JP2694485B2 - ノズルタッチ方法 - Google Patents

ノズルタッチ方法

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JP2694485B2 JP3335962A JP33596291A JP2694485B2 JP 2694485 B2 JP2694485 B2 JP 2694485B2 JP 3335962 A JP3335962 A JP 3335962A JP 33596291 A JP33596291 A JP 33596291A JP 2694485 B2 JP2694485 B2 JP 2694485B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1777Nozzle touch mechanism

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動式射出成形機の
ノズルタッチに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機は型締め部と射出部を備え、
パージングやスィベル時以外の通常の射出成形作動で
は、常時、射出部のノズルが固定側金型に当接したノズ
ルタッチ状態とされる。すなわち、型締め部の固定プラ
テンは、射出成形の間、型締め部における型開閉の状態
(金型の開閉状態)にかかわらず常時、ノズルタッチ圧
を受けている。
【0003】ノズルタッチ圧は射出成形機の駆動源が油
圧である場合には、射出用シリンダーとノズルタッチ用
シリンダーの駆動源が同じであることによって、射出用
シリンダーの作動と連動し、射出・保圧過程時の射出用
シリンダーが強圧状態にあるときはノズルタッチ圧も強
圧とされる。また、冷却・計量過程では射出用シリンダ
ーは弱い圧力あるいは逆方向に作用する圧力状態とさ
れ、同時にノズルタッチ圧も弱いものとなる。これによ
って射出時の樹脂洩れを防ぎ、不必要なノズルタッチ力
を型締め部に与えないようにしている。
【0004】しかし、電動式射出成形機の場合、射出用
とノズルタッチ用に駆動源(電動機)が別途に設けら
れ、上記のように自然な連動関係がないと共に、射出・
保圧過程における樹脂漏れを防止するためにノズルタッ
チ圧が常時強く設定されている。このため、型締め部の
強圧状態が解除される冷却・計量過程においても固定プ
ラテンは強いノズルタッチ圧を受けている。
【0005】このノズルタッチ圧は、固定側金型を通じ
て型締め部における固定プラテンの中央部に作用し、基
部が機台に固定された固定プラテンを常時、前方へ倒す
ような作用を行う。この作用は、型締め部が型締め完了
状態(ロックアップ)にあるときは、固定プラテンを前
方に押し付ける可動プラテンの作用によってバックアッ
プされ、固定プラテンが実際に傾斜してしまうことはな
い。しかし、バックアップのないとき、すなわち、型閉
じ作動が始まって可動側金型が固定側金型に接触する金
型タッチまでの型接近過程(図4)、金型タッチから型
締め完了までの型締め過程の間、あるいは型開きが始ま
って、型締め完了状態から金型が分離するまでの型解放
過程および金型が分離してから所定量開くまでの型離反
過程の間は、型締め過程において金型タッチによる多少
の抵抗があるとはいえ、ノズルタッチ圧で固定プラテン
が前方に傾斜することがある。この傾斜はわずかなもの
であるが、バリの発生、成形品の厚み寸法に偏りなどが
出る。
【0006】この点は、射出・保圧過程の終了毎にスプ
ルーブレイクを行う射出成形作動(スプルーブレイク方
式)においても上記した通常の射出成形機の場合と同じ
である。射出成形作動の初期にノズルタッチ状態とされ
てから、この作動の後期にノズルタッチの解除がおこな
われるまでに前記と同様なことが発生する。このように
固定プラテンがノズルタッチ圧によって傾斜する傾向を
解決するには、型締め部が型締め完了状態にない時にノ
ズルのタッチ圧を弱めるか解消すれば良い。この技術思
想に付いては、特開昭64−36423号公報に開示さ
れている。しかし、このものには射出成形サイクルの短
縮やスプルーブレイク方式で射出成形作動が行われる場
合についての具体的な開示がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、スプルー
ブレイク方式を含む電動式射出成形機において、ノズル
タッチ状態時のノズルタッチ圧により固定プラテンが傾
斜するのを防止できると共に、射出成形のサイクルタイ
