JP2648808B2 - BiCMOS用バイポーラトランジスタ製造法 - Google Patents

BiCMOS用バイポーラトランジスタ製造法

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JP2648808B2
JP2648808B2 JP4339161A JP33916192A JP2648808B2 JP 2648808 B2 JP2648808 B2 JP 2648808B2 JP 4339161 A JP4339161 A JP 4339161A JP 33916192 A JP33916192 A JP 33916192A JP 2648808 B2 JP2648808 B2 JP 2648808B2
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文 岳 張
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KAHO DENSHI KOFUN JUGENKOSHI
UINBITSUKU SEMIKONDAKUTA Inc
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトランジスタの製造法に
関し、特にBiCMOS(BismuthCompli
mentary Metaloxide Semico
nductor)に使用される高性能バイポーラトラン
ジスタの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】因に、BiCMOSにおいて多種のバイ
ポーラトランジスタ(BJT)が使用されているが、一
般にもっともよく使われているものは二種類あって、第
1の種類のBJTはベース酸化領域(Base oxi
de)によりエミッタ領域を決定するものであり、この
種BiCMOSによく使われているバイポーラトランジ
スタの構造は第13図に示す如く、該BJT1のベース
酸化領域11はベース領域12及びベースコンタクト領
域13を連接するベース連結ほう素イオンを注入して成
長させたもので、該ベース領域12及びベースコンタク
ト領域13がベース連結ほう素イオンを注入して成長し
たベース連接領域14により間接的に連結していること
から、ベースの電気抵抗が比較的大きく、かつ該ベース
酸化領域11が成長している際に、ほう素イオンの拡散
が進行するので、一方ではベース連接面がかなり深くな
ってベースとコレクタ接続面の破壊電圧BVcboが低
下し、他方ではベース連接領域14もまた拡散してベー
ス領域12に得入し、BJTの電流利得が低下して性能
に悪影響を与える。
【0003】第2の種類のBJTの構造は、従来のBi
CMOSに使用されるバイポーラトランジスタ構造の表
示図である第14図に示すように、該BJT2は側壁ス
ペーサ(Side Wall Spacer)21によ
ってベース領域22とベースコンタクト領域23を隔離
するものであり、この方式によりベース領域22とべー
スコンタクト領域23の距離を短縮して、大いにベース
の電気抵抗を低減しBJTの性能を向上させ得るもの
の、ベースコンタクト領域23上の高濃度ほう素イオン
の注入がかなりBJTのエミッターベース接続面に接近
するので、エミッタと基板との間に高電界が生じてエミ
ッターベース接続面の破壊雷圧BVeboが低下して、
容易にその界面で漏電や信頼庶に問題が生じ、勿論、側
壁スペーサ21の厚さを増してこの影響を軽くすること
も考えられるが、そうすると今度はMOSの特性に大き
な影響をもたらすことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のBiCMO
S用バイポーラトランジスタ製造法における問題点に鑑
み、本発明は、バイポーラトランジスタのベース電気抵
抗を低減し、その電流利得を向上し得るBiCMOS用
バイポーラトランジスタ製造法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のBiCMOS装置の製造方法は、バイポー
ラトランジスタとNMOS及びPMOSトランジスタと
を有するBiCMOS装置の製造方法において、(a)
隣接した第1、第2及び第3の埋込領域を形成するため
に、基板に第1及び第2の導電型の不純物を注入する過
程と、(b)上記第1、第2及び第3の埋込領域を形成
した後、基板全体にエピタキシャル層(37)を堆積す
る過程と、(c)NMOS及びPMOSトランジスタウ
ェルのうちの一方がバイポーラトランジスタウェルと上
記NMOS及びPMOSトランジスタウェルのうちの他
方との間に配置されるように、バイポーラトランジスタ
ウェル、NMOSトランジスタウェル及びPMOSトラ
