JP2666380B2 - 縮合ヘテロ環誘導体、その製法及び除草剤 - Google Patents

縮合ヘテロ環誘導体、その製法及び除草剤

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JP2666380B2
JP2666380B2 JP63154328A JP15432888A JP2666380B2 JP 2666380 B2 JP2666380 B2 JP 2666380B2 JP 63154328 A JP63154328 A JP 63154328A JP 15432888 A JP15432888 A JP 15432888A JP 2666380 B2 JP2666380 B2 JP 2666380B2
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は新規な縮合ヘテロ環誘導体、その製法及び該
誘導体を有効成分として含有する選択性除草剤に関する
ものであり、特に水田、畑地用除草剤として有用であ
る。
【従来の技術及び問題点】
従来から、重要作物、例えばイネ、大豆、落花生、ヒ
マワリ、ソルゴー、小麦、トウモロコシ、ワタ、ビート
等を雑草から守り、これら重要作物の生産性を高めるた
めに多くの除草剤が実用化されてきた。 特に近年、世界的な人口増加に伴い、重要作物の生産
性が世界の食料経済に直接影響を与えることは必至であ
る。このことから、農業従事者にとって、重要作物栽培
時に邪魔になる雑草を効率良く枯殺できる除草剤の開発
が増々必要となっている。 このような除草剤として以下のような条件を備えた薬
剤の開発が切望されている。 適度な残効性を有するもの(近年、土壌残留性の長い
薬物が後作え被害を与えることが問題となっており、散
布後、適度な残効性を示すことが重要である。)、散布
後、速やかに雑草を枯殺するもの(特に作物生育初期段
階で、同時に発生してくる雑草を速やかに防除すること
は、その後の作物の生育条件を良くする。)、薬剤処理
回数が少いもの(このことは除草防除作業の省力化を計
る上でも重要である。)、作物と雑草が混在するような
耕地に於いて両者茎葉部への同時処理により雑草だけを
選択的に枯殺させるもの(不耕起栽培が普及するにとも
ない、従来の土壌混和処理から生育期の茎葉処理が増え
ている。)、作物収量に影響を与えないもの(作物収穫
時に、収量に影響を与える因子、例えば、生育抑制など
を起こさないことが重要である。)、多年生雑草にも有
効であること(世界の主要雑草の中に多年生雑草が多く
含まれている。)、又低薬量で高い除草効果を有するも
の(特に環境保護の観点から出来るだけ低薬量散布によ
って雑草を枯殺することが必要である。)が望ましい。 しかしながら、既存の除草剤は必ずしも条件を全て満
たしているものではない。 一方、縮合ヘテロ環の特定の化合物が除草活性を示す
ことは、すでに公知であり、例えば、The Pesticide Ma
nual第8版、670頁The British Crop Protection Counc
il(1987年)等に縮合ヘテロ環構造を有する除草剤とし
てベナゾリン(Benazolin)が記載されているが、これ
らの化合物は、除草効果や作物選択性が不充分であり、
水田、畑作用除草剤としては必ずしも優れているとは言
えない。 又、特開昭62−91号公報には、次式 で示される化合物が記載されているが、これらの化合物
は低薬量で除草効果を有するが、茎葉処理に於ける作物
と雑草間の選択性の幅が狭く、畑作用除草剤としては不
充分である。
【問題点を解決するための手段】
本発明者らは、このような状況に鑑み、重要作物に対
して選択性を示し、低薬量で優れた除草効果を有する除
草剤を開発する為に長年にわたる研鑽を続けた結果、式
(I)
【式中、Xは酸素原子又は硫黄原子を示し、Zは 〔式中、Gは水素原子又はハロゲン原子を示し、Aはハ
ロゲン原子又はNO2を示し、Eは水素原子、ハロゲン原
子、C≡N、NO2、NH2、OH、SH、OR1〔R1はC1−C5アル
キル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6シクロアルキル
(C1−C2)アルキル、C2−C4アルケニル、C3−C4アルキ
ニル、 〔Qa、Qbはそれぞれ独立して酸素原子又は硫黄原子を示
し、R1aは水素原子、C1−C3アルキルを示し、R1bは水素
原子、C1−C5アルキル、C2−C5アルケニル、C3−C5アル
キニル、C2−C3ハロアルキル、C1−C2アルコキシ(C1
C2)アルキル、C3−C6シクロアルキル(C1−C2)アルキ
ル、C3−C6シクロアルキル、CH2CO2−(C1−C3アルキ
ル)、CH(CH3)−CO2−(C1−C2アルキル)、又はR1a
とR1bを含んでメチレン鎖で構成される4〜6員環のラ
クトンを示す。〕、 〔R1a、Qaは前記と同じ意味を示し、R1cとR1dはそれぞ
れ独立して、水素原子、C1−C5アルキル、C2−C5アルケ
ニル、C3−C5アルキニル、C2−C5ハロアルキル、C3
シクロアルキル、C3シクロアルキル(C1−C2)アル
キル又はR1dとR1cを含んでメチレン鎖で構成される5〜
7員環を示す。〕、CH2≡N、テトラヒドロピラニル、
テトラヒドロチオピラニル、CH2COR1e(R1eはC1−C3アルキルを示し、R1fは水素原子、C1−C3
アルキル、CH2CO2−(C1−C3アルキル)又はCOCH3を示
す。)、又はC1−C2アルコキシ(C1−C2)アルキルを示
す。〕、SR3(R3は前記R1と同じ意味を示す。)、CO2R5
〔R5は水素原子、C1−C5アルキル、C3シクロアルキ
ル又はC3シクロアルキル(C1−C2)アルキルを示
す。〕、NHR6〔R6はC1−C5アルキル、C3シクロアル
キル、C3シクロアルキル(C1−C2)アルキル、C2
C4アルケニル又はC3−C4アルキニルを示す。]、又はCH
=NOR7〔R7は水素原子、C1−C5アルキル、C3シクロ
アルキル、C3シクロアルキル(C1−C2)アルキル、
C2−C4アルケニル又はC3−C4アルキニルを示す。〕を示
し、Lは水素原子又はハロゲン原子を示し、Yは酸素原
子又は硫黄原子を示し、nは0又は1の整数を示し、J
は水素原子、ハロゲン原子、C1−C5アルキル、C3
クロアルキル、C3シクロアルキル(C1−C2)アルキ
ル、C2−C4アルケニル、C3−C4アルキニル、C1−C5ハロ
アルキル、C3−C4ハロアルケニル、C3−C4ハロアルキニ
ル、C1−C2アルコキシ(C1−C2)アルキル、CH2C≡N、
CH2CO2R8〔R8は水素原子、C1−C5アルキル、C3シク
ロアルキル又はC3シクロアルキル(C1−C2)アルキ
ルを示す。〕、又はCH2CH2CO2R9〔R9は水素原子、C1−C
5アルキル、C3シクロアルキル又はC3シクロア
ルキル(C1−C2)アルキルを示す。〕を示す〕を示
す。】 で表される縮合ヘテロ環誘導体(以下、本発明化合物と
称する。)が畑地用除草剤として、土壌処理、茎葉処理
のいずれの処理方法に於いても、 イヌホウズキ(Solanum nigrum)、チョウセンアサガ
オ(Datura stramonium)等に代表されるナス科(Solan
aceae)雑草、 イチビ(Abutilon theophrasti)、アメリカキンゴジ
カ(Sida spinosa)等に代表されるアオイ科(Malvacea
e)雑草、 アルバアサガオ(Ipomoea purpurea)等のアサガオ類
(Ipomoea spps.)やヒルガオ類(Calystegia spps.)
