JP2000298882A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JP2000298882A
JP2000298882A JP11105968A JP10596899A JP2000298882A JP 2000298882 A JP2000298882 A JP 2000298882A JP 11105968 A JP11105968 A JP 11105968A JP 10596899 A JP10596899 A JP 10596899A JP 2000298882 A JP2000298882 A JP 2000298882A
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area
track pitch
lead
signal
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JP11105968A
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Etsuro Ikeda
悦郎 池田
Hiroshi Miura
浩志 三浦
Fuji Tanaka
富士 田中
Mitsuo Arima
光雄 有馬
Katsuhiko Otomo
勝彦 大友
Manabu Sato
学 佐藤
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高記録密度化を図るとともに、確実な記録再
生を実現する。 【解決手段】 再生専用として用いるリードインエリア
1a(ピット部)に、記録された信号に応じた凹凸パタ
ーンとしてのピット2bを形成し、信号の書き換えが可
能なプログラムエリア1b(グルーブ部)に、記録トラ
ックに沿ってグルーブ2cを形成する。また、リードイ
ンエリア1a及びプログラムエリア1bは、記録再生に
用いる光の波長をλ、レンズ開口数をNA、リードイン
エリア1aでのトラックピッチをTp、プログラムエリ
ア1bでのトラックピッチをTgとしたとき、Tg+
0.01(1.22λ/NA)<Tp<Tg+Tg/3
なる関係を満たすように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に信号記録
層が形成されてなる光記録媒体に関し、詳しくは、読み
取り専用のピット部と信号の書き換えが可能なグルーブ
部とを有する光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は、記録再生装置によって信
号記録層に対してレーザ光を照射され、信号の記録及び
/又は再生(以下、記録再生という。)が行われる記録
媒体である。光記録媒体としては、再生専用の光ディス
クや、信号の書き換えが可能な光磁気ディスク及び相変
化型光ディスク等が知られている。光記録媒体は、例え
ばディスクカートリッジ内に回転自在に収納されて、記
録再生装置に対して着脱自在に用いられる。また、記録
再生装置と一体に用いられる場合もある。
【0003】光記録媒体は、基板上に信号記録層が形成
されてなり、この信号記録層に対して信号の記録再生が
行われる。再生専用の光ディスクの場合には、記録信号
に応じた凹凸パターンとしてのピットが信号記録層に形
成されている。また、光磁気ディスクの場合には、光磁
気材料によって形成された信号記録層に対してレーザ光
を照射するとともに磁界を印加することで、記録信号に
応じた磁区を記録し、この磁区を磁気光学効果を利用し
て読み取る構成とされている。
【0004】また、相変化型光ディスクの場合には、相
変化材料によって形成された信号記録層を備えて構成さ
れ、この信号記録層に対して強度の異なる光を照射する
ことによって、いわゆる相変化記録方式により信号の記
録再生を行う。さらに、例えばCD−RやDVD−R等
のように、シアニンやフタロシアニン等の有機色素材料
により形成された色剤層を信号記録層に備えて構成され
た、いわゆる追記型光ディスクも提供されている。
【0005】光記録媒体は、上述したいずれの場合で
も、記録トラックに沿って信号の記録再生が行われてい
る。また、光記録媒体には、この記録トラックに沿っ
て、信号記録層にグルーブと称される案内溝が形成され
ている場合もある。記録再生装置は、光記録媒体に形成
されたグルーブに沿って信号の記録再生を行うことによ
り、隣接する記録トラック間での信号のクロストークが
抑制される等して、安定して確実な記録再生を行うこと
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光記録媒体
としては、上述したようにピットが形成されて再生専用
として用いられる領域であるピット部と、グルーブが形
成されて書き換え可能に用いられる領域であるグルーブ
部との両方を有するものが提案されている。この場合に
