JP2658582B2 - 車間距離検知・警報装置 - Google Patents

車間距離検知・警報装置

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JP2658582B2
JP2658582B2 JP2417036A JP41703690A JP2658582B2 JP 2658582 B2 JP2658582 B2 JP 2658582B2 JP 2417036 A JP2417036 A JP 2417036A JP 41703690 A JP41703690 A JP 41703690A JP 2658582 B2 JP2658582 B2 JP 2658582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自車と前車との車間距
離を検知し、その距離がある一定の距離以下になったら
警報を発するようにした車間距離検知・警報装置に関
し、詳しくは、夜間走行時において、早期に警報を発生
するようにしたものに係る。
【0002】
【従来の技術】主にトラックによる追突事故の原因は、
運転者の居眠り運転や漫然運転が過半数を占めている。
このような事情から、現在、自車と前車との車間距離を
検知し、その距離がある一定距離以下になったら運転者
に対し警報を発するようにした車間距離検知・警報装置
が開発されている。この装置の現状のものの概略は、レ
ーザ光を自車より前方に向けて発射し、そのレーザ光が
前車の後面のリフレクタに当って反射して来たものを受
光し、その時間から車間距離を求め、その車間距離が所
定距離以下になると、車室内のブザーを吹鳴させるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に高速道路などの道
路上走行時、運転者のブレーキを踏むタイミングが昼間
と夜間とで異なることが知られている。すなわち、夜間
においては、運転者の目視誤差等の錯覚などにより、一
般に昼間より車間距離が短くなる傾向にあるからであ
る。
【0004】以上より、事前に車間距離が短くなること
を防止して、危険を回避する必要がある。また、夜間に
おいては、眠気等により運転車のブレーキを踏む動作が
にぶる可能性もある。
【0005】このため、昼間と夜間とで警報を発する車
間距離を変更しなければならないという課題を有してい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は、自車から発したレーザ光が前車で反
射して戻って来るまでの時間を検出して車間距離を求
め、この車間距離が自車の制動距離、空走距離をもとに
定めた所定の距離より小さくなった場合に警報を発する
ようにした車間距離検知・警報装置において、警報は、
車間距離Dが自車制動距離L 3 =Vf 2 /2α 1 と自車空
走距離L 2 =(Td+Tx)Vfとの和から前車制動距
離L 1 =Va 2 /2α 2 を差し引いた安全車間距離Dsよ
りも小さくなったときを契機とする次式 D<Vf 2 /2α 1 +(Td+Tx)Vf−Va 2 /2α 2 =Ds 但し、Td:自車空走時間、Tx:判断時間、Vf:自車速度、 Va:前車速度、α 1 :自車減速度、α 2 :前車減速度、 を満足するとともに、 ライティングスイッチがオンされ
たことを検出したとき、判断時間Txの値を変えて安全
車間距離Dsを変更するように構成したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】上記車間距離検知・警報装置によれば、環境セ
ンサの検出結果に基づき判断した走行時の状況が昼間あ
るいは夜間であるかに応じて、警報を発する距離の設定
を変えるようにしたので、夜間においても、警報の発生
が遅れることなく適正な走行ができることになる。
【0008】
【実施例】本発明に係る車間距離検知・警報装置の一実
施例の装置構成を図1に示し、その取付位置関係の概略
を図2に示す。
【0009】1はレーザレーダユニットで、発光部2と
受光部3とを備えている。レーザレーダユニット1の構
成を図3に示す。
【0010】受光部2は、レーザダイオード駆動回路
4、レーザダイオード5、発光レンズ6から構成されて
おり、一定時間ごとにレーザ光をパルス状に発光するよ
うになっている。受光部3は、前車のリフレクタにより
反射したレーザ光を受光する受光レンズ7、フォトダイ
オード8、アンプ9、信号処理器10等からなってい
る。これら発光部2による発光と受光部3による受光と
の時間差Δtより距離検出回路11によって車間距離D
(=Δt/2 ×光速)が求められる。
【0011】レーザレーダユニット1の検出値である車
間距離信号は、トラック12のシート13の下側に組み
込まれているコントロールユニット14に入力される。