等に代表されるヒルガオ科(Convolvulaceae)雑草、 イヌビユ(Amaranthus lividus)、アオビユ(Amaran
thus retroflexus)等に代表されるヒユ科(Amaranthac
eae)雑草、 オナモミ(Xanthium pensylvanicum)、ブタクサ(Am
brosia artemisiaefolia)、ヒマワリ(Helianthus ann
uus)、ハキダメギク(Galinsoga ciliata)、セイヨウ
トゲアザミ(Cirsium arvense)、ノボロギク(Senecio
vulgaris)、ヒメジョン(Erigeron annus)等に代表
されるキク科(Compositae)雑草、 イヌガラシ(Rorippa indica)、ノハラガラシ(Sina
pis arvensis)、ナズナ(Capsella Bursapastoris)等
に代表されるアブラナ科(Cruciferae)雑草、 イヌタデ(Polygonum Blumei)、ソバカズラ(Polygo
num convolvulus)等に代表されるタデ科(Polygonacea
e)雑草、 スベリヒユ(Portulaca oleracea)等に代表されるス
ベリヒユ科(Portulacaceae)雑草、 シロザ(Chenopodium album)、コアカザ(Chenopodi
um ficifolium)、ホウキギ(Kochia scoparia)等に代
表されるアカザ科(Chenopodiaceae)雑草、 ハコベ(Stellaria media)等に代表されるナデシコ
科(Caryophyllaceae)雑草、 オオイヌノフグリ(Veronica persica)等に代表され
るゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)雑草、 ツユクサ(Commelina communis)等に代表されるツユ
クサ科(Commelinaceae)雑草、 ホトケノザ(Lamium amplexicaule)、ヒメオドリコ
ソウ(Lamium purpureum)等に代表されるシソ科(Labi
atae)雑草、 コニシキソウ(Euphorbia supina)、オオニシキソウ
(Euphorbia maculata)等に代表されるトウダイグサ科
(Euphorbiaceae)雑草、 ヤエムグラ(Galiumu spuriuum)、アカネ(Rubia ak
ane)等に代表されるアカネ科(Rubiaceae)雑草、 スミレ(Viola mandshurica)等に代表されるスミレ
科(Violaceae)雑草、 アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビ
スグサ(Cassia obtusifolia)等に代表されるマメ科
(Leguminosae)雑草、 等の広葉雑草(Broad−leaved weeds) 野生ソルガム(Sorgham bicolor)、オオクサキビ(P
anicum dichotomiflorum)、ジョンソングラス(Sorghu
m halepense)、イヌビエ(Echinochloa crus−gall
i)、メヒシバ(Digitaria adscendens)、カラムスギ
(Avena fatua)、オヒシバ(Eleusine indica)、エノ
コログサ(Setaria viridis)、スズメノテッポウ(Alo
pecurus aegualis)等に代表されるイネ科雑草(Gramin
aceous weeds)、 ハマスゲ(Cyperus rotundus,Cyperus esculentus)
等に代表されるカヤツリグサ科雑草(Cyperaceous weed
s)等の各種畑地雑草(Cropland weeds)に低薬量で高
い殺草力を有する。 又、水田用除草剤として湛水下の土壌処理及び茎葉処
理のいずれの処理方法に於いても、 ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、オモダカ
(Sagittaria trifolia)、ウリカワ(Sagittaria pygm
aea)等に代表されるオモダカ科(Alismataceae)雑
草、 タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ミズガヤツリ
(Cyperus serotinus)、ホタルイ(Scirpus juncoide
s)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai等に代表され
るカヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、 アゼナ(Lindemia pyxidaria)等に代表されるゴマノ
ハグサ科(Scrothulariaceae)雑草、 コナギ(Monochoria vaginalis)等に代表されるミズ
アオイ科(Potenderiaceae)雑草、 ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)等に代表され
るヒルムシロ科(Potamogetonaceae)雑草、キカシグサ
(Rotala indica)等に代表されるミソハギ科(Lythrac
eae)雑草、 タイヌビエ(Echinochloa crus−galli)等に代表さ
れるイネ科(Gramineae)雑草等、各種、水田雑草(Pad
dy weeds)に低薬量で高い殺草力を有する。 そして、重要作物であるイネ、コムギ、オオムギ、ソ
ルゴー、落花生、トウモロコシ、大豆、棉、ビート等に
対して高い安全性を有することを見いだして本発明を完
成した。 特に、本発明化合物の中で、作物、雑草に対する茎葉
処理において、公知化合物に比べて、大豆や落花生と雑
草間の選択性の幅が広く、これら作物に対して高い安全
性を示す化合物を含むことが大きな特徴である。 又、これら化合物のうち、あるものはトウモロコシに
対し高い安全性を示し、又、あるものは、イネに対して
高い安全性を示す。 一方、本発明化合物は従来の除草剤に比べて極めて低
薬量で速効的に高い除草効果を示すことからあるもの
は、果樹園、牧草地、芝生地又は非耕地用の除草剤とし
ても有用である。 式(I)で表される本発明化合物は従来全く知られて
おらず新規化合物である。 従来、シンセシス、81頁、1972年(Hans Kiefer,Synt
hesis,81,(1972))に、N−アシルラクタム を合成する際、塩基存在下でアシル化を行うと、エナミ
ドが得られるという記載がある。 又、テトラヘドロン・レターズ981頁、1979年(Wolfg
ang Oppolzer,et.al.,Tetrahedron Letters,981,(197
9))に、イミン誘導体をアシル化して、ジエナミド を合成する方法が記載されているが、本発明化合物のよ
うに、チオセミカルバゾン誘導体〔式(II)で表される
新規化合物〕をアシル化することにより、環化及びエナ
ミド構造を合成する方法は従来になく新規な方法であ
る。 次に、本発明化合物の製造法について詳述する。 式(I)で表される本発明化合物は、 式(II) で表されるチオセミカルバゾン誘導体と、これに対して
1.0から2.0当量の 式(III) とを溶媒中、2.0から4.0当量の塩基の存在下で、0℃か
ら200℃の間、例えば20℃又は還流温度で30分間から48
時間反応させることによって容易に製造することができ
る。 溶媒として、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油
エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メ
チレン、クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ジ
エチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールジメ
チルエーテル、THF等のエーテル類、アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、イソブチ
ロニトリル等のニトリル類、ピリジン、N,N−ジエチル
アニリン等の第3級アミン類、ホルムアミド、N,N−ジ
メチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキ
シド、スルホラン等の硫黄化合物等又は、それらの混合
物が挙げられる。 塩基としては、ピリジン、トリエチルアミン、1,4−
ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタン、N,N−ジエチルアニ
リン等の有機塩基、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム
等の無機塩基等が挙げられる。 式(III)においてXが酸素原子の場合(即ち、ホス
ゲンの時)ホスゲン自身を反応に使用することもできる
が、いわゆるホスゲンダイマーであるClCO2CCl3(トリ
クロルメチルクロル蟻酸エステル)を用い系内でホスゲ
ンとして反応せしめることもできる。 反応終了後、反応液は溶媒をある程度留去した後、水
に投入して粗結晶を得るか、又は水を加え、有機溶媒で
抽出後、必要に応じて薄いアルカリ性水溶液、薄い酸性
水溶液又は水で洗浄後、抽出液を乾燥、濃縮等の通常の
後処理を行い粗物を得る。 これを必要に応じて再結晶、カラムクロマトグラフィ
