JP2689856B2 - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP2689856B2 JP5166739A JP16673993A JP2689856B2 JP 2689856 B2 JP2689856 B2 JP 2689856B2 JP 5166739 A JP5166739 A JP 5166739A JP 16673993 A JP16673993 A JP 16673993A JP 2689856 B2 JP2689856 B2 JP 2689856B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザー光により情報の
記録再生を行う光記録媒体およびその記録再生方法に関
し、特に、高さの異なる情報トラックを有する追加記録
可能な(書換も含む)光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー光により情報を記録または再生
する光ディスク等は、記録密度が高いことから大容量記
憶方式として優れた特徴を有している。
【0003】このような光ディスク等では、高密度に情
報を記録するため光記録媒体に1μm程度のトラックが
螺旋状または同心円状に設けられており、細く絞り込ま
れたレーザー光で記録または再生を行う際にレーザー光
が所望のトラックから外れて他のトラックにいかないよ
うにトラックサーボが行われている。また、高速度で情
報を記録または再生するために各トラックには単位情報
区間毎にアドレス識別用の凹凸のプリフォーマットが形
成されている(例えば、特開平1−165052号公
報,特開平4−172623号公報)。
【0004】図16は従来のISO(International Or
ganization for Standardization)準拠の130mm光
磁気形の光記録媒体としての光ディスクの部分拡大説明
図で、(a)は平面図,(b)は断面図である。
【0005】図において、情報トラック1600のラン
ド部1601はV形グルーブ部1602により区切られ
ており、ランド部1601には単位情報区間毎にアドレ
ス識別用の凹凸であるピット部1603が形成されてい
る。
【0006】図17は従来の他の光記録媒体の部分拡大
説明図で、(a)は平面図,(b)は断面図である。図
において、情報トラック1700のランド部1701は
U形グルーブ部1702により区切られており、ランド
部1701には単位情報区間毎にアドレス識別用の凹凸
として壁面の屈曲部1703が形成されている。このよ
うな凹凸は透明基板に形成されており、この透明基板の
上には記録膜が形成されている。
【0007】一般に記録可能な光ディスク等の光記録媒
体の記録膜としては、磁気カー効果を利用した光磁気形
のもの、または、結晶質と非晶質との反射率差を利用し
た相変化形のものが用いられている。
【0008】記録および再生用のレーザー光は透明基板
を通して入射し、記録膜の近傍でおよそφ1.4μmに
なるようにフォーカスサーボにより集光される。レーザ
ー光源としては波長6700〜8300オングストロー
ム前後の半導体レーザーが用いられる。
【0009】情報の記録は、情報に対応させて高パワー
のレーザー光を照射することにより、記録膜にレーザー
光のエネルギーを吸収させ、それを熱エネルギーに変換
させ、記録膜を昇温させる。光磁気形のものは、この部
分を含む領域に記録バイアス磁界をかけておくことによ
り、この部分の磁化を他の部分とは逆の方向に配向せし
めることにより情報の記録を行う。相変化形のものは、
レーザー光照射停止によりこの昇温部分を急冷すること
により、この部分を結晶質から非晶質に変化せしめるこ
とにより情報の記録を行う。
【0010】情報の読出は、情報トラックに沿って低パ
ワーのレーザー光を照射することにより、記録膜の状態
の違いによる反射光量の違いを信号として検出する。光
磁気形のものは、直線偏光させたレーザー光を記録膜に
照射すると、記録膜の磁化方向によりそこからの反射光
の偏光面が磁化方向に対応して回転することを利用す
る。相変化形のものは、結晶状態の反射率と非晶状態の
反射率とが異なることを利用する。
【0011】このような光磁気膜や相変化膜は酸化され
やすいので、誘電体膜で挟みこむのが普通である。
【0012】次に、このような光記録媒体の記録再生方
法について説明する。
【0013】情報を記録するかまたはその情報を再生す
る際には、低いパワーのレーザー光を情報トラックに照
射し、情報トラックのランド部に単位情報区間毎に形成
