JP2644965B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2644965B2
JP2644965B2 JP5207197A JP20719793A JP2644965B2 JP 2644965 B2 JP2644965 B2 JP 2644965B2 JP 5207197 A JP5207197 A JP 5207197A JP 20719793 A JP20719793 A JP 20719793A JP 2644965 B2 JP2644965 B2 JP 2644965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に乗用車タイヤとし
て好適に採用でき、ドライグリップ性能及び高速耐久性
能を維持しつつ、ウエットグリップ性能の向上及びタイ
ヤ騒音の低減を達成しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の静粛性向上に伴い、タイヤ
が発生する騒音の車両全体の騒音への寄与率が大とな
り、その低減が望まれている。特に1kHz付近の人間が
聴取しやすい領域の騒音の低減が望まれ、このような高
周波領域の主要な音源の一つにいわゆる気柱共鳴による
音がある。
【0003】他方、タイヤトレッドには、ウエットグリ
ップを維持するため一般にタイヤ周方向に連続する複数
の縦溝が配置される。
【0004】このようなタイヤは接地状態において、路
面と縦溝とによって一種の気柱を形成し、転動中のタイ
ヤトレッドの変形により、この気柱内に空気が流動する
ことによって、特定波長、すなわち、気柱の2倍の波長
の音が発生する。
【0005】この現象は、気柱共鳴と呼ばれ、縦溝を有
するタイヤでは、800〜1.2kHzの騒音の主たる音
源となる。この気柱共鳴音の波長は、タイヤの速度によ
らずほぼ一定周波数となり、車内音及び車外音を増加さ
せる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この気柱共鳴を防止す
るべく、縦溝の本数、又は溝容積を減らすことが知られ
ているが、縦溝本数、溝容積の減少はウエットグリップ
性能の低下を招く。
【0007】一方、ウエットグリップ性能を向上させる
ためには、逆に縦溝の本数、溝容積を増加させればよい
が、単なる増加は、前記のタイヤ騒音の増大の他、接地
面積の減少によるドライグリップ性能の低下、トレッド
パターンの剛性低下による操縦安定性能の低下を招来す
る。
【0008】従来は、このような相反する性能のいずれ
かを犠牲にして、タイヤ性能が調整されていた。
【0009】本発明は、ドライグリップ性能及び高速耐
久性能を損なうことなく、ウエットグリップ性能を改善
でき、しかも気柱共鳴の抑制によりタイヤ騒音を低減し
うる空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部に
実質的に円周方向に連続して延びるタイヤ赤道両側の2
本の縦溝を設けることによって、前記トレッド部を該縦
溝のタイヤ軸方向外側の溝底縁よりも外側の一対のショ
ルダー部と縦溝のタイヤ軸方向内側の溝底縁間の中央部
とに区分するとともに、前記中央部は、タイヤ子午断面
において、前記内側の溝底縁から半径方向外側に凸る曲
線でタイヤ軸方向内側にのびる内の溝壁面とこの内の溝
壁面間を滑らかに継ぐ中央接地面とからなる一連の凸曲
線を用いた中央部表面を具え、しかも中央部表面は、前
記ショルダー部の接地面間を継ぐ仮想トレッド線に実質
的に接するとともに、前記トレッド部は、損失正接tan
δ1が0.01〜0.35の第1のゴム組成物と、損失
正接tan δ2が前記損失正接tan δ1の1.2倍以上か
つ10倍以下の第2のゴム組成物とを用いて形成され、
しかも前記中央部の少なくともベルト層側に前記第1の
ゴム組成物を用いた第1のゴム部分を配するとともに、
少なくとも1つのショルダー部の少なくともトレッド外
面側に第2のゴム組成物を用いた第2のゴム部分を設
け、しかも前記ベルト層は、並列したコードをトッピン
グゴムにより被覆した複数のベルトプライ、又はベルト
プライと、このベルトプライの最外側に位置するベルト
プライの半径方向外側を覆ってタイヤ軸方向にのびる被
覆ゴム層とからなることを特徴とする空気入りタイヤで
ある。
【0011】
【作用】中央部表面において、内の溝壁面が半径方向外
側に凸る曲面で形成されることによって縦溝の溝深さが
タイヤ軸方向外側に向かって除々に拡大ししかも中央部
表面が一連の凸曲線からなることによって***状の中央
部が排水性を向上し、ハイドロプレーニング現象を減じ
てウエッドグリップ性を向上する。
【0012】又2本の縦溝を具えかつ中央部表面が、シ
ョルダー部の接地面を継ぐ仮想トレッド線に接すること
によってドライグリップ性能をも維持しうる。
【0013】又中央部における縦溝の溝深さを一連の凸
曲線で除々に深くすることによって接地面の接地中心の
前後(進行方向の前後)に接地面での溝形状巾がラッパ
状に増加する拡巾部が形成され、これにより気柱共鳴を
防ぎタイヤ騒音の低下に役立つ。
【0014】又中央部の少なくともベルト層側に設ける
第1のゴム部分は、そのゴムの損失正接tan δ1を0.
