JP2678340B2 - 風呂用ろ過回路の洗浄方法 - Google Patents

風呂用ろ過回路の洗浄方法

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JP2678340B2
JP2678340B2 JP22424993A JP22424993A JP2678340B2 JP 2678340 B2 JP2678340 B2 JP 2678340B2 JP 22424993 A JP22424993 A JP 22424993A JP 22424993 A JP22424993 A JP 22424993A JP 2678340 B2 JP2678340 B2 JP 2678340B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は風呂装置に組み込まれた
ろ過回路、即ち、入浴水の汚れを防止するろ過回路の洗
浄方法に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】入浴水の湯垢等を吸着・除去して
該入浴水の汚れを防止するろ過回路が組み込まれた風呂
装置として特願平5−165709号(特開平7−24
224号)の発明を既に提案した。上記風呂装置は図1
に示す概略構造を有し、浴槽(B) の下部には循環回路
(1)を構成する復路(1b)の上流端が接続されている。他
方、前記循環回路(1) を構成する往路(1a)の下流部は浴
槽(B) の背側と足側の側壁に形成された吐出口(12)(12)
に繋がっていると共に、上記循環回路(1) には循環ポン
プ(P01) が配設されている。
【0003】入浴水の湯垢等を除去する為のろ過回路
(2) は上記循環ポンプ(P01) に並列接続されており、該
ろ過回路(2) を構成するろ過容器(20)の出入り口近傍に
は切替弁(31)(32)が配設されている。そして、入口側の
切替弁(32)には大気に開放する排出回路(3c)が接続され
ていると共に、他方の出口側の切替弁(31)には給湯器
(4) から引き出され且つ湯張り弁(30)や流量カウンタ(3
4)を具備する湯張り回路(3a)が接続されている。又、上
記給湯器(4) の下流側には、前記湯張り回路(3a)以外に
も、シャワーや台所の出湯蛇口に繋がる給湯回路(37)が
形成されている。
【0004】浴槽(B) の側壁に形成された吐出口(12)(1
2)には、開閉弁(14)を介して外気を吸引する為の空気吸
引回路(13)が接続されており、前記開閉弁(14)を開弁し
て循環ポンプ(P01) を作動させると、循環回路(1) 内に
生じる水流のエゼクタ効果によって空気吸引回路(13)か
ら外気が吸引されると共にこれが該浴槽(B) 内に噴出さ
れて気泡運転が行われる。そして、該気泡運転時には、
循環ポンプ(P01) から吐出される水の一部が前記ろ過回
路(2) 側に分岐してろ過容器(20)を通過し、これが再び
循環ポンプ(P01) の入口側に帰還して該水がろ過され
る。これにより、浴槽内の入浴水が次第に浄化される。
【0005】このものでは、ろ過容器(20)内のろ過材に
付着した湯垢等を定期的に洗浄除去し得るようにしてお
り、これにより、該ろ過容器(20)の能力喪失を未然に防
止できるようにしている。即ち、既述した気泡運転の継
続時間が基準時間(一般的には7分程度)を越えると、
循環ポンプ(P01) とろ過回路(2) を遮断状態にして湯張
り回路(3a)→切替弁(31)→ろ過容器(20)→切替弁(32)→
排出回路(3c)と繋がる回路が成立するように切替弁(31)
(32)を切り替え、この状態で湯張り弁(30)を開弁するの
である。すると、気泡運転時にろ過容器(20)を流れてい
た入浴水の通過方向(図1の実線の矢印で示す方向)と
逆方向(同図の点線の矢印で示す方向)の水が該ろ過容
