JP2656886B2 - プレス加工板材の後処理装置 - Google Patents

プレス加工板材の後処理装置

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JP2656886B2
JP2656886B2 JP5080577A JP8057793A JP2656886B2 JP 2656886 B2 JP2656886 B2 JP 2656886B2 JP 5080577 A JP5080577 A JP 5080577A JP 8057793 A JP8057793 A JP 8057793A JP 2656886 B2 JP2656886 B2 JP 2656886B2
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康史 朝木
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Amada Metrecs Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス加工板材の後処
理装置に関し、特に棚装置を有効利用してミクロジョイ
ント部の剪断による製品の切り離し、切り離された製
品、スケルトン廃材の仕分けを行うプレス加工板材の後
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パンチプレスによる製品の打ち抜きプレ
ス加工に於いて、打ち抜き輪郭の一部を残して打ち抜き
加工を行い、打ち抜き残し部、即ちミクロジョイントに
より製品が素材より切り離されないようにし、一枚の素
材のプレス加工中に製品が素材より分離、脱落しないよ
うすることは従来より行われている。
【0003】上述の如きミクロジョイントを使用した打
ち抜きプレス加工に於いては、一枚の素材のプレス加工
完了後にミクロジョイント部の剪断により製品の素材よ
りの切り離しが行われる。
【0004】この切り離しは、従来一般には、プレス加
工機に人力による抑制、衝撃で切り離したり、プレス加
工を完了した素材(以降、この素材をプレス加工板材と
云う)をパンチプレス装置より搬出する際に、パンチプ
レス装置に付設されたサブパンチによってミクロジョイ
ント部を剪断することにより行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】素材より切り離された
製品のハンドリングはプレス加工板材のハンドリングよ
り面倒であり、このためパンチプレス装置にて製品の素
材よりの切り離しが行われると、パンチプレス装置が素
材、製品等を格納する自動倉庫を構成する棚装置と組み
合わされ、長時間連続運転可能な生産システムに於いて
は、棚装置に対する製品の搬送が厄介なものになり、ま
た製品の仕分け作業も煩雑なものになり、能率のよい処
理が行われ難くなる。
【0006】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、製品の棚装置に対する格納、仕分け
等が能率よく簡便に行われ得るようにする棚装置を有効
利用したプレス加工板材の後処理装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、パレットを出入可能に支持自在の
複数のパレット支持棚を左右方向および上下方向に複数
備えた棚装置と、上記棚装置の各パレット支持棚に対し
てパレットの搬出入を行うべく前記棚装置の背面側に配
置されたパレット搬出入スタッカクレーンと、前記棚装
置の所定のパレット支持棚に搬入された第1のパレット
上のプレス加工板材の一枚取りを行う板材一枚取り用吸
着パッド装置と、前記所定のパレット支持棚の前側に張
り出して設置された製品切り離しステーション枠体と、
前記板材一枚取り用吸着パッド装置によって一枚取りさ
れたプレス加工板材を前記製品切り離しステーション枠
体に備えた板材クランプ装置へ移送可能のプレス加工板
材支持テーブルと、前記製品切り離しステーション枠体
に対して搬出入自在かつ前記製品切り離しステーション
