JP2663291B2 - 円形絞りプレス型のしわ押え、ノツクアウト機構及び方法 - Google Patents

円形絞りプレス型のしわ押え、ノツクアウト機構及び方法

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JP2663291B2 JP1023719A JP2371989A JP2663291B2 JP 2663291 B2 JP2663291 B2 JP 2663291B2 JP 1023719 A JP1023719 A JP 1023719A JP 2371989 A JP2371989 A JP 2371989A JP 2663291 B2 JP2663291 B2 JP 2663291B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 打ち抜かれたワークをしわ押えを行いつつ所定の形状
に絞り加工する絞りプレスが従来公知である。
この発明は、上記プレスのうち、特にワークが円形で
あるものに関するものであつて、絞り加工を施こす上記
プレスのしわ押え及びノツクアウト機構の簡素化を図る
ために有効なものである。
[従来技術及び課題] 円形に打ち抜かれたワークを絞り加工し、ダイ内のワ
ークをダイの外へ押し出す(ノツクアウトする)円形絞
りプレスにおいては、従来、主にプレスのコイルスプリ
ングによるクツシヨン装置の力を利用して、しわ押えと
ノツクアウトとを行つていた。この場合は、クツシヨン
ピンの位置が決まつてしまい、そのために金型の汎用性
が乏しく、汎用性をもたせようとするとプレスボルスタ
ー(受台)に多くのクツシヨンピン用の穴が設けられる
ので、この多くの孔のためにプレスボルスターの強度が
低下してしまう。この問題を避けるためにクツシヨン用
コイルスプリングを金型内に配置すると、金型が加工製
品の大きさの割に著しく大きくなる。
これらの問題は全て、クツシヨンスプリングを用いて
クツシヨンを構成することにその原因があるものであ
る。
そこで、この発明は、コイルスプリングを用いない
で、クツシヨンを構成するように、しわ押え及びノツク
アウト機構の構造を工夫することをその課題とするもの
である。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明の円形絞りプレス
型のしわ押え、ノツクアウト機構は、上型固定絞りポン
チ1の外側にシリンダーを配置して上型固定絞りポンチ
とシリンダーとの間に環状空間を形成し、上記環状空間
にしわ押えリングを上下動自在に嵌合させて環状空気圧
室を形成し、環状の下型固定絞りダイにノツクアウトを
嵌合させて、下型固定絞りダイとノツクアウトとによつ
て空気圧室を形成し、上記環状空気圧室、上記空気圧室
をそれぞれ定圧の圧力空気源に、接続したものである。
[作用] 環状空気圧室に常時一定圧の圧縮空気が導入されてい
て、その圧力によつてしわ押えリングは下方へ押し下げ
られている。また下型固定絞りダイの空気圧室に常時一
定圧の圧縮空気が導入されていて、その圧力によつてノ
ツクアウトが上方へ押し上げられて、その上端が下型固
定絞りダイの上面よりも上方へ突出している。
ワークを上下面金型の間に介在させておいて、プレス
の下降ストロークを開始させると、まずノツクアウトを
空気圧室の空気圧による押上げ力に抗して下げながら上
型固定絞りポンチが下降して、しわ押えリングと下型固
定絞りダイとの間にワーク外周部を挾む。その後、プレ
スの下降によつてしわ押えリングを環状空気圧室の空気
圧に抗して環状空気圧室の上方に押し込む。このとき上
型固定絞りポンチはしわ押えリングに対して相対的に下
降しながら、円形ワークをノツクアウトの上面形状に沿
つて絞り込んで絞り加工を施こす。下降ストロークが終
端に達して後、上昇ストロークを開始すると、その上昇
につれて、しわ押えリングが環状空気圧室内の空気圧に
よつて押されて上型固定絞りポンチに対して相対的に押
し下げられる。すなわち、しわ押えリングがワーク外周
部を下型固定絞りダイとの間に押えつけたままで、上型
固定絞りポンチが上昇する。その後しわ押えリングが上
型固定絞りポンチとともに引上げられる。この上型固定
絞りポンチの上昇に伴つて、ノツクアウトが空気圧室内
の空気圧によつて押し上げられて、下型固定絞りダイの
上方へワークを押し上げる。
以上のとおり、しわ押えとノツクアウト動作を、全型
内のエアクツシヨンの空気圧によつて行うことができ、
しわ押え、ノツクアウトに直接空気圧を作用させる構造
であるので、いわゆるクツシヨンをコンパクトに構成す
ることができる。
[実 施 例] 本発明の1実施例を第1図を参照しつつ説明する。
上型固定絞りパンチ1の外周に環状空間を介してシリ
ンダー5を配置し、環状空間にしわ押えリング2を嵌合
させて環状空気圧室6を形成する。しわ押えリング2の
内、外周面の環状溝に0リング3、4をそれぞれ嵌着さ
せて環状空気圧室6を密封している。この環状空気圧室
はエアパイプ11を介して、一定圧に調圧された空気圧源
に接続されている。
下型固定絞りダイ7にノツクアウト8を上下動自在に
嵌合させて、空気圧室10を形成しており、ノツクアウト
8外周の環状溝に0リング9を嵌着させて空気圧室10を
密封している。この空気圧室は、エアパイプ12を介して
一定圧に調圧された空気圧源に接続されている。
上型固定絞りポンチ1及び下型固定絞りダイをプレス
に組付け、下型固定絞りダイ7に対して上型固定絞りポ
ンチ1に下降させて、円形ワークSをノツクアウト8と
