで湯張り弁(30)が開弁されると
共に、切替制御弁(33)が分岐回路(45)を遮断して出湯回
路(44)を湯張り回路(3a)側に連通させた状態に、切替弁
(35)は湯張り回路(3a)と強制循環回路(1c)の両側への回
路を連通させた状態に、循環切替弁(15)は往路(1a)の分
岐点(Q) 側を遮断して吐出口(12b) と強制循環回路(1c)
とを連通させた状態に、循環切替弁(16)は吐出口(12a)
側を遮断して強制循環回路(1c)と往路(1a)の分岐点(Q)
側を連通させた状態に、それぞれセットされ、切替弁(3
1)(32)はろ過回路(2) と復路(1b)側とを連通させた状態
にセットされる。これにより同図のように、吸引口(B1)
と吐出口(12b) 側から湯張りされる。この湯張りの際、
圧送ホッパ(5) 内の弁装置(52)は、給湯圧力によって作
動して、弁座口(55)側が開弁されて空気吸引口(54)が閉
弁された状態となるから、湯が圧送ホッパ(5) の外部に
排出されることはなく、弁室(51)から湯張り回路(3a)の
下流側回路(3a1) に流れる。又、この湯張りの際、循環
回路(1) 及びろ過回路(2) 、更には、強制循環回路(1c)
の全体が湯張り回路(3a)からの湯によって充満されるか
ら、各回路のエアーパージが行なわれることとなる。
【0024】この湯張りの初期段階では流量カウンタ(3
4)によって計量されて、図8に示すように、一定量(5
リットル)の湯が浴槽(B) に供給される。この後、湯張
り弁(30)が閉弁してこの湯張り動作が停止され、図4に
示すように、切替弁(35)が湯張り回路(3a)側を閉じて強
制循環回路(1c)を連通させた状態に、循環切替弁(15)は
強制循環回路(1c)側と吐出口(12b) 側を連通させて往路
(1a)の分岐点(Q) 側を閉じた状態に、又、循環切替弁(1
6)は強制循環回路(1c)側と吐出口(12a) 側とを連通さて
往路(1a)の分岐点(Q) 側を閉じた状態に、それぞれセッ
トされて、自吸式ポンプ(P2)が運転状態となる。これに
より、浴槽(B) 内の湯は吐出口(12b) から吸引されて吐
出口(12a) から吐出されることとなり、これによって残
水の有無が検知される。つまり、前記強制循環回路(1c)
の循環状態において水流スイッチ(17)が「オン」となっ
た状態が一定時間(30秒)継続されると図8のステッ
プ(61)(62)により浴槽(B) 内には、吐出口(12b) の水位
まで残水があると判定され、逆に、水流スイッチ(17)が
「オフ」の場合には、残水なしと判定される。
【0025】そして、残水なしと判定された場合には、
上記と同様の手順で再度一定量(10リットル)の湯張
り動作が実行されて前記残水判定が行われる。そして、
この判定において残水なしと判定された場合には、浴槽
(B) 内の水位が吐出口(12b)の高さに達して、水流スイ
ッチ(17)が「オン」となるまで前記動作が繰り返し実行
される。つまり、残水有りとなるまで一定量の湯が間欠
的に湯張りされることとなる。
【0026】前記残水判定の際、残水有りと判定される
と、次に詳述する第1〜第3エアー抜き動作が行われた
後、湯張り水位が水位センサ(18)によって検知されなが
ら図3の状態で連続湯張り動作が実行され、浴槽(B) 内
の湯張り水位が設定水位になると湯張り動作が完了す
る。 [第1〜第3エアー抜き動作]上記間欠湯張りの際、残
水有りと判定されると、循環ポンプ(P1)を運転状態とし
てこの循環ポンプ(P1)を含む循環回路全体の第1エアー
抜き動作が実行されると共にこのエアー抜きが完了して
いるか否かがチェックされる。
【0027】この為、図8のステップ(63)〜ステップ(6
5)までの動作が実行される。先ず、一定量(10リット
ル)の湯張り動作が実行されて、浴槽(B) 内の水位を更