枠体において前記プレス加工板材から切り離される製品
を支持自在の第2のパレットと、前記所定のパレット支
持棚の左右に隣接した第2のパレット支持棚の前側でか
つ前記製品切り離しステーション枠体に隣接して設けら
れた製品集積ステーション枠体と、前記第2のパレット
支持棚および製品集積ステーション枠体に搬出入可能に
配置される第3,第4のパレットと、前記製品切り離し
ステーション枠体に備えた前記板材クランプ装置によっ
て保持されたプレス加工板材からの製品の切り離しを行
うためのセパレータと上記製品を前記第4のパレット上
へ移送する際に使用する製品ピックアップ用ロボットハ
ンドおよび製品を切り離した後のスケルトン廃材を把持
自在のスケルトン廃材クリップ用ロボットハンドの各ロ
ボットハンドを自動的に着脱交換自在のロボットと、前
記ロボットによって前記製品切り離しステーション枠体
の位置から前記製品集積ステーション枠体に移送された
スケルトン廃材を前記第3のパレット上へ移送自在のス
ケルトン廃材支持テーブルと、を備えてなるものであ
る。
【0008】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0009】図1は本発明によるプレス加工板材の後処
理装置が用いられる板金加工用の生産システムの一実施
例を示している。生産システムは、工場床面1上に配置
された棚装置3と、工場床面1上の棚装置3の前方に設
けられた矩形の板材加工領域5とを含んでいる。
【0010】板材加工領域5には、タレットパンチプレ
ス、剪断機、プレスブレーキの如き板材曲げ加工機等の
板材加工装置7が、適数、点在配置されている共に、空
中搬送装置であるエリアガントリロボット9が設けられ
ている。また工場床面1上にはニリアガントリロボット
11が設けられている。
【0011】棚装置3は、パレット支持棚13を左右方
向(Y軸方向)に複数列、上下に複数段有しており、パ
レット支持棚13の各々においてパレットPを出し入れ
自在に格納する。パレットPは板材加工装置7において
加工される板材(素材)、加工完了の板材、加工後の製
品を積層載置されるよう構成されている。
【0012】尚、この実施例においては、棚装置3は、
素材、プレス加工板材、加工後の製品以外に、板材加工
装置7において使用される金型、治具、エリアガントリ
ロボット9、リニアガントリロボット11にて使用され
るハンド装置等を出し入れ自在に格納するようになって
おり、このことに応じて棚装置3に出し入れ自在に格納
されるパレットPとして、素材、プレス加工板材、製品
用のパレットP以外に、板材加工装置7において使用さ
れる金型、治具、エリアガントリロボット9、リニアガ
ントリロボット11にて使用されるロボットハンド等を
載置される型式のものが用意されている。
【0013】棚装置3の背面側には、各パレット支持棚
13に対してパレットPの搬出入を行うパレット搬出入
スタッカクレーン15が設けられている。パレット搬出
入スタッカクレーン15は、周知の一般的構造のもので
あってよく、棚装置3の延在方向、即ち図1にて左右方
向であるY軸方向に延在する上下のガイドレール17に
案内されて棚装置3の延在方向に走行する走行枠体19
を有し、この走行枠体19にエレベータ荷台21を昇降
可能に有している。エレベータ荷台21には、図には示
されていないが、パレット支持棚13に対してパレット
Pの出し入れを行う周知構造のトラッカが設けられてい
る。
【0014】エリアガントリロボット9は、直交座標型
の面移動可能な荷役ロボットであり、矩形の板材加工領
域5の四隅に立設された支柱23の上端間に掛け渡され
て互いに平行にY軸方向に延在する一対の走行ガイドビ
ーム25と、一対の走行ガイドビーム25間に掛け渡さ
れて走行ガイドビーム25に案内されてY軸方向に往復
走行する走行ビーム27と、走行ビーム27に支持され
て走行ビーム27の延在方向、即ちX軸方向へ往復走行
するスライダ29と、スライダ29に上下方向、即ちZ
軸方向に移動する垂直アーム31とを有し、更に垂直ア
ーム31に図示省略の垂直軸周りに回転可能且つ水平軸