されているアドレス識別用の凹凸からそのアドレスを認
識し、前述した記録再生を行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光記録媒体は情報が記録されるランド部を区切るため
の、グルーブ部がランドごとにあるため、その分記録密
度が低下する。一方、高密度に記録再生する方法とし
て、隣接する情報トラックを高さを変えて交互に設ける
方法も提案されている(例えば、特開平2−58732
号公報)。これは、情報を記録しないグルーブ部が存在
しないので高密度記録再生が可能となる。しかしなが
ら、トラックのアドレッシングがなされていないので、
トラック位置の検索に時間がかかる。
【0015】すなわち従来の光記録媒体では、情報を高
密度に記録でき、かつ、情報の記録再生を高速度にでき
るというものはないという問題があった。
【0016】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、情報を高密度でかつ高速に記録再生できる光記
録媒体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明の光記録媒体
では、情報を記録するためのトラックを透明基板表面に
高さを変えて交互に設け、各高所及び低所トラックには
単位情報区間毎にアドレス識別用の凹凸のプリフォーマ
ットを形成している記録可能な光記録媒体であって、該
高所トラックには該単位情報区間毎にピットの形でアド
レス識別用の凹凸を形成し、該低所トラックには該単位
情報区間毎に高所部の形でアドレス識別用の凹凸を形成
することによりプリフォーマットするように構成する。
【0018】第1の発明の光記録媒体では、透明基板上
に、第1の誘電体膜,光磁気膜,第2の誘電体膜が少な
くとも積層するように構成する。また、第1の誘電体
膜,相変化膜,第2の誘電体膜が少なくとも積層するよ
うに構成してもよい。
【0019】第2の発明の光記録媒体では、情報を記録
するためのトラックを透明基板表面に高さを変えて交互
に設け、高所及び低所トラックには単位情報区間毎にア
ドレス識別用の凹凸のプリフォーマットを形成している
記録可能な光記録媒体であって、該高所トラックには該
単位情報区間毎にピットでなく低所部の形でアドレス識
別用の凹凸を形成し、該低所トラックには該単位情報区
間毎に高所部の形でアドレス識別用の凹凸を形成するこ
とによりプリフォーマットするように構成する。
【0020】第3の発明の光記録媒体では、情報を記録
するためのトラックを透明基板表面に高さを変えて交互
に設け、高所及び低所トラックには単位情報区間毎にア
ドレス識別用の凹凸のプリフォーマットを形成している
記録可能な光記録媒体であって、該高所トラックには該
単位情報区間毎にトラック幅を狭くする形でアドレス識
別用の凹凸を形成し、該低所トラックには該単位情報区
間毎に高所部の形でアドレス識別用の凹凸を形成するこ
とによりプリフォーマットするように構成する。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の光記録媒体のプリフォーマ
ットの部分拡大図で、(a)は平面図,(b)はA−A
断面図である。
【0023】図において、透明基板11の表面には情報
を記録するためのトラックとして高所トラック(L
(n)等)と低所トラック(G(n)等)とを交互に設
ける。高所トラックにはピット部12を形成することに
よりそのアドレスを担わせ、低所トラックには高所部1
3を形成することによりそのアドレスを担わせる。各ア
ドレスは所定の単位情報区間毎に形成される。高所トラ
ックと低所トラックとの区別はレーザー光がトラック境
界の壁面を横切ったときのプッシュプル信号の極性によ
り判断できる。したがって、高所トラックのアドレスの
検出のときには、ピット部12を検出する電気回路に切
り替え、低所トラックのアドレスの検出のときには、高
所部13を検出する電気回路に切り替えることにより、
それぞれのトラックのアドレスを識別できる。
【0024】上述の高所トラックと低所トラックとの役
割は、プリフォーマットを形成するためのスタンパーの
作製方法により逆転する場合もあるが、ここでは、スタ
ンパーを作製するための原盤露光機の光ビームが照射さ
れたところが低所トラックになる場合について説明す
る。低所トラックは原盤露光機の第1の光ビームを照射
することにより作製する。この第1の光ビームの照射を
部分的に断続することにより低所トラックの高所部13
を作製する。高所トラックのピット部12は第2の光ビ