ムを短縮できるノズルタッチ方法の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】固定プラテンに対するノ
ズルのタッチ圧を型開閉の状態に合わせて強い射出時圧
Pb と弱い接触維持圧Pa に調整可能とする。型閉じ作
動とノズルタッチ作動を並行させる。型締め完了時に射
出時圧Pb となるようにする。
【0009】また、接触維持圧Pa から射出時圧Pb へ
の切り替えを、型締め完了とほぼ同時に射出時圧Pb と
なるようにすることがある。そのタイミングとして可動
側金型が所定位置に到達した時にスタートするタイマー
のタイムアップ時とすることがある。このタイマーは設
定時間を、可動側金型が上記の所定位置から型締め完了
位置まで到達するのに要する時間と可動側金型が上記の
所定位置にある時の接触維持圧を射出時圧に上昇させる
のに要する時間の差とする。
【0010】
【作用】ノズルタッチ圧を型開閉の状態に合わせて強弱
に調整可能とすることにより、固定側金型に対する可動
側金型からの十分なバックアップ力が無いときに、固定
プラテンに対するノズルタッチ圧を弱くすることができ
る。型閉じ作動とノズルタッチ作動を並行させることに
よりサイクルタイムを短縮できる。
【0011】
【実施例】図1において、射出成形機1は従来公知の構
造を備えたもので、機枠2上に型締め部3と射出部4、
ノズルタッチ装置5および数値制御装置(NC装置)6
を有する。型締め部3は固定プラテン7、可動プラテン
8およびリアプラテン9を備え、可動プラテン8が固定
プラテン7とリアプラテン9を結合したタイバー10に
摺動可能に装着され、リアプラテン9に取付けられた型
締め用サーボモーター11により前後方向(射出部4側
が前方)へ移動可能とされている。固定プラテン7は基
部が機枠2に固定され、後面に固定側金型12が固定さ
れている。可動側金型13は可動プラテン8の前面に固
定されている。
【0012】射出部4は射出ユニット14とエクストル
ーダーベース15を備え、エクストルーダーベース15
が機枠2のレール16上に前後方向(型締め部3側が前
方)へ移動自在に装着され、その上に射出ユニット14
が水平回動可能に装着されている。また、射出ユニット
14は前方にシリンダーアセンブリー17を備え、その
先端のノズル18が固定プラテン7に取付けられた固定
側金型12のスプルー孔と対向している。
【0013】ノズルタッチ装置5はノズルタッチ用モー
ター19(汎用モーター)、ブレーキ20、ボールねじ
21、ボールナット22およびスプリング23を備え、
上記のエクストルーダーベース15の前部に連結されて
いる。すなわち、ノズルタッチ用モーター19は射出部
4の前方で機枠2に固定され、その減速機を介した出力
軸にブレーキ20が配置されると共にボールねじ21が
接続されている。ボールねじ21は、平面視において、
型締め部3と射出部4を前後方向に貫通する中心線に一
致して配置され、先端部が図2のようにエクストルーダ
ーベース15の前部を貫通している。この前部の背面に
は2本のガイド杆24が固定されて平行に配置されてお
り、それぞれにスプリング23が嵌挿されると共にこの
スプリング23を圧縮するようにスライド板25が装着
されている。そして、上記のボールねじ21の先端はこ
のスライド板25も貫通した後、このスライド板25に
固定されたボールナット22に螺合している。スプリン
グ23はエクストルーダーベース15とスライド板25
の双方に連結されている。
【0014】したがって、ノズルタッチ用モーター19
が駆動されてボールねじ21が回動されると、ボールナ
ット22を介してスライド板25が前後方向に移動さ
れ、前方に移動したときスプリング23を介してエクス
トルーダーベース15、すなわち、射出ユニット14を
前方に押出し移動させる。エクストルーダーベース15
の移動が阻止されると今度はスプリング23を圧縮しな
がら前進する。
【0015】符号Aはノズルタッチ確認スイッチAの位
置を示し、スプリング23が後述の接触維持圧Pa に圧
縮された状態を検出するためのものであり、符号Bはノ
ズルタッチ確認スイッチBの位置を示し、スプリング2
3が射出時圧Pbに圧縮された状態を検出するためのも
のである。ノズルタッチ確認スイッチA,Bはエクスト
ルーダーベース15に固定されたステー26に取付けら
れ、スライド板25(踏み板)の通過で作動される。
【0016】NC装置6は、射出成形機に用いられる通
常のもので、作動全体のシーケンス調整を行う演算装置
(PMC用CPU)27と判断および演算を主とする演
算装置(NC用CPU)を備える。図1では本発明に関
連する主たる部分を示したもので、他にバスアービタコ