周りに回転可能なロボットアームを有しており、全体し
て5軸の直交座標型ロボットを構成している。
【0015】このエリアガントリロボット9のロボット
アームの先端には、パレットP、あるいはパレットP上
の上述の各種格納物を把持する図示省略のロボットハン
ドが交換可能に装着され、ロボットアームに着脱交換さ
れる各種のロボットハンドは棚装置3の所定位置のパレ
ット支持棚13より支持されたパレットP上に格納され
ている。
【0016】エリアガントリロボット9の走行ビーム2
7は板材加工領域5に配置された板材加工装置7より高
い位置に水平にあり、これにより走行ビーム27、スラ
イダ29、垂直アーム31、図示省略のロボットアーム
およびロボットハンドは、橋上式に板材加工装置7より
上方の空間を板材加工装置7と衝突することなく板材加
工領域5内にて前後左右方向、即ち互いに直交するX軸
方向とY軸方向へ各々何の制約も受けることなく自由に
移動自在である。
【0017】棚装置3の所定段位置には、エリアガント
リロボット9の配置側、即ち板材加工領域5内に位置す
べく前方へ張り出したパレット受け渡しステーション枠
体35が設けられている。パレット受け渡しステーショ
ン枠体35はエリアガントリロボット9の図示省略のロ
ボットハンドの通常移動高さに整合する比較的高い段数
位置にあって高所の空中ステーションを呈しており、こ
のパレット受け渡しステーション枠体35にはこれと同
一高さ位置にあるパレット支持棚桟13より支持された
パレットPがパレット搬出入スタッカクレーン15のエ
レベータ荷台21の図示省略のトラッカ、あるいはエリ
アガントリロボット9の図示省略のロボットハンドによ
り出入される。
【0018】この場合、エリアガントリロボット9は、
パレット受け渡しステーション枠体35に載置されたパ
レットP、あるいはそのパレットP上の金型、治具を図
示省略のロボットアーム先端のロボットハンドにより把
持し、これをパレット受け渡しステーション枠体35よ
り搬送先まで板材加工領域5内の板材加工装置7の頭上
を越えて最短距離をもって宙吊り状態にて空中搬送す
る。
【0019】リニアガントリロボット11は、天井レー
ル37に案内されてX軸方向に往復走行するスライダ3
9と、スライダ39に上下方向、即ちZ軸方向に移動す
る垂直アーム41とを有し、垂直アーム41に搬送物品
のピックアップを行うロボットハンド43を有してい
る。
【0020】このリニアガントリロボット11は棚装置
3に設けられたもう一つのパレット受け渡しステーショ
ン枠体45と工場床面1上に配置された適宜の付帯装置
47との間に格納物の搬送を空中式に行なう。尚、パレ
ット受け渡しステーション枠体45も高所配置されてパ
レット受け渡しステーション枠体35と同様に空中ステ
ーションを呈している。
【0021】図2によく示されている如く、棚装置3に
はこれの所定位置(以降、この位置を板材一枚取り位置
Aと云う)のパレット支持棚13に搬入されたパレット
P上のプレス加工板材Wの一枚取りを行う板材一枚取り
用吸引パッド装置47が設けられている。板材一枚取り
用吸引パッド装置47は、複数個の吸引パッド49を支
持して上下に駆動されるパッド支持板51を有してお
り、パッド支持板51の降下状態にて吸引パッド49に
よりパレットP上のプレス加工板材Wを吸引し、パッド
支持板51の上昇によりパレットP上のプレス加工板材
Wを一枚ずつ分離してピックアップする。
【0022】棚装置3の板材一枚取り位置Aは高段位置
にあり、この板材一枚取り位置Aの前方には製品切り離
しステーション枠体53が張り出し設置されている。製
品切り離しステーション枠体53(以降、この製品切り
離しステーション枠体53の位置をミクロジョイント剪
断位置Bと云う)はパレット受け渡しステーション枠体
33と同様に空中ステーションを呈し、板材一枚取り位
置Aのパレット支持棚13と連続するパレット支持棚5
5を構成してパレットPが搬入される。
【0023】板材一枚取り位置Aのパレット支持棚13
には板材一枚取り位置Aとミクロジョイント剪断位置B
との間にパレットPを往復搬送する第一パレットキャリ