ンジスタウェルを形成するために、上記第1、第2及び
第3の埋込領域がある領域で上記エピタキシャル層に第
1及び第2の導電型の不純物を注入する過程と、(d)
上記バイポーラ、NMOS及びPMOSトランジスタウ
ェルの表面上に二酸化シリコン層(43)を成長させる
過程と、(e)上記二酸化シリコン層(43)上にシリ
コン窒化層(45)を堆積する過程と、(f)上記バイ
ポーラ、NMOS及びPMOSトランジスタウェルの各
接合部の上にある複数の第1の分離領域、及び上記第1
の分離領域のうちの一つに隣接するバイポーラトランジ
スタウェル表面の第2の分離領域を露出するために上記
シリコン窒化層(45)をエッチングする過程と、
(g)上記第1及び第2の分離領域にフィールド酸化層
(51)を成長させる過程と、(h)上記バイポーラト
ランジスタウェル表面の互いに隣接するベース酸化領域
を露出するために上記シリコン窒化層(45)をエッチ
ングする過程と、(i)上記バイポーラトランジスタの
エミッタの範囲を画定するために上記ベース酸化領域上
にベース酸化層(53)を成長させる過程と、(j)上
記シリコン窒化層(45)と上記二酸化シリコン層(4
3)を除く過程と、(k)上記バイポーラ、NMOS及
びPMOSトランジスタウェル上に犠牲酸化層(55)
を形成する過程と、(l)上記第2の分離領域(51)
と上記複数の第1の分離領域(51)のうちの隣接する
一つとの間のバイポーラトランジスタウェルにバイポー
ラトランジスタのディープコレクタコンタクト(59)
を形成する過程と、(m)上記犠牲酸化層(55)を取
り除く過程と、(n)上記バイポーラ、NMOS及びP
MOSトランジスタウェルの表面にゲート酸化層(6
1)を成長させる過程と、(o)バイポーラトランジス
タウェル上の上記ベース酸化層(53)間の真性ベース
領域(63)を露出し、向かい合っているベース酸化層
(53)の対向する部分の厚さを減少するためにエッチ
ングする過程と、(p)上記ベース酸化層(53)間の
ベース部分(65)と、上記ベース酸化層の対向する部
分の下側に配置されて上記ベースの一部に接続されるベ
ースリンク部分(66)とを有するバイポーラトランジ
スタの真性ベースを形成するために、上記真性ベース領
域にイオン注入する過程と、(q)上記ゲート酸化層
(61)上、及び上記真性ベース領域(63)上にポリ
シリコン層(67)を堆積する過程と、(r)上記ポリ
シリコン層(67)に不純物を注入し、上記真性ベース
(63)の一部であるベース表面にエミッタ領域(6
9)を形成するために上記ポリシリコン層(67)から
不純物を拡散させることを可能にする高温熱処理によっ
て上記ポリシリコン層(67)中の不純物をドライブイ
ンする過程と、を有する。
【0006】また、過程(r)の後に、更に、(s)N
MOS及びPMOSトランジスタのゲート電極とバイポ
ーラトランジスタのポリシリコンエミッタ(69)とを
形成するために上記ポリシリコン層(67)をエッチン
グする過程と、(t)NMOSトランジスタウェルにN
型のLDDイオン注入を行い、PMOSトランジスタウ
ェルにP型のLDDイオン注入を行い、バイポーラトラ
ンジスタウェルに上記N型のLDD及びP型のLDDイ
オン注入のうちのいずれかを同時に行う過程と、(u)
上記N型のLDD及びP型のLDDイオン注入の後、上
記バイポーラ、NMOS及びPMOSトランジスタウェ
ル上に酸化層(71)を堆積する過程と、(v)ゲート
電極とポリシリコンエミッタの各側壁にLDD側壁スペ
ーサ(73)を形成するために上記酸化層(71)を異
方性エッチングする過程と、(w)上記NMOSトラン
ジスタのソース及びドレイン(75)、上記PMOSト
ランジスタのソース及びドレイン(77)、及び上記真
性ベースのベースリンク部分の回りにバイポーラトラン
ジスタのベース領域(79)を形成するために、上記バ
イポーラ、NMOS及びPMOSトランジスタウェルに
第1及び第2の導電型の不純物を注入する過程と、を含
むBiCMOS装置の製造方法に関する。
【0007】
【作用】本発明は、上記のように、ベース連接領域にイ
オンを注入する前に、まず一層の薄いベース酸化層を成
長させていることから、ベースイオン注入時に一部のイ
オンが該ベース酸化層を通過して、その下方に細長いベ
ース連接領域を形成してBJTベースとベースコンタク
ト領域とを接続させることができ、また、そのベースコ
ンタクト領域は製造ステップの末期にイオン注入される
ので、製造ステップ前期における高温を伴うステップに
おいて、ベースコンタクト領域の高濃度ドープがベース
領域までに拡散侵入するということが生じなくなる。
【0008】そして、上記第4のステップを、「そし
て、その上面にシリカ層を成長させた後、窒化シリコン
