JP2656105B2 - 耐雷ホーン碍子装置 - Google Patents

耐雷ホーン碍子装置

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JP2656105B2
JP2656105B2 JP3871589A JP3871589A JP2656105B2 JP 2656105 B2 JP2656105 B2 JP 2656105B2 JP 3871589 A JP3871589 A JP 3871589A JP 3871589 A JP3871589 A JP 3871589A JP 2656105 B2 JP2656105 B2 JP 2656105B2
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哲也 中山
立美 市岡
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は送電線に雷サージによる異常電流が流れた
時、避雷機能によってそれを速かに大地側へ放電し、永
久地絡を防止する避雷碍子を備えた耐雷ホーン碍子装置
に関するものである。
[従来の技術] 従来の耐雷ホーン碍子装置として、第5図に示すもの
が提案されている。この装置は鉄塔の支持アーム2に対
し接地側連結金具J1を介して吊下碍子8を支持し、この
吊下碍子8の下端部には課電側連結金具J2を介して送電
線12を支持している。又、接地側連結金具J1には取付ア
ダプタ13を介して避雷碍子15が下向きに固定され、該避
雷碍子の下端部に取付た接地側の放電電極23と、前記課
電側連結金具J2に装着した課電側の放電電極24とを所定
の気中放電間隙Gをもって対向している。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来の耐雷ホーン碍子装置は、避雷碍子15
の先端部に接地側の放電電極23が直接装着されていたの
で、例えば吊下碍子8の連結長が短い場合には、前記放
電間隙Gを確保するため取付アダプタ13を立ち上げて避
雷碍子15を上方に変位させる必要が生じ、この場合に
は、上相に位置する送電線と避雷碍子15上端導電部との
絶縁クリアランスが小さくなり、既設の送電線支持碍子
装置への適用が困難になるという問題があった。
また、前記のように避雷碍子15を上方へ変位させるた
めの特別な取付アダプタを使用すると、設置コストが高
くなるという問題もあった。
この発明の目的は、既設の送電線支持碍子装置に容易
に適用することができ、上方へ持ち上げるための特別な
取付アダプタを使用することなく、設置コストを軽減す
ることができる耐雷ホーン碍子装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するため、鉄塔本体に装着
した支持アームに対し、送電線を支持するための支持碍
子を設けるとともに、取付アダプタを介して避雷碍子を
装着し、接地物に対し、接地側の放電電極を備えた補助
碍子を装着し、前記避雷碍子の課電側電極と前記接地側
放電電極とをリード線により接続し、さらに前記支持碍
子の課電側連結金具に支持していた課電側放電電極と前
記接地側放電電極との間に気中放電間隙を設けるという
手段をとっている。
[作用] この発明は接地側の放電電極を補助碍子により支持
し、避雷碍子と前記補助碍子側の放電電極とをリード線
により接続したので、避雷碍子及び接地側の放電電極の
接地場所の自由度が大幅に改善され、この結果、既設の
送電線支持碍子装置に容易に適用することができ、設置
コストを低減することができる。
[実施例] 以下、この発明を具体化した一実施例を第1図〜第4
図に基づいて説明する。
第2図に示すように、鉄塔本体1には支持アーム2が
装着され、該支持アーム2の先端部には第1図に示すよ
うに取付金具3がボルトにより締付け固定され、該取付
金具3にはUクレビスリンク4が揺動可能支持されてい
る。該Uクレビスリンク4の下端部にはアークホーン5
を支持するためのホーン取付金具6が連結ピンにより線
路方向への回動可能に連結されている。又、このホーン
取付金具6には連結金具7を介して懸垂碍子を多数直列
に連結してなる支持碍子としての吊下碍子8が連結され
ている。さらに、前記吊下碍子8の下端部にはアークホ
ーン9を支持する下部ホーン取付金具19が連結され、該
取付金具10には電線クランプ11を介して送電線12が装着
されている。
なお、この実施例では前記取付金具3、Uクレビスリ
ンク4、上部ホーン取付金具6及び連結金具7などによ
り接地側連結金具J1が構成され、前記下部ホーン取付金
具10及び電線クランプ11により課電側連結金具J2が構成
されている。
一方、前記支持アーム2の一側には取付アダプタ13が
線路方向とほぼ平行するように水平に片持され、このア
ダプタ13の先端下面には非直線抵抗素子14を内蔵した避
雷碍子15の上端部に位置する接地側電極16がボルトによ
り固定されている。この避雷碍子15の下端部には課電側
電極17が取着されている。
前記上記ホーン取付金具6には、補助碍子18が斜め下
向きに片持ち支持されている。この補助碍子18はFRPな
どの耐張絶縁棒19と、その両端部に嵌合固定した接地側
及び課電側の取付金具20,21と、さらに前記耐張絶縁棒1
9の外周に被覆したゴムなどの絶縁外套体22とにより構
成されており、接地側の取付金具20が前記上部ホーン取
付金具6に対しボルトにより固定されている。
前記取付金具21には接地側の放電電極23が斜め下向き
に片持ち支持され、前記ホーン取付金具10に取付けた課
電側の放電電極24と所定の気中放電間隙Gをもって対向