に一定量上昇させる。この後、図5のように、循環ポン
プ(P1)が「オン」となり、復路(1b)とろ過回路(2) とが
連通し、往路(1a)が強制循環回路(1c)側と連通すると共
に、吐出口(12b) 側が遮断され且つ吐出口(12a) 側が復
路(1b)及び強制循環回路(1c)と連通した状態となるよう
に、各部がセットされ、第1エアー抜き動作が実行され
る。
【0028】これにより、吸引口(B1)→復路(1b)・循環
ポンプ(P1)→ろ過回路(2) の循環経路が構成されると共
に、往路(1a)から吐出口(12a) への回路が連通し、且
つ、往路(1a)と吐出口(12b) とが遮断されて、吸引口(B
1)→循環ポンプ(P1)→往路(1a)→循環切替弁(15)→強制
循環回路(1c)→循環切替弁(16)→吐出口(12a) の経路の
循環経路が構成される。このとき、循環切替弁(16)は往
路(1a)から吐出口(12a)への流量を絞った状態にあり且
つ強制循環回路(1c)から吐出口(12a) への回路は全開状
態にセットされている。
【0029】従って、循環ポンプ(P1)の動作によって浴
槽(B) 内の湯が同図の循環回路に円滑に循環している場
合には、強制循環回路(1c)には循環切替弁(15)から循環
切替弁(16)に向かう一定の水流が確実に生じる。循環ポ
ンプ(P1)を一定時間(10秒間)運転状態として第1エ
アー抜き動作が実行された後、図8のステップ(64)(65)
によりエアー抜きチェックされ、一定時間(20秒間)
水流スイッチ(17)が「オン」状態を継続すれば、この循
環回路のエアー抜き完了と判定されて、その後に図3に
示す態様で上記した連続湯張り動作が実行されて、水位
センサ(18)による検知水位が水吐出口(12a)(12b)より高
い設定水位になると前記連続湯張り動作が停止され、湯
張りが完了する。
【0030】前記エアー抜きチェックにおいて、水流ス
イッチ(17)が「オフ」となると、上記循環回路の一部
(主に循環ポンプ(P1))にエアー咬みがあることとな
る。そこで、この場合には、循環ポンプ(P1)が停止され
て第2エアー抜き動作が実行され、その後に自吸式ポン
プ(P2)を用いた図7の第3エアー抜き動作が実行され
る。なお、前記第2エアー抜き動作とは、図6のよう
に、一定時間ろ過回路(2) のろ過容器(20)を逆流洗浄動
作であり、エアーの残留し易いろ過容器(20)内のろ過部
材を逆流洗浄することにより、この部分のエアー抜きを
確実にするものである。
【0031】前記第2エアー抜き動作は、図6のよう
に、湯張り回路(3a)から分岐させた逆洗用回路(3b)とろ
過回路(2) とを連通させると共に、ろ過回路(2) と復路
(1b)側とを遮断した状態に切替弁(31)(32)をセットし
て、湯張り弁(30)を開弁することによりろ過回路(2) に
逆流を生じさせて排出回路(3c)から排水するようにした
ものである。
【0032】また、この第2エアー抜き動作は、図8の
ように、第1回目の上記第1エアー抜き動作の終了後
に、ステップ(64)によりエアー抜き不良と判定された場
合(水流スイッチ(17)がオフの場合)にのみ実行され
る。他方の第3エアー抜き動作は、図7のように、復路
(1b)とろ過回路(2) とを連通させ、背側の循環切替弁(1
5)が往路(1a)側と強制循環回路(1c)のみを連通すると共
に切替弁(35)が強制循環回路(1c)のみを連通させた姿勢
にセットされ、足側の循環切替弁(16)が強制循環回路(1
c)と吐出口(12a) のみを連通させた状態にセットされ、
循環ポンプ(P1)を停止した状態で自吸式ポンプ(P2)を運
転させる動作である。
【0033】自吸式ポンプ(P2)は、この実施例では図9
に示す構成のものを採用しており、貯水室(25)と該貯水
室(25)の貯留水を出口(28)に吐出させる羽根車(26)とを