は、例えば、記録再生装置によって最初にアクセスされ
る部位(リードインエリア)や、グルーブ部の終端部位
(リードアウトエリア)にピット部が設けられた構成と
され、その記録媒体に関する情報やグルーブ部の終端を
示す情報等がピット部に予め記録された構成とされる。
【0007】また、光記録媒体としては、同様にピット
部とグルーブ部との両方を有する構成とされ、このピッ
ト部に特定のアプリケーションデータ等が記録され、グ
ルーブ部を書き換え可能に用いる構成とされた、いわゆ
るパーシャルロムやハイブリッドディスクと称されるも
のが提案されている。
【0008】このようにピット部とグルーブ部との両方
を有する光記録媒体は、記録再生装置に装着された際
に、リードインエリアに形成されたピット部に対して、
先ず、トラッキングサーボを行わない状態で大まかにア
クセスが行われる。この時、記録再生装置は、ピットが
形成された位置と、ピットが形成されていない、いわゆ
るランド位置とで、記録再生ヘッドによって検出される
信号波形が異なることを利用してピット位置を判定す
る。その後、記録再生装置は、記録再生ヘッドをピット
上に位置させるとともに、光記録媒体の回転が所定の回
転数に達した後、このピット位置に対応したトラッキン
グサーボを用いて、ピットに記録された信号を再生す
る。
【0009】したがって、光記録媒体は、トラッキング
サーボが機能していない段階で、ピット位置とランド位
置とを容易に判定できることが必要とされている。
【0010】一方、光記録媒体は、近年、信号を高密度
に記録して小型で大容量な記録媒体とされることが要求
されている。このため、光記録媒体は、例えば記録トラ
ック同士の間隔(以下、トラックピッチという。)を幅
狭に形成されることで、高記録密度化に対応することが
求められている。
【0011】しかしながら、光記録媒体は、ピット部と
グルーブ部との両方を有する構成とした場合に、ピット
部のトラックピッチを幅狭に形成すると、隣接するピッ
ト同士のクロストークが増大し、上述したようにピット
位置とグルーブ位置とを判定することが困難となってし
まう。また、このピット部でのクロストークを抑制する
ために、ピット幅を細くすると、ピット位置で検出され
る信号出力が低下してしまう。これにより、ピット位置
でのトラッキングサーボのゲインが低下するといった問
題が生じてしまう。
【0012】上述したようなピット部でのクロストーク
の増大は、トラックピッチを幅狭に形成することだけで
高記録密度化を図り、記録再生に用いるレーザ光の波長
λや、対物レンズの開口数NAを変えない場合に、特に
顕著となる。したがって、光記録媒体は、例えば、従来
の光学系を有する記録再生装置に対して互換性を保ちつ
つ、トラックピッチを狭く形成して高記録密度化を図る
ことが困難であった。
【0013】そこで、本発明は、従来の記録再生装置に
対して用いた場合でも記録再生が可能であるとともに、
ピット部とグルーブ部とでのトラックピッチを調整する
ことにより、高記録密度化を達成する光記録媒体を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光記録媒体
は、記録された信号に応じた凹凸パターンとしてのピッ
トが形成された読み取り専用のピット部と、記録トラッ
クに沿ってグルーブが形成されて信号の書き換えが可能
なグルーブ部とを有する。また、上記ピット部及びグル
ーブ部は、上記信号の記録及び/又は再生を行う光の波
長をλ、レンズ開口数をNA、上記ピット部のトラック
ピッチをTp、上記グルーブ部でのトラックピッチをT
gとしたとき、Tg+0.01(1.22λ/NA)<
Tp<Tg+Tg/3なる関係を満たすように形成され
てなる。
【0015】以上のように構成された光記録媒体は、ピ
ット部及びグルーブ部のトラックピッチがそれぞれ上述
したように形成されていることから、グルーブ部のトラ
ックピッチを幅狭に形成した場合でも、記録再生装置に
よってピット位置が容易に判定されることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の
説明では、本発明を適用した光記録媒体として、光磁気
ディスクを例に挙げて説明するが、本発明は光磁気ディ
スクに限定されるものではない。本発明は、レーザ光を
照射して記録再生を行う光記録媒体に対して広く適用可
能であり、例えば相変化型光ディスクや、有機色素材料
により形成された色剤層を備えて構成された追記型光デ
ィスク等であってもよい。
【0017】以下の説明では、図1及び図2に示すよう
な光磁気ディスク1について説明することとする。光磁
気ディスク1は、記録信号の記録及び消去を繰り返し行
うことができる書き換え可能な光記録媒体であり、例え
ばディスクカートリッジ(図示せず。)に収納されて、
記録再生装置(図示せず。)に対して着脱自在に用いら
れる。
【0018】光磁気ディスク1は、図1、図2及び図3