ントローラー(BAC)やサーボ回路などを備え、従来
どおり射出成形機全般の作動を管理する。なお、この管
理のための制御プログラムはすべて入力ずみとする。符
号29は読み出し専用メモリー(ROM)でNC用CP
U28のシステムプログラムを格納し、符号30は各種
入力データの記憶や計算結果の一時記憶に用いられる書
き込み読み出しの可能なメモリー(RAM)、符号31
は入出力回路で、ノズルタッチ確認スイッチA,Bのオ
ン・オフ信号を受け、また、ブレーキ20とノズルタッ
チ用モーター19の作動・解除信号を出力する。さらに
符号32は表示画面付きのデータ入力装置である。
【0017】シリンダーアセンブリー17の交換時ある
いはパージング時には、射出成形機が備えた操作盤から
の手動操作でノズルタッチ用モーター19が逆転されて
ボールナット22が後方に移動される。すると、スライ
ド板25、スプリング23を介して射出ユニット14が
後方へ移動され、シリンダーアセンブリー17先端のノ
ズル18が固定側金型12から離れたノズルタッチ解除
状態となる。シリンダーアセンブリー17の交換やパー
ジングが終了し射出成形作動の準備が整うとノズルタッ
チ用モーター19が正転され、上記とは逆に射出ユニッ
ト14が前進してシリンダーアセンブリー17先端のノ
ズル18が固定側金型12のスプルー孔位置に当接して
ノズルタッチ状態となる。
【0018】なお、上記において、スプルーブレイク方
式の射出成形作動では、ノズル18が固定側金型12に
当接する所定位置で前進が停止され、ノズルタッチ状態
とはならない。スプルーブレーク方式の場合は、後に説
明する。
【0019】ノズルタッチ状態となった後にもノズルタ
ッチ用モーター19がさらに正転されるとスライド板2
5はスプリング23を圧縮して前進し、まずノズルタッ
チ確認スイッチAを踏む。このとき、ノズル18が固定
側金型12、つまりは固定プラテン7に与えるノズルタ
ッチ圧は、ノズル8と固定側金型12との接触を維持す
る程度の弱い接触時圧Pa である。この圧Pa はノズル
タッチ確認スイッチAの位置まで圧縮されたスプリング
23の弾力による。そして、この圧Pa を維持するため
にはブレーキ20を作動させてボールねじ21の回動を
阻止し、スライド板25の位置を固定する。
【0020】ノズルタッチ確認スイッチAの位置からさ
らにノズルタッチ用モーター19が正転されると、スラ
イド板25はさらに前進してスプリング23を圧縮して
前進し、ノズルタッチ確認スイッチBを踏む。この時の
タッチ圧は樹脂の射出圧反力に対抗する強い射出時圧P
b となる。この圧Pb を維持するためにブレーキ20が
作動されることは接触時圧Pa の場合と同じである。換
言すれば、スプリング23として、ノズルタッチ確認ス
イッチA,Bの位置まで圧縮された時にそれぞれ上記の
接触時圧Pa 、射出時圧Pb が発揮されるばね特性のも
のが選択されるか、あるいは所定のばね特性のスプリン
グ23に対し、上記の接触時圧Pa 、射出時圧Pb が発
揮される位置にノズルタッチ確認スイッチA,Bが設定
される。
【0021】射出成形は図5〜7のように行われる。射
出成形の自動運転はNC装置6により制御され、ノズル
タッチ用モーター19も制御下におかれ、本発明の方法
が実施される。なお、射出成形作動の開始に先立ち、ノ
ズルタッチ用モーター19によってスライド板25がノ
ズルタッチ確認スイッチAの位置からノズルタッチ確認
スイッチBの位置まで移動するのに要する時間と型締め
部3において上記の金型タッチ状態から型締め完了状態
まで到達するのに要する時間を計測してその差tを求め
ておき、表示装置付き手動入力装置32を用いてRAM
30にこの時間差tを入力し、接触維持圧Pa から射出
時圧Pb への切り替え開始タイミングとして設定する。
なお、時間差tの計測は金型タッチの位置からではな
く、それ以前の適当な所定の箇所から型締め完了位置ま
での間であっても良い。
【0022】また、上記の図4に示した型接近過程、金
型タッチ、型締め過程を型閉じ作動と称し、型締め完了
の状態を挟んで型解放過程、金型分離、型離反過程を型
開き作動と称することにする。型解放過程は型締め力が
型締め完了状態から金型タッチの状態に相当する金型分
離の状態にまで緩められる過程であり、金型離反は可動
側金型13が固定側金型12から離れて後退する過程で
ある。型開き作動は型締め部3のストロークによって型
停止位置を経て再び型閉じ作動に移行し、この作動が繰
り返される。
【0023】射出成形機1を稼働状態とした後、射出成
形機が備えた操作盤から手動で射出ユニット前進指令を