器(20)内に流れることとなり、該逆流水でろ過容器(20)
内が洗浄されると共に洗浄後の水が排出回路(3c)から外
部に排出せしめられる。そして、該洗浄時にろ過容器(2
0)に供給した洗浄水の量を流量カウンタ(34)の出力で判
断し、該洗浄水の量が所定水量(例えば10リットル)
に達すると、該洗浄動作を終了させて再びろ過回路(2)
と循環ポンプ(P01) が連通状態にして通常の気泡運転を
続行する。
【0006】ところが、上記従来のものでは、ろ過容器
(20)の洗浄動作と給湯回路(37)による給湯動作が同時進
行すると、給湯回路(37)に供給される水量だけろ過容器
(20)に供給される洗浄水の量が少なくなって該ろ過容器
(20)を流れる洗浄水の流速が低下する。即ち、ろ過容器
(20)内のろ過材に付着した汚れを十分に洗浄する為に必
要な流速が確保できなくなるのである。又、給湯回路(3
7)側でも、ろ過回路(37)の洗浄水の水量だけ供給量が少
なくなり、快適な温水使用が阻害される。
【0007】そこで、上記問題を解決する為に、給湯回
路(37)で給湯操作された場合はろ過容器(20)の洗浄を中
断し、該給湯動作が終了した後に再びろ過容器(20)の洗
浄をやり直すことも考えられる。ところが、かかる場合
は、給湯回路(37)で断続的に給湯操作されることがある
と、該洗浄動作が繰り返して中断せしめられて該洗浄動
作が長期に亘って終了しないこととなる。従って、かか
る場合はろ過容器(20)を洗浄する洗浄水が無駄に消費さ
れる不都合が生じる。
【0008】一方、給湯回路(37)で給湯操作された場合
は、その時点でろ過容器(20)の洗浄を完全に打ち切るこ
とも考えられるが、かかる場合は、該ろ過容器(20)の洗
浄が不十分となってその洗浄能力を十分に回復すること
ができない。このように、上記何れの対策を講じても、
適正水量の洗浄水でろ過容器(20)を十分に洗浄すること
ができないのである。
【0009】尚、上記従来のものでは、ろ過容器(20)に
供給する洗浄水の量が所定水量に達するまで洗浄動作を
実行するようにしたが、ろ過容器(20)の洗浄時間を監視
し、該洗浄時間が所定値に達するまで該ろ過容器(20)を
洗浄するようにしても良い。そして、かかる場合に於い
ても、該ろ過容器(20)の洗浄と給湯動作が競合した場合
には上記と同様の問題が生じる。本発明は上記の点に鑑
みて成されたもので、『浴槽(B) から吸引した入浴水を
ろ過容器(20)を通して再び浴槽(B) に環流させる循環ポ
ンプと、前記ろ過容器(20)の上流側に切替弁(32)を介し
て接続され且つ大気に開放する排出回路(3c)と、上記ろ
過容器(20)の下流側に切替弁(31)を介して接続された湯
張り回路(3a)と、該湯張り回路(3a)又はその上流側から
分岐させた給湯回路(37)と、湯張り回路(3a),切替弁(3
1),ろ過容器(20),切替弁(32),排出回路(3c)と繋がる
回路に通水してろ過容器(20)内を逆流洗浄する際にろ過
容器(20)へ供給した洗浄水の量や該ろ過容器を洗浄した
時間を測定する洗浄量判定手段を設け、該洗浄量判定手
段の出力が予め定められた必要洗浄水量又は必要洗浄時
間になったときに前記逆流洗浄動作を停止させるように
したもの』に於いて、ろ過容器(20)の洗浄動作中に給湯
回路(37)で給湯操作された場合であっても、予め定めら
れた適正量の洗浄水でろ過容器の十分な洗浄ができるよ
うにすることをその課題とする。
【0010】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『給湯動作中に給湯信号を出す給湯検知手段
と、洗浄量判定手段の出力を上記給湯信号発生時に記憶
する洗浄量記憶手段を設け、洗浄動作中に上記給湯検知
手段が給湯信号を出力したときはろ過容器(20)の洗浄動