ー、分取液体クロマトグラフィー、分取薄層クロマトグ
ラフィー等の精製操作によって目的の本発明化合物を得
ることができる。 又、上述方法も含めて、スキーム(1)に示した合成
ルートで本発明化合物を得ることが出来る(スキーム
(1)のZ、Xは前述と同じ意味を表わす。R′は一般
的な脱離基、例えば、低級アルキル基、置換ベンジル
基、CH2CO2Hなどを表わす。)。 出発原料化合物である1,4,5,6−テトラヒドロピリダ
ジン()は、ヒェミッシェス・ベリヒテ、第109巻、3
707頁(Heyns Kurt,et.al.,Chem.Ber.,109(11),3707,
(1976))、テトラヘドロン・レターズ、第52巻、5025
頁(N.Viswanathan,A.R.Sidhaye,Tetrahedron Lett.,5
2,5025,(1979))、ジャーナル・オブ・オーガニック
ケミストリー第45巻、1665頁(David L.Klopotek,et.a
l.,J.Org.Chem.,45(9),1665,(1980))等に記載の
方法もしくは類似の方法 又、は全く新規な方法によって合成出来る。これらを
スキーム(2)〜(4)に示す。 尚、スキーム(2)の、スキーム(3)の
、スキーム(4)のは新規製造法であ
る。(スキーム(2)のR″は低級アルキルを示す。) 前述の方法で用いられる出発原料及び試剤は、公知で
あるか、又は前述の方法若しくは公知法と類似の方法で
製造される。 以下に、本発明化合物及び中間体の合成例を実施例、
参考例として具体的に述べるが、本発明はこれらに限定
されるものではない。 実施例1 9−(7−フルオロ−3−オキソ−4−プロパルギル−
2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イルイミノ)−8−
チア−1,6−ジアザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−
オン(本発明化合物No.1074)の合成 1−(7−フルオロ−3−オキソ−4−プロパルギル
−2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イルチオカルバモ
イル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン1.00g,ピリ
ジン0.50g,ジクロロメタン10mlの混合溶液を0℃に冷却
し、トリクロロメチルクロロホルメート0.21mlを加え
た。12時間後、氷水を加えて有機層を分離、水洗、飽和
食塩水での洗浄、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、溶媒留
去を経て、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒クロロホルム)で
精製し、目的化合物0.30gを白色結晶として得た。 実施例2 9−(7−フルオロ−3−オキソ−4−プロパルギル−
2H−1,4−ベンズオキサジン−6−イルイミノ)−8−
チア−1,6−ジアザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−
オン(本発明化合物No.1302)の合成 1−(7−フルオロ−3−オキソ−4−プロパルギル
−2H−ベンズオキサジン−6−イルチオカルバモイル)
−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン0.38g,ピリジン0.2
4g,ジクロロメタン5mlの混合溶液を0℃に冷却し、チオ
ホスゲン0.10mlを加えた。12時間後、氷水を加えて有機
層を分離、水洗、飽和食塩水での洗浄、無水硫酸ナトリ
ウムでの乾燥、溶媒留去を経て、粗生成物を得た。この
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒クロロホルム)で精製し、目的化合物0.10gを白色
結晶として得た。 実施例3 9−(4−クロロ−2−フロオロ−5−イソプロポキシ
フェニルイミノ)−8−チア−1,6−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン(本発明化合物No.15)
の合成 実施例1と同様にして1−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−イソプロポキシフェニルチオカルバモイル)−
1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンから目的化合物を茶
色オイルとして得た。 実施例4 9−(4−クロロ−2−フロオロ−5−イソプロポキシ
フェニルイミノ)−8−チア−1,6−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕4−ノネン−7−チオン(本発明化合物No.13
7)の合成 実施例2と同様にして1−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−イソプロポキシフェニルチオカルバモイル)−
1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンから目的化合物を茶
色オイルとして得た。 実施例5 9−(4−クロロ−2−フロオロ−5−メトキシカルボ
ニルメチルチオフェニルイミノ)−8−チア−1,6−ジ
アザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン(本発明
化合物No.61)の合成 実施例1と同様にして1−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−メトキシカルボニルメチルチオフェニルチオカ
ルバモイル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンから
目的化合物を黄色オイルとして得た。 実施例6 9−(4−クロロ−2−フロオロ−5−メトキシカルボ
ニルメチルチオフェニルイミノ)−8−チア−1,6−ジ
アザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−チオン(本発
明化合物No.183)の合成 実施例2と同様にして1−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−メトキシカルボニルメチルチオフェニルチオカ
ルバモイル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンから
目的化合物を赤色オイルとして得た。 実施例7 9−(4−クロロ−3−メトキシカルボニルメチルチオ
フェニルイミノ)−8−チア−1,6−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕4−ノネン−7−チオン(本発明化合物No.30
8)の合成 実施例2と同様にして1−(4−クロロ−3−メトキ
シカルボニルメチルチオフェニルチオカルバモイル)−
1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンから目的化合物を黄
色結晶として得た。 実施例8 9−〔4−クロロ−2−フロオロ−5−(2−テトラヒ
ドロピラニルチオ)フェニルイミノ〕−8−チア−1,6
−ジアザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン(本
発明化合物No.607)の合成 実施例1と同様にして1−〔4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−(2−テトラヒドロピラニル)チオフェニルチ
オカルバモイル〕−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン
から目的化合物を黄色オイルとして得た。 実施例9 9−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メルカプトフェ
ニルイミノ)−8−チア−1,6−ジアザビシクロ〔4.3.
0〕4−ノネン−7−オン(本発明化合物No.11)の合成 9−〔4−クロロ−2−フロオロ−5−(2−テトラ
ヒドロピラニル)チオフェニルイミノ〕−8−チア−1,
6−ジアザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン0.53
gをトリフルオロ酢酸に溶解し、50℃,5時間加熱した。
トリフルオロ酢酸留去後、分取クロマトグラフィー(展
開溶媒ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製して、目的
化合物0.12gを黄色オイルとして得た。 実施例10 9−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシカルボ
ニルメチルチオフェニルイミノ)−8−チア−1,6−ジ
アザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン(本発明
化合物No.61)の合成 9−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メルカプトフ
ェニルイミノ)−8−チア−1,6−ジアザビシクロ〔4.
3.0〕4−ノネン−7−オン0.50gと無水炭酸カリウム0.