出力する(ステップ1…S1)。ノズルタッチ用モータ
ー19が駆動されて、ノズルタッチ装置5のスライド板
25がノズルタッチ確認スイッチAを踏むまで前進され
(S2)、ノズルタッチ確認スイッチAからのオン信号
で上記の前進指令が停止される。同時にブレーキ20の
作動信号が出されボールねじ21の遊動が阻止される
(S3)。この間に射出ユニット14先端のノズル18
は固定側金型12のスプルー孔箇所に当接し、さらにス
プリング23が圧縮されて固定側金型12、すなわち固
定プラテン7に接触維持圧Pa のノズルタッチ圧を与え
ている。しかし、この圧は弱く、固定プラテン7を傾斜
させることはない。
【0024】操作盤を操作してから射出成形の自動運転
を指令し、射出成形作動を開始する(S4)。 ROM29に格納された射出成形プログラムによりNC
用CPU28はまず型閉じ指令を出力し、型締め用サー
ボモーター11が駆動されて可動プラテン8が前進され
る(S5)。 なお、NC装置6内部の信号やデータのやりとりは通常
の場合と格別に異ならないので以下、作動のみを記載す
る。
【0025】可動側金型13が金型タッチ位置(所定位
置)に到達するのが待機され(S6)、到達したところ
でタイマーTがスタート(S7)され、RAM30に入
力した上記の時間差tが計測される(S8)。金型タッ
チ位置は型締め用サーボモーター11からの位置信号や
近接スイッチからの信号で確認される。タイマーTがタ
イムアップすると、射出ユニット14の前進およびブレ
ーキ作動の解除指令が出力され、ブレーキ20の作動が
解除されると共にノズルタッチ用モーター19が駆動さ
れて射出ユニット14が前進する(S9)。これによ
り、スプリング23は圧縮され、固定側金型12に対す
るノズルタッチ圧が上昇する。
【0026】この間、型閉じ作動も進行しており、ま
た、本来、上記の時間差tによる切替え位置の設定は型
締め完了とノズルタッチ圧が射出時圧Pb に到達するの
を同時とすることを前提としたものであるが、射出成形
機1を取り巻く環境条件からそのタイミングにずれの生
じる恐れがある。そして、型締め完了より射出時圧Pb
の達成が早い場合には型閉じ作動はまだ型締め過程(図
4)にあって、固定プラテン7がノズルタッチ圧に対し
て充分にバックアップされていないから、射出時圧Pb
よりさらに強いノズルタッチ圧を作用させると、この段
階で固定プラテン7を傾斜させてしまう恐れがあり、逆
に型締め完了が先に達成される時はサイクルタイムの短
縮上なるべく早期にノズルタッチ圧を射出時圧Pb にま
で上昇させるべきである。
【0027】そこで、サーボモーター11のトルク上昇
などから型締め部3が型締め完了状態になるのを、スラ
イド板25がノズルタッチ確認スイッチAからノズルタ
ッチ確認スイッチBの位置に到達するか否かの兼ね合い
で待機し(S10,S11)、スライド板25によって
ノズルタッチ確認スイッチBが踏まれてオンになるのが
先であると(S11)、射出ユニット前進指令が停止さ
れてノズルタッチ用モーター19の駆動が停止され、ノ
ズルタッチ圧が射出時圧Pb 以上になってしまうのを防
止する。また、同時にブレーキ20が作動されて(S1
2)、射出時圧Pb を維持し、型締め完了状態となるの
を待機する(S13)。 型締め完了が確認されたら型閉じ指令を停止(S14)
する。これにより、型締めの完了とノズルタッチの射出
時圧Pb が達成され、射出・保圧作動の条件が満たされ
る。
【0028】一方、ノズルタッチ確認スイッチBがオン
になる前に型締め完了が達成されると(S10)、ステ
ップ15に移行し、ただちに型閉じ指令が停止される。
ついで、ノズルタッチ確認スイッチBがオンとなるのが
待機され(S16)、オンとなったところで射出ユニッ
ト前進指令が停止される(S17)。この状態は上記と
同様に型締めの完了とノズルタッチの射出時圧Pb が達
成され、射出・保圧作動の条件が満たされた状態であ
る。
【0029】そこで、射出(S18)、保圧(S1
9)、計量・冷却(S20)の各過程が順次行われ、冷
却時間の経過後、型締め完了状態が維持されている間に
射出ユニット後退指令が出力され(S21)、ブレーキ
20の作動が解除されるとともにノズルタッチ用モータ
ー19が逆方向に駆動されて、スライド板25がノズル
タッチ確認スイッチBをオフし、つづいてノズルタッチ
確認スイッチAがオンされるまで後退される。ノズルタ
ッチ確認スイッチAのオンが確認されると(S22)射
出ユニット後退指令が停止され(S23)、ノズルタッ
チ用モーター19の駆動が停止されると共にブレーキ2