01〜0.35の範囲でしかもショルダー部の第2のゴ
ム部分の損失正接tan δ1よりも小としている。従って
特に高速走行における中央部の温度上昇を抑制でき、高
速耐久性を向上する。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて詳述す
る。図1は、JATMA規格適用リムRに取付けられか
つ正規内圧を充填した標準状態でのタイヤのタイヤ子午
断面を示す。
【0016】タイヤ1は、トレッド部Tからサイドウォ
ール部Sをへてビード部Bのビードコア2の回りをタイ
ヤ軸方向内側から外側に巻き上げられて係止されるラジ
アル配列のカーカス3と、トレッド部Tの内方かつカー
カス3外側のベルト層4とを具える。又ビードコア2、
2間をのびるカーカス3の本体部とその両端の巻返し部
との間には、ビードコア2からタイヤ半径方向外側にの
びるビードエーペックス6が配置され、ビード部Bの形
状及び剛性を保持している。
【0017】なおタイヤ1は、タイヤ断面高さ/タイヤ
巾である偏平率が0.4〜0.6程度であり、相対的に
排水性に劣る広巾の偏平タイヤ、特に乗用車用の偏平ラ
ジアルタイヤとして形成される。
【0018】前記ベルト層4は、スチール、芳香族ポリ
アミドなどの引張剛性の高いコードを互いに平行に引揃
えかつトッピングゴムにより被覆した複数のベルトプラ
イから形成される。各ベルトプライ4Aは、前記コード
がプライ間相互で交差するように、前記コードをタイヤ
周方向に対し、15〜30°の比較的小さい角度で配列
する。又ベルト層4は、前記複数のベルトプライ4Aの
みで形成する他、例えば図2に拡大して示すように、ベ
ルトプライ4Aの他に被覆ゴム層20を含んでもよい。
この被覆ゴム層20は、半径方向最外側に位置する外の
ベルトプライ4Aの外面を覆ってタイヤ軸方向にのびる
薄肉のゴム層であって、トレッド部Tを構成するトレッ
ドゴム21とベルトプライ4Aとの接着性を高めトレッ
ド剥離を防止する。なお被覆ゴム層20は、例えば前記
トッピングゴムと略等しいゴム組成物が用いられ、又そ
の巾は、同図のようにタイヤ全巾におよぶ他、外のベル
トプライと同巾に形成してもよい。又カーカス3は、乗
用車用タイヤであるとき、通常ナイロン、レーヨン、ポ
リエステルなどの有機繊維コードを用いうる。
【0019】トレッド部Tはその表面に、タイヤ赤道C
Lの両側に位置して実質的に円周方向に連続して延びる
2本の縦溝7、7を具え、このことによって、該縦溝7
のタイヤ軸方向外側の溝底縁7bよりも外側の一対のシ
ョルダー部8と、該縦溝7のタイヤ軸方向内側の溝底縁
7a、7a間に位置する中央部9とにトレッド部Tを区
分する。
【0020】前記縦溝7は、好ましくはタイヤ赤道面を
中心とした対称位置、より好ましくは、タイヤ赤道面と
トレッド接地端TEとの間のほぼ中央に、溝底7Sの中
心が位置するように配置されており、又その溝深さD
は、トレッド接地巾TWの4〜8%、例えばサイズ20
5/55R15においては7.5〜15.0mm、好まし
くは8.4mmである。
【0021】さらに中央部9の表面は、タイヤ軸を含む
断面であるタイヤ子午断面において、前記内側の溝底縁
7a、7aから半径方向外側に凸る曲線に沿ってタイヤ
軸方向内方にのびる内の溝壁面9a、9aと、これら内
の溝壁面9a、9a間を滑らかに継ぐ中央接地面9bと
からなる一連の凸曲線を用いた中央部表面を具える。
【0022】なお中央接地面9bとは、前記中央部9の
うち、前記標準状態において正規荷重を付加したときに
接地するトレッド面の領域をいい、又前記トレッド接地
端TEとは、前記正規荷重を付加したときのショルダ部