21gのアセトニトリル5ml溶液を室温でクロロ酢酸メチル
0.16gを滴加した。2時間後アセトニトリルを留去し、
クロロホルムに溶解、水、飽和食塩水での洗浄、無水硫
酸ナトリウムでの乾燥、クロロホルム留去を経て、粗生
成物を得た。この粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒クロロホルム)で精製し、目的化
合物0.42gを黄色オイルとして得た。 実施例11 9−〔4−クロロ−2−フロオロ−5−(テトラヒドロ
−2−オキソ−3−フラニル)チオフェニルイミノ−8
−チア−1,6−ジアザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7
−オン(本発明化合物No.686)の合成 実施例1と同様にして1−〔4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)
チオフェニルチオカルバモイル〕−1,4,5,6−テトラヒ
ドロピリダジンから目的化合物を白色結晶として得た。 実施例12 9−〔4−クロロ−2−フロオロ−5−(2−アセトキ
シイミノプロポキシ)フェニルイミノ〕−8−チア−1,
6−ジアザビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン(本
発明化合物No.582)の合成 9−〔4−クロロ−2−フロオロ−5−(2−オキソ
プロポキシ)フェニルイミノ〕8−チア−1,6−ジアザ
ビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン1.09g、ピリジ
ン0.35g、エタノール10mlの溶液にヒドロキシルアミン
塩酸塩0.31gを加えた。3時間後、エタノール留去、酢
酸エチル抽出、水、飽和食塩水洗浄、無水硫酸ナトリウ
ム乾燥、酢酸エチル留去により、オキシムを得た。次い
でこれをピリジン7mlに溶解し、無水酢酸0.21gを加え
た。一晩放置後、ピリジンを留去して酢酸エチルに溶解
し、水、飽和食塩水洗浄、無水硫酸ナトリウム乾燥、酢
酸エチル留去を経て粗生成物を得た。これを分取クロマ
トグラフィーにより精製し目的化合物0.61gを白色結晶
として得た。 実施例13 9−〔4−クロロ−2−フロオロ−5−(1,3−ジオチ
ラン−2−メチル−2−イルメトキシ)フェニルイミ
ノ〕−8−チア−1,6−ジアザビシクロ〔4.3.0〕4−ノ
ネン−7−オン(本発明化合物No.584)の合成 9−〔4−クロロ−2−フロオロ−5−(2−オキソ
プロポキシ)フェニルイミノ〕8−チア−1,6−ジアザ
ビシクロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン0.50g、エタン
ジチオール0.17ml、ジクロロメタン5mlの溶液に三フッ
化ホウ素エーテル錯体0.03mlを加えて室温で3時間撹拌
した。氷水を加えた後、ジクロロメタン層分離、飽和食
塩水洗浄、無水硫酸ナトリウム乾燥、ジクロロメタン留
去を経て粗生成物を得た。これを分取クロマトグラフィ
ーにより精製して目的化合物0.47gを黄色オイルとして
得た。 実施例14 9−(4−クロロ−2−フルオロ−5−エトキシカルボ
ニルフェニルイミノ)−8−チア−1,6−ジアザビシク
ロ〔4.3.0〕4−ノネン−7−オン(本発明化合物No.8
0)の合成 実施例1と同様にして1−(4−クロロ−2−フルオ
ロ−5−エトキシカルボニルフェニルチオカルバモイ
ル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンから目的化合
物を白色結晶として得た。 次に、前記実施例1〜14に準じて合成した化合物の物
性を実施例1〜14の化合物も含めてA表に示す。 参考例1 1−(7−フルオロ−3−オキソ−4−プロパルギル−
2H−ベンズオキサジン−6−イルチオカルバモイル)−
1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンの合成 1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン0.32gをベンゼン20
mlに溶解し、7−フルオロ−4−プロパルギル−2H−ベ
ンズオキサジン−3(4H)−オン−6−イルイソチオシ
アナート1.00gを加えて室温で3時間撹拌した。反応後
ベンゼンを留去し、粗生成物を得たが、これをシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒クロロホルム)
で精製し目的化合物0.38gを黄色結晶として得た。 融点 151〜155℃1 H−NMR(CDCl3) δ:1.94(2H,br t,J=6Hz),2.1〜
2.4(2H,m),2.28(1H,t,J=2Hz),4.30(2H,br t,J=6
Hz),4.61(2H,d,J=2Hz),4.62(2H,s),6.69(1H,d,J
=10Hz),6.93(1H,t,J=1Hz),8.02(1H,d,J=8Hz),
9.49(1H,br s) 参考例2 1−(4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキシ
フェニルチオカルバモイル)−1,4,5,6−テトラヒドロ
ピリダジンの合成 参考例1と同様にして1,4,5,6−テトラヒドロピリダ
ジンと、4−クロロ−2−フルオロ−5−イソプロポキ
シフェニルイソチオチアナートから目的化合物を白色結
晶として得た。 融点 82〜83.5℃1 H−NMR(CDCl3) δ:1.35(6H,d,J=6Hz),1.90(2H,
br t,J=6Hz),2.0〜2.4(2H,m),3.31(2H,br t,J=6H
z),4.54(1H,h,J=6Hz),6.85(1H,br t,J=2Hz),7.0
8(1H,d,J=10Hz),8.11(1H,d,J=8Hz),8.75(1H,br
s) 参考例3 1−(2−フルオロ−5−メトキシカルボニルメチルチ
オ−4−ニトロフェニルチオカルバモイル)−1,4,5,6
−テトラヒドロピリダジンの合成 参考例1と同様にして1,4,5,6−テトラヒドロピリダ
ジンと、2−フルオロ−4−メトキシカルボニルメチル
チオ−4−ニトロフェニルイソチオシアナートから目的
化合物を黄色結晶として得た。 融点 184〜186℃ 参考例4 1−(4−ブロモ−2−フルオロ−5−シクロペンチル
オキシカルボニルメチルチオフェニルチオカルバモイ
ル)−1,4,5,6−テトラヒドロピリタジンの合成 参考例1と同様にして1,4,5,6−テトラヒドロピリダ
ジンと、4−ブロモ−2−フルオロ−5−シクロペンチ
ルオキシカルボニルメチルチオフェニルイソチオシアナ
ートから目的化合物を茶色オイルとして得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.38〜2.53(12H,m),3.63(2H,
s),4.38(2H,t,J=5.5Hz),5.08〜5.38(1H,m),7.01
〜7.55(3H,m),8.08(1H,br s) 参考例5 1−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(2−テトラヒ
ドロピラニル)チオフェニルチオカルバモイル〕−1,4,
5,6−テトラヒドロピリタジンの合成 参考例1と同様にして1,4,5,6−テトラヒドロピリダ
ジンと、4−クロロ−2−フルオロ−5−(2−テトラ
ヒドロピラニル)チオフェニルイソチオシアナートから
目的化合物を白色結晶として得た。融点 101〜104℃1 H−NMR(CDCl3) δ:1.36〜2.56(10H,m),4.20〜4.5
3(2H,m),4.36(2H,t,J=6Hz)5.20〜5.52(1H,m),7.
06(1H,t,J=2Hz),7.22(1H,d,J=10Hz),8.81(1H,d,
J=8Hz),9.87(1H,br s) 参考例6 4−クロロ−2−フルオロ−5−(2−テロラヒドロピ
ラニル)チオフェニルイソチオシアナートの合成 4−クロロ−2−フルオロ−5−メルカプトフェニル
イソチオシアナート200gをジクロロメタン20mlに溶解
し、ジヒドロピラン0.77gを加えた。2時間後ジクロロ
メタンを留去して目的化合物2.77gを黄色オイルとして
得た。 参考例7 4−クロロ−2−フルオロ−5−メルカプトフェニルイ
ソチオシアナートの合成 4−クロロ−2−フルオロ−5−メルカプトアニリン
2.00gをクロロホルムに溶解し、0℃でチオホスゲン1.1
2mlを滴下した。滴下後室温に昇温し、その後還流し
た。還流6時間後クロロホルムを留去し、目的化合物2.