作を一時的に中断すると共に、上記給湯検知手段の給湯
信号が消失したときは洗浄量記憶手段が記憶している洗
浄量と予め定められた必要洗浄量の差として定まる不足
洗浄量だけろ過容器(20)の洗浄動作を再実行するように
した』ことである。
【0011】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。ろ過容
器(20)の洗浄動作が開始すると、その洗浄水の量又は洗
浄時間が洗浄量判定手段で計測される。次に、上記ろ過
容器(20)の洗浄中に給湯操作がされると、給湯検知手段
が給湯信号を出力すると共に、該給湯信号によってろ過
容器(20)の洗浄動作が中断せしめられる。又、上記給湯
中に於いては、前記洗浄量判定手段が測定したろ過容器
(20)の洗浄量、即ち、上記洗浄動作が中断せしめられる
までにろ過容器(20)に供給された洗浄水の量や該ろ過容
器(20)を洗浄した洗浄時間が洗浄量記憶手段で記憶され
る。
【0012】そして、上記給湯動作が終了して給湯検知
手段からの給湯検知信号が消失すると、洗浄量記憶手段
が記憶している上記洗浄量と予め定められた必要洗浄量
の差としての不足洗浄量(不足洗浄水量又は不足洗浄時
間)だけろ過容器(20)の洗浄動作を再実行する。即ち、
ろ過容器(20)を洗浄するために予め定められた洗浄水の
量や洗浄時間から、既にろ過容器(20)に供給し終えた洗
浄水の量や既に実行した洗浄時間を減算し、これによっ
て不足洗浄量を判断し、該不足洗浄量だけろ過容器(20)
の洗浄動作を実行して該洗浄動作を終了させるのであ
る。
【0013】このように、上記技術的手段によれば、ろ
過容器(20)の洗浄動作中に給湯回路(37)で給湯操作がさ
れ場合、ろ過容器(20)の洗浄動作が一時的に中断せしめ
られるものの、予め定められた洗浄水量や洗浄時間だけ
過不足なく該ろ過容器(20)の洗浄動作が実行される。
【0014】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。ろ過容器(2
0)の洗浄動作と給湯回路(37)による給湯動作が競合した
場合でも、予め定められた洗浄量だけ該ろ過容器(20)を
洗浄することができるから、洗浄水の浪費が防止できる
と共に然もろ過容器(20)の完全な洗浄効果が得られる。
【0015】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図2以下に
基づいて詳述する。この実施例の方法を採用する泡風呂
装置は、図2に示す構成を採用し、基本的な構成は既述
の従来例と同様である。浴槽(B) には、上記した吐出口
(12)(12)に対応する足側の吐出口(12a) と背側の吐出口
(12b) とが設けられ、各吐出口には循環回路(1) の往路
(1a)の分岐回路が各別に接続されている。浴槽(B) の吸
引口(B1)からの復路(1b)は非自吸式の大容量の循環ポン
プ(P1)の入口側に接続され、この循環ポンプ(P1)の出口
側に接続される往路(1a)が分岐点(Q) で分岐されてその
一方は足側の吐出口(12a) に、他方は背側の吐出口(12
b) にそれぞれ接続されて循環回路(1) が構成されてい
る。そして、前記吐出口(12a)(12b)には空気吸引回路(1
3)の下流側の分岐回路が各別に接続され、この空気吸引
回路(13)の前記吐出口への経路は前記分岐点の上流側に
挿入した開閉弁(14)によって開閉される。
【0016】循環回路(1) に並列に設けられるろ過回路
(2) はろ過容器(20)を挿入した構成で、ろ過容器(20)の
両端と循環ポンプ(P1)の入口側及び出口側とが接続さ
れ、ろ過容器(20)のろ過方向が循環ポンプ(P1)による循
環回路の順方向と一致している。尚、ろ過回路(2) に於
けるろ過容器(20)の出口側には切替弁(31)が、ろ過容器