8の接地面の外端をいう。又ショルダ部8の接地面は、
その内端aにおいて、縦溝7のタイヤ軸方向外側の溝底
縁7bから半径方向外方にのびる外の溝壁面8aと交差
し、従って、前記縦溝7は溝底7Sと内、外の溝壁面9
a、8aとで定義されるとともに、該縦溝7の溝巾GW
は前記内端aから内の溝壁面9aの上縁までのタイヤ軸
方向の距離で定義される。又前記溝底縁7a、7bは、
溝底7Sが本例のように略平面の時、溝壁面との間で屈
曲点として形成される他、溝底7Sが湾曲面の時、図1
2a、bのように、溝壁面との間で屈曲点もしくは変曲
点として形成される。
【0023】そしてこの中央部表面の前記凸曲線は、シ
ョルダー部8の接地面を延長してこの接地面間を継ぐ仮
想トレッド線10に実質的に接する。
【0024】ここで「実質的に接する」とは、タイヤ赤
道CL上で、中央接地面9bと仮想トレッド線10との
間の距離Lが、トレッド接地巾TWの2%以内であるこ
とをいう。2%以上ではショルダー部と中央部の接地圧
の差が大きくなり、グリップ性能が低下し、耐摩耗性を
損なう。
【0025】さらに接地面間を継ぐ仮想トレッド線10
とは、ショルダー部8の接地面の内端aにおける接線に
接してかつこの内端a、aに両端を有する単一曲率半径
の円弧曲線として定義し、前記接線がほぼ平行なとき、
内端a、a間を結ぶ直線状となる。
【0026】本発明では、中央部9を前記のごとき凸曲
線からなる中央部表面とすることによって、タイヤ中央
に、曲率半径が比較的小かつタイヤ巾に比しては充分に
巾狭の***部を設けることになり、ハイドロプレーニン
グ現象を防いでウエットグリップ性を向上している。こ
れは一般に小巾かつ曲率半径の小さいタイヤが同現象の
防止効果に優れることに由来する。
【0027】さらに中央部9の曲率半径、特に中央接地
面9aの曲率半径を減じることにより、両外側への水切
り性を高めウェット路面での排水効果を向上しうる。
【0028】なおショルダー部8の接地面の曲率半径R
2も小さくすると、接地面積の減少によるドライ路面で
のグリップ性能、及びコーナリング時の操縦安定性能が
低下する。従ってショルダー部8の接地面の曲率半径R
2は比較的大きく、好ましくは、接地巾TWの3倍以
上、かつショルダー部の接地面がタイヤ軸と平行な直線
に近づくまで許容できる。
【0029】図1には、中央部表面を曲率半径R1の単
一の円弧からなる曲線で形成した例を示している。この
曲率半径R1は、前記ショルダー部8の曲率半径R2よ
り充分に小さく、かつ本例ではこの曲線は、前記仮想ト
レッド線10に内接している。
【0030】又曲率半径R1は、トレッド接地巾TWの
0.5〜1.5倍の範囲に設定することが好ましい。
0.5倍より小さいと、中央部9の接地面、即ち中央接
地面9bの巾SWが小さくなり、ドライグリップの低下
が大きくなりやすい。1.5倍より大きいと、排水効果
が不足しウエットグリップ性を損なう。又曲率半径R
1、R2はともにその中心をタイヤ赤道面上に配する。
【0031】なおドライグリップ性、耐摩耗性、操縦安
定性などの維持のために、前記中央接地面9bの巾SW
はトレッド接地巾TWの5〜40%程度、好ましくは1
5〜35%とする。さらに前記内側の溝底縁7a、7a
間の距離である中央部9の巾CWは、トレッド接地巾T
Wの40〜55%程度とするのがよい。
【0032】さらにショルダー部8において、前記縦溝
7の外の溝壁面8aは、タイヤ半径線Xとなす角度αを
0〜40°、好ましくは5〜25°とした比較的急峻か
つ非円弧の例えば直線とすることが望ましく、このこと
によって、接地圧の高いショルダー部8の前記内端aで