47gを茶色オイルとして得た。 参考例8 4−クロロ−2−フルオロ−5−(2−テロラヒドロピ
ラニル)オキシフェニルイソチオシアナートの合成 4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニル
イソチオシアナート0.10g、2,3−ジヒドロピラン0.04g
のジクロロメタン溶液を室温で5時間撹拌した。ジクロ
ロメタンを留去、ジイソプロピルエーテル洗浄を経て目
的化合物0.11gを白色結晶として得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.30〜2.23(8H,m),3.27〜4.13
(2H,m),5.34(1H,br s),7.00(1H,d,J=8Hz),7.16
(1H,d,J=10Hz) 参考例9 4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシフェニルイ
ソチオシアナートの合成 4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシアニリン
1.00gを酢酸エチル10mlに溶解し、0℃でチオホスゲン
0.61mlを滴下した。滴下後室温に昇温し、その後還流し
た。還流6時間後酢酸エチルを留去すると、粗生成物と
して結晶を得るが、これをヘキサンで洗浄して、目的化
合物0.70gを灰色結晶として得た。1 H−NMR(d6−DMSO) δ:6.79(1H,d,J=7Hz),7.10
(1H,d,J=9Hz),9.32(1H,br s) 参考例10 1−(4−クロロ−2−フルオロ−5−シクロペンチル
オキシカルボニルフェニルチオカルバモイル)−1,4,5,
6−テトラヒドロピリダジンの合成 参考例1と同様にして1,4,5,6−テトラヒドロピリダ
ジンと、4−クロロ−2−フルオロ−5−シクロペンチ
ルオキシカルボニルフェニルイソチオシアナートから目
的化合物を淡黄色結晶として得た。融点 117〜120℃1 H−NMR(CDCl3) δ:1.40〜2.61(12H,m),4.25(2H,
t,J=5.5Hz),5.1〜5.56(1H,m),6.88(1H,br t,J=3H
z),7.05(1H,d,J=10Hz),8.70(1H,d,J=8Hz),9.54
(1H,br s) 参考例11 1−(4−クロロ−3−メトキシカルボニルメチルチオ
フェニルチオカルバモイル)−1,4,5,6−テトラヒドロ
ピリダジンの合成 参考例1と同様にして1,4,5,6−テトラヒドロピリダ
ジンと、4−クロロ−3−メトキシカルボニルメチルチ
オフェニルイソチオシアナートから目的化合物を白色結
晶として得た。 融点 77〜80℃1 H−NMR(CDCl3) δ:1.60〜2.48(4H,m),3.73(2H,
s),3.73(3H,s),4.33(2H,t,J=6Hz),7.05(1H,t,J
=2Hz),7.40(2H,br s),7.93(1H,br s),9.90(1H,b
r s) 参考例12 2−フルオロ−5−メトキシカルボニルメチルチオ−4
−ニトロアニリンの合成 2−フルオロ−5−メトキシカルボニルメチルチオ−
4−ニトロアセトアニリド6.09g、濃塩酸17ml、メタノ
ール84mlの溶液を5時間還流した。メタノールを留去し
た後水で希釈し、5%NaOH水溶液で中性にした。析出し
た結晶を濾過、メタノール洗浄し、目的化合物5.52gを
黄色結晶として得た。融点 199〜202℃1 H−NMR(CDCl3) δ:3.80(3H,s),3.88(2H,s),6.5
8(2H,br s),6.8(1H,d,J=10Hz),8.02(1H,d,J=12H
z) 参考例13 2−フルオロ−5−メトキシカルボニルメチルチオ−4
−ニトロアセトアニリドの合成 2,5−ジフルオロ−4−ニトロアセトアニリド5.00g、
無水炭酸カリウム3.20gのジメチルホルムアミド50mlの
溶液に室温でチオグリコール酸メチル2.45gを滴下し
た。3時間後、N,N−ジメチルホルムアミドを留去し、
残渣を酢酸エチルに溶解した。水、飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムでの乾燥、酢酸エチル留去を経
て粗生成物を得た。これをジイソプロピルエーテルで洗
浄して目的化合物6.50gを白色結晶として得た。 参考例14 2,5−ジフルオロ−4−ニトロアセトアニリドの合成 2,5−ジフルオロアニリン20.5gをベンゼン68mlに溶解
し、無水酢酸17.8gを滴下した。15hr後ベンゼンを留去
しエーテルで洗浄して、2,5−ジフルオロアセトアニリ
ド25.6gを白色結晶として得た。次いでこの化合物を98
%硫酸に溶解し、0℃以下で60%硝酸を滴下した。滴下
後3時間室温で撹拌した後、氷上に注入した。析出した
結晶を濾過、乾燥して目的化合物25.9gを黄色結晶とし
て得た。 融点 182〜185℃1 H−NMR(CDCl3) δ:2.21(3H,s),7.78(1H,dd,J=1
1,8Hz),8.29(1H,dd,J=13,7Hz),10.07(1H,br s) 参考例15 1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンの合成 ジエチルヘキサヒドロピリダジン−1,2−ジカルボキ
シレート84.5g、水酸化カリウム96.9g、メタノール857m
lの混合物を24時間還流した。反応後、白色固体を濾過
して除き、メタノール留去を経て粗生成物を得た。この
粗生成物を蒸留(57−60℃/22mmHg)することによって
目的化合物20.0gを無色透明オイルとして得た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.8〜2.3(4H,m),3.04(2H,br
t,J=5Hz),3.2〜3.7(1H,m),6.68(1H,br t,J=2Hz) 参考例16 1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンの合成 1,4−ジアミノブタン100g、水600mlの溶液を70℃に加
熱し、温度を保ちながらNaOCl水溶液(10%)1700gを1.