ア57が設けられている。
【0024】ミクロジョイント剪断位置Bには第一パレ
ットキャリア57よりパレットPを持ち上げ支持するパ
レット受けシリンダ装置59が設けられている。
【0025】板材一枚取り位置Aとミクロジョイント剪
断位置Bとの間にはプレス加工板材支持テーブル61と
製品受けテーブル63とがパレット支持棚13、55に
よるパレット支持位置より上方位置にて往復動可能に設
けられている。プレス加工板材支持テーブル61と製品
受けテーブル63とは、プレス加工板材支持テーブル6
1を上側にして上下に多重に配置され、各々個別に板材
一枚取り位置Aとミクロジョイント剪断位置Bとの間に
移動可能になっている。
【0026】ミクロジョイント剪断位置Bには固定配置
の板材クランプ装置65と可動の板材クランプ装置67
とが設けられており、板材クランプ装置65、67はプ
レス加工板材支持テーブル61よりミクロジョイント剪
断位置Bに搬送されたプレス加工板材Wをクランプす
る。
【0027】棚装置3の板材一枚取り位置Aの側部に隣
接し、且つ板材一枚取り位置Aと同一高さ位置のパレッ
ト支持棚13(以降、このパレット支持棚13の位置を
スケルトン廃材集積位置Cと云う)の前方には製品集積
ステーション枠体69が張り出し設置されている。製品
集積ステーション枠体69(以降、この製品集積ステー
ション枠体69の位置を製品集積位置Dと云う)は製品
切り離しステーション枠体53の一側部にこれと同一高
さ位置にて隣接し、スケルトン廃材集積位置Cのパレッ
ト支持棚13と連続するパレット支持棚71を構成して
パレットPを搬入される。
【0028】スケルトン廃材集積位置Cのパレット支持
棚13にはスケルトン廃材集積位置Cと製品集積位置D
との間にパレットPを往復搬送する第二パレットキャリ
ア73が設けられている。
【0029】製品集積位置Dには第二パレットキャリア
73よりパレットPを持ち上げ支持するパレット受けシ
リンダ装置75が設けられている。
【0030】スケルトン廃材集積位置Cと製品集積位置
Dとの間にはスケルト廃材支持テーブル77がパレット
支持棚13、71によるパレット支持位置より上方位置
にて往復動可能に設けられている。
【0031】棚装置3の製品切り離しステーション枠体
53および製品集積ステーション枠体69より上方位置
には該両者間に跨って水平方向に延在するトラバースレ
ール79が固定装着されている。トラバースレール79
にはロボット81のスライドベース83がトラバースレ
ール79の延在方向に往復動可能に係合している。
【0032】ロボット81はスライドベース83に回動
可能に接続された第一アーム85と第一アーム85に回
動可能に接続された第二アーム87とを有し、第二アー
ム87の先端部に各種ロボットアームを交換可能に装着
される。
【0033】このロボットアームとしては、図3、図4
に示されている如きミクロジョイント剪断作業用のセパ
レータ89と、図5に示されている如き吸引パッド式の
製品ピックアップ用ロボットハンド91と、図6に示さ
れている如きグリップ爪式のスケルトン廃材クリップ用
ロボットハンド93とが準備され、これらは製品切り離
しステーション枠体53の側部に設けられたロボットハ
ンド置き台95に配備されている。
【0034】ロボットハンド置き台95のセパレータ8
9、製品ピックアップ用ロボットハンド91、スケルト
ン廃材クリップ用ロボットハンド93はロボット81自
身により第二アーム87の先端部に自動交換装着され
る。
【0035】図3、図4に示されている如く、セパレー
タ89は、本体97に上下動可能に設けられた角形のセ
パレートパンチ99と、セパレートパンチ99の直角に
交わる二辺に沿って各々回動可能に設けられた鈎形の下
型101とを有し、図7に示されている如く、下型10
1が回動変位によりプレス加工板材Wの製品Gの角部に
形成されたミクロジョイン部Mの下方に入り込み、セパ
レートパンチ99が降下することによりセパレートパン
チ99と下型101とによりミクロジョイン部Mを剪断
する。
【0036】またスケルトン廃材集積位置Cには、スケ