に示すように、全体略円盤状に形成された基板2上に、
磁気信号を記録する層等の各層が積層された構成とされ
ている。また、光磁気ディスク1には、最内周側にリー
ドインエリア1aが設けられているとともに、このリー
ドインエリア1aに接して、磁気信号の記録再生が行わ
れる領域であるプログラムエリア1bが設けられてい
る。また、最外周側には、リードアウトエリア1cが設
けられている。リードインエリア1aは、記録再生装置
によって最初にアクセスされる領域であり、再生専用と
して用いられる。また、リードアウトエリア1cは、例
えば、記録再生装置の記録再生ヘッドが衝撃により移動
してサーボが外れないように、プログラムエリア1bの
マージンとしての機能を有する領域である。
【0019】光磁気ディスク1は、図2及び図3に示す
ように、基板2上に、第1の誘電体層3と、信号記録層
4と、第2の誘電体層5と、光反射層6と、保護膜層7
とが順次積層されてなる。なお、図2は、図1において
Aで囲む部分、すなわちリードインエリア1aを示す要
部拡大斜視図である。また、図3は、図1においてBで
囲む部分、すなわちプログラムエリア1bを示す要部拡
大斜視図である。
【0020】光磁気ディスク1は、記録再生装置に装着
された際に、先ず、リードインエリア1aに対してアク
セスされる。リードインエリア1aには、後述するよう
に、記録トラックに沿って多数のピット2bが形成され
ており、この光磁気ディスク1に関する情報が予め記録
されている。記録再生装置は、基板2の外方に臨む主面
2aからピット2bに向けて光学ヘッドによってレーザ
光を照射するとともに、このレーザ光が光反射層4に反
射して戻ってきた戻り光を検出する。記録再生装置は、
ピット2bが形成された部分で戻り光の光量が減少する
ことを利用して、リードインエリア1aに記録された情
報を読み取る。
【0021】光磁気ディスク1は、プログラムエリア1
bに対して記録信号を記録される際に、基板2の外方に
臨む主面2aから記録再生装置の光学ヘッドによってレ
ーザ光を照射されるとともに、この記録再生装置の記録
用磁気ヘッドによって記録信号に応じた磁界が印加され
る。このとき、光磁気ディスク1は、信号記録層4がレ
ーザ光を照射されて温度が上昇し、保磁力が減少するた
め、記録用磁気ヘッドによって印加された磁界によって
記録信号に応じた磁区が信号記録層4に記録される。
【0022】また、光磁気ディスク1は、プログラムエ
リア1bの信号記録層4に記録された記録信号を記録再
生装置によって再生される際に、記録時よりも出力の弱
いレーザ光が光学ヘッドから照射される。このとき、光
磁気ディスク1においては、レーザ光が信号記録層4に
反射して戻ってきた戻り光に、カー効果やファラデー効
果等の磁気光学効果によって偏光方向の変化が生じる。
記録再生装置は、戻り光の偏光方向を検出することによ
って、プログラムエリア1aの信号記録層4に記録され
た磁区の磁界の方向を検出し、これにより、記録信号を
再生する。
【0023】基板2は、レーザ光に対して透光性を有す
る硬質材料によって形成されている。この基板2を形成
する硬質材料としては、例えば、ポリカーボネート樹
脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂
等の各種樹脂材料や、石英ガラス等のガラス材料等が用
いられる。
【0024】基板2には、リードインエリア1aの領域
で、図2に示すように、記録信号に応じた凹凸パターン
である多数のピット2bが形成されている。言い換える
と、光磁気ディスク1においては、リードインエリア1
aにピット部が設けられた構成とされている。リードイ
ンエリア1aにおいては、ピット2bの列に沿って記録
トラックが形成される構成とされている。
【0025】なお、以下の説明において、リードインエ
リア1aにおける記録トラックのトラックピッチとは、
隣り合うピット2bの列同士の間隔、すなわち図2中矢
印Tpで示す間隔のことをいう。
【0026】また、基板2には、プログラムエリア1b
の領域で、図3に示すように、溝状のグルーブ2cが円
周方向に互いに平行となるように形成されている。言い
換えると、光磁気ディスク1においては、プログラムエ
リア1bにグルーブ部が設けられた構成とされている。
プログラムエリア1bにおいては、リードインエリア1
aと同様に、グルーブ2cに沿って記録トラックが形成
される構成とされている。また、光磁気ディスク1は、
グルーブ2cが半径方向に一定の周期で微小な振幅で蛇
行して形成されており、記録再生が行われる際に、記録
再生装置によってグルーブ2cの蛇行の周期を読み取ら
れる構成とされている。
【0027】これにより、記録再生装置は、一定の周期
で蛇行するグルーブ2cに基づいて、光磁気ディスク1
の回転速度を常に安定に保つことができる。また、グル
ーブ2cは、記録再生装置によって、記録信号を信号記
録層4に対して記録再生する際の位置決めの基準として
