JP2555100B2 - 耐雷ホーン碍子装置 - Google Patents

耐雷ホーン碍子装置

Info

Publication number
JP2555100B2
JP2555100B2 JP62272691A JP27269187A JP2555100B2 JP 2555100 B2 JP2555100 B2 JP 2555100B2 JP 62272691 A JP62272691 A JP 62272691A JP 27269187 A JP27269187 A JP 27269187A JP 2555100 B2 JP2555100 B2 JP 2555100B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
lightning protection
metal fitting
horn
arc horn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62272691A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01112618A (ja
Inventor
哲也 中山
博 平子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP62272691A priority Critical patent/JP2555100B2/ja
Publication of JPH01112618A publication Critical patent/JPH01112618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555100B2 publication Critical patent/JP2555100B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は落雷に起因する高電圧が送電線に加わった
とき、それを速やかに放電するとともに、その後生じる
続流を遮断し、永久地絡を防止するための架空送電線用
耐雷ホーン碍子装置に関する。
(従来の技術) 従来、送電線に対して所定の気中放電間隙をもって避
雷碍子を装設する装置として、本願出願人は特開昭62-8
0922号公報に開示されたものを提案している。この装置
を第3図について説明すると、鉄塔の支持アーム1に対
して吊下金具6を連結し、同吊下金具6には回動可能に
上部吊下金具J1を吊下連結し、該吊下金具J1には吊下碍
子2を回動可能に連結して垂下し、該吊下碍子2の下部
には下部吊下金具J2を介して送電線3を支持している。
一方、前記上部吊下金具J1には取付アーム19,取付板2
2を介して、吊下碍子2に対し線路方向に所定距離変位
させた状態で避雷碍子4を吊下固定し、前記下部吊下金
具J2には避雷碍子4側へ延在させた課電側のアークホー
ン27′を設けて、前記避雷碍子4の下部に取着したアー
クホーン25と前記アークホーン27′とを所定の気中放電
間隙Gをもって対向し、アークホーン27′の先端部27
a′を、前記アークホーン25を通る垂線Hに対して吊下
碍子2と反対側の外方に位置させるとともに、水平面か
ら立ち上がらせていた。そして、吊下碍子2が線路方向
に揺動しても前記気中放電間隙Gがほぼ一定になるよう
にしていた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記従来の装置は、アークホーン25と27間
の距離を気中放電間隙G以下に設定することはできず、
この値は商用周波電圧と開閉サージ電圧に耐えるよう設
定され、線路電圧により一律に設定されることから避雷
碍子と気中放電間隙Gを加えた高さが既設碍子連より長
くなり、この結果、取付アーム19に対し取付板22を立ち
上がらせて避雷碍子4全体を上方へ変位させる必要が生
じた。このように、避雷碍子4を上方へ変位して装着し
た場合には、上方に位置する送電線3と避雷碍子4の上
端電極金具との気中クリアランスCが減少するので、こ
の変位量を余り多くすることはできず、既設の鉄塔では
適用面で問題があった。又、新設の鉄塔でも鉄塔を大型
化する必要が生じコスト面で問題であった。
この発明は上記の事情に鑑み、課電側のアークホーン
と接地側のアークホーンとの上下方向の長さを短くし
て、避雷碍子の取付位置を下側へ可及的に接近させ、既
設の鉄塔への装着を容易に行うことができる耐雷ホーン
碍子装置の提供を目的とする。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は前記問題点を解決するため、鉄塔の支持ア
ームに対して上部吊下金具を介して吊下碍子を回動可能
に連結し、該吊子碍子の下端部には送電線を支持する下
部吊下金具を連結し、さらに前記支持アーム又は前記上
部吊下金具には、取付アームを介して避雷碍子を吊下支
持し、前記下部吊下金具には前記避雷碍子側へ延在する
ーン状をなす課電側のアークホーンを設け、該アークホ
ーンに対し、その先端部を残して絶縁スリーブを被覆
し、該絶縁スリーブと、前記避雷碍子に取着した接地側
のアークホーンとの最短距離を、課電側のアークホーン
の先端部と接地側のアークホーンとの気中放電間隙以下
に設定するという構成を採用している。
(作用) この発明は課電側のアークホーンに被覆した絶縁スリ
ーブと、前記避雷碍子に取着した接地側のアークホーン
との最短距離を、課電側のアークホーンの先端部と接地
側のアークホーンとの気中放電間隙以下に設定したの
で、避雷碍子の吊下点を支持アーム又は上部吊下金具の
高さと同じか、それ以下に設定することができ、既設の
鉄塔への装着が容易となる。
又、課電側のアークホーンのほとんどが絶縁スリーブ
により被覆されているので、該絶縁スリーブに鳥が止ま