ルトン廃材Sの一辺をクランプするクランプ装置103
が設けられている。
【0037】次に上述の如き構成よりなるプレス加工板
材の後処理装置と動作を図8〜図13を用いて説明す
る。
【0038】先ずパレット搬入工程として、図8(a)
に示されている如く、製品載置用のパレットP(以降、
このパレットを大寸法製品載置用パレットPbと云う)
をスタッカクレーン15により板材一枚取り位置Aのパ
レット支持棚13に搬入し、大寸法製品載置用パレット
Pbを第一パレットキャリア57によりミクロジョイン
ト剪断位置Bのパレット支持棚55へ搬送する。そして
パレット受けシリンダ装置59によりミクロジョイント
剪断位置Bの大寸法製品載置用パレットPbを持ち上げ
支持し、第一パレットキャリア57を板材一枚取り位置
Aに戻す。
【0039】次に図8(b)に示されている如く、プレ
ス加工板材載置用のパレットP(以降、このパレットを
プレス加工板材載置用パレットPaと云う)をスタッカ
クレーン15により板材一枚取り位置Aのパレット支持
棚13に搬入する。
【0040】次に板材一枚取り工程として、図8(c)
に示されている如く、プレス加工板材支持テーブル61
と製品受けテーブル63をミクロジョイント剪断位置B
に位置させた状態にて、板材一枚取り用吸引パッド装置
47のパッド支持板51を降下させ、吸引パッド49に
よりプレス加工板材載置用パレットPa上の最上位のプ
レス加工板材Wを吸引し、パッド支持板51を上昇させ
てプレス加工板材Wを一枚ピックアップする。
【0041】次に図9(d)に示されている如く、プレ
ス加工板材支持テーブル61を板材一枚取り位置Aに移
動させ、板材一枚取り用吸引パッド装置47によりピッ
クアップされている一枚のプレス加工板材Wのプレス加
工板材支持テーブル61上に降ろし、吸引パッド49に
よるプレス加工板材Wの吸引を解除する。
【0042】次に図9(e)に示されている如く、プレ
ス加工板材支持テーブル61をミクロジョイント剪断位
置Bへ移動させ、板材クランプ装置65によりプレス加
工板材支持テーブル61上のプレス加工板材Wの一辺を
クランプし、板材クランプ装置67を移動させてプレス
加工板材Wの他の一辺をクランプする。
【0043】次に大寸法製品の切り離し工程として、図
9(f)に示されている如く、製品受けテーブル63を
板材一枚取り位置Aへ退避移動させ、ミクロジョイン剪
断作業部をかわす位置までプレス加工板材支持テーブル
61を板材一枚取り位置A側へ逃がし移動させ、この状
態にて既にセパレータ89をロボットハンドとして取り
付けられているロボット81のセパレータ89によりプ
レス加工板材Wのミクロジョイン部Mの剪断を上述の要
領にて行う。
【0044】一つの製品、この場合、大寸法製品Gbの
各ミクロジョイン部Mの剪断がすべて完了すると、大寸
法製品Gbは、プレス加工板材Wより切り離され、これ
の真下に位置している大寸法製品載置用パレットPb上
に落下し、この大寸法製品載置用パレットPb上に集積
される。
【0045】プレス加工板材Wに小寸法製品Gdがあ
り、これを大寸法製品Gbとは別に集積する場合は、図
10(g)に示されている如く、上述の板材一枚取り作
業時にもう一つの製品載置用のパレットP(以降、この
パレットを小寸法製品載置用パレットPdと云う)をス
タッカクレーン15によりスケルトン廃材集積位置Cの
パレット支持棚13に搬入し、小寸法製品載置用パレッ
トPdを第二パレットキャリア73により製品集積位置
Dのパレット支持棚71へ搬送する。そしてパレット受
けシリンダ装置75により製品集積位置Dの小寸法製品
載置用パレットPdを持ち上げ支持し、第二パレットキ
ャリア73をスケルトン廃材集積位置Cに戻す。
【0046】小寸法製品の切り離し時には、図10
(h)に示されている如く、製品受けテーブル63をミ
クロジョイント剪断位置Bに位置させ、ミクロジョイン
剪断作業部をかわす位置までプレス加工板材支持テーブ
ル61を板材一枚取り位置A側へ逃がし移動させ、この
状態にてロボット81のセパレータ89によりプレス加
工板材Wのミクロジョイン部Mの剪断を行う。