【0012】レーザレーダユニット1は、図2に示すよ
うにトラック12のバンパ15内に組み付けられるが、
本実施例では、発光部2及び受光部3を三つずつ備え、
図4に示すように、左、中央、右に三本のレーザ光16
a,16b,16cを発するようになっている。
【0013】17は車速センサで、トランスミッション
の回転部等より車速を検出するようになっている。車速
センサ17の検出信号はコントロールユニット14に入
力されるようになっている。
【0014】18はステアリングコラムに設けられたデ
ィスク19とそのスリットを検出する発光・受光部20
とを備えたステアリングセンサで、その検出信号である
操舵角信号は前記コントロールユニット14に入力され
るようになっている。
【0015】23は環境センサの一例として機能するワ
イパスイッチであり、25は環境センサの他の一例とし
て機能するライティングスイッチである。そのON,O
FF信号はコントロールユニット14に入力されるよう
になっている。つまり、ワイパスイッチ23がONとな
ることにより雨天時と判断し、ライティングスイッチ2
5がONとなることにより夜間時と判断するのである。
【0016】他の環境センサ24としては、雨滴セン
サ、路面センサ、温度センサ、スリップセンサ等が装備
される。雨滴センサによれば、雨天であること、つまり
路面がぬれた状態にあることが検出され、路面センサに
よれば路面がじゃり道かどうか、あるいはその他の状況
が検出され、また温度センサによれば他のセンサによる
検出結果との組合せにより天候ひいては路面状況例えば
凍結状態などが検出される。スリップセンサによれば、
前輪と後輪との回転速度差より、路面がスリップしやす
い状態かどうか、つまり低μ路か高μ路かが検出され
る。検出結果はコントロールユニット14に入力され
る。
【0017】21は運転席前方のインストルメントパネ
ルに組み込まれているディスプレイユニットで、車間距
離の表示部、警報を発するブザー、警報発生と共に点滅
するランプなどが設けられ、運転者に注意を促し、さら
には警告するようになっている。
【0018】次に、当該実施例装置による警報発生に至
る演算過程について説明する。
【0019】自車12と前車22との間の距離、つまり
車間距離D(m) は前述のようにレーザレーダユニット1
により求められる。自車速度Vf(m/s)は、車速センサ1
7により検出される。前車22の速度はVa(m/s)は、微
少時間当りの車間距離Dの変化より演算により求められ
る。
【0020】一方、運転者が危険と判断してブレーキペ
ダルを踏むまでの時間、つまり空走時間Td(S)、運転者
が危険だと判断する時間、つまり判断時間Tx(s)及び自
車の減速度α1 (m/s2)と前車の減速度α2 (m/s2)は予め
コントロールユニット14のメモリーに記憶されてい
る。減速度α1 ,α2 はフルブレーキ時を想定した値が
記憶され、通常、α1 =α2 とされる。
【0021】前車22の制動距離L1 は、上記前車速度
Vaと減速度α2 とからL1 =Va2/2α2 により求ま
る。
【0022】自車12の空走距離L2 は、自車速度Vf
と空走時間Td、判断時間Txとから、L2 =(Td+
Tx)Vfにより求まる。
【0023】自車12の制動距離L3 は、自車速度Vf
と減速度α1 とからL3 =Vf2/2α1 により求まる。
【0024】したがって、警報発生の条件としては、前
車制動距離L1 と車間距離Dとの和が自車制動距離L3
と自車空走距離L2 との和より小さくなったときを契機
とする。つまり、 Va2/2α2 +D<Vf2/2α1 +(Td+Tx)Vf
【0025】よって、 D<(Td+Tx)Vf+(Vf2/2α1 −Va2/2α
2 )=Ds(安全車間距離) となったときに、ディスプレイユニット21より警報が
発生され、かつランプが点滅されるのである。
【0026】しかし、高速道路などでの夜間走行におい
ては、危険防止をより一層図る必要がある。そこで、ラ
イティングスイッチ25がONされたことが検出された
ら、コントロールユニット14において、安全車間距離
Ds 算出のための判断時間Tx の値を変え、より長い夜
間用の安全車間距離Ds に変更することとする。
【0027】次に、本実施例装置におけるコントロール
ユニット14による具体的な制御例を図6のフローチャ
ートに基づき説明する。先ず、ステップ(1)により初期
値設定がなされる。つまり、空走時間Td、判断時間T
x、自車12と前車22のフルブレーキ時の減速度
α1 ,α2 (α1 =α2 )が設定される。
【0028】トラック12の走行中においては、ステッ
プ(2) において前述の計算式に基づき車間距離Dが算出
され、ステップ(3) においては車速センサ17により自
車速度Vfが検出され、ステップ(4) においては車間距
離Dの変化と自車速度Vfとから前車速度Vaが求めら