の路面とのエッジ効果が発揮され、横方向力を向上しコ
ーナリングパワを高めてドライグリップ性を維持するの
に役立つ。なお外の溝壁面8aは、内の溝壁面9aと同
様なタイヤ軸方向外側にのびる凸曲線とすることもで
き、又特に図4に示すように、円周方向にジグザグに折
曲がってのびる溝壁面8aとすることにより牽引性を高
めることができる。
【0033】さらに各縦溝7は、気柱騒音低下のため
に、前記正規荷重を負荷したときの接地状態における溝
巾GWを、トレッド接地巾TWの15%以上にする。
【0034】これは、縦溝7の溝深さを一定として、ト
レッド接地巾TWと縦溝7の溝巾GWとの溝巾比GW/
TWを変化させて通過騒音を測定した結果による。なお
テストタイヤサイズは205/55 R15であり、ト
レッド面に各2つの断面U字の縦溝を設けている。
【0035】測定は、排気量2000ccの国産乗用車
に装着し、速度60km/hでの通過騒音をJASO規格
(マイク位置7.5m)により測定した。図7から溝巾
比の増加とともに通過騒音が増大し、比が13%のとき
最大となった後に急激に低下している。従って溝巾比
は、15%以上、より好ましくは20%以上である。
【0036】さらに図8は、溝巾比GW/TWが13%
のものと27%のものについて周波数分析した結果であ
る。27%のものが1kHz付近の騒音が低下しているこ
とが分かる。
【0037】又縦溝7に関して、縦溝7、7の前記溝巾
GWの溝巾総和2GWと、トレッド接地巾TWとの比で
ある総溝巾比2GW/TWが、コーナリングパワ、ウエ
ットグリップ性に影響を与えることが判明した。図1に
示す単一円弧の中央部表面形状を有する同サイズのタイ
ヤと、図21に示す4本の縦溝G…を有する従来例のタ
イヤにおいて、総溝巾比ΣGW/TWを変化させてコー
ナリングパワを測定した結果を図9に示している。総溝
巾比は、実施例については、前記の2GW/TWの値
を、従来例については(ΣGW)/TWの値を用いた。
コーナリングパワは、各タイヤを正規リムに装着し、正
規内圧を充填し、室内台上ドラム試験機で測定した。従
来タイヤに比べて値が大きいことがわかる。これは、前
記定義の総溝巾比を一定とするとき、凸な曲面の溝壁面
9aがタイヤ横剛性の増加に寄与していると考えられ
る。しかしながら総溝巾比が50%をこえるとコーナリ
ングパワが大巾に低下している。
【0038】同様にして、ハイドロプレーニング現象が
発生した速度を測定した結果を図10に示している。従
来タイヤに比べ、実施例は、同一の総溝巾比であって
も、ハイドロプレーニング発生速度が大きく、同現象が
発生しにくいことがわかる。これは、本発明のタイヤの
前記***した小巾の中央部9において、凸曲面の溝壁面
9aを具えることによって接地の際、縦溝7が接地中心
Qの前後で図11に示すような、ラッパ状に広がる拡巾
部13を形成し、排水性を向上する。又このように形成
される拡巾部13は、縦溝7内での気柱共鳴の発生をも
防ぎ前述のごとく、タイヤ騒音の低下にも役立つ。
【0039】以上の騒音、コーナリングパワによるドラ
イグリップ性、ハイドロプレーニング現象によるウエッ
トグリップ性から、溝巾比は15%以上より好ましくは
20%以上、又総溝巾比は30〜50%より好ましくは
40〜50%である。
【0040】なお図1の実施例では、中央部表面を、単
一円弧で形成しているが、図5に示すように、楕円形
状、もしくは楕円に近似される曲線で形成することもで
きる。
【0041】また、図6には、前記中央部表面のうち、
前記溝壁面9aと中央接地面9bとが異なる曲率半径R
3、R4の円弧で形成された場合を示す。曲率半径R3