【0047】この場合、小寸法製品Gdのミクロジョイ
ン部Mの剪断がすべて完了すると、小寸法製品Gdは、
プレス加工板材Wより切り離され、これの真下に位置し
ている製品受けテーブル63上に落下し、これより支持
される。
【0048】製品受けテーブル63上に落下して製品受
けテーブル63に支持されている小寸法製品Gdを製品
集積位置Dの小寸法製品載置用パレットPd上に集積す
るために、先ず図10(i)に示されている如く、プレ
ス加工板材支持テーブル61を板材一枚取り位置Aへ移
動させ、図11(j)に示されている如く、ロボット8
1のロホットハンドをロボットハンド置き台95にて製
品ピックアップ用ロボットハンド91に交換し、製品ピ
ックアップ用ロボットハンド91により製品受けテーブ
ル63上の小寸法製品Gdを吸着してピックアップし、
これを製品集積位置Dの小寸法製品載置用パレットPd
上へ搬送する。これにより小寸法製品Gdは小寸法製品
載置用パレットPd上に集積される。
【0049】尚、この作業時にはスケルトン廃材支持テ
ーブル77は、スケルトン廃材集積位置Cに位置し、小
寸法製品載置用パレットPdに対する小寸法製品Gdの
搬送を阻害しない。
【0050】製品Gを全て切り離されたプレス加工板材
W、即ちスケルトン廃材Sの集積を行う場合は、小寸法
製品載置用パレットPdを製品集積位置Dにセットした
後に、図11(k)に示されている如く、スケルトン廃
材載置用のパレットP(以降、このパレットをスケルト
ン廃材載置用パレットPcと云う)をスタッカクレーン
15によりスケルトン廃材集積位置Cのパレット支持棚
13に搬入しておき、一枚のプレス加工板材Wに於いて
全ての製品Gの切り離しが完了した時点で、ロボット8
1のロホットハンドをロボットハンド置き台95にてス
ケルトン廃材クリップ用ロボットハンド93に交換し、
図11(l)に示されている如く、スケルトン廃材クリ
ップ用ロボットハンド93によりミクロジョイント剪断
位置Bのプレス加工板材支持テーブル63上のスケルト
ン廃材Sの一辺をクランプし、板材クランプ装置65、
67によるスケルトン廃材Sのクランプを解除し、これ
をロボット81により引きずるようにして既に製品集積
位置Dに位置しているスケルト廃材支持テーブル77上
に載せ変える。
【0051】スケルトン廃材Sがスケルトン廃材支持テ
ーブル77上に載せ変えられたならば、スケルトン廃材
クリップ用ロボットハンド93によるスケルトン廃材S
のクランプを解除し、次に図12(m)に示されている
如く、スケルトン廃材支持テーブル77をスケルトン廃
材集積位置Cに移動させ、スケルトン廃材Sをスケルト
ン廃材集積位置Cに位置させる。そしてこのスケルトン
廃材Sの一辺をクランプ装置103によりクランプし、
スケルトン廃材支持テーブル77を製品集積位置Dへ移
動させる。
【0052】これによりスケルトン廃材Sは図12
(n)に示されている如く、スケルトン廃材集積位置C
に位置しているスケルトン廃材載置用パレットPc上に
垂れ下がり、この後にクランプ装置103によるスケル
トン廃材Sのクランプが解除されることによりスケルト
ン廃材Sはスケルトン廃材載置用パレットPc上に落下
し、このスケルトン廃材載置用パレットPc上に集積さ
れる。
【0053】次にパレット搬出工程として、先ず板材一
枚取り位置Aのパレット支持棚13に搬入されているプ
レス加工板材載置用パレットPaをスタッカクレーン1
5により搬出し、図12(o)に示されている如く、第
一パレットキャリア57をミクロジョイント剪断位置B
へ移動させ、これを大寸法製品載置用パレットPbの真
下に位置させる。そしてパレット受けシリンダ装置59
による大寸法製品載置用パレットPbの持ち上げを解除
し、これを第一パレットキャリア57に搭載する。
【0054】次に図13(p)に示されている如く、第
一パレットキャリア57により大寸法製品載置用パレッ
トPbを板材一枚取り位置Aのパレット支持棚13へ移
動させ、この位置にて大寸法製品載置用パレットPbを
スタッカクレーン15により搬出する。
【0055】またスケルトン廃材集積位置Cのパレット