用いられ、光磁気ディスク1における記録信号の記録位
置、すなわちアドレスを示す機能を有している。これに
より、記録再生装置は、光磁気ディスク1に対して記録
再生を行う際に、素早く正確な位置決めを行うことがで
きる。
【0028】なお、以下の説明において、プログラムエ
リア1bにおける記録トラックのトラックピッチとは、
隣り合うグルーブ2c同士の間隔、すなわち図3中矢印
Tgで示す間隔のことをいう。
【0029】また、リードアウトエリア1cは、プログ
ラムエリア1bと同様にグルーブ2cが形成されてなる
構成とされる。ただし、リードアウトエリア1cは、リ
ードインエリア1aと同様に多数のピット2bが形成さ
れ、例えばプログラムエリア1bの終端を示す情報等が
予め記録されてなる構成としてもよい。すなわち、リー
ドアウトエリア1cは、ピット部であってもよいし、グ
ルーブ部であってもよい。
【0030】第1の誘電体層3は、例えば、Si34
SiN,AlN,Al23,AlSiNO,HfO2
ZnS,ZrO2,Y23,MgO,SiO2,Mg
2,LiF等の材料を用いて、各種スパッタリング法
等の薄膜形成技術により、基板2上に薄膜状に形成され
てなる。ただし、第1の誘電体層3を形成する材料とし
ては、記録信号の記録再生を行うために入射されるレー
ザ光に対して透光性を有し、酸素及び水分子が透過せ
ず、酸素を含まない材料を用いることが望ましく、Si
N,Si34あるいはAlN等を用いることが望まし
い。
【0031】信号記録層4は、光磁気信号層を備えて、
第1の誘電体層3上に薄膜状に形成されている。光磁気
記録層は、キュリー温度を超えた温度上昇によって保磁
力が減少して外部磁界の方向に磁化反転するとともに、
カー効果やファラデー効果等の磁気光学特性を有する材
料によって形成され、例えば、TbFeCo,TbFe
CoCr,GdFeCo等の希土類・遷移金属合金によ
って形成されている。なお、信号記録層4は、光磁気記
録層のみによって単層で形成されていてもよいし、例え
ば、CAD(Center Aperture Ditector)ディスクやM
SR(Magnetically induced Super Resolution)ディ
スク等で提案されているように、誘電体層等をさらに積
層した多層構造で形成されていてもよい。また、信号記
録層4には、基板2のグルーブ2bの凹凸形状が転写さ
れている。
【0032】第2の誘電体層5は、第1の誘電体層3と
同様な材料によって、信号記録層4上に薄膜状に形成さ
れている。
【0033】光反射層6は、第2の誘電体層5上に薄膜
状に形成されている。光反射層6は、信号記録層4及び
第2の誘電体層5を透過したレーザ光を反射する反射層
としての機能を有するとともに、信号記録層4に向けて
照射されたレーザ光の熱が、この信号記録層4に蓄熱さ
れてしまうことを防止するヒートシンクとしての機能を
有する。光磁気ディスク1は、光反射層6が反射層とし
ての機能を有していることから、記録再生時におけるレ
ーザ光の利用効率を向上することができる。光反射層6
を形成する材料としては、熱的に良導体である非磁性金
属元素又はその化合物を単独で、あるいは複合させて用
いることが望ましく、例えば、Au,Al等によって形
成されている。
【0034】保護膜層7は、例えば、スピンコーター等
により塗布した紫外線硬化樹脂を硬化させること等によ
って、光反射層6上に薄膜状に形成されている。光磁気
ディスク1は、保護膜層7を備えることによって、信号
記録層4及び光反射層6が酸化等によって劣化してしま
うことを防止することができる。また、基板2上に形成
された各層に傷が生じることを防止することができる。
なお、保護膜層7は、各種の潤滑剤を含んで形成された
り、外方に臨む主面7aに各種の潤滑剤を塗布されて形
成されてもよい。これにより、光磁気ディスク1は、保
護膜層7の主面7a上を、記録再生装置の記録用磁気ヘ
ッドを摺動させる構成とした場合に、この記録用磁気ヘ
ッドや保護膜層7の摩耗及び発熱等を防止することがで
きる。
【0035】ところで、光磁気ディスク1においては、
リードインエリア1aにおけるトラックピッチTpと、
プログラムエリア1bにおけるトラックピッチTgと
が、
【0036】
【数1】
【0037】なる関係を満たすように形成されている。
なお、式1中のaは、ビームスポット径を示し、記録再
生装置によって照射される光の波長をλ、記録再生装置
のレンズ開口数をNAとしたとき、a=1.22λ/N
Aとなる。
【0038】以下では、光磁気ディスク1のリードイン
エリア1a及びプログラムエリア1bのトラックピッチ
Tp,Tgが式1を満たすように形成されたことによる
優位性を説明してゆくこととする。
【0039】光記録媒体では、高記録密度化を実現する
ために、記録再生に用いるレーザ光の短波長化や、記録
再生装置のレンズ開口数を大きくすることが図られてい
るとともに、トラックピッチを狭く形成することが行わ