(20)の入口側には切替弁(32)がそれぞれ設けれ、切替弁
(31)には逆洗用回路(3b)が接続され、切替弁(32)には排
出回路(3c)が接続されている。
【0017】この泡風呂装置には、給湯器(4) 及び風呂
用熱交換器(11)が内蔵されている。前記給湯器(4) は、
熱交換器への入口側の給水管(41)からのバイパス回路(4
3)を熱交換器を介する被加熱回路(42)と合流させた、所
謂、バイパスミキシング方式としてある。したがって、
給水管(41)と前記バイパス回路(43)の分岐点に挿入した
制御弁(46)によって分配量を制御することによって出湯
回路(44)からの出湯温度が設定温度に維持される。
【0018】また、この実施例では、出湯回路(44)から
分岐させた湯張り回路(3a)にも給水管(41)からの分岐回
路(45)を合流させて、この合流点に切替制御弁(33)が挿
入されている。この切替制御弁(33)は、サーボモータ
(M) によってその開度が制御されるもので、この実施例
では、湯張り回路(3a)への湯量を制御できると共に、湯
張り回路(3a)と、出湯回路(44)側又は分岐回路(45)側と
を、択一的に連通させられるようになっている。従っ
て、湯張り回路(3a)と分岐回路(45)のみを連通させて水
道水をそのまま浴槽(B) に給水することができ、この場
合に被加熱回路(42)が冷水で満たされることがないか
ら、再出湯時に冷水サンド現象が生じにくい。
【0019】前記湯張り回路(3a)には湯張り弁(30)とそ
の下流側の流量カウンタ(34)が配設されており、該流量
カウンタ(34)は湯張り回路(3a)部分に単位量の水が流れ
る毎にパルスを出すように構成されている。そして、該
パルスはパルスカウンタ(39)でカウントされるようにな
っている。従って、上記パルスカウンタ(39)の出力は湯
張り回路(3a)に供給された水の量の累積量を示すことと
なる。そして、この実施例では、該パルスカウンタ(39)
と上記流量カウンタ(34)の組み合わせが既述技術的手段
の項に記載の洗浄量判定手段に対応している。
【0020】又、上記流量カウンタ(34)の下流側には圧
送ホッパ(5) が挿入されており、湯張り回路(3a)の下流
端は後述する循環加熱用の強制循環回路(1c)の自吸式ポ
ンプ(P2)の上流側に連通接続されている。そして、この
湯張り回路(3a)と前記強制循環回路(1c)との合流点には
切替弁(35)が設けられている。この切替弁(35)は、湯張
り回路(3a)側を遮断して強制循環回路(1c)のみを連通さ
せた状態と、湯張り回路(3a)を強制循環回路(1c)の自吸
式ポンプ(P2)側及び循環切替弁(15)側の双方の側に連通
させた状態とに切り替えられる構成である。
【0021】前記圧送ホッパ(5) は、ケーシング(50)内
の弁室(51)に収容された弁装置(52)と、前記弁室に連設
され且つ大気側に開放する空気室(53)とを具備する構成
としてある。前記弁室(51)と空気室(53)との区画壁には
空気吸引口(54)が開口し、これと対向する位置で且つ弁
室(51)の入口部には弁座口(55)が開口し、この間には、
前記空気吸引口(54)及び前記弁座口(55)に対向する弁体
を具備する弁装置(52)が内蔵されている。そして、この
弁装置(52)は、バネ(図示せず)により常時前記弁座口
(55)を閉塞し且つ前記空気吸引口(54)を開放するように
付勢され、湯張り回路(3a)の水流によって弁座口(55)を
開放し且つ空気吸引口(54)を閉じるように作用する形式
である。
【0022】前記弁室(51)の側壁には湯張り回路(3a)の
下流側回路(3a1) が連通接続され、この下流側回路(3
a1) と空気室(53)とは排水弁(56)を挿入した連通管(57)
によって連通接続されている。強制循環回路(1c)は、循