具備する。そして、該自吸式ポンプ(P2)は上記貯水室(2
5)に連通する入口(27)と前記出口(28)を共に上に向けた
状態で配設するようになっている。この自吸式ポンプ(P
2)では、貯水室(25)を具備することから、該貯水室(25)
に水が溜っている限り、その上流側回路に多少のエアー
が滞留していても、羽根車(26)による送水機能を失うこ
とがない。即ち、自吸式ポンプ(P2)の上流側の往路(1a)
や復路(1b)等に多少のエアーが滞留していても、該エア
ーが回路内の水と共に自吸式ポンプ(P2)に吸引される。
従って、これに伴って浴槽(B) の入浴水が吸引口(B1)→
復路(1b)及びろ過回路(2) →往路(1a)→自吸式ポンプ(P
2)と供給される。
【0034】これにより、循環経路全体が強制循環さ
れ、非自吸式の循環ポンプ(P1)内及び逆流が生じるろ過
容器(20)内をエアー抜きする。この第3エアー抜き動作
では、図8のステップ(66)〜ステップ(68)までの制御動
作が実行されるが、ステップ(66)に於いて15秒タイマ
ーと5分タイマーとが共に「オン」とされ、その後、ス
テップ(67)(68)によって水流スイッチ(17)(既述技術的
手段の項に記載の水流検知手段に対応する)の出力状態
が監視され、5分間の間に15秒間水流スイッチ(17)の
「オン」状態が継続すると、第3エアー抜きが完了した
と判定されて、ステップ(63)以下の第1エアー抜き動作
が再実行される。
【0035】次に、本願発明の対象たる異常検知工程に
ついて説明する。上記第1エアー抜き動作に引き続いて
上記第2エアー抜き動作が実行された後、上記第1エア
ー抜き動作が再実行されると、以後、自吸式ポンプ(P
)による第3エアー抜き動作(ステップ(66)〜
(68))と非自吸式の循環ポンプ(P)による第1
エアー抜き動作(ステップ(63)〜(65))を交互
に繰り返し、後者の第1エアー抜き動作が設定回数(2
0回)に達すると、異常と判定されて、エラー表示され
る。そして、本実施例によれば、第1回目の第1エアー
抜きの後に第2エアー抜きを実行した後、第1,第3エ
アー抜き動作を所定回数繰り返した後にエラー処理をす
るから、循環ポンプ(P)のエアー咬みが解消される
ことが多く、これにより、エラーの発生頻度が減少す
る。
【0036】第3エアー抜きの実行の際、水流スイッチ
(17)が15秒間継続的に「オン」にならない場合には1
5秒タイマーが停止リセットされた後、5分間にわたっ
てこの動作が継続され、この間に水流スイッチ(17)が
「オン」になると、再度15秒タイマーが「オン」とな
ってステップ(67)(68)によるチェックが実行される。
尚、5分間にわたって水流スイッチ(17)が「オン」にな
らない場合には、循環回路に異状があると判断されて自
吸式ポンプ(P2)をオフとした後、エラー表示される。
【0037】以上のようにして、循環ポンプ(P1)と自吸
式ポンプ(P2)を使い分けることにより、循環経路各部
(主に循環回路(P1))のエアー咬みやエアー抜き不良が
解消され、その結果、水位センサ(18)による精度の高い
水位検出が可能となって、所定の水位まで湯張りされる
と共に、湯張り完了後の追焚動作や、気泡運転動作にお
いて、非自吸式の循環ポンプ(P1)を確実に機能させるこ
とができる。
【0038】[その他]なお上記に於いては、湯張時に
機能しなくなった非自吸式の循環ポンプ(P1)の機能を回
復させる場合に本願発明を適用したが、気泡運転時に機
能しなくなった非自吸式の循環ポンプ(P1)を作動させる
場合に本願発明を適用してもよい。即ち、空気吸引回路
(13)の開閉弁(14)を開いて循環ポンプ(P1)を作動させて
も該ポンプにエアーが咬み込んでこれが機能を果たさな
い場合には、上記第1エアー抜きと第3エアー抜きの動