ームをこの部分に照射することにより作製する。
【0025】図2は本発明の光記録媒体の一実施例の膜
構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0026】図2に示す光記録媒体は、図1で示した透
明基板11の上に第1の誘電体膜21を設け、その上に
光磁気膜22を設け、その上に第2の誘電体膜23を順
に設けたものである。
【0027】図3は本発明の光記録媒体の第2の実施例
の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0028】図3に示す光記録媒体は、図1で示した透
明基板11の上に第1の誘電体膜31を設け、その上に
光磁気膜32を設け、その上に第2の誘電体膜33を設
け、その上に金属膜34を順に設けたものである。
【0029】図4は本発明の光記録媒体の第3の実施例
の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0030】図4に示す光記録媒体は、図1で示した透
明基板11の上に第1の誘電体膜41を設け、その上に
相変化膜42を設け、その上に第2の誘電体膜43を順
に設けたものである。
【0031】図5は本発明の光記録媒体の第4の実施例
の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0032】図5に示す光記録媒体は、図1で示した透
明基板11の上に第1の誘電体膜51を設け、その上に
相変化膜52を設け、その上に第2の誘電体膜53を設
け、その上に金属膜54を順に設けたものである。
【0033】これらの光記録媒体は図2から図5のよう
な構成のままで、レーザー光を透明基板11を通して入
射することにより情報の記録再生を行う場合もあるが、
さらにその上にUV硬化樹脂等の保護膜を設ける場合も
ある。また、UV硬化樹脂等の保護膜の上にホットメル
ト剤を塗布することにより、2つの光記録媒体を透明基
板が外側になるように貼合わせたり、透明基板が外側に
なるようにダミー基板と貼合わせたりする場合もある。
【0034】さらにまた、上記記録膜とは反対側の透明
基板11の上にSiO2 等の反射防止膜や、硬度の高い
透明有機樹脂の表面硬化膜や、導電性の高い透明な膜を
設ける場合もある。
【0035】図6は本発明の他の光記録媒体のプリフォ
ーマットの部分拡大図で、(a)は平面図,(b)はB
−B断面図である。
【0036】図において、透明基板61の表面には情報
を記録するためのトラックとして高所トラック(L
(n)等)と低所トラック(G(n)等)とを交互に設
け、高所トラックには低所部62を形成することにより
そのアドレスを担わせ、低所トラックには高所部63を
形成することによりそのアドレスを担わせるようにした
ものである。高所トラックのアドレスの検出のときに
は、低所部62を検出する電気回路に切り替え、低所ト
ラックのアドレスの検出のときには、高所部63を検出
する電気回路に切り替えることにより、それぞれのトラ
ックのアドレスを識別できる。なお、上述の高所トラッ
クと低所トラックとの役割は、プリフォーマットを形成
するためのスタンパーの作製方法により逆転する場合も
あるが、ここでは、スタンパーを作製するための原盤露
光機の光ビームが照射されたところが低所トラックにな
る場合について説明する。低所トラックは原盤露光機の
第1の光ビームを照射することにより作製する。この第
1の光ビームの照射を部分的に断続することにより低所
トラックの高所部63を作製する。高所トラックの低所
部62は第2の光ビームをこの部分に照射することによ
り作製する。
【0037】図7は本発明の光記録媒体の第5の実施例
の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0038】図7に示す光記録媒体は、図6で示した透
明基板61の上に第1の誘電体膜71を設け、その上に
光磁気膜72を設け、その上に第2の誘電体膜73を順
に設けたものである。
【0039】図8は本発明の光記録媒体の第6の実施例
の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0040】図8に示す光記録媒体は、図6で示した透
明基板61の上に第1の誘電体膜81を設け、その上に
光磁気膜82を設け、その上に第2の誘電体膜83を設
け、その上に金属膜84を順に設けたものである。
【0041】図9は本発明の光記録媒体の第7の実施例