って接地側のアークホーンに接触しても絶縁性が該スリ
ーブにより保持さるので、地絡事故が未然に防止され
る。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を第1〜2図に
基づいて詳細に説明する。
この実施例は耐雷ホーン碍子装置は、概略的に見て、
鉄塔の支持アーム1先端下面に吊下され、かつ、電線3
を支持する複数の懸垂碍子2Aにより構成された吊下碍子
2と、その上部側方に取着された避雷碍子4と、前記避
雷碍子4の重量と均衡して避雷碍子4を垂直状態(重力
方向)に吊下し、異常振動を防止するための重錘5とに
より構成されている。
前記支持アーム1には吊下金具6がボルトで固定さ
れ、同金具6にはUクレビス7が回動可能に連結されて
いる。前記Uクレビス7には上部ホーン取付金具8が軸
9により線路方向(第1図の左右方向)の回動可能に連
結され、同金具8の下方には軸10により線路方向の相対
回動可能に連結された直角クレビスリンク11と、同直角
クリビスリンク11に軸12により線路直交方向の相対回動
可能に連結されたボールクレビス13を介して吊下碍子2
が連結吊下されている。この実施例では前記吊下金具
6、Uクレビス7、上部ホーン取付金具8、直角クレビ
ス11及びボールクレビス13等により上部吊下金具J1を構
成している。
前記吊下碍子2の下部にはソケットクレビス14を介し
て下部ホーン取付金具15が軸16により線路方向の相対回
動可能に連結され、同金具15の下方には電線3を支持す
る懸垂クランプ17が軸18により線路方向の相対回動可能
に連結されている。この実施例では前記ソケットクレビ
ス14、下部ホーン取付金具15、及び懸垂クランプ17等に
より下部吊下金具J2を構成している。
前記上部ホーン取付金具8の右側にはボルト21により
線路方向に延びる取付アーム19、左側には線路方向に、
かつ、斜め下方へ延びる取付アーム20がそれぞれ片持ち
固定されている。
前記取付アーム19先端に固着した取付板22下面には、
前記避雷碍子4がボルト23により垂直状態で固定されて
いる。又、取付アーム20の先端には重錘5がボルト24に
より固定されている。そして、静止状態では前記避雷碍
子4と重錘5とが軸9を中心に均衡するように設定され
ている。
前記避雷碍子4の下部電極4aには前記軸12を中心とす
る円弧状に湾曲形成された接地側のアークホーン25(第
3図参照)が線路直交方向に延在して取着されている。
又、前記避雷碍子4の上下にはそれぞれ前記取付板22と
下部電極4aに片持ち支持され、かつ、同避雷碍子4を囲
繞するように一対のアーキングリング26,26が設けら
れ、雷サージによって避雷碍子4が異常放電を起こした
場合、避雷碍子4からアークジェットを速やかに移行す
るようにしている。
一方、前記下部ホーン取付金具15には線路方向に課電
側の直線状のアークホーン27がボルト28により取着さ
れ、前記アークホーン25と、所定の気中放電間隙Gをも
って対向している。同アークホーン27にはゴムや樹脂よ
りなる絶縁スリーブ29が挿入,接着あるいは一体的にモ
ールドされる形で被覆され、アークホーン先端部27aは
前記放電間隙Gをもってアークホーン25と対向してい
る。又、絶縁スリーブ29とアークホーン25との最短距離
Rは、前記放電間隙G以下に設定されている。
前記アークホーン27の先端部27aは前記アークホーン2
5を通る垂線H(重力方向の線)よりも外方に延在さ
れ、吊下碍子2が線路方向に振れた場合に、前記放電間
隙Gがほぼ一定に保持されるようになっている。なお、
前記放電間隙Gは商用周波電圧,開閉サージ電圧によっ
てアークホーン25,27間で放電が起きない距離と、放電
間隙Gの絶縁強度が吊下碍子2の絶縁強度を上回らない
距離との中間位置に余裕をもって設定されている。
又、前記取付アーム19の基端両側には下方へ傾斜して
延在された前記吊下碍子2の沿面閃絡時の損傷防止用の
一対のアークホーン30が取付アーム19と一体に前記ボル
ト21により固定されており、前記下部ホーン取付金具15
に対しボルト32により固定され、かつ、線路方向に延在
されたアークホーン31と所定の気中放電間隙をもって対
向している。
次に、前記のように構成した耐雷ホーン碍子装置の作
用について説明する。
今、送電線3に雷サージ電流が侵入すると、このサー
ジ電流は下部吊下金具J2を経てアークホーン27′に流
れ、その後気中放電間隙Gを閃絡して下部電極4aから避
雷碍子4の内部の限流素子(図示略)へ流れ、取付板2
2、取付アーム19及び上部吊下金具J1を経て支持アーム
1へ流れて放電される。その後生じる商用周波電流によ
る続流は、前記限流素子及び気中放電間隙Gにより抑制
遮断される。
さて、本発明実施例では、アークホーン27の先端部27
aを残して、絶縁スリーブ29を被覆するとともに、前記
最短距離Rを放電間隙G以下にしたので、避雷碍子4の
吊下点を取付アーム19の高さと同じか、それ以下に設定
することができ、既設の鉄塔への装着が容易となる。
又、アークホーン27のほとんどが絶縁スリーブ29によ
り被覆されているので、該絶縁スリーブ29に鳥が止まっ
て接地側のアークホーン25に接触しても絶縁性が該スリ
ーブ29により保持されるので、地絡事故が未然に防止さ
れる。
又、この発明は次のように実施してもよい。
前記実施例では避雷碍子4を上部吊下金具J1に取着し
たが、この避雷碍子4を支持アーム1に対して図示しな
い取付アームを介して支持すること。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば課電側のアー
クホーンと接地側のアークホーンとの間の上下方向距離
を大巾に短縮することができ、これにより避雷碍子の取
付高さ位置を課電側のアークホーンへ接近させることが