を気相堆積させ、次にフォトマスクを利用してフィール
ド領域部分における窒化シリコンをエッチング除去し、
並びにもう一度フォトマスクを利用してN型ウェルのフ
ィールド領域にほう素のフィールドイオン注入を行なっ
て、一層のフィールド酸化層を成長させる」ようにする
と、NPN型のBJTばかりでなく、PNP型のBJT
製造ステップにもなる。
【0009】この発明の上記またはその他の目的、特徴
および利点は、図面を参照しての以下の実施例の詳細な
説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】まず、本発明のBiCMOS用バイポーラト
ランジスタ製造法について説明すると、本発明は上記
「従来の技術」の項で述べた第1の種類のBJT製造法
が余りに複雑に過ぎ、かつベース連接領域の電気抵抗が
増加し、並びに製造過程において、ベース連結ほう素イ
オンがベース領域まで拡散して電流利得が低下するこ
と、及び第2の種類のBJT製造法では、エミッタとベ
ースの接続面で高電界が生じその接続面に漏電や信頼度
の問題があることなどから、本発明の高性能バイポーラ
トランジスタの製造法を研究開発したのであり、直接基
板イオンを注入して基板連接に利用し、ベース領域とベ
ースコンタクト領域との間に連接領域を形成して、同時
に製造過程において、該ベースコンタクト領域とエミッ
ターベース接続面の間隔を制御することにより、その接
続面の漏電を防止し電流利得を向上させるのである。
【0011】図1に示すのは、本発明のBiCMOS用
バイポーラトランジスタ製造のステップを表示する図
で、この各製造ステップを図示を参照しながら順に説明
する; (1) 図1に示すように、まずP型基板31の上にイ
オン注入法により、N+埋込層(Buried Lay
er)33若しくはN+及びP埋込層の両埋込層を形成
する。
【0012】(2〕 次に、図2に示す如く、その上面
にN−−エピタキシ層37或いはP−−エピタキシ層
(Epitaxy Layer)を成長させる。
【0013】(3) さらに、図3に示すように、従来
の方法に基づいてN型ウェル(Well)39及びP型
ウェル41を造る。
【0014】(4) そして、図4に示すように、その
上面に酸化膜(SiO2)43を成長させた後、窒化シ
リコン(Si3N4)45を気相堆積(CVD)し、次
にフォトマスクを利用してフィールド領域(Fie1d
Region)47部分における窒化シリコン45を
エッチング除去し、並びにもう一度フォトマスクを利用
してP型ウェル41のフィールド領域にほう素のフィー
ルドイオン注入(Field Implant)49を
行なって、一層のフィールド酸化層(FieldOxi
de)51を成長させる。これは一般のLOCOS(L
ocal oxidation On silico
n)絶縁技術の作業法と同じである。フィールド酸化層
51は各ウェルの境界領域の他、図6に示すように、バ
イポーラトランジスタウェルの領域内にディープコレク
タ59の領域分離のために形成することができる。
【0015】(5) 続いて、図5に示すように、もう
一度フォトマスクを利用して部分的に窒化シリコンをエ
ッチング除去し、然る後、エッチング除去した部分にベ
ース酸化層(Base oxide)53を成長させて
BJTのエミッタ領域を限定する。このベース酸化層5
3の成長は酸化膜43よりも厚くなされてフィールド酸
化層51と類似し、異なる所はフィールドイオン注入を
行なわないことだけである。
【0016】(6) このステップは、図6に示すよう
に、残留したすべての窒化シリコン及びその下方の酸化
膜層43をエッチング除去して、一層の犠牲酸化層(S
acrifial oxide)55を成長させ、然る
後、MOSFET(Metal oxide semi
conductor field effect tr
ansistor)臨界電圧のイオン層57の形成を行
ない、並びにBJTディープコレクタ(Deep co
llector)を形成するためにイオン注入してコレ
クタ領域59を形成して、BJTコレクタの直列電気抵
抗を低減する。
【0017】(7) 次に、図7に示すように、上記犠
牲酸化層55をエッチング除去し、かつ一層の酸化層6
1を成長させてMOSFETゲートの酸化層とし、次に
フォトマスクによりBJTベース領域63にしようとす
る領域のその上面の酸化層をエッチング除去する。この
際、比較的厚膜に形成された真性ベース領域を画定する
2つのベース酸化膜53の、互いに向かい合う側の一部
も削られる。図7に示すように、ベース酸化層53の真
性ベース領域側の一部の厚さが減少する。さらにほう素
イオンをBJTベースイオンとして注入して、ベース酸
化層53の相互間にP型のベース65を、及び一部エッ
チングされたベース酸化層53の下側にベース連接領域