の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0042】図9に示す光記録媒体は、図6で示した透
明基板61の上に第1の誘電体膜91を設け、その上に
相変化膜92を設け、その上に第2の誘電体膜93を順
に設けたものである。
【0043】図10は本発明の光記録媒体の第8の実施
例の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0044】図10に示す光記録媒体は、図6で示した
透明基板61の上に第1の誘電体膜101を設け、その
上に相変化膜102を設け、その上に第2の誘電体膜1
03を設け、その上に金属膜104を順に設けたもので
ある。
【0045】これらの光記録媒体は図7から図10のよ
うな構成のままで、レーザー光を透明基板61を通して
入射することにより情報の記録再生を行う場合もある
が、さらにその上にUV硬化樹脂等の保護膜を設ける場
合もある。また、UV硬化樹脂等の保護膜の上にホット
メルト剤を塗布することにより、2つの光記録媒体を透
明基板が外側になるように貼合わせたり、透明基板が外
側になるようにダミー基板と貼合わせたりする場合もあ
る。
【0046】さらにまた、上記記録膜とは反対側の透明
基板61の上にSiO2 等の反射防止膜や、硬度の高い
透明有機樹脂の表面硬化膜や、導電性の高い透明な膜を
設ける場合もある。
【0047】図11は本発明の他の光記録媒体のプリフ
ォーマットの部分拡大図で、(a)は平面図,(b)は
C−C断面図である。
【0048】図において、透明基板111の表面には情
報を記録するためのトラックとして高所トラック(L
(n)等)と低所トラック(G(n)等)とを交互に設
け、高所トラックにはトラック狭部112を形成するこ
とによりそのアドレスを担わせ、低所トラックには高所
部113を形成することによりそのアドレスを担わせる
ようにしたものである。高所トラックのアドレスの検出
のときには、トラック狭部112を検出する電気回路
(たとえば振幅検出回路)に切り替え、低所トラックの
アドレスの検出のときには、高所部113を検出する電
気回路に切り替えることにより、それぞれのトラックの
アドレスを識別できる。なお、上述の高所トラックと低
所トラックとの役割は、プリフォーマットを形成するた
めのスタンパーの作製方法により逆転する場合もある
が、ここでは、スタンパーを作製するための原盤露光機
の光ビームが照射されたところが低所トラックになる場
合について説明する。低所トラックは原盤露光機の第1
の光ビームを照射することにより作製する。この第1の
光ビームの照射を部分的に断続することにより低所トラ
ックの高所部113を作製する。高所トラックのトラッ
ク狭部112は第2の光ビームをこの部分の中心から低
所トラック側にずらして照射することにより作製する。
【0049】図12は本発明の光記録媒体の第9の実施
例の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0050】図12に示す光記録媒体は、図11で示し
た透明基板111の上に第1の誘電体膜121を設け、
その上に光磁気膜122を設け、その上に第2の誘電体
膜123を順に設けたものである。
【0051】図13は本発明の光記録媒体の第10の実
施例の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0052】図13に示す光記録媒体は、図11で示し
た透明基板111の上に第1の誘電体膜131を設け、
その上に光磁気膜132を設け、その上に第2の誘電体
膜133を設け、その上に金属膜134を順に設けたも
のである。
【0053】図14は本発明の光記録媒体の第11の実
施例の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0054】図14に示す光記録媒体は、図11で示し
た透明基板111の上に第1の誘電体膜141を設け、
その上に相変化膜142を設け、その上に第2の誘電体
膜143を順に設けたものである。
【0055】図15は本発明の光記録媒体の第12の実
施例の膜構成の基本構成を示す概略断面図である。
【0056】図15に示す光記録媒体は、図11で示し
た透明基板111の上に第1の誘電体膜151を設け、
その上に相変化膜152を設け、その上に第2の誘電体
膜153を設け、その上に金属膜154を順に設けたも
のである。
【0057】これらの光記録媒体は図12から図15の
ような構成のままで、レーザー光を透明基板111を通
して入射することにより情報の記録再生を行う場合もあ