0が作動される。これにより、ノズルタッチ圧は弱い接
触維持圧Pa とされる。
【0030】なお、この実施例においてノズルタッチ確
認スイッチA,Bをオン作動させる踏み板(スライド
板)は突起部分を有し、スイッチA,Bは突起部分に当
接してオン作動し、突起部分が通過して当接が解除され
るとオフ作動となる。
【0031】したがって、計量・冷却に続く型締め部3
の型開き作動(S24)において、すなわち、固定プラ
テン7に可動プラテン8からのバックアップがないとき
にノズルタッチ圧によって固定プラテン7が傾斜される
ようなことはない。ついで、製品の取り出しが行われた
後、型締め部3のストロークに基づく型停止位置を経
て、再び型閉じ作動(S5)となり、所定数の製品が得
られるまで繰り返される。以上のように、固定プラテン
7がノズル18により射出時圧Pbで強く押圧されるの
は可動プラテン8からバックアップされた型締め完了状
態の時だけであり、他の状態時のノズルタッチ圧は弱い
接触維持圧Pa であって、固定プラテン7が傾斜するこ
とはない。しかも、型閉じ作動と共に射出ユニット14
を前進させることによりサイクルタイムが短縮されてい
る。
【0032】なお、上記において、型開き作動時におけ
るノズルタッチ装置5の作動(S21〜S23)は、ノ
ズルタッチ用モーター19の逆転をノズルタッチ確認ス
イッチAがオンされるまでではなく、ステップ22をノ
ズルタッチ確認スイッチAとノズルタッチ確認スイッチ
Bとの間に新たに設けた後退位置確認用のノズル後退確
認スイッチCをオンするまでとしても良い。そして、射
出ユニット14が前進しながらノズルタッチ確認スイッ
チAがオンになり停止する位置と、射出ユニット14が
後退しながらノズル後退確認スイッチCをオンにして停
止する位置とが同じになるように、ノズル後退確認スイ
ッチCの位置を定めることでノズルタッチ確認スイッチ
Aをオン・オフさせる機構がもっている往路時オンと復
路時オン作動の時間的なヒステリシス差を解消し、接触
維持圧Pa を一定に維持することができる。
【0033】さらに、オン・オフスイッチにおける上記
のヒステリシス差を利用してスライド板25がノズルタ
ッチ確認スイッチBをオフ作動する位置をオン作動する
位置より後方とし、これにスプリング23のばね特性を
選択することにより、スライド板25が後退して行うオ
フ作動を遅らせる構成とすることができる。この構成を
利用してステップ22をノズルタッチ確認スイッチBの
オフ信号があるまでとし、この時を上記したノズルタッ
チ用モーター19の逆転停止タイミングとすることもで
きる。すなわち、ノズルタッチ確認スイッチBのオンと
なるタイミングに比べ、オフのタイミングが後方となる
ことで射出時圧Pb よりスプリング23の圧縮量が減少
し、上記オフの位置でノズルタッチ圧を接触維持圧Pa
とすることができる。この時の踏み板(スライド板)は
上記の突起部分を有するものではなく段差によって低位
置と高位置が区分けされたものとし、前進時に段差部に
よってオン作動されたノズルタッチ確認スイッチA,B
は踏み板の後退によって再び段差部が通過するまではオ
ン作動を持続する形態となる。
【0034】さらに、ステップ22においてノズルタッ
チ確認スイッチAのオフ作動を確認してノズルタッチ用
モーター19の逆転を停止させることもできるが、この
場合はノズル18が固定側金型12から離れることがな
いように、ノズル18が固定側金型12に当接している
間にノズルタッチ確認スイッチAがオフとなるよう、ノ
ズルタッチ確認スイッチAの位置を調整する必要があ
る。踏み板の形態は上記と同様に段差を備えたものであ
る。
【0035】射出成形作動がスプルーブレイク方式であ
る場合、基本的には図8〜10に示す作動となる。な
お、この場合、ノズル先端がスプルーブレイク時の位置
(スプルーブレイク位置)に到達した時のスライド板2
5の位置にスプルーブレイク位置確認用スイッチDを配
置し、NC装置6の入出力回路31に接続しておく。
【0036】射出成形機1を稼働状態とした後、操作盤
によって自動運転を開始する(S1)。型閉じ指令が出
力され(S2)、型締め用サーボモーター11によって
型閉じ作動が開始される。同時に、ブレーキ20が解除
されると共に射出ユニット14の前進指令が出力され
(S3)、ノズルタッチ用モーター19によって射出ユ
ニット14が前進される。射出ユニット14のノズル1
8はやがて固定側金型12のスプルー孔箇所に当接し、
以後、ノズルタッチ装置5に置けるスライド板25がス
プリング23を圧縮しながら前進する。
【0037】そして、ノズルタッチ確認スイッチAがオ