でき、既設の鉄塔に対し鉄塔緒言を変更することなく、
容易に装着することができるとともに、鳥による地絡事
故を未然に防止することができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す正面図、
第2図は吊下碍子が揺動した状態を示す右側面図、第3
図は従来例を示す正面図である。 1……支持アーム、2……吊下碍子、3……電線、4…
…避雷碍子、6……吊下金具、7……吊下金具としての
Uクレビス、8(15)……上部(下部)ホーン取付金
具、19,20……取付アーム、25,27……アークホーン、27
a……先端部、29……絶縁スリーブ、R……絶縁スリー
ブ29とアークホーン25との最短距離、H……垂線、G…
…気中放電間隙、J1(J2)……上部(下部)吊下金具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄塔の支持アーム(1)に対して上部吊下
    金具(J1)を介して吊下碍子(2)を回動可能に連結
    し、該吊下碍子(2)の下端部には送電線(3)を支持
    する下部吊下金具(J2)を連結し、さらに前記支持アー
    ム(1)又は前記上部吊下金具(J1)には、取付アーム
    (19)を介して避雷碍子(4)を吊下支持し、前記下部
    吊下金具(J2)には前記避雷碍子(4)側へ延在する課
    電側のアークホーン(27)を設け、該アークホーン(2
    7)に対し、その先端部(27a)を残して絶縁スリーブ
    (29)を被覆し、該絶縁スリーブ(29)と、前記避雷碍
    子(4)に取着した接地側のアークホーン(25)との最
    短距離(R)を、先端部(27a)と接地側のアークホー
    ン(25)との気中放電間隙(G)以下に設定したことを
    特徴とする耐雷ホーン碍子装置。
JP62272691A 1987-10-27 1987-10-27 耐雷ホーン碍子装置 Expired - Lifetime JP2555100B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62272691A JP2555100B2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 耐雷ホーン碍子装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62272691A JP2555100B2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 耐雷ホーン碍子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01112618A JPH01112618A (ja) 1989-05-01
JP2555100B2 true JP2555100B2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=17517451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62272691A Expired - Lifetime JP2555100B2 (ja) 1987-10-27 1987-10-27 耐雷ホーン碍子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555100B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01112618A (ja) 1989-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2555100B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JPH0254813A (ja) 避雷碍子装置
JP2509598B2 (ja) 送電線用避雷碍子装置
JP2564347B2 (ja) 避雷碍子装置
JPS6280922A (ja) 耐雷ホ−ン碍子装置
JPH0711383Y2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置用放電電極の支持構造
JPS61260506A (ja) 架空送電線用避雷碍子装置
JP2535364B2 (ja) 耐雷ホ―ン碍子装置
JPH0242021Y2 (ja)
JP2690163B2 (ja) 避雷碍子装置
JPH03171518A (ja) 碍子装置における放電電極
JPH0350369B2 (ja)
JP2656105B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JP2564324B2 (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JP2547355Y2 (ja) 送電線用避雷碍子装置における課電側の放電電極構造
JPH06251854A (ja) 碍子装置におけるアークホーンの取付構造
JPH0254608B2 (ja)
JPH07272824A (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JPH0834068B2 (ja) 架空送電線用避雷碍子装置
JPH01163930A (ja) 耐雷ホーン碍子装置
JPH0752609B2 (ja) 送電線用避雷碍子装置
JPS63200421A (ja) 耐雷ホ−ン碍子装置
JPS63168923A (ja) 送電線用避雷碍子装置
JPH0834069B2 (ja) 架空送電線用v吊型避雷碍子装置
JPH0298019A (ja) 耐雷ホーン碍子装置