5時間かけて滴下して加えた。滴下後70℃で2hr撹拌し
た。 室温まで冷却後、CHCl3で抽出し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、CHCl3を留去して粗生成物を得た。この粗
生成物を蒸留(57〜60℃/20mmHg)することによって目
的化合物10.0gを無色透明オイルとして得た。 参考例17 1,4,5,6−テトラヒドロピリダジンの合成 N−アミノピロリジン5.00gをクロロホルム15mlに溶
解し、室温で2週間撹拌した。クロロホルム留去および
蒸留(57−60℃/20mmHg)により目的化合物3.50gを無色
オイルとして得た。 参考例18 1−アミノピロリジンの合成 1−ニトロソピロリジン146g、亜鉛末340g、水1565ml
の混合物に85%酢酸1522mlを滴下した。2時間後、不溶
物を濾過、40%水酸化ナトリウム水溶液での中和を経て
クロロホルムで抽出した。5回の抽出液を合わせて飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホ
ルム留去により、目的化合物124gを無色オイルとして得
た。1 H−NMR(CDCl3) δ:1.52〜2.17(4H,m),2.43〜2.94
(4H,m),3.52(1H,br s) 次に、前記参考例1〜5、10、11に準じて合成した化
合物〔式(II)で表わされるチオセミカルバゾン誘導
体〕の物性を前記参考例も含めてB表に示す。 尚、B表の一般式のZ部分は第1表に示される本発明
化合物のZ部分〔式(I)を参照されたし〕と対応する
為、B表のZ部分を本発明化合物No.で表している。 次に本発明に含まれる化合物の例を、前記実施例で合
成した化合物を含めそれぞれ第1表(Z=Z1の場合)、
第2表(Z=Z2)に示すが、本発明化合物はこれらによ
って限定されるものではない。 本発明化合物を除草剤として施用するにあたっては、
一般には適当な担体、例えばクレー、タルク、ベントナ
イト、珪藻土、ホワイトカーボン等の固体担体又は水、
アルコール類(イソプロパノール、ブタノール、ベンジ
ルアルコール、フルフリルアルコール等)、芳香族炭化
水素類(トルエン、キシレン等、エーテル類(アニソー
ル等)、ケトン類(シクロヘキサノン、イソホロン
等)、エステル類(酢酸ブチル等)、酸アミド類(N−
メチルピロリドン等)、又はハロゲン化炭化水素類(ク
ロルベンゼン等)等の液体担体と混用して適用すること
ができ、所望により界面活性剤、乳化剤、分散剤、浸透
剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、固結防止剤、安定剤
などを添加し、液剤、乳剤、水和剤、フロアブル剤、粒
状水和剤(ドライフロアブル剤)、粉剤、粒剤等任意の
剤型にて実用に供することができる。 又、本発明化合物は必要に応じて製剤又は散布時に多
種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、共
力剤、解毒剤等と混合施用しても良い。 特に、他の除草剤と混合施用することにより、施用薬
量の減少による低コスト化、混合薬剤の相乗作用による
殺草スペクトラムの拡大や、より高い殺草効果が期待で
きる。この際、同時に複数の公知除草剤との組み合わせ
も可能である。本発明化合物と混合使用するのに好まし
い薬剤としては、ベンタゾン(bentazone:3−isopropyl
−1H−2,1,3−benzothiadiazin−4(3H)−one2,2−di
oxide)、アシフルオルフェンソジウム(acifluorfen−
sodium:Sodium5−〔2−chloro−4−(trifluoromethy
l)phenoxy〕−2−nitrobenzoate)、フォメサフェン
(fomesafen:5−〔2−chloro−4−(trifluoromethy
l)phenoxy〕−N−methylsulfony1−2−nitrobenzami
de)、ラクトフェン(lactofen:1′−(carboethoxy)e
thyl−5−〔2−chloro−4−(trifluoromethyl)phe
noxy〕−2−nitrobenzoate)、メトリブジン(metribu
zin:4−amino−6−tert−butyl−3−methylthio−1,
2,4−triazin−5(4H)one)、イマザキン(imazaqui
n:2−(4−isopropyl−4−methy−5−oxo−2−imid
azolin−2−yl)quinoline−3−carboxylic acid)、
セトキシジム(sethoxydim:2−(1−ethoxy−iminobut
yl)−5−〔2−(ethylthio)propyl〕−3−hydroxy
cyclohex−2−enone)、イマゼタピル(imazethapyr:
5−ethy−2−(4−isopropyl−4−methyl−5−oxo
−2−imidazolin−2−yl)nicotinic acid)、サイク
ロキシジム(cycloxydim:2−〔1−(ethoxyimino)but
yl〕−3−hydroxy−5−thian−3−ylcyclohex−2−
enone)、リニュロン(linuron:3−(3,4−dichlorophe
nyl)−1−methoxy−1−methyl−urea)、キザロホッ
プエチル(quizalofop−ethyl:ethyl−2−〔4−(6
−chloro−2−quinoxanyloxy)phenoxy〕propionat
e)、ジクロホップメチル(dichlofopmethyl:methy1−
2−〔4−(2,4−dichlorophenoxy)phenoxy〕propion
ate)、フルアジホップブチル(fluazifop−butyl:buty
l−2−〔4−(5−trifluoromethyl−2−pyridylox
y)phenoxy〕propionate)、フェノキサプロップ−エチ
ル(fenoxaprop−ethyl:ethyl−2−〔4−(6−chlor
o−2−benzoxazolyloxy)phenoxy〕propionate)、ハ
ロキシホップ−メチル(haloxyfop−methyl:methyl−2
−〔4−(3−chloro−5−trifluoromethyl−2−pyr
idyloxy)phenoxy〕propionate)、トキサフェン(toxa
phene:a reaction mixture of chlorinated camphene c
ontaining67〜69%chlorine)、アラクロール(alachlo
r:2−chloro−2′,6′−diethyl−N−methoxymethyla
cetanilide)、メトラクトール(metolachlor:2−chlor
o−N−(2−ethyl−6−methyl−phenyl)−N−(2
−methoxy−1−methylethyl)acetamide)、ナフタラ
ム(naptalam:N−1−naphtylphthalamic acid)、2,4
−ディー・ビー(2,4−DB:4−(2,4−dichlorophenox
y)butyric acid)、エム・シー・ピー・ビー(MCPB:4
−(4−chloro−2−methylphenoxy)butyric aci
d)、クロリムロンエチル(chlorimuron−ethyl:ethyl
−2−〔3−(4−chloro−6−methoxy pyrimidin−
2−yl)ureidosulfonyl〕benzoate)、ジメタゾン(di
methazone:2−(2−chlorophenyl)methyl−4,4−dime
thyl−3−isoxazolidinone)等の除草剤が挙げられる
が、その他の除草剤の種類としては、例えば、ファーム
・ケミカルズ・ハンドブック(Farm Chemicals Handboo
k)1987年版に記載されている化合物等がある。 その施用薬量は適用場面、施用時期、施用方法、栽培
作物等により差異はあるが一般には有効成分量としてヘ
クタール(ha)当たり0.001〜5kg程度が適当である。 次に、具体的に本発明化合物を用いる場合の製剤の配
合例を示す。 但し本発明の配合例は、これらのみに限定されるもの
ではない。尚、以下の配合例において「部」は重量部を
意味する。 水和剤 本発明化合物 ……5〜80部 固体担体 ……10〜85部 界面活性剤 ……1〜10部 その他 ……1〜5 部 その他として、例えば固結防止剤などが挙げられる。 乳 剤 本発明化合物 ……1〜30部 液体担体 ……30〜95部 界面活性剤 ……5〜15部 フロアブル剤 本発明化合物 ……5〜70部 液体担体 ……15〜65部 界面活性剤 ……5〜12部 その他 ……5〜30部 その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げら
れる。 粒 剤 本発明化合物 ……0.1〜10 部 固体担体 ……90〜99.99部 その他 ……1〜5 部 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物 ……20〜90部 固体担体 ……10〜60部 界面活性剤 ……1〜20部 配合例1 水和剤 本発明化合物No.15 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例2 水和剤 本発明化合物No.137 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例3 水和剤 本発明化合物No.1074 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例4 水和剤 本発明化合物No.1302 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例5 水和剤 本発明化合物No.1074 ……40部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……53部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例6 乳 剤 本発明化合物No.15 ……3部 キシレン ……76部 イソホロン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名)…
…6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例7 乳 剤 本発明化合物No.1074 ……3部 キシレン ……76部 イソホロン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例8 乳 剤 本発明化合物No.1302 ……3部 キシレン ……76部 イソホロン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例9 フロアブル剤 本発明化合物No.15 ……35 部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例10 フロアブル剤 本発明化合物No.1074 ……35 部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例11 フロアブル剤 本発明化合物No.1302 ……35 部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例12 粒 剤 本発明化合物No.1074 ……0.1部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌
混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。 配合例13 粒 剤 本発明化合物No.1302 ……0.1部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌
混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して造粒にす
る。 配合例14 水和剤 本発明化合物No.65 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例15 水和剤 本発明化合物No.68 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例16 水和剤 本発明化合物No.183 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例17 水和剤 本発明化合物No.184 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例18 水和剤 本発明化合物No.190 ……40部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……53部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例19 乳 剤 本発明化合物No.65 ……3部 キシレン ……76部 シクロヘキサノン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例20 乳 剤 本発明化合物No.183 ……3部 キシレン ……76部 シクロヘキサノン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例21 乳 剤 本発明化合物No.190 ……3部 キシレン ……76部 イソホロン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例22 乳 剤 本発明化合物No.68 ……3部 キシレン ……76部 イソホロン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例23 フロアブル剤 本発明化合物No.62 ……35部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例24 フロアブル剤 本発明化合物No.68 ……35部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例25 フロアブル剤 本発明化合物No.183 ……35部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例26 フロアブル剤 本発明化合物No.184 ……35部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例27 フロアブル剤 本発明化合物No.190 ……35部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例28 粒 剤 本発明化合物No.61 ……0.1部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌
混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。 配合例29 粒 剤 本発明化合物No.190 ……0.1部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌
混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。 配合例30 粒 剤 本発明化合物No.86 ……0.1部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌
混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。 配合例31 水和剤 本発明化合物No.28 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例32 水和剤 本発明化合物No.86 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例33 水和剤 本発明化合物No.570 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例34 水和剤 本発明化合物No.644 ……50部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……43部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例35 水和剤 本発明化合物No.773 ……40部 ジークライトPFP(カオリン系クレー:ジークライト工
業(株)商品名) ……53部 ソルポール5050(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業
(株)商品名) ……2部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……3部 カープレックス♯80(固結防止剤)(ホワイトカーボ
ン:塩野義製薬(株)商品名) ……2部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。 配合例36 乳 剤 本発明化合物No.64 ……3部 キシレン ……76部 シクロヘキサノン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例37 乳 剤 本発明化合物No.201 ……3部 キシレン ……76部 シクロヘキサノン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例38 乳 剤 本発明化合物No.577 ……3部 キシレン ……76部 イソホロン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例39 乳 剤 本発明化合物No.640 ……3部 キシレン ……76部 イソホロン ……15部 ソルポール3005X(非イオン性界面活性剤とアニオン性
界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名) ……6部 以上を均一に混合して乳剤とする。 配合例40 フロアブル剤 本発明化合物No.308 ……35 部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例41 フロアブル剤 本発明化合物No.613 ……35 部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例42 フロアブル剤 本発明化合物No.661 ……35 部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例43 フロアブル剤 本発明化合物No.686 ……35 部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例44 フロアブル剤 本発明化合物No.800 ……35 部 アグリゾールS−711(非イオン性界面活性剤:花王
(株)商品名) ……8 部 ルノックス1000C(アニオン性界面活性剤:東邦化学工
業(株)商品名) ……0.5部 1%ロドポール水(増粘剤:ローン・プーラン社商品
名) ……20 部 エチレングリコール(凍結防止剤) ……8 部 水 ……28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。 配合例45 粒 剤 本発明化合物No.308 ……0.1部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌
混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。 配合例46 粒 剤 本発明化合物No.613 ……0.1部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌
混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。 配合例47 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.61 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例48 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.62 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例49 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.183 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例50 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.201 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例51 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.308 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例52 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.612 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例53 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.620 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例54 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.640 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例55 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.686 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例56 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.731 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例57 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.822 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 配合例58 粒状水和剤(ドライフロアブル剤) 本発明化合物No.1074 ……75部 イソバンNo.1(アニオン性界面活性剤:クラレイソプレ