ンとなるのが型締め完了の達成との兼ね合いで待機され
る(S4,S5)。 ノズルタッチ確認スイッチAが先にオンとなったときは
(S5)、固定プラテン7が可動プラテン8によってバ
ックアップされていないときにノズルタッチ圧がこれ以
上に上昇するのを防止するために、射出ユニット前進指
令を停止してブレーキ20を作動させ(S6)、型締め
完了状態となるのを待機する(S7)。
【0038】そして、型締め用サーボモーター11のト
ルク値が急上昇するなどの信号によって型締め完了状態
が確認されると型閉じ指令が停止される(S8)。つい
で、この状態では固定プラテン7が可動プラテンにより
バックアップされているから、ノズルタッチ圧を射出時
圧Pb とするべくブレーキ20の作動が解除されて再び
射出ユニット前進指令が出力される(S9)。ノズルタ
ッチ用モーター19が正方向に駆動され、スライド板2
5が前進し、スプリング23が圧縮される。
【0039】一方、型締め完了が先に達成された時は
(S4)はステップ10に移行して、ただちに型閉じ指
令が停止されると共に、固定プラテン7が可動プラテン
8により十分にバックアップされていることから射出ユ
ニット14はそのまま前進される。ついで、ノズルタッ
チ確認スイッチBのオンが待機され(S11)、オンに
なると射出ユニット前進指令が停止され、また、ブレー
キ20が作動される(S12)。このとき、型締め部3
は型締め完了状態にあり、ノズルタッチ圧は射出時圧P
b で射出成形の条件が整っているので、引き続き、射出
(S13)、保圧(S14)、計量・冷却(S15)が
行われる。
【0040】設定された冷却時間が経過すると型締め部
3が型締め完了状態にある時に射出ユニット後退指令が
出力され(S16)、ブレーキ20の作動が解除されと
共にノズルタッチ用モーター19が逆転されてスライド
板25が後方に移動され、スプルーブレイク位置確認用
スイッチDのオフが監視され(S17)、オフが確認さ
れたところで射出ユニット14の後退指令が停止され、
ブレーキ20が作動する(S18)。射出ユニット14
はノズル先端位置をスプルーブレイク位置にして停止す
る。
【0041】ついで、型開き作動となり(S19)、所
定のストローク端に至って型停止位置を通過し、ステッ
プ2にもどって再び型閉じ作動となる。この作動が繰り
返される。上記のスプルーブレイク位置は、型開き作動
開始から該位置に到達するまでの時間によって設定する
こともできる。この場合は、タイマーを用いると共にあ
らかじめ上記時間のデータを表示装置付き手動入力装置
32から入力してRAM30に記憶させておき、ステッ
プ17は上記タイマーのタイムアップが監視されるもの
となる。この場合、スプルーブレイク位置確認スイッチ
Dは不用である。
【0042】以上のようにして、一回の射出成形ごとに
ノズル18の先端が固定側金型12のスプルー孔箇所か
ら離されるスプルーブレイク方式で射出成形が行われる
が、この場合にも、固定プラテン7がノズル18により
射出時圧Pb で強く押圧されるのは可動プラテン8から
バックアップされた型締め完了状態の時だけであり、他
の状態時のノズルタッチ圧は弱い接触維持圧Pa であっ
て、固定プラテン7が傾斜することはない。しかも、型
閉じ作動と共に射出ユニット14を前進させることによ
りサイクルタイムが短縮されている。
【0043】スプルーブレイク方式においても型締め完
了達成と同時にノズルタッチ圧を射出時圧Pb とするよ
うにタイミングを一致させることによって、さらに、サ
イクルタイムを短縮することができる。この場合には上
記した切替え位置に関するデータを表示装置付き手動入
力装置32からRAM30に記憶させておく。作動は図
11〜12のようになる。すなわち;ステップ1の作動
は上記図8の場合と同じである。型閉じ指令(S2)、
射出ユニット前進指令(S3)が出力され、型締め部3
は型締め過程にあり、また、ノズルタッチ用モーター1
9は正方向に駆動されてスライド板25が前進してい
る。
【0044】可動側金型13が金型タッチ位置(所定位
置)に到達するのをノズルタッチ確認スイッチAがオン
になるのと兼ね合いで待機し(S4,S5)、ノズルタ
ッチ確認スイッチAのオンが先に達成されるとステップ
6に移行して射出ユニット前進指令が停止され、また、
ブレーキ20が作動する。ステップ6は、未だ型締め完
了状態になく、可動プラテン8によるバックアップがな
い固定プラテン7に対するノズルタッチ圧を弱い接触維
持圧Pa に止めるためのステップで、強い射出時圧Pb
が作用するのを防止する。
【0045】この間も型閉じ作動は継続しているので、