は、中央接地面9bの曲率半径R4及びショルダー部の
接地面の曲率半径R2より夫々小さく、好ましくは、そ
の下限は、トレッド接地巾TWの5%以上である。5%
未満では、排水効果が不足しやすい。又上限は、前記曲
率半径R4と一致する値であり、このとき中央部表面形
状は単一円弧となる。又曲率半径R4は、曲率半径R2
にウエットグリップ性を損なわない程度に近づけ実質的
に同一とすることもできる。
【0042】さらに左右の溝壁面9a、9aにおいて、
例えばタイヤ取付に際して車両外側に向く側一方の溝壁
面9aの曲率半径R3を他方より大とするように左右で
異ならせ、外部への放射音を低下するのもよい。
【0043】ここで、このような***状の中央部9を設
けたタイヤでは、特に前記中央部9の発熱が従来タイヤ
に比して大であり、この発熱が原因して高速耐久性を低
下させていることが判明した。
【0044】従って、本発明では、図13〜18に示す
ように、前記トレッドゴム21を損失正接δ1が0.0
1〜0.35の第1のゴム組成物22と、損失正接tan
δ2が前記損失正接tan δ1の1.2〜10.0倍の第
2のゴム組成物とで形成し、しかも前記中央部9の少な
くともベルト層4側に前記第1のゴム組成物22を用い
た第1のゴム部分25を配するとともに、少なくとも1
つのショルダー部8の少なくともトレッド外面側に前記
第2のゴム体23を用いた第2のゴム部分26を設けて
いる。
【0045】このように中央部9の第1のゴム部分25
を、損失正接tan δ1が小、すなわちエネルギーロスが
少なく低発熱性である第1のゴム組成物22で形成して
いるため、前記中央部9で過大となる前述の内部温度上
昇が効果的に抑制され、高速耐久性を向上する。
【0046】他方、接地圧の高いショルダー部8の第2
のゴム部分26を、損失正接tan δ2が大、すなわちエ
ネルギーロスが大きく衝撃吸収性の高い第2のゴム組成
物23で形成しているため、乗心地性を向上でき、しか
も路面追従性能及びグリップ性能の増加に伴い直進及び
旋回時に操縦安定性をタイヤ全体として維持しうる。
【0047】そして前記トレッドゴム21のゴム構造Y
としては、図13〜図15に示すように、前記第1のゴ
ム部分25及び第2のゴム部分26をタイヤ軸方向に分
割して形成した横分割のゴム構造Y1と、図16〜18
に示すように、前記第1のゴム部分25及び第2のゴム
部分26をタイヤ半径方向に分割して形成した上下分割
のゴム構造Y2とが採用されうる。
【0048】前記横分割のゴム構造Y1の一例として
は、図13に示すように、前記タイヤ赤道CLからタイ
ヤ軸方向外側に隔たる位置でかつトレッド外面上の起点
Vからベルト層にのびる例えば2本の境界線29を設
け、この境界線29、29の間に前記第1のゴム部分2
5を形成し、又境界線29の外側に第2のゴム部分2
6、26を形成する。前記起点V、Vは、タイヤ赤道C
Lの両側でしかも前記中央接地面9bより外方のトレッ
ド外面、すなわち内の溝壁面9a、溝底面7S又はショ
ルダー8外面のうちの1つのトレッド外面上に位置して
設けられ、従って境界線29、29間の第1のゴム部分
25は、前記中央部9の少なくともベルト層側(タイヤ
半径方向内側)に、本例では、ベルト層側及びトレッド
外面側(タイヤ半径方向外側)の双方に亘って形成され
る。同様に境界線29外側の第2のゴム部分26も、シ
ョルダー部8の少なくともトレッド外面側に、本例では
ベルト層側及びトレッド外面側の双方に亘って形成され
る。
【0049】なお前記起点Vは、溝壁面8a、9b、溝
底面7S、又は前記内端aから縦溝7の溝底巾GW1と
等しい距離をタイヤ軸方向外側に隔たるショルダー部接