れている。光記録媒体は、一般に、スタンパと称される
ディスク原盤を用いて射出成形法により、ポリカーボネ
ート樹脂等の樹脂材料によって基板が形成される。従来
の光記録媒体は、ピット部とグルーブ部との両方を有す
る場合であっても、これらピット部及びグルーブ部での
トラックピッチを等しく形成されている。
【0040】また、光記録媒体では、記録再生装置に装
着された際に、リードインエリアに対して、先ず、トラ
ッキングサーボを行わない状態で大まかにアクセスが行
われる。この時、記録再生装置は、ピットが形成された
位置と、ピットが形成されていない、いわゆるランド位
置とで、記録再生ヘッドによって検出される信号波形が
異なることを利用してピット位置を判定する。その後、
記録再生装置は、記録再生ヘッドをピット上に位置させ
るとともに、光記録媒体の回転が所定の回転数に達した
後、このピット位置に対応したトラッキングサーボを用
いて、ピットに記録された信号を再生する。したがっ
て、光記録媒体は、トラッキングサーボが機能していな
い段階で、ピット部とグルーブ部とを容易に判定できる
ことが必要とされている。
【0041】光記録媒体において、記録再生ヘッドが最
初にリードインエリアにアクセスする際の動きを、図4
に示す。なお、図4は、リードインエリアに設けられた
ピット部を示す概略平面図であり、この図4中矢印Cが
記録再生ヘッドの通過経路である。このとき、記録再生
装置に検出される信号波形の概略を図5に示す。なお、
図5中矢印Dで示す部分は、ピットが形成された位置、
すなわち記録トラックを記録再生ヘッドが通過したとき
に検出された信号波形である。また、図5中矢印Eで示
す部分は、記録トラック間でピットが形成されていない
位置、いわゆるランド位置を記録再生ヘッドが通過した
ときに検出された信号波形である。
【0042】光記録媒体では、図5に示すように、記録
トラックで検出される信号波形の振幅Fと比較して、ラ
ンド位置で検出される信号波形の振幅Gが小さい。これ
により、記録再生装置は、記録再生ヘッドの位置が記録
トラックであるか、又はランド位置であるかを判定し、
記録トラックに対してトラッキングサーボを行うことが
できる。
【0043】ところが、従来の光記録媒体では、ピット
部でのトラックピッチが狭く形成された場合に、記録ト
ラック間でのクロストークが増大し、記録トラックでの
信号波形の振幅Fが減少してランド位置での信号波形の
振幅Gと同程度になってしまうといった問題があった。
このため、従来の光記録媒体は、高記録密度化に対応し
てトラックピッチが狭く形成された場合に、記録再生装
置が記録トラックとランド位置との判定を行うことが困
難となり、正常な記録再生を開始することができない虞
があった。
【0044】しかしながら、光磁気ディスク1は、式1
に示したようにリードインエリア1aでのトラックピッ
チTpが、プログラムエリア1bでのトラックピッチT
gよりも大きく形成されている。したがって、光磁気デ
ィスク1は、プログラムエリア1bでのトラックピッチ
Tgを狭くして高記録密度化を実現するとともに、リー
ドインエリア1aでのクロストークを抑えることができ
る。これにより、光磁気ディスク1は、記録再生装置に
よって記録トラックとランド位置との判定が確実に行わ
れることができる。そのため、光磁気ディスク1は、安
定して確実に記録再生を行うことが可能な大容量の記録
媒体として用いることができる。
【0045】一方、光記録媒体は、一般的に、各種の規
格によってリードインエリアが制限されているととも
に、ピットに欠陥があった場合に読み取り不能となるこ
とを避けるために同一の記録情報が複数回にわたって記
録されている。
【0046】したがって、光磁気ディスク1において
も、リードインエリア1aでのトラックピッチTpを無
制限に大きくすることはできない。そこで、以下では、
リードインエリア1aでのトラックピッチTpの大きさ
の上限について説明することとする。
【0047】光記録媒体は、例えば3スポット法を用い
ることによりトラッキングサーボが行われる。この場合
に、メインスポットの走査方向の前後に配された2つの
サブスポットは、記録トラックのトラックピッチをtと
すると、このメインスポットに対してそれぞれ+t/
4,−t/4だけオフセットしている場合に最も高感度
となる。光記録媒体は、トラックピッチtがΔtだけ変
化した場合に、このように±t/4だけオフセットした
サブスポットを有する光学系に対して、MTF(Modula
tion Transfer Function)の劣化を考慮に入れなくても
トラッククロス信号の変調度が減少してしまうことが予
想される。
【0048】ここで、サブスポットのメインスポットか
らのずれ量をd=t/4としたときに、t/nだけデト
ラックした場合のトラッキングエラー信号TEは、以下
の式2で示すように表すことができる。
【0049】
【数2】