環回路(1) の背側回路に挿入した循環切替弁(15)と、足
側回路に挿入した循環切替弁(16)との間に自吸式ポンプ
(P2)及び風呂用熱交換器(11)を挿入した構成であり、自
吸式ポンプ(P2)の入口側が前記循環切替弁(15)と接続さ
れると共に、自吸式ポンプ(P2)の出口側が風呂用熱交換
器(11)を介して前記循環切替弁(16)と接続され、この自
吸式ポンプ(P2)と前記循環切替弁(15)との間に切替弁(3
5)が挿入されている。又、自吸式ポンプ(P2)の出口側に
は水流スイッチ(17)が挿入され、前記循環切替弁(16)と
吐出口(12a) との間には圧力式の水位センサ(18)が挿入
されている。従って強制循環回路(1c)は、循環切替弁(1
5)→切替弁(35)→自吸式ポンプ(P2)→水流スイッチ(17)
→風呂用熱交換器(11)→循環切替弁(16)の経路となる。
【0023】尚、この水位センサ(18)は吐出口(12a) を
介して連通する浴槽(B) 内の水位に対応する圧力を検知
するものである。上記構成の泡風呂装置の動作について
以下に説明する。尚、この実施例では、各部はマイクロ
コンピュータによって制御される構成となっており、主
要各部のに動作については、図5に示すフローチャート
に基づいて説明する。
【0024】図5に示すように、ステップ(81)〜(83)に
於いて図示しない洗浄スイッチや気泡運転スイッチの操
作の有無、追焚の必要性、更には浴槽(B) が水位低下し
た際に於ける補水の必要性を監視する。ステップ(81)で
洗浄スイッチの操作が確認されると、必要洗浄水量Vを
「30リットル」にセットし、更に図4示す逆流洗浄用
の回路を成立させる。即ち、湯張り回路(3a)から分岐さ
せた逆洗用回路(3b)とろ過回路(2) とを連通させると共
に、ろ過回路(2) と往路(1a)及び復路(1b)側とを遮断し
た状態に切替弁(31)(32)をセットして、湯張り弁(30)を
開弁することによりろ過回路(2) に逆方向の水流を与え
て該水を排出回路(3c)から排水するのである(ステップ
(84)参照)。又、該ステップ(84)では水量計として機能
するパルスカウンタ(39)をリセットすると共に、ろ過容
器(20)に供給した洗浄水の量を記憶する洗浄量記憶手段
たるメモリを「0」にセットする。即ち、該メモリによ
って洗浄済水量(S) が記憶されるのである。
【0025】そして、逆流洗浄動作の開始時からパルス
カウンタ(39)がカウントした水量と洗浄量記憶手段たる
マイコン内のメモリに記憶されている洗浄済水量(S) の
和(ろ過容器(20)を洗浄した水量の累積量)をステップ
(85)で監視し、該水量の和が上記必要洗浄水量V以下の
場合は、更にステップ(85)を実行し、シャワーや台所の
出湯蛇口等に繋がる給湯回路(37)で出湯操作がされたか
否かを判断する。即ち、給水管(41)に単位量の水が流れ
る毎にパルスを出す元流量カウンタ(38)と流量カウンタ
(34)の出力を監視し、これら両者のパルスの発生頻度に
差があるか否かにより給湯操作されたか否かを判断する
のである。
【0026】尚、この実施例では上記両流量カウンタ(3
4)(38)とこれらが単位時間に出力するパルス数の差を演
算するマイコン内の機能部が既述技術的手段の項に記載
の給湯検知手段に対応している。そして、ステップ(86)
で上記シャワー等で出湯操作されたと判断された場合
は、ステップ(87)で湯張り弁(30)を閉じてろ過容器(20)
の洗浄動作を中断させると共に、その時点に於ける洗浄
済水量(S) を演算する。即ち、「洗浄済水量(S) =洗浄
済水量(S) +パルスカウンタ(39)の計測水量」を演算す
るのである。
【0027】次に、ステップ(89)でシャワーや出湯蛇口
での温水使用が停止されたと判断されると、ステップ(9