地面の内端部分a1に設けることが好ましく、さらに好
ましくは、起点Vは、溝底面7Sに設ける。又前記境界
線29は、半径方向、すなわちタイヤ赤道面と平行に形
成しうるが、例えば図14に示すように、半径方向内方
に向かってタイヤ赤道CLと離れる向き、又は近付く向
きに傾斜して形成してもよい。
【0050】ゴム構造Y1としては、図15に示すよう
に、トレッド部Tに1本の境界線29を形成し、この境
界線29のタイヤ軸方向内方に第1のゴム部分25を形
成してもよい。この時、タイヤ軸方向外方となる一方の
ショルダー部8のみに第2のゴム部分26が形成され、
かかる場合車両の外方側に前記ショルダ部8を向けてタ
イヤを装着する。
【0051】なお図13に示すトレッドゴム構造を有す
る実施例タイヤと、図20に示す従来タイヤのトレッド
プロファイルを有しかつ図13と等しい巾寸法でトレッ
ドゴムを区分したゴム構造を有する比較例タイヤ(図2
2)とを、夫々第1、第2のゴム組成物22、23を用
いて形成し、その時の損失正接の比tan δ2/tan δ1
と高速耐久性との関係を測定した。図19にその測定結
果を示すように、本願のトレッドプロファイルを有する
タイヤでは、比tan δ2/tan δ1が1.2〜2.0の
範囲で高速耐久性が著しく向上し、該高速耐久性が従来
のトレッドプロファイル並みに改善されうる。
【0052】すなわち比tan δ2/tan δ1が1.2〜
2.0の範囲で前記ゴム構造Yが最も効果的に作用し、
前記比tan δ2/tan δ1はより好ましくは2.0以上
かつ6.0倍以下である。なお比が1.2より小の時高
速耐久性の向上効果が不十分であり、又比が10より大
の時、第1、第2のゴム組成物22、23間の物性が過
度に異なり、組成物22、23間にセパレーションを誘
発させる。又損失正接tan δ1が0.01より小の時、
ゴムとしての特性に欠け、又0.35より大の時高速耐
久性が不十分となる。従って好ましくは損失正接tan δ
1は0.05〜0.25の範囲である。又損失正接tan
δ2は、必要な操縦安定性を得るために、好ましくは
0.25以上、さらに好ましくは0.30以上である。
【0053】ここで前記損失正接は、温度70℃、初期
歪10%、動歪2%、振動数10Hzの条件下において、
岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータを用いて測定し
た値である。
【0054】又前記上下分割のゴム構造Y2の一例とし
ては、図16に示すように、前記中央部9、溝底面7S
及びショルダー部8に至るトレッド全巾に亘って、ベル
ト層側(タイヤ半径内側)に配される第1のゴム部分2
5であるベースゴム30と、その外側に配されることに
よりこのベースゴム30を覆う第2のゴム部分26であ
るトレッド外面側のキャップゴム31とから構成され
る。
【0055】本例ではベースゴム30は、ほぼ一定の小
厚さを有して前記ショルダー部8及び溝底面7Sの下方
をのびる外側部30Aと前記中央部9下方において前記
中央部表面とほぼ平行な凸状の外面を有して延在する内
側部30Bとを具える。従ってベースゴム30はタイヤ
赤道CL上で最大厚さを形成し、この最大厚さである、
タイヤ赤道CLにおけるベルト層4からのベースゴムの
厚さtaは、トレッドゴム全体の溝底面7Sにおけるベ
ルト層4からの全厚さtbよりも大としている。
【0056】なお具体例の表2に示すように、図16に
示すトレッド構造を有する実施例タイヤ5〜12を形成
し、厚さ比ta/tbと高速耐久性との関係を測定し
た。なお測定条件として、比tan δ2/tan δ1を0.