上型固定絞りポンチ1との間に挟む。
上型固定絞りポンチ1の下降によつてしわ押えリング
2と下型固定絞りダイ7との間にワークSの外周部を挟
持してワークを押える。これによつて、上型固定絞りポ
ンチ1と下型固定絞りダイ7とによる絞り加工時にワー
クにしわが生じることを防ぐ。すなわちしわ押えリング
2は、下型固定絞りダイに当接して後は、環状空気圧室
6内の空気圧による一定の押し下げ力を受けたままで、
環状空気圧室6の上方に押し込まれる。このとき上型固
定絞りポンチ1が下型固定絞りダイ7の中に嵌り込ん
で、ワークSをノツクアウト8の間で加圧して絞り加す
る。
上昇ストロークが開始されると、上型固定絞りポンチ
の上昇につれて、ノツクアウト8が空気圧室10内の空気
圧によつて押し上げられ、絞り加工されたワークを下型
固定絞りダイ7の上方へ押し出す。また、しわ押えリン
グ2は環状空気圧室6内の空気圧によつて押し出されて
復帰する。環状空気圧室6及び空気圧室10内の空気は、
その圧力を一定に保つために、しわ押えリング2、ノツ
クアウトの出入りにつれて、所定圧の空気がエアパイプ
11、12から導入され、あるいはエアパイプ11、12から排
出される。
[効果] (イ)前記の本発明の課題は新規である。したがつ
て、この課題を解決して、前記の従来技術の問題を解消
したこと自体が、本発明の1つの特有の効果である。こ
の外に、(ロ)クツシヨン用の環状空気圧室の空気をし
わ押えリングの出入りに応じて給排して、その空気圧を
一定に保持するために、しわ押えリング2によるワーク
Sの外周部に対する押え力は、初めから絞り加工完了ま
での間一定不変である(コイルばねによるクツシヨンの
場合は、コイルばねの圧縮量が大きくなるにつれて押え
力が増大し、初めが最小で、打ち抜き完了時が最大とな
る)。したがつて、一定したしわ押え力が確保して安定
した絞り加工を行うことができる。
なお、環状空気圧室及び空気圧室に環状波板ばね、あ
るいは環状皿ばねを装着して、空気圧による押し力をこ
の環状波板ばね、あるいは環状皿ばねによつて助勢する
ことによつて、しわ押えリングによる押え力、ノツクア
ウトの押し上げ力を増大させて、コイルばねによるクツ
シヨンを用いる従来のものと同じ押え力、押し上げ力を
確保することが可能である。しかし、この場合は、波板
ばね、皿ばねによるばね力は、ストロークに比例して変
化するので、上記の(ロ)の効果において若干劣ること
になる。
なおまた、環状波板、あるいは皿ばねのみによつてし
わ押えリング、ノツクアウトを付勢することによつて
も、本発明の課題は解決できるが、この場合は、波板ば
ね、皿ばねのばね力を相当大きくする必要があり、クツ
シヨンの柔かさの点において若干の問題が残り、また繰
り返し圧縮力を受けるので、そのへたり、破損等のため
に耐久性に問題が残る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例の縦断面図である。 図中、1……上型固定絞りポンチ、2……しわ押えリン
グ、3、4……Oリング、5……シリンダー、6……環
状空気圧室、7……下型固定絞りダイ、8……ノックア
ウト、9……Oリング、10……空気圧室、11、12……エ
アパイプ、S……ワークである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−46567(JP,A) 特開 昭56−17122(JP,A) 実開 昭60−74812(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型固定絞りポンチの外側にシリンダーを
    配置して上型固定絞りポンチとシリンダーとの間に環状
    空間を形成し、上記環状空間にしわ押えリングを上下動
    自在に嵌合させて環状空気圧室を形成し、環状の下型固
    定絞りダイにノツクアウトを嵌合させて、下型固定絞り
    ダイとノツクアウトとによつて空気圧室を形成し、上記
    環状空気圧室、上記空間圧室を定圧の圧力空気源に接続
    した、円形絞りプレス型のしわ押え、ノツクアウト機
    構。
  2. 【請求項2】上記環状空気圧室に環状波形ばね、あるい
    は環状皿ばねを内装した、請求項1項記載の円形絞りプ
    レス型のしわ押え、ノツクアウト機構。
  3. 【請求項3】しわ押えリングと下型固定絞りダイとによ
    つて円形ワーク外周部を押えてしわ押えを行い、下型固
    定絞りダイのノツクアウトによつて絞り加工品を押し出
    すものにおいて、しわ押えリンク及びノツクアウトを一
    定空気圧によつて付勢し、プレスの下降ストローク時に
    はノツクアウトを空気圧に抗して押し下げ、その後しわ
    押えリングと下型固定絞りダイとの間にワークの外周部
    を挟持させて、環状空気圧室の空気圧に抗してしわ押え
    リングを環状空気圧室の上方へ押し込みつつ、上型固定
    ポンチとノツクアウトとによつてワークを絞り加工し、
    プレスの上昇ストローク時には、空気圧によつてしわ押
    えリングを上型固定絞りポンチに対して相対的に下降さ
    せ、次いてしわ押えリングを上型固定絞りポンチととも
    に上昇させるとともに、空気圧によつてノツクアウトを
    下型固定絞りダイの上方へ押し上げる円形絞りプレスの
    しわ押え、ノツクアウト方法。
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