66を形成する。
【0018】(8) そして、図8に示す如く、一層の
ポリシリコン(Poly Si)67を気相堆積してM
OSFETのゲート及びBJTのエミッターとし、続い
て燐(P)或いは砒素(As)の不純物イオンを注入し
て、ポリシリコンのドープ(Dope)をN+にする。
さらに高温ドライブイン(Drive in)して、ポ
リシリコンから不純物をシリコン表面開口のベース領域
65の上部に拡散してN+のエミッタ領域69を形成す
る。開口部分となるベース酸化膜53の膜厚が比較的に
厚いので、エミッタ領域69が略ベース酸化膜53間に
形成される。
【0019】(9) 図9に示すように、フォトマスク
により上記ポリシリコン67をエッチング除去し、残余
のポリシリコン領域でMOSFETゲート及びBJTの
エミッタ69を形成した後、一般のMOSFET製造工
程に基づいてN−LDD(Light Doped D
rain)及びP−LDDのイオン注入を行ない、その
うちのNMOSはN−LDDのイオン注入を行ない、P
MOS及びBJT部分はP−LDDのイオン注入を行な
うのであるが、完全にN−LDDのイオン注入をしても
よく、(図中ではNMOS部分の製造工程は従来技術に
属すので、BJT部分だけを表示している)、続いて、
その上方に一層の酸化層71を被覆する。
【0020】(10) 図10に示すように、上記被覆
酸化層71に対して異方性のエッチングを施してLDD
側壁スペーサ(Spacer)73を形成し、この際、
MOSFETのポリシリコンゲート及びBJTのポリシ
リコンエミッタの周縁にみなスペーサ領域があって、そ
のスペーサ領域のエッチングを完全に行なうため、必ず
オーバエッチング(Over etching)を行っ
て、ポリシリコンエミッタ69のスペーサ73の外縁に
あるベース酸化層を完全にエッチング除去する。
【0021】(11) 続くステップは、MOS部分と
BJT部分を含んで図示した図11に示すように、この
ステップは一般のMOSFET製造過程と同じく、ま
ず、N+フォトマスク(n−select mask)
を使ってNMOSトランジスタのソース(Sourc
e)及びドレイン(Drain)領域にN+イオン注入
を行ない、MOSソース/ドレイン75を形成する。然
る後、P+フォトマスク(p−select mas
k)を使用してPMOSトランジスタのソース及びドレ
イン領域にP+イオン注入を行ない、MOSソース/ド
レイン77を形成する。この際、ポリシリコンエミッタ
スペーサ73の外側にもP+イオンが打たれ、P+のベ
ースコンタクト領域79が形成される。
【0022】(12) 続いて、従来の方法により酸化
層及びBPSG(Boron Phosphous S
ilicon Glass)層を被覆して絶縁及び平坦
化し、次に、コンタクト孔(Contact)を穿って
金属を堆積してBJT及びMOSFET部品の端子を接
続形成した後、再び一層の保護膜(Passivati
on)を加えて金属線を保護し、最後に保護膜に幾つか
の窓を開口して、集積回路のパッケージ時の接続に役立
てる。そして、図12に示すように、これら後段ステッ
プにおいて加熱処理を付加えられている時に、上記BJ
Tエミッタ領域側面のベースコンタクト領域79を横向
きに拡散させてベース連接領域66と互いに接続するの
で、ベースの電気抵抗が大幅に低減してBJTの性能を
向上する。上記はNPN型のBJT製造ステップである
が、もしもPNP型のBJTの場合は、単に、上記P型
ウェルのフィールド領域におけるほう素のフィールドイ
オン注入をN型ウェルに替え、ベース連接領域を燐或い
は砒素イオンで注入し、及びポリシリコンドープをほう
素イオン注入に替えれば良く、製造ステップの中では極
めて簡単な技術に属するので、ここでは饒舌しないこと
にする。
【0023】
【発明の効果】上記のように構成された、本発明は、B
iCMOS用バイポーラトランジスタを製造する過程や
その製品において、下記のような効果を有する; 1. ことさらに他のベース連接領域を注入する必要が
なく、直接、ベース領域とベースコンタクト領域が連結
されるので、ベースの電気抵抗を低減することができ
る。
【0024】2. ベースコンタクト領域及びベース領
域の接続面深度が浅いので、極めて容易に垂直方向の規
格サイズを縮小することができる。
【0025】3. エミッタ・ベースの接合面がベース
酸化膜相互間に形成されるので、ベースコンタクト領域
とエミッタ・ベース接合面との距離が比較的長く保た
れ、容易に漏電せず信頼度が高くなる。
【0026】4. ベースコンタクト領域がベース領域
に拡散侵入しないので、電流利得の低下が生じなくな
る。
【0027】5. 従って、製造したBJTの電流利得
を向上し、BiCMOSに使われるバイポーラトランジ