ンケミカル(株)商品名) ……10部 バニレックスN(アニオン性界面活性剤:山陽国策パル
プ(株)商品名) ……5部 カープレックス♯80(ホワイトカーボン:塩野義製薬
(株)商品名) ……10部 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。 使用に際しては、上記水和剤、ドライフロアブル剤、
乳剤、フロアブル剤は水で50〜1000倍に希釈して、有効
成分が1ヘクタール(ha)当たり0.001〜5kgになるよう
に散布する。 尚、本発明化合物は、畑地、水田、果樹園等の農園芸
以外に、運動場、空地、線路端等非農耕地又は牧草地、
芝生地における各種雑草の防除にも適用することがで
き、その施用薬量は適用場面、施用時期、対象草種、栽
培作物等により差異はあるが、一般には1ヘクタール
(ha)当たり0.01〜5kg程度の割合が適当である。 次に、本発明化合物の除草剤としての有用性を以下の
試験例において具体的に説明する。 試験例−1 土壌処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺菌
した洪積土壌を入れ、ノビエ、メヒシバ、カヤツリグ
サ、イヌホーズキ、ハキダメギク、イヌガラシ、トウモ
ロコシ、ダイズを混播し、約1cm覆土した後有効成分量
が所定の割合となるように土壌表面へ均一に散布した。
薬液は、前記配合例の水和剤、乳剤、ドライフロアブル
剤またはフロアブル剤を水で希釈して小型スプレーで全
面に散布した。 薬液散布3週間後にトウモロコシ、ダイズ及び各種雑
草に対する除草効果を下記の判定基準に従い調査した。 結果を第3表に示す。 本発明化合物のいくつかは、ある種の作物に対して選
択性を有する。 判定基準 5…殺草率 90%以上(ほとんど完全枯死) 4…殺草率 70〜90% 3…殺草率 40〜70% 2…殺草率 20〜40% 1…殺草率 5〜20% 0…殺草率 5%以下(ほとんど効力なし) 但し、上記の殺草率は、薬剤処理区の地上部生草重及
び無処理区の地上部生草重を判定して下記の式により求
めたものである。 試験例−2 茎葉処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺菌
した洪積土壌を入れ、ノビエ、メヒシバ、カヤツリグ
サ、イヌホーズキ、ハキダメギク、イヌガラシの種子を
それぞれスポット状に播種し、約1cm覆土した。各種植
物が2〜3葉期に達したとき、有効成分量が所定の割合
となるように茎葉部へ均一に散布した。 散布の際の薬液は、前記配合例の水和剤、乳剤、ドラ
イフロアブル剤又はフロアブル剤を水で希釈して小型ス
プレーで各種雑草及び作物の茎葉部の全面に散布した。
薬液散布4週間後に各種雑草に対する除草効果を試験例
−1の判定基準に従い調査した。結果を第4表に示す。 試験例−3 湛水条件における除草効果試験 1/5000アールのワグネルポット中に沖積土壌を入れた
後、水を入れて混和し水深2cmの淡水条件とする。タイ
ヌビエ、コナギ、キカシグサ、ホタルイのそれぞれの種
子を、上記のポットに混播し、又、ウリカワの塊茎を置
床した後、2.5葉期のイネ苗を移植した。ポットを25〜3
0℃の温室内に置いて植物を育成し、播種後3日目に水
面へ所定の薬量となるように、薬剤希釈液をメスピペッ
トで滴下処理した。薬液滴下後3週目にイネおよび各種
雑草に対する除草効果を試験例−1の判定基準に従って
調査した。結果を第5表に示す。 試験例−4 土壌処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺菌
した洪積土壌を入れ、ノビエ、メヒシバ、カヤツリグ
サ、イヌホーズキ、ハキダメギク、イヌガラシ、イネ、
トウモロコシ、コムギ、ダイズ、ワタを混播し、約1cm
覆土した後有効成分量が所定の割合となるように土壌表
面へ均一に散布した。薬液は、前記配合例の水和剤、乳
剤、ドライフロアブル剤又はフロアブル剤を水で希釈し
て小型スプレーで全面に散布した。薬液散布3週間後に
イネ、トウモロコシ、コムギ、ダイズ、ワタおよび各種
雑草に対する除草効果を試験例1の判定基準に従い調査
した。結果を第6表に示す。 試験例−5 茎葉処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺菌
した洪積土壌を入れ、ノビエ、メヒシバ、カヤツリグ
サ、イヌホーズキ、ハキダメギク、イヌガラシ、イネ、
トウモロコシ、コムギ、ダイズの種子をそれぞれスポッ
ト状に播種し、約1cm覆土した。各種植物が2〜3葉期
に達したとき、有効成分量が所定の割合となるように茎
葉部へ均一に散布した。 散布の際の薬液は、前記配合例の水和剤、乳剤、ドラ
イフロアブル剤又はフロアブル剤を水で希釈して小型ス
プレーで各種雑草および作物の茎葉部の全面に散布し
た。薬液散布4週間後に各種雑草に対する除草効果及び
各種作物に対する薬害を試験例−1の判定基準に従い調
査した。結果を第7表に示す。 試験例−6 ダイズ栽培時の適用試験(茎葉処理) 縦30cm、横28cm、深さ12cmのプラスチック製箱に殺菌
した洪積土壌を入れ、ダイズ、オナモミ、チョウセンア
サガオ、マルバアサガオ、イチビ、キンゴジカ、アオビ
ユ、シロザの種子をそろえぞれ播種し、約1.5cm覆土し
た。各種植物が2〜3葉期に達したとき、有効成分量が
所定の割合となるように茎葉部へ均一に散布した。散布
の際の薬液は、前記配合例の水和剤、乳剤、ドライフロ
アブル剤またはフロアブル剤を水で希釈して小型スプレ
ーで各種雑草および作物の茎葉部の全面に散布した。薬
液散布3週間後に各種雑草に対する除草効果及び各種作
物に対する薬害を試験例−1の判定基準に従い調査し
た。結果を第8表に示す。 尚、比較対照化合物Bは を示す。 一般名:アシルフルオルフェン(acifluorfen−sodiu
m) 又、表中で使われている植物の略号,和名に対応する
英名,学名を以下に示す。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 宏一 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日 産化学工業株式会社生物化学研究所内 (72)発明者 縄巻 勤 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日 産化学工業株式会社生物化学研究所内 (72)発明者 渡辺 重臣 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日 産化学工業株式会社生物化学研究所内 審査官 横尾 俊一 (56)参考文献 特開 昭62−61(JP,A) 特開 昭63−264489(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 【式中、Xは酸素原子又は硫黄原子を示し、Zは 〔式中、Gは水素原子又はハロゲン原子を示し、Aはハ
    ロゲン原子又はNO2を示し、Eは水素原子、ハロゲン原
    子、C≡N、NO2、NH2、OH、SH、OR1〔R1はC1−C5アル
    キル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6シクロアルキル
    (C1−C2)アルキル、C2−C4アルケニル、C3−C4アルキ
    ニル、 〔Qa、Qbはそれぞれ独立して酸素原子又は硫黄原子を示
    し、R1aは水素原子、C1−C3アルキルを示し、R1bは水素
    原子、C1−C5アルキル、C2−C5アルケニル、C3−C5アル
    キニル、C2−C3ハロアルキル、C1−C2アルコキシ(C1
    C2)アルキル、C3−C6シクロアルキル(C1−C2)アルキ
    ル、C3−C6シクロアルキル、CH2CO2−(C1−C3アルキ
    ル)、CH(CH3)−CO2−(C1−C2アルキル)、又はR1a
    とR1bを含んでメチレン鎖で構成される4〜6員環のラ
    クトンを示す。〕、 〔R1a、Qaは前記と同じ意味を示し、R1cとR1dはそれぞ
    れ独立して、水素原子、C1−C5アルキル、C2−C5アルケ
    ニル、C3−C5アルキニル、C2−C5ハロアルキル、C3
    シクロアルキル、C3シクロアルキル(C1−C2)アル
    キル又はR1dとR1cを含んでメチレン鎖で構成される5〜
    7員環を示す。〕、CH2≡N、テトラヒドロピラニル、
    テトラヒドロチオピラニル、CH2COR1e(R1eはC1−C3アルキルを示し、R1fは水素原子、C1−C3
    アルキル、CH2CO2−(C1−C3アルキル)又はCOCH3を示
    す。)、又はC1−C2アルコキシ(C1−C2)アルキルを示
    す。〕、SR3(R3は前記R1と同じ意味を示す。)、CO2R5
    〔R5は水素原子、C1−C5アルキル、C3シクロアルキ
    ル又はC3シクロアルキル(C1−C2)アルキルを示
    す。〕、NHR6〔R6はC1−C5アルキル、C3シクロアル
    キル、C3シクロアルキル(C1−C2)アルキル、C2
    C4アルケニル又はC3−C4アルキニルを示す。]、又はCH
    =NOR7〔R7は水素原子、C1−C5アルキル、C3シクロ
    アルキル、C3シクロアルキル(C1−C2)アルキル、
    C2−C4アルケニル又はC3−C4アルキニルを示す。〕を示
    し、Lは水素原子又はハロゲン原子を示し、Yは酸素原
    子又は硫黄原子を示し、nは0又は1の整数を示し、J
    は水素原子、ハロゲン原子、C1−C5アルキル、C3
    クロアルキル、C3シクロアルキル(C1−C2)アルキ
    ル、C2−C4アルケニル、C3−C4アルキニル、C1−C5ハロ
    アルキル、C3−C4ハロアルケニル、C3−C4ハロアルキニ
    ル、C1−C2アルコキシ(C1−C2)アルキル、CH2C≡N、
    CH2CO2R8〔R8は水素原子、C1−C5アルキル、C3−C6シク
    ロアルキル又はC3シクロアルキル(C1−C2)アルキ
    ルを示す。〕、又はCH2CH2CO2R9〔R9は水素原子、C1−C
    5アルキル、C3シクロアルキル又はC3シクロア
    ルキル(C1−C2)アルキルを示す。〕を示す〕を示
    す。】 で表される縮合ヘテロ環誘導体。
  2. 【請求項2】式(II) で表されるチオセミカルバゾン誘導体と 式(III) で表される化合物とを反応させることを特徴とする請求
    項(1)記載の縮合ヘテロ環誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】請求項(1)記載の縮合ヘテロ環誘導体を
    有効成分として含有することを特徴とする除草剤。
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