支持棚13に搬入されているスケルトン廃材載置用パレ
ットPcをスタッカクレーン15により搬出し、図13
(q)に示されている如く、第二パレットキャリア73
を製品集積位置Dへ移動させ、これを小寸法製品載置用
パレットPdの真下に位置させる。そしてパレット受け
シリンダ装置75による小寸法製品載置用パレットPd
の持ち上げを解除し、これを第二パレットキャリア73
に搭載する。
【0056】次に図13(r)に示されている如く、第
二パレットキャリア73により小寸法製品載置用パレッ
トPdをスケルトン廃材集積位置Cのパレット支持棚1
3へ移動させ、この位置にて小寸法製品載置用パレット
Pdをスタッカクレーン15により搬出する。
【0057】
【発明の効果】以上のごとき説明から理解されるよう
に、本発明においては、パレットPを出入可能の複数の
パレット支持棚13を左右方向および上下方向に複数備
えた棚装置3と、上記各パレット支持棚13に対してパ
レットPの搬出入を行うパレット搬出入スタッカクレー
ン15を前記棚装置3の背面側に備えた構成であって、
所定のパレット支持棚13の前側に製品切り離しステー
ション枠体53を設け、上記所定のパレット支持棚13
の左右に隣接した第2のパレット支持棚13の前側で前
記製品切り離しステーション枠体53に隣接して製品集
積ステーション枠体69が設けてある。
【0058】そして、所定のパレット支持棚13内の第
1のパレットPa上のプレス加工板材Wを一枚取りして
製品切り離しステーション枠体53に備えた板材クラン
プ装置65によりクランプし、ロボット81のロボット
ハンドとしてのセパレータ89によってプレス加工板材
Wから製品Gを分離すると、製品Gは製品切り離しステ
ーション枠体53に出入自在の第2のパレットPbに支
持されるものであり、また、ロボット81のロボットハ
ンドとして製品ピックアップ用ロボットハンド91を使
用して、製品切り離しステーション枠体53の位置にお
いて切り離した製品Gを製品集積ステーション枠体69
に出入自在の第4のパレットPd上に移送でき、さら
に、スケルトン廃材クリップ用ロボットハンド93をロ
ボット81に交換してスケルトン廃材Sを製品切り離し
ステーション枠体53から製品集積ステーション枠体6
9へ移送でき、さらにスケルトン廃材支持テーブル77
によって第2のパレット支持棚13に出入自在の第3の
パレットPc上に移送し集積することができるものであ
る。
【0059】すなわち、本発明によれば、棚装置3にお
いてプレス加工板材Wから製品Gを切り離し、かつ切り
離した製品Gおよびスケルトン廃材Sをそれぞれのパレ
ットに集積することができるので、棚装置3の有効利用
を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレス加工板材の後処理装置が用
いられる板金加工用の生産システムの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明によるプレス加工板材の後処理装置の一
実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明によるプレス加工板材の後処理装置にて
使用されるミクロジョイント剪断作業用セパレータの一
実施例を示す斜視図である。
【図4】図3の線IV−IVに沿った断面図である。
【図5】本発明によるプレス加工板材の後処理装置にて
使用される製品ピックアップ用ロボットハンドの一実施
例を示す斜視図である。
【図6】本発明によるプレス加工板材の後処理装置にて
使用されるスケルトン廃材クリップ用ロボットハンドの
一実施例を示す斜視図である。
【図7】ミクロジョイント剪断作業用セパレータによる
製品切り離し作業要領を示す斜視図である。
【図8】は本発明によるプレス加工板材の後処理装置の
各動作を説明する説明図である。
【図9】は本発明によるプレス加工板材の後処理装置の
各動作を説明する説明図である。
【図10】は本発明によるプレス加工板材の後処理装置
の各動作を説明する説明図である。
【図11】は本発明によるプレス加工板材の後処理装置