作を繰り返すようにして循環ポンプ(P1)の機能回復を図
ってもよいのである。又、非自吸式の循環ポンプ(P1)が
機能を果たさない場合は上記湯張り又は気泡運転時以外
であっても、必要に応じて上記各エアー抜きを適宜実行
してもよいことは言うまでもない。
【0039】尚、上記実施例では水流スイッチ(17)を強
制循環回路(1C)に配設したが、循環ポンプ(P1)の作動時
に水流が生じる回路であれば何れの回路に水流スイッチ
(17)を配設しても良い。例えば、循環回路(1) 等に水流
スイッチ(17)を配設することもできるのである。又、上
記実施例では循環ポンプ(P1)の出口側が自吸式ポンプ(P
2)の入口側に繋がるように接続したが、該自吸式ポンプ
(P2)の出入り口を反転させる態様で該ポンプを配設して
も良い。即ち、自吸式ポンプ(P2)の出口側が上記循環ポ
ンプ(P1)の出口側に繋がるようにしても良いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】本発明の実施例の構成の全体図
【図3】湯張り動作時の各部状態図
【図4】残水検知動作時の各部の状態図
【図5】第1エアー抜き動作時の各部の状態図
【図6】第2エアー抜き動作時の各部の状態図
【図7】第3エアー抜き動作時の各部の状態図
【図8】この実施例の制御装置のフローチャート図
【図9】自吸式ポンプ(P1)の説明図
【符号の説明】
(B) ・・・浴槽 (12)・・・吐出口 (B1)・・・吸引口 (P1)・・・循環ポンプ (1) ・・・循環回路 (P2)・・・自吸式ポンプ (1c)・・・強制循環回路 (15)(16)・循環切替弁 (1c)・・・強制循環回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(B)の構成壁に設けた吐出口(1
    2)と吸引口(B)を接続し且つ非自吸式の循環ポン
    プを具備する循環回路(1)と、前記循環回路(1)に
    おける前記循環ポンプの出口側から入口側に帰還するよ
    うに設けられ且ろ過容器(20)を挿入したろ過回路
    (2)と、前記循環回路(1)に於ける前記循環ポンプ
    の出口側回路の一部を迂回するように形成され且つ風呂
    用熱交換器(11)と自吸式の循環ポンプを具備する強
    制循環回路(1c)を設けたものに於いて、前記ろ過回
    路(2)には、水道に接続されて所定の流路切替により
    前記ろ過容器(20)を逆流洗浄して前記循環回路の外
    部に排出する逆流洗浄装置を連設し、非自吸式の前記循
    環ポンプが作動した際に生じる水流を検知する為の水流
    検知手段を設けると共に、非自吸式の循環ポンプの作動
    時には上記水流検知手段の出力を監視し、前記非自吸式
    の循環ポンプを作動させた後に水流検知手段から水流検
    知信号が生じない場合には、前記逆流洗浄装置を作動さ
    せた後に前記ろ過回路(2)の流れが順方向となるよう
    に流路を切り替えて追焚用の強制循環回路(1c)に挿
    入した自吸式の循環ポンプを作動させ、その後は、前記
    非自吸式の循環ポンプと自吸式の循環ポンプとを交互に
    作動させると共に当該動作を所定回数くり返し、前記所
    定回数くり返した後においても水流検知手段から水流検
    知信号が生じない場合には異常と判定するようにした風
    呂装置の異常検知方法。
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JP3093358U (ja) * 2002-10-10 2003-05-09 株式会社三和エレック コンクリート柱破砕機

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