JP2695717B2 - 透過型フォトインタラプタの製造方法 - Google Patents

透過型フォトインタラプタの製造方法

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JP2695717B2 JP27221891A JP27221891A JP2695717B2 JP 2695717 B2 JP2695717 B2 JP 2695717B2 JP 27221891 A JP27221891 A JP 27221891A JP 27221891 A JP27221891 A JP 27221891A JP 2695717 B2 JP2695717 B2 JP 2695717B2
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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検出物の有無を無接点
で検出する透過型フォトインタラプタ(以下、単にフォ
トインタラプタと記す)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について図7乃至図9を参照
して説明する。図7(a),(b),(c)はそれぞれ
従来例による受光側1次モールド体の正面図、側面図、
平面図、図8は従来例による受発光側の両1次モールド
体及びスリット板を2次モールド金型内にインサートし
た状態を示す断面図、図9は従来例によるフォトインタ
ラプタの光路絞り用の突部拡大図である。
【0003】従来のフォトインタラプタは、図7(a)
乃至(c)に示す様に受光チップ1をリード端子2へ搭
載し、受光チップ1を他のリード端子3へ金線4で結線
し透光性樹脂5により被覆して受光側1次モールド体を
形成している。このとき透光性樹脂部5の受光チップ上
面が凸状5aになるように成形している。同様に、前記
受光側1次モールド体の受光チップ1の代わりに発光チ
ップ6を用いて発光側1次モールド体を形成する。
【0004】次に図8に示す様に、これら両1次モール
ド体を対向させ、これを2次モールド金型7内部に挿入
し1次モールド凸部5aのLの部分を2次モールド金型
7に接触させ、これに遮光性樹脂8を充填させ一体成形
する。このときL部分は2次モールド金型7に接触して
いる為、2次モールド成形後に遮光性樹脂8に覆われる
ことはなく、1次モールドの光の通路となる。つまりこ
のLの大きさを変えることにより光の通路の幅を決定し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術ではL部分の長さを短くすることにより光の通路の幅
(スリット)が狭くなり、より高分解能なフォトインタ
ラプタが得られるが、図9に示す様に図7の5a部のコ
ーナーは実際にはいくらかの曲率があり、Lに対して2
次モールド金型7に接触する部分L’は小さくなり、
L’の寸法は樹脂成形品の為不安定で極端な場合0とな
る可能性もあり、この方法でL’を0.1mm程度に安
定して成形することは難かしい。
【0006】又L’が小さくできたとしても2次モール
ドの際、L’部が金型7に接触するよう7aにて後から
押圧しているので5a部強度的にも成形が難かしくなる
という課題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、製造工程が簡易で、しかも光路を絞る狭いスリット
幅を確実に確保できるフォトインタラプタの製造方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、共通フレームに同一ピッチで接続された複
数の発光側リード端子及び複数の受光側リード端子に受
発光チップをそれぞれ搭載し、透光性樹脂で1次モール
ドした両1次モールド連接体を備え、前記両1次モール
ド連接体の発光面と受光面の内、少なくとも受光面側
に、前記受発光チップに対応する複数のスリット板を前
記共通フレームと同一ピッチで連接したスリット板連接
体を重ね、該スリット板連接体を含めて前記両1次モー
ルド連接体を相対向するように遮光性樹脂で一体的に2
次モールドしてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】複数の受発光チップをそれぞれ1次モールドし
て連接した1次モールド連接体に対して、前記受発光チ
ップに対応する複数の金属製スリット板を連接したスリ
ット板連接体を重ね、その後受発光側の両1次モールド
連接体を相対向するように2次モールドするので、スリ
ット板のセットが容易な上、位置精度が正確で一度の工
程で複数個のフォトインタラプタを形成でき生産効率を
向上できる。
【0010】また、スリット板は金属製なので、スリッ
ト幅を狭く形成でき、しかも変形することがなく高分解
能且つ高信頼性のフォトインタラプタが得られる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例について、図1乃至図6を
参照して説明する。
【0012】図1(a),(b),(c)はそれぞれ、
本実施例によるフォトインタラプタの受光側1次モール
ド体の正面図、側面図、平面図、図2(a),(b),
(c)はそれぞれ、光の通路を制限するスリット板の正
面図、側面図、平面図、図3は受発光側の両1次モール
ド体及びスリット板を2次モールド金型内にインサート
した状態を示す断面図、図4は図3のA−A’線断面
図、図5は本実施例によるフォトインタラプタの斜視
図、図6は本実施例によるフォトインタラプタの1次モ
ールド連接体とスリット板連接体を組合せる工程を示す
斜視図である。
【0013】なお、図7乃至図9に示した従来例と同一
機能部分には同一記号を付している。