0)でパルスカウンタ(39)をリセットすると共に、湯張り
弁(30)を開いてろ過容器(20)の洗浄を再開する。即ち、
再びろ過容器(20)に供給した総洗浄水量(洗浄済水量
(S) +パルスカウンタ(39)の計測水量)が必要洗浄水量
Vを越えたか否かを判断するステップ(85)を実行するの
である。そして、上記総洗浄水量が必要洗浄水量V以上
になると、ステップ(88)で湯張り弁(30)を閉じてろ過容
器(20)の洗浄動作を終了させる。
【0028】次に、気泡運転について説明する。ステッ
プ(82)で気泡運転スイッチが操作されたことが確認でき
ると気泡時間計測タイマー(T6)を「0」にセットして気
泡運転を開始する。即ち、図3に示すように、吸引口(B
1)→循環ポンプ(P1)及びろ過回路(2) →往路(1a)→循環
切替弁(15)(16)→吐出口(12a) (12b) と繋がる回路及
び、循環切替弁(15)→強制循環回路(1C)→循環切替弁(1
6)と繋がる回路が連通するように循環切替弁(15)(16)(3
5)や切替弁(31)(32)を切り替え、この状態で開閉弁(14)
を開弁させると共に自吸式ポンプ(P2)と循環ポンプ(P1)
を作動させる。これにより、吸引口(B1)→循環ポンプ(P
1)→往路(1a)→循環切替弁(15)(16)→吐出口(12a) (12
b) と繋がる回路で入浴水が循環せしめられると共に、
吐出口(12a) (12b) から浴槽内に噴出する水のエゼクタ
効果によって空気吸引回路(13)から外気が吸引されてこ
れが浴槽(B) に気泡状態で供給される。即ち、ステップ
(821) に示す気泡運転動作が開始するのである。
【0029】そして、上記気泡運転が開始すると、ステ
ップ(91)で気泡運転累積時間(BT)が1秒毎に増加せしめ
られると共に、気泡運転スイッチがOFF操作されるま
でに上記気泡運転累積時間(BT)が7分以上になった場合
(ステップ(911) (92)参照)には、気泡運転累積時間(B
T)を「0」にセットすると共に、必要洗浄水量Vを「1
0リットル」に設定する(ステップ(93)参照)。次に、
既述したステップ(84)以下の洗浄動作を実行する。即
ち、循環ポンプ(P1)を駆動させたままの状態で、切替弁
(31)(32)を切り替えることにより循環ポンプ(P1)とろ過
回路(2) を遮断状態にして湯張り回路(3a)→逆洗用回路
(3b)→切替弁(31)→ろ過容器(20)→切替弁(32)→排出回
路(3c)と繋がる回路を成立させる(図6参照)。する
と、該洗浄動作時には該洗浄動作と上記した気泡運転が
同時に進行することとなる。
【0030】そして、上記ろ過容器(20)の洗浄中に台所
やシャワー等で給湯操作された場合は、ステップ(86),
(87),(89)の順序で制御動作が進行し、給湯操作が終了
するまでろ過容器(20)の洗浄動作が中断する。そして、
給湯動作が終了するとステップ(90)でろ過容器(20)の洗
浄を再開し、該洗浄動作が終了すると、ステップ(81),
(82)を実行して気泡運転スイッチがOFF操作されてい
なければ、ステップ(821) ,(91)以下の気泡運転を続行
する。そして、気泡運転スイッチがOFF操作される
と、該OFF操作がされたことをステップ(911) で判断
して気泡運転を停止させる。尚、この気泡運転が停止し
た後に於いても、上記気泡運転累積時間(BT)は記憶され
ている。
【0031】図7は第2実施例の制御動作を示すフロー
チャートで、このものでは、ろ過容器(20)の洗浄量を時
間で判断するようにしている。この為、洗浄スイッチが
操作された場合には、ステップ(812) で必要洗浄時間(T
7)を3分にセットし、気泡運転中にろ過容器(20)の洗浄
が必要になった場合には必要洗浄時間(T7)を1分にセッ
トするようにしている(ステップ(93))。そして、ろ過