スタの性能を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図2】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図3】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図4】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図5】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図6】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図7】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図8】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図9】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジス
タ製造ステップを表示する図である。
【図10】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジ
スタ製造ステップを表示する図である。
【図11】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジ
スタ製造ステップを表示する図である。
【図12】本発明のBiCMOS用バイポーラトランジ
スタ製造ステップを表示する図である。
【図13】従来のBiCMOS用バイポーラトランジス
タの構造例を表示する図である。
【図14】従来のBiCMOS用バイポーラトランジス
タの他の構造例を表示する図である。
【符号の説明】
31 ベース 33 単埋込層 35 双埋込層 37 エピタキシ層 39 N型ウェル 41 P型ウェル 43 二酸化シリコン 45 窒化シリコン 47 フィールド領域 49 フィールド酸化層 51 フィールド酸化層 53 ベース酸化層 55 犠牲酸化層 57 イオン層 61 酸化層 63 BJTベース領域 65 ベース連接領域 67 ポリシリコン 69 エミッタ領域 71 酸化層 73 ポリシリコンエミッタスペーサ 75 ドレイン 79 P+のベースコンタクト領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柯 文 川 台湾新竹市科学園区研発六路2号 (56)参考文献 特開 昭63−284854(JP,A) 特開 平2−246148(JP,A) 特開 平3−49256(JP,A) 特開 昭58−157157(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイポーラトランジスタとNMOS及びP
    MOSトランジスタとを有するBiCMOS装置の製造
    方法であって、 (a) 隣接した第1、第2及び第3の埋込領域を形成
    するために、基板に第1及び第2の導電型の不純物を注
    入する過程と、 (b) 前記第1、第2及び第3の埋込領域を形成した
    後、基板全体にエピタキシャル層(37)を堆積する過
    程と、 (c) NMOS及びPMOSトランジスタウェルのう
    ちの一方がバイポーラトランジスタウェルと前記NMO
    S及びPMOSトランジスタウェルのうちの他方との間
    に配置されるように、バイポーラトランジスタウェル、
    NMOSトランジスタウェル及びPMOSトランジスタ
    ウェルを形成するために、前記第1、第2及び第3の埋
    込領域がある領域で前記エピタキシャル層に第1及び第
    2の導電型の不純物を注入する過程と、 (d) 前記バイポーラ、NMOS及びPMOSトラン
    ジスタウェルの表面上に二酸化シリコン層(43)を成
    長させる過程と、 (e) 前記二酸化シリコン層(43)上にシリコン窒
    化層(45)を堆積する過程と、 (f) 前記バイポーラ、NMOS及びPMOSトラン
    ジスタウェルの各接合部の上にある複数の第1の分離領
    域、及び前記第1の分離領域のうちの一つに隣接するバ
    イポーラトランジスタウェル表面の第2の分離領域を露
    出するために前記シリコン窒化層(45)をエッチング
    する過程と、 (g) 前記第1及び第2の分離領域にフィールド酸化
    層(51)を成長させる過程と、 (h) 前記バイポーラトランジスタウェル表面の互い
    に隣接するベース酸化領域を露出するために前記シリコ
    ン窒化層(45)をエッチングする過程と、 (i) 前記バイポーラトランジスタのエミッタの範囲