の各動作を説明する説明図である。
【図12】は本発明によるプレス加工板材の後処理装置
の各動作を説明する説明図である。
【図13】は本発明によるプレス加工板材の後処理装置
の各動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
3 棚装置 7 板材加工装置 9 エリアガントリロボット 11 ニリアガントリロボット 13 パレット支持棚 15 パレット搬出入スタッカクレーン 47 板材一枚取り用吸引パッド装置 53 製品切り離しステーション枠体 57 第一パレットキャリア 61 プレス加工板材支持テーブル 63 製品受けテーブル 65、67 板材クランプ装置 69 製品集積ステーション枠体 73 第二パレットキャリア 77 スケルト廃材支持テーブル 81 ロボット 89 セパレータ 91 製品ピックアップ用ロボットハンド 93 スケルトン廃材クリップ用ロボットハンド 103 クランプ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 3/08 B65H 3/08 5/04 5/04 29/02 29/02 31/10 31/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット(P)を出入可能に支持自在の
    複数のパレット支持棚(13)を左右方向および上下方
    向に複数備えた棚装置(3)と、 上記棚装置(3)の各パレット支持棚(13)に対して
    パレット(P)の搬出入を行うべく前記棚装置(3)の
    背面側に配置されたパレット搬出入スタッカクレーン
    (15)と、 前記棚装置(3)の所定のパレット支持棚(13)に搬
    入された第1のパレット(Pa)上のプレス加工板材
    (W)の一枚取りを行う板材一枚取り用吸着パッド装置
    (47)と、 前記所定のパレット支持棚(13)の前側に張り出して
    設置された製品切り離しステーション枠体(53)と、 前記板材一枚取り用吸着パッド装置(47)によって一
    枚取りされたプレス加工板材(W)を前記製品切り離し
    ステーション枠体(53)に備えた板材クランプ装置
    (65)へ移送可能のプレス加工板材支持テーブル(6
    1)と、 前記製品切り離しステーション枠体(53)に対して搬
    出入自在かつ前記製品切り離しステーション枠体(5
    3)において前記プレス加工板材(W)から切り離され
    る製品(G)を支持自在の第2のパレット(Pb)と、 前記所定のパレット支持棚(13)の左右に隣接した第
    2のパレット支持棚(13)の前側でかつ前記製品切り
    離しステーション枠体(53)に隣接して設けられた製
    品集積ステーション枠体(69)と、 前記第2のパレット支持棚(13)および製品集積ステ
    ーション枠体(69)に搬出入可能に配置される第3,
    第4のパレット(Pc,Pd)と、 前記製品切り離しステーション枠体(53)に備えた前
    記板材クランプ装置(65)によって保持されたプレス
    加工板材(W)からの製品(G)の切り離しを行うため
    のセパレータ(89)と上記製品(G)を前記第4のパ
    レット(Pd)上へ移送する際に使用する製品ピックア
    ップ用ロボットハンド(91)および製品(G)を切り
    離した後のスケルトン廃材を把持自在のスケルトン廃材
    クリップ用ロボットハンド(93)の各ロボットハンド
    を自動的に着脱交換自在のロボット(81)と、 前記ロボット(81)によって前記製品切り離しステー
    ション枠体(53)の位置から前記製品集積ステーショ
    ン枠体(69)に移送されたスケルトン廃材(S)を前
    記第3のパレット(Pc)上へ移送自在のスケルトン廃
    材支持テーブル(77)と、 を備えてなることを特徴とするプレス加工板材の後処理
    装置。
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