るが、さらにその上にUV硬化樹脂等の保護膜を設ける
場合もある。また、UV硬化樹脂等の保護膜の上にホッ
トメルト剤を塗布することにより、2つの光記録媒体を
透明基板が外側になるように貼合わせたり、透明基板が
外側になるようにダミー基板と貼合わせたりする場合も
ある。
【0058】さらにまた、上記記録膜とは反対側の透明
基板111の上にSiO2等の反射防止膜や、硬度の高
い透明有機樹脂の表面硬化膜や、導電性の高い透明な膜
を設ける場合もある。
【0059】透明基板11,61,111としては、ポ
リカーボネイト樹脂板や,ポリオレフィン樹脂板や,ア
クリル樹脂板や,ガラス板や,フォトポリマーのついた
アクリル樹脂板や,フォトポリマーのついたガラス板を
用いる。前述したプリフォーマットは前記板そのものに
形成するか或はフォトポリマーの表面に形成する。情報
トラックのピッチはおよそ0.5〜1.4μmである。
光磁気膜に接する第1の誘電体膜21,31,71,8
1,121,131の材料としては、窒化シリコンや,
酸化窒化シリコンや,窒化アルミニウムや,酸化窒化ア
ルミニウムや,水素化炭化シリコンや,酸化タンタルを
主成分とするのが特に望ましい。
【0060】相変化膜に接する第1の誘電体膜41,5
1,91,101,141,151の材料としては、硫
化亜鉛と二酸化シリコンとの混合物や,窒化シリコン
や,酸化窒化シリコンや,窒化アルミニウムや,酸化窒
化アルミニウムや,水素化炭化シリコンや,酸化タンタ
ルを主成分とするのが特に望ましい。
【0061】光磁気膜22,32,72,82,12
2,132の材料としては、TbFeや,TbFeCo
や,TbFeTiや,TbFeCoTiや,TbFeC
rや,TbFeCoCrや,TbFeTaや,TbFe
CoTaや,TbFeNiCrや,TbFeCoNiC
rや,TbGdFeや,TbGdFeCoや,TbGd
FeTiや,TbGdFeCoTiや,TbGdFeC
rや,TbGdFeCoCrや,TbGdFeTaや,
TbGdFeCoTaや,TbGdFeNiCrや,T
bGdFeCoNiCrや,TbDyFeや,TbDy
FeCoや,TbDyFeTiや,TbDyFeCoT
iや,TbDyFeCrや,TbDyFeCoCrや,
TbDyFeTaや,TbDyFeCoTaや,TbD
yFeNiCrや,TbDyFeCoNiCrや,Tb
GdNdFeや,TbGdNdFeCoや,TbGdN
dFeTiや,TbGdNdFeCoTiや,TbGd
NdFeCrや,TbGdNdFeCoCrや,TbG
dNdFeTaや,TbGdNdFeCoTaや,Tb
GdNdFeNiCrや,TbGdNdFeCoNiC
rや,TbGdDyFeや,TbGdDyFeCoや,
TbGdDyFeTiや,TbGdDyFeCoTi
や,TbGdDyFeCrや,TbGdDyFeCoC
rや,TbGdDyFeTaや,TbGdDyFeCo
Taや,TbGdDyFeNiCrや,TbGdDyF
eCoNiCrが特に望ましい。また、これらの層には
他の層を複数重ねてもよい。また、GdFeや,GdF
eCoや,GdFeTiや,GdFeCoTiや,Gd
FeCrや,GdFeCoCrや,GdFeTaや,G
dFeCoTaや,GdFeNiCrや,GdFeCo
NiCrや,GdNdFeや,GdNdFeCoや,G
dNdFeTiや,GdNdFeCoTiや,GdNd
FeCrや,GdNdFeCoCrや,GdNdFeT
aや,GdNdFeCoTaや,GdNdFeNiCr
や,GdNdFeCoNiCr等の読出層を重ねてもよ
い。
【0062】相変化膜42,52,92,102,14
2,152の材料としては、カルコゲン元素の化合物が
望ましいが、特にGeSbTeが望ましい。相変化膜4
2,52には窒素等の元素を小量添加してもよい。第2
の誘電体膜23,33,73,83,123,133の
材料としては、窒化シリコンや,酸化窒化シリコンや,
窒化アルミニウムや,酸化窒化アルミニウムや,水素化
炭化シリコンや,酸化タンタルを主成分とするのが特に
望ましい。
【0063】第2の誘電体膜43,53,93,10
3,143,153の材料としては、硫化亜鉛と二酸化
シリコンとの混合物や,窒化シリコンや,酸化窒化シリ
コンや,窒化アルミニウムや,酸化窒化アルミニウム
や,水素化炭化シリコンや,酸化タンタルを主成分とす
るのが特に望ましい。
【0064】金属膜34,54,84,104,13
4,154の材料としては、アルミニウム合金が望まし
い。添加元素としては、Tiや,Crや,Taや,Ni
や,NiCrが特に望ましい。