している。
前記接地側の放電電極23と前記避雷碍子15の課電側電
極17は、リード線25により接続されている。前記リード
線25の一端は取付金具21に設けたブラケット26に対しボ
ルト27により連結され、他端は第3図に示すように前記
課電側電極17下端に固定したブラケット28に取付た収納
ケース29内に挿入され、該ケース29内に収容したゼンマ
イバネ30に接続されている。前記収納ケース29内には前
記リード線25に接触する接触子31が取付けられている。
そして、送電線12が風圧などにより揺動して、吊下碍子
8が上部の吊下点を中心に揺動し、リード線25が補助碍
子18とともに移動した場合に、該リード線25が切断され
ないようにしている。
次に、前記のように構成した耐雷ホーン碍子装置につ
いて、その作用を説明する。
今、送電線12に雷サージ電流が侵入すると、この電流
は課電側連結金具J2、課電側放電電極24から気中放電間
隙Gをフラッシュオーバーして接地側の放電電極23に至
り、リード線25、接触子31、ブラケット28及び課電側電
極17を経て避雷碍子15内の非直線抵抗素子14に流れ、さ
らに接地側電極16、取付アダプタ13、支持アーム2及び
本体1を経て大地に放電される。又、その後発生する続
流電流は、非直線抵抗素子14により抑制遮断され、地絡
事故が防止される。
さて、本発明実施例においては、補助碍子18をホーン
取付金具6に支持し、該補助碍子18の先端部に接地側の
放電電極23を支持し、避雷碍子15は単独で取付アダプタ
13により支持アーム2に取付けるとともに、前記放電電
極23と避雷碍子15の課電側電極17をリード線25により接
続したので、補助碍子18は接地側の放電電極23とホーン
取付金具6との絶縁を確保するに足りる小型のものを使
用すればよく、かつ避雷碍子15は放電電極23の設置個所
に制約されることなく、支持アーム2の任意の場所に自
由に装着することができる。すなわち、補助碍子18に支
持した接地側の放電電極23の設置箇所が避雷碍子15の設
置箇所の制約を受けないので、気中放電間隙Gを確保す
るため特別な取付アダプタを使用して避雷碍子15を上方
に持ち上げる必要が無くなる。
又、前記避雷碍子15の設置箇所は上方に変位しなくて
も良いが、避雷碍子15の課電側電極17と課電側の放電電
極24との間隔が気中放電間隙Gよりも小さくならない範
囲に設置するため、取付アダプタ13を支持アーム2に沿
って水平方向に変位して避雷碍子15の設置箇所が調整さ
れる。このとき、取付アダプタ13の支持アーム2からの
張り出し(片持ち支持)距離を大きくしなくても済む。
この結果、既設の送電線支持碍子装置の吊下碍子8の連
結長や避雷碍子15と上相の送電線12との間の絶縁クリア
ランスを減少させることなく自由に装着することがで
き、吊下碍子8の連結長を変更するのと比較して設置コ
ストを大幅に低減することができる。
なお、この発明は次のように具体化することもでき
る。
(1)第4図に示すように支持アーム2の先端部に左右
一対の耐張碍子32,32を連結し、送電線12をジャンパー
線33により接続した耐張碍子装置において、接地側連結
金具J1に補助碍子18を装着し、課電側連結金具J2に設け
た放電電極24と、前記補助碍子18の先端部に設けた接地
側の放電電極23とを対向させること。
(2)前記実施例では懸垂碍子装置及び耐張碍子装置に
具体化したが、V吊型碍子装置に適用すること。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明は既設の送電線支持碍
子装置に容易に適用することができるとともに、支持碍
子の連結長を変更するのと比較して、設置コストを大幅
に軽減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す正面図、
第2図は第1図の右側面図、第3図はリード線の接続構
造を示す断面図、第4図はこの発明を耐雷碍子装置に具
体化した略体斜視図、第5図は従来の耐雷ホーン碍子装
置を示す正面図である。 1……鉄塔本体、2……支持アーム、6……ホーン取付
金具、8……支持碍子としての吊下碍子、10……ホーン
取付金具、12……送電線、13……取付アダプタ、15……
避雷碍子、16(17)……接地側(課電側)電極、18……
補助碍子、23……接地側の放電電極、24……課電側の放
電電極、25……リード線、J1……接地側連結金具、J2…
…課電側連結金具、G……気中放電間隙。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄塔本体(1)に装着した支持アーム
    (2)に対し、送電線(12)を支持するための支持碍子
    (8)を設けるとともに、取付アダプタ(13)を介して
    避雷碍子(15)を装着し、接地物(J1)に対し、接地側
    の放電電極(23)を備えた補助碍子(18)を装着し、前
    記避雷碍子(15)の課電側電極(17)と前記接地側放電
    電極(23)とをリード線(25)により接続し、さらに前
    記支持碍子(8)の課電側連結金具(J2)に支持した課
    電側放電電極(24)と前記接地側放電電極(23)との間
    に気中放電間隙(G)を設けたことを特徴とする耐雷ホ
    ーン碍子装置。
JP3871589A 1989-02-17 1989-02-17 耐雷ホーン碍子装置 Expired - Lifetime JP2656105B2 (ja)

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