30/0.15(=2.0)一定、かつ全厚さtbを
3.0mm一定としている。表2に示すように、比ta/
tbが増加するに従い高速耐久性が高まるのがわかる。
特に厚さ比ta/tbが1.0〜1.3の範囲で高速耐
久性が著しく向上する。即ち厚さ比ta/tbが1.0
〜1.3の範囲で前記ゴム構造Y2が最も効果的に作用
し、前記厚さ比ta/tbはより好ましくは、1.3以
上である。
【0057】なお全厚さtbはタイヤにおいては通常3
mm程度であって、従って、前記厚さ比ta/tbは、ベ
ースゴム30がタイヤ外面から露出しない厚さtaの範
囲まで許容される。
【0058】なお前記ゴム構造Y2は、図17に示すよ
うに、ベースゴム30の外側部30Aの最大ゴム厚さt
cを前記ゴム厚さtaとほぼ等しい値まで増大させても
よく、又図18に示すように前記外側部30Aを排除
し、ベースゴム30を内側部30Bのみで形成してもよ
い。
【0059】又本例では、ショルダー部8、中央部9
に、実質的にタイヤ軸方向にのびる横溝を設け、ウエッ
トグリップ性能を向上させることが出来る。
【0060】図3にその一例を示すように、本例ではシ
ョルダー部8には、横溝11が設けられる。該横溝11
は、縦溝7からタイヤ軸方向に離れた位置から外側に延
び、トレッド端で開口する。縦溝7に連結しないことに
よって、ショルダー部の剛性低下を防止し、かつトレッ
ド端で開口することによってウエットグリップ性能を向
上させる。
【0061】中央部9の横溝12は、その一端のみが縦
溝7に開口し、タイヤ軸方向内方は、赤道CL付近で途
切れる。このようにタイヤ赤道CL付近に横溝を設けな
いことにより、中央部の剛性を維持し、操縦安定性能を
確保する。横溝11、12は溝底11a、12aを、ベ
ルト層4とほぼ平行とし、かつ、各横溝11、12の軸
方向内端面11b、12bは、タイヤ赤道CLに対して
平行な面とするか、または半径線Yとなす角度βを15
°未満の小角度とする。
【0062】これによって、タイヤが摩耗していくにつ
れて、横溝の長さが減少することによるウエットグリッ
プの低下を抑制することができる。なお周方向ピッチ、
深さなどの他のタイヤ諸元は目的に応じて選択しうる。
【0063】
【具体例】タイヤサイズ205/55 R15のタイヤ
を表1、表2の諸元により製作し、直進時の操縦安定性
能、コーナリング時の操縦安定性能及び高速耐久性能を
測定しその測定結果を同表に示す。各性能は夫々、従来
例1を100とする指数によって示しており指数が大で
ある程優れている。本発明のトレッドプロファイルを有
する比較例5のタイヤは、前述のごとくタイヤ騒音及び
ウエットグリップ性能に関して著しく効果があるが、同
一トレッドゴム組成を有する従来タイヤに比してトレッ
ド中央部の発熱が大きく、高速耐久性に劣る。そしてこ
のようなトレッドプロファイルと本願のトレッドゴム構
造とを併用することによって、実施例1、2、3、4に
示すように、操縦安定性を維持しつつ高速耐久性を向上
する。なお比較例5〜7に示すように、トレッドゴムを
1つのゴム組成で形成した時、高速耐久性と操縦安定性
との両立が困難なことがわかる。
【0064】又実施例5〜12に示すように、厚さ比t
a/tbが大なほど耐久性に優れるのがわかる。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】このように、本発明の空気入りタイヤ
は、ドライグリップ性能及び高速耐久性を損なうことな
く、ウエットグリップ性能を向上しかつ気柱共鳴による
タイヤ騒音を低減しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】ベルト層の他の例を示す断面図である。
【図3】トレッドパターンの一例を表す部分平面図であ
る。
【図4】縦溝の他の例を示すトレッドパターンの部分平
面図である。
【図5】中央部表面形状の他の例を示すタイヤの断面図
である。
【図6】中央部表面形状のさらに他の例を示すタイヤの
断面図である。
【図7】騒音試験の結果を示す線図である。
【図8】騒音試験の結果を示す線図である。
【図9】総溝巾比とコーナリングパワとの関係を示す線
図である。
【図10】総溝巾比とハイドロプレーニング発生速度と
の関係を示すグラフである。
【図11】本発明の一実施例のタイヤのトレッド接地面
を模式的に示す平面図である。
【図12】a、bとも溝底縁を説明する断面図である。
【図13】トレッドゴム構造の一例を示す断面図であ
る。
【図14】トレッドゴム構造の他の例を示す断面図であ
る。
【図15】トレッドゴム構造の他の例を示す断面図であ
る。
【図16】トレッドゴム構造の他の例を示す断面図であ
る。
【図17】トレッドゴム構造の他の例を示す断面図であ
る。
【図18】トレッドゴム構造の他の例を示す断面図であ
る。
【図19】損失正接の比tan δ2/tan δ1と高速耐久
性との関係を示す線図である。
【図20】従来タイヤのトレッドプロファイルを示す線
図である。
【図21】具体例で使用した従来タイヤのトレッドゴム
構造を示す断面図である。
【図22】具体例で使用した比較例タイヤのトレッドゴ