【0014】本実施例によるフォトインタラプタの製造
は、後述の図6に示すように複数個を連接した状態で形
成するが、図1乃至図5では単一のフォトインタラプタ
をとり挙げて説明する。
【0015】図1に示すようにリード端子2へ受光チッ
プ1を搭載し、他方のリード端子3へ金線4により内部
結線し、熱硬化性の透光性樹脂9、例えばエポキシ樹脂
で注型又はトランスファモールド方式により1次モール
ドした受光側透光樹脂体を形成する。これと同様に、受
光チップ1の代わりに発光チップ6を用いた発光側透光
樹脂体を形成する。
【0016】ここで、両透光樹脂体の光の通路となる面
9aは平坦になっている。又図6に示す様に、リード端
子2,3は先端部で位置決め穴13aを備えた共通フレ
ーム13により一体的に接続されている。
【0017】次に、金属板で光の通路となるスリット1
0bを備えたスリット板10を形成する。このスリット
板10は左右両端にL型の部分10aを備え、又2次モ
ールド金型11へインサート成形する為リード部10c
を備えている。このリード部10cは、先端部で前記透
光樹脂体の共通フレーム13の位置決め穴13aと同一
の径、ピッチの位置決め穴14aを備えた共通フレーム
14に対して一体的に接続されている。
【0018】次に、図6に示すように、前記受発光側の
両1次モールド連接体Aとスリット板連接体Bとをそれ
ぞれの共通フレーム13,14の位置決め穴13a,1
4aが重なるように重ね合わせて、この状態で図3のよ
うに2次モールド金型11内へ挿入し、熱可塑性の遮光
性樹脂12、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイ
ド)で射出成形を行ない一体化する(図6では受発光部
の一方のみを示している)。
【0019】その後、射出成形後、2次モールド金型1
1より離型して、図5のようなフォトインタラプタを得
る。このとき、スリット板10の左右両端にL型部10
aがあり、図4に示す様にこのL型部10a遮光性樹脂
12の内部に埋め込まれることになるので、スリット板
10は透光樹脂体と確実にかみ合い離れることはない。
【0020】以上の説明から明らかな通り、本実施例に
よれば光の通路を制限するスリット板10を金属により
作製する為スリット幅Sを0.1mm以下に小さくする
ことが可能(スリット幅Sはスリット板の厚さと同じに
まで狭くできる)であり、又、スリット板10は位置決
め穴を備えたフレーム状の為、スリット板のフォトイン
タラプタ外形に対する位置精度もよく高分解能(分解能
0.1mm以下)フォトインタラプタが得られる。さら
に多数個が一度に成形できるという利点があり生産性の
向上にも通ずる。
【0021】なお、本実施例においては、受発光両側に
スリット板を設けた例を示しているが、本実施例より効
果は下がるが、受光側のみにスリット板を設けてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
発光側の各1次モールド連接体と金属製のスリット板連
接体とを、それぞれを支持する共通フレームによって多
連式に同時に2次モールドするので、スリット板のセッ
トが容易で位置精度が正確な上、複数個のフォトインタ
ラプタを同時に形成でき生産効率を向上できる。
【0023】また、スリット板は金属製なので、スリッ
ト幅を狭く形成でき、しかも変形することがなく高分解
能、高信頼性のフォトインタラプタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c)はそれぞれ、本発明の
一実施例によるフォトインタラプタの受光側1次モール
ド体の正面図、側面図、平面図である。
【図2】(a),(b),(c)はそれぞれ、光の通路
を制限する本発明の一実施例のスリット板の正面図、側
面図、平面図である。
【図3】本発明の一実施例による受発光側の両1次モー
ルド体及びスリット板を2次モールド金型内にインサー
トした状態を示す断面図である。
【図4】図3のA−A’線断面図である。
【図5】本発明の一実施例によるフォトインタラプタの
斜視図である。
【図6】本発明の一実施例によるフォトインタラプタの
1次モールド連接体とスリット板連接体を組み合せる工
程を示す斜視図である。
【図7】(a),(b),(c)はそれぞれ従来例によ
る受光側1次モールド体の正面図、側面図、平面図であ
る。
【図8】従来例による受発光側の両1次モールド体及び
スリット板を2次モールド金型内にインサートした状態
を示す断面図である。
【図9】従来例によるフォトインタラプタの光路絞り用
の突部拡大図である。
【符号の説明】
1 受光チップ 2,3 リード端子 6 発光チップ 9 透光性樹脂 10 スリット板 11 遮光性樹脂 13,14 共通フレーム A 1次モールド連接体 B スリット板連接体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通フレームに同一ピッチで接続された
    複数の発光側リード端子及び複数の受光側リード端子に
    受発光チップをそれぞれ搭載し、透光性樹脂で1次モー
    ルドした両1次モールド連接体を備え、 前記両1次モールド連接体の発光面と受光面の内、少な
    くとも受光面側に、前記受発光チップに対応する複数の
    スリット板を前記共通フレームと同一ピッチで連接した
    スリット板連接体を重ね、該スリット板連接体を含めて
    前記両1次モールド連接体を相対向するように遮光性樹
    脂で一体的に2次モールドしてなることを特徴とする透
    過型フォトインタラプタの製造方法。
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