【0065】記録および再生用のレーザー光は透明基板
1を通して入射し、記録膜の近傍でおよそφ1.0〜φ
1.4μmになるようにフォーカシング・サーボにより
集光する。そして、レーザー光源としては波長6500
〜8300オングストローム前後の半導体レーザー等を
用いる。
【0066】
【発明の効果】本発明の光記録媒体は、高所トラックと
低所トラックが交互に配置され、いずれのトラックにも
情報が書込めるので情報を高密度で記録でき、かつ各ト
ラックにアドレスが書込まれているので高速度で記録再
生できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体のプリフォーマットの部分
拡大図で、(a)は平面図,(b)はA−A断面図。
【図2】本発明の一実施例の光記録媒体の基本構造を示
す平面図。
【図3】本発明の第2の実施例の光記録媒体の基本構造
を示す平面図。
【図4】本発明の第3の実施例の光記録媒体の基本構造
を示す平面図。
【図5】本発明の第4の実施例の光記録媒体の基本構造
を示す平面図。
【図6】本発明の他の光記録媒体のプリフォーマットの
部分拡大図で、(a)は平面図,(b)はB−B断面
図。
【図7】本発明の第5の実施例の光記録媒体の基本構造
を示す平面図。
【図8】本発明の第6の実施例の光記録媒体の基本構造
を示す平面図。
【図9】本発明の第7の実施例の光記録媒体の基本構造
を示す平面図。
【図10】本発明の第8の実施例の光記録媒体の基本構
造を示す平面図。
【図11】本発明の他の光記録媒体のプリフォーマット
の部分拡大図で、(a)は平面図,(b)はC−C断面
図。
【図12】本発明の第9の実施例の光記録媒体の基本構
造を示す平面図。
【図13】本発明の第10の実施例の光記録媒体の基本
構造を示す平面図。
【図14】本発明の第11の実施例の光記録媒体の基本
構造を示す平面図。
【図15】本発明の第12の実施例の光記録媒体の基本
構造を示す平面図。
【図16】従来の光記録媒体のプリフォーマットの部分
拡大図で、(a)は平面図,(b)は断面図。
【図17】従来の光記録媒体のプリフォーマットの部分
拡大図で、(a)は平面図,(b)は断面図。
【符号の説明】
11 透明基板 12 ピット部 13 高所部 21,31,41,51 第1の誘電体膜 22,32 光磁気膜 23,33,43,53 第2の誘電体膜 34,54 金属膜 42,52 相変化膜 61 透明基板 62 ピット部 63 高所部 71,81,91,101 第1の誘電体膜 72,82 光磁気膜 73,83,93,103 第2の誘電体膜 84,104 金属膜 92,102 相変化膜 111 透明基板 112 ピット部 113 高所部 121,131,141,151 第1の誘電体膜 122,132 光磁気膜 123,133,143,153 第2の誘電体膜 134,154 金属膜 142,152 相変化膜 1600,1700 情報トラック 1601,1701 ランド部 1602 V形グルーブ部 1603 ピット部 1702 U形グルーブ部 1703 壁面の屈曲部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−362526(JP,A) 特開 昭57−138065(JP,A) 特開 平3−122839(JP,A) 特開 平3−84752(JP,A) 特開 平1−171136(JP,A) 特開 平4−48438(JP,A) 特開 平1−165052(JP,A) 特開 平4−302833(JP,A) 社団法人 電子情報通信学会、ニュー メディア技術シリーズ 光ディスク」、 オーム社、1989年7月20日 第1版第2 刷発行

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録するためのトラックを透明基
    板表面に高さを変えて交互に設けたことにより高所トラ
    ックと低所トラックが交互に形成され、前記高所及び低
    所トラックにはそれぞれ単位情報区間毎にアドレス識別
    用の凹凸のプリフォーマットを形成している記録可能な
    光記録媒体であって、 前記高所トラックには該単位情報区間毎に前記低所トラ
    ックの高さと同じ高さレベルのピットの形でアドレス識
    別用の凹凸を形成し、前記低所トラックには該単位情報
    区間毎に前記高所トラックの高さと同じ高さの領域を残
    す形で、アドレス識別用の凹凸を形成することによりプ