ム構造を示す断面図である。
【図23】具体例で使用した比較例タイヤのトレッドゴ
ム構造を示す断面図である。
【符号の説明】
7 縦溝 7a 内側の溝底縁 7b 外側の溝底縁 8 ショルダー部 9 中央部 9a 内の溝壁面 9b 中央接地面 10 ショルダー部の接地面間の仮想トレッド線 20 被覆ゴム層 22 第1のゴム組成物 23 第2のゴム組成物 25 第1のゴム部分 26 第2のゴム部分 29 境界線 30 ベースゴム 31 キャップゴム CL タイヤ赤道 T トレッド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60C 9/22 B60C 9/22 C 11/04 11/06 B

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部に実質的に円周方向に連続して
    延びるタイヤ赤道両側の2本の縦溝を設けることによっ
    て、前記トレッド部を該縦溝のタイヤ軸方向外側の溝底
    縁よりも外側の一対のショルダー部と縦溝のタイヤ軸方
    向内側の溝底縁間の中央部とに区分するとともに、 前記中央部は、タイヤ子午断面において、前記内側の溝
    底縁から半径方向外側に凸る曲線でタイヤ軸方向内側に
    のびる内の溝壁面とこの内の溝壁面間を滑らかに継ぐ中
    央接地面とからなる一連の凸曲線を用いた中央部表面を
    具え、 しかも中央部表面は、前記ショルダー部の接地面間を継
    ぐ仮想トレッド線に実質的に接するとともに、 前記トレッド部は、損失正接tan δ1が0.01〜0.
    35の第1のゴム組成物と、損失正接tan δ2が前記損
    失正接tan δ1の1.2倍以上かつ10倍以下の第2の
    ゴム組成物とを用いて形成され、 しかも前記中央部の少なくともベルト層側に前記第1の
    ゴム組成物を用いた第1のゴム部分を配するとともに、
    少なくとも1つのショルダー部の少なくともトレッド外
    面側に第2のゴム組成物を用いた第2のゴム部分を設
    け、 しかも前記ベルト層は、並列したコードをトッピングゴ
    ムにより被覆した複数のベルトプライ、又はベルトプラ
    イと、このベルトプライの最外側に位置するベルトプラ
    イの半径方向外側を覆ってタイヤ軸方向にのびる被覆ゴ
    ム層とからなることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記トレッド部は、タイヤ子午線断面にお
    いて、前記タイヤ赤道からタイヤ軸方向外側に隔てる位
    置でトレッド外面からベルト層に至る境界線を有し、 前記第1のゴム部分は境界線のタイヤ軸方向内方に配さ
    れ、境界線の外方には第2のゴム部分が配置されること
    により、中央部の少なくともベルト層側に第1のゴム部
    分を、ショルダー部の少なくともトレッド外面側に第2
    のゴム部分が配されることを特徴とする請求項1記載の
    空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記境界線は、前記縦溝の溝底面、ショル
    ダー部の外面、又は中央部の内の溝壁面の内の1つのト
    レッド外面を起点とすることを特徴とする請求項2記載
    の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】前記境界線は半径方向にのびることを特徴
    とする請求項3記載の空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】前記境界線はトレッド外面から半径方向内
    方に向かって、タイヤ赤道と離れる向き、又は近付く向
    きに傾くことを特徴とする請求項3記載の空気入りタイ
    ヤ。
  6. 【請求項6】前記トレッド部は、その中央部が、第1の
    ゴム部分であるベルト層側のベースゴムと、このベース
    ゴムを覆う第2のゴム部分であるキャップゴムとからな
    ることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】前記ベースゴムのタイヤ赤道におけるベル
    ト層からの厚さtaは、前記縦溝の溝底面におけるベル
    ト層からの全厚さtbよりも大であることを特徴とする
    請求項6記載の空気入りタイヤ。
  8. 【請求項8】前記トレッド部は、中央部、縦溝の溝底面
    およびショルダー部が、第1のゴム部分であるベルト層
    側のベースゴムと、このベースゴムを覆い第2のゴム部
    分であるキャップゴムとからなることを特徴とする請求
    項1記載の空気入りタイヤ。
  9. 【請求項9】前記ベースゴムのタイヤ赤道におけるベル
    ト層からの厚さtaは、前記縦溝の溝底におけるベルト
    層からの全厚さtbよりも大であることを特徴とする請
    求項8記載の空気入りタイヤ。
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