ノズルタッチ圧を接触維持圧Pa に維持したまま可動側
金型13が金型タッチ位置に到達するのを待機し(S1
7)、到達したところでタイマーTをスタートさせ、タ
イムアップを待機する(S9)そして、タイムアップと
なったところでブレーキ20の作動が解除されると共に
射出ユニット前進指令を出力して再びノズルタッチ用モ
ーター19を駆動し、スライド板25を前進させ、スプ
リング23を圧縮する。
【0046】一方、ステップ4,5において、金型タッ
チが先に達成されるとステップ16に移行してタイマー
Tをスタートさせ(S17)、そのタイムアップがノズ
ルタッチ確認スイッチAがオンになるのとの兼ね合いで
待機され(S17,S18)、ノズルタッチ確認スイッ
チAが先にオンとされるときは(S18)ステップ19
に移行して上記と同じ理由から射出ユニット前進指令が
停止されて、上記タイマーTのタイムアップが待機され
る(S20)。そして、タイムアップとなったところ
で、ステップ10に移行しノズルタッチ用モーター19
が再び正方向に駆動される。
【0047】また、タイマーTが先にタイムアップとな
った時は、接触維持圧Pa から射出時圧Pb への切替え
をただちに開始して、型締め完了時に射出時圧Pb とな
っているようにすべきであるから、射出ユニット14の
前進指令を停止することなく、ステップ11に移行す
る。ステップ11、12では、型締め完了の達成がノズ
ルタッチ確認スイッチBがオンとされることとの兼ね合
いで待機され、ノズルタッチ確認スイッチBのオンが先
に達成されると(S12)、ノズルタッチ圧が射出時圧
Pb に到達したことを意味するから、ノズルタッチ圧が
これ以上無用に上昇するのを避けるために射出ユニット
前進指令を停止してブレーキ20を作動させ、型締め完
了状態となるのを待機する(S14)。そして、型締め
完了となった時型閉じ指令を停止する(S15)。
【0048】一方、ステップ11、12で型締め完了が
先に達成されると、これ以上の型閉じ作動は無用である
から、型閉じ指令が停止され(S21)、ノズルタッチ
確認スイッチBがオンとなるのを待機し(S22)、オ
ンとなったところで射出ユニット前進指令が停止され、
また、ブレーキ20が作動される。これにより、型締め
完了の型締め部3にノズル18が強い射出時圧Pb でタ
ッチした状態となり、図10のフローにおけるステップ
13(射出)以後の作動となり、型開き作動を経て再び
型閉じ作動が繰り返される。
【0049】以上のように、ノズルタッチ確認スイッチ
Aを配して型締め部3が型締め完了状態にないときにノ
ズルタッチ圧が接触維持圧Pa 以上になるのを防止しな
がら、タイマーTを配することによって接触維持圧Pa
から射出時圧Pb への切替えを、型締め完了と同時にノ
ズルタッチ圧が射出時圧Pb となるように作動させるこ
とができ、これらがずれ込むことによる時間の無駄を排
することができる。
【0050】図13のフローは射出時圧Pb の大きさを
3段階に選択できるようにしたもので、ノズルタッチ装
置5において、ノズルタッチ確認スイッチBに変えて後
方から順にノズルタッチ確認スイッチB1 ,B2 ,B3
を配置し、射出成形の開始に当って、射出時圧Pb につ
いてあらかじめ大・中・小を入力し設定する。作動プロ
グラムでは、図5〜12のフローにおけるノズルタッチ
確認スイッチBがオンであるかを確認している部分をこ
のフローで置き換える。
【0051】図13において、ステップ1,2は設定さ
れたノズルタッチ力が小か中を判断し、ステップ3,
4,5はノズルタッチ圧がそれぞれ小・中・大の射出時
圧Pbに達したかを、それぞれの位置にセットしたノズ
ルタッチ確認スイッチB1 ・B2 ・B3 がスライド板2
5によって踏まれることで確認するものである。このよ
うにすることで、ノズルタッチ圧を型締め部3の型締め
力に対応した適正なものに選択でき、可動プラテン8に
よるバックアップのある時でも、過大なノズルタッチ圧
が作用することを防止することができる。
【0052】図3はノズルタッチ確認スイッチA,Bに
変えて電気的な抵抗値変化で位置を無段階に検出できる
リニアスケール33を配置し、スライド板25の位置、
すなわち、スプリング23の位置確認を行うようにした
ものである。この場合、射出成形の開始に際して上記ノ
ズルタッチ確認スイッチA,B、さらには上記の確認ス
イッチD,Eに相当する位置P1 ,P2 ,P3 ,P4 な
どを表示装置付き手動入力装置32から入力してRAM
20に記憶させ、あらかじめ設定する。
【0053】そして、例えば、前記の各フローにおい
て、ノズルタッチ確認スイッチAがオンになるのを待機