れる。
【0029】次に、ライティングスイッチ25のON,
OFFにより判断時間Tx の値を変えるかステップ(5)
で判断し、いずれかの判断時間Tx の値及び上記検出結
果、演算結果に基づき安全車間距離Dsを算出する(ス
テップ(6))。
【0030】次に、ステップ(7) において、現在の車間
距離Dが安全車間距離Ds以内かどうかを判断する。安
全車間距離Ds内であれば、ステップ(8) に移行し、警
報は発生せず、ディスプレイユニット21には車間距離
のみ表示される。
【0031】ステップ(7) で車間距離Dが安全車間距離
Dsより小さいと判断された場合には、次にステップ
(9) で、前車速度Vaと自車速度Vfとを比較する。前
車速度Vaが大きい場合には、車間距離Dが大きくなっ
て行く状態であるから警報を発生する必要はなく、ステ
ップ(8) に移行する。前車速度Vaが自車速度Vfより
小さい場合には、警報すべき領域にあってしかも徐々に
近づきつつある状態にある。従って、ディスプレイユニ
ット21に警報発生が指令され、ステップ(10)により警
報が発せられると共に、車間距離Dが表示される。
【0032】以上の演算がトラック12の走行中繰り返
される。
【0033】なお、前述のように安全車間距離Dsと車
間距離Dとの比較により警報を発生させたりさせなかっ
たりするのであるが、この警報発生を段階的に行うよう
にすることも可能である。
【0034】例えばD<Dsのときには第1次警報(注
意警報)として、ブザーが数回程度吹鳴することとし、
第2次警報をD<TdVf+(Vf2/2α1 −Va2/2
α2)=Ds1 になったときとし、この場合にはブザーが
連続的に吹鳴するようにするのである。この状態では運
転者の判断を要せず、すぐにブレーキを踏むことを要す
る状態である。警報が段階的であれば運転者の対応もす
早いものとなる。
【0035】上記実施例では、路面状況等を勘案したも
のとはなっていないが、環境センサ23,24等の検出
結果に基づき勘案するようにすることもできる。
【0036】
【発明の効果】本発明に係る車間距離検知・警報装置に
よれば、警報を発する車間距離を昼間と夜間とで切換え
るようにしたので、夜間において、より長距離の車間距
離をとることができ、より安全な走行が確保されること
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置構成の概略図であ
る。
【図2】各構成部品の概略的位置関係の説明図である。
【図3】レーザレーダユニットの説明図である。
【図4】レーザ光発進状態の平面図である。
【図5】車間距離,制動距離等の説明図である。
【図6】一実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 レーザレーダユニット 12 自車 14 コントロールユニット 16a,16b,16c ビーム光 17 車速センサ 18 ステアリングセンサ 19 ワイパスイッチ 21 ディスプレイユニット 25 ライティングスイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車から発したレーザ光が前車で反射し
    て戻って来るまでの時間を検出して車間距離を求め、こ
    の車間距離が自車の制動距離、空走距離をもとに定めた
    所定の距離より小さくなった場合に警報を発するように
    した車間距離検知・警報装置において、警報は、車間距離Dが自車制動距離L 3 =Vf 2 /2α 1
    と自車空走距離L 2 =(Td+Tx)Vfとの和から前
    車制動距離L 1 =Va 2 /2α 2 を差し引いた安全車間距
    離Dsよりも小さくなったときを契機とする次式 D<Vf 2 /2α 1 +(Td+Tx)Vf−Va 2 /2α 2 =Ds 但し、Td:自車空走時間、Tx:判断時間、Vf:自車速度、 Va:前車速度、α 1 :自車減速度、α 2 :前車減速度、 を満足するとともに、 ライティングスイッチがオンされたことを検出したと
    き、判断時間Txの値を変えて安全車間距離Dsを変更
    するように構成したことを特徴とする車間距離検知・警
    報装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411632U (ja) * 1977-06-27 1979-01-25
JPH0226758U (ja) * 1988-08-05 1990-02-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5411632U (ja) * 1977-06-27 1979-01-25
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