【0050】ここで、トラックピッチtがt’=t−Δ
tとなったときにt’/nだけデトラックした場合を考
えると、同様にMTFを考慮しないとして、以下の式3
で示すトラッククロス信号TCの振幅が変化しないのに
対して、トラッキングエラー信号TE’は、式4で示す
ように減少してしまう。
【0051】
【数3】
【0052】
【数4】
【0053】また、トラックピッチの変位量Δtが変化
したときのトラッキングエラー信号の信号レベルIの変
化を図6に示す。なお、図6においては、トラッキング
エラー信号の信号レベルIを、トラックピッチがtのま
まであるときの信号レベルI0で規格化して示す。ま
た、横軸はトラックピッチt及びt’の差Δtを示して
いる。図6から分かるように、光記録媒体に対して用い
る光学系、及びピット部でのトラックピッチを変えず
に、高記録密度化のためにグルーブ部のトラックピッチ
だけを狭くした場合には、この光記録媒体のグルーブ部
におけるトラッキングエラー信号の信号レベルは減少し
てしまう。
【0054】このように狭トラックピッチ化が図られた
光記録媒体は、従来の記録再生装置に対して用いる場合
であっても確実な記録再生を可能とするためには、トラ
ッキングエラー信号TE’の信号レベルが、従来の光記
録媒体のトラッキングエラー信号TEの信号レベルの7
0%程度である必要がある。この場合のトラックピッチ
t及びt’の差Δtは、t/3となり、トラックピッチ
t’は2t/3となる。したがって、光記録媒体は、ピ
ット部でのトラックピッチをtのままとし、グルーブ部
でのトラックピッチを2t/3とすることが望ましい。
【0055】これにより、光記録媒体は、ピット部での
トラックピッチが元々のトラックピッチのままであるた
めに、従来の記録再生装置に対して用いる場合であって
もピットを確実に読み取ることができるとともに、グル
ーブ部でのトラックピッチを狭く形成して高記録密度化
を図ることができる。なお、この場合に、ピット部での
トラックピッチをTpは、Tp=Tg+Tg/3と表す
ことができる。
【0056】光磁気ディスク1においては、式1に示し
たように、ピット部が設けられたリードインエリア1a
でのトラックピッチTpと、グルーブ部が設けられたプ
ログラムエリア1bでのトラックピッチTgとが、Tp
<Tg+Tg/3となるように形成されている。したが
って、光磁気ディスク1は、従来の記録再生装置に対し
て用いる場合であっても、上述したように、リードイン
エリア1aに形成されたピット2bを確実に読み取るこ
とができる。また、光磁気ディスク1は、プログラムエ
リア1bでのトラックピッチTgを、トラッキングエラ
ー信号の信号レベルを最低限必要な大きさだけ確保でき
る限界まで狭く形成することができる。
【0057】また、光磁気ディスク1では、リードイン
エリア1aでのトラックピッチTpが、プログラムエリ
ア1bでのトラックピッチTgに対して、Tg+0.0
1a<Tpなる関係を満たすように形成されており、ト
ラックピッチTgよりも幅広に形成されている。リード
インエリア1aでは、プログラムエリア1bでのトラッ
クピッチTgよりもビームスポット径aの1%程度幅広
にトラックピッチTpが形成されていることによって、
クロストークを2%程度抑えることができる。なお、こ
こでのクロストークとは、図5に示したように、トラッ
キングサーボが機能していないときに、記録再生ヘッド
によって検出されたピット部における検出信号、いわゆ
るトラバース信号のクロストークをいう。また、ここで
は、トラバース信号の最大振幅に対する、ランド部での
ピット2bによる漏れ込み信号の振幅比を百分率で表現
している。
【0058】光磁気ディスク1は、以上説明したよう
に、リードインエリア1aでのトラックピッチTpが、
プログラムエリア1bでのトラックピッチTgよりも幅
広に形成されている。したがって、記録再生装置は、光
磁気ディスク1に対して記録再生を行う際に、リードイ
ンエリア1aとプログラムエリア1bとを確実に判定す
ることができる。また、光磁気ディスク1は、プログラ
ムエリア1bでのトラックピッチTgがプログラムエリ
ア1bでのトラックピッチTpよりも狭く形成されてい
ることによって、高記録密度化を図ることができ、大容
量の光記録媒体とすることができる。
【0059】ところで、光磁気ディスク1においては、
トラックピッチがTpからTgへと切り替わるトラック
ピッチ遷移領域を設ける位置として、以下の3つの場合
を挙げることができる。
【0060】第1の場合としては、リードインエリア1
aとプログラムエリア1bとの境界部にトラックピッチ
遷移領域を設ける場合である。すなわち、光磁気ディス
ク1は、記録トラック上でピット2bからグルーブ2c
へと変化する位置で、直ちにトラックピッチがTpから
Tgへと切り替わるように形成されてもよい。これによ
り、リードインエリア1aに形成された記録トラックの
トラックピッチは全てTpで形成され、プログラムエリ
ア1bに形成された記録トラックのトラックピッチは全
てTgで形成されることとなる。したがって、光磁気デ
ィスク1は、リードインエリア1aとプログラムエリア
1bとの境界が明瞭となる。
【0061】第2の場合としては、リードインエリア1
a内にトラックピッチ遷移領域を設ける場合である。リ
ードインエリア1aには、上述した他の光記録媒体と同
様に、ピット2bに欠陥があった場合に読み取り不能と
なることを避けるために同一の記録情報が複数回にわた
って記録されている。そのため、光磁気ディスク1で
は、リードインエリア1aの最後端部に形成されたピッ
ト2bが読み取られることが非常に稀である。したがっ
て、光磁気ディスク1は、このようなリードインエリア
1aの最後端部で、トラックピッチがTpからTgへと
切り替わるように形成されることによって、記録再生時
に不都合が生じることがない。
【0062】第3の場合としては、プログラムエリア1
b内にトラックピッチ遷移領域を設ける場合である。一
般に、ピット部とグルーブ部の両方を有する光記録媒体
では、ピットとグルーブとの幅の違いによりトラッキン
グ信号の極性が反転する。したがって、このような光記
録媒体では、ピット部からグルーブ部への連続的なアク
セスが行われず、グルーブ部の開始位置から数100ト
ラック以内はバッファゾーンとされ、記録再生に用いら
れることがない。したがって、光磁気ディスク1は、プ
ログラムエリア1b内の、このようにバッファゾーンと
される部分で、トラックピッチがTpかrあTgへと切
り替わるように形成されることによって、記録再生時に
不都合が生じることがない。
【0063】なお、光磁気ディスク1では、トラックピ
ッチ遷移領域を設ける位置として上述した3つの場合に
限定されるものではなく、ピット2bが途切れる危険度
や目的とするディスクフォーマットに応じてトラックピ
ッチを切り替える位置を決定すればよい。
【0064】また、光磁気ディスク1では、上述したよ
うに、リードアウトエリア1cがリードインエリア1a
と同様にピット部として構成されてもよい。この場合
に、光記録媒体1は、プログラムエリア1bとリードア
ウトエリア1cとのトラックピッチを切り替える位置
を、上述と同様に、これらプログラムエリア1bとリー
ドアウトエリア1cとの境界部に設けてもよいし、プロ
グラムエリア1b内、又はリードアウトエリア1c内に
設けてもよい。
【0065】
【実施例】以下では、上述した光磁気ディスク1に基づ
いて作製した光磁気ディスクについてクロストークを測
定した場合について説明する。
【0066】実施例1 実施例1では、リードインエリアでのトラックピッチを
1.6μm、プログラムエリアでのトラックピッチを
1.5μmとし、光磁気ディスク1と同様な構成の光磁
気ディスクを作製した。また、この実施例1の光磁気デ
ィスクのクロストークを測定する際には、レーザ光の波
長λが780nm、レンズ開口数NAが0.45である
光学系を用いた。すなわち、この時のビームスポット径
aは、a=1.22×λ/NAから2.1μmである。
また、リードインエリアのピットの幅は、250nmと
なるように形成した。
【0067】したがって、この実施例1の光磁気ディス
クは、リードインエリアでのトラックピッチがプログラ
ムエリアでのトラックピッチよりもビームスポット径に
対して4.7%だけ幅広に形成されている。また、リー
ドインエリアとプログラムエリアとでのトラックピッチ
の差は、プログラムエリアのトラックピッチtを基準と
すると、t/15である。
【0068】実施例2 実施例2では、リードインエリアでのトラックピッチを
1.525μmとした他は上述した実施例1と同様な構
成で光磁気ディスクを作製した。この実施例2の光磁気
ディスクは、リードインエリアでのトラックピッチがプ
ログラムエリアでのトラックピッチよりもビームスポッ
ト径に対して1.2%だけ幅広に形成されている。ま
た、リードインエリアとプログラムエリアとでのトラッ
クピッチの差は、プログラムエリアのトラックピッチt
を基準とすると、0.25t/15である。
【0069】比較例1 比較例1では、リードインエリアとプログラムエリアと
でのトラックピッチをどちらも1.5μmとし、他は上
述した実施例1と同様な構成で光磁気ディスクを作製し
た。
【0070】比較例2 比較例2では、リードインエリアでのトラックピッチを
1.512μmとし、他は上述した実施例1と同様な構
成で光磁気ディスクを作製した。この比較例2の光磁気
ディスクは、リードインエリアでのトラックピッチが、
プログラムエリアでのトラックピッチよりもビームスポ
ット径に対して0.6%だけ幅広に形成されている。
【0071】以上のように作製した各光磁気ディスクの
リードインエリアでのクロストークを測定した結果を、
図7に示す。各光磁気ディスクのクロストークは、それ
ぞれ、42.3%,49.93%,51.6%,51.
17%であった。光磁気ディスクでは、リードインエリ
アでのクロストークが50%以下であれば、記録再生装
置によってリードインエリアとプログラムエリアとの判
定が容易となるとともに、このリードインエリアに形成
されたピットを良好に読み取ることができるとされてい
る。
【0072】図7に示す結果からわかるように、本発明
を適用して作製した実施例1及び実施例2の光磁気ディ
スクは、どちらもクロストークが50%を下回ってお
り、記録再生装置によって良好な記録再生を行うことが
できた。これに対し、従来の光磁気ディスクと同様に作
製された比較例1の光磁気ディスク、及びリードインエ
リアでのトラックピッチが本発明に対して狭すぎる比較
例2に光磁気ディスクは、どちらもクロストークが50
%を超えており、リードインエリアとプログラムエリア
との判定が困難であることがわかる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光記
録媒体は、ピット部及びグルーブ部それぞれのトラック
ピッチp及びtが、t+0.01a<p<t+t/3な
る関係を満たすように形成されてなる。これにより、高
記録密度化を図るためにグルーブ部のトラックピッチを
幅狭に形成した場合でも、記録再生装置によってピット
部が容易に判定されることができる。したがって、本発
明に係る光記録媒体は、高記録密度化を達成して大容量
の記録媒体とすることができるとともに、従来の光学系
を有する記録再生装置に対して用いた場合でも確実に信
号の記録再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスクを示す概略図であ
る。
【図2】同光磁気ディスクのリードインエリアを示す要
部拡大斜視図である。
【図3】同光磁気ディスクのプログラムエリアを示す要
部拡大斜視図である。
【図4】ピット部を有する光磁気ディスクに対して記録
再生ヘッドがアクセスする際の動きを説明するための概
略図である。
【図5】ピット部を有する光磁気ディスクに対して記録
再生ヘッドがアクセスする際に検出される信号波形を示
す概略図である。
【図6】リードインエリアでのトラックピッチに対する
トラッキングエラー信号の減少を説明するための図であ
る。
【図7】実施例で作製した各光磁気ディスクのクロスト
ークを示す図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク、1a リードインエリア、1b
プログラムエリア、1c リードアウトエリア、2 基
板、3 第1の誘電体層、4 信号記録層、5第2の誘
電体層、6 光反射層、7 保護膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 富士 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 有馬 光雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 大友 勝彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 学 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D029 JB09 WA17 WB15 WC05 WC06 WC09 WC10 WD10 WD22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録された信号に応じた凹凸パターンと
    してのピットが形成された読み取り専用のピット部と、
    記録トラックに沿ってグルーブが形成されて信号の書き
    換えが可能なグルーブ部とを有し、 上記ピット部及びグルーブ部は、上記信号の記録及び/
    又は再生を行う光の波長をλ、レンズ開口数をNA、上
    記ピット部でのトラックピッチをTp、上記グルーブ部
    でのトラックピッチをTgとしたとき、 Tg+0.01(1.22λ/NA)<Tp<Tg+T
    g/3 なる関係を満たすように形成されていることを特徴とす
    る光記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記ピット部には、トラックピッチがT
    pからTgへ、又はTgからTpへと遷移するトラック
    ピッチ遷移領域が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 上記グルーブ部には、トラックピッチが
    TpからTgへ、又はTgからTpへと遷移するトラッ
    クピッチ遷移領域が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記ピット部及びグルーブ部の境界部に
    は、トラックピッチがTpからTgへ、又はTgからT
    pへと遷移するトラックピッチ遷移領域が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
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