する部分で、リニアスケールから現在の位置P0を読取
りながら、P0 ≧P1 になるのを待機するようにすれば
良い(図14)。なお、NC装置6が現在の位置P0 を
読み取るには、リニアスケールからの信号を入力回路3
1に伝達するときアナログ・デジタル変換器を必要とす
る。リニアスケールの場合には射出時圧Pb や接触維持
圧Pa を無段階に設定できるから、より精密な調整が可
能となる。
【0054】また、機械の位置をパルスで出力するリニ
アスケールを配置し、サーボモーターのパルスコーダー
の出力パルスを計数するのと同様にして、リニアスケー
ルの出力パルス数をNC装置6が計数して射出ユニット
14の位置を読み取っても良い。この場合も、ノズルタ
ッチ確認スイッチAがオンになるのを待機する部分は図
14のフローチャートと同様になる。
【0055】以上の説明において、ノズルタッチ用モー
ター19の駆動、停止に伴いブレーキ20の作動解除お
よび作動をNC用CPU28からの指令により行うよう
にしているが、汎用モーターの中には一般に移動指令
(前進・後退)を出力すると自動的にブレーキが解除さ
れ、移動指令を停止すると自動的にブレーキが作動する
「ブレーキ内蔵型」のものがあり、このような汎用モー
ターを用いると格別なブレーキ制御手段は不必要であ
る。
【0056】
【発明の効果】固定プラテンの微小な傾斜が解消され、
寸法精度が高く、また、ばりなどのない精密な成形品を
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】模式的に示す全体の正面図。
【図2】要部を断面にて示す平面図。
【図3】要部を断面にて示す他の実施例の平面図。
【図4】サイクルを説明するための図。
【図5】通常の射出成形におけるフロー図の1。
【図6】通常の射出成形におけるフロー図の2。
【図7】通常の射出成形におけるフロー図の3。
【図8】スプルーブレイク方式による射出成形のフロー
図の1。
【図9】スプルーブレイク方式による射出成形のフロー
図の2。
【図10】スプルーブレイク方式による射出成形のフロ
ー図の3。
【図11】スプルーブレイク方式による射出成形の他の
フロー図の1。
【図12】スプルーブレイク方式による射出成形の他の
フロー図の2。
【図13】ノズルタッチ確認スイッチBを複数個設けた
場合の要部フロー図。
【図14】リニアスケールを用いた場合の要部フロー
図。
【符号の説明】
3 型締め部 4 射出部 5 ノズルタッチ装置 6 NC装置 11 型締め用サーボモーター 12 固定側金
型 13 可動側金型 14 射出ユニ
ット 19 ノズルタッチ用モーター 20 ブレーキ 23 スプリング 25 スライド
杆 33 リニアスケール

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定プラテンに対するノズルのタッチ圧
    を型開閉の状態に合わせて強弱に調整可能とし、型締め
    完了状態時には強に設定した射出時圧とし、他の状態時
    には弱に設定した接触維持圧とし、型閉じ作動とノズル
    タッチ作動を並行させると共に、型締め完了状態の時に
    射出時圧とされることを特徴としたノズルタッチ方法。
  2. 【請求項2】 固定プラテンに対するノズルのタッチ圧
    を型開閉の状態に合わせて強弱に調整可能とし、型締め
    完了状態時には強に設定した射出時圧とし、他の状態時
    には弱に設定した接触維持圧とし、型締め完了とほぼ同
    時に射出時圧となるように接触維持圧から射出時圧への
    切り替えが開始されることを特徴としたノズルタッチ方
    法。
  3. 【請求項3】 切り替え開始のタイミングを可動側金型
    が所定位置に到達した時にスタートするタイマーのタイ
    ムアップ時とし、タイマーの設定時間を可動側金型が上
    記の所定位置から型締め完了位置まで到達するのに要す
    る時間と可動側金型が上記の所定位置にある時の接触維
    持圧を射出時圧に上昇させるのに要する時間の差とする
    ことを特徴とした請求項2に記載のノズルタッチ方法。
  4. 【請求項4】 射出時圧が複数設定されており、任意に
    選択されることを特徴とした請求項1〜3のいずれか一
    つに記載のノズルタッチ方法。
  5. 【請求項5】 射出時圧が任意の値に選定されることを
    特徴とした請求項1〜3のいずれか一つに記載のノズル
    タッチ方法。
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