    リフォーマットするようにしたことを特徴とする光記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,光磁気膜,第2の誘電体膜が少なくとも積層されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,光磁気膜,第2の誘電体膜,金属膜が少なくとも積
    層されていることを特徴とする請求項1に記載の光記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,相変化膜,第2の誘電体膜が少なくとも積層されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,相変化膜,第2の誘電体膜,金属膜が少なくとも積
    層されていることを特徴とする請求項1に記載の光記録
    媒体。
  6. 【請求項6】 情報を記録するためのトラックを透明基
    板表面に高さを変えて交互に設けたことにより高所トラ
    ックと低所トラックが交互に形成され、前記高所及び低
    所トラックにはそれぞれ単位情報区間毎にアドレス識別
    用の凹凸のプリフォーマットを形成している記録可能な
    光記録媒体であって、 前記高所トラックには該単位情報区間毎に隣接する低所
    トラックの高さと同じ高さの低所部の形でアドレス識別
    用の凹凸を形成し、前記低所トラックには該単位情報区
    間毎に前記高所トラックの高さと同じ高さの領域を残す
    形でアドレス識別用の凹凸を形成することによりプリフ
    ォーマットするようにしたことを特徴とする光記録媒
    体。
  7. 【請求項7】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,光磁気膜,第2の誘電体膜が少なくとも積層されて
    いることを特徴とする請求項6に記載の光記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,光磁気膜,第2の誘電体膜,金属膜が少なくとも積
    層されていることを特徴とする請求項6に記載の光記録
    媒体。
  9. 【請求項9】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,相変化膜,第2の誘電体膜が少なくとも積層されて
    いることを特徴とする請求項6に記載の光記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,相変化膜,第2の誘電体膜,金属膜が少なくとも積
    層されていることを特徴とする請求項6に記載の光記録
    媒体。
  11. 【請求項11】 情報を記録するためのトラックを透明
    基板表面に高さを変えて交互に設けたことにより高所ト
    ラックと低所トラックが交互に形成され、前記高所及び
    低所トラックにはそれぞれ単位情報区間毎にアドレス識
    別用の凹凸のプリフォーマットを形成している記録可能
    な光記録媒体であって、 前記高所トラックには該単位情報区間毎にトラック幅を
    狭くする形でアドレス識別用の凹凸を形成し、前記低所
    トラックには該単位情報区間毎に前記高所トラックの高
    さと同じ高さの領域を残す形でアドレス識別用の凹凸を
    形成することによりプリフォーマットするようにしたこ
    とを特徴とする光記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,光磁気膜,第2の誘電体膜が少なくとも積層されて
    いることを特徴とする請求項11に記載の光記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,光磁気膜,第2の誘電体膜,金属膜が少なくとも積
    層されていることを特徴とする請求項11に記載の光記
    録媒体。
  14. 【請求項14】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,相変化膜,第2の誘電体膜が少なくとも積層されて
    いることを特徴とする請求項11に記載の光記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記透明基板表面には、第1の誘電体
    膜,相変化膜,第2の誘電体膜,金属膜が少なくとも積
    層されていることを特徴とする請求項11に記載の光記
    録媒体。
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