容器(20)を実際に洗浄するステップ(84)以下に於いて
は、ろ過容器(20)の洗浄継続時間を計測するタイマー
(T) の計測時間と、給湯操作によってろ過容器(20)の洗
浄動作が中断せしめられたときに既に経過している洗浄
済時間(T8)を利用し、必要洗浄時間(T7)だけの洗浄が実
行されたか否かを判断するようにしている。即ち、シャ
ワーや台所の出湯蛇口等で給湯操作されると、既に洗浄
したろ過容器(20)の洗浄時間を洗浄済時間(T8)として記
憶し(ステップ(87))、ろ過容器(20)の洗浄を再開した
後に於ける洗浄時間(タイマー(T) の出力)が、必要洗
浄時間(T7)と上記洗浄済時間(T8)の差より大きくなると
(ステップ(85))、湯張り弁(30)を閉じて洗浄動作を停
止させる。
【0032】このように、上記のものによれば、ろ過容
器(20)の洗浄動作が給湯操作等によって中断された場合
には、該給湯動作が終了するまでろ過容器(20)の洗浄動
作を中断し、その後、残余の洗浄動作を実行するから、
ろ過容器(20)を奇麗に洗浄できる。又、中断後に於ける
ろ過容器(20)の再洗浄時に必要洗浄水量又は必要洗浄時
間だけの洗浄動作を最初から改めて実行し直すものでは
ないから、洗浄動作が長時間に亘って繰り返されること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】本発明の実施例の構成の全体図
【図3】気泡運転時の各部状態図
【図4】ろ過容器(20)を洗浄する際の各部の状態図
【図5】第1実施例の制御動作を示すフローチャート
【図6】気泡運転時にろ過容器(20)を洗浄する場合の各
部の状態図
【図7】第2実施例の制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
(B) ・・・浴槽 (12)・・・吐出口 (B1)・・・吸引口 (P1)・・・循環ポンプ (1) ・・・循環回路 (P2)・・・自吸式ポンプ (1c)・・・強制循環回路 (15)(16)・循環切替弁 (1c)・・・強制循環回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽(B) から吸引した入浴水をろ過容器
    (20)を通して再び浴槽(B) に環流させる循環ポンプと、
    前記ろ過容器(20)の上流側に切替弁(32)を介して接続さ
    れ且つ大気に開放する排出回路(3c)と、上記ろ過容器(2
    0)の下流側に切替弁(31)を介して接続された湯張り回路
    (3a)と、該湯張り回路(3a)又はその上流側から分岐させ
    た給湯回路(37)と、湯張り回路(3a),切替弁(31),ろ過
    容器(20),切替弁(32),排出回路(3c)と繋がる回路に通
    水してろ過容器(20)内を逆流洗浄する際にろ過容器(20)
    へ供給した洗浄水の量や該ろ過容器を洗浄した時間を測
    定する洗浄量判定手段を設け、該洗浄量判定手段の出力
    が予め定められた必要洗浄水量又は必要洗浄時間になっ
    たときに前記逆流洗浄動作を停止させるようにしたもの
    に於いて、給湯動作中に給湯信号を出す給湯検知手段
    と、洗浄量判定手段の出力を上記給湯信号発生時に記憶
    する洗浄量記憶手段を設け、洗浄動作中に上記給湯検知
    手段が給湯信号を出力したときはろ過容器(20)の洗浄動
    作を一時的に中断すると共に、上記給湯検知手段の給湯
    信号が消失したときは洗浄量記憶手段が記憶している洗
    浄量と予め定められた必要洗浄量の差として定まる不足
    洗浄量だけろ過容器(20)の洗浄動作を再実行するように
    した風呂用ろ過回路の洗浄方法。
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