    を画定するために前記ベース酸化領域上にベース酸化層
    (53)を成長させる過程と、 (j) 前記シリコン窒化層(45)と前記二酸化シリ
    コン層(43)を除く過程と、 (k) 前記バイポーラ、NMOS及びPMOSトラン
    ジスタウェル上に犠牲酸化層(55)を形成する過程
    と、 (l) 前記第2の分離領域(51)と前記複数の第1
    の分離領域(51)のうちの隣接する一つとの間のバイ
    ポーラトランジスタウェルにバイポーラトランジスタの
    ディープコレクタコンタクト(59)を形成する過程
    と、 (m) 前記犠牲酸化層(55)を取り除く過程と、 (n) 前記バイポーラ、NMOS及びPMOSトラン
    ジスタウェルの表面にゲート酸化層(61)を成長させ
    る過程と、 (o) バイポーラトランジスタウェル上の前記ベース
    酸化層(53)間の真性ベース領域(63)を露出し、
    向かい合っているベース酸化層(53)の対向する部分
    の厚さを減少するためにエッチングする過程と、 (p) 前記ベース酸化層(53)間のベース部分(6
    5)と、前記ベース酸化層の対向する部分の下側に配置
    されて前記ベースの一部に接続されるベースリンク部分
    (66)とを有するバイポーラトランジスタの真性ベー
    スを形成するために、前記真性ベース領域にイオン注入
    する過程と、 (q) 前記ゲート酸化層(61)上、及び前記真性ベ
    ース領域(63)上にポリシリコン層(67)を堆積す
    る過程と、 (r) 前記ポリシリコン層(67)に不純物を注入
    し、前記真性ベース(63)の一部であるベース表面に
    エミッタ領域(69)を形成するために前記ポリシリコ
    ン層(67)から不純物を拡散させることを可能にする
    高温熱処理によって前記ポリシリコン層(67)中の不
    純物をドライブインする過程と、 を有するBiCMOS装置の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のBiCMOS装置の製造方
    法において、過程(r)の後に、更に、 (s) NMOS及びPMOSトランジスタのゲート電
    極とバイポーラトランジスタのポリシリコンエミッタ
    (69)とを形成するために前記ポリシリコン層(6
    7)をエッチングする過程と、 (t) NMOSトランジスタウェルにN型のLDDイ
    オン注入を行い、PMOSトランジスタウェルにP型の
    LDDイオン注入を行い、バイポーラトランジスタウェ
    ルに前記N型のLDD及びP型のLDDイオン注入のう
    ちのいずれかを同時に行う過程と、 (u) 前記N型のLDD及びP型のLDDイオン注入
    の後、前記バイポーラ、NMOS及びPMOSトランジ
    スタウェル上に酸化層(71)を堆積する過程と、 (v) ゲート電極とポリシリコンエミッタの各側壁に
    LDD側壁スペーサ(73)を形成するために前記酸化
    層(71)を異方性エッチングする過程と、 (w) 前記NMOSトランジスタのソース及びドレイ
    ン(75)、前記PMOSトランジスタのソース及びド
    レイン(77)、及び前記真性ベースのベースリンク部
    分の回りにバイポーラトランジスタのベース領域(7
    9)を形成するために、前記バイポーラ、NMOS及び
    PMOSトランジスタウェルに第1及び第2の導電型の
    不純物を注入する過程と、 を含むBiCMOS装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のBiCMOS装置の製造方
    法において、更に、過程(f)と(g)との間に、 (f1)前記NMOS及びPMOSトランジスタウェル
    のうちの一つの表面のフィールドイオン注入領域(4
    7)を露出するために前記シリコン窒化層(45)をエ
    ッチングする過程と、 (f2)前記フィールドイオン注入領域(47)にボロ
    ン注入領域(49)を形成する過程と、 を含むBiCMOS装置の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のBiCMOS装置の製造方
    法において、更に、過程(k)及び(l)との間に、 形成されるべきNMOS及びPMOSトランジスタの閾
    値電圧を調整するために前記犠牲酸化層(55)に不純
    物(57)を注入する過程、 を含むBiCMOS装置の製造方法。
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