JP2674904B2 - 電気二重層コンデンサ - Google Patents

電気二重層コンデンサ

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JP2674904B2
JP2674904B2 JP3185231A JP18523191A JP2674904B2 JP 2674904 B2 JP2674904 B2 JP 2674904B2 JP 3185231 A JP3185231 A JP 3185231A JP 18523191 A JP18523191 A JP 18523191A JP 2674904 B2 JP2674904 B2 JP 2674904B2
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和彦 佐藤
和彦 桑田
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兵庫日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気二重層コンデンサに
関し、特に電気二重層コンデンサの外装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気二重層コンデンサの構造を図
3に示す。同図において、(a)は側面図、(b)はそ
のD−D線断面図である。この電気二重層コンデンサ
は、電荷保持機能を有する電気二重層コンデンサ素子
(以下、素子と称する)1と、その両側に配された一対
のリード付電極板20a,20bとで構成される。素子
1は図4に断面構造を示す様に複数個の基本セル2を積
層している。この基本セル2は円筒形の絶縁性ゴム3を
多孔性セパレータ4で上下に仕切り、この絶縁性ゴム3
の内部の空間に粉末活性炭と稀硫酸を混練して作った活
性炭ペースト電極5を充填し、更にその上下を導電性プ
ラスチックフィルム6で封止している。なお、多孔性セ
パレータ4は、イオン透過性で且つ非電子伝導性のもの
である。このようにして得た基本セル2の耐電圧は、稀
硫酸の電気分解電圧によって決まり、約1.2Vと低いの
で使用電圧に応じて必要枚数を積層して素子1を構成す
る。
【0003】このような電気二重層コンデンサの素子に
おいては、基本セル2内部の活性炭粒子間の接触抵抗
や、積層構造を採るために生ずる基本セル2相互間の接
触抵抗などからなる内部抵抗が存在する。この内部抵抗
の大きさは、図5に一例を示す様に素子1の上下から加
えられる圧力が大きいと小さくなるという特性を持つの
で電気二重層コンデンサ全体としての内部抵抗を小さく
抑え維持するためには、素子1に相当の圧力を加える必
要がある。この圧力の大きさは、内部抵抗の大きさや素
子の耐圧力性などを考慮して決めるが通常は数10kg/cm2
程度である。
【0004】このため、素子1に必要な圧力の条件を維
持し、かつコンデンサとして動作させるために、図3に
示したように、素子1の両側にリード付電極板20a,
20bを配置し、これらをモールド金型の中に入れ、加
圧ピンにより各電極板20a,20bの外側から素子1
に圧力を印加した状態でモールド成形してモールド樹脂
7を成形させた構造がとられている。尚、加圧ピン穴8
は樹脂7が固まった後に加圧ピンを抜くために生じる穴
である。
【0005】ここで、前記リード付電極板20a,20
bは、素子1の外径より小さい径のエンボス21が施し
てある。これは、前記した素子1においては、素子1の
中心部分に充填した活性炭ペースト電極5が剛体に近い
固さを有しているため、リード付電極板20a,20b
で素子1を両側から押圧すると、活性炭ペースト電極5
部分で圧力が支えられてしまい、周辺部分の絶縁ゴム3
へ充分に圧力が印加され難くなる。この結果、絶縁性ゴ
ム3と導電性プラスチックフィルム6の接着面の接着が
不十分となり、或いは絶縁性ゴム3の組織に微欠陥や弱
い部分が存在した場合には各種寿命試験などで容易に活
性炭ペースト電極5の水分が抜け出して電気二重層コン
デンサの機能を低下させ、或いはコンデンサの内部抵抗
が異常に高くなると言う所謂ドライアップ現象により信
頼性を低下させてしまうおそれが生じる。この対策とし
て、リード付電極板20a,20bにエンボス21を施
すことで、絶縁性ゴム3と導電性プラスチックフィルム
6に対して効果的に圧力を印加することが可能となる。
これは実願平 2-89257号に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電気二重層
コンデンサでは、リード付電極板20a,20bに設け
たエンボス21は素子1の外側に若干凹設したのに過ぎ
ず、しかもその他の面は平面状態に形成されているた
め、コンデンサをモールド成形する際に、図3に示すよ
うにリード付電極板20a,20bと素子1との間に半
径方向のずれが生じ易くなる。このように両者の間にず
れが生じると、エンボス21の凹凸の段部に絶縁ゴム3
が当接されてしまい、圧力が効果的にかからなくなり信
頼性が低下されるという問題が生じる。また、ずれ量が
大きい場合はモールド成形の際に、素子1の一部が樹脂
7から露出し、或いは孔状のボイドが生じて外観不良が
生じるという問題もある。本発明の目的は、リード付電
極板と素子との位置ずれを防止し、信頼性を改善し、か
つ外観を改善した電気二重層コンデンサを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気二重層コン
デンサは、少なくとも一方のリード付電極板に素子の外
形よりも若干大きなエンボスを形成し、このエンボスに
より素子とリード付電極板の位置決めを行うように構成
する。この場合、エンボスとしてリード付電極板の周縁
に形成される段差は、素子を構成する基本セルの厚さよ
りも小さい寸法とする。また、この段差をテーパ状に形
成することが好ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、エンボスによって素子とリー
ド付電極板との位置ずれが防止され、素子に対して好適
に圧力を印加して信頼性を改善させ、かつ位置ずれが原
因とされる外観不良を防止する。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明のコンデンサを示し、(a)は正面
図、(b)はA−A線断面図である。又、図2はそのリ
ード付電極板を示し、(a)は正面図、(b)及び
(c)はそのB−B線、C−C線断面図である。図1に
おいて、コンデンサは素子1と、一対のリード付電極板
10(10a,10b)で構成され、これらリード付電
極板10により素子1は所要の圧力で挟持されるととも
に、モールド樹脂7で一体に成形される。尚、素子1は
図5に示した従来の電気二重層コンデンサ素子1と同じ
構造である。又、8は加圧ピン穴である。
【0010】前記リード付電極板10は、図2に示すよ
うに、中心部に素子1の外径よりも小径の第1のエンボ
ス11を形成するとともに、その外側には第1のエンボ
ス11と同心で素子1の外径より少し大きい第2のエン
ボス12を形成している。この第2のエンボス12を構
成するために周縁部に形成される段差13は、素子1が
圧力で縮んだ状態での基本セル2の厚みより小さくし、
かつテーパー状に形成している。即ち、基本セル2を積
層している素子1の側面には各基本セル2の導電性プラ
スチックフィルム6が出ており、第2のエンボス12の
段差13が基本セル2の圧縮時の厚みより大きい場合
は、基本セル2の導電性プラスチックフィルム6が接触
し、接触した基本セル2はショート状態となってコンデ
ンサとして機能せず見かけ上積層枚数を減らす結果とな
ってしまうため、このようなショートが起こらないよう
に段差13を設計している。又、素子1が圧縮された時
に素子外径が大きくなる方向に変化するので、その際の
接触回避のために段差13をテーパー状にしている。
【0011】この構成のリード付電極板を用いてコンデ
ンサをモールド成形する際には、従来と同様に、一方の
リード付電極板10aの上に素子1を載せ、更にその上
に他方リード付電極板10bを被せたものをモールド金
型にセットしているが、このとき、一方のリード付電極
板10aに設けられた第2のエンボス12によって素子
1の位置ずれは第2のエンボス12内に納められ、更に
素子1に対する他方のリード付電極板10bの位置ずれ
も第2のエンボス12内に納められる。したがって、各
リード付電極板10a,10bと素子1との位置ずれが
確実に防止でき、両者の位置ずれが原因とされていた信
頼性の低下を改善し、かつ素子の露出は樹脂回り不足に
よるボイドの発生を防止して外観不良を改善することが
可能となる。因に、従来のコンデンサにおける不良製品
の発生率は3%程度であったが、本発明により0%とす
ることができた。
【0012】ここで、本実施例においては、一方のリー
ド付電極板10aに素子1を載せ、この上に他方リード
付電極板10bを被せると言うアセンブリ操作をモール
ド金型外で実施しているために、両方のリード付電極板
に夫々第2のエンボス12を設けているが、モールド金
型内でアセンブリを行う際には、上側のリード付電極板
10bを被せる際の位置ずれは少ないため、下側のリー
ド付電極板10aにのみ本発明による第2のエンボス1
2を設けるようにしてもよい。尚、本発明では素子1が
円柱状であることから、第1及び第2のエンボス11,
12円形としたが素子形状によっては四角形その他の形
状に変えても本発明の効果が及ぶことは勿論である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、リード付
電極板に素子外径より少し大きめで素子の位置決めを行
う第2のエンボスを設けているので、リード付電極板と
素子との位置ずれを無くすことができる。これにより、
素子の絶縁性ゴムを効果的に加圧してコンデンサの信頼
性を改善するとともに、素子露出や樹脂回り不足等によ
る外観不良を防止することができる効果がある。また、
エンボスとしてリード付電極板の周縁に形成される段差
は、素子を構成する基本セルの厚さよりも小さいため、
電極板の周縁部が基本セルの周面に露呈されている導電
部に接触して電気的な短絡が生じることもなく、信頼性
の高いコンデンサを得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気二重層コンデンサの一実施例を示
し、(a)は正面図、(b)はそのA−A線断面図であ
る。
【図2】図1のコンデンサで使用するリード付電極板を
示し、(a)は正面図、(b)はそのB−B線断面図、
(c)はそのC−C線断面図である。
【図3】従来の電気二重コンデンサを示し、(a)は正
面図、(b)はそのD−D線断面図である。
【図4】素子の内部構造を示す一部の断面図である。
【図5】素子の内部抵抗の圧力依存性を示す図である。
【符号の説明】
1 素子 2 基本セル 3 絶縁性ゴム 4 多孔性セパレータ 5 活性炭ペースト電極 6 導電性プラスチックフィルム 7 モールド樹脂 10(10a,10b) リード付電極板 11 第1のエンボス 12 第2のエンボス 13 段差

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気二重層コンデンサ素子を一対のリー
    ド付電極板により所定の圧力で挟持させ、かつこれらを
    樹脂成形した電気二重層コンデンサにおいて、少なくと
    も一方のリード付電極板に電気二重層コンデンサ素子の
    外形よりも若干大きなエンボスを形成し、このエンボス
    により前記電気二重層コンデンサ素子とリード付電極板
    の位置決めを行うように構成し、かつ前記エンボスを構
    成するリード付電極板の周縁に形成される段差は、前記
    電気二重層コンデンサ素子を構成する基本セルの厚さよ
    りも小さい寸法としたことを特徴とする電気二重層コン
    デンサ。
  2. 【請求項2】 前記エンボスを構成するリード付電極板
    の周縁に形成される段差を、テーパ状に形成してなる請
    求項1の電気二重層コンデンサ。
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JPS59154013A (ja) * 1983-02-22 1984-09-03 日本電気株式会社 電気二重層コンデンサおよびその製造方法
DE3312497A1 (de) * 1983-04-07 1984-10-11 Hoechst Ag, 6230 Frankfurt Zweistufiges verfahren zur herstellung von anodisch oxidierten flaechigen materialien aus aluminium und deren verwendung bei der herstellung